JP2004268612A - タイヤ空気圧監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ空気圧監視システムにおいて、タイヤ装着の空気圧データ送信装置のIDを自動的に簡易に登録することを可能とする。
【解決手段】空気圧データ送信装置2a、2b、2c、2dは、受信する制御信号に応じて制御され、ID信号と空気圧データ信号を送信する。コントロール・ユニット1は低周波発信機9、高周波受信機10、マイクロコンピュータ11、メモリ12を内蔵する。空気圧データ送信装置のIDを登録または確認する場合は、マイクロコンピュータ11は、1箇所の車輪位置を選択し、その車輪位置近くの低周波発信機アンテナ7から、選択した車輪位置のタイヤの空気圧データ送信装置にのみID信号の送信要求をし、車輪位置に対応してメモリ12に記憶して登録する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ空気圧監視システム、とくに複数のタイヤを個別に特定してその空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−103209号公報
タイヤ空気圧を検出する圧力スイッチと、この圧力スイッチにより変化する電磁的な共振回路とをタイヤ側に設け、この共振回路の共振状態を車体側に設けた装置により検出するタイヤ空気圧検出装置が従来から知られている。そして、各タイヤに装着された送信機の個別のID(識別コード)を、車内に設置されている受信機に登録させることで、個別のタイヤ毎のタイヤ圧力のモニタ結果、圧力スイッチの状態を判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば特許文献1には、従来のタイヤ空気圧監視システムのID登録方法が開示されている。
この例では、車体側に設けた装置のID登録スイッチをオン状態にして、作業者が登録しようとするタイヤの空気弁を操作してタイヤ内部の圧力を変化させることによって、タイヤに装着されている送信機にタイヤの内部圧力変化を検出させ、送信機からID信号と空気圧データ信号を強制的に送信させることで、IDを登録する。
【0004】
しかしながら、この方法では作業者が例えば左側前輪、左側後輪、右側前輪、右側後輪の順序で登録しようとするタイヤ毎の内部の圧力を変化させることで強制送信させてIDを登録する構成なので、タイヤの空気弁を一々操作する必要がある。
【0005】
さらに、登録したい送信機のIDが左側前輪、左側後輪、右側前輪、右側後輪のどのタイヤ位置に対応するのかを、メモリのID格納位置で対応させているため、特定車輪位置のタイヤを新品と交換またはタイヤの取り付け車輪位置の交換のような場合、作業者は送信機のIDとメモリのID格納位置の対応を確認する必要があった。
したがって、作業者が一々運転席の表示装置でメモリのID格納位置を確認してタイヤの空気弁を操作するという煩雑な手順であった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するために、作業者がタイヤ空気弁を操作するとか、タイヤ取り付け車輪位置とメモリのID格納位置を確認するなどの煩雑な手順が必要なく、ID登録が可能なタイヤ空気圧監視システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、各車輪のタイヤ毎に、検出した空気圧データを送信する第1の通信装置を備え、車体側に設置された第2の通信装置で空気圧データの信号を受信し、空気圧の異常の有無を判断し結果を表示する監視装置において、第1の通信装置は、第2の通信装置からの制御信号を受信する第1の受信手段と、制御信号に応じて、空気圧データの信号または第1の通信装置毎に固有の識別コードの信号を送信する第1の発信手段を有し、第2の通信装置は、第1の通信装置に制御信号を送信する第2の発信手段と、第1の通信装置からの空気圧データの信号と識別コードの信号を受信する第2の受信手段と、識別コードを記憶する記憶手段を有している。
さらに、第2の通信装置は、第1の発信手段の送信開始と送信停止を第2の発信手段を介して制御する制御手段を有し、第2の発信手段は、各車輪近くに設置された送信アンテナを有するものとした。
【0008】
【発明の効果】
本発明により、車体側に設置された第2の通信装置の制御手段は、車輪位置を1箇所選択し、選択した車輪位置近くに設置された第2の発信手段の送信アンテナを介して、選択した車輪位置のタイヤの第1の通信装置にのみ制御信号を送り、その第1の通信装置から信号を送信させることができる。
【0009】
その結果第2の通信装置は、1箇所の車輪位置の第1の通信装置のみから識別コードを含んだ送信データを受信し、その車輪位置を認識できる。したがって、各車輪位置のタイヤの第1の通信装置の識別コードを容易に車輪位置に対応させて、記憶手段に登録できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1、図2に基づいて説明する。
図1はスマート・キーレス(Smart−Keyless)システムと統合したタイヤ空気圧監視システムのブロック構成図である。図2はタイヤに装着された空気圧データ送信装置のブロック構成図である。
本実施の形態の特徴は、以下に詳述するように、スマート・キーレスシステムが車体側機器として低周波発信機と高周波受信機を搭載しているのを利用し、各タイヤの空気圧データ送信装置との通信にもスマート・キーレスシステムの車体側機器を使用するところにある。
【0011】
図1の(a)に示すように、前車輪21(21R、21L)、後車輪22(22R、22L)のタイヤの空気弁には、空気圧データ送信装置(TP:トランスポンダー)2(2a、2b、2c、2d)が装着されている。
車体側機器は、図1の(a)に示すように、車室に設置されたコントロール・ユニット1、前部ドア23R、23L、後部ドア24R、24Lおよびトランク25の各々に設けられたスイッチ6とから構成される。
【0012】
コントロール・ユニット1は、低周波発信機(LF)9、高周波受信機(RF)10、マイクロコンピュータ(CPU)11、メモリ12を内蔵し、表示装置3を備えている。
また低周波発信機9は、各車輪位置近くに送信アンテナを有しており、具体的には前部ドア23R、23L、後部ドア24R、24Lに低周波発信機アンテナ7を配置している。他に車室とトランク25の各々にも低周波発信機アンテナ5、7を有している。低周波発信機9は、これらの全てのアンテナから同時に送信するか、または特定のアンテナだけから送信することが選択可能である。
【0013】
高周波受信機10は高周波受信機アンテナ8を有している。
低周波発信機9、高周波受信機10およびメモリ12はマイクロコンピュータ11に接続している。さらに、各スイッチ6はマイクロコンピュータ11に接続している。
図1の(b)に示すスマート・キーレスシステムの搭乗者が保持するカード30は低周波受信機(LF受信機)31と高周波発信機(RF発信機)32を内蔵している。
【0014】
空気圧データ送信装置2は、図2に示すようにタイヤ空気圧を測定する空気圧センサ16、空気圧データを数百MHz程度の周波数の電波で送信する高周波発信機(RF発信機)14を内蔵している。
また、この空気圧データ送信装置2は、外部から送信される数百kHz程度の周波数の制御信号の電波を受信する低周波受信機(LF受信機)15と、制御信号に応じて高周波発信機14の送信を制御するマイクロコンピュータ17を内蔵している。
高周波発信機14、低周波受信機15および空気圧センサ16は、マイクロコンピュータ17に接続している。
【0015】
なお、空気圧データ送信装置2は、前述の低周波受信機15、高周波発信機14、マイクロコンピュータ17の電源として、図示しない電池を内蔵している。
マイクロコンピュータ17は、低周波受信機15で受信した制御信号に応じて、空気圧センサ16の信号をデジタル化した信号と各空気圧データ送信装置2に固有のID(識別コード)をセットにして、高周波発信機14を介して送信したり、IDのみを送信したり、送信を停止する。
空気圧データとIDのセットの送信は、一定時間毎に送信するのが通常の送信モードであるが、所定値以上の空気圧変化を検出した場合には、その時点で空気圧データとIDを送信する。
【0016】
コントロール・ユニット1のマイクロコンピュータ11は空気圧データ送信装置2への送信開始指令または送信停止指令を、低周波発信機9を介して数百kHz程度の電波で送信する。
また、マイクロコンピュータ11は空気圧データ送信装置2からのID信号、空気圧データ信号を、高周波受信機10を介して受信し、受信信号が自車両の空気圧データ送信装置2からのものか判別し、自車両の信号の場合は各タイヤの空気圧に異常がないかどうかなどの判断をする。
【0017】
さらに、自車両の空気圧データ送信装置2のIDの登録または確認のモードでは、各タイヤのIDがメモリ12に記憶されているかどうか、つまり登録されているかどうかを判別し、登録されていない場合はメモリ12にIDを記憶する。
メモリ12は不揮発性メモリで例えばEEPROMとする。
マイクロコンピュータ11は、通常のタイヤ空気圧監視モードでは、個々の車輪のタイヤの空気圧を表示装置3に表示させる。タイヤ空気圧に異常がある場合、ID登録の確認結果に異常がある場合は、異常の内容を、当該車輪位置とともに表示装置3に表示させる。
【0018】
スマート・キーレスシステムとして機能する場合は、搭乗者が任意のドアまたはトランクのスイッチ6を操作すると、マイクロコンピュータ11は操作されたスイッチ6の場所を検出して当該のドアまたはトランクに設けられた低周波発信機アンテナ7からカード30に対してカードIDの送信要求信号を送信する。これに対し、カード30は低周波受信機31でIDの送信要求信号を受信し、カードID情報を、高周波発信機32から数百MHz程度の電波で発信する。
【0019】
高周波受信機10は、カード30からのカードID信号の電波を受信し、そのIDをマイクロコンピュータ11に入力する。マイクロコンピュータ11は、カードIDが車両に事前に登録されてメモリ12に記憶されている搭乗者のカードIDと一致するかどうかを判定する。一致する場合は当該前部ドア23R、23L、または後部ドア24R、24Lまたはトランク25のロック装置に開錠信号を出力し、開錠する。
【0020】
図3は空気圧データ送信装置のIDの登録または確認を行う全体の流れを示すフローチャートであり、図4は個々のタイヤの空気圧データ送信装置のIDの登録または確認の流れを示す詳細なフローチャートである。
ここでは一般乗用車を例に取り、既に工場出荷段階では各タイヤの空気圧データ送信装置2のIDの初期登録が完了しているものとして話を進める。
なお、フローチャート中では、空気圧データ送信装置2をTP(トランスポンダー)で省略表記する。
【0021】
搭乗者が乗車し、イグニッション・スイッチをオン操作することで、IDの登録または確認のモードが開始する。
ステップ101では、マイクロコンピュータ11は、空気圧データ送信装置(TP)2のID登録または確認処理の初期化として、登録/確認処理繰り返しカウンタNをゼロリセットする。
ステップ102では、マイクロコンピュータ11は、登録/確認処理繰り返し毎の初期化として各車輪位置M(M=1〜4)のID登録または確認済みフラッグFLAG(M)をゼロリセットする。
【0022】
ステップ103では、マイクロコンピュータ11は、右前輪(M=1)の空気圧データ送信装置2aのIDの登録または確認を行う。なお、車輪位置Mに対応するタイヤの空気圧データ送信装置2のIDが登録または確認できたときは、FLAG(M)=1となる。
ステップ104では、左前輪(M=2)の空気圧データ送信装置2bのIDの登録または確認を行う。
【0023】
同様に、ステップ105、106では、右後輪(M=3)、左後輪(M=4)の空気圧データ送信装置2c、2dのIDの登録または確認を行う。
ステップ107では、登録/確認繰り返しカウンタNに1を加算する。
ステップ108では、4箇所の車輪位置の空気圧データ送信装置2のIDが確認されたかどうかをチェックする。
【0024】
つまり、M=1〜4に対してそれぞれFLAG(M)=1であり、記憶されたIDが全て異なる場合、4個のIDが確認されたと判断する。
一箇所の車輪位置のタイヤの空気圧データ送信装置2でもIDが確認できない場合はステップ109に進む。全ての車輪位置の空気圧データ送信装置2のIDが確認できた場合は、ステップ111に進む。
【0025】
ステップ109では、登録/確認繰り返しカウンタNが所定の上限値NLを超えたかどうか判定する。超えた場合はステップ110に進み、IDの登録または確認作業の繰り返しを打ち切る。超えていない場合はステップ102に戻り繰り返す。
なお、登録/確認繰り返しカウントNの上限は2程度でよく、この繰り返しは軽度の空気圧データ送信装置2とコントロール・ユニット1との通信トラブルで、いずれかの空気圧データ送信装置2のIDが確認できなかった場合にも、確実にIDの確認を完了させるためのものである。
【0026】
ステップ110では、エラー処理として、当該の車輪位置Mのタイヤの空気圧データ送信装置2のIDを確認できないことを表示装置3に表示する。
ステップ110の後、ステップ111に進む。
ステップ111では、登録/確認繰り返しカウンタNをゼロリセットする。
ステップ112では、全車輪の空気圧データ送信装置2へ送信開始を要求し、通常の空気圧監視のモードに移行し、空気圧データ送信装置2のID登録または確認処理を終了する。
これ以降、後述のID登録または確認作業の中で送信停止を指令されていた空気圧データ送信装置2も通常のタイヤ空気圧監視のための送信を開始する。
【0027】
次に、ステップ103から106の各ステップにおけるタイヤの空気圧データ送信装置のIDの登録または確認作業の詳細を、図4のフローチャートで説明する。
ここでは右後輪22R位置(M=3)のタイヤの空気圧データ送信装置2cのIDを登録または確認しようとしているとする。
ステップ201では、マイクロコンピュータ11は、低周波発信機9から全車輪位置の空気圧データ送信装置2へ、すべての低周波発信機アンテナ7を介して空気圧データとIDの送信停止の信号を送信する。
【0028】
これは、各空気圧データ送信装置2からの送信電波は、すべて高周波受信機アンテナ8で受信されているため、各空気圧データ送信装置2が送信状態であると、車輪位置との対応が1対1に取れないためである。
ステップ202では、マイクロコンピュータ11は、低周波発信機9を制御して右後輪22Rに近い右後部ドア24Rの低周波発信機アンテナ7から空気圧データ送信装置2cへ、空気圧データとIDを送信するよう送信開始の信号を送信する。
これによって、空気圧データ送信装置2cのみが、通常の手順で空気圧データとIDの送信を開始する。高周波受信機10が、空気圧データ送信装置2cからの空気圧データ信号とID信号を受信し、その信号をマイクロコンピュータ11に入力する。
【0029】
ステップ203では、マイクロコンピュータ11は、空気圧データ送信装置2cからの空気圧データと一緒に送信されるIDが、過去に登録されて記憶されている車輪位置M=3に対応するIDと一致するかどうかチェックする。
一致する場合はステップ212に進み、FLAG(3)=1とし、この車輪位置(M=3)の空気圧データ送信装置2cのIDの登録または確認処理を終了する。
一致しない場合はステップ204へ進む。
【0030】
ステップ204では、低周波発信機9のすべての低周波発信機アンテナ7から全車輪の空気圧データ送信装置2へ、空気圧データとIDの送信を停止させるための送信停止の信号を送信する。ここでは、空気圧データ送信装置2cへの送信停止要求だけでよいが、念のため全車輪の空気圧データ送信装置2に送信停止要求をする。
ステップ205では、右後部ドア22Rの低周波発信機アンテナ7から空気圧データ送信装置2cへ、ID送信要求の信号を送信する。
【0031】
ステップ206では、タイマーのカウントをスタートする。このタイマーは、所定の時間Tmax以内に、例えば2〜3秒以内にIDの受信を完了したか判断させて、次の車輪位置の空気圧データ送信装置2のIDの登録または確認を行うためである。
IDの送信要求に応えて、空気圧データ送信装置2cのみがIDの送信を行い、高周波受信機10で受信し、マイクロコンピュータ11に入力する。ステップ206の後、ステップ207に進む。
【0032】
ステップ207では、空気圧データ送信装置2cからIDを受信したかどうかをチェックする。IDを受信できた場合はステップ209に進む。
IDを受信できない場合は、ステップ208に進み、タイマーが所定時間Tmax内であれば、ステップ207に戻る。タイマーが所定時間Tmax以上であれば、ステップ211に進む。
【0033】
ステップ209では、受信した空気圧データ送信装置2cのIDがメモリ12に記憶されている車輪位置M(=3)に対応するIDと一致、不一致に関係なく、メモリ12のM=3の車輪位置に対応させて記憶登録する。
ステップ210では、FLAG(3)=1とする。ステップ210の後ステップ211に進む。
ステップ211では、タイマーをリセットして車輪位置M(=3)の空気圧データ送信装置2のIDの登録または確認処理を終了する。
【0034】
空気圧データ送信装置2cのIDが受信できずにタイマーの時間制限Tmaxに達したときは、FLAG(3)=0のままであり、図3のフローチャートのステップ108において、車輪位置M=3の空気圧データ送信装置2cのIDが確認されていないことが検出されて、IDの登録/確認繰り返しが実行される。
【0035】
なお、図4のフローチャートで、ステップ203において、車輪位置に対応してメモリ12に記憶されているIDと受信したIDが一致する場合にも、受信したIDを車輪位置Mに対応するように上書き記憶して、FLAG(M)=1とした上で、登録または確認処理を終了してもよい。
【0036】
以上の説明では、既に工場出荷段階では各車輪位置のタイヤの空気圧データ送信装置2のIDの初期登録が完了しているとして説明したが、工場での新車出荷段階で空気圧データ送信装置2のIDを始めて登録する場合は、別の手順を使用してもよい。
例えば、表示装置3に、新車出荷段階の「初期ID登録」と購入後の「ID登録/確認」用の選択スイッチを設ける。
【0037】
そして、初期ID登録時には「初期ID登録」を選択して、前述の図3および図4のフローチャートにおいて、図4のステップ201、202、203、204およびステップ212を削除した手順で行う。この別個の手順をマイクロコンピュータ11に実行させることによってより、初期ID登録時に短時間に4車輪位置全ての空気圧データ送信装置2のIDを登録する。
購入者がタイヤ交換後にその空気圧データ送信装置2のIDを登録または確認する場合は「ID登録/確認」を選択して、図3、図4の通りのフローチャートに従ってマイクロコンピュータ11に実行させる。
【0038】
さらに、実施の形態における、通常の空気圧データの送信モードにおける空気圧データ送信装置の内蔵電池の寿命を延ばす制御について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
コントロール・ユニット1のマイクロコンピュータ11には、図1に示すように車速センサ33が接続されている。
マイクロコンピュータ11は、イグニッション・スイッチをオン操作することで前述の図3のフローチャートに示すように、全車輪の空気圧データ送信装置2のID登録または確認作業を完了し、その後ステップ112において、全車輪の空気圧データ送信装置2に、通常の空気圧監視モードで送信するように送信開始要求をする。
【0039】
ステップ301は、前述のステップ112に対応するものである。
ステップ302では、マイクロコンピュータ11は、受信したID信号と空気圧データ信号のセットを、自車両のものかどうか、またどの車輪位置のものか識別コードで判別して、自車両の空気圧データ送信装置2からの信号の空気圧に対して、所定の設定範囲に入っているかどうか判断する。
所定の設定範囲を逸脱している場合は、その車輪位置と空気圧異常を表示装置3に表示する。
ステップ303では、車速センサからの車速信号により所定速度VA未満例えば車速が5km/h未満であれば、ステップ304に進み、そうでないならばステップ302に戻る。
【0040】
ステップ304では、全車輪の空気圧データ送信装置2へ、低周波発信機9から空気圧データとIDの送信を停止させる。
これによって、アイドリング中およびイグニッション・スイッチのオフ状態での空気圧データ送信装置2内蔵の電池の消耗を抑制できる。
ステップ305では、車速がVBを越えたとき、例えば15km/hを越えたとき、ステップ301に戻って全車輪の空気圧データ送信装置2へ、通常の空気圧監視モードで送信するように送信開始要求をする。
【0041】
これにより、アイドリング状態で通常の空気圧監視が停止した後、走行が再開されると空気圧監視が再開される。
また、車両を停止してイグニッション・スイッチをオフにする前には、自動的に全車輪の空気圧データ送信装置2の送信停止が実施される。
【0042】
本実施の形態の空気圧データ送信装置2は本発明の第1の通信装置を、コントロール・ユニット1は第2の通信装置を構成する。
特に高周波発信機14は本発明の第1の発信手段を、低周波受信機15は第1の受信手段を、低周波発信機9は第2の発信手段を、高周波受信機10は第2の受信手段を、メモリ12は記憶手段を、車速センサ33は車速検出手段を構成する。
さらにフローチャートにおけるステップ101から112、ステップ201から212、およびステップ301から305は本発明の制御手段を構成する。
【0043】
以上のように本実施の形態によれば、新車出荷段階の空気圧データ送信装置2の初期ID登録の場合も、車両購入後のタイヤ交換時の空気圧データ送信装置2のID登録または確認の場合も、車輪位置に近いドア内蔵の低周波発信機アンテナ7を介して個別に各タイヤの空気圧データ送信装置2にIDの送信を要求し、ID登録または確認をするので、車輪位置毎にIDの登録または確認を容易にできる。
この時、所定のシーケンスに従って各車輪位置毎にIDを送信させるので、自動的に車輪位置とタイヤの空気圧データ送信装置2のIDが対応するようにメモリに記憶でき、操作者による車輪位置の確認等の煩雑な手順が不要である。
【0044】
また、コントロール・ユニット1は、車速によって空気圧データ送信装置2からの空気圧データの送信を開始または停止させることができるので、空気圧データ送信装置2内蔵の電池の消耗を抑制できる。
【0045】
さらに、本実施の形態では、空気圧データ送信装置2を制御するコントロール・ユニット1は、スマート・キーレスシステムで使用されている車体側機器を利用し、特に各車輪のタイヤに近い位置の低周波発信機アンテナ7としてスマート・キーレスシステムの各ドアに内蔵の低周波発信機アンテナ7を使用しているので、マイクロコンピュータ11のプログラミングの変更だけで容易に実現できる。その結果コスト的にも安価なタイヤ空気圧監視システムが実現できる。
【0046】
なお、本実施の形態の空気圧データ送信装置2に制御信号を送信する低周波発信機アンテナ7は、スマート・キーレスシステムで使用されている各ドアに内蔵のものとしたが、より各車輪のタイヤに接近させた位置に別個の低周波発信機アンテナ7を設けてもよい。
これによって、空気圧データ送信装置2に送信する電波の強度を出来るだけ弱くして、所望のタイヤに装着の空気圧データ送信装置2だけからID信号を送信させて、他の車輪位置のタイヤの空気圧データ送信装置2からは送信させないように確実に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のタイヤ空気圧監視システムのブロック構成を示す図である。
【図2】空気圧データ送信装置のブロック構成を示す図である。
【図3】タイヤ空気圧監視システムの制御の流れを説明するフローチャートである。
【図4】ID登録または確認の流れを詳細に説明するフローチャートである。
【図5】空気圧データ送信装置の車速による送信開始、停止の制御の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 コントロール・ユニット
2a、2b、2c、2d 空気圧データ送信装置
3 表示装置
5、7 低周波発信機アンテナ
6 スイッチ
8 高周波受信機アンテナ
9 低周波発信機
10 高周波受信機
11 マイクロコンピュータ
12 メモリ
14、32 高周波発信機
15、31 低周波受信機
16 空気圧センサ
17 マイクロコンピュータ
21L 左前輪
21R 右前輪
22L 左後輪
22R 右後輪
23L、23R 前部ドア
24L、24R 後部ドア
25 トランク
30 カード
33 車速センサ

Claims (5)

  1. 各車輪のタイヤ毎に、検出した空気圧データを送信する第1の通信装置を備え、車体側に設置された第2の通信装置で前記空気圧データの信号を受信し、空気圧の異常の有無を判断し結果を表示する監視装置において、
    前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置からの制御信号を受信する第1の受信手段と、前記制御信号に応じて、前記空気圧データの信号または前記第1の通信装置毎に固有の識別コードの信号を送信する第1の発信手段を有し、
    前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置に前記制御信号を送信する第2の発信手段と、前記第1の通信装置からの空気圧データの信号と識別コードの信号を受信する第2の受信手段と、前記識別コードを記憶する記憶手段を有し、
    さらに、前記第2の通信装置は、前記第1の発信手段の送信開始と送信停止を前記第2の発信手段を介して制御する制御手段を有し、
    前記第2の発信手段は、各車輪近くに設置された送信アンテナを有することを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  2. 前記第2の通信装置は、前記第2の発信手段の送信アンテナから個別に制御信号を送信し、前記送信アンテナに近い車輪位置のタイヤの前記第1の通信装置に送信を開始させることによって、前記識別コードを受信して、前記記憶手段に車輪位置に対応させて記憶することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  3. 前記第2の通信装置は、受信した前記識別コードと、前記記憶手段に車輪位置に対応させて記憶されている識別コードとを比較し、記憶されている識別コードと異なる場合は、再度前記識別コードを受信し直し車輪位置に対応させて前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  4. 前記第2の通信装置は、前記第2の発信手段と第2の受信手段をキーレスシステムと共用し、第2の発信手段の送信アンテナは車両の各ドアに設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  5. 前記第2の通信装置は、さらに車速検出手段を有し、
    車速が所定値以下の場合は、前記第2の発信手段の送信アンテナを通じて制御信号を送信し、前記第1の通信装置からの送信を停止させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
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