JP4192789B2 - 車両のタイヤ状態監視システム - Google Patents

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本発明は、車両に搭載された複数のタイヤの状態(空気圧等)をそれぞれ検出して無線で送信する複数の検出装置と、各検出装置から送信信号を受信することにより各タイヤのタイヤ状態を監視する監視装置とからなる車両のタイヤ状態監視システムに関する。
従来より、空気注入タイプのタイヤを備えた車両において、走行時の安全性を高めるために、車両に搭載されたタイヤ毎に、空気圧や温度等のタイヤ状態を検出してその検出結果を無線にて送信する検出装置を組み込み、その検出装置からの送信信号を車載器である監視装置側で受信することにより、各タイヤの状態を自動で監視できるようにしたタイヤ状態監視システムが知られている。
このタイヤ状態監視システムとしては、一般に、タイヤ内の検出装置が各々周期的に起動してタイヤ情報を送信するように構成されたものが知られているが、この種のシステムでは、監視装置の動作状態にかかわらず検出装置が個々に動作するので、検出装置の電力消費量が不必要に大きくなり、タイヤ内に容量の大きな電池を組み込まなければならないとか、各検出装置から検出結果が同時に送信されて、監視装置側で各検出装置からの検出結果を復元できないことがある、といった問題があった。
そこで、こうした問題を防止するために、監視装置と検出装置とに送受信機能を付与し、監視装置がタイヤ状態を監視する際には、監視装置側から、各検出装置毎に設定された識別符号の一つを起動信号として送信することで、その識別符号に対応した特定の検出装置を選択的に起動させるようにした監視システムも提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
そして、この提案のタイヤ状態監視システムによれば、監視装置側で、車両に搭載された複数の検出装置のいずれか一つを選択的に起動させ、その検出装置が組み込まれたタイヤの状態を検出することができることから、各タイヤ内の検出装置の動作時間を必要最小限に抑えて、タイヤ内に組み込まれた電池の消耗を抑制することができ、しかも、各検出装置が同時に動作するのを防止できる。
特開平8−244423号公報
しかしながら、上記提案のタイヤ状態監視システムは、監視装置が起動信号を送信することによってタイヤ内の検出装置を起動させるものであるため、このタイヤ状態監視システムを搭載した車両が複数接近して存在するような場合には、特定の車両の監視装置が起動信号を送信した際に、その車両のタイヤ内の検出装置だけでなく、他車両の検出装置も起動してしまい、監視装置側では、複数の検出装置からの送信信号が混信して、自車両のタイヤ状態を監視することができなくなってしまう、という問題が生じる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、空気圧等のタイヤ状態を検出して検出結果を監視装置に送信する検出装置をタイヤ内に組み込み、監視装置側から検出装置に起動用の信号を送信することで検出装置を起動させるようにした車両のタイヤ状態監視システムにおいて、監視装置が起動用の信号を送信した際に、自車両と他車両の検出装置が起動して、各検出装置からの送信信号が混信するのを防止することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明のタイヤ状態監視システムにおいては、監視装置が、監視対象となるタイヤに組み込まれた検出装置に対して、各タイヤ毎に設定されたタイヤ識別情報の一つと当該車両固有の車両識別情報を含む検出要求信号を無線にて送信する。すると、その検出要求信号を受信した検出装置が、その検出要求信号に含まれる車両識別情報及びタイヤ識別情報が、それぞれ、当該検出装置に予め登録された車両識別情報及びタイヤ識別情報と一致しているか否かを判断して、各識別情報が一致している場合に、タイヤの空気圧を含むタイヤ状態を検出して、その検出結果を送信する。そして、監視装置は、その検出装置から送信された検出結果を受信することで、車両の各タイヤのタイヤ状態を監視し、監視結果(具体的にはタイヤ状態の異常等)を乗員に報知する。
従って、本発明のタイヤ状態監視システムによれば、検出装置が、他の車両の監視装置から送信された検出要求信号を受信することによって、タイヤ状態の検出及び送信を行うようなことはなく、監視装置が送信した検出要求信号に応答してくる検出装置を、自車両の検出装置に制限することができる。
よって、本発明によれば、監視装置側で自車両のタイヤ状態を良好に監視することができる。また、検出装置は、他車両の監視装置からの検出要求信号によってタイヤ状態の検出等を行うことがないので、検出装置の電力消費量を抑制することができる。
また、監視装置が各検出装置に対して車両識別情報だけを付与した検出要求信号を送信することにより、タイヤ内の検出装置を起動させるようにすると、監視装置が送信した検出要求信号が自車両の複数の検出装置に同時に届き、各検出装置が同時に検出動作を開始して、検出結果を同時に送信し、各検出装置からの送信信号が混信して、監視装置側で各検出装置による検出結果を復元できなくなることが考えられる。
しかし、本発明では、監視装置は、検出要求信号を送信する際に、車両識別情報に加えて、各タイヤ毎に設定されたタイヤ識別情報の一つを送信し、検出装置は、検出要求信号に含まれる車両識別情報及びタイヤ識別情報が予め設定された識別情報と一致している場合に限って、タイヤ状態の検出及びその検出結果の送信を行うことから、監視装置側では、その検出結果を受信することにより、車両に搭載された各タイヤの状態を、各タイヤ毎に確実に監視することができるようになり、複数の検出装置から検出結果が同時に送信されて、その送信信号が混信するのを防止することができる。
また、本発明のタイヤ状態監視システムにおいて、こうした混信の問題を防止するには、監視装置が各検出装置に検出要求信号を送信するのに用いる送信手段を各検出装置(換言すれば各タイヤ)の近傍にそれぞれ配置して、各送信手段から送信された検出要求信号が各送信手段近傍に配置された検出装置にだけ届くように各送信手段の送信電力を設定し、監視装置が各検出装置に検出要求信号を送信する際には、その信号を送信するのに使用する送信手段を選択的に切り換えるように構成することによって、そのとき監視対象となっている検出装置にだけ検出要求信号が届くようにするとよい。
そして、このように各タイヤの近傍に送信手段を配置し、監視装置が、監視対象となるタイヤの近傍に位置する送信手段から検出要求信号を送信させるようにする場合には、監視装置及び検出装置を、請求項に記載のように構成するとよい。
すなわち、請求項に記載のタイヤ状態監視システムにおいて、監視装置は、検出要求信号の送信を、まず車両識別情報を含む起動信号を送信し、その後、検出装置からの応答信号を受信すると、前記タイヤ識別情報を送信することにより行う。
また、各検出装置は、監視装置からの起動信号を受信することにより起動して、起動信号と共に監視装置から送信されてきた車両識別情報が予め登録された車両識別情報と一致しているか否かを判断し、車両識別情報が一致している場合に、監視装置に応答信号を送信し、その後、監視装置から送信されてきたタイヤ識別情報を受信すると、その受信したタイヤ識別情報が予め登録されたタイヤ識別情報と一致しているか否かを判断して、タイヤ識別情報が一致している場合に、タイヤ状態の検出及び検出結果の送信を行う。
このため、請求項に記載のタイヤ状態監視システムによれば、監視装置は、起動信号を送信してから、応答信号を受信できない場合に、監視装置と検出装置との間の通信異常を判断することもできる。
次に、本発明(請求項1)のタイヤ状態検出システムによれば、タイヤ識別情報で特定される各タイヤの位置を監視装置側に予め登録しておけば、監視装置側で、検出要求信号の送信後に取得したタイヤ状態が、車両に搭載された複数のタイヤの何れのタイヤ状態であるかを識別することができるようになる。
但し、車両(特に自動車)におけるタイヤの位置は、タイヤの摩耗状態等に応じて使用者により変更される(所謂ローテーション)ことから、上記のように、監視装置側で、タイヤ識別情報に基づき車両に搭載された各タイヤの位置を把握できるようにするには、そのための情報を自動で更新できるようにすることが望ましい。
そして、このようにするには、監視装置に、各タイヤの近傍にそれぞれ配置された複数の送信手段と、予め設定された所定条件下で、各送信手段毎に、当該送信手段から車両に搭載された各タイヤのタイヤ識別情報を順に送信させて、その後、該タイヤ識別情報に対応する検出装置から応答があったか否かを判定することにより、各送信手段の近傍に位置するタイヤのタイヤ識別情報を特定するタイヤ位置特定手段と、を設け、監視装置が各タイヤのタイヤ状態を監視する際には、タイヤ位置特定手段により特定された各送信手段の位置とタイヤ識別情報との関係に基づき、各タイヤのタイヤ識別情報を含む検出要求信号を、そのタイヤ識別情報に対応する送信手段を介して送信することで、各タイヤのタイヤ状態を順に監視するようにするとよい。
つまり、このようにすれば、監視装置側で把握しているタイヤ識別情報とタイヤ位置(換言すれば送信手段の位置)との関係が、タイヤのローテーションによって実際のタイヤの配置とは異なるものとなったとしても、タイヤ位置特定手段の動作によって、その関係が実際のタイヤの配置に対応したものに更新されることから、監視装置側では、複数の送信手段を利用して、各タイヤ毎にそのタイヤ状態を監視し、タイヤ状態に異常が生じた場合には、その異常が発生したタイヤを特定して、乗員に報知することができるようになる。
以下に本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明が適用された実施例のタイヤ状態監視システム(以下単に監視システムともいう)全体の構成を表す説明図である。
図1に示す如く、本実施例の監視システムは、車両2の前後左右の車輪(左前輪:FL、右前輪:FR、左後輪:RL、右後輪:RR)を構成する空気注入タイプのチューブレスタイヤ(以下単にタイヤという)4FL,4FR,4LR,4RRの内部に組み込まれた検出装置10FL,10FR,10RL,10RRを備える。
各検出装置10FL〜10RRは、各タイヤ4FL〜4RR内の空気圧等(本実施例では空気圧と温度)を検出し、その検出結果を、極超短波(UHF)帯のRF信号(例えば、周波数315MHzの信号)を利用して、無線にて車体側の監視装置40に送信するよう構成されている。
また、車体側で各タイヤ4FL〜4RRの近傍には、本発明の送信手段として、各タイヤ4FL〜4RR内の検出装置10FL〜10RRに対して長波(LF)帯の信号(例えば、周波数135kHzの信号)を送信することで、各検出装置10FL〜10RRへの給電並びに各検出装置10FL〜10RRの起動を行う送信機30FL〜30RRが配置されており、各検出装置10FL〜10RRは、各送信機30FL〜30RRからの送信信号を受けて起動し、空気圧等の検出結果を監視装置40に送信する。
なお、各送信機30FL〜30RRからの送信電力は、LF信号が各送信機30FL〜30RRに対応した検出装置10FL〜10RRにのみ届く程度に設定されており(図1に二点鎖線で示すLF通信エリア参照)、各検出装置10FL〜10RRからのRF信号の送信電力は、RF信号が監視装置40側の受信アンテナ42に届いて、監視装置40側でタイヤ状態の検出結果(検出データ)を復元できる程度に設定されている。
一方、監視装置40は、送信機30FL〜30RRを介して、各検出装置10FL〜10RRに個々に検出要求信号を送信することで、各検出装置10FL〜10RRを起動させ、その後、起動した検出装置10FL〜10RRから送信されてくるRF信号を受信アンテナ42で受信し、その受信信号を復調することにより、各タイヤ4FL〜4FRのタイヤ状態(空気圧、温度等)を監視し、その監視結果を、運転席近傍に設けられた報知装置60に出力することで、タイヤ状態を乗員に報知する。
なお、報知装置60は、タイヤ状態表示用の表示装置と、タイヤ状態の異常時にその旨を音で報知するブザー,スピーカ等の警報装置とから構成され、タイヤ状態が正常のときには、その旨を表示装置に表示し、タイヤ状態の異常時には、異常が発生したタイヤを表示装置に識別表示させると共に、警報装置から警報音を発生させる。
次に、検出装置10FL〜10RR、送信機30FL〜30RR、及び、監視装置40は、夫々、図2に示す如く構成されている。なお、各車輪毎に設けられた検出装置10FL〜10RR及び送信機30FL〜30RRは、それぞれ、同一構成であることから、図2には一つの検出装置10と一つの送信機30とを記載し、以下の説明においては、各車輪毎の検出装置10FL〜10RRを総称して検出装置10といい、各車輪毎の送信機30FL〜30RRを総称して送信機30ということとする。
図2に示すように、検出装置10には、送信機30からの送信電波(LF信号)を受信する受信アンテナ12と、受信アンテナ12からの受信信号を整流して図示しない蓄電用のコンデンサを充電し、そのコンデンサに充電された電力により直流定電圧を生成して検出装置10の内部回路に供給する電源回路14と、受信アンテナ12からの受信信号に含まれる情報を復元する受信回路16と、タイヤ4内の空気圧を検出する圧力センサ22と、タイヤ4内の温度を検出する温度センサ24と、これら各センサ22、24にて検出された空気圧や温度のデータを、タイヤ状態を表す検出信号(RF信号)として、送信アンテナ26から送信する送信回路28と、受信回路16にて復元された情報に基づき、監視装置40から当該検出装置10に対するタイヤ状態の検出要求が送信されてきたか否かを判断し、検出要求が送信されてきたと判断した場合に、圧力センサ22及び温度センサ24を介してタイヤ状態(空気圧及び温度)を検出し、その検出結果(検出データ)を送信回路28から送信させる制御回路20と、が備えられている。
制御回路20は、CPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータにて構成されており、当該監視システムを搭載した車両固有の識別情報(車両識別情報:以下、車両IDともいう)や当該検出装置10が組み込まれたタイヤ固有の識別情報(タイヤ識別情報:以下、センサIDともいう)が予め記憶された不揮発性のメモリであるEEPROM20aを備えている。そして、制御回路20は、このEEPROM20aに登録された各識別情報に基づき、監視装置40から当該検出装置10に対するタイヤ状態の検出要求が送信されてきたか否かを判断する。
また、タイヤ状態の検出データを送信するのに使用される送信回路28は、検出データをUHF帯のRF信号として送信するものであるため、UHF帯の搬送波を発生する局部発振器と、この局部発振器が発生した搬送波を制御回路20からの出力データ(検出結果)に従い変調する変調回路とから構成されており、この変調回路にて搬送波を変調したRF信号を、送信アンテナ26から送信させる。
また、送信アンテナ26は、監視装置40側の受信アンテナ42と同様、UHF帯(例えば315MHz)の信号を送受信可能なアンテナにて構成されており、受信アンテナ12は、送信機30から送信されたLF信号を受信するために、コンデンサとコイルとの共振を利用してLF信号を受信する共振アンテナにて構成されている。
なお、受信回路16、制御回路20、送信回路28等、検出装置10の内部回路は、全て、電源回路14にて生成された直流定電圧を受けて動作するようにされており、検出装置10が設けられたタイヤ4内には、検出装置10への給電用の電池は設けられていない。これに対し、送信機30及び監視装置40は、所謂車載器であることから、車両に搭載された車載バッテリから電源供給を受けて動作する。
次に、送信機30は、検出装置10内の受信アンテナ12と同様にコンデンサとコイルとを用いて構成された送信アンテナ32と、監視装置40から出力された送信データに従い送信アンテナ32を駆動する(換言すれば共振させる)駆動回路34とから構成されている。
また、監視装置40には、各車輪毎の送信機30(詳しくは30FL〜30RR)に対して、それぞれ、送信データを出力するための複数(本実施例では前後左右の車輪用の4個)のインターフェイス回路(以下、I/F回路という)46と、これら各I/F回路46を介して、各送信機30に順次送信データを出力することで、各送信機30から対応する検出装置10に検出要求信号を送信させる制御回路50と、検出装置10から送信されたRF信号を受信アンテナ42を介して受信し、検出装置10が送信してきたタイヤ状態の検出データを復元する受信回路44とが備えられている。
制御回路50は、検出装置10内の制御回路20と同様、CPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータにて構成されており、当該監視システムを搭載した車両の車両IDや、当該監視システムを構成している各検出装置10毎に付与されたセンサID、或いは、センサIDとセンサIDに対応するタイヤ4の位置との関係を表すタイヤ位置データ、等が予め記憶された不揮発性のメモリであるEEPROM50aを備えている。
そして、制御回路50は、各検出装置10に検出要求信号を送信する際には、EEPROM50から、車両IDと検出対象となっているタイヤ4のセンサID及びそのタイヤ4の位置を読み込み、その読み込んだタイヤ位置に配置されている送信機30から、車両IDとセンサIDとを順次送信させることによって、検出対象となっているタイヤ4内の検出装置10に対して検出要求信号を送信させる。
また、検出要求信号の送信後、検出データを送信してきた検出装置10からの送信信号(RF信号)が受信アンテナ42で受信され、その検出データが受信回路44にて復元されると、制御回路50は、その復元された検出データを取り込み、報知装置60に出力することで、タイヤ状態を乗員に報知させる。
次に、このように監視装置40内の制御回路50が車両に搭載された各タイヤの状態を監視するために実行するタイヤ状態監視処理、及び、この処理に連動して検出装置10内の制御回路20にて実行される検出データ送信処理を、図3に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
なお、図3に示すタイヤ状態監視処理は、各検出装置10FL〜10RR毎に順次実行される処理であり、検出データ送信処理は、そのタイヤ状態監視処理により起動された一つの検出装置10にて実行される処理である。
図3に示す如く、監視装置40がタイヤ状態監視処理を開始すると、まずステップ110(以下、ステップをSと記載する)にて、現在監視対象となっているタイヤ4の近傍に配置された送信機(以下、監視対象送信機という)30から、検出装置10側で電源回路14が電源電圧を生成して内部回路を動作させるのに必要な時間、無変調のLF信号を起動信号として連続的に送信させ、その後、監視対象送信機30に車両IDに応じた2値信号を出力することで、監視対象送信機30から車両IDを送信させる。
すると、監視対象送信機30の近傍に位置するタイヤ4内の検出装置10においては、電源回路14が、監視対象送信機30からの起動信号によって電源電圧を生成し始め、制御回路20が、検出データ送信処理を開始する。そして、この検出データ送信処理では、まずS210にて、監視装置40側から送信されてきた車両IDを受信回路16から取り込み、その車両IDが、EEPROM20a内に記憶されている車両IDと一致しているか否かを判断し、車両IDが一致していなければ、そのまま処理を終了し、車両IDが一致していれば、送信回路28から返信用のACK信号を送信させる。
このため、監視装置40側では、S110にて起動信号及び車両IDを送信した後は、S120に移行して、所定時間の間、受信回路44にて検出装置10からのACK信号が受信されたか否かを判断することにより、監視対象送信機30近傍の検出装置10からACK信号が送信されてくるのを待ち、受信回路44にて検出装置10からのACK信号が受信されたと判断すると、続くS130に移行して、今度は、現在監視対象となっているタイヤ4(延いては検出装置10)を特定するセンサIDをEEPROM50aから読み込み、このセンサIDを監視対象送信機30から送信させる。
なお、センサIDは、各タイヤ4毎に付与された識別情報であるが、上記S130の処理にて、監視対象となっているタイヤ4内の検出装置10のセンサIDを特定できるように、EEPROM50aには、タイヤ位置(FL,FR,…)とセンサID(A,B,…)との関係を表す図4(a)に示す如きタイヤ位置データが、予め記憶されている。
次に、検出装置10側では、上記のようにS220にて送信回路28からACK信号を送信させた後は、監視装置40側からセンサIDが送信されてくるので、続くS230に移行して、所定時間の間、監視装置40側から送信機30を介して送信されてくるセンサIDを受信する受信処理を実行し、S240にて、この受信処理にて受信したセンサIDは、EEPROM20a内に記憶されているセンサIDと一致しているか否かを判断する。
そして、S240にて、センサIDが一致していないと判断されると、そのまま処理を終了し、センサIDが一致していると判断されると、S250に移行して、圧力センサ22及び温度センサ24を用いてタイヤ4内の空気圧及び温度を検出し、その検出データに送信用のヘッダを付与して送信回路28に出力することで、送信回路28から検出データを送信させる。
このため、監視装置40側では、S130にてセンサIDを送信した後は、S140に移行して、所定時間の間、受信回路44にて検出データが受信されたか否かを判断することにより、受信回路44にて検出データが受信されるのを待ち、受信回路44にて検出データが受信されたと判断すると、続くS150に移行して、その受信データに基づきタイヤの異常(空気圧低下、温度上昇等)を判定し、S160にて、受信データ及びタイヤの異常判定結果を報知装置60に出力することで、報知装置60に対してタイヤ状態を報知させる。
なお、監視装置40側の制御回路50は、S120にてACK信号を受信できないと判断した場合や、S140にて検出データを受信できないと判断した場合は、何らかの通信異常が生じているものと判断して、当該タイヤ状態監視処理を一旦終了し、次に監視対象となるタイヤ4に対するタイヤ状態監視処理を開始する。また、監視装置40側の制御回路50は、S160にて、今回の受信・判定結果を報知装置60に出力した後も、タイヤ状態監視処理を一旦終了し、次に監視対象となるタイヤ4に対するタイヤ状態監視処理を開始する。
以上のように、本実施例の監視システムにおいては、各タイヤ4FL〜4RR内の検出装置10FL〜10RRに対応して、送信機30FL〜30RRが設けられており、監視装置40は、図4(b)に示す如く、その送信機30FL〜30RRの中から選択した送信機30から、起動信号と車両IDとを送信させることにより、そのとき監視対象となっている自車両の(換言すれば車両IDが一致した)タイヤ4内の検出装置10を起動させる。
また、監視装置40は、起動信号と車両IDの送信により起動した自車両の検出装置10からACK信号が送信されてくると、今度は、監視対象となっているタイヤ4内の検出装置10に予め設定されているセンサIDを送信し、検出装置10は、ACK信号の送信後に自身に付与されているセンサIDを受信したときに、所定のヘッダを付けて検出データを送信する。
従って、本実施例の監視システムによれば、監視装置40側から検出要求信号として送信した起動信号にて起動し、車両ID及びセンサIDがそれぞれ予め記憶されたIDと一致した検出装置10だけが、監視装置40に対して検出データを送信することになり、各検出装置10は、他車両の監視装置40から送信された起動信号やノイズによってACK信号や検出データを送信することはない。よって、本実施例によれば、監視装置40側で自車両のタイヤ状態を良好に監視することができる。
また、検出装置10は、送信機30からの送信信号(起動信号)を用いて電源電圧を生成するように構成されているため、給電用の電池をタイヤ4内に組み込む必要がなく、しかも、監視装置40は、各検出装置10を必要なときにだけ動作させるので、各検出装置10の動作を必要最小限に抑えて、各検出装置10への給電に伴い消費される車載バッテリの電力消費量を抑制することができる。
ところで、本実施例の監視システムにおいては、監視装置40内のEEPROM50aに、各タイヤ4毎の識別情報であるセンサIDと各タイヤ4の位置との関係を表すタイヤ位置データを予め記憶しておくことで、監視装置40内の制御回路50が、このタイヤ位置データに基づき、車両における各検出装置10の位置を把握して、各検出装置10に起動信号等を送信するのに用いる送信機30を選択したり、空気圧や温度に異常が生じたタイヤの位置を特定することができるようにされている。
しかし、周知のように車両におけるタイヤ4の位置は、所謂ローテーションによって変更されることから、車両の出荷時等に、監視装置40内のEEPROM50aに正確なタイヤ位置データが格納されていても、車両の出荷後にタイヤ位置データと実際のタイヤ位置と一致しなくなることがある。
そこで、本実施例の監視システムにおいては、車両のエンジンの始動に伴い監視装置40が起動された直後に、監視装置40内の制御回路50が図5に示すタイヤ位置登録処理を実行して、EEPROM50a内のタイヤ位置データを更新するようにされている。
以下、このタイヤ位置登録処理について説明する。なお、このタイヤ位置登録処理は、本発明のタイヤ位置特定手段としての機能を実現するための処理である。
図5に示す如く、このタイヤ位置登録処理では、まずステップ310にて、車両における各タイヤ4の配置位置の一つ(例えば、左前輪:FL)を、センサIDの登録対象位置として選択し、続くS320にて、その登録対象位置に対応する送信機30(例えば、送信機30FL)から起動信号及び車両IDを送信させる。
そして、続くS330では、起動信号及び車両IDの送信に伴い受信回路44にてACK信号が受信されたか否かを判断することにより、登録対象位置近傍の検出装置10からACK信号が送信されてくるのを待ち、受信回路44にてACK信号が受信されたと判断すると、S340に移行する。
S340では、車両に搭載された各タイヤ4毎に設定されている全てのセンサIDの中から、当該タイヤ位置登録処理開始後に特定のタイヤ位置のセンサIDとして登録されていない、位置未登録のセンサIDを取得する。そして、続くS350では、S340で取得した位置未登録センサIDの中から、登録対象位置の送信機30からまだ送信していないセンサIDを選択し、その選択したセンサIDを、登録対象位置の送信機30から送信させ、続くS360にて、このセンサIDの送信に伴い受信回路44にて検出データが受信されたか否かを判断する。
つまり、登録対象位置の送信機30近傍に、S350にて選択・送信したセンサIDが付与された検出装置10が存在すれば、その検出装置10から検出データが送信されてくることから、S360では、受信回路44にて、検出装置10から送信された検出データが受信されたか否かを判断することにより、登録対象位置近傍に、S350にて選択したセンサIDが存在するか否かを判定するのである。
そして、S360にて、検出装置10からの検出データが受信されたと判断された場合には、S370に移行して、S350で選択・送信したセンサIDを、現在の登録対象位置でのセンサIDの登録候補としてメモリ(RAM)に記憶した後、S380に移行し、S360にて、検出装置10からの検出データは受信されていないと判断された場合には、そのままS380に移行する。
次に、S380では、S350の処理にて、S340で取得した全てのセンサIDを送信したか否かを判断し、全てのセンサIDを送信していなければ、再度S350に移行して、未送信のセンサIDを送信させ、全てのセンサIDを送信していれば、続くS390に移行する。
そして、S390では、S370の処理にて現在の登録対象位置でのセンサIDの登録候補としてメモリに記憶したセンサID(記憶ID)は1個であるか複数であるかを判定し、記憶IDが1個であれば、S400にて、その記憶IDを、現在の登録対象位置に配置されているタイヤ4(換言すれば検出装置10)のセンサIDとして、EEPROM50a内に登録した後、S420に移行し、逆に、記憶IDは複数あると判定された際には、現在の登録対象位置に配置されている検出装置10のセンサIDを特定できないので、そのままS420に移行する。
次に、S420では、上記S320〜S400の一連の処理を、車両における各タイヤ4の配置位置の全て(つまり、全登録対象位置)に対して行ったか否かを判断する。そして、S420にて、全登録対象位置に対する処理を終了していないと判断されると、S430にて、センサIDの登録対象位置を、上記S320〜S400の一連の処理を実行していないタイヤの配置位置に変更した後、S320に移行し、逆に、S420にて、全登録対象位置に対する処理を終了したと判断されると、S440に移行する。
また次に、S440では、センサID未登録の登録対象位置が存在するか否か、つまり、登録対象位置に対する登録候補としてメモリに記憶されたセンサIDが複数個あり、S400の処理にてセンサIDが登録されなかった登録対象位置があるか否かを判断する。
そして、S440にて、センサID未登録の登録対象位置が存在しないと判断された場合には、全登録対象位置に対してセンサIDが登録されているので、当該処理をそのまま終了し、逆にS440にて、センサID未登録の登録対象位置が存在すると判断された場合には、S450に移行して、EEPROM50aに既に位置登録されたセンサID(登録済みID)と、センサID未登録の登録対象位置におけるセンサIDの登録候補としてメモリに記憶されているセンサIDとに基づき、センサID未登録の登録対象位置におけるセンサIDを決定し、EEPROM50a内に登録した後、当該処理を終了する。
このように、本実施例の監視システムにおいては、監視装置40内の制御回路50が、自身の起動直後にタイヤ位置登録処理を実行することにより、EEPROM50a内のタイヤ位置データを更新するようにされている。
従って、本実施例の監視システムによれば、車両における各タイヤ4の位置がローテーションによって変更されたとしても、その位置変化に応じて、EEPROM50a内のタイヤ位置データを更新して、各タイヤ4のタイヤ状態を常に正確に監視することができるようになる。
なお、図5に示したタイヤ位置登録処理において、S440、S450の処理は、登録対象位置に配置されている送信機30から未登録のセンサIDを順に送信した際に検出データを返信してきた検出装置10が複数存在する場合に実行される処理であるが、本実施例ように、車両の前後左右にそれぞれ1個のタイヤ4が配置されており、各タイヤ4毎に送信機30が配置されている場合には、送信機30からの送信信号が複数の検出装置10に届く可能性は極めて少なく、また、送信機30からの送信信号が複数の検出装置10に届く問題が生じるのは、複数の送信機30の内の一つの送信電力が、何らかの原因で設計時よりも著しく増加したときである。
このため、S450においては、センサID未登録の登録対象位置で登録候補となっている複数のセンサIDの中から、既にEEPROM50a内に位置登録されているセンサIDを除去するようにすれば、センサID未登録の登録対象位置に対して登録すべきセンサIDを決定できることになる。
但し、例えば、本実施例の車両において、車両後部のトランクルームに収納されたスペアタイヤ内にも検出装置10が組み込まれており、そのスペアタイヤの収納部近傍に送信機30を配置したような場合には、監視装置40内のEEPROM50aには、図4に点線で示すように、スペアタイヤとその識別情報であるセンサID(E)とが関連づけて記憶されることになるが、この場合、タイヤ位置登録処理を実行すると、S340〜S380の一連の処理によって、左右の後輪及びスペアタイヤのセンサIDを探索する際に、送信機30からの送信信号が複数のタイヤ4に届き、各タイヤ4内の検出装置10から検出データが送信されることが考えられる。
そこで、このような監視システムでは、S450を実行する際、センサID未登録の登録対象位置が複数存在することになるので、S450では、これら各登録対象位置に対応した各送信機30からの送信信号を受信可能なタイヤ位置を予め登録しておき、その登録情報と各登録対象位置で実際に取得したセンサIDの種別とに基づき、各タイヤ位置に対応したセンサIDを決定するようにすればよい。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、検出装置10に、LF信号受信用の受信アンテナ12とUHF帯のRF信号送信用の送信アンテナ26を設け、監視装置40に、LF信号送信用の送信アンテナ32とUHF帯のRF信号受信用の受信アンテナ42とをそれぞれ設け、これら各送・受信アンテナを利用して、検出装置10から監視装置40への検出データの送信にはUHF帯のRF信号を利用し、監視装置40から検出装置10への検出要求信号の送信には、検出装置10への給電が可能なLF帯のLF信号を利用するものとして説明したが、検出装置10から監視装置40への検出データの送信にも、LF信号を利用するようにしてもよい。
つまり、図6に示す如く、各検出装置10には、上記実施例の送信回路28及び送信アンテナ26に代えて、受信アンテナ12を駆動することにより受信アンテナ12から検出データを送信させる駆動回路29を設け、各検出装置10の近傍には、送信機30に代えて、送信アンテナ32を介してLF信号を送受信可能な送受信機31を設け、更に、監視装置40には、上記実施例の受信アンテナ42及び受信回路44に代えて、送受信機31内に設けられた受信信号増幅用の増幅回路36からの受信信号を処理して検出データを復元する受信回路48を設けることで、検出装置10と監視装置40との間のデータの送受信を、全て、送受信機31を介して、LF信号を用いて行うようにしてもよい。
一方、上記実施例では、監視装置40側で、自車両に搭載された複数の検出装置10から、タイヤ位置を把握しつつ各タイヤ4のタイヤ状態を表す検出データを取得できるようにするために、監視装置40から各検出装置10には、各検出装置10近傍に配置した送信機を介して、起動信号と車両IDとセンサIDとからなる検出要求信号を送信するものとして説明したが、この検出要求信号を送信することにより、タイヤ位置が既知の特定の検出装置10から検出データを送信させるには、必ずしも、各検出装置10毎(換言すれば各タイヤ4毎)に送信機30を設ける必要はなく、受信アンテナ42を送信アンテナとしても利用することにより、受信アンテナ42から検出要求信号を送信するようにしてもよい。
但し、この場合、受信アンテナ42にて送受信可能な信号の周波数はUHF帯であることから、検出要求信号にもUHF帯の信号を使用する必要がある。また、この場合、UFH帯のRF信号では、検出装置10に給電できないことから、検出装置10には、電池を内蔵する必要がある。
また次に、上記実施例では、各検出装置10毎にセンサIDを付与し、監視装置40側から各検出装置10に検出要求信号を送信する際には、その検出要求信号に検出装置10固有のセンサID(タイヤ識別情報)を付与することで、所望の場所に配置されたタイヤ4の検出装置10から検出データを送信させるものとして説明したが、上記実施例のように、各検出装置10の近傍に、各検出装置10専用の送信機30を設ける場合は、各送信機30の送信電力や送信アンテナの指向特性の調整、送信信号の周波数の設定、等によって各検出装置10と各送信機30とを一対一に対応させれば、各検出装置10毎にセンサIDを付与することなく、特定の場所に配置された検出装置10から検出データを取得することができる。
実施例の監視システム全体の構成を表す説明図である。 検出装置、送信機、及び監視装置の構成を表すブロック図である。 タイヤ状態監視のために監視装置及び検出装置にてそれぞれ実行されるタイヤ状態監視処理及び検出データ送信処理を表すフローチャートである。 監視装置に記憶されたタイヤ位置データ及び監視装置−検出装置間での送受信データを表す説明図である。 図4のタイヤ位置データを更新するために監視装置にて実行されるタイヤ位置登録処理を表すフローチャートである。 監視システムの他の構成例を表すブロック図である。
符号の説明
4…タイヤ、10…検出装置、12…受信アンテナ(LF)、14…電源回路、16…受信回路、20…制御回路、20a…EEPROM、22…圧力センサ、24…温度センサ、26…送信アンテナ(RF)、28…送信回路、29…駆動回路、30…送信機、31…送受信機、32…送信アンテナ(LF)、34…駆動回路、36…増幅回路、40…監視装置、42…受信アンテナ(RF)、44,48…受信回路、50…制御回路、50a…EEPROM、60…報知装置。

Claims (2)

  1. 車両の複数のタイヤ内にそれぞれ組み込まれ、少なくとも各タイヤの空気圧を含むタイヤ状態を検出して、該検出結果を無線にて送信する複数の検出装置と、
    車両に搭載され、前記各検出装置から送信された検出結果を受信することにより前記各タイヤのタイヤ状態を監視し、該監視結果を乗員に報知する監視装置と、
    を備えた車両のタイヤ状態監視システムであって、
    前記監視装置は、前記各検出装置に対して、前記各タイヤ毎に設定されたタイヤ識別情報の一つと当該車両固有の車両識別情報を含む検出要求信号を無線にて送信し、その後、前記各検出装置から送信されてくる検出結果を受信することにより、前記各タイヤのタイヤ状態を監視し、
    前記各検出装置は、前記監視装置から送信された検出要求信号を受信した際には、前記車両識別情報及び前記タイヤ識別情報が、それぞれ、当該検出装置に予め登録された車両識別情報及びタイヤ識別情報と一致しているか否かを判断して、各識別情報が共に一致している場合に、前記タイヤ状態の検出及び該検出結果の送信を行うことを特徴とすると共に、更に、
    前記監視装置は、前記各タイヤの近傍にそれぞれ配置された複数の送信手段を備え、各タイヤのタイヤ状態を監視する際には、対象となるタイヤの近傍に位置する送信手段から前記検出要求信号を送信させ、しかも、該検出要求信号の送信は、まず前記車両識別情報を含む起動信号を送信し、その後、検出装置からの応答信号を受信すると、前記タイヤ識別情報を送信することにより行い、
    前記各検出装置は、前記監視装置からの起動信号を受信することにより起動して、該起動信号と共に前記監視装置から送信されてきた車両識別情報が予め登録された車両識別情報と一致しているか否かを判断し、車両識別情報が一致している場合に、前記監視装置に応答信号を送信し、その後、前記監視装置から送信されてきたタイヤ識別情報を受信すると、該タイヤ識別情報が予め登録されたタイヤ識別情報と一致しているか否かを判断して、タイヤ識別情報が一致している場合に、前記タイヤ状態の検出及び検出結果の送信を行うことを特徴とする車両のタイヤ状態監視システム。
  2. 前記監視装置は、
    前記各タイヤの近傍にそれぞれ配置された複数の送信手段と、
    予め設定された所定条件下で、前記各送信手段毎に、当該送信手段から車両に搭載された各タイヤのタイヤ識別情報を順に送信させて、その後、該タイヤ識別情報に対応する検出装置から応答があったか否かを判定することにより、前記各送信手段の近傍に位置するタイヤのタイヤ識別情報を特定するタイヤ位置特定手段と、
    を備え、前記タイヤ状態の監視時には、前記タイヤ位置特定手段により特定された前記各送信手段の位置とタイヤ識別情報との関係に基づき、前記各タイヤのタイヤ識別情報を含む検出要求信号を、該タイヤ識別情報に対応する送信手段を介して順次送信することで、各タイヤのタイヤ状態を各々監視することを特徴とする請求項1に記載の車両のタイヤ状態監視システム。
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