JP6569125B2 - タイヤ空気圧監視システム、監視装置及び検出装置 - Google Patents

タイヤ空気圧監視システム、監視装置及び検出装置 Download PDF

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Description

本発明はタイヤ空気圧監視システム、並びに該タイヤ空気圧監視システムを構成する監視装置及び検出装置に関する。
車両に設けられたタイヤの空気圧を検出し、検出した空気圧が異常であった場合、使用者に警告等を発するタイヤ空気圧監視システム(TPMS : Tire Pressure Monitoring System)がある。タイヤ空気圧監視システムは、各タイヤに設けられた検出装置と、車体に配された監視装置とを備える。検出装置は、タイヤの空気圧を検出し、検出して得られた空気圧情報及び自身のセンサ識別子を含む空気圧信号をUHF帯の電波を用いて無線送信する。監視装置は、各検出装置から送信される空気圧信号を受信し、受信した空気圧信号に基づいて各タイヤの空気圧を監視する。監視装置は、タイヤが設けられる各タイヤ位置と、各タイヤに設けられた検出装置のセンサ識別子との対応関係を記憶しているため、いずれのタイヤに空気圧異常があるかを認識することができる。監視装置は、タイヤの空気圧に異常があった場合、当該タイヤの空気圧異常をインジケータに表示して警告を発する。
ところで、4つのタイヤの摩耗状態を均一にするために、車両に設けられたタイヤの位置を相互に交換するタイヤローテーションが一般的に行われている。タイヤの位置が変更された場合、監視装置は、4つのタイヤ位置と、識別子との対応関係を更新する必要がある。
特許文献1には、タイヤローテーションが行われた際、センサ識別子の更新登録を自動的に行うことができるタイヤ空気圧監視システムが開示されている。監視装置には、各タイヤの近傍にそれぞれ配された複数のLF(Low Frequency)送信アンテナが接続されている。監視装置は、イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に変化した際、各タイヤ位置にある検出装置へ、センサ識別子の送信を要求する要求信号を送信する。検出装置は、要求信号を受信すると、自身のセンサ識別子を監視装置へ返信する。監視装置は、検出装置から送信されたセンサ識別子が、既登録のセンサ識別子のいずれかであることを確認した上で、対応するタイヤ位置に関連付けて登録する。このように、特許文献1に係るタイヤ空気圧監視システムによれば、タイヤローテーションが行われた場合であっても、各タイヤ位置と、センサ識別子との対応関係を更新することができる。
特許文献2には、各タイヤの近傍にそれぞれ配された複数のLF送信アンテナから、各タイヤの検出装置に起動信号を送信し、起動した検出装置から送信される空気圧信号を受信するLFイニシエータ方式のタイヤ空気圧監視システムが開示されている。特に特許文献2に係る監視装置は、車両に固有の車両識別子と共に起動信号を検出装置へ送信する。検出装置は、自身が設けられる車両に固有の車両識別子を記憶しており、起動信号と共に送信された車両識別子と、自身が記憶する車両識別子とが一致した場合、応答信号を監視装置へ送信する。監視装置は、応答信号を受信すると、監視対象のタイヤ位置に対応付けられたセンサ識別子を検出装置へ送信する。検出装置は、監視装置から送信されたセンサ識別子を受信し、自身のセンサ識別子と照合し、一致していると判定した場合、空気圧信号を監視装置へ送信する。このように構成された特許文献2に係るタイヤ空気圧監視システムによれば、自車両及び他車両の検出装置が同時に起動して各検出装置から送信される信号が混信することを防止することができる。
特開2004−058964号公報 特開2005−193861号公報
しかしながら、特許文献1に係るタイヤ空気圧監視システムにおいては、イグニッションスイッチがオン状態になった際、タイヤの空気圧情報を取得して表示する前に、センサ識別子の更新登録処理を実行する構成であるため、空気圧情報の表示に不要な遅延が生ずるという問題がある。なお、イグニッションスイッチがオフ状態になった際に、センサ識別子の更新登録を行う例も開示されているが、オフ時にタイヤローテーションが行われた場合、イグニッションスイッチがオン時に、更新登録前の誤った空気圧情報が表示されるおそれがある。
また、イグニッションスイッチがオンになる都度、センサ識別子の更新登録処理を行うため、タイヤローテーションが行われていない場合、検出装置の電池が無駄に消費されるという問題がある。
特許文献2に係るタイヤ空気圧監視システムにおいては、車両識別子及びセンサ識別子の照合を行っており、空気圧情報の表示に不要な遅延が生ずるという問題がある。また、車両識別子の照合結果を応答信号にて通知する構成であるため、検出装置の消費電力が増大するという問題がある。
本発明の目的は、各タイヤの空気圧情報を速やかに出力すると共に、必要に応じてセンサ識別子の更新登録を行うことができ、更新登録に係る不要な消費電力を抑えることもできるタイヤ空気圧監視システム、監視装置及び検出装置を提供することにある。
本態様に係るタイヤ空気圧監視システムは、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報を含む応答信号を無線送信する複数の検出装置と、該検出装置から送信された前記応答信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムであって、前記監視装置は、前記複数のタイヤがそれぞれ設けられる複数のタイヤ位置と、該複数のタイヤ位置の各タイヤに設けられた前記検出装置の識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、前記複数のタイヤ位置へ、各タイヤ位置に対応付けて前記記憶部が記憶している識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号をそれぞれ送信する第1要求信号送信部とを備え、前記検出装置は、前記第1の要求信号を受信する要求信号受信部と、該要求信号受信部にて受信した前記第1の要求信号に含まれる識別子と、自身の前記識別子とが一致している場合、応答信号を送信する応答信号送信部とを備え、更に、前記監視装置は、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信する応答信号受信部と、前記第1の要求信号に応じて、該要求信号に含まれる前記識別子に対応する前記検出装置から送信される前記応答信号の受信の有無を判定する判定部と、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信していないと判定された場合、該要求信号に応じた前記応答信号が送信されなかった前記タイヤ位置へ、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部とを備え、前記検出装置の前記応答信号送信部は、前記要求信号受信部が前記第2の要求信号を受信した場合、少なくとも自身の前記識別子を含む応答信号を送信するようにしてあり、前記監視装置は、前記応答信号受信部が前記第2の要求信号に応じた前記応答信号を受信した場合、前記第2の要求信号が送信された前記タイヤ位置と、前記応答信号に含まれる前記識別子とを対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部とを備えるタイヤ空気圧監視システム。
本態様に係る監視装置は、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報を含む応答信号を無線送信する複数の検出装置から送信された該応答信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置であって、前記複数のタイヤがそれぞれ設けられる複数のタイヤ位置と、該複数のタイヤ位置の各タイヤに設けられた前記検出装置の識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、前記複数のタイヤ位置へ、各タイヤ位置に対応付けて前記記憶部が記憶している識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号をそれぞれ送信する第1要求信号送信部と、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信する応答信号受信部と、前記第1の要求信号に応じて、該要求信号に含まれる前記識別子に対応する前記検出装置から送信される前記応答信号の受信の有無を判定する判定部と、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信していないと判定された場合、該要求信号に応じた前記応答信号が送信されなかった前記タイヤ位置へ、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部と、前記第2の要求信号に応じて前記検出装置から送信され、該検出装置の前記識別子を含む応答信号を、前記応答信号受信部が受信した場合、前記第2の要求信号が送信された前記タイヤ位置と、前記応答信号に含まれる前記識別子とを対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部とを備える。
本態様に係る検出装置は、車両のタイヤに設けられ、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する第1の要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報及び自身の識別子を含む応答信号を無線送信する検出装置であって、前記識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号を受信する要求信号受信部と、該要求信号受信部にて受信した前記第1の要求信号に含まれる識別子と、自身の前記識別子とが一致している場合、応答信号を送信する応答信号送信部とを備え、前記応答信号送信部は、前記要求信号受信部が、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を受信した場合、少なくとも自身の前記識別子を含む応答信号を送信するようにしてある。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備えるタイヤ空気圧監視システム並びに監視装置及び検出装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとするタイヤ空気圧監視方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、タイヤ空気圧監視システム、検出装置又は監視装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、タイヤ空気圧監視システム又は監視装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、各タイヤの空気圧情報を速やかに出力すると共に、必要に応じてセンサ識別子の更新登録を行うことができ、更新登録に係る不要な消費電力を抑えることもできるタイヤ空気圧監視システム、並びに監視装置及び検出装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの一構成例を示す概念図である。 監視装置の一構成例を示すブロック図である。 センサ識別子テーブルの一例を示す概念図である。 検出装置の一構成例を示すブロック図である。 監視装置の処理手順を示すフローチャートである。 監視装置の処理手順を示すフローチャートである。 検出装置の処理手順を示すフローチャートである。 タイヤローテーション及び検出装置の交換が行われてないときの各タイヤ位置と、センサ識別子との対応関係を示す概念図である。 タイヤローテーション及び検出装置の交換が行われてないときの処理内容を示す図表である。 タイヤローテーションが行われたときの各タイヤ位置と、センサ識別子との対応関係を示す概念図である。 タイヤローテーションが行われたときの処理内容を示す図表である。 検出装置の交換が行われたときの各タイヤ位置と、センサ識別子との対応関係を示す概念図である。 検出装置の交換が行われたときの処理内容を示す図表である。 センサ識別子が登録されていない車両出荷時における処理内容を示す図表である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本態様に係るタイヤ空気圧監視システムは、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報を含む応答信号を無線送信する複数の検出装置と、該検出装置から送信された前記応答信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムであって、前記監視装置は、前記複数のタイヤがそれぞれ設けられる複数のタイヤ位置と、該複数のタイヤ位置の各タイヤに設けられた前記検出装置の識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、前記複数のタイヤ位置へ、各タイヤ位置に対応付けて前記記憶部が記憶している識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号をそれぞれ送信する第1要求信号送信部とを備え、前記検出装置は、前記第1の要求信号を受信する要求信号受信部と、該要求信号受信部にて受信した前記第1の要求信号に含まれる識別子と、自身の前記識別子とが一致している場合、応答信号を送信する応答信号送信部とを備え、更に、前記監視装置は、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信する応答信号受信部と、前記第1の要求信号に応じて、該要求信号に含まれる前記識別子に対応する前記検出装置から送信される前記応答信号の受信の有無を判定する判定部と、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信していないと判定された場合、該要求信号に応じた前記応答信号が送信されなかった前記タイヤ位置へ、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部とを備え、前記検出装置の前記応答信号送信部は、前記要求信号受信部が前記第2の要求信号を受信した場合、少なくとも自身の前記識別子を含む応答信号を送信するようにしてあり、前記監視装置は、前記応答信号受信部が前記第2の要求信号に応じた前記応答信号を受信した場合、前記第2の要求信号が送信された前記タイヤ位置と、前記応答信号に含まれる前記識別子とを対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部とを備えるタイヤ空気圧監視システム。
本態様にあっては、監視装置の記憶部が複数のタイヤ位置と、各タイヤ位置にある検出装置の識別子とを対応付けて記憶している。本態様に係る監視装置は、所定のタイミングで各検出装置を起動させ、各タイヤの空気圧情報を取得して空気圧情報を出力すると共に、記憶部が記憶する識別子の更新を行う。所定のタイミングは、例えばイグニッションスイッチがオフ状態からオン状態になるタイミングである。具体的には、監視装置は、所定のタイミングにおいて、識別子を含み、空気圧情報を要求する第1の要求信号を各タイヤ位置へ局所的に送信する。第1の要求信号に含まれる識別子は、該第1の要求信号が送信されるタイヤ位置に対応付けて記憶部が記憶している識別子である。検出装置は、第1の要求信号が送信された場合、第1の要求信号に含まれる識別子と、自身の識別子とを照合し、一致した場合、空気圧を検出して得られる空気圧情報を含む応答信号を監視装置へ送信する。そして、監視装置は、各タイヤ位置へ送信した第1の要求信号に対応する応答信号を問題なく受信できた場合、受信した応答信号に含まれる空気圧情報を出力する。従って、タイヤローテーションが行われていない場合、監視装置は、速やかに各タイヤの空気圧情報を出力することができる。
各タイヤ位置へ送信した第1の要求信号を送信したにも拘わらず、該第1の要求信号に応じた応答信号が送信されなかったタイヤ位置がある場合、タイヤローテーション等が行われている可能性がある。この場合、監視装置は、記憶部が記憶する識別子の更新を行う。具体的には、監視装置は、応答信号が送信されなかったタイヤ位置へ、識別子を要求する第2の要求信号を送信する。そして、第2の要求信号に応じて送信された応答信号を受信できた場合、監視装置は、該応答信号に含まれる識別子と、第2の要求信号の送信先に係るタイヤ位置に対応付けて記憶部に記憶させる。つまり、記憶部が記憶するタイヤ位置及び識別子の対応関係を更新することができる。
以上の通り、本態様によれば、所定のタイミングで空気圧情報を速やかに出力することができ、必要に応じて記憶部が記憶する識別子を更新することができる。
(2)一の前記タイヤ位置へ送信する前記第2の要求信号は、前記記憶部が記憶している前記識別子のうち、前記一のタイヤ位置へ送信した前記第1の要求信号に含まれる前記識別子と異なる他の識別子を含み、前記検出装置の前記応答信号送信部は、前記第2の要求信号に含まれる前記他の識別子と、自身の前記識別子とが一致している場合、自身の前記識別子を含む応答信号を送信する構成が好ましい。
本態様によれば、監視装置は、第1の要求信号に応じた応答信号が送信されなかったタイヤ位置がある場合、記憶部が記憶する他の識別子を含む第2の要求信号を送信する。検出装置は、第2の要求信号に含まれる識別子と、自身の識別子が一致した場合、応答信号を送信する。監視装置は、第2の要求信号に応じて送信された応答信号を受信できた場合、該応答信号に含まれる識別子と、第2の要求信号の送信先に係るタイヤ位置に対応付けて記憶部に記憶させる。つまり、記憶部が記憶するタイヤ位置及び識別子の対応関係を更新することができる。
従って、監視装置は、検出装置から識別子を強制的に送信させる構成に比べて、想定しない他の検出装置から識別子が送信される可能性を低減させることができ、記憶部が記憶するタイヤ位置及び識別子の対応関係を誤り無く更新することができる。
(3)前記第2の要求信号は、前記複数のタイヤ位置へ送信した前記第1の要求信号に応じて受信済みの前記応答信号に含まれる識別子を除き、前記記憶部が記憶している他の識別子を含む構成が好ましい。
本態様によれば、監視装置は、第1の要求信号に応じた応答信号が送信されなかったタイヤ位置がある場合、既に受信済みの応答信号に含まれる識別子を除き、記憶部が記憶している他の識別子を含む第2の要求信号を送信する。検出装置は、第2の要求信号に含まれる識別子と、自身の識別子が一致した場合、応答信号を送信する。監視装置は、第2の要求信号に応じて送信された応答信号を受信できた場合、該応答信号に含まれる識別子と、第2の要求信号の送信先に係るタイヤ位置に対応付けて記憶部に記憶させる。つまり、記憶部が記憶するタイヤ位置及び識別子の対応関係を更新することができる。
従って、監視装置は、検出装置から識別子を強制的に送信させる構成に比べて、想定しない他の検出装置から識別子が送信される可能性を低減させることができ、記憶部が記憶するタイヤ位置及び識別子の対応関係を誤り無く更新することができる。
また、監視装置は、各タイヤ位置のタイヤに設けられた検出装置の識別子を効率的に特定し、記憶部が記憶するタイヤ位置及び識別子の対応関係を更新することができる。
(4)前記第2の要求信号は、前記識別子の内容に拘わらず、前記検出装置の前記識別子を送信させる情報を含み、前記検出装置の前記応答信号送信部は、前記第2の要求信号が前記情報を含む場合、自身の前記識別子の内容に拘わらず、少なくとも自身の前記識別子を含む応答信号を送信する構成が好ましい。
本態様によれば、監視装置は、要求信号に応じた応答信号が送信されなかったタイヤ位置がある場合、識別子の内容に拘わらず強制的に識別子を送信させる情報を含む第2の要求信号を送信する。検出装置は、前記情報を含む第2の要求信号を受信した場合、自身の識別子の内容に拘わらず、自身の識別子を含む応答信号を送信する。そして、監視装置は、該応答信号に含まれる識別子を、第2の要求信号の送信先に係るタイヤ位置に対応付けて記憶部に記憶させる。つまり、識別子の更新を行う。
従って、検出装置又はタイヤの交換が行われたような場合であっても、各タイヤ位置にある検出装置の識別子を特定し、記憶部が記憶するタイヤ位置及び識別子の対応関係を更新することができる。
(5)本態様に係る監視装置は、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報を含む応答信号を無線送信する複数の検出装置から送信された該応答信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置であって、前記複数のタイヤがそれぞれ設けられる複数のタイヤ位置と、該複数のタイヤ位置の各タイヤに設けられた前記検出装置の識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、前記複数のタイヤ位置へ、各タイヤ位置に対応付けて前記記憶部が記憶している識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号をそれぞれ送信する第1要求信号送信部と、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信する応答信号受信部と、前記第1の要求信号に応じて、該要求信号に含まれる前記識別子に対応する前記検出装置から送信される前記応答信号の受信の有無を判定する判定部と、前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信していないと判定された場合、該要求信号に応じた前記応答信号が送信されなかった前記タイヤ位置へ、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部と、前記第2の要求信号に応じて前記検出装置から送信され、該検出装置の前記識別子を含む応答信号を、前記応答信号受信部が受信した場合、前記第2の要求信号が送信された前記タイヤ位置と、前記応答信号に含まれる前記識別子とを対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部とを備える。
本態様にあっては、監視装置は、態様(1)〜(4)に係るタイヤ空気圧監視システムを構成することができる。
(6)本態様に係る検出装置は、車両のタイヤに設けられ、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する第1の要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報及び自身の識別子を含む応答信号を無線送信する検出装置であって、前記識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号を受信する要求信号受信部と、該要求信号受信部にて受信した前記第1の要求信号に含まれる識別子と、自身の前記識別子とが一致している場合、応答信号を送信する応答信号送信部とを備え、前記応答信号送信部は、前記要求信号受信部が、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を受信した場合、少なくとも自身の前記識別子を含む応答信号を送信するようにしてある。
本態様にあっては、検出装置は、態様(5)に係るタイヤ空気圧監視システムを構成することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの一構成例を示す概念図である。本実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムは、車体の適宜箇所に設けられた監視装置1と、車両Cに設けられた複数のタイヤ3のホイールそれぞれに設けられた複数の検出装置2と、報知装置4とを備える。本実施形態のタイヤ空気圧監視システムでは、監視装置1が各検出装置2と無線通信を行うことにより、各タイヤ3の空気圧を取得し、報知装置4は取得した空気圧情報に応じた報知を行う。監視装置1には、各タイヤ3に対応する複数のLF送信アンテナ14aが接続されている。例えば、LF送信アンテナ14aは車両Cの右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置に設けられている。タイヤ位置は、タイヤハウス及びその周辺の位置であり、各LF送信アンテナ14aからそれぞれ送信される信号を、各タイヤ3に設けられた検出装置2が各別に受信できる位置である。
双方向通信方式において、監視装置1は、タイヤ3の空気圧情報を要求する要求信号を、各LF送信アンテナ14aからLF帯の電波により各検出装置2それぞれへ各別に送信する。要求信号には、送信先であるタイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2のセンサ識別子が含まれている。監視装置1は、各タイヤ位置と、該タイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2のセンサ識別子との関係を記憶している。検出装置2は、自身のセンサ識別子と同一のセンサ識別子を含む要求信号を受信した場合、タイヤ3の空気圧を検出し、検出して得た空気圧情報及び自身のセンサ識別子を含む応答信号をUHF(Ultra High Frequency)帯の電波により監視装置1へ送信する。監視装置1は、RF受信アンテナ13aを備え、各検出装置2から送信された応答信号をRF受信アンテナ13aにて受信し、該応答信号から各タイヤ3の空気圧情報を取得する。
また、単方向通信方式において、検出装置2は、所定のタイミングで空気圧信号を自発的に送信する。監視装置1は、後述するように、タイヤ3が設けられる各タイヤ位置と、該タイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2のセンサ識別子との関係を記憶しているため、空気圧信号に含まれるセンサ識別子を用いて、各タイヤ3の空気圧情報を認識することができる。
なおLF帯及びUHF帯は無線通信を行う際に用いる電波帯域の一例であり、必ずしもこれに限定されない。監視装置1には通信線を介して報知装置4が接続されており、監視装置1は取得した空気圧情報を報知装置4へ送信する。報知装置4は監視装置1から送信された空気圧情報を受信し、各タイヤ3の空気圧情報を報知する。また、報知装置4はタイヤ3の空気圧が所定の閾値未満である場合、警告を発する。
図2は、監視装置1の一構成例を示すブロック図である。監視装置1は、該監視装置1の各構成部の動作を制御する制御部11を備える。制御部11には、記憶部12、車載受信部13、車載送信部14、計時部15、車内通信部16及び入力部17が接続されている。
制御部11は、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース等を有するマイコンである。制御部11のCPUは入出力インタフェースを介して記憶部12、車載受信部13、車載送信部14、計時部15、車内通信部16及び入力部17に接続している。制御部11は記憶部12に記憶されている制御プログラムを実行することにより、各構成部の動作を制御し、本実施形態に係るタイヤ空気圧監視処理及びセンサ識別子更新登録処理及びタイヤ空気圧監視処理を実行する。
記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部12は、制御部11が監視装置1の各構成部の動作を制御することにより、タイヤ空気圧監視処理及びセンサ識別子更新登録処理及びタイヤ空気圧監視処理を実行するための制御プログラムを記憶している。また、記憶部12は、センサ識別子テーブルを記憶している。
図3は、センサ識別子テーブルの一例を示す概念図である。センサ識別子テーブルは、複数のタイヤ位置と、該タイヤ位置近傍に配されたLF送信アンテナ14aを識別するためのアンテナ識別子と、該タイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2のセンサ識別子とを対応付けて記憶している。図3に示す例では、右前、右後、左後及び左前の各タイヤ位置に、センサ識別子A、B、C及びDがそれぞれ対応付けられている。
車載受信部13には、RF受信アンテナ13aが接続されている。車載受信部13は、検出装置2からRF帯の電波を用いて送信された信号を、RF受信アンテナ13aにて受信する。車載受信部13は、受信した信号を復調し、復調された信号を制御部11へ出力する回路である。搬送波としては300MHz〜3GHzのUHF帯を使用するが、この周波数帯に限定するものでは無い。
車載送信部14は、制御部11から出力された信号をLF帯の信号に変調し、変調された信号を複数のLF送信アンテナ14aからそれぞれ各別に検出装置2へ送信する回路である。搬送波としては30kHz〜300kHzのLF帯を使用するが、この周波数帯に限定するものでは無い。
計時部15は、例えばタイマ、リアルタイムクロック等により構成され、制御部11の制御に従って計時を開始し、計時結果を制御部11に与える。
車内通信部16は、CAN(Controller Area Network)又はLIN(Local Interconnect Network)等の通信プロトコルに従って通信を行う通信回路であり、報知装置4に接続されている。車内通信部16は、制御部11の制御に従って、タイヤ3の空気圧に係る情報を報知装置4へ送信する。
報知装置4は、例えば、車内通信部16から送信されたタイヤ3の空気圧に係る情報を画像又は音声によって報知する表示部又はスピーカを備えたオーディオ機器、インスツルメントパネルの計器に設けられた表示部等である。表示部は液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ等である。例えば、報知装置4は、車両Cに設けられた各タイヤ3の空気圧情報を表示する。
入力部17には、イグニッションスイッチ5の操作状態に応じたイグニッションスイッチ信号(以下、IGスイッチ信号と言う。)が入力しており、制御部11は、入力部17に入力したIGスイッチ信号に基づいて、イグニッションスイッチ5の操作状態を認識することができる。
図4は、検出装置2の一構成例を示すブロック図である。検出装置2は、該検出装置2の各構成部の動作を制御するセンサ制御部21を備える。センサ制御部21には、センサ用記憶部22、センサ送信部23、センサ受信部24、空気圧検出部25及び計時部26が接続されている。
センサ制御部21は、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するマイコンである。センサ制御部21のCPUは入出力インタフェースを介してセンサ用記憶部22、センサ送信部23、センサ受信部24、空気圧検出部25及び計時部26に接続している。センサ制御部21はセンサ用記憶部22に記憶されている制御プログラムを読み出し、各部を制御する。検出装置2は、図示しない電池を備え、当該電池からの電力により動作する。
センサ用記憶部22は不揮発性メモリである。センサ用記憶部22には、センサ制御部21のCPUがタイヤ3の空気圧の検出及び送信に係る処理を行うための制御プログラムが記憶されている。また、自身と、他の検出装置2とを識別するための固有のセンサ識別子を記憶している。
空気圧検出部25は、例えばダイヤフラムを備え、圧力の大きさによって変化するダイヤフラムの変形量に基づき、タイヤ3の空気圧を検出する。空気圧検出部25は検出したタイヤ3の空気圧を示す信号をセンサ制御部21へ出力する。センサ制御部21は、制御プログラムを実行することにより、第1の要求信号に応じて、空気圧検出部25からタイヤ3の空気圧を取得し、空気圧情報及び検出装置2に固有のセンサ識別子等を含む応答信号を生成し、センサ送信部23へ出力する。
なお、タイヤ3の温度を検出し、検出した温度を示す信号をセンサ制御部21へ出力する温度検出部(不図示)を備えても良い。この場合、センサ制御部21は、空気圧情報、温度、センサ識別子等を含む応答信号を生成し、センサ送信部23へ出力する。
センサ送信部23には、RF送信アンテナ23aが接続されている。センサ送信部23は、センサ制御部21が生成した応答信号をUHF帯の信号に変調し、変調した応答信号を、RF送信アンテナ23aを用いて送信する。
センサ受信部24には、LF受信アンテナ24aが接続されている。センサ受信部24は、監視装置1からLF帯の電波を用いて送信された要求信号を、LF受信アンテナ24aにて受信し、受信した信号をセンサ制御部21へ出力する。
次に、センサ識別子更新登録処理及びタイヤ空気圧監視処理の手順を説明する。
図5及び図6は、監視装置1の処理手順を示すフローチャートである。監視装置1の制御部11は、IGスイッチ信号の状態、つまりイグニッションスイッチ5の操作状態を監視しており、イグニッションスイッチ5がオフ状態からオン状態になった場合、以下の処理を実行する。イグニッションスイッチ5がオン状態になった場合、制御部11は、4つの各タイヤ位置に対応する登録済みのセンサ識別子をセンサ識別子テーブルから読み出し、読み出したセンサ識別子を含む第1の要求信号を、各タイヤ位置のLF送信アンテナ14aから、各タイヤ位置へ順次送信する(ステップS11)。
なお、ステップS11の処理を実行する制御部11及び車載送信部14は、タイヤ位置へ第1の要求信号を送信する第1要求信号送信部として機能する。
具体的には、記憶部12が図3に示すように、右前、右後、左後及び左前の各タイヤ位置に、センサ識別子A、B、C及びDが対応付けられている場合、制御部11は、右前のタイヤ位置にあるLF送信アンテナ14aから、右前のタイヤ位置の領域へ、センサ識別子Aを含む第1の要求信号を送信する。また、制御部11は、右後のタイヤ位置にあるLF送信アンテナ14aから、右後のタイヤ位置の領域へ、センサ識別子Bを含む第1の要求信号を送信する。以下、同様にして、制御部11は、左後及び左前のタイヤ位置にあるLF送信アンテナ14aから、左後及び左前のタイヤ位置の領域へ、センサ識別子C及びDを含む第1の要求信号を送信する。
次いで、制御部11は、4つの全てのタイヤ位置から応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS12)。つまり、各タイヤ位置にある4つの検出装置2からそれぞれ送信された応答信号を受信したか否かを判定する。応答信号にはセンサ識別子が含まれているため、記憶部12が記憶している各タイヤ位置のセンサ識別子と、応答信号に含まれるセンサ識別子とを照合することによって、自身が搭載されている車両Cのタイヤ3に設けられた検出装置2から送信された応答信号であるか否かを判定することができる。具体的には、右前のタイヤ位置にあるLF送信アンテナ14aから、センサ識別子Aを含む第1の要求信号を送信した場合、該第1の要求信号に応じて検出装置2から送信された応答信号にセンサ識別子Aが含まれているとき、制御部11は、右前のタイヤ3から応答信号を受信したと判定する。また、右後のタイヤ位置にあるLF送信アンテナ14aから、センサ識別子Bを含む第1の要求信号を送信した場合、該第1の要求信号に応じて検出装置2から送信された応答信号にセンサ識別子Bが含まれているとき、制御部11は、右後のタイヤ3から応答信号を受信したと判定する。以下、同様にして、左後及び左前のタイヤ位置にあるLF送信アンテナ14aから、センサ識別子C、Dを含む第1の要求信号を送信した場合、該第1の要求信号に応じて検出装置2から送信された応答信号にセンサ識別子C、Dが含まれているとき、制御部11は、左後及び左前のタイヤ3から応答信号を受信したと判定する。
ただし、後述するように汎用識別子を含む第2の要求信号をタイヤ位置へ送信した場合、該第2の要求信号を送信してから所定時間以内に応答信号を受信したとき、制御部11は、前記タイヤ位置から応答信号を受信したと判定する。
なお、応答信号を受信する車載受信部13及び制御部11は応答信号受信部として機能し、ステップS12の処理を実行する制御部11は、応答信号の受信の有無を判定する判定部として機能する。
全てのタイヤ位置から応答信号を受信したと判定した場合(ステップS12:YES)、制御部11は、各タイヤ位置の検出装置2から送信された応答信号に基づいて、各タイヤ3の空気圧情報を報知装置4へ出力する(ステップS13)。具体的には、制御部11は、応答信号に含まれるセンサ識別子及び空気圧情報と、センサ識別子テーブルとから、各タイヤ位置に設けられたタイヤ3の空気圧を認識することができ、各タイヤ3の空気圧を表示するための空気圧情報を報知装置4へ出力する。報知装置4は、監視装置1から出力された空気圧情報に基づいて、車両C及びタイヤ3の画像と共に、各タイヤ3の空気圧を数値でインジケータに表示する。
次いで、制御部11は、各タイヤ位置のセンサ識別子を更新登録し(ステップS14)、処理を終了する。つまり、制御部11は、各タイヤ位置から送信された応答信号に含まれるセンサ識別子を、前記タイヤ位置に対応付けてセンサ識別子テーブルに登録する。なお、センサ識別子の登録内容に変化が無い場合、制御部11は、更新登録を行わずにセンサ識別子テーブルの内容を保持するように構成しても良い。
なお、ステップS14の処理を実行する制御部11は、要求信号が送信されたタイヤ位置と、応答信号に含まれるセンサ識別子とを対応付けてセンサ用記憶部22に記憶させる更新部として機能する。
一部のタイヤ位置から応答信号を受信していないと判定した場合(ステップS12:NO)、制御部11は、応答信号を受信できていないタイヤ位置へ、受信済みの応答信号に含まれるセンサ識別子を除き、記憶部12が記憶している他の全てのセンサ識別子を送信したか否かを判定する(ステップS15)。未送信のセンサ識別子があると判定した場合(ステップS15:NO)、制御部11は、応答信号を受信できていないタイヤ位置へ送信済みのセンサ識別子と、受信済みの応答信号に含まれるセンサ識別子とを除き、他のセンサ識別子を含む第2の要求信号を、当該タイヤ位置のLF送信アンテナ14aから送信し(ステップS16)、処理をステップS12へ戻す。
なお、ステップS16の処理を実行する制御部11及び車載送信部14は、第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部として機能する。
未送信のセンサ識別子が無いと判定した場合(ステップS15:YES)、制御部11は、汎用識別子を含む第2の要求信号を、応答信号を受信できていないタイヤ位置のLF送信アンテナ14aから送信する(ステップS17)。ステップS17で送信される第2の要求信号のフォーマットは特に限定されるものでは無く、検出装置2のセンサ識別子を強制的に送信させることを指示する情報を含む構成であれば足りる。当該第2の要求信号は、例えば、第1の要求信号と同様のフォーマットであり、センサ識別子に代えて所定の汎用識別子を含むものである。汎用識別子は、任意の検出装置2が共通に認識することができる識別子であり、汎用識別子を含む要求信号を受信した場合、全ての検出装置2は、少なくとも自身のセンサ識別子を送信する。また、第2の要求信号は、センサ識別子を強制的に送信させる所定のコマンドを含む信号であっても良い。なお、ステップS16の処理を実行する制御部11及び車載送信部14は、第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部として機能する。
そして、制御部11は、汎用識別子を含む第2の要求信号に応じて検出装置2から送信された応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS18)。なお、ステップS18の処理において応答信号を受信する車載受信部13及び制御部11は応答信号受信部として機能する。応答信号を受信したと判定した場合(ステップS18:YES)、制御部11は、処理をステップS12へ戻す。汎用識別子を含む第2の要求信号を送信したにも拘わらず、応答信号を受信できていないと判定した場合(ステップS18:NO)、制御部11は、タイヤ空気圧監視システムの異常を通知するための異常情報を報知装置4へ出力し(ステップS19)、処理を終える。報知装置4は、監視装置1から出力された異常情報に基づいて、タイヤ空気圧監視システムの異常をインジケータに表示する。
図7は、検出装置2の処理手順を示すフローチャートである。4つの検出装置2の動作は同様であるため、右前のタイヤ位置にある検出装置2の動作を説明し、他の検出装置2の詳細な説明を省略する。検出装置2のセンサ制御部21は、外部から送信される各種信号の受信状態を監視しており、外部から送信されたLF帯の信号を、LF受信アンテナ24aにて受信する(ステップS51)。例えば、ステップS51の処理によって、センサ制御部21は、監視装置1から送信された第1の要求信号、第2の要求信号等を受信する。まず、センサ制御部21は、受信した信号が要求信号であって、当該要求信号が汎用識別子を含むか否かを判定する(ステップS52)。汎用識別子を含まないと判定した場合(ステップS52:NO)、制御部11は、受信した信号が要求信号であって、要求信号に含まれるセンサ識別子が、自身のセンサ用記憶部22が記憶するセンサ識別子と一致するか否かを判定する(ステップS53)。センサ識別子が一致しないと判定した場合(ステップS53:NO)、センサ制御部21は処理を終える。センサ識別子が一致したと判定した場合(ステップS53:YES)、又はステップS52において要求信号が汎用識別子を含むと判定した場合(ステップS52:YES)、センサ制御部21は、空気圧を検出し(ステップS54)、検出して得られた空気圧情報、及び自身のセンサ識別子を含む応答信号をRF送信アンテナ23aにて監視装置1へ送信し(ステップS55)、処理を終える。
なお、ステップS51〜ステップS53の処理を実行するセンサ制御部21及びセンサ受信部24は、第1及び2の要求信号を受信する要求信号受信部として機能する。また、ステップS55の処理を実行するセンサ制御部21及びセンサ送信部23は、応答信号を送信する応答信号送信部として機能する。
次に、本実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの作用を説明する。
<通常時>
図8は、タイヤローテーション及び検出装置2の交換が行われてないときの各タイヤ位置と、センサ識別子との対応関係を示す概念図、図9は、タイヤローテーション及び検出装置2の交換が行われてないときの処理内容を示す図表である。
図8に示すように、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子は、それぞれA、B、C及びDである。
図9中、「タイヤ位置」列は、監視装置1が通信を行うタイヤ位置を示す。「監視装置から検出装置へ送信されるセンサ識別子等」列は、監視装置1が検出装置2へ送信する第1又は第2の要求信号に含まれるセンサ識別子を示す。「検出装置から監視装置へ送信される応答信号の有無」列は、タイヤ位置へ送信した要求信号に対して応答信号の送信があったか否かを示す。「有」は、応答信号の送信があったことを示しており、丸括弧内の文字は、応答信号に含まれるセンサ識別子を示している。「登録センサ識別子」列は、更新登録処理によって、センサ識別子テーブルに登録されるセンサ識別子を示す。
図3に示すようなセンサ識別子テーブルを記憶している場合、監視装置1は、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置へ、センサ識別子A、B、C及びDをそれぞれ含む第1の要求信号を送信する。この場合、図9に示すように、4つの全てのタイヤ位置から応答信号が送信される。従って、監視装置1は、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置に、センサ識別子A、B、C及びDが対応付けられたセンサ識別子テーブルの登録内容を保持する。
<タイヤローテーション時>
図10は、タイヤローテーションが行われたときの各タイヤ位置と、センサ識別子との対応関係を示す概念図、図11は、タイヤローテーションが行われたときの処理内容を示す図表である。図11上図は更新登録処理開始時の状態を示し、図11下図は更新登録処理及びその結果を示している。図11上図の「登録センサ識別子」列は更新登録処理開始時において、確定済みのセンサ識別子を示し、図11下図の「登録センサ識別子」列は更新登録処理によって、更新されたセンサ識別子テーブルに登録されているセンサ識別子を示す。記号「−」は、センサ識別子が未確定であることを示している。
図10に示すように、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子は、それぞれC、D、A及びBである。図3に示すようなセンサ識別子テーブルを記憶している場合、監視装置1は、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置へ、センサ識別子A、B、C及びDをそれぞれ含む第1の要求信号を送信する。この場合、図11上図に示すように、4つの全てのタイヤ位置から応答信号が送信されない。
そこで、監視装置1は、図11下図に示すように、右前のタイヤ位置へ、他のセンサ識別子Bを含む第2の要求信号を送信する。右前のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子はCであるため、この場合も、応答信号の返信は無い。次に監視装置1は、更に他のセンサ識別子Cを含む第2の要求信号を送信する。この場合、第2の要求信号に含まれるセンサ識別子Cと、検出装置2のセンサ識別子Cとが一致するため、応答信号が返信される。そして、監視装置1は、右前のタイヤ位置にセンサ識別子Cを対応付けて登録する。
同様にして、監視装置1は、右後のタイヤ位置へ、受信済みの応答信号のセンサ識別子Cと、既に送信済みのセンサ識別子Bを除く、センサ識別子Aを含む第2の要求信号を送信する。右後のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子はDであるため、この場合も、応答信号の返信は無い。次に監視装置1は、更に他のセンサ識別子Dを含む第2の要求信号を送信する。この場合、第2の要求信号に含まれるセンサ識別子Dと、検出装置2のセンサ識別子Dとが一致するため、応答信号が返信される。監視装置1は、右後のタイヤ位置にセンサ識別子Dを対応付けて登録する。
次に、監視装置1は、左後のタイヤ位置へ、受信済みの応答信号のセンサ識別子C、Dと、既に送信済みのセンサ識別子Cを除く、センサ識別子Aを含む第2の要求信号を送信する。左後のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子はAであるため、センサ識別子が一致し、応答信号が返信される。監視装置1は、左後のタイヤ位置にセンサ識別子Aを対応付けて登録する。
更に、監視装置1は、左前のタイヤ位置へ、受信済みの応答信号のセンサ識別子A、C、Dと、既に送信済みのセンサ識別子Dを除く、センサ識別子Bを含む第2の要求信号を送信する。左前のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子はBであるため、センサ識別子が一致し、応答信号が返信される。監視装置1は、左前のタイヤ位置にセンサ識別子Bを対応付けて登録する。
<検出装置交換時>
図12は、検出装置2の交換が行われたときの各タイヤ位置と、センサ識別子との対応関係を示す概念図、図13は、検出装置2の交換が行われたときの処理内容を示す図表である。図12に示すように、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子は、それぞれE、B、C及びDである。図3に示すようなセンサ識別子テーブルを記憶している場合、監視装置1は、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置へ、センサ識別子A、B、C及びDをそれぞれ含む第1の要求信号を送信する。この場合、図13上図に示すように、右前以外の全てのタイヤ位置から応答信号が送信されるが、右前のタイヤ位置から応答信号が送信されない。受信済みの応答信号のセンサ識別子B、C、Dと、既に送信済みのセンサ識別子Aを除く他のセンサ識別子は存在しないため、図13下図に示すように、監視装置1は、汎用識別子を含む第2の要求信号を、右前のタイヤ位置へ送信する。当該第2の要求信号は汎用識別子を含むため、右前のタイヤ位置にある検出装置2は、無条件で自身のセンサ識別子Eを含む応答信号を送信する。監視装置1は、右前のタイヤ位置に、応答信号に含まれるセンサ識別子Eを対応付けて登録する。
<車両出荷時>
図14は、センサ識別子が登録されていない車両出荷時における処理内容を示す図表である。車両出荷時においては、全てのタイヤ位置に、NULLセンサ識別子が対応付けてセンサ識別子テーブルに登録されている。また、図8に示すように、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ識別子は、それぞれA、B、C及びDであるものとする。
図14上図に示すように、監視装置1は、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置へ、NULLセンサ識別子をそれぞれ含む第1の要求信号を送信する。この場合、4つの全てのタイヤ位置から応答信号が送信されない。受信済みの応答信号のセンサ識別子と、既に送信済みのNULLセンサ識別子を除く他のセンサ識別子は存在しないため、図14下図に示すように、監視装置1は、汎用識別子を含む第2の要求信号を、各タイヤ位置へ送信する。当該第2の要求信号は汎用識別子を含むため、各タイヤ位置にある検出装置2は、無条件で自身のセンサ識別子を含む応答信号を送信する。監視装置1は、右前、右後、左後及び左前のタイヤ位置に、応答信号に含まれるセンサ識別子A、B、C及びDを対応付けて登録する。
このように構成された実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムによれば、所定のタイミングで、各タイヤ3の空気圧情報を速やかに報知すると共に、必要に応じてセンサ識別子の更新登録を行うことができる。例えば、イグニッションスイッチ5がオフ状態からオン状態になった際、不要な更新登録処理を省略して各タイヤ3の空気圧情報を速やかに報知することができる。ただし、タイヤローテーションが行われた際には、センサ識別子の更新登録を行った上で、各タイヤ3の空気圧情報を報知することができる。
また、センサ識別子テーブルに登録されている識別子と、各タイヤ位置にある検出装置2の識別子とが整合しない場合に、センサ識別子の更新登録処理を実行し、整合している場合、更新登録処理を実行しない構成であるため、更新登録に係る不要な消費電力を抑えることもできる。
更に、監視装置1は、第1の要求信号の送信に対して応答信号の返信が無い場合、直ちに汎用識別子を含む第2の要求信号を送信するのでは無く、センサ用記憶部22が記憶する他のセンサ識別子を含む第2の要求信号を送信する。従って、検出装置2からセンサ識別子を強制的に送信させる構成に比べて、想定しない他の検出装置2からセンサ識別子が送信される可能性を低減させることができ、センサ識別子を誤り無く更新することができる。
更にまた、監視装置1は、第1の要求信号の送信に対して応答信号の返信が無い場合、当該タイヤ位置へ、可能性のあるセンサ識別子を含む第2の要求信号を送信し、可能性が無いセンサ識別子を送信しない構成であるため、各タイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2の識別子を効率的に特定し、センサ識別子の更新登録を行うことができる。
更にまた、センサ識別子に登録されている全てのセンサ識別子を送信しても応答信号の返信が無い場合、検出装置2が交換されている可能性がある。この場合、監視装置1は、汎用識別子を含む第2の要求信号を送信することによって、当該検出装置2に応答信号を送信させる。そして、監視装置1は、検出装置2から送信された応答信号に含まれるセンサ識別子を、センサ識別子テーブルに登録する。従って、検出装置2の交換が行われた際、監視装置1は、センサ識別子の更新登録を行うことができる。
なお、実施形態においては、全タイヤ位置から応答信号が送信された場合に、各タイヤの空気圧情報を報知する構成を説明したが、一部のタイヤ位置について受信できた空気圧情報がある場合、受信できた空気圧情報を先に報知し、その後、各タイヤ位置の識別子を更新登録するように構成しても良い。
また、主にタイヤ空気圧監視システムに係る実施形態を説明したが、タイヤ空気圧監視システムの無線通信に係るハードウェアを、他の通信システムと兼用しても良い。例えば、無線通信に係るハードウェアを共用し、TPMS及びパッシブエントリシステムの車両用通信システムを構成しても良い。
パッシブエントリシステムは、監視装置1と、パッシブエントリシステムに係る携帯機とによって構成される。監視装置1は、使用者が所持する携帯機との間で無線通信を行い、携帯機を認証し、該携帯機の位置を検出する。車両Cのドアハンドルには図示しないタッチセンサが設けられており、タッチセンサによって使用者の手がドアハンドルに触れたことを検出した場合、又はドアスイッチが押された場合等、正規の携帯機が車外に位置するとき、監視装置1は、車両Cのドアの施錠及び解錠等の処理を実行する。監視装置1は、携帯機と無線通信を行うときは、LF送信アンテナ14aから送信される信号の送信強度を高く設定し、検出装置2へ要求信号を送信するときは、LF送信アンテナ14aから送信される信号の送信強度を低く設定する。
なお、車両用通信システムを構成するパッシブエントリシステムは一例であり、携帯機と、監視装置1との間で無線通信を行い、各種車両制御を行うシステムに本発明を適用することができる。例えば、車両用通信システムは、TPMSと共に、キーレスエントリシステム、メカニカルキーを用いること無く、車両Cに搭載された原動機の始動を可能にするスマートスタート(登録商標)システム等を構成しても良い。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 監視装置
2 検出装置
3 タイヤ
4 報知装置
5 イグニッションスイッチ
11 制御部
12 記憶部
13 車載受信部
13a RF受信アンテナ
14 車載送信部
14a LF送信アンテナ
15 計時部
16 車内通信部
17 入力部
21 センサ制御部
22 センサ用記憶部
23 センサ送信部
23a RF送信アンテナ
24 センサ受信部
24a LF受信アンテナ
25 空気圧検出部
26 計時部
C 車両

Claims (4)

  1. 車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報を含む応答信号を無線送信する複数の検出装置と、該検出装置から送信された前記応答信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムであって、
    前記監視装置は、
    前記複数のタイヤがそれぞれ設けられる複数のタイヤ位置と、該複数のタイヤ位置の各タイヤに設けられた前記検出装置の識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記複数のタイヤ位置へ、各タイヤ位置に対応付けて前記記憶部が記憶している識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号をそれぞれ送信する第1要求信号送信部と
    を備え、
    前記検出装置は、
    前記第1の要求信号を受信する要求信号受信部と、
    該要求信号受信部にて受信した前記第1の要求信号に含まれる識別子と、自身の前記識別子とが一致している場合、前記応答信号を送信する応答信号送信部と
    を備え、
    更に、前記監視装置は、
    前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信する応答信号受信部と、
    前記第1の要求信号に応じて、該要求信号に含まれる前記識別子に対応する前記検出装置から送信される前記応答信号の受信の有無を判定する判定部と、
    前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信していないと判定された場合、該要求信号に応じた前記応答信号が送信されなかった前記タイヤ位置へ、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部と
    を備え、
    前記第2要求信号送信部は、
    前記記憶部が記憶している前記識別子のうち一の前記タイヤ位置へ送信した前記第1の要求信号に含まれる前記識別子と異なる他の識別子を含み、前記空気圧情報を要求する前記第2要求信号を送信し、
    前記検出装置の前記応答信号送信部は、
    前記要求信号受信部が前記第2の要求信号を受信した場合、前記第2の要求信号に含まれる前記他の識別子と、自身の前記識別子とが一致しているとき、自身の前記識別子を含む前記応答信号を送信し、
    前記第2要求信号送信部は、
    前記応答信号を受信できていない前記一のタイヤ位置へ、受信済みの前記応答信号に含まれる前記識別子を除き、前記記憶部が記憶している他の全ての前記識別子を前記第2の要求信号にて送信した場合、前記識別子の内容に拘わらず前記検出装置の前記識別子を送信させる情報を含む前記第2の要求信号を送信し、
    前記検出装置の前記応答信号送信部は、
    前記要求信号受信部が前記第2の要求信号を受信した場合、前記第2の要求信号が前記識別子の内容に拘わらず前記検出装置の前記識別子を送信させる情報を含むとき、自身の前記識別子の内容に拘わらず、少なくとも自身の前記識別子を含む前記応答信号を送信するようにしてあり、
    前記監視装置は、
    前記応答信号受信部が前記第2の要求信号に応じた前記応答信号を受信した場合、前記第2の要求信号が送信された前記タイヤ位置と、前記応答信号に含まれる前記識別子とを対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部を備えるタイヤ空気圧監視システム。
  2. 前記第2の要求信号は、
    前記複数のタイヤ位置へ送信した前記第1の要求信号に応じて受信済みの前記応答信号に含まれる識別子を除き、前記記憶部が記憶している他の識別子を含む
    請求項に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  3. 車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報を含む応答信号を無線送信する複数の検出装置から送信された該応答信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置であって、
    前記複数のタイヤがそれぞれ設けられる複数のタイヤ位置と、該複数のタイヤ位置の各タイヤに設けられた前記検出装置の識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記複数のタイヤ位置へ、各タイヤ位置に対応付けて前記記憶部が記憶している識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号をそれぞれ送信する第1要求信号送信部と、
    前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信する応答信号受信部と、
    前記第1の要求信号に応じて、該要求信号に含まれる前記識別子に対応する前記検出装置から送信される前記応答信号の受信の有無を判定する判定部と、
    前記第1の要求信号に応じた前記応答信号を受信していないと判定された場合、該要求信号に応じた前記応答信号が送信されなかった前記タイヤ位置へ、少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を送信する第2要求信号送信部
    を備え、
    前記第2要求信号送信部は、
    前記記憶部が記憶している前記識別子のうち一の前記タイヤ位置へ送信した前記第1の要求信号に含まれる前記識別子と異なる他の識別子を含み、前記空気圧情報を要求する前記第2要求信号を送信し、
    前記応答信号を受信できていない前記一のタイヤ位置へ、受信済みの前記応答信号に含まれる前記識別子を除き、前記記憶部が記憶している他の全ての前記識別子を前記第2の要求信号にて送信した場合、前記識別子の内容に拘わらず前記検出装置の前記識別子を送信させる情報を含む前記第2の要求信号を送信し、
    更に、前記第2の要求信号に応じて前記検出装置から送信され、該検出装置の前記識別子を含む前記応答信号を、前記応答信号受信部が受信した場合、前記第2の要求信号が送信された前記タイヤ位置と、前記応答信号に含まれる前記識別子とを対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部を備える監視装置。
  4. 車両のタイヤに設けられ、自身の識別子を含み、該タイヤの空気圧情報を要求する第1の要求信号を受信した場合、該タイヤの空気圧を検出して得られる空気圧情報及び自身の識別子を含む応答信号を無線送信する検出装置であって、
    前記識別子を含み、前記空気圧情報を要求する第1の要求信号及び少なくとも前記識別子を要求する第2の要求信号を受信する要求信号受信部と、
    該要求信号受信部にて受信した前記第1の要求信号に含まれる識別子と、自身の前記識別子とが一致している場合、前記応答信号を送信する応答信号送信部と
    を備え、
    前記第2の要求信号は、
    前記第1の要求信号に含まれていた前記識別子と異なる他の識別子、又は前記識別子の内容に拘わらず前記検出装置の前記識別子を送信させる情報を含み、
    前記応答信号送信部は、
    前記要求信号受信部が前記第2の要求信号を受信した場合、前記第2の要求信号に含まれる前記他の識別子と、自身の前記識別子とが一致しているとき、自身の前記識別子を含む前記応答信号を送信し、
    前記要求信号受信部が前記第2の要求信号を受信した場合、前記第2の要求信号が前記識別子の内容に拘わらず前記検出装置の前記識別子を送信させる情報を含むとき、自身の前記識別子の内容に拘わらず、少なくとも自身の前記識別子を含む前記応答信号を送信するようにしてある
    検出装置。
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