JP2015223965A - タイヤ空気圧監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車輌が走行しない時でもタイヤの空気圧を確認できるとともに、コストが低減されるタイヤ空気圧監視システムを提供する。【解決手段】タイヤ空気圧監視システムは、携帯型の通信機に認証情報の送信を要求する送信手段を搭載し該通信機からの認証情報に基づいて認証処理を行う車輌1に設けられ、各タイヤ10の空気圧を監視する。タイヤ空気圧監視システムは、タイヤ10夫々に設けられたセンサユニット2と、車体側に設けられ車載通信機3とを備える。車載通信機3は、送信手段と兼用され、センサユニット2に空気圧情報の送信を要求する送信用アンテナを備える。各センサユニット2は、車載通信機3からの送信要求が受信された場合に、空気圧情報を異なるタイミングで送信する。車載通信機3は、センサユニット2から送信された空気圧情報を受信する受信用アンテナを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、携帯型の通信機の認証情報の送信を要求する送信手段を搭載し該通信機からの認証情報に基づいて認証処理を行うスマートエントリー(登録商標)システムを有する車輌に取り付けられているタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムに関する。
従来、車輌に搭載されるシステムとして、各タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が知られている。
従来のタイヤ空気圧監視システムは、各タイヤに取り付けられるセンサユニットと、車輌に搭載される車載受信機と備える。センサユニットは、タイヤの空気圧を検出し、その検出結果を含む情報信号を無線送信する。車載受信機は、受信した情報信号に基づきタイヤの空気圧を監視し、タイヤの空気圧が低下したと判断したときに警告を行う。
例えば、特許文献1に開示されたタイヤ空気圧監視システムは、センサユニットと車載受信機とを備える。センサユニットは、タイヤの空気圧を測定し、2つの異なる時刻におけるホイール位相角度を測定し、タイヤの空気圧情報と、ホイール位相角度情報と、識別情報とを車載受信機に送信する。車載受信機は、受信された情報に基づいて、各タイヤの空気圧を取得する。
また、特許文献2に開示されたタイヤ空気圧監視システムは、各タイヤに設けられたセンサユニットと、各センサユニットに対応する位置に搭載されたイニシエータと、車載受信機とを備える。イニシエータは、無線の要求信号を自身に対応するセンサユニットに送信する。センサユニットは、自身に対応するイニシエータから要求信号を受けると、タイヤの空気圧情報を含む情報信号を無線送信する。車載受信機は、センサユニットからの情報信号を受信すると、その信号に含まれる各タイヤの空気圧情報を認識する。
上記特許文献1に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいては、タイヤが回転することでセンサユニットから空気圧情報が送信されるため、車輌が走行しないと、タイヤの空気圧情報が送信されない。このため、車輌が走行しない時にタイヤの空気圧を確認できないという問題がある。例えば、駐車してあった車輌のタイヤの空気圧が低くなっていても、車輌の走行が開始しないとタイヤの空気圧の異常は検知されない。
上記特許文献2に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいては、各センサユニットへ要求信号を送信するために、イニシエータを各センサユニットに対応して設ける必要がある。このため、タイヤ空気圧監視システムの構成が複雑となり、コストが高くなる。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車輌が走行しない時でもタイヤの空気圧を確認できるとともに、コストが低減されるタイヤ空気圧監視システムを提供することにある。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、携帯型の通信機の認証情報の送信を要求する送信手段を搭載し該通信機からの認証情報に基づいて認証処理を行う車輌に設けられ、該車輌の複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、該車輌の車体側に設けられ、前記送信手段と兼用され、前記タイヤの空気圧に係る空気圧情報の送信を要求する送信要求手段と、該車輌の複数のタイヤ夫々に設けられ、該タイヤの空気圧に係る検出信号を出力する空気圧検出手段、前記送信要求手段による送信要求を受信する受信手段、及び該受信手段により前記送信要求が受信された場合に、前記空気圧検出手段により出力された検出信号に係る空気圧情報を送信する空気圧情報送信手段を備えるセンサユニットと、前記車輌の車体側に設けられ、前記空気圧情報送信手段により送信された空気圧情報を受信する車載受信手段とを備え、前記空気圧情報送信手段夫々は、前記空気圧情報を異なるタイミングで送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、前記空気圧情報送信手段夫々は、前記空気圧情報をランダムなタイミングで複数回送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、前記送信要求手段は、前記車輌のエンジンを始動するための認証が完了した場合に、前記空気圧情報の送信を要求するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、前記送信要求手段による送信要求の送信指示を受け付ける受付手段を備え、前記送信要求手段は、該受付手段が前記送信指示を受け付けた場合に、前記空気圧情報の送信を要求するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、前記送信要求手段は、複数設けられており、該複数の送信要求手段夫々は、同時、又は個別に前記空気圧情報の送信を要求するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、前記複数のセンサユニット夫々は、タイヤの回転による加速度を検出する加速度検出手段を備え、前記空気圧情報送信手段は、該加速度検出手段により検出された加速度が所定値に達した場合に、前記空気圧情報を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、タイヤ空気圧監視システムは、携帯型の通信機の認証情報の送信を要求する送信手段を搭載し該通信機からの認証情報に基づいて認証処理を行う車輌に設けられている。タイヤ空気圧監視システムは、タイヤの空気圧に係る空気圧情報の送信を要求する送信要求手段を備え、センサユニットは送信要求手段からの送信要求が受信された場合に、空気圧情報を送信する。このため、車輌が走行しない時でもタイヤの空気圧を確認することができる。また、送信要求手段は認証情報の送信を要求する送信手段と兼用されているため、コストが低減される。さらに、各センサユニットが備える空気圧情報送信手段は、前記空気圧情報を異なるタイミングで送信するため、各センサユニットの同時送信により混線が起きる可能性が低減される。
本発明においては、各空気圧情報送信手段が空気圧情報をランダムなタイミングで複数回送信するため、各タイヤの空気圧情報が車載受信手段により確実に受信される。
本発明においては、送信要求手段は、前記車輌のエンジンを始動するための認証が完了した場合に、空気圧情報の送信を要求するため、空気圧情報に関する通信とエンジン始動認証に関する通信とが混線する可能性が低減される。
本発明においては、送信要求手段は受付手段が受け付けた指示に応じて空気圧情報の送信を要求するため、車輌のユーザは所望のタイミングでタイヤの空気圧を確認することができる。
本発明においては、複数の送信要求手段夫々が同時、又は個別に前記空気圧情報の送信を要求するため、空気圧情報に関する通信が混線する可能性が低減される。
本発明においては、空気圧情報送信手段は、加速度検出手段により検出された加速度が所定値に達した場合に空気圧情報を送信する。このため、車輌の走行中でもタイヤの空気圧を監視することができる。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、車輌が走行しない時でもタイヤの空気圧を確認するとともに、コストを低減させることができる。また、各センサユニットの同時送信による混線の可能性を低減させることができ、混線で空気圧情報の受信が失敗することを防止することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明に係るタイヤ空気圧監視システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、タイヤ空気圧監視システムは、車輌1に設けられており、4つのセンサユニット2と、車載通信機3とを備える。センサユニット2は、車輌1の4つのタイヤ10夫々に設けられている。各センサユニット2は、後述する車載通信機3からの送信要求に応じて、タイヤ10の空気圧を検出して、検出結果に係る空気圧情報等を車載通信機3に送信するものである。車載通信機3は、車輌1の車体側に設けられている。車載通信機3は、各センサユニット2に空気圧情報の送信を要求する要求信号を無線送信するとともに、各センサユニット2から送信された空気圧情報等を受信するものである。
なお、車輌1は、スマートエントリーシステムを有する。スマートエントリーシステムとは、キーを鍵穴に挿入して操作することなくドアの施錠及び解錠を行うことが可能なシステムである。近年、スマートエントリーシステムとしては、ユーザがドアに設けられたタッチセンサを触れる場合、ユーザがドアに設けられたリクエストスイッチを押した場合、又はユーザが車輌1へ接近する場合に、車輌1に設けた送信手段から要求信号が送信され、該要求信号を受信した携帯機からIDコードを含む応答信号が無線送信され、車輌1で受信した応答信号のIDコードの照合を行い、認証が一致すればドアの解錠を行うものが実用化されている。
図2はセンサユニット2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、センサユニット2は、制御部21、ROM22、RAM23、ID記憶部24、受信部25、受信用アンテナ251、圧力センサ26、加速度センサ27、送信部28及び送信用アンテナ281を備える。なお、センサユニット2は、該センサユニット2の各部に対して電力供給を行う蓄電池(図示しない)を備える。
制御部21は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等により構成してあり、ROM22に予め記憶されたプログラム及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行うようにしてある。ROM22は、マスクROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してあり、センサユニット2の動作に必要な種々のソフトウェアプログラムがあらかじめ記憶してある。RAM23は、制御部21が制御処理又は演算処理等を行う際に発生する一時的なデータを記憶するものであり、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等の書き換え可能なメモリ素子により構成してある。
ID記憶部24は、自らのセンサユニット2に付されるIDコードを記憶している。なお、ID記憶部24は、EEPROM又はフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性のメモリ素子により構成してある。
受信用アンテナ251は、車載通信機3から送信された無線信号を受信するものである。受信部25は、受信用アンテナ251に接続してあり、受信用アンテナ251により受信された無線信号の受信処理を行い、得られた受信信号を制御部21に出力するものである。
圧力センサ26はタイヤ10の空気圧を検出するとともに、その検出結果に係る検出信号を制御部21に出力する。また、加速度センサ27は、タイヤ10の回転に伴う加速度を検出するとともに、その検出結果に係る検出信号を制御部21に出力する。
送信用アンテナ281は、タイヤ情報をRF(Radio Frequency)帯の電波で車載通信機3に無線送信するものである。送信部28は、送信用アンテナ281に接続してあり、制御部21から出力された信号を変調してRF帯の信号を生成する変調回路、及び変調された信号を増幅して送信用アンテナ281から送信するための増幅回路等を有する。
このように構成される各センサユニット2では、制御部21は、加速度センサ27からの検出信号に基づいて、加速度センサ27により検出された加速度が所定値に達していないか否かを判定する。ここで、所定値は必要に応じて適宜に設定されればよい。制御部21は、加速度センサ27により検出された加速度が所定値に達したと判定した場合、圧力センサ26に検出指示を出力する。圧力センサ26は制御部21の指示に応じて、タイヤ10の空気圧を検出して、検出信号を制御部21に出力する。制御部21は、ID記憶部24に記憶されるIDコードと、圧力センサ26からの検出信号に係る空気圧情報とを含むタイヤ情報を生成して送信部28に出力する。
また、制御部21は、受信部25により要求信号が受信されたか否かを判定する。制御部21は、受信部25により要求信号が受信されたと判定した場合、上記タイヤ情報を生成して送信部28に出力する。
制御部21からのタイヤ情報は、送信部28により送信処理を行われ、送信用アンテナ281により、RF帯の電波で車載通信機3に送信される。各センサユニット2が備える制御部21夫々は、タイヤ情報を異なるタイミングで送信部28に出力する。具体的には、制御部21は、タイヤ情報をランダムなタイミングで送信部28に複数回出力する。ここで、タイヤ情報の出力回数は、特に限定されず、1回以上に設定されればよい。このため、各センサユニット2が備える送信用アンテナ281は、異なるタイミングでタイヤ情報を車載通信機3に送信することができる。これにより、本発明に係るタイヤ空気圧監視システムでは、各センサユニット2の同時送信による混線の可能性が低減されるため、車載通信機3が混線により受信に失敗することを防止することができる。
図3は車載通信機3の構成を示すブロック図である。図3に示すように、車載通信機3は、制御部31、ROM32、RAM33、ID記憶部34、送信部35、5つの送信用アンテナ351〜355、受信部36、受信用アンテナ361及びインターフェイス(以下、I/Fと記す)37を備える。なお、車載通信機3は、その各部に対して電力供給を行う電源(図示しない)に接続されている。
制御部31は、具体的にはCPU又はMPU等により構成してあり、ROM32に予め記憶されたプログラム及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行うようにしてある。ROM32は、マスクROM、EEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してあり、車載通信機3の動作に必要な種々のソフトウェアプログラムがあらかじめ記憶してある。RAM33は、制御部31が制御処理又は演算処理等を行う際に発生する一時的なデータを記憶するものであり、SRAM又はDRAM等の書き換え可能なメモリ素子により構成してある。
ID記憶部34は、各センサユニット2に付されるIDコードを記憶している。なお、ID記憶部34は、EEPROM又はフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性のメモリ素子により構成してある。
送信用アンテナ351〜355は、各センサユニット2にタイヤ情報の送信を要求する要求信号をLF(Low Frequency)帯の電波で送信するものである。車輌1において、図1に示すように、前側には送信用アンテナ351、後側には送信用アンテナ352、運転席側には送信用アンテナ353、助手席側には送信用アンテナ354、バックドアには送信用アンテナ355が夫々に配設されている。また、送信用アンテナ351〜355は、車輌1のスマートエントリーシステムにおける送信手段と兼用されている。具体的には、車輌1のスマートエントリーシステムにおいて、送信用アンテナ351〜355は、通信機の認証情報の送信を要求する要求信号等をLF帯の電波で送信する。
送信部35は、送信用アンテナ351〜355に接続してある。送信部35は、制御部31から出力された信号を変調してLF帯の信号を生成する変調回路、及び変調された信号を増幅して送信用アンテナ351〜355から送信するための増幅回路等を有する。
受信用アンテナ361は、各センサユニット2から送信されたタイヤ情報を受信するものである。受信用アンテナ361は、各センサユニット2から送信されたタイヤ情報を受け取る1本の共通アンテナであり、車輌1の適所に配設されている。受信部36は、受信用アンテナ361に接続してあり、受信用アンテナ361により受信された無線信号の受信処理を行い、得られた情報を制御部31に出力するものである。
I/F37は、車輌1に搭載された他の車載装置に車載LANを介して接続されており、CAN(Controller Area Network)又はLIN(Local Interconnect Network)等のプロトコルに従って他の車載装置と信号の出入力を行う。I/F37は、例えばイモビライザ制御を行うイモビECU(図示しない)からの信号を制御部31に出力する。具体的には、イモビECUは、エンジンを始動するための認証が完了した場合、車載LANを介して、車載通信機3に認証完了の旨の通知信号を出力する。当該通知信号は、I/F37を介して制御部31に出力される。
このように構成される車載通信機3では、制御部31は、イモビECUからの通知信号が受信されたか否かを判定し、イモビECUからの通知信号が受信されたと判定した場合、タイヤ情報の送信を要求する旨を示す要求信号を送信部35に出力する。要求信号は、送信部35により変調され増幅され、送信用アンテナ351〜355により各センサユニット2に送信される。
また、制御部31は、センサユニット2からのタイヤ情報が受信された場合、受信されたタイヤ情報が含むIDコードをID記憶部34に記憶されているIDコードと照合して、タイヤ情報がいずれのセンサユニット2から送信されたかを判定する。また、制御部31は、受信されたタイヤ情報が含む空気圧情報に基づいて、各タイヤ10の空気圧を夫々に求めて所定の閾値と比較する。制御部31は、いずれかのタイヤ10の空気圧が所定の閾値より低いと判断した場合、I/F37を介して、当該タイヤ10の空気圧が異常である旨を示す信号を車載LANに接続された警告装置(図示しない)に出力する。警告装置は、例えば車輌1のインストルメントパネル内に設けられている表示器又はブザーである。このように、制御部41は、各タイヤ10の空気圧を監視し、いずれかのタイヤ10の空気圧が異常である場合、警告装置を介してその旨の警告を行うことができる。
また、図1に示すように、本発明に係るタイヤ空気圧監視システムは、さらにボタン4を備えるように構成されてもよい。ボタン4は車輌1のインストルメントパネル内に設けた空気圧確認用の専用ボタンである。ボタン4は車載通信機3に接続している。当該ボタン4がユーザにより操作された場合、車載通信機3の制御部31に指示信号が出力される。制御部31は当該指示信号に応じて送信部35に要求信号を出力する。要求信号は、送信部35により変調され増幅され、送信用アンテナ351〜355により各センサユニット2に送信される。これにより、ユーザは、ボタン4を操作することにより、所望のタイミングで各タイヤ10の空気圧を確認することができる。
図4は、センサユニット2における制御部21が実行する処理の手順を示すフローチャートである。制御部21は所定の周期毎に処理を実行する。
制御部21は、加速度センサ27により検出された加速度が所定値に達したか否かを判定する(ステップS1)。制御部21は、加速度センサ27により検出された加速度が所定値に達していないと判定した場合(ステップS1:NO)、車載通信機3からの要求信号が受信されたか否かを判定する(ステップS2)。
制御部21は、車載通信機3からの要求信号が受信されていないと判定した場合(ステップS2:NO)、処理をステップS1に戻す。
制御部21は、加速度センサ27により検出された加速度が所定値に達したと判定した場合(ステップS1:YES)、又は、車載通信機3からの要求信号が受信されたと判定した場合(ステップS2:YES)、圧力センサ26に空気圧検出を指示する(ステップS3)。
制御部21は、圧力センサ26からの検出信号があるか否かを判定する(ステップS4)。制御部21は、圧力センサ26からの検出信号がないと判定した場合(ステップS4:NO)、検出信号があるまでステップS4の処理を繰り返す。
制御部21は、圧力センサ26からの検出信号があると判定した場合(ステップS4:YES)、センサユニット2のIDコードとタイヤ10の空気圧情報とを含むタイヤ情報を生成する(ステップS5)。
次いで、制御部21は、生成したタイヤ情報をランダムなタイミングで送信部28に複数回出力し(ステップS6)、処理を終了する。なお、図4のフローチャートに示した手順では、加速度に基づいて判定するステップS1は、要求信号が受信されたか否かを判定するステップS2よりも前に行われるように構成されているが、要求信号が受信されたか否かを判定するステップS2は、加速度に基づいて判定するステップS1よりも前に行なわれてもよい。
図5は、各センサユニット2の送信タイミングの一例を示すタイミングチャートである。図5には、車輌1の左前、右前、左後ろ、右後ろのタイヤ10に設けられたセンサユニット2の送信タイミングが夫々にA、B、C、Dにて示されている。図5に示すように、各センサユニット2は、タイヤ情報をランダムなタイミングで複数回送信する。時点T1では、車輌1の左前のタイヤに設けられたセンサユニット2しか送信しないため、当該センサユニット2からのタイヤ情報が車載通信機3により受信される。時点T2では、右前、左後ろのタイヤ10に設けられたセンサユニット2は同時に送信するため、混線によって、当該二つのセンサユニット2からのタイヤ情報が車載通信機3により受信されない。時点T3では、車輌1の右後ろのタイヤ10に設けられたセンサユニット2しか送信しないため、当該センサユニット2からのタイヤ情報が車載通信機3により受信される。時点T4では、車輌1の右前のタイヤ10に設けられたセンサユニット2しか送信しないため、当該センサユニット2からのタイヤ情報が車載通信機3により受信される。時点T5では、車輌1の右後ろのタイヤ10に設けられたセンサユニット2しか送信しないため、当該センサユニット2からのタイヤ情報が車載通信機3により受信される。このように、各センサユニット2は、ランダムなタイミングでタイヤ情報を複数回送信することにより、各センサユニット2の同時送信により混線が起きる可能性が低減され、各タイヤの空気圧情報が車載通信機3により確実に受信される。
実施の形態に示すように、タイヤ空気圧監視システムでは、車載通信機3は、空気圧情報等の送信を要求する要求信号が送信され、各センサユニット2は、要求信号が受信された場合に、タイヤ10の空気圧情報等を車載通信機3に送信する。このため、車輌1が走行しない時でもタイヤ10の空気圧を確認することができる。また、タイヤ空気圧監視システムでは、送信用アンテナ351〜355がスマートエントリーシステムにおける送信手段と兼用されているため、コストが低減される。さらに、各センサユニット2からランダムなタイミングで空気圧情報等が複数回送信されるため、各タイヤ10の空気圧情報の同時送信により混線が起きる可能性が低減される。よって、車載通信機3が受信に失敗することを防止することができる。
また、実施の形態では、車載通信機3は5本の送信用アンテナ351〜355を備える例について説明したが、送信用アンテナの本数について特に限定されない。また、各送信用アンテナが配設される場所についても、特に限定されず、適所に配設すればよい。さらに、実施の形態では、4つセンサユニット2が設けられている例について説明したが、センサユニット2の個数についても特に限定されない。
実施の形態では、車載通信機3が送信用アンテナ351〜355により要求信号が同時に送信される例について説明したが、送信部35に送信用アンテナ351〜355の送信を切替える切替器を設け、送信用アンテナ351〜355夫々による要求信号の送信を個別に行わせるように構成されてもよい。
また、実施の形態では、送信用アンテナ351〜355がスマートエントリーシステムと兼用されている例について説明したが、送信部35もスマートエントリーシステムと兼用されるものであってもよい。
さらに、実施の形態では、各送信用アンテナ281がランダムなタイミングでタイヤ情報を複数回送信する例につて説明したが、各送信用アンテナ281が予めに設定された異なる周期でタイヤ情報を送信するように構成されてもよい。
さらに、実施の形態では、各送信用アンテナ281がランダムなタイミングでタイヤ情報を複数回送信する例につて説明したが、各送信用アンテナ281が予めに設定された異なる周期でタイヤ情報を送信するように構成されてもよい。
なお、上述のように開示された本実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車輌
10 タイヤ
2 センサユニット
25 受信部
251 受信用アンテナ(受信手段)
26 圧力センサ(空気圧検出手段)
27 加速度センサ(加速度検出手段)
28 送信部
281 送信用アンテナ(空気圧情報送信手段)
3 車載通信機
35 送信部
351、352、353、354、355 送信用アンテナ(送信手段、送信要求手段)
36 受信部
361 受信用アンテナ(車載受信手段)
4 ボタン(受付手段)
10 タイヤ
2 センサユニット
25 受信部
251 受信用アンテナ(受信手段)
26 圧力センサ(空気圧検出手段)
27 加速度センサ(加速度検出手段)
28 送信部
281 送信用アンテナ(空気圧情報送信手段)
3 車載通信機
35 送信部
351、352、353、354、355 送信用アンテナ(送信手段、送信要求手段)
36 受信部
361 受信用アンテナ(車載受信手段)
4 ボタン(受付手段)
Claims (6)
- 携帯型の通信機の認証情報の送信を要求する送信手段を搭載し該通信機からの認証情報に基づいて認証処理を行う車輌に設けられ、該車輌の複数のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、
該車輌の車体側に設けられ、前記送信手段と兼用され、前記タイヤの空気圧に係る空気圧情報の送信を要求する送信要求手段と、
該車輌の複数のタイヤ夫々に設けられ、該タイヤの空気圧に係る検出信号を出力する空気圧検出手段、前記送信要求手段による送信要求を受信する受信手段、及び該受信手段により前記送信要求が受信された場合に、前記空気圧検出手段により出力された検出信号に係る空気圧情報を送信する空気圧情報送信手段を備えるセンサユニットと、
前記車輌の車体側に設けられ、前記空気圧情報送信手段により送信された空気圧情報を受信する車載受信手段と
を備え、
前記空気圧情報送信手段夫々は、前記空気圧情報を異なるタイミングで送信するようにしてあることを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。 - 前記空気圧情報送信手段夫々は、前記空気圧情報をランダムなタイミングで複数回送信するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
- 前記送信要求手段は、前記車輌のエンジンを始動するための認証が完了した場合に、前記空気圧情報の送信を要求するようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
- 前記送信要求手段による送信要求の送信指示を受け付ける受付手段を備え、
前記送信要求手段は、該受付手段が前記送信指示を受け付けた場合に、前記空気圧情報の送信を要求するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記送信要求手段は、複数設けられており、
該複数の送信要求手段夫々は、同時、又は個別に前記空気圧情報の送信を要求するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記複数のセンサユニット夫々は、タイヤの回転による加速度を検出する加速度検出手段を備え、
前記空気圧情報送信手段は、該加速度検出手段により検出された加速度が所定値に達した場合に、前記空気圧情報を送信するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のタイヤ空気圧監視システム。
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JP2014110434A JP2015223965A (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | タイヤ空気圧監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014110434A JP2015223965A (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | タイヤ空気圧監視システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019176503A1 (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載通信装置、車載通信システム、通信プログラム及び通信方法 |
CN110549800A (zh) * | 2019-09-11 | 2019-12-10 | 肇庆中晶实业有限公司 | 一种单按键的胎压显示器的功能控制方法 |
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2014
- 2014-05-28 JP JP2014110434A patent/JP2015223965A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019176503A1 (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載通信装置、車載通信システム、通信プログラム及び通信方法 |
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