JP5051422B2 - タイヤ空気圧監視システム - Google Patents

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本発明は、車両のタイヤとホイールとによって形成されるタイヤ内空間の空気圧を測定するためのタイヤ空気圧監視システムに関する。
車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置と、その車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備えたタイヤ空気圧監視システムがある。特許文献1に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、タイヤ側送受信装置の夫々は、タイヤ内空間の空気圧を測定するタイヤ側測定手段と、タイヤ側測定手段による測定結果情報をタイヤ内空間の外部に無線送信するタイヤ側送信手段と、測定結果情報の送信要求を含む制御情報を外部から受信するタイヤ側受信手段と、を備えている。そして、各タイヤ側送受信装置は、車体側送受信装置から送信要求があったときにのみ、測定結果情報を外部に送信するように構成されている。このように構成することで、タイヤ側送受信装置における電力消費量を抑制し、タイヤ側送受信装置が備える内部の電源の消耗を抑制できる。
しかし、特許文献1に記載されたようなシステムの場合、タイヤ内空間の空気圧低下が突然発生しても、車体側送受信装置からの送信要求が無い限りはその異常事態を車体側送受信装置へ知らせることができない点で問題がある。そのような問題を解決するために、特許文献2に記載のようなタイヤ空気圧監視システムがある。このシステムは、タイヤ側送受信装置が、タイヤ内空間の空気圧の測定値に応じて、測定値の送信頻度を変更するものである。つまり、タイヤ側送受信装置は、タイヤ内空間の空気圧の測定値が正常であるか否かを判定し、異常であると判定した場合には、測定値の送信頻度を高くするものである。これにより、異常である空気圧の測定値が車体側送受信装置へ迅速に伝達される。
特開2005−319869号公報 特表2006−502913号公報
特許文献2に記載のシステムでは、空気圧の測定値が異常である間は測定値の送信頻度を高くしている。そのため、空気圧の測定値が異常である間は、頻繁な送信作動を行うことで電力消費量が継続的に増大し、電源を消耗させてしまうという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力消費量を抑制しながら、タイヤ内空間の空気圧が異常である旨の情報を迅速に伝達可能なタイヤ空気圧監視システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るタイヤ空気圧監視システムの特徴構成は、車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置と、前記車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備え、
前記タイヤ側送受信装置の夫々は、装置内部に電力を供給する電源と、前記タイヤ内空間の空気圧を測定するタイヤ側測定手段と、前記タイヤ側測定手段による測定結果情報を前記タイヤ内空間の外部に無線送信するタイヤ側送信手段と、前記車体側送受信装置からの制御情報を受信するタイヤ側受信手段と、前記タイヤ側送信手段に前記測定結果情報を外部に送信させる測定結果情報の送信処理を行わせるタイヤ側制御手段と、を有し、
前記車体側送受信装置は、前記タイヤ側送受信装置から送信される前記測定結果情報を受信する車体側受信手段と、前記タイヤ側送受信装置に対して前記制御情報を送信する車体側送信手段と、前記車体側受信手段に前記測定結果情報の受信処理を行わせるとともに、前記車体側送信手段に前記制御情報の送信処理を行わせる車体側制御手段と、を有するタイヤ空気圧監視システムであって、
前記タイヤ側送受信装置は、前記タイヤ内空間の空気圧又はその相当量の正常範囲及び当該正常範囲を超える警戒範囲に関する情報を記憶する記憶手段を有し、
前記タイヤ側制御手段は、
前記タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が前記正常範囲を超える警戒範囲に入ると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせ、その後、前記タイヤ側受信手段が、前記車体側送受信装置側で前記空気圧又はその相当量が当該警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む前記制御情報を前記車体側送信手段から受信すると、当該確認情報の取得の記憶に基づいて前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせるように構成され
前記タイヤ側制御手段は、前記空気圧又はその相当量が前記正常範囲に入ると、前記確認情報の取得の記憶をリセットするように構成され、
前記タイヤ側制御手段は、リセットされていない前記確認情報を含む前記制御情報を受信したことに応じて前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせた状態で、前記空気圧又はその相当量が前記警戒範囲よりも前記正常範囲から離れる別の警戒範囲に入ると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせ、その後、前記タイヤ側受信手段が、前記車体側送受信装置側で前記空気圧又はその相当量が当該別の警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む前記制御情報を前記車体側送信手段から受信すると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせるように構成されている点にある。
ここで、タイヤ内空間の空気圧の相当量とは、例えば、空気圧対温度比(P/T)などのことである。この空気圧対温度比はタイヤ内空間の空気量に変化が無い限りは一定であるので、この値を参照すれば、タイヤ内空間の温度の変化に拘わらず空気圧の変化(即ち、タイヤ内空間の空気量の変化)を捉えることができる。
上記特徴構成によれば、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が正常範囲を超える警戒範囲に入ると、その値を含んだ測定結果情報の送信処理の頻度が高くなる。よって、タイヤ内空間の空気圧が異常であることが車体側送受信装置で迅速に認識される。更に、タイヤ側送受信装置は、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を車体側送受信装置から受信すると、上記測定結果情報の送信処理の頻度を低くする。よって、測定結果情報の送信処理に要する電力消費量を抑制でき、タイヤ側送受信装置の電源が消耗してしまわないようにできる。
従って、電力消費量を抑制しながら、タイヤ内空間の空気圧が異常である旨の情報を迅速に伝達可能なタイヤ空気圧監視システムを提供できる。
また、確認情報の取得の記憶がリセットされると、確認情報の取得の記憶に基づいてタイヤ側送受信装置側からの測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせていた状態が解除される。また、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が再び警戒範囲に入ると、測定結果情報の送信頻度が高くされる。よって、タイヤ内空間の空気圧が異常である旨の情報が車体側送受信装置へ迅速に伝達されることになる。
更に、タイヤ側送受信装置では、空気圧又はその相当量が警戒範囲に入った状況を車体側送受信装置側が確認したことに基づいて、つまり、タイヤ側送受信装置での確認情報の取得の記憶に基づいて、タイヤ側送受信装置側からの測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせている状態であっても、空気圧又はその相当量が上記警戒範囲よりも正常範囲から離れる別の警戒範囲に入ると、タイヤ側送受信装置側からの測定結果情報の送信処理の頻度を高くする。よって、タイヤ内空間の空気圧が異常である状態が更に悪化していることがタイヤ側送受信装置の外部の車体側送受信装置へ迅速に伝達される。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムの特徴構成は、前記タイヤ側制御手段は、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせた後、前記確認情報を含む前記制御情報を受信しないまま設定時間が経過すると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、タイヤ側送受信装置では、測定結果情報の送信処理の頻度を高くした状態は設定時間以上継続しなくなる。つまり、測定結果情報の送信処理の頻度が高くなることで電力消費量が増大している期間には制限が設けられる。よって、タイヤ側送受信装置では、車体側送受信装置から上記確認情報を含む制御情報が受信しなくても、上記設定時間の経過後に測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせ、電力消費量を抑制している。例えば、車体側送受信装置の電源がオフであるために、車体側送受信装置から上記確認情報を含む制御情報の送信が行われない状況や、タイヤ側送受信装置が設置されたタイヤを車両から取り外したことで、タイヤ側送受信装置において上記確認情報を含む制御情報の受信を行えない状況などであっても、測定結果情報の送信処理に要する電力消費量を制限できる。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムの特徴構成は、前記記憶手段は、前記タイヤ側送受信装置毎に付与された固有の識別情報を記憶し、
前記タイヤ側送信手段は、前記測定結果情報の送信処理において、前記測定結果情報に前記識別情報を付与して送信するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、タイヤ側送受信装置毎に付与された固有の識別情報が上記測定結果情報に付与された上で上記送信処理が行われる。よって、測定結果情報を受信した車体側送信装置は、その測定結果情報が自車に設置されたタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのか、及び、自車のどの位置に設置されたタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを上記識別情報を用いて識別できる。
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムの特徴構成は、前記記憶手段に記憶されている前記正常範囲及び前記警戒範囲は書換可能に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、タイヤ側送受信装置毎に正常範囲及び警戒範囲を自在に設定できる。よって、例えば、車両の前後のタイヤで適正空気圧値(正常範囲)が異なる車両において、タイヤの前後ローテーションを行った場合でも、随時、上記正常範囲及び上記警戒範囲を適正な数値に書き換えることができる。
以下に図面を参照して本発明に係るタイヤ空気圧監視システムの構成について説明する。
図1は、タイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図である。タイヤ空気圧監視システムは、車両1に設けられた複数のタイヤ2(2a〜2d)及び複数のホイール3(3a〜3d)によって形成される複数のタイヤ内空間4(4a〜4d)に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)と、車両1の車体5側に設置される車体側送受信装置20とを備える。図2は、タイヤ側送受信装置10の機能ブロック図である。但し、複数のタイヤ内空間4(4a〜4d)に設置される各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の構成は同様であるため、一つのタイヤ側送受信装置10の機能ブロック図のみの説明を行う。
タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、後述するセンサ部17による測定結果情報を、タイヤ内空間4(4a〜4d)の外部に無線送信するための送信回路部13及び送信アンテナ14と、車体側送受信装置20からの制御情報を受信する受信アンテナ16及び受信回路部15とを備え、外部との間で情報の送受信が行えるように構成されている。また、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、タイヤ内空間4(4a〜4d)の空気圧を測定する空気圧センサとしてのセンサ部17と、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の内部で取り扱われる情報(センサ部17による測定結果情報、車体側送受信装置20から受信した制御情報など)を記憶する記憶部11と、送信アンテナ14及び送信回路部13に測定結果情報の送信処理を行わせる制御回路部12とを備えている。本実施形態において、上記測定結果情報は、センサ部17によって測定される空気圧のことである。更に、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、装置内部に電力を供給するバッテリなどの電源18を備える。但し、記憶部11は、制御回路部12に内蔵された形態であってもよい。
以上のように、センサ部17は本発明のタイヤ側測定手段に相当し、送信回路部13及び送信アンテナ14は本発明のタイヤ側送信手段に相当し、受信回路部15及び受信アンテナ16は本発明のタイヤ側受信手段に相当し、制御回路部12は本発明のタイヤ側制御手段に相当し、記憶部11は本発明の記憶手段に相当する。
車体側送受信装置20は、各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から送信される測定結果情報を受信する受信アンテナ21(21a〜21d)及び受信回路部23(23a〜23d)と、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)に対して上記制御情報を送信する送信アンテナ22(22a〜22d)、アンテナセレクタ部27及び送信回路部24とを備える。アンテナセレクタ部27は、上記制御情報を送信するために、送信アンテナ22a〜22dの何れか一つを選択するものである。つまり、本実施形態では、車体側送受信装置20は、全てのタイヤ側送受信装置10a〜10dに対して同時に制御情報を送信することはできず、アンテナセレクタ部27によって選択された何れか一つの送信アンテナ22から制御情報を送信するように構成されている。また、車体側送受信装置20は、車体側送受信装置20の内部で取り扱われる情報(タイヤ側送受信装置10から受信した測定結果情報など)を記憶する記憶部26と、受信アンテナ21(21a〜21d)及び受信回路部23(23a〜23d)に測定結果情報の受信処理を行わせるとともに、送信アンテナ22(22a〜22d)及び送信回路部24に制御情報の送信処理を行わせるECU(電子制御ユニット)25とを備える。このように、複数の受信回路部23
(23a〜23d)が受信アンテナ21(21a〜21d)の夫々に接続された状態で設けられているので、各受信回路部23(23a〜23d)に接続されたECU25は、受け取った測定結果情報が、どの受信アンテナ21及び受信回路部23の組によって受信されたものであるのかを判別できる。ここで、何れか1個の送信アンテナから情報を送信したとき、対応する1個の受信アンテナでその情報が受信されるだけではなく、他の受信アンテナでも情報が受信されることもある。しかし、電波は距離に応じて減衰するため、対応する受信アンテナで受信した情報の信号強度は大きいが、対応しない受信アンテナで受信した情報の信号強度は小さくなる。よって、受信した情報の信号強度を解析すれば、対応する送信アンテナから送信された情報であるのか否かを判別できる。
以上のように、受信アンテナ21及び受信回路部23は本発明の車体側受信手段に相当し、送信アンテナ22、送信回路部24及びアンテナセレクタ部27は本発明の車体側送信手段に相当し、ECU25は本発明の車体側制御手段に相当する。
以下に、車体側送受信装置20及びタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の具体的な構成について説明する。
車体側送受信装置20は、各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)からセンサ部17による測定結果情報(本実施形態では空気圧値)を受信することで、車両1のタイヤ空気圧に関する情報を取得する。そして、車体側送受信装置20が取得した測定結果情報は、車両1の乗員が認識可能であるように、車両1に設けられた表示装置6において表示される。このとき、測定結果情報が、車両1のどの位置に設けられたタイヤ側送受信装置10から送信されたものであるのかを識別可能に表示してもよい。
本実施形態では、車体側送受信装置20が備える各送信アンテナ22(22a〜22d)は、車両1に装着されているタイヤ2(2a〜2d)の近傍の車体5側に設けられている。これは、送信アンテナ22(22a〜22d)から送出される電波(例えば、LF:125kHz)の到達距離が短いからである。つまり、車体側送受信装置20の各送信アンテナ22(22a〜22d)から無線送信される制御情報は、それらの近傍に設置されているタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)のうちの一つに対して個別に送信されることになる。また、車体側送受信装置20の受信アンテナ21(21a〜21d)及び受信回路部23(23a〜23d)も、車両1に装着されているタイヤ2(2a〜2d)の近傍の車体5側に設けられている。これも、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から無線送信される電波の到達距離が短いからである。つまり、車体側送受信装置20の各受信アンテナ21(21a〜21d)は、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)のうちの一つから測定結果情報を受信するように設けられている。また、送信回路部24は上記送信要求の変調処理を行い、受信回路部23(23a〜23d)は対応する各受信アンテナ21(21a〜21d)で受信された信号の復調処理を行う。
タイヤ側送受信装置10の記憶部11及び車体側送受信装置20の記憶部26には、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量の正常範囲に関する情報が記憶されている。ここで、空気圧の相当量とは、例えば、空気圧対温度比(P/T)などのことである。この空気圧対温度比はタイヤ内空間の空気量に変化が無い限りは一定であるので、この値を参照すれば、タイヤ内空間の温度の変化に起因する空気圧の変化を補正することができる。よって、測定結果情報として空気圧対温度比を採用する場合には、上記センサ部17としての温度センサも設置しておけばよい。
タイヤ側送受信装置10の記憶部11及び車体側送受信装置20の記憶部26には、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量の正常範囲を超える警戒範囲に関する情報も記憶されている。更に、警戒範囲は、正常範囲から離間する程度に応じた複数のレベルの警戒範囲に分けられている。更に、タイヤ側送受信装置10毎に正常範囲及び警戒範囲を自在に設定して、記憶部11及び記憶部26に記憶させることができる。例えば、正常範囲及び警戒範囲の書換用のセットアップ装置(図示せず)を別途用意し、車体側送受信装置20にセットアップ装置を有線又は無線接続する。そして、車体側送受信装置20の記憶部26に、各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)における新たな正常範囲及び警戒範囲を記憶させる。このとき、各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)における正常範囲及び警戒範囲は互いに同じでもよく又は互いに異なっていてもよい。よって、例えば、車両の前後のタイヤで適正空気圧値(正常範囲)が異なる車両において、タイヤの前後ローテーションを行った場合でも、随時、上記正常範囲及び上記警戒範囲を適正な数値に書き換えることができる。
また、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の記憶部11へは、既に正常範囲及び警戒範囲を記憶した車体側送受信装置20から送信される制御情報に従って、正常範囲及び警戒範囲を記憶させることができる。或いは、上述したセットアップ装置とタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)とを夫々無線接続して、記憶部11に、該当するタイヤ側送受信装置10における新たな正常範囲及び警戒範囲を記憶させることもできる。
タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の制御回路部12は、所定のタイミングでセンサ部17によって測定されたタイヤ内空間4(4a〜4d)の空気圧に関する測定結果情報を記憶部11に蓄積させる。或いは、制御回路部12は、必要に応じて、上述した空気圧の相当量を演算する。そして、制御回路部12は、送信アンテナ14及び送信回路部13に測定結果情報(空気圧又はその相当量)を外部に送信させる測定結果情報の送信処理を所定の頻度で行わせる。また、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の受信回路部15及び送信回路部13は、受信した信号の復調処理及び送信する信号の変調処理を行っている。
以下に、タイヤ側送受信装置10によって行われる測定結果の送信処理と、車体側送受信装置20によって行われる測定結果の受信処理及び制御情報の送信処理との概要について説明する。
各タイヤ側送受信装置10では、センサ部17を用いてタイヤ内空間4の空気圧の測定が行われ、制御回路部12はその測定結果を記憶部11に記録している。そして、制御回路部12は、送信アンテナ14及び送信回路部13にその測定結果の送信処理を設定頻度で行わせる。制御回路部12は、この設定頻度を必要に応じて変更する送信頻度設定処理制御を行っており、図3は、その送信頻度設定処理制御のフローチャートである。
車体側送受信装置20のECU25は、受信アンテナ21及び受信回路部23に測定結果情報の受信処理を行わせている。そして、上述したようにECU25は、測定結果情報がどの受信アンテナ21及び受信回路部23の組(例えば、右前の受信アンテナ21a及び受信回路部23aの組など)によって受信されたのかを識別できる。更に、ECU25は、送信アンテナ22及び送信回路部24に制御情報の送信処理を行わせている。そして、上述したようにECU25は、どの送信アンテナ22及び送信回路部24の組(例えば、右前の送信アンテナ22a及び送信回路部24)の組から制御情報を送信させるのかをアンテナセレクタ27を用いて選択できる。
また、車体側送受信装置20のECU25は、受信アンテナ21及び受信回路部23から受信した測定結果情報における空気圧又はその相当量が正常範囲を超える警戒範囲に入っているとき、その状況を確認したことを表す確認情報を含む制御情報を、その測定結果情報を受信した受信アンテナ21及び受信回路部23に対応するタイヤ側送受信装置10に対して送信する。例えば、ECU25は、受信アンテナ21a及び受信回路部23aから受信した測定結果情報における空気圧又はその相当量が正常範囲に入っているとき、その状況を確認したことを表す確認情報を含む制御情報を、アンテナセレクタ部27によって選択した送信アンテナ22a及び送信回路部24を用いてタイヤ側送受信装置10aへ送信する。
タイヤ側送受信装置10では、上記送信頻度設定処理制御において制御回路部12は、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量が正常範囲を超える警戒範囲に入ると、送信アンテナ14及び送信回路部13に対して測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせ、その後、受信アンテナ16及び受信回路部15が、車体側送受信装置20の送信アンテナ22から空気圧又はその相当量が当該警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む制御情報を受信すると、記憶部11にその確認情報の記憶をセットし、送信アンテナ14及び送信回路部13に対して測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせる制御を行っている。他方で、制御回路部12は、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量が正常範囲に入ると、確認情報の記憶をリセットする。
以下に、図3を参照して、タイヤ側送受信装置10の制御回路部12が行う送信頻度設定処理制御のフローチャートについて具体的に説明する。
工程#10において制御回路部12は、空気圧又はその相当量が警戒範囲に入っているか否かを判定し、警戒範囲に入っている場合(即ち、異常である場合)には工程#18に移行し、警戒範囲に入っていない場合(即ち、正常である場合)には工程#12に移行する。次に、工程#18において制御回路部12は、記憶部11に確認情報の記憶がセットされているか否かを判定する。制御回路部12は、確認情報の記憶がリセットされ、記憶部11に記憶されていない場合、工程#24に移行して、送信頻度を通常頻度よりも高い警戒頻度に設定する。つまり、制御回路部12は、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量が警戒範囲に入っている場合、車体側送受信装置20から確認情報を受信するまでは、通常頻度よりも高い警戒頻度で測定結果情報を送信する。その結果、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量が異常であることが車体側送受信装置20に迅速に伝達され、表示装置6を用いて車両1の乗員に伝達される。
制御回路部12は、送信頻度を警戒頻度に設定した後、工程#26に移行し、警戒頻度に設定してから設定時間以上経過したか否かを判定する。そして、制御回路部12は、警戒頻度に設定してから設定時間以上経過していない場合には、工程#28に移行して確認情報の記憶がセットされているか否かを判定する。制御回路部12は、車体側送受信装置20から確認情報を受信するまでは、確認情報の記憶を記憶部11にセットせず、この送信頻度設定制御処理の始めにリターンする。よって、タイヤ側送受信装置10からの測定結果情報の送信頻度は警戒頻度のままである。つまり、測定結果情報は通常頻度よりも高い警戒頻度で外部に送信され続けている。
他方で、タイヤ側送受信装置10が、車体側送受信装置20から確認情報を受信することで、既に確認情報の記憶を記憶部11にセットしていた場合、工程#32に移行して送信頻度を通常頻度に設定する。
また、制御回路部12は、警戒頻度に設定してから設定時間以上経過している場合には、工程#30において確認情報を受信したのと同様の状態を意図的に作るべく、自身で確認情報の記憶を設定する。その後、工程#32において送信頻度を通常頻度に設定する。つまり、タイヤ側送受信装置10では、車体側送受信装置20から本当の確認情報を含む制御情報が受信しなくても、上記設定時間の経過後に測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせ、電力消費量を抑制している。例えば、車体側送受信装置20の電源がオフであるために、上記確認情報を含む制御情報の送信が行われない状況や、タイヤ側送受信装置10が設置されたタイヤ2を車両1から取り外したことで上記確認情報を含む制御情報の受信を行えない状況などであっても、上記設定時間の経過後、測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせて内部の電源18の消耗を抑制することを可能にしている。
制御回路部12は、工程#18において確認情報の記憶が記憶部11にセットされていると判定した場合、工程#20に移行して、上記確認情報を受信してその確認情報の記憶をセットしたときに入っていた警戒範囲よりも、空気圧又はその相当量が正常範囲から離れる別のレベルの警戒範囲に入っているか否かを判定する。尚、この時点では確認情報の記憶がセットされているので、送信頻度は通常頻度に設定されている。そして、制御回路部12は、工程#20において空気圧又はその相当量が正常範囲から離れる別の警戒範囲に入っていると判定すると、工程#22に移行して確認情報の記憶をリセットし、更に工程#24に移行して送信頻度を警戒頻度に設定する。つまり、タイヤ側送受信装置では、空気圧又はその相当量が警戒範囲に入った状況を車体側送受信装置側が確認したことに基づいて、つまり、タイヤ側送受信装置10での確認情報の取得の記憶に基づいて、電源18の消耗を抑制するべくタイヤ側送受信装置側10からの測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせている状態であっても、空気圧又はその相当量が上記警戒範囲よりも正常範囲から離れる別のレベルの警戒範囲に入ると、タイヤ側送受信装置側からの測定結果情報の送信処理の頻度を高くする。よって、タイヤ内空間4の空気圧が異常である状態が更に悪化していることがタイヤ側送受信装置10の外部の車体側送受信装置20へ迅速に伝達される。
他方で、制御回路部12は、工程#20において空気圧又はその相当量が正常範囲から離れる別の警戒範囲に入っていないと判定すると、この送信頻度設定制御処理の始めにリターンする。
また、制御回路部12は、工程#10において空気圧又はその相当量が警戒範囲に入っていない場合(即ち、正常である場合)、工程#12に移行して確認情報の記憶がセットされているか否かを判定する。そして、制御回路部12は、工程#12において確認情報の記憶がセットされている場合には、工程#14に移行して確認情報の記憶をリセットし、その後、工程#16に移行して送信頻度を通常頻度に設定する。他方で、制御回路部12は、工程#12において確認情報の記憶がセットされていない場合には、工程#16に移行して送信頻度を通常頻度に設定(維持)する。
以上のように、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の夫々が備える制御回路部12は、前記タイヤ内空間の空気圧及び温度のうちの空気圧又はその相当量が前記正常範囲を超える警戒範囲に入ると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせ、その後、前記タイヤ側受信手段が、前記車体側送信手段から前記空気圧又はその相当量が当該警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む前記制御情報を受信すると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせるように構成されている。その結果、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量が正常範囲を超える警戒範囲に入ると、その値を含んだ測定結果情報の送信処理の頻度が高くなる。よって、タイヤ内空間4の空気圧が異常であることが車体側送受信装置20で迅速に認識される。更に、タイヤ側送受信装置10は、タイヤ内空間4の空気圧又はその相当量が警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を車体側送受信装置20から受信すると、その確認情報を記憶部11にセットした上で上記測定結果情報の送信処理の頻度を低くする。よって、測定結果情報の送信処理に要する電力消費量を抑制でき、タイヤ側送受信装置10の電源18が消耗してしまわないようにできる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態において、車両1に設置された複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の夫々に、固有の識別情報を割り当ててもよい。この場合、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)が備える記憶部11には、夫々に割り当てられた識別情報が記憶される。また、車体側送受信装置20が備える記憶部26には、車両1に設置された複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の識別情報が、タイヤ側送受信装置10
(10a〜10d)の設置位置(例えば、車両1の「右前」位置など)と関連付けて全て記憶されている。そして、タイヤ側送受信装置10から車体側送受信装置20に対して、測定結果情報に識別情報を付与して送信してもよい。その場合、車体側送受信装置20は、受信アンテナ21で受信した測定結果情報に付与された識別情報を、記憶部26に記憶しているタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の識別情報とその設置位置との関係情報と照らし合わせることで、受信した測定結果情報がどの設置位置のタイヤ側送受信装置10から送信されたものであるのかを容易に識別できる。そして、車体側送受信装置20が取得した測定結果情報を車両1の乗員が認識可能であるように表示装置6において表示するとき、識別情報を参照すれば、車両1のどの位置に設けられたタイヤ側送受信装置10から送信されたものであるのかを識別可能に表示できる。
図4は、別実施形態のタイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図であり、車体側送受信装置30が備える複数の受信アンテナ21(21a〜21d)が1個の受信回路部23に接続されている点で、図1に例示したタイヤ空気圧監視システムと異なっている。他の装置構成は図1と同様であるので説明は省略する。
上記実施形態では、複数の受信回路部23(23a〜23d)が受信アンテナ21(21a〜21d)の夫々に接続された状態で設けられていることで、各受信回路部23(23a〜23d)に接続されたECU25は、受け取った測定結果情報が、どの受信アンテナ21及び受信回路部23の組によって受信されたものであるのかを判別していた。しかし、測定結果情報に識別情報が付与されているのであれば、受信アンテナ21(21a〜21d)の夫々に受信回路部23を設けなくてもよい。
図5は、他の別実施形態のタイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図である。このタイヤ空気圧監視システムでは、送信回路部24は2個の分配器28、29に接続される。そして、一方の分配器28は送信アンテナ22c、22dに接続され、他方の分配器29は送信アンテナ22a、22bに接続される。また、受信回路部23は1個の受信アンテナ21に接続されている。他の装置構成は図4と同様であるので説明は省略する。
よって、このタイヤ空気圧監視システムでは、車体側送受信装置40が備える送信回路部24及び送信アンテナ22(22a〜22d)から複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)へ、同時に同じ制御情報が送信される。このとき、送信する制御情報中に特定の識別情報を含ませておけば、その識別情報に対応するタイヤ側送受信装置10にのみ制御情報が有効に働くようにでき、対応しないタイヤ側送受信装置10には制御情報が有効に働かないようにできる。
また、複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から送信される測定結果情報及び識別情報は、車体側送受信装置40が備える1個の受信アンテナ21及び受信回路部23で受信される。ここで、複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)からの無線送信に用いられる電波は到達距離の長いUHF(例えば、315MHz)である。
図6は、他の別実施形態のタイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図である。このタイヤ空気圧監視システムでは、車体側送受信装置50が備える送信回路部24は1個の送信アンテナ22に接続される。他の装置構成は図5と同様であるので説明は省略する。
このとき、1個の送信アンテナ22から複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の全てへ、同時に同じ制御情報が送信される。ここで、送信アンテナ21から複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)への無線送信に用いられる電波は到達距離の長いUHF(例えば、315MHz)である。
<2>
上記実施形態では、車体側送受信装置が、タイヤ側送受信装置から受信した空気圧又はその相当量の数値に基づいて、それが正常範囲に入っているのか又は警戒範囲に入っているのかを判別する例について説明したが、他の手法でそれが正常範囲に入っているのか又は警戒範囲に入っているのかを判別することもできる。
例えば、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が警戒範囲に入ると、タイヤ側送受信装置は送信頻度を警戒頻度に高くする制御を自発的に行っている。よって、車体側送受信装置は、タイヤ側送受信装置からの測定結果情報の送信頻度を解析することで、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が正常範囲にあるのか又は警戒範囲にあるのかを判別できる。よって、車体側送受信装置のECUは、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が警戒範囲にあると判別したときに、空気圧又はその相当量が警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む制御情報を送信させればよい。
或いは、タイヤ側送受信装置が、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が警戒範囲に入ったと判定したとき、その旨を報知する異常報知情報を作成し、測定結果情報と共にその異常報知情報を車体側送受信装置に送信すればよい。その結果、車体側送受信装置は、タイヤ側送受信装置から受信した空気圧又はその相当量の数値を解析しなくても、タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が正常範囲にあるのか又は警戒範囲にあるのかを判別できる。よって、車体側送受信装置のECUは、タイヤ側送受信装置から異常報知情報を受信したときに、空気圧又はその相当量が警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む制御情報を送信させればよい。
<3>
タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が正常範囲と警戒範囲との間を行き来したときのハンチングを防止するために、正常範囲と警戒範囲との間に不感帯を設けてもよい。よって、正常範囲に入っているとの判定と警戒範囲に入っているとの判定とを行うとき、空気圧又はその相当量が不感帯に入っている間は、判定の切り換えは行われなくなる。
<4>
上記実施形態では、本発明のタイヤ側測定手段を実現するセンサ部17が、空気圧センサ及び温度センサのうちの少なくとも空気圧センサである場合について説明したが、タイヤ側測定手段として他のセンサを採用することもできる。例えば、センサ部17が、空気圧センサ等に加えて、タイヤに加わる遠心力又は振動を測定する加速度センサを備えていてもよい。この場合、タイヤ側送受信装置10の制御回路部12が、車両が走行中であるか又は停止中であるかを加速度センサの測定結果に基づいて判定し、走行中である場合には上記送信頻度を高くし、停止中である場合には上記送信頻度を低くするような制御も可能である。
或いは、センサ部17が電源18の電圧値を測定する電圧センサを備えていてもよい。そして、タイヤ側送受信装置10の制御回路部12が、電源18の電圧値が設定値以下になると上記送信頻度を高めるとともに電圧値が異常である旨の情報を車体側送受信装置20に送信できる。その結果、表示装置6には、タイヤ側送受信装置10の電源18が消耗している旨の情報を表示して、車両1の乗員に認識させることができる。
タイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図 タイヤ側送受信装置の機能ブロック図 送信頻度設定処理制御のフローチャート 別実施形態のタイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図 別実施形態のタイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図 別実施形態のタイヤ空気圧監視システムの機能ブロック図
1 車両
2 タイヤ
3 ホイール
4 タイヤ内空間
5 車体
10 タイヤ側送受信装置
11 記憶部(記憶手段)
12 制御回路部(タイヤ側制御手段)
13 送信回路部(タイヤ側送信手段)
14 送信アンテナ(タイヤ側送信手段)
15 受信回路部(タイヤ側受信手段)
16 受信アンテナ(タイヤ側受信手段)
17 センサ部(タイヤ側測定手段)
20 車体側送受信装置
21 受信アンテナ(車体側受信手段)
22 送信アンテナ(車体側送信手段)
23 受信回路部(車体側受信手段)
24 送信回路部(車体側送信手段)
25 ECU(電子制御ユニット、車体側制御手段)
27 アンテナセレクタ部(車体側送信手段)

Claims (4)

  1. 車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置と、前記車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備え、
    前記タイヤ側送受信装置の夫々は、装置内部に電力を供給する電源と、前記タイヤ内空間の空気圧を測定するタイヤ側測定手段と、前記タイヤ側測定手段による測定結果情報を前記タイヤ内空間の外部に無線送信するタイヤ側送信手段と、前記車体側送受信装置からの制御情報を受信するタイヤ側受信手段と、前記タイヤ側送信手段に前記測定結果情報を外部に送信させる測定結果情報の送信処理を行わせるタイヤ側制御手段と、を有し、
    前記車体側送受信装置は、前記タイヤ側送受信装置から送信される前記測定結果情報を受信する車体側受信手段と、前記タイヤ側送受信装置に対して前記制御情報を送信する車体側送信手段と、前記車体側受信手段に前記測定結果情報の受信処理を行わせるとともに、前記車体側送信手段に前記制御情報の送信処理を行わせる車体側制御手段と、を有するタイヤ空気圧監視システムであって、
    前記タイヤ側送受信装置は、前記タイヤ内空間の空気圧又はその相当量の正常範囲及び当該正常範囲を超える警戒範囲に関する情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記タイヤ側制御手段は、
    前記タイヤ内空間の空気圧又はその相当量が前記正常範囲を超える警戒範囲に入ると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせ、その後、前記タイヤ側受信手段が、前記車体側送受信装置側で前記空気圧又はその相当量が当該警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む前記制御情報を前記車体側送信手段から受信すると、当該確認情報の取得の記憶に基づいて前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせるように構成され
    前記タイヤ側制御手段は、前記空気圧又はその相当量が前記正常範囲に入ると、前記確認情報の取得の記憶をリセットするように構成され、
    前記タイヤ側制御手段は、リセットされていない前記確認情報を含む前記制御情報を受信したことに応じて前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせた状態で、前記空気圧又はその相当量が前記警戒範囲よりも前記正常範囲から離れる別の警戒範囲に入ると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせ、その後、前記タイヤ側受信手段が、前記車体側送受信装置側で前記空気圧又はその相当量が当該別の警戒範囲に入った状況を確認したことを表す確認情報を含む前記制御情報を前記車体側送信手段から受信すると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせるように構成されているタイヤ空気圧監視システム。
  2. 前記タイヤ側制御手段は、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を高くさせた後、前記確認情報を含む前記制御情報を受信しないまま設定時間が経過すると、前記タイヤ側送信手段に対して前記測定結果情報の送信処理の頻度を低くさせるように構成されている請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  3. 前記記憶手段は、前記タイヤ側送受信装置毎に付与された固有の識別情報を記憶し、
    前記タイヤ側送信手段は、前記測定結果情報の送信処理において、前記測定結果情報に前記識別情報を付与して送信するように構成されている請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  4. 前記記憶手段に記憶されている前記正常範囲及び前記警戒範囲は書換可能に構成されている請求項1〜の何れか一項に記載のタイヤ空気圧監視システム。
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