JP4462365B2 - タイヤ空気圧検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤが取り付けられた車輪に圧力センサが備えられた送受信機を直接取り付け、その圧力センサからの検出信号を送受信機から送信し、車体側に取り付けられた受信機によって受信することで、タイヤ空気圧の検出を行うダイレクト式のタイヤ空気圧検出装置に関するものである。
ダイレクト式のタイヤ空気圧検出装置では、タイヤ空気圧に関するデータを車体側の受信機に送るための送受信機が車輪に取り付けられているため、タイヤ交換などにおいて送受信機が交換されると、送受信機固有のID情報が変わってしまう。このID情報は、受信機側でタイヤ空気圧に関するデータが含まれた電波を受信した時に、その電波が自車両のものであるか他車両のものであるかを判定するために用いられることから、ID情報が変わった時にはそれを受信機側に再登録しなければならない。このようなID情報の登録を自動的に行うものとして、特許文献1〜4に示す方法が提案されている。
具体的には、特許文献1では、一定期間における受信頻度に着目し、受信した複数の未知のID情報のうち受信頻度の多いものは自車両のものであるとして、そのID情報を登録している。
また、特許文献2では、受信した複数の未知のID情報からのタイヤ内の温度やタイヤ空気圧に関するデータに基づいて、自車両の走行パターンに相関したタイヤ内の温度もしくはタイヤ空気圧を含んでいる電波のID情報を自車両のものとして登録している。例えば、車両が走行を続けていればタイヤ内の温度やタイヤ空気圧が上昇するため、受信したタイヤ内の温度やタイヤ空気圧に関するデータがそれと相関のある結果を示していれば、自車両のものとしてID情報を登録する。
また、特許文献3、4では、複数の未知のID情報を含む電波の受信時に、車体側の受信機でその受信電波の強度を測定し、その強度に基づいて自車両と他車両のID情報を区別して、自車両のID情報を登録している。
特開2000−71726号公報 特許第3661670号公報 特開2006−15895号公報 特開2006−123725号公報
しかしながら、自車両と併走する他車両が存在する場合、併走する他車両の電波も受信頻度が高くなるし、その電波に示されるタイヤ内の温度やタイヤ空気圧も車両の走行状態と相関があるし、さらに、自車両と他車両とが近い位置にいるため電波の受信強度も自車両のものと同じように大きな値となる。このため、上記特許文献1〜4に記載された手法では、自車両と併走する他車両が存在する場合に正確にID情報の登録を行うことができない。
本発明は上記点に鑑みて、自車両と併走する他車両が存在するような場合であっても、正確に自車両のID情報の登録を行うことができるタイヤ空気圧検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、受信機(3)に備えられた第2制御部(33)は、自車両の送受信機(2)のID情報を自動的に登録するID登録処理手段(100〜160)を有し、ID登録処理手段(100〜160)は、ID登録処理を行うときにトリガ機(5)からトリガ信号を出力させるトリガ出力手段(120)と、トリガ信号が出力される毎にフレームを受信すると共に、該フレームに添付されたID情報に基づいて各ID毎に受信強度データを収集する収集手段(130)と、収集手段(130)にて収集された受信強度データのバラツキ度合いを各ID毎に演算するバラツキ度合演算手段(150)と、バラツキ度合演算手段(150)で演算されたバラツキ度合いが閾値(A)よりも小さいもののID情報を自車両に取り付けられた送受信機(2)のID情報と判別し、該ID情報を登録する判別手段(160)とを備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、ID登録時に、受信したすべてのID毎に受信強度データのバラツキ度合いを求め、そのバラツキ度合いが小さいものを自車両に取り付けた送受信機(2)のIDと判別する。これにより、自車両と他車両とが併走していたとしても、確実に自車両に取り付けられた送受信機(2)のIDと他車両に取り付けられた送受信機(2)のIDとを判別できる。
請求項2に記載の発明では、判別手段(160)は、バラツキ度合演算手段(150)演算されたバラツキ度合いが閾値(A)よりも小さいもののうち、バラツキ度合いが小さい順に自車両における送受信機(2)が取り付けられた車輪数のID情報を登録することを特徴としている。
このようにすれば、もしもバラツキ度合いが閾値(A)よりも小さいものの数が自車両における送受信機(2)が取り付けられた車輪数よりも多かったとしても、より確実に自車両に取り付けられた送受信機(2)のIDと他車両に取り付けられた送受信機(2)のIDとを判別できる。
請求項3に記載の発明では、バラツキ度合演算手段(150)で演算されたバラツキ度合いが小さい順に自車両に取り付けられた送受信機(2)の数のID情報を自車両に取り付けられた送受信機(2)のID情報と判別し、該ID情報を登録する判別手段(160)とを備えていることを特徴としている。
このように、バラツキ度合いを閾値(A)と比較することなく、単にバラツキ度合いが小さい順にID登録を行うようにしても良い。このようにしても、確実に自車両に取り付けられた送受信機(2)のIDと他車両に取り付けられた送受信機(2)のIDとを判別できる。
このようなバラツキ度合いを示す指標としては、例えば、請求項4に記載したように、受信強度データの標準偏差もしくは分散値を挙げることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示すブロック図である。図1の紙面上方向が車両1の前方、紙面下方向が車両1の後方に一致する。
図1に示されるように、タイヤ空気圧検出装置は、車両1に取り付けられるもので、送受信機2、受信機3、表示器4、トリガ機5および登録ID初期化スイッチ6を備えて構成されている。
送受信機2は、車両1における4つの車輪7a〜7d(スペアタイヤを含めると5つ)それぞれに取り付けられるもので、各車輪7a〜7dに取り付けられたタイヤの空気圧を検出すると共に、その検出結果を示す検出信号のデータを送信するフレーム内に格納し、固有のID情報を付して送信するものである。また、受信機3は、車両1における車体8側に取り付けられるもので、送受信機2から送信されるフレームを受信すると共に、その中に格納された検出信号に基づいて各種処理や演算等を行うことでタイヤ空気圧を求めるものである。図2(a)、(b)に、これら送受信機2と受信機3のブロック構成を示す。
図2(a)に示されるように、送受信機2は、センシング部21、制御部22、RF送信部23、電池24、トリガ信号受信部25、送信アンテナ26および受信アンテナ27を備えて構成されている。
センシング部21は、例えばダイアフラム式の圧力センサや温度センサを備えた構成とされ、タイヤ空気圧に応じた検出信号や温度に応じた検出信号を出力するようになっている。
制御部(第1制御部)22は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行する。
具体的には、制御部22は、センシング部21からのタイヤ空気圧に関する検出信号を受け取り、それを信号処理すると共に必要に応じて加工し、検出結果を示すデータ(以下、タイヤ空気圧に関するデータという)として各送受信機2の固有のID情報と共に送信するフレーム内に格納し、その後、フレームをRF送信部23に送るものである。このRF送信部23へ信号を送る処理は、上記プログラムに従って所定の周期毎に実行される。
この制御部22は、イグニッションスイッチがオフの際には通常時はSleep状態になっているが、トリガ信号を受け取り、トリガ信号に含まれる起動コマンドが入力されると、Wake−up状態に切り替わる。また、制御部22には、トリガ信号強度測定部22aが備えられており、受信アンテナ27およびトリガ信号受信部25を通じてトリガ機5からのトリガ信号を受け取り、Wake−up状態になると、トリガ信号強度測定部22aにてトリガ信号の受信強度(RSSI値)を測定する。そして、制御部22は、必要に応じて受信強度データを加工し、その受信強度データをタイヤ空気圧に関するデータが格納されたフレーム、もしくは、それとは別のフレームに格納した後、フレームをRF送信部23に送る。これらトリガ信号の受信強度の測定や受信強度データをRF送信部23へ送る処理も、上記プログラムに従って行われる。
また、制御部22は、フレームをRF送信部23に送るタイミングを制御する。これは、各送受信機2からの送信データ同士でのバッティングを防ぐためである。例えば、トリガ信号を受け取ってから何秒後にフレームを送るかという送信タイミングが、予め各送受信機2毎に異なるもので設定されている。このため、各車輪7a〜7dの送受信機2から、それぞれ異なったタイミングでフレームが送信されるようになっている。
ただし、各車輪7a〜7dの送受信機2から異なるタイミングでフレームが送信されるようにするために、単に、各送受信機2の制御部22に異なった送信タイミングを記憶させただけでは、各送受信機2の記憶内容が異なったものとなってしまう。このため、受信強度に応じてフレームの送信タイミングがずらされるように、例えば、受信強度に応じて送信タイミングが選択できるマップ、もしくは、送信強度を変数として送信タイミングを求める関数式を制御部22に記憶させておき、受信強度の相違により必然的に各送受信機2の送信タイミングが異なるようにすれば、すべての送受信機2の制御部22のプログラムを共通にすることが可能となる。
また、送信タイミングが毎回ランダムに変更されるように、制御部22に記憶させるプログラムを設定しても良い。このように、毎回ランダムに変更されるようにすれば、高い確率で各送受信機2の送信タイミングがすべて異なったものになるようにすることが可能である。
RF送信部23は、送信アンテナ26を通じて、制御部22から送られてきたフレームを受信機3に向けてRF帯、例えば315MHzの電波で送信する出力部としての機能を果たすものである。
トリガ信号受信部25は、受信アンテナ27を通じて、トリガ信号を受け取り、制御部22に送る入力部としての機能を果たすものである。
電池24は、制御部22などに対して電力供給を行うものであり、この電池24からの電力供給を受けて、センシング部21でのタイヤ空気圧に関するデータの収集や制御部22での各種演算などが実行される。
このように構成される送受信機2は、例えば、各車輪7a〜7dのホイールにおけるエア注入バルブに取り付けられ、センシング部21がタイヤの内側に露出するように配置される。これにより、該当するタイヤ空気圧を検出し、各送受信機2に備えられた送信アンテナ26を通じて、所定周期毎(例えば、1分毎)にフレームを送信するようになっている。
また、図2(b)に示されるように、受信機3は、アンテナ31とRF受信部32および制御部33を備えた構成となっている。
アンテナ31は、各送受信機2から送られてくるフレームを総括的に受け取る1本の共通アンテナとなっており、車体8に固定されている。
RF受信部32は、各送受信機2から送信されたフレームがアンテナ31で受信されると、それを入力して制御部33に送る入力部としての機能を果たすものである。
制御部33は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行する。
具体的には、制御部33は、ID情報の登録のために、登録してあったID情報を消去したのち、トリガ機5に対してトリガ信号を出力させることを指令するトリガ指令信号を出力すると共に、RF受信部32が受信したフレームを受け取り、フレームに格納された各送受信機2でのトリガ信号の受信強度データに基づいて、自車両と他車両のID情報を判別し、自車両のID情報の登録を行う。このID登録処理に関しては後で詳細に説明する。
また、制御部33では、受け取ったフレームに格納された検出結果を示すデータに基づいて各種信号処理および演算等を行うことによりタイヤ空気圧を求めると共に、求めたタイヤ空気圧に応じた電気信号を表示器4に出力する。例えば、制御部33は、求めたタイヤ空気圧を所定のしきい値Thと比較し、タイヤ空気圧が低下したことを検知した場合には、その旨の信号を表示器4に出力する。これにより、4つの車輪7a〜7dのいずれかのタイヤ空気圧が低下したことが表示器4に伝えられる。
表示器4は、図1に示されるように、ドライバが視認可能な場所に配置され、例えば車両1におけるインストルメントパネル内に設置される警報ランプによって構成される。この表示器4は、例えば受信機3における制御部33からタイヤ空気圧が低下した旨を示す信号が送られてくると、その旨の表示を行うことでドライバにタイヤ空気圧の低下を報知する。
トリガ機5は、受信機3の制御部33から送られてくるトリガ指令信号が入力されると、例えば、125〜135kHzのLF帯であって、所定の信号強度を有するトリガ信号を出力するものである。トリガ機5は、前輪側に配置された第1トリガ機5aと、後輪側に配置された第2トリガ機5bの2台により構成されている。
各トリガ機5a、5bは、対応する各車輪に対して異なる距離となるように、車両1を左右対称に分断する中心線に対してオフセットされて配置される。本実施形態では、第1トリガ機5aは左前輪7bの近傍に配置され、第2トリガ機5bは左後輪7dの近傍に配置されており、両者は共に中心線よりも左側に配置されている。このため、第1トリガ機5aから右前輪7aまでの距離の方が、第1トリガ機5aから左前輪7bまでの距離よりも長く、第2トリガ機5bから右後輪7cまでの距離の方が、第2トリガ機5bから左後輪7dまでの距離よりも長くなっている。また、第1、第2トリガ機5a、5bと各車輪7a〜7dに取り付けられた送受信機2との位置関係とトリガ信号の強度により、第1トリガ機5aから送信されたトリガ信号が左右前輪7a、7bに取り付けられた送受信機2のみで受信され、第2トリガ機5bから送信されたトリガ信号が左右後輪7c、7dに取り付けられた送受信機2のみで受信されるようにしている。
なお、トリガ機5は、周囲すべてが金属で覆われていない場所であればどこに搭載されていても構わないが、できるだけ金属で覆われないような場所、かつ、走行中に石等が当らないような例えばライナー内や車室内などに搭載されているのが好ましい。
登録ID初期化スイッチ6は、自車両のID情報を自動的に登録させるID登録処理を実行させるためのスイッチであり、ユーザにて必要時に操作される。例えば、タイヤ交換などによって送受信機2が新しいものに付け替えられたような場合に、この登録ID初期化スイッチ6を押下することにより、ID情報を初期化すべく後述するID登録処理が行われる。
以上のようにして、本実施形態におけるタイヤ空気圧検出装置が構成されている。続いて、本実施形態のタイヤ空気圧検出装置の作動について説明する。
タイヤ空気圧検出装置は、通常時は、そのとき既に設定されているID情報を利用して各車輪7a〜7dのタイヤ空気圧の検出を行うが、登録ID初期化スイッチ6がオンされると、それに伴ってID登録処理を実行し、その後は、ID登録処理にて登録されたID情報を利用してタイヤ空気圧の検出を行うことになる。
まず、このID登録処理について説明するが、ID登録処理の具体的な説明に先立ち、ID登録手法の概念について説明する。
図3は、登録ID初期化スイッチ6がオンされ、トリガ機5からトリガ信号を所定回数(ここでは20回)出力したときに、受信機3で受信したすべてのフレームに格納されていたID情報と受信強度データをまとめた図表である。本図において、nは受信した各ID毎に割り当てた番号、ID(n)は各番号の実際のID情報、M(n)は有効な受信があった個数を示している。また、1回目〜20回目は、何回目のトリガ信号の送信かを示しており、各番号毎に各回数目それぞれの受信強度データの数値を示してある。標準偏差σは、各番号毎に受信強度データの統計を取ったときのバラツキ度合いを示す指標として記載したもので、次式を用いて算出している。なお、図中N/A(Not Available)は有効な受信が無かった場合を意味している。
Figure 0004462365
なお、数式1中の測定値とは、各受信数毎の受信強度のことを意味し、平均値とは、各ID毎の全受信数分の受信強度の和を受信数で割った値のことを意味し、データ数は、受信数のことを意味している。
一般的に、ID登録を行うべくトリガ信号を出力させた場合、トリガ信号の信号強度が発生源であるトリガ機5からの距離が離れるほど減衰していくことから、自車両のようにトリガ機5から近い場所に取り付けられた送受信機2では受信強度が大きな値となり、他車両のようにトリガ機5から遠い場所に取り付けられた送受信機2では受信強度が小さくなる。
しかしながら、自車両と他車両とが併走しているような場合、他車両に取り付けられた送受信機2でも受信強度が大きくなる可能性がある。このような場合、単にトリガ信号に対して送受信機2から応答されたフレームに格納された受信強度データが示す受信強度の大きさだけで、自車両と他車両の判別を行おうとすると正確な判別が行えない。
ところが、自車両と他車両とが併走していた場合であっても、完全に自車両と他車両がID登録処理を行う期間中常に同じ距離を保って近接した状態になることはほとんど無い。このため、複数回の受信強度データの統計を取ったときに生じる受信強度のバラツキ度合いが自車両の場合と比べて他車両の方が大きくなる。つまり、トリガ機5から送受信機2までの距離は、自車両の場合には、基本的には車輪7a〜7dの回転に伴った送受信機2の位置変化分しか変動が生じないが、他車両の場合には、車輪7a〜7dの回転に伴った送受信機2の位置変化に加えて自車両と他車両との距離変化分も変動する。このため、他車両が自車両に近接していて他車両の送受信機2から送信されたフレームに含まれる受信強度データが示す受信強度が大きな値であったとしても、そのバラツキ度合いを調べることによって、自車両に取り付けられた送受信機2のID情報であるか他車両に取り付けられた送受信機2のID情報であるかを判別するときの確からしさを高めることが可能となる。
図4は、図3に示した受信強度データの統計結果について、各番号毎に横軸を受信強度として受信頻度をグラフ化したものである。この図のうち、番号3、6、9、10が自車両に取り付けられた送受信機2のIDに割り当てた番号であり、これらの番号以外は他車両に取り付けられた送受信機2のIDに割り当てた番号である。
この図に示されるように、自車両に取り付けられた送受信機2のIDに割り当てた番号3、6、9、10の受信頻度が高くなっているが、これと同様に、他車両に取り付けられた送受信機2のIDに割り当てた番号1に関しても受信頻度が高くなっている。しかしながら、受信強度のバラツキ度合い(分布)に関しては、自車両に取り付けられた送受信機2のIDに割り当てた番号3、6、9、10のバラツキ度合いは小さく、他車両に取り付けられた送受信機2のIDに割り当てた番号1のバラツキ度合いは大きいという結果となった。
したがって、本実施形態では、自車両に取り付けられた送受信機2のID情報であるか他車両に取り付けられた送受信機2のID情報であるかを判別するときに、受信強度のバラツキ度合いを利用している。
このような知見に基づき、受信強度のバラツキ度合いを利用したID登録処理を行っている。以下、このID登録処理について説明する。図5は、ID登録処理の詳細を示したフローチャートである。本処理は、例えばイグニッションスイッチがオフからオンに切り替わった後、所定の制御周期毎に実行される。また、図6は、送受信機2側で行う受信強度測定処理のフローチャートである。本処理は、所定の制御周期毎に実行されても良いが、電池24の消費を抑制するために、トリガ信号を受信したときに送受信機2がSleep状態からWake−up状態に切り替わるたびに行われるようにすると好ましい。
まず、図5に示すように、ステップ100では、登録ID初期化スイッチ6が押下されたか否かを判定し、押下されていればステップ110以降の処理に進み、押下されていなければそのまま処理を終了する。
続く、ステップ110では、すべてのID受信状態への切り替えを行う。すなわち、ID登録の初期化を行う前には、それ以前に登録されていたID情報が存在するため、受信機3で他車両の送受信機2から送られてきたフレームが受信されたとしても、そのフレームに付されたID情報から自車両の送受信機2のものではないと判別されると、そのまま受信したフレームを消去するという処理が行われるようになっている。しかしながら、ID登録を行う場合には、自車両と他車両のID情報が未だ登録されていないことが前提になる。このため、自車両と他車両の区別を行うことなく、すべてのIDのフレームが受信できる状態に切替えを行う。
そして、ステップ120に進み、トリガ機5からトリガ信号を出力する。このとき、第1、第2トリガ機5a、5bのいずれか一方からトリガ信号を出力したときに4つの車輪7a〜7dに取り付けられた各送受信機2のすべてでトリガ信号が受信できる程度にトリガ信号の信号強度が高く設定されているのであれば、第1、第2トリガ機5a、5bのいずれか一方のみからトリガ信号を出力させれば良い。これに対し、第1トリガ機5aでトリガ信号を出力したときに両前輪7a、7bに取り付けた送受信機2でしかトリガ信号を受信できず、第2トリガ機5a、5bでトリガ信号を出力したときに両後輪7c、7dに取り付けた送受信機2でしかトリガ信号を受信できないのであれば、第1、第2トリガ機5a、5bの双方から順番にもしくは同時にトリガ信号を出力する。
このようにしてトリガ信号が出力されると、送受信機2側で受信強度の測定が行われる。すなわち、図6のステップ200に示すように、トリガ信号受信が有ったか否かの判定で受信が有ったと判定されると、ステップ210に進み、受信強度(RSSI値)の測定を行う。そして、ステップ220に進んで、測定した受信強度を示した受信強度データをフレームに格納し、それを送信する。なお、ここでは、送受信機2側で行う処理として説明したが、自車両だけでなく他車両の送受信機2でも同様の処理が行われることになり、自車両と他車両双方の送受信機2から送信されたフレームが自車両の受信機3で受信される。
続いて、図5のステップ130では、各受信ID毎に、受信したフレームから受信強度データが示す受信強度を収集し、受信した各ID毎に割り当てた番号それぞれの受信強度を受信数(受信回数)毎に記憶させておく。以下、各ID毎に割り当てた番号それぞれの受信数毎の受信強度を、受信強度RIk(m)とし表して説明する。なお、kは、各ID毎に割り当てた番号を表したもので、mは、受信数を表しており、1〜最大受信数(最もフレームを受信した回数が多いIDの受信数)のいずれかを示したものである。したがって、例えば、受信強度RI3(4)は、最もフレームを受信した回数が多いIDの4回目の受信の際において、IDの割り当て番号が3番目のIDの送受信機2から受信した受信強度データが示す受信強度のことを意味している。
次に、ステップ140に進み、最大受信数が規定値よりも多いか否かを判定する。各ID毎の受信強度の統計をとる際に、ある程度のデータ量が必要になる。このため、統計を取るために必要な程度の受信数(例えば20回)を規定値とし、これを超えるまで受信強度RIk(n)の収集を繰り返す。
そして、ステップ140で肯定判定されたら、ステップ150に進み、各受信ID毎に受信強度の標準偏差σkを演算する。標準偏差σの演算は、上記数式1を用いて行われる。このとき、数式1中の測定値として、ステップ140で収集された受信強度RIk(n)が用いられ、平均値は、受信強度RIk(n)の各ID毎に全受信数分の和を受信数で割ることで求められ、データ数は、各ID毎の受信数とされる。これにより、各ID毎の受信強度のバラツキ度合いを示す標準偏差σkが演算される。
この後、ステップ160に進み、ステップ150で演算した標準偏差σkが閾値Aよりも小さいか否かを判定し、標準偏差σkが閾値Aよりも小さいものを自車両に取り付けられた送受信機2のIDとして登録する。すなわち、上述したように、自車両に取り付けられた送受信機2であれば、他車両に取り付けられた送受信機2と比較して、受信強度データのバラツキ度合いが小さくなる。このため、バラツキ度合いを示す指標となる標準偏差σkが閾値Aより小さければ、自車両に取り付けられた送受信機2のIDであると判別できる。したがって、標準偏差σkが閾値Aよりも小さいか否かに基づき、自車両に取り付けられた送受信機2のIDと他車両に取り付けられた送受信機2のIDとを判別できる。
以上のようにして、ID登録処理が完了する。このようにしてID登録処理を完了すると、登録されたIDのみを受信するように受信機3の受信状態が切替えられ、その後は、そのIDに基づいてタイヤ空気圧検出が行われる。
具体的には、タイヤ空気圧検出装置は定期送信モードとなり、上述したように、各送受信機2では、制御部22に、センシング部21からのタイヤ空気圧やタイヤ内の温度を示す検出信号が入力される。そして、この検出信号が必要に応じて信号処理されることでタイヤ空気圧に関するデータとされ、各送受信機2のID情報と共に送信するフレームに格納されたのち、所定周期毎にRF送信部23を通じて受信機3側に送信される。
一方、送受信機2からフレームが送信されると、それが受信機3のアンテナ31にて受信され、受信部32を通じて制御部33に入力される。そして、制御部33において、受信したフレームからタイヤ空気圧を示すデータおよびタイヤ内の温度を示すデータが抽出され、温度を示すデータに基づいて必要に応じて温度補正がなされ、タイヤ空気圧が求められる。このとき、フレーム内にID情報が格納されているため、ID登録の際に登録されたID情報と照合され、自車両のものか他車両のものかが判別され、自車両のものである場合にのみタイヤ空気圧検出が行われる。
そして、求められたタイヤ空気圧と前回求められたタイヤ空気圧との差が所定のしきい値を超えていないようなタイヤ空気圧の変化が少ない場合には、タイヤ空気圧を検出する周期がそのまま(例えば1分間毎)とされ、所定のしきい値を超えてタイヤ空気圧の変化が大きい場合には、その周期が早められる(例えば5秒間毎)。
この後、求められたタイヤ空気圧が所定のしきい値を下回っていると判定されれば、制御部33から表示器4にその旨を示す信号が出力され、表示器4に表示される。これにより、ドライバに車輪7a〜7dのいずれかでタイヤ空気圧が低下していることを知らせることが可能となる。
最後に、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わると、再び受信機3の制御部33からトリガ機5にトリガ指令信号が出力され、トリガ機5からトリガ信号が出力される。このトリガ信号が受信アンテナ27およびトリガ信号受信部25を通じて制御部22に入力されると、送受信機2がSleep状態に切り替わる。これにより、タイヤ空気圧検出装置のタイヤ空気圧検出が終了になる。
以上説明した本実施形態の車輪位置検出装置を備えたタイヤ空気圧検出装置によれば、ID登録時に、受信したすべてのID毎に受信強度データのバラツキ度合いを求め、そのバラツキ度合いが小さいものを自車両に取り付けた送受信機2のIDと判別するようにしている。このため、自車両と他車両とが併走していたとしても、確実に自車両に取り付けられた送受信機2のIDと他車両に取り付けられた送受信機2のIDとを判別できる。
なお、ここでは説明を省略したが、受信強度データに基づいて各車輪7a〜7dの車輪位置検出を行うことも可能である。これに関しては、特開2007−15491号公報などにおいて記載されている事項であるため、詳細については説明しないが、この車輪位置検出により、各送受信機2が車輪7a〜7dのいずれに取り付けられているのかを特定することができる。このため、本実施形態のようなID登録を行ったのち、車輪位置特定を行えば、車輪7a〜7dのいずれのタイヤ空気圧が低下しているかを特定することも可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態のタイヤ空気圧検出装置は、第1実施形態に対して自車両のIDと判別するときの条件を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、上述した図5のID登録処理におけるステップ160の処理に関して、自車両のIDと判別するときの条件を加えている。すなわち、上記ステップ160では、受信した各IDそれぞれの受信強度データの標準偏差σkが閾値Aよりも小さいものを自車両のIDとして登録するようにしているが、標準偏差σkが閾値Aよりも小さいものの数が自車両における送受信機2が取り付けられた車輪数よりも多いことも有り得る。このため、自車両のIDと判別するときのもう一つの条件として、標準偏差σkが小さい順に登録したい数のIDだけ、つまり自車両における送受信機2が取り付けられた車輪数だけID登録を行う。
このようにすれば、もしも標準偏差σkが閾値Aよりも小さいものの数が自車両における送受信機2が取り付けられた車輪数よりも多かったとしても、より確実に自車両に取り付けられた送受信機2のIDと他車両に取り付けられた送受信機2のIDとを判別できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態のタイヤ空気圧検出装置は、第2実施形態で説明したもう一つの条件だけにより自車両のIDと判別するようにしたものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、上述した図5のID登録処理におけるステップ160の処理として、受信した各IDそれぞれの受信強度データの標準偏差σkが小さい順に登録したい数のIDだけ、つまり自車両における送受信機2が取り付けられた車輪数だけID登録を行う。
このようにすれば、標準偏差σkを閾値Aと比較することなく、単に標準偏差σkが小さい順にID登録を行うようにしても良い。このようにしても、確実に自車両に取り付けられた送受信機2のIDと他車両に取り付けられた送受信機2のIDとを判別できる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、アンテナ31が1本の共通アンテナとされる形態について説明したが、各車輪7a〜7dそれぞれに対応して4本設けられるような形態であっても構わない。ただし、アンテナ31が共通アンテナとされた場合に、特に、送受信機2が取り付けられた車輪7a〜7dの特定が困難となることから、共有アンテナとされる場合に本発明を適用すると有効である。
また、上記実施形態では、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わってからID登録処理を行うようにしている。しかしながら、自車両と他車両の両方が車両停止中であれば、受信強度データのバラツキ度合いが自車両と他車両共に小さくなるため、好ましくは走行中にID登録処理を行うようにすると良い。
また、上記実施形態では、登録ID初期化スイッチ6を備え、これが押下されたときにID登録処理が実行されるようにしたが、これ以外のときにID登録処理を行っても良い。例えば、タイヤローテーションやタイヤ交換を検出し、それが検出されたときに自動的に行われるようにしても良い。タイヤローテーションやタイヤ交換したことは、例えば車両に設置された図示しない車輪位置検出用のスイッチが押されたり、車体に傾斜センサを設置して、車体8の傾斜を検出したことに基づいて判別できる。
また、上記第1実施形態では、第1、第2トリガ機5bを両方とも車両1の左側に配置した場合を示したが、右側に配置しても良い。同様に、上記第2実施形態では、第1トリガ機5aを左前輪7b側、第2トリガ機5bを右車輪7c側に配置したが、第1トリガ機5aを右前輪7a側、第2トリガ機5bを左車輪7d側に配置しても良い。また、第1、第2トリガ機5a、5bの2つではなく、1つのみを備える形態、もしくは2つよりも多い数のトリガ機5を備える形態であっても構わない。
また、上記実施形態では、4輪車両に対して本発明の一実施形態を適用したものについて説明したが、4輪車両に限るものではなく、大型車両のようにそれ以上の車輪が備えられた車両の車輪位置検出装置やタイヤ空気圧検出装置に対して本発明を適用することもできる。
なお、上記実施形態では、バラツキ度合いを示す指標の一例として標準偏差を用いているが、その他の指標を用いても構わない。例えば、受信強度データの分散値などの統計量を用いることもできる。また、標準偏差や分散値等の統計量と正または負の強い相関係数を有する演算により、バラツキ度合いを求めることもできる。すなわち、標準偏差や分散値が大きいほど絶対値が大きくなる(正値であれば大きくなり、負値であれば小さくなる)ような関係となる値をバラツキ度合いの指標として用いることもできる。
本発明の第1実施形態における車輪位置検出装置が適用されたタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示すブロック図である。 図1に示すタイヤ空気圧検出装置の送受信機と受信機のブロック構成を示した図である。 受信機で受信したすべてのフレームに格納されていたID情報と受信強度データをまとめた図表である。 図3に示した受信強度データの統計結果について、各番号毎に横軸を受信強度として受信頻度を表したグラフである。 ID登録処理の詳細を示したフローチャートである。 送受信機側で行う受信強度測定処理のフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 送受信機
3 受信機
4 表示器
5 トリガ機
6 登録ID初期化スイッチ
7a〜7d 車輪
21 センシング部
22 制御部
22a トリガ信号強度測定部
31 アンテナ
33 制御部

Claims (4)

  1. タイヤを備えた複数個の車輪(7a〜7d)それぞれに備えられ、トリガ信号を受信する受信部(25)と、前記受信部で受信された前記トリガ信号の受信強度を求めると共に、求めた受信強度を表す受信強度データを固有のID情報を添付したフレームに格納する第1制御部(22)と、前記第1制御部にて処理された前記フレームを送信する送信部(23)とを有してなる送受信機(2)と、
    車体(8)側に備えられ、前記トリガ信号を出力するトリガ機(5)と、
    前記車体側に備えられ、前記フレームを受信する受信部(32)と、該フレームに格納された前記受信強度データが表す前記受信強度に基づいて、前記送受信機が前記複数個の車輪のいずれに取り付けられたものかを判別する第2制御部(33)を備えた受信機(3)と、を有し、
    前記受信機(3)に備えられた前記第2制御部(33)は、自車両の前記送受信機(2)の前記ID情報を自動的に登録するID登録処理手段(100〜160)を有し、
    前記ID登録処理手段(100〜160)は、ID登録処理を行うときに前記トリガ機(5)から前記トリガ信号を出力させるトリガ出力手段(120)と、
    前記トリガ信号が出力される毎に前記フレームを受信すると共に、該フレームに添付された前記ID情報に基づいて各ID毎に前記受信強度データを収集する収集手段(130)と、
    前記収集手段(130)にて収集された前記受信強度データのバラツキ度合いを前記各ID毎に演算するバラツキ度合演算手段(150)と、
    前記バラツキ度合演算手段(150)で演算された前記バラツキ度合いが閾値(A)よりも小さいものの前記ID情報を前記自車両に取り付けられた前記送受信機(2)のID情報と判別し、該ID情報を登録する判別手段(160)とを備えていることを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
  2. 前記判別手段(160)は、前記バラツキ度合演算手段(150)演算された前記バラツキ度合いが閾値(A)よりも小さいもののうち、前記バラツキ度合いが小さい順に前記自車両における前記送受信機(2)が取り付けられた車輪数の前記ID情報を登録することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  3. タイヤを備えた複数個の車輪(7a〜7d)それぞれに備えられ、トリガ信号を受信する受信部(25)と、前記受信部で受信された前記トリガ信号の受信強度を求めると共に、求めた受信強度を表す受信強度データを固有のID情報を添付したフレームに格納する第1制御部(22)と、前記第1制御部にて処理された前記フレームを送信する送信部(23)とを有してなる送受信機(2)と、
    車体(8)側に備えられ、前記トリガ信号を出力するトリガ機(5)と、
    前記車体側に備えられ、前記フレームを受信する受信部(32)と、該フレームに格納された前記受信強度データが表す前記受信強度に基づいて、前記送受信機が前記複数個の車輪のいずれに取り付けられたものかを判別する第2制御部(33)を備えた受信機(3)と、を有し、
    前記受信機(3)に備えられた前記第2制御部(33)は、自車両の前記送受信機(2)の前記ID情報を自動的に登録するID登録処理手段(100〜160)を有し、
    前記ID登録処理手段(100〜160)は、ID登録処理を行うときに前記トリガ機(5)から前記トリガ信号を出力させるトリガ出力手段(120)と、
    前記トリガ信号が出力される毎に前記フレームを受信すると共に、該フレームに添付された前記ID情報に基づいて各ID毎に前記受信強度データを収集する収集手段(130)と、
    前記収集手段(130)にて収集された前記受信強度データのバラツキ度合いを前記各ID毎に演算するバラツキ度合演算手段(150)と、
    前記バラツキ度合演算手段(150)で演算された前記バラツキ度合いが小さい順に前記自車両における前記送受信機(2)が取り付けられた車輪数の前記ID情報を前記自車両に取り付けられた前記送受信機(2)のID情報と判別し、該ID情報を登録する判別手段(160)とを備えていることを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
  4. 前記バラツキ度合演算手段(150)は、前記バラツキ度合いとして、前記受信強度データの標準偏差もしくは分散値を演算するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
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