JP2017065574A - タイヤ空気圧監視システム及び監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各タイヤ位置に対応する識別子を特定することができ、信号を送信するアンテナの配置自由度が高いタイヤ空気圧監視システムを提供する。【解決手段】タイヤ空気圧監視システムは、車両Cの複数のタイヤ3にそれぞれ設けられており、該タイヤ3の空気圧及び自身の識別子を含む空気圧信号を無線送信する複数の検出装置2と、空気圧信号を受信して各タイヤ3の空気圧を監視する監視装置1とを備える。監視装置1は、一のタイヤ位置に偏倚したアンテナ14aから処理開始信号を送信する。処理開始信号を受信した一の検出装置2は、自身の識別子を含む第1特定用信号を送信する。他の検出装置2は、第1特定用信号を受信して受信信号強度を測定し、測定した受信信号強度及び自身の識別子を含む第2特定用信号を送信する。監視装置1は、第1及び第2特定用信号を受信し、受信した各信号に基づいて、各タイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する。【選択図】図1
Description
本発明はタイヤ空気圧監視システム及び監視装置に関する。
車両に取り付けられたタイヤの空気圧を検出し、検出した空気圧が異常であった場合、使用者に警告等を発するタイヤ空気圧監視システム(TPMS : Tire Pressure Monitoring System)がある。タイヤ空気圧監視システムは、タイヤの空気圧を検出し、検出した空気圧に係る空気圧信号をUHF帯の電波を用いて無線送信する検出装置と、該検出装置から無線送信された空気圧信号を受信し、受信した空気圧信号に基づいてタイヤの空気圧を監視する監視装置とを備える。検出装置は、右前、左前、右後及び左後の各タイヤにそれぞれ設けられており、検出した空気圧の情報と、各検出装置を識別するための識別子とを含む空気圧信号を無線送信する。検出装置は、例えば、車両の走行中、定期的に空気圧信号を無線送信する。監視装置は、車体に設けられており、各検出装置から送信された空気圧信号を受信する。監視装置は、各タイヤに設けられた検出装置の識別子を、車両にタイヤが取り付けられる4つのタイヤ位置に関連付けてメモリに記憶している。監視装置は、受信した空気圧信号に含まれる識別子と、メモリが記憶する識別子を照合することによって、各タイヤ位置に取り付けられたタイヤの空気圧をそれぞれ認識することができる。
ところで、4つのタイヤの摩耗状態を均一にするために、車両に取り付けられたタイヤの位置を相互に交換するタイヤローテーションが一般的に行われている。また、タイヤ交換が行われることがある。タイヤの取り付け位置が変更された場合、監視装置は、4つのタイヤ位置と、識別子との対応関係を更新する必要がある。
特許文献1には、車両側における演算負荷を抑制しつつ、タイヤ位置を把握可能なタイヤ位置判定システムが開示されている。該タイヤ位置判定システムは、各タイヤとの距離がそれぞれ異なる位置に設けられ、検出装置へLF(Low Frequency)帯の信号を無線送信する発信機を備える。検出装置は、発信機から送信された信号の受信信号強度を測定する受信信号強度測定部を備える。タイヤ位置判定システムの制御装置は、各タイヤ位置にある検出装置がどの程度の受信信号強度で発信機からの信号を受信するのかを示した受信信号強度範囲を含む位置検出要求信号を発信機にて送信する。検出装置は、発信機から送信された位置検出要求信号の受信信号強度と、該位置検出要求信号に含まれる受信信号強度範囲とを比較することによって、自身が位置するタイヤ位置を判定し、判定結果を含む位置信号を制御装置へ返信する。制御装置は、位置信号によって、各検出装置のタイヤ位置を把握することができる。
しかしながら、特許文献1に係るタイヤ位置判定システムにおいては、各タイヤとの距離がそれぞれ異なり、かつLF帯の信号を各検出装置が受信できるような位置に発信機を設ける必要があり、該発信機の配置自由度が低いという問題があった。
本発明の目的は、各タイヤ位置に対応する識別子を特定することができ、しかもタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する処理を開始させる処理開始信号を送信するアンテナの配置自由度が高いタイヤ空気圧監視システム及び監視装置を提供することにある。
本発明の一態様に係るタイヤ空気圧監視システムは、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、該タイヤの空気圧を検出し、検出された空気圧及び自身の識別子を含む空気圧信号を無線送信する複数の検出装置と、該検出装置から送信された前記空気圧信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムであって、前記監視装置は、前記タイヤが取り付けられる一のタイヤ位置に偏倚したアンテナと、前記複数のタイヤが取り付けられる複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、前記一のタイヤ位置に係る領域へ前記アンテナにて送信する処理開始信号送信部を備え、前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた一の前記検出装置は、前記監視信号から送信された前記処理開始信号を受信する処理開始信号受信部と、該処理開始信号受信部にて処理開始信号を受信した場合、自身の前記識別子を含み、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定するための第1特定用信号を送信する第1特定用信号送信部とを備え、他の前記検出装置は、前記一の検出装置から送信された前記第1特定用信号を受信する第1特定用信号受信部と、該第1特定用信号受信部にて受信する前記第1特定用信号の受信信号強度を測定する測定部と、該測定部にて測定された前記受信信号強度及び自身の前記識別子を含む第2特定用信号を送信する第2特定用信号送信部とを備え、前記監視装置は、前記一の検出装置から送信された前記第1特定用信号及び前記他の検出装置から送信された前記第2特定用信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した第1特定用信号に含まれる前記識別子並びに前記第2特定用信号に含まれる前記識別子及び前記受信信号強度に基づいて、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する対応関係特定部とを備える。
本発明の一態様に係る監視装置は、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、該タイヤの空気圧を検出し、検出された空気圧及び自身の識別子を含む空気圧信号を無線送信する複数の検出装置から送信された前記空気圧信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置であって、前記タイヤが取り付けられる一のタイヤ位置に偏倚したアンテナと、前記複数のタイヤが取り付けられる複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、前記一のタイヤ位置に係る領域へ前記アンテナにて送信する処理開始信号送信部と、前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた一の前記検出装置の前記識別子を含み、該一の検出装置から送信された第1特定用信号、並びに前記第1特定用信号の受信信号強度及び他の前記検出装置の前記識別子を含み、該他の前記検出装置から送信された第2特定用信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した第1特定用信号に含まれる前記識別子並びに前記第2特定用信号に含まれる前記識別子及び前記受信信号強度に基づいて、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する対応関係特定部とを備える。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備えるタイヤ空気圧監視システムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとするタイヤ空気圧監視方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、タイヤ空気圧監視システムの一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、タイヤ空気圧監視システムを含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、各タイヤ位置に対応する識別子を特定することができ、しかもタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する処理を開始させる処理開始信号を送信するアンテナの配置自由度が高いタイヤ空気圧監視システム及び監視装置を提供することが可能となる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係るタイヤ空気圧監視システムは、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、該タイヤの空気圧を検出し、検出された空気圧及び自身の識別子を含む空気圧信号を無線送信する複数の検出装置と、該検出装置から送信された前記空気圧信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムであって、前記監視装置は、前記タイヤが取り付けられる一のタイヤ位置に偏倚したアンテナと、前記複数のタイヤが取り付けられる複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、前記一のタイヤ位置に係る領域へ前記アンテナにて送信する処理開始信号送信部を備え、前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた一の前記検出装置は、前記監視信号から送信された前記処理開始信号を受信する処理開始信号受信部と、該処理開始信号受信部にて処理開始信号を受信した場合、自身の前記識別子を含み、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定するための第1特定用信号を送信する第1特定用信号送信部とを備え、他の前記検出装置は、前記一の検出装置から送信された前記第1特定用信号を受信する第1特定用信号受信部と、該第1特定用信号受信部にて受信する前記第1特定用信号の受信信号強度を測定する測定部と、該測定部にて測定された前記受信信号強度及び自身の前記識別子を含む第2特定用信号を送信する第2特定用信号送信部とを備え、前記監視装置は、前記一の検出装置から送信された前記第1特定用信号及び前記他の検出装置から送信された前記第2特定用信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した第1特定用信号に含まれる前記識別子並びに前記第2特定用信号に含まれる前記識別子及び前記受信信号強度に基づいて、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する対応関係特定部とを備える。
本態様にあっては、処理開始信号送信部が一のタイヤ位置に係る領域へ処理開始信号を送信することによって、各検出装置の識別子と、タイヤ位置との対応関係を特定する処理が開始される。本態様では、一つの検出装置が処理開始信号を受信するように構成する必要があるため、処理開始信号を送信するアンテナは一のタイヤ位置に偏倚している。また、処理開始信号は一のタイヤ位置の領域へ局所的に到達するような無線信号である。処理開始信号を送信するアンテナは、一のタイヤ位置近傍に配置すれば十分であり、アンテナと、各タイヤ位置との距離がそれぞれ異なるように配置する必要はない。また、処理開始信号が各タイヤ位置にある全ての検出装置に届くようにアンテナを配置する必要はない。
処理開始信号を受信した一の検出装置は、自身の識別子を含む第1特定用信号を無線送信する。第1特定用信号は、監視装置及び他の全ての検出装置に到達する必要があり、第1特定用信号は広範囲に到達するような無線信号である。
他のタイヤ位置にある検出装置は、第1特定用信号を受信して、該第1特定用信号の受信信号強度を測定し、測定された受信信号強度と共に自身の識別子を含む第2特定用信号を無線送信する。
監視装置は、第1特定用信号及び第2特定用信号を受信し、対応関係特定部は、第1及び第2特定用信号に含まれる識別子及び受信信号強度から、各タイヤ位置のタイヤにそれぞれ設けられた検出装置の識別子と、複数のタイヤ位置との対応関係を特定する。
処理開始信号を受信した一の検出装置は、自身の識別子を含む第1特定用信号を無線送信する。第1特定用信号は、監視装置及び他の全ての検出装置に到達する必要があり、第1特定用信号は広範囲に到達するような無線信号である。
他のタイヤ位置にある検出装置は、第1特定用信号を受信して、該第1特定用信号の受信信号強度を測定し、測定された受信信号強度と共に自身の識別子を含む第2特定用信号を無線送信する。
監視装置は、第1特定用信号及び第2特定用信号を受信し、対応関係特定部は、第1及び第2特定用信号に含まれる識別子及び受信信号強度から、各タイヤ位置のタイヤにそれぞれ設けられた検出装置の識別子と、複数のタイヤ位置との対応関係を特定する。
(2)前記対応関係特定部は、前記第1特定用信号に基づいて、前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた前記検出装置の前記識別子を特定する第1特定部と、前記第2特定用信号に含まれる前記受信信号強度に基づいて、前記複数の検出装置の相対的位置関係を特定する位置関係特定部と、他の前記タイヤ位置の前記タイヤにそれぞれ設けられた前記検出装置の前記識別子を特定する第2特定部とを備える構成が好ましい。
本態様にあっては、第1特定部は、第1特定用信号に含まれる識別子と、一のタイヤ位置とを対応付ける。
複数のタイヤ位置は、車両の右前、左前、右後、左後にあり、一般的に横方向における2つのタイヤ位置の距離は、車両進行方向における2つのタイヤ位置の距離に比べて短い。このため、第2特定用信号に含まれる受信信号強度は互いに異なり、受信信号強度の大小から、各第2特定用信号がいずれのタイヤ位置から無線送信されたのかを特定することができる。位置関係特定部は、このように第2受信信号強度に含まれる受信信号強度に基づいて、複数の検出装置の相対位置関係を特定する。各タイヤ位置は前後対称であるため、受信信号強度のみでは、検出装置の位置は一意に定まらないが、一の検出装置が一のタイヤ位置にあることは確定済みであるため、各第2特定用信号が送信されたタイヤ位置を一意に特定することができる。そして、第2特定部は、第2特定用信号に含まれる識別子、即ち第2特定用信号の送信元である検出装置の識別子と、各タイヤ位置との対応関係を特定する。
複数のタイヤ位置は、車両の右前、左前、右後、左後にあり、一般的に横方向における2つのタイヤ位置の距離は、車両進行方向における2つのタイヤ位置の距離に比べて短い。このため、第2特定用信号に含まれる受信信号強度は互いに異なり、受信信号強度の大小から、各第2特定用信号がいずれのタイヤ位置から無線送信されたのかを特定することができる。位置関係特定部は、このように第2受信信号強度に含まれる受信信号強度に基づいて、複数の検出装置の相対位置関係を特定する。各タイヤ位置は前後対称であるため、受信信号強度のみでは、検出装置の位置は一意に定まらないが、一の検出装置が一のタイヤ位置にあることは確定済みであるため、各第2特定用信号が送信されたタイヤ位置を一意に特定することができる。そして、第2特定部は、第2特定用信号に含まれる識別子、即ち第2特定用信号の送信元である検出装置の識別子と、各タイヤ位置との対応関係を特定する。
(3)前記処理開始信号及び第1特定用信号は、それぞれLF帯及びUHF帯の無線信号であり、前記第1特定用信号受信部の動作時間は、前記処理開始信号送信部の動作時間より短い構成が好ましい。
本態様にあっては、LF帯を利用することによって、一のタイヤ位置の領域へ処理開始信号を局所的に無線送信することができる。処理開始信号をLF帯の無線信号によって送信するアンテナは、一のタイヤ位置に偏倚しているため、処理開始信号受信部の受信感度を低感度状態に設定することができ、検出装置の消費電力を抑えることができる。
また、第1特定用信号はUHF帯の無線信号によって送信される。UHF帯の無線信号は、LF帯の無線信号に比べて高周波数であるため、UHF帯の第1特定用信号を受信する第1特定用信号受信部の動作時間を、LF帯の処理開始信号を受信する処理開始信号送信部の動作時間より短く設定することができる。
従って、検出装置の消費電力をより効果的に抑えることができる。
また、第1特定用信号はUHF帯の無線信号によって送信される。UHF帯の無線信号は、LF帯の無線信号に比べて高周波数であるため、UHF帯の第1特定用信号を受信する第1特定用信号受信部の動作時間を、LF帯の処理開始信号を受信する処理開始信号送信部の動作時間より短く設定することができる。
従って、検出装置の消費電力をより効果的に抑えることができる。
(4)本発明の一態様に係る監視装置は、車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、該タイヤの空気圧を検出し、検出された空気圧及び自身の識別子を含む空気圧信号を無線送信する複数の検出装置から送信された前記空気圧信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置であって、前記タイヤが取り付けられる一のタイヤ位置に偏倚したアンテナと、前記複数のタイヤが取り付けられる複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、前記一のタイヤ位置に係る領域へ前記アンテナにて送信する処理開始信号送信部と、前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた一の前記検出装置の前記識別子を含み、該一の検出装置から送信された第1特定用信号、並びに前記第1特定用信号の受信信号強度及び他の前記検出装置の前記識別子を含み、該他の前記検出装置から送信された第2特定用信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した第1特定用信号に含まれる前記識別子並びに前記第2特定用信号に含まれる前記識別子及び前記受信信号強度に基づいて、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する対応関係特定部とを備える。
本態様にあっては、態様(1)と同様、タイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する処理を開始させる処理開始信号を送信するアンテナの配置自由度が高く、各タイヤ位置に対応する識別子を特定することも可能である。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの一構成例を示す模式図である。本実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムは、車体の適宜箇所に設けられた監視装置1と、車両Cに取り付けられたタイヤ3のホイール夫々に設けられた検出装置2と、報知装置4とを備える。検出装置2は、走行中等、所定の状況下で定期的にタイヤ3の空気圧を検出し、検出した空気圧に係る空気圧信号をUHF(Ultra High Frequency)帯の電波により監視装置1へ送信する。監視装置1は、RF受信アンテナ13aを備え、各検出装置2から送信された空気圧信号をRF受信アンテナ13aにて受信し、該空気圧信号から各タイヤ3の空気圧の情報を取得する。監視装置1には通信線を介して報知装置4が接続されており、監視装置1は取得した空気圧の情報を報知装置4へ送信する。報知装置4は監視装置1から送信された空気圧の情報を受信し、各タイヤ3の空気圧を報知する。また、報知装置4はタイヤ3の空気圧が所定の閾値未満である場合、警告を発する。
図2は、監視装置1の一構成例を示すブロック図である。監視装置1は、該監視装置1の各構成部の動作を制御する制御部11を備える。制御部11には、記憶部12、車載受信部13、車載送信部14、計時部15及び車内通信部16が接続されている。
制御部11は、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース等を有するマイコンである。制御部11のCPUは入出力インタフェースを介して記憶部12、車載受信部13、車載送信部14、計時部15及び車内通信部16に接続している。制御部11は記憶部12に記憶されている制御プログラムを実行することにより、各構成部の動作を制御し、本実施形態に係る後述の識別子登録処理及びタイヤ空気圧監視処理を実行する。
記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部12は、制御部11が監視装置1の各構成部の動作を制御することにより、通信処理及びタイヤ空気圧監視処理を実行するための制御プログラムを記憶している。また、記憶部12は、4つのタイヤ位置と、各タイヤ位置に取り付けられたタイヤ3の検出装置2を識別する識別子との対応関係を格納した識別子テーブルを記憶している。
図3は、識別子テーブルの一例を示す概念図である。識別子テーブルは、4つのタイヤ位置と、各タイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2の識別子とを対応付けて格納している。4つのタイヤ位置は、車両の右前、左前、右後、左後のタイヤ3が取り付けられる箇所の位置である。車両の前側左右又は後側左右にある2つのタイヤ位置の距離は、車両の右側前後又は左側前後にある2つのタイヤ位置の距離に比べて短い。
車載受信部13には、RF受信アンテナ13aが接続されている。車載受信部13は、検出装置2からUHF帯の電波を用いて送信された信号を、RF受信アンテナ13aにて受信する。車載受信部13は、受信した信号を復調し、復調された信号を制御部11へ出力する回路である。搬送波としては300MHz〜3GHzのUHF帯を使用するが、この周波数帯に限定するものでは無い。
車載送信部14には、一のタイヤ3に対応するLF送信アンテナ14aが接続されている。例えば、LF送信アンテナ14aは、図1に示すように車両Cの右前のタイヤ位置に偏倚して設けられている。車載送信部14は、制御部11から出力された信号をLF帯の信号に変調し、変調された信号をLF送信アンテナ14aから検出装置2へ送信する回路である。搬送波としては30kHz〜300kHzのLF帯を使用するが、この周波数帯に限定するものでは無い。
特に本実施形態において、車載送信部14は、複数のタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を一のタイヤ位置に係る領域へ無線送信する。
特に本実施形態において、車載送信部14は、複数のタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を一のタイヤ位置に係る領域へ無線送信する。
計時部15は、例えばタイマ、リアルタイムクロック等により構成され、制御部11の制御に従って計時を開始し、計時結果を制御部11に与える。
車内通信部16は、CAN(Controller Area Network)又はLIN(Local Interconnect Network)等の通信プロトコルに従って通信を行う通信回路であり、報知装置4に接続されている。車内通信部16は、制御部11の制御に従って、タイヤ3の空気圧に係る情報を報知装置4へ送信する。
報知装置4は、例えば、車内通信部16から送信されたタイヤ3の空気圧に係る情報を画像又は音声によって報知する表示部又はスピーカを備えたオーディオ機器、インスツルメントパネルの計器に設けられた表示部等である。表示部は液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ等である。例えば、報知装置4は、車両Cに設けられた各タイヤ3の空気圧を表示する。
図4は、検出装置2の一構成例を示すブロック図である。4つの検出装置2の構成は同様であるため、以下では一つの検出装置2の構成について説明する。検出装置2は、該検出装置2の各構成部の動作を制御するセンサ制御部21を備える。センサ制御部21には、センサ用記憶部22、センサ送受信部23、受信信号強度測定部23b、センサ受信部24、空気圧検出部25及び計時部26が接続されている。
センサ制御部21は、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するマイコンである。センサ制御部21のCPUは入出力インタフェースを介してセンサ用記憶部22、センサ送受信部23、受信信号強度測定部23b、センサ受信部24、空気圧検出部25及び計時部26に接続している。センサ制御部21はセンサ用記憶部22に記憶されている制御プログラムを読み出し、各部を制御する。検出装置2は、図示しない電池を備え、当該電池からの電力により動作する。
センサ用記憶部22は不揮発性メモリである。センサ用記憶部22には、センサ制御部21のCPUがタイヤ3の空気圧の検出及び送信に係る処理を行うための制御プログラムが記憶されている。
空気圧検出部25は、例えばダイヤフラムを備え、圧力の大きさによって変化するダイヤフラムの変形量に基づき、タイヤ3の空気圧を検出する。空気圧検出部25は検出したタイヤ3の空気圧を示す信号をセンサ制御部21へ出力する。センサ制御部21は、制御プログラムを実行することにより、空気圧検出部25からタイヤ3の空気圧を取得し、該空気圧、検出装置2に固有の識別子等の情報を含む空気圧信号を生成し、センサ送受信部23へ出力する。
なお、タイヤ3の温度を検出し、検出した温度を示す信号をセンサ制御部21へ出力する温度検出部(不図示)を備えても良い。この場合、センサ制御部21は、空気圧、温度、識別子等の情報を含む空気圧信号を生成し、センサ制御部21へ出力する。
なお、タイヤ3の温度を検出し、検出した温度を示す信号をセンサ制御部21へ出力する温度検出部(不図示)を備えても良い。この場合、センサ制御部21は、空気圧、温度、識別子等の情報を含む空気圧信号を生成し、センサ制御部21へ出力する。
センサ受信部24には、LF受信アンテナ24aが接続されている。センサ受信部24は、監視装置1からLF帯の電波を用いて送信された処理開始信号を、LF受信アンテナ24aにて受信し、受信した信号をセンサ制御部21へ出力する。処理開始信号は、監視装置1から任意のタイミングで送信されるため、センサ受信部24は、処理開始信号を常時受信できる低感度状態で待機している。ただし、LF送信アンテナ14aは、一のタイヤ位置の近傍に配されているため、センサ受信部24は、低感度状態であっても、処理開始信号を受信することができる。
センサ送受信部23には、RF送受信アンテナ23aが接続されている。センサ送受信部23は、センサ制御部21が生成した空気圧信号をUHF帯の信号に変調し、変調した空気圧信号を、RF送受信アンテナ23aを用いて送信する。また、センサ送受信部23は、RF送受信アンテナ23aにて受信したUHF帯の信号を復調し、復調された信号をセンサ制御部21へ出力する回路でもある。
センサ送受信部23には、該センサ送受信部23にて受信した信号の受信信号強度を測定し、測定された受信信号強度をセンサ制御部21へ出力する受信信号強度測定部23bが設けられている。
特に本実施形態においては、センサ送受信部23は、LF受信アンテナ24aにて、処理開始信号を受信した場合、センサ制御部21の制御に従って、複数のタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定するための情報として、自身の識別子を有する第1特定用信号を無線送信する。また、RF送受信アンテナ23aにて、他の検出装置2から送信された第1特定用信号を受信した場合、センサ制御部21の制御に従って、受信信号強度測定部23bにて測定して得られた第1特定用信号の受信信号強度と、自身の識別子とを含む第2特定用信号を無線送信する。
第1及び第2特定用信号を利用して、識別子及びタイヤ位置の対応関係を特定する処理の詳細は後述する。
センサ送受信部23には、該センサ送受信部23にて受信した信号の受信信号強度を測定し、測定された受信信号強度をセンサ制御部21へ出力する受信信号強度測定部23bが設けられている。
特に本実施形態においては、センサ送受信部23は、LF受信アンテナ24aにて、処理開始信号を受信した場合、センサ制御部21の制御に従って、複数のタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定するための情報として、自身の識別子を有する第1特定用信号を無線送信する。また、RF送受信アンテナ23aにて、他の検出装置2から送信された第1特定用信号を受信した場合、センサ制御部21の制御に従って、受信信号強度測定部23bにて測定して得られた第1特定用信号の受信信号強度と、自身の識別子とを含む第2特定用信号を無線送信する。
第1及び第2特定用信号を利用して、識別子及びタイヤ位置の対応関係を特定する処理の詳細は後述する。
次に、識別子の登録処理手順を説明する。
図5は、識別子の登録に係る処理手順を示すフローチャートである。監視装置1の制御部11は、複数のタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、LF送信アンテナ14aから送信させる(ステップS11)。LF送信アンテナ14aから送信される処理開始信号は、一のタイヤ位置に係る領域へ無線送信される。例えば、図1に示すように、LF送信アンテナ14aが右前のタイヤ位置近傍に配置されている場合、処理開始信号は、右前のタイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2へ送信される。以下、右前のタイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2を、適宜、一の検出装置2と呼ぶ。
図5は、識別子の登録に係る処理手順を示すフローチャートである。監視装置1の制御部11は、複数のタイヤ位置及び識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、LF送信アンテナ14aから送信させる(ステップS11)。LF送信アンテナ14aから送信される処理開始信号は、一のタイヤ位置に係る領域へ無線送信される。例えば、図1に示すように、LF送信アンテナ14aが右前のタイヤ位置近傍に配置されている場合、処理開始信号は、右前のタイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2へ送信される。以下、右前のタイヤ位置のタイヤ3に設けられた検出装置2を、適宜、一の検出装置2と呼ぶ。
一の検出装置2のセンサ制御部21は、監視装置1から送信された処理開始信号を、LF受信アンテナ24aにて受信する(ステップS12)。そして、一の検出装置2のセンサ制御部21は、受信した処理開始信号の受信信号強度を、受信信号強度測定部23bにて測定する(ステップS13)。そして、センサ制御部21は、測定して得た受信信号強度と、自身の識別子とを含む第1特定用信号をRF送受信アンテナ23aにて送信する(ステップS14)。第1特定用信号は、監視装置1及び他の検出装置2へ無線送信される。他の検出装置2は、車両の左前、右後、左後のタイヤ位置のタイヤ3に設けられた3つの検出装置2である。
他の検出装置2のセンサ制御部21は、一の検出装置2から送信された第1特定用信号を、RF送受信アンテナ23aにて受信する(ステップS15)。そして、他の検出装置2のセンサ制御部21は、受信した第1特定用信号の受信信号強度を、受信信号強度測定部23bにて測定する(ステップS16)。そして、センサ制御部21は、測定して得た受信信号強度と、自身の識別子とを含む第2特定用信号をRF送受信アンテナ23aにて送信する(ステップS17)。第2特定用信号は、監視装置1へ無線送信される。
ステップS15〜ステップS17の処理は、3つの他の検出装置2のそれぞれが実行し、各検出装置2から第2特定用信号が監視装置1へ無線送信される。
ステップS15〜ステップS17の処理は、3つの他の検出装置2のそれぞれが実行し、各検出装置2から第2特定用信号が監視装置1へ無線送信される。
監視装置1の制御部11は、ステップS14の処理によって一の検出装置2から送信された第1特定用信号と、他の検出装置2から送信された第2特定用信号とを、RF受信アンテナ13aにて受信する(ステップS18)。監視装置1が最初に受信する信号が、一の検出装置2から送信された第1特定用信号である。
次いで、制御部11は、受信した第1特定用信号に含まれる識別子を、一のタイヤ位置に対応する識別子として特定する(ステップS19)。具体的には、第1特定用信号に含まれる識別子と、右前のタイヤ位置とを対応付ける。
次いで、制御部11は、受信した第2特定用信号に含まれる受信信号強度に基づいて、複数の検出装置2の相対的な位置関係を特定する(ステップS20)。一のタイヤ位置と、他の3つのタイヤ位置との距離はそれぞれ異なるため、複数の受信信号強度を比較することによって、各第2受信信号強度がいずれのタイヤ位置から送信された信号であるかを特定することができる。例えば、左前のタイヤ位置は、右前のタイヤ位置との距離が最も短いため、受信信号強度が最大の第2受信信号強度は、右前のタイヤ位置から送信されたものであることが分かる。同様に、左後のタイヤ位置は、右前のタイヤ位置との距離が最も長いため、受信信号強度が最小の第2受信信号強度は、左後のタイヤ位置から送信されたものであることが分かる。また、右後のタイヤ位置は、右前のタイヤ位置との距離が中程度であるため、受信信号強度が中程度の第2受信信号強度は、右後のタイヤ位置から送信されたものであることが分かる。
そして、制御部11は、3つの第2受信信号強度にそれぞれ含まれる識別子と、他のタイヤ位置との対応関係を特定する(ステップS21)。具体的には、左前、右後、左後のタイヤ位置に対応する識別子を特定する。そして、制御部11は、特定された各タイヤ位置の識別子を、識別子テーブルに登録し(ステップS22)、処理を終える。
このように構成されたタイヤ空気圧監視システムによれば、各タイヤ位置に対応する識別子を特定することができる。また、監視装置1のLF送信アンテナ14aの配置自由度が高いタイヤ空気圧監視システムを構成することができる。
また、一のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ受信部24を低感度状態で待機させることができ、任意のタイミングで監視装置1から送信される処理開始信号を受信するために必要な消費電力を抑えることができる。
更に、他のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ送受信部23を間欠的に動作させることによって、任意のタイミングで一の検出装置2から送信される第1特定用信号を受信するために必要な消費電力を抑えることができる。他の検出装置2は、UHF帯を用いて無線送信される第1特定用信号を送受信する構成である。UHF帯はLF帯に比べて高周波数であるため、第1特定用信号を受信するために起動しなければならない時間は比較的短く、LF帯を用いて信号を送受信する場合に比べて、消費電力を抑えることができる。
更に、他のタイヤ位置にある検出装置2のセンサ送受信部23を間欠的に動作させることによって、任意のタイミングで一の検出装置2から送信される第1特定用信号を受信するために必要な消費電力を抑えることができる。他の検出装置2は、UHF帯を用いて無線送信される第1特定用信号を送受信する構成である。UHF帯はLF帯に比べて高周波数であるため、第1特定用信号を受信するために起動しなければならない時間は比較的短く、LF帯を用いて信号を送受信する場合に比べて、消費電力を抑えることができる。
1 監視装置
2 検出装置
3 タイヤ
4 報知装置
11 制御部
12 記憶部
13 車載受信部
13a RF受信アンテナ
14 車載送信部
14a LF送信アンテナ
15 計時部
16 車内通信部
21 センサ制御部
22 センサ用記憶部
23 センサ送受信部
23a RF送受信アンテナ
23b 信号強度測定部
24 センサ受信部
24a LF受信アンテナ
25 空気圧検出部
26 計時部
C 車両
2 検出装置
3 タイヤ
4 報知装置
11 制御部
12 記憶部
13 車載受信部
13a RF受信アンテナ
14 車載送信部
14a LF送信アンテナ
15 計時部
16 車内通信部
21 センサ制御部
22 センサ用記憶部
23 センサ送受信部
23a RF送受信アンテナ
23b 信号強度測定部
24 センサ受信部
24a LF受信アンテナ
25 空気圧検出部
26 計時部
C 車両
Claims (4)
- 車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、該タイヤの空気圧を検出し、検出された空気圧及び自身の識別子を含む空気圧信号を無線送信する複数の検出装置と、該検出装置から送信された前記空気圧信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムであって、
前記監視装置は、
前記タイヤが取り付けられる一のタイヤ位置に偏倚したアンテナと、
前記複数のタイヤが取り付けられる複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、前記一のタイヤ位置に係る領域へ前記アンテナにて送信する処理開始信号送信部を備え、
前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた一の前記検出装置は、
前記監視信号から送信された前記処理開始信号を受信する処理開始信号受信部と、
該処理開始信号受信部にて処理開始信号を受信した場合、自身の前記識別子を含み、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定するための第1特定用信号を送信する第1特定用信号送信部と
を備え、
他の前記検出装置は、
前記一の検出装置から送信された前記第1特定用信号を受信する第1特定用信号受信部と、
該第1特定用信号受信部にて受信する前記第1特定用信号の受信信号強度を測定する測定部と、
該測定部にて測定された前記受信信号強度及び自身の前記識別子を含む第2特定用信号を送信する第2特定用信号送信部と
を備え、
前記監視装置は、
前記一の検出装置から送信された前記第1特定用信号及び前記他の検出装置から送信された前記第2特定用信号を受信する受信部と、
該受信部にて受信した第1特定用信号に含まれる前記識別子並びに前記第2特定用信号に含まれる前記識別子及び前記受信信号強度に基づいて、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する対応関係特定部と
を備えるタイヤ空気圧監視システム。 - 前記対応関係特定部は、
前記第1特定用信号に基づいて、前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた前記検出装置の前記識別子を特定する第1特定部と、
前記第2特定用信号に含まれる前記受信信号強度に基づいて、前記複数の検出装置の相対的位置関係を特定する位置関係特定部と、
他の前記タイヤ位置の前記タイヤにそれぞれ設けられた前記検出装置の前記識別子を特定する第2特定部と
を備える請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記処理開始信号及び第1特定用信号は、それぞれLF帯及びUHF帯の無線信号であり、
前記第1特定用信号受信部の動作時間は、前記処理開始信号送信部の動作時間より短い
請求項1又は請求項2に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 車両の複数のタイヤにそれぞれ設けられており、該タイヤの空気圧を検出し、検出された空気圧及び自身の識別子を含む空気圧信号を無線送信する複数の検出装置から送信された前記空気圧信号を受信して各タイヤの空気圧を監視する監視装置であって、
前記タイヤが取り付けられる一のタイヤ位置に偏倚したアンテナと、
前記複数のタイヤが取り付けられる複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する処理を開始させるための処理開始信号を、前記一のタイヤ位置に係る領域へ前記アンテナにて送信する処理開始信号送信部と、
前記一のタイヤ位置の前記タイヤに設けられた一の前記検出装置の前記識別子を含み、該一の検出装置から送信された第1特定用信号、並びに前記第1特定用信号の受信信号強度及び他の前記検出装置の前記識別子を含み、該他の前記検出装置から送信された第2特定用信号を受信する受信部と、
該受信部にて受信した第1特定用信号に含まれる前記識別子並びに前記第2特定用信号に含まれる前記識別子及び前記受信信号強度に基づいて、前記複数のタイヤ位置及び前記複数の検出装置の前記識別子の対応関係を特定する対応関係特定部と
を備える監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015195096A JP2017065574A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | タイヤ空気圧監視システム及び監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015195096A JP2017065574A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | タイヤ空気圧監視システム及び監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017065574A true JP2017065574A (ja) | 2017-04-06 |
Family
ID=58491382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015195096A Pending JP2017065574A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | タイヤ空気圧監視システム及び監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017065574A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019106968A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-04 | 小橋工業株式会社 | 農作業機及び耕耘爪の摩耗判定方法 |
-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015195096A patent/JP2017065574A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019106968A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-04 | 小橋工業株式会社 | 農作業機及び耕耘爪の摩耗判定方法 |
JP7013005B2 (ja) | 2017-12-20 | 2022-01-31 | 小橋工業株式会社 | 農作業機、耕耘爪の摩耗判定方法、及びプログラム |
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