JP2010188122A - 順次式調理器具およびシステムならびに調理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】過調理を低減させ、エネルギーを節約できる調理器具を提供する。
【解決手段】食品を熱源に晒すことによって調理するための調理器具1において、第1に、前記熱源をスイッチオフするかまたは前記熱源をスイッチオフすることを利用者に促す第1の信号を出力し、第2に、前記第1の信号よりも後で、調理が終了したことを利用者に示す第2の信号を出力するように構成された調理管理装置7を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用調理器具の一般的な技術分野に関し、特に、圧力調理器、すなわち、収容された食品が蒸気圧力下で調理されるように構成された圧力調理器具に関する。
本発明は、さらに詳細には、食品を熱源に晒すことによって調理するための調理器具に関する。
また、本発明は、第1に、食品調理器具と、第2に、少なくとも一種の食品の調理時間を示すレシピ・パンフレットと、を備えている食品調理システムに関する。
最後に、本発明は、食品を熱源に晒すことによって調理する調理方法に関する。
家庭用圧力調理器は周知である。通常、このような圧力調理器は、食品を収容可能に設計された容器と、該容器と共に密封された調理筐体を形成すべく前記容器に取り付けられかつロックされるように設計された蓋体と、を備えている。
従来から、このような圧力調理器は、筐体を昇圧および昇温させ、これによって、前記筐体内に含まれている食品を蒸気圧力下で調理することを可能とするような方式で熱源(例えば、コンロ)の影響を受けるように設計されている。
圧力調理器による調理は、昇圧によらない他の調理方法を上回るいくつかの栄養学的利点および官能刺激的利点をもたらすものである。圧力下での蒸気調理は、100℃を超える温度に達することができ、これによって、調理を特に迅速に行うことができ、それにもかかわらず、食品の栄養分の殆どを保存することもできる。例えば、概して、サヤマメを調理するのに、大気圧における通常の片手鍋によれば、30分掛かるのに対して、良好な性能の圧力調理器によれば、8分しか掛からない。今日までになされてきた多くの科学的研究論文によっても、野菜におけるビタミンCの保存は、例えば、通常の片手鍋によって調理されたときよりも圧力調理器によって調理されたときに、著しく良好であることが分かっている。
要するに、圧力調理器による調理によれば、一般的に、より迅速に行えるのみならず、このような調理を受ける食品の栄養学的特性および官能刺激的特性をより失われないようにすることができる。
しかし、ボリュームすなわち嵩のある食品、例えば、肉、魚、またはジャガイモの場合、該食品の芯部は、外側よりも調理するのに時間が掛かる。すなわち、該食品の芯部は、該食品の表層部が調理を開始した後、数分経過するまで、実際にその調理が開始されないことになる。これは、(電子レンジの注目するべき例を除けば)殆どの調理器具において熱が食品の外側から加えられるという事実によるものである。
従って、食品の外側(すなわち表層部)が調理された時点では、食品の芯部は、まだ調理されておらず、次いで、調理筐体内の熱は、食品の芯部を調理しながら、それと同じ位に該食品の表層部を著しく過調理することになる。表層部がこのように過調理されると、それらの栄養学的特性および風味官能刺激的特性の一部が失われることになる。
加えて、このような過調理によってエネルギー量が浪費される。このような過調理は、当然ながら、望まれるものではなく回避されるべきものであるからである。
従って、特に嵩のある食品では、該食品の外層のこの過調理は、一部の利用者が当該食品を調理するのに圧力調理器を用いることを断念させるような深刻な欠点をもたらすことになる。
加えて、わずか数分の余分の調理によって、食品が著しく損傷する(例えば、肉が固くなるかまたはバサバサになる)程度まで、さらには、食品が損壊する(ジャガイモが焦げ、またはドロドロになる)程度まで、前述の過調理の現象を悪化させる可能性がある限りにおいて、圧力調理によって食品を調理するための最適な調理時間は、予め知られていなければならなく、かつ厳密に順守されなければならない。
従って、本発明の目的は、前述した種々の欠点を改良し、調理サイクルを最適化し、特に、過調理の危険性を低減させ、エネルギーを節約し、その一方、特に簡単でかつ直観的に用いることをできるようにする、新規の調理器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、極めて迅速に、特に、食品の栄養学的特性および官能刺激的特性を失われないようにし、利用者に使用における不安を感じさせることがなく、かつ調理の終了時に食品に手を伸ばす前に長時間待つことがなく、調理を行うことをできるようにする、新規の食品調理器具、特に、圧力調理器を提案することにある。
本発明の他の目的は、極めて簡単でかつ直観的に用いることができると共に、利用者の誤りを制限する設計がなされている、新規の食品調理器具を提案することにある。
本発明の他の目的は、特に簡単でかつ直観的に用いることができ、利用者の習慣を変える必要がない、新規の食品調理システムを提案することにある。
本発明の他の目的は、過調理の危険を制限する一方、エネルギーを節約することを可能とすることによって、食品を最適に調理することをできるようにする、新規の食品調理システムを提案することにある。
本発明の目的は、食品を熱源に晒すことによって調理するための調理器具において、
第1に、熱源をスイッチオフするかまたは熱源をスイッチオフすることを利用者に促す第1の信号を出力し、第2に、第1の信号に続いて、調理が終了したことを利用者に示す第2の信号を出力するように、構成された調理管理装置を備えたことを特徴とする調理器具によって達成される。
また、本発明の目的は、食品調理システムであって、
・第1に、食品を熱源に晒すことによって、前記食品を調理するための調理器具であって、前記調理器具は、第1に、熱源をスイッチオフするかまたは熱源をスイッチオフすることを利用者に促す第1の信号を出力し、第2に、第1の信号に続いて、調理が終了したことを利用者に示す第2の信号を出力するように、構成された調理管理装置を備えており、前記調理管理装置は、筐体内において所定の圧力値に達したことを検出するための検出手段を備えており、前記調理管理装置は、前記所定の圧力値が検出されたときに前記調理管理装置が第4の信号を出力するように構成されており、前記第4の信号は、第1の信号に先立って出力されるようになっており、熱源の出力を減少させるかまたは熱源の出力を低減させることを利用者に促すように決められており、前記調理器具は、利用者が少なくとも第4の信号と第1の信号との間で経過する時間を設定することを可能とする設定手段も備えている、調理器具と、
・第2に、少なくとも一種の食品用の調理時間を示すレシピ・パンフレットであって、レシピ・パンフレットに示されている前記調理時間は、第4の信号と第1の信号との間で経過する時間に対応している、レシピ・パンフレットと、
を備えた食品調理システムによって達成される。
また、本発明の目的は、食品を熱源に晒すことによって、前記食品を調理する方法において、
・食品が熱源に晒されている筐体内に配置されており、前記筐体内の圧力が、大気圧よりも著しく大きい所定値に実質的に一定に維持されている第1の調理段階と、
・熱源がスイッチオフされており、前記筐体内の圧力が、実質的に大気圧となるまで徐々に降下する第2の調理段階と、
・第2の調理段階が所定時間に亘って行われるように、第2の調理段階の時間を決定するステップと、
を含む調理方法によって達成される。
他の目的、特徴、および利点は、添付の図面を参照することで、以下の説明によって、さらに詳細に明らかにされるだろう。なお、これらの図面は、非制限的な実施例として示されているものである。
食品を圧力下で調理するための本発明の調理器具であって、前記調理器具は、5つの位置、すなわち、1つの減圧位置および4つの調理位置間で移動するように取り付けられた圧力選択手段を備えており、前記圧力選択手段は、その減圧位置にある状態が示されている、調理器具の斜視図である。 調理管理装置が非作動、すなわち、電力が供給されていない状態にある、図1の調理器具を示す平面図である。 圧力選択手段が、魚を調理するように特に適している調理位置にあり、調理管理装置が作動されており、利用者によってプログラム化される準備が整っている、図2の要部を示す平面図である。 圧力選択手段が減圧位置にあり、1分の調理時間が利用者によって管理装置上にプログラム化されている、図3の操作の詳細を示す平面図である。 圧力選択手段が減圧位置にあり、管理装置がエラー信号を出力している、図2の詳細を示す平面図である。 1分の調理時間が調理管理装置上にプログラム化され、前記装置によって表示されている、図3の詳細を示す平面図である。 調理管理装置が利用者によってプログラム化された調理時間を計時している、図6の詳細を示す平面図である。 調理時間が完全に計時された時点で、調理管理装置が、熱源をスイッチオフすることおよび調理器具の減圧を作動させることをそれぞれ利用者に促す第1の信号および第3の信号を出力している、図6の詳細を示す平面図である。 圧力選択手段が、利用者が移動させることを促された減圧位置(図8参照)にあり、調理管理装置は、付加的な調理時間を計時しかつ表示している、図8の詳細を示す平面図である。 調理管理装置が調理の終了を示す第2の信号を出力している、本発明の調理器具の詳細を上から示す図である。 先行技術による調理方法を示すグラフである。 本発明の調理方法がいかに行われるかを示すグラフである。 先行技術による調理方法を用いずに、本発明の調理方法を用いることによって得られたビタミンB6の残存率に関する利得を示すグラフである。 先行技術による圧力調理方法を用いずに、本発明の圧力調理方法を用いることによって得られた柔らかさに関する利得を示すグラフである。
本発明は、(図面には示されていない)熱源から熱を受けて調理するための調理器具1に関するものである。さらに具体的には、図面に示されている調理器具1は、第1に、調理される食品を含むように構成されており、第2に、調理器具1の内側の温度を上昇させ、これによって、調理器具1内に含まれている食品を調理することができるように、調理器具1の外側に独立して配置された熱源に晒されるように構成されている。この場合、調理器具1は、調理器具1の外側の独立したコンロ式熱源によって加熱されるように構成された熱を受け易い調理器具として構成されている。しかし、本発明の範囲から逸脱することなく、この食品調理器具は、食品を調理するのに必要な熱エネルギーを供給する内蔵式熱源のような熱源を組み入れることも十分に可能である。
図面に示されている実施形態では、調理器具1は、圧力調理器である。すなわち、調理器具1は、食品を高温の蒸気圧下で調理することを可能とするものである。しかし、本発明は、食品を圧力下で調理する調理器具に制限されるものではなく、具体的には、食品を実質的に大気圧で調理する調理器具にも関連している。
従って、調理器具1は、有利には、食品を圧力下で調理することを可能とする調理筐体を形成するように構成されている。換言すると、当該調理筐体は、コンロのような熱源の熱出力を受けたときに、該筐体内の圧力が大気圧を著しく超えることを可能とするのに十分な程度に、密封されている。調理筐体は、当業者に知られているどのような構造を有していてもよい。有利には、それ自体が周知であるように、本発明の調理器具1は、第1に、金属材料から作製された容器2であって、調理される食品を受け入れるように構成された調理用の入れ物をなす容器2と、第2に、蓋2と協働して調理筐体を形成するために、蓋2に取り付けられ、かつ蓋2にロックされるように構成された蓋3と、を備えている。有利には、蓋3は、意のままに、蓋2にロックされ、または蓋2からロック解除されるように構成されている。蓋3をロックすることによって、筐体の内側において上昇する圧力によって蓋3が突然外れることなく、筐体を昇圧することが可能になる。この目的のために、圧力調理器1は、好ましくは、蓋3を容器2に対してロック/ロック解除するためのロック/ロック解除手段4を備えている。ロック/ロック解除手段4は、当業者に知られているどのような形式のものであってもよく、例えば、図面に示されているように、容器2および蓋3のそれぞれの周縁を締め付けるように設計された顎部から構成されていてもよい。前記顎部は、蓋3の全体にわたって、半径方向に摺動するように取り付けられている。
有利には、調理器具1は、調理筐体内の圧力を設定値に維持するために、前記圧力の値を調整するためのレギュレータ手段5を備えている。このようなレギュレータ手段5は、それ自体周知のものであり、好ましくは、調理筐体内の圧力を検知すると共に、(以下に述べる)位置間で移動するように取り付けられている調圧弁から構成されている。
・第1に、密閉位置―この位置では、調圧弁は、内部圧が設定値よりも小さいかまたは等しい限りにおいて、筐体と外部との間の連通を遮断するようになっている。
・第2に、漏出位置―この位置では、調圧弁は、筐体内の圧力が設定値を著しく超えるとすぐ、好ましくは蒸気出口5Aを介して、筐体の内部を外部に連通させるようになっている。
調圧弁は、当業者に周知のどのような形式のものであってもよい。例えば、調圧弁は、圧縮バネによって負荷が掛けられている弁から構成されていてもよく、該弁は、蒸気出口の内側において、(以下に述べる)位置間で移動するように取り付けられている。
・低位置―この位置では、バネによって加えられている戻り力によって、該弁は、蓋3を貫通して蒸気出口5Aと連通するように設けられた流路に面して、蓋3に当接するようになっている。戻り位置であるこの安定した当接位置では、該弁は、前記流路および蒸気出口5Aを通る蒸気のどのような漏出も遮るように、蓋3を貫通して設けられた流路を閉鎖している。
・少なくとも1つの高位置―筐体内の圧力が設定値を超え、圧縮バネによって加えられている戻り力よりも大きい逆方向の力を該弁に加えるとき、前記圧力によって該弁が占める位置である。この高位置では、該弁が上昇し、蓋を貫通して設けられた流路を開き、この流路を通して、蒸気が、蒸気出口5Aを介して外部に漏出することになる。
有利には、当業者によく知られているように、調理器具1は、調理筐体内の圧力の値を調整するために、利用者がレギュレータ手段5の設定点を設定することを可能とする圧力選択手段6も備えている。
換言すると、圧力選択手段6によって、利用者は、複数の所定の設定値の中から設定値を選択することができる。従って、レギュレータ手段5によって調整された調理圧力は、調理される食品の性質に対応するように適合されていることになる。好ましくは、利用者が設定値を設定することを可能とするために、(好ましくは、調理筐体内の圧力値を調整するためのレギュレータ手段5を構成している)調圧弁は、負荷システムを備えている。この負荷システムは、例えば、弁をその密封低位置に戻すように、程度の差はあれ、圧力バネを圧縮することができる装置から構成されている。この場合、当業者によく知られているように、圧力選択手段6によって、利用者は、圧力選択手段6の位置に依存して、調圧弁に作用する圧縮バネを、程度の差はあれ、圧縮することによって、圧縮バネによって調圧弁に加えられる戻り力の大きさを決めることができる。従って、利用者は、複数の設定値、例えば、以下に詳細に述べる4つの設定値から、図面に示されているように、設定値を選択することができる。有利には、調理器具1は、調理筐体を減圧するための減圧部材も備えている。前記減圧部材は、作動されると、蓋が圧力の影響を受けて突然外れるどのような危険も冒すことなく、調理筐体内の圧力を蓋3が安全にロック解除されるのに適する値に戻し、またはその値に維持することができるように、構成されている。換言すると、減圧部材は、筐体内の圧力が上昇するのを防ぐために、または逆に、筐体内の圧力レベルを蓋3を容器2からロック解除して分離させるのに十分低いレベルに戻すのに十分な蒸気漏れを生じさせるために、筐体の内部を強制的に外部に連通させることができる。
有利には、圧力選択手段6および減圧部材は、いずれも、利用者によって手動で作動されるように設計されている。好ましくは、圧力選択手段6および減圧部材は、単一の共通部品として構成されている。この共通部品は、調理圧力値を選択するように調圧弁の負荷を決定することができると共に、該弁を強制的にその密封位置から外し、調理筐体の減圧を生じさせるように、該弁に作用することができるようになっている。有利には、減圧部材としても構成されている圧力選択手段6は、回動リング6Aを備えている。この回動リング6Aは、蓋3上において(以下に述べる)5つの位置間で回転移動できるように取り付けられている。
・図1,2,4,5,9,10に示されている(「減圧位置」とも呼ばれる)開位置。この開位置は、容器2および蓋3によって形成された調理筐体内の圧力を蓋3が安全にロック解除されるのに適する値に戻し、その値に維持することを可能とする位置である。リング6Aは、漏出部分を介して、調理筐体の内部を外部に強制的かつ連続的に連通させるために、弁を上昇させるように、該弁と相互作用している。漏出部分は、調理器具1を減圧するのに十分な大きさになっているのみならず、圧力が蓋3が安全にロック解除されるのに適する所定の安全圧力を超えるのを防ぐのに十分な大きさになっている。
・調圧弁の第1の所定負荷に対応する第1の調理位置。この位置では、リング6Aは、設定値を第1の所定値、例えば、野菜を調理するのに特に適合している値に設定するように、弁負荷システム、例えば、弁に作用する圧縮バネと相互作用している。
・調圧弁の第2の所定負荷に対応する第2の調理位置。この位置では、リング6Aは、設定値を第2の所定値、例えば、でんぷん質の食品(例えば、ジャガイモ)を調理するのに特に適合している値に設定するように、弁負荷システム、例えば、弁に作用する圧縮バネと相互作用している。
・調圧弁の第3の所定負荷に対応する第3の調理位置。この位置では、リング6Aは、設定値を第3の所定値、例えば、肉を調理するのに特に適合している値に設定するように、弁負荷システム、例えば、弁に作用する圧縮バネと相互作用している。
・調圧弁の第4の所定負荷に対応する第4の調理位置。この位置では、リング6Aは、設定値を第4の所定値、例えば、魚を調理するのに特に適合している値に設定するように、弁負荷システム、例えば、弁に作用する圧縮バネと相互作用している。
前述した5つのこれらの位置の各々は、有利には、蓋3上に配置された該当する各アイコン21,22,23,24,25によって識別されており、対応する位置が利用者によって選択されたとき、フィンガー6Bと向き合っていることによって見出されるように設計されている。第1に、筐体内の圧力レベルを決めることができる圧力選択手段6と、第2に、レギュレータ手段5および該レギュレータ手段5に負荷を加えるためのシステムとの間のこのような相互関係は、それ自体よく知られているので、ここでは、これ以上の説明は省略することにする。
一例として、圧力選択手段6、レギュレータ手段5、およびそのための負荷システムとの間のこのような相互関係は、例えば、(仏国特許出願第06/03207号として出願された)仏国特許出願公開第2899454号明細書によって示唆されている。ここに記載されている圧力選択手段6は、当該仏国特許出願公開第2899454号明細書に記載されている回転選択器37およびその制御部28に対応している。利用者が圧力選択手段および減圧部材をなす回動リング6Aを操作するのを容易にするために、前記リング6Aは、該リングに取り付けられた掴みやすいフィンガー6Bを備えている。利用者は、リング6Aを前述の5つの位置間で回転駆動することを目的として、このフィンガーを掴むことができる。なお、これらの5つの位置は、それぞれ、開位置(減圧位置)、および所定の調整された圧力レベルが互いに異なっている4つの位置に対応している。
本発明によれば、調理器具1は、調理管理装置7も備えている。調理管理装置7は、第1に、熱源をスイッチオフすることを利用者に促すための第1の信号8を出力し、第2に、第1の信号に続いて、調理が終了したことを利用者に知らせるための第2の信号9を出力するように、設計されている。従って、第1の信号8は、好ましくは即座にかつ直接的に、熱源をスイッチオフすること、すなわち、当該熱源を遮断することを利用者に促すことを目的として、利用者の注意を喚起するために発せられるものである。このために、前述した実施形態では、第1の信号8は、利用者によって、好ましくは直接的に、知覚可能なものになっている。例えば、熱源が電気コンロから構成されている場合、熱源のスイッチオフは、該コンロの抵抗(または誘導系統またはガラスセラミック系統)への電力のスイッチオフに対応している。
コンロがガスコンロから構成されている場合、熱源のスイッチオフは、該コンロのバーナに送給されるガスのスイッチオフに対応している。従って、熱源のスイッチオフによって、熱源によるどのようなエネルギー消費も中断することができる。従って、「スイッチオフ」という用語は、単に加熱出力の低減を意味するものではなく、むしろ熱源によるエネルギー消費の完全な中断を意味している。熱源のこのようなスイッチオフは、使用を極めて簡単にするのに役立つものである。何故なら、利用者は、加熱レベルを調整するための複雑になる可能性のある操作を行う必要がないからである。当然ながら、熱源のスイッチオフは、潜在的な熱慣性効果を考えると、特に、熱源がジュール効果に基づく電気コンロから構成されている場合、必ずしも、熱源から調理器具1への熱エネルギーの流れが即座になくなることにはならない。
図8に示されているように、第1の信号8は、有利には、可視式であり、例えば、×印付き炎記号を示すアイコンである。このアイコンによって、利用者は、熱源をスイッチオフすることによって、当該信号に応答するべきであることを理解することができる。当然ながら、第1の信号8を可視式ではなく、むしろ可聴式とすることもでき、さらに、利用者の注意を喚起するように決められた音響パターンとして構成することもできる。好ましくは、第1の信号8は、可視聴式である。すなわち、第1の信号8は、アイコンの表示と音響の生成とを組み合わせている。この場合、音響が、利用者の注意を喚起する一方、アイコンが、その具象的な特徴によって、利用者に求められていること、すなわち、この例では、熱源のスイッチオフを利用者に理解させることができる。
従って、第1の信号8は、調理器具1の瞬間的な状態を単に反映するように決められているのではなく、むしろ、熱源(電子熱源、ガス熱源、など)への電力供給または燃料供給を完全に中断する積極的な行動を迅速に取ることを、掛け値なしで利用者に促すように決められている。
一実施形態では、調理器具1は、例えば、パンフレットの形態にあるユーザマニュアル(使用説明書)と関連付けられていてもよい。前記マニュアルは、第1の信号8が何を意味しているのかを利用者に示している。また、本発明は、本質的に、第1に、本明細書に記載されている調理器具1と、第2に、例えば、第1の信号の意味および/または利用者の注意を喚起するために出力される前述および後述の他の信号の意味を利用者に説明する、例えば、パンフレットの形態にあるユーザマニュアルと、を備えているこのようなシステムに関連するものである。
第2の信号9は、完全に可視式であってもよいし、または完全に可聴式であってもよい。しかし、有利には、第2の信号は、第1の信号と同じように、可視聴式であるとよい。従って、図10に示されているように、第2の信号9は、有利には、蓋が持ち上げられている入れ物を表しているアイコンから構成されている。このアイコンは、調理が終了している限りにおいて、利用者が蓋を開け、食品を取り出すことができることを利用者に示している。有利には、このアイコンの表示に付随して、調理サイクルが終了しているという事実に利用者の注意を喚起するように決められた音響が生じるようになっている。
第1の信号8および第2の信号9の出力を可能とするために、調理管理装置7は、有利には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)式の電子スクリーンによって形成された表示画面7A(表示手段)を有している。調理管理装置7は、有利には、音響生成装置も有している。音響生成装置および表示画面7Aのいずれにも、有利には、管理装置7に組み入れられている電源システムから電力が供給されるようになっている。前記電源システムは、好ましくは、調理器具1にプラグを差し込む必要性を避けるために、従って、調理器具1の独立性を維持するために、電池システムである。
代替例では、図示されていないが、第1の信号8は、熱源をスイッチオフさせるように決められている。このような場合、調理器具1は、利用者とは無関係に、第1の信号8が熱源を直接スイッチオフすることができるように、熱源に機能的に接続されている。従って、利用者に警告する必要がなく、第1の信号8は、前述した例におけるような情報信号ではなく、むしろ熱源に伝達される単なる電気制御信号とすることができる。
このように、本発明の基本的な原理の1つは、従来技術において慣習となっている調理の終了時ではなく、むしろ調理中に熱源をスイッチオフすることにある。従って、調理の一部が、どのような外部エネルギーも消費することなく、慣性効果によって、調理筐体の内側の温度(および有利には圧力)の形態で蓄えられたエネルギーによってのみ行われることになる。
さらに詳細には、特に比較的嵩のある食品の場合、熱源が第1の信号8によって促された利用者によってスイッチオフされるとすぐに開始される第2の調理段階によって、すでに調理された表層部によってもたらされる熱を用いて、熱源がスイッチオフされているので、食品が単に高温に保持されているにすぎないことによって、表層部を過調理することなく、食品を芯部まで継続して調理することができる。
従って、本発明は、熱源を作動し、好ましくは、その最大電力に設定し、これによって、調理加速器として機能させ、食品の外層を迅速に調理することを可能とする、第1の調理段階と、(蓋3が容器2に閉じられた状態の)調理筐体内に食品が残っており、これによって、前記食品の表層部を過調理することなく、かつ熱源が遮断され、もはや電力または燃料が供給されていない事実によって、さらなるエネルギーを消費することなく、食品をその芯まで調理することを可能とする、穏やかな第2の調理段階と、を行うことにある。
従って、外部から熱源に供給されるどのようなエネルギーも必要としない限りにおいて「慣性調理段階」と呼ばれることもある第2の調理段階は、蓋3が好ましくは容器2にロックされたままの状態で、調理サイクルを穏やかに仕上げることができる。
従って、本発明の調理器具1は、熱源を所定の時期にスイッチオフすることを利用者に促し、第1の信号8と第2の信号9との間で経過する所定時間(この時間は、好ましくは、調理される食品の性質の関数として予め決められている)に続く他の所定の時期に調理が終了していることを利用者に知らせることによって、利用者が、このような順次式調理方法を簡単に、効果的に、かつ直観的に行うことを可能とするものである。この所定の時間によって、調理が終了していることが可能な限り早く利用者に知らされ、これによって、待機時間を低減させることができる。
有利には、調理管理装置7は、調理筐体内の圧力を実質的に大気圧に戻すために、減圧部材を作動させることを利用者に促すように決められた第3の信号10を出力するように設計されている。
第1の信号8および第2の信号9と同じように、第3の信号10は、有利には、可視聴式である。しかし、第3の信号10を可聴式のみとすること、または可視式のみとすることも十分に可能であることを理解されたい。従って、図8に示されている例では、第3の信号10は、減圧の制御も行う圧力選択手段を利用者が減圧位置に戻すべきであることを利用者に理解させるために、蒸気噴射の記号として表示画面7Aに表示されるアイコンから構成されている。このアイコンの表示に付随して、利用者の注意を喚起するように決められた音響が出力されるようになっている。
好ましくは、調理管理装置7は、図8に示されているように、第1の信号8および第3の信号10を実質的に同時に出力するように設計されている。この場合、利用者は、熱源をスイッチオフすること、および食品が置かれている調理筐体を大気圧に戻すために調理筐体を減圧するための減圧部材を作動させることを、同時に促されることになる。従って、本発明の調理器具1は、有利には、順次式調理を2段階で行うことができる。すなわち、圧力調理段階では、調理筐体が熱源の能動的な影響を受け、次いで、加圧され、この圧力調理段階の直後に、熱源がスイッチオフされ、減圧するために調理筐体が外部に強制的に連通される「圧力不在」の調理段階が続くことになる。この第2の調理段階の開始は、第1の信号8および第3の信号10の出力によって知らされる一方、調理サイクルの終了は、第2の信号9によって示されることになる。この第2の信号9は、蓋3を開けて表層部を過調理することなく芯部まで適切に調理された食品を取り出すことができることを、利用者に知らせるものである。
当然ながら、
・熱源を作動させ、好ましくは十分な電力に設定して行われる第1の圧力調理段階と、
・熱源をスイッチオフして行われる第2の圧力調理段階と、その後で、
・熱源をスイッチオフして行われる第3の圧力不在調理段階と、
を順次実行させるために、第3の信号を第1の信号8の後に出力させることも十分に可能である。
しかし、使用の簡潔さという理由のみからでも、熱源のスイッチオフを減圧と同時に生じさせることによって、調理サイクルを2つの異なる段階のみから構成することが特に有利である。
本発明の調理器具1によって得られるこの新規の最適化された調理管理によって、減圧は、先行技術におけるような調理サイクルの終了時ではなく、調理サイクル中に行われることになる。これによって、徐々に低下する圧力、従って、徐々に低下する温度によって調理を仕上げることができ、これによって、食品の過調理を避けることができる。また、これによって、使用の融通性を可能な限り高めることもできる。何故なら、第2の信号9が調理の終了を利用者に知らせるとき、食品は高い圧力/温度レベルに晒されていないので、仮に利用者が直ぐに蓋3を開けて容器2から食品を取り出さなくても、調理された食品が劣化することはなく、むしろ、過調理されずに単に高温に保存されることになるからである。従来の圧力調理器では、調理の終了を忘れている利用者は、このような第2のチャンスを得ることができない。加えて、本発明では、減圧が調理サイクルの一部をなしているので、有利には、調理が終了したことを示す第2の信号9が出力されたときに、減圧が終了していることになる。すなわち、減圧が、調理サイクル中、さらに正確には、第2の調理段階中に既に行われているので、利用者は、調理器具1が減圧されるのを待つことなく、即座に食品に手を伸ばすことができる。先行技術では、調理時間が経過した時点で、利用者は、調理器具を減圧し、その後、食品に手を伸ばさざるを得ないことになる。先行技術における待機時間を制限するために、減圧は、可能な限り迅速に、従って、可能な限り激しく行われるように設計されているが、この激しい減圧は、利用者にとって悩みの種である。
逆に、本発明の食品調理器具1によれば、減圧は、低い蒸気漏れ率で行うことができるので、ゆっくりと進行し、従って、穏やかであり、急激ではない。
このように、利用者は、先行技術におけるような突発的な蒸気放出等に対する不安の原因をもたらす如何なる現象も受けることがなく、調理の後、調理器具1を完全に減圧するまで待つ必要がない。何故なら、第1の信号8および第3の信号10が同時に出力されてから、調理の終了を示す第2の信号9が出力されるまでの第2の調理段階中に、減圧が行われているからである。
代替例として、本発明の範囲から逸脱することなく、調理管理装置7は、減圧部材をそれ自体が作動させるように決められた第3の信号10を出力させるように、設計されるようにすることもできる。この場合、第3の信号10は、利用者が作動することのない完全に独立した方式で減圧部材を作動させる任意の適切な手段を介して作用する単なる電気信号とすることができる。この場合、調理方法は、完全に自動化されており、これにより、利用者の操作を制限し、従って、利用者の誤操作を抑制でき、調理器具の使用を本質的に容易にすることができる。しかし、このような誤りを制限するために、第3の信号10が減圧部材の作動を利用者に促すようになっている図面に示されている例では、減圧部材を調理管理装置7に接続させ、もし利用者が第3の信号10によって減圧部材の作動を促されているにも関わらず、減圧部材が利用者によって作動されていない場合、調理管理装置7が、注意を喚起する信号11を出力するようにすることもできる(図5参照)。
有利には、調理管理装置7は、筐体の内側において所定の圧力値に達したことを検出するための検出手段を備えている。前記所定の値は、好ましくは、圧力選択手段6によって、利用者によって選択された設定値に対応している。
換言すると、検出手段は、調整された圧力調理段階の開始を管理装置7に知らせることを可能とするものである。調理管理装置7が備えている検出手段は、当業者に知られているどのような形式のものであってもよい。例えば、検出手段は、圧力センサから構成されていてもよいし、または調理筐体内の温度が前記筐体内の圧力に相関するものである限りにおいて、温度センサから構成されていてもよい。有利には、検出手段は、調整弁の開口度に対応する最初の蒸気噴射を検出するために蒸気出口5Aに配置された温度センサから構成されている。この開口度は、圧力が設定値に達したこと、従って、圧力調理段階が開始されたことを示している。特に、当該温度センサは、仏国特許出願公開第2834193号(仏国特許出願第01/17101号)明細書において示唆されているように配置されているとよい。この特許の内容は、参照することによって、本明細書に含まれるものとする。有利には、調理管理装置7は、前記所定の圧力値が検出手段によって検出されたとき、前記調理管理装置が、第1の信号8の前に、第4の信号を出力するように設計されている。第4の信号は、熱源の出力を低減させること、すなわち、熱源から放出される熱量を最大値と(熱源の遮断に対応する)ゼロ出力との間の中間値にもたらすことを利用者に促すように決められている。
従って、利用者は、第4の信号によって、熱源の出力を減少させることを促されることになる。これは、熱源をスイッチオフすることを意味するものではない。
代替的実施形態では、第4の信号は、熱源の出力を低減させるように、それ自体が作用するように決められている。すなわち、第4の信号は、調理管理装置7が熱源に対して直接作用するように設計されている場合、利用者の行動を必要とすることなく、熱源の出力を低減させるように、それ自体が作用するように決められている。この場合、第4の信号は、熱源の出力を低減させる単なる電気信号であればよく、可聴性および/または可視性を有している必要がない。何故なら、利用者による行動が要求されないからである。
しかし、好ましくは、図面に示されているように、調理管理装置7が出力するようになっている信号8,9,10は、好ましくは可聴特性および/または可視特性を有している。
例えば、熱源は、第4の信号が出力されるまで、その最大出力に設定され、次いで、第4の信号が出力されたとき、その最大出力の約半分または2/3に低減されるように、設定されているとよい。第4の信号が出力される前に、圧力サイクルの開始時の最大加熱出力で加熱することによって、圧力が急速に上昇し、可能な限り迅速に設定値に到達することになる。設定値に対応する所定の圧力レベルは、熱源をその最大出力に設定しなくても調理筐体内において十分に維持され、殆どの場合、最大出力の1/2または2/3に対応する設定値であれば、十分である。
前述したように、第4の信号は、第1の信号に先立って生じるようになっている。これは、管理装置7が、第4の信号、すなわち、第4の信号から所定時間が経過した後、第1の信号8を出力するように設計されていることを意味している。
有利には、本発明の調理器具1は、設定手段13を備えている。この設定手段は、利用者が少なくとも第4の信号と第1の信号8との間で経過する時間を設定することを可能とするものである。例えば、設定手段13は、少なくとも2つのボタン13A,13Bを有するキーパッドから構成されている。これらのボタン13A,13Bは、それぞれ、表示画面7Aに表示される時間値を増減することができる。この時間値は、第4の信号の出力と第1の信号8の出力との間で経過する時間に対応している。従って、この好ましい実施形態では、利用者は、利用者によって選択された所定長さの時間が第4の信号の出力から第1の信号8の出力までに経過するように、調理管理装置7をプログラム化することができる。
換言すると、利用者は、この技術的特性によって、先行技術においてすでに可能になっているように、調整された圧力調理段階の時間長さを選択することができる。
有利には、調理管理装置7は、プロセッサ手段も備えている。このプロセッサ手段は、第1の信号8と第2の信号9との間で経過する時間を、圧力選択手段6によって利用者によって選択された設定値の関数として、自動的に設定するために、圧力選択手段6に接続されている。換言すると、第4の信号と第1の信号との間で経過する時間は、有利には、例えば、調理される食品の性質および量の関数として設定される一方、第1の信号8と第2の信号9との間で経過する時間は、調理管理装置7によって自動的に決定されることになる。
第1の信号8と第2の信号9との間で経過する時間は、有利には、所定の設定値が対応している圧力選択手段6の位置の関数として、調理管路装置7によって決定されることになる。前記設定値は、それ自体、所定の食品種類に対して最適化されている。従って、第1の信号8と第2の信号9との間で経過する時間は、調理される食品の性質の関数として設定されることになり、管理装置7は、この性質を圧力選択手段6の位置(所定の食品に対して最適化された設定値に対応している位置)によって間接的に知っていることになる。しかし、調理管理装置7が第1の信号8と第2の信号9との間で経過する所定の時間を設定するために、他のパラメータを考慮することも十分に可能である。例えば、調理管理装置7は、第4の信号の出力と第1の信号8の出力との間で経過する時間、すなわち、第1の圧力段階の時間長さを考慮してもよい。管理装置7が適切なセンサを介して入手することができる調理される食品の重量が、第1の信号8と第2の信号9との間で経過する時間を自動的に設定するのに考慮されてもよい。
逆に、本発明の範囲を逸脱することなく、第1の信号8と第2の信号9との間で経過する時間がどのようなパラメータにも依存しない一定の所定長さの時間となるように、調理管理装置7を設計することも十分に可能である。
従って、本発明によれば、調整された第1の圧力調理段階を、第4の信号と第1の信号8との間で経過する時間に対応する正確な所定時間にわたって行うことが可能である。前記調整された第1の圧力調理段階の後に、熱源をスイッチオフし、好ましくは、減圧部材を作動させて行われる、穏やかな第2の調理段階が続くことになる。この穏やかな第2の調理段階も、所定長さの時間にわたって行われることになる。この所定長さの時間は、好ましくは、調理される食品の性質および/または第1の調理段階において圧力選択手段6によって利用者によって選択された設定値の関数である。第1の信号8の出力から開始されるこの第2の調理段階は、管理装置7によって行われるタイミングによって完全に制御される時間に亘り制御して行われることになる。
本発明は、本質的に、第1に、前述した調理器具1と、第2に、少なくとも一種の食品の調理時間を示すレシプ・パンフレットと、を備えているこのような食品調理システムにも関するものである。当該レシピ・パンフレットに示されている前記調理時間は、第4の信号と第1の信号8との間で経過する時間に対応している。換言すると、レシピ・パンフレットは、(任意選択的に、調理される重量の関数としての)所定の食品に対して、設定手段13を介して利用者によって入力される調理時間を示している。この調理時間は、第4の信号の出力と第1の信号8の出力との間で経過する時間に対応している。パンフレットを物理的な情報媒体として用いることは、その簡便さおよびその低コストの観点から特に有利である。
当然ながら、パンフレットに示されている調理時間は、圧力調理段階の終了時に、「圧力不在」の調理段階が行われるという事実を考慮している。従って、パンフレットに示されている調理時間は、先行技術によるレシピ・パンフレットに示されている調理時間よりも短くなっている。先行技術によるパンフレットは、所定の時間にわたるどのような穏やかな調理操作も継続して行われない1つの圧力調理操作のみに対する規定を設けているものである
以下、図面に示されている調理器具1の操作について説明する。
まず、利用者は、調理される食品を容器2内に収容する。この食品は、例えば一匹の魚である。次いで、利用者が、蓋3を容器2上に置き、前記蓋3を容器2にロックすることで、昇圧され得る実質的に密封された調理筐体が形成される。このとき、圧力選択手段6は、図2に示されているように開位置にある。すなわち、減圧部材が機能している。従って、調理筐体は外部に連通しており、調理筐体を昇圧させることはできない。また、調理管理装置7は作動されておらず、表示画面7Aには何も表示されていない。次いで、利用者は、調理時間をプログラム化し、すなわち、圧力調理時間を設定し、前記圧力調理段階を開始することになる。
これを達成するために、利用者は、2つの方法で操作を進めることができる。
図3に示される第1の方法では、利用者は、圧力選択手段6を回動させて、調理される食品(この例では魚)に対応する調理位置を選択する。
すなわち、フィンガー6Bが、利用者によって、アイコン25と向き合って位置するように手動で回転されることになる。このアイコン25は、蓋3上に描かれている魚の記号を示しており、第4の調理位置、すなわち、第4の所定の設定値に対応している。開位置(減圧位置)からその調理位置の1つ、この例では、その第4の調理位置に移動した圧力選択手段6は、調理管理装置7を作動させるための作動信号を送信する。この作動信号によって、表示画面7Aがスイッチオンされ、次いで、この表示画面は、第1に、利用者によって選択された調理位置を具象化している画像14(この例では魚を表す画像)を表示し、第2に、ボタン13A,13Bによって調理時間をプログラム化することを利用者に促すために、好ましくは点滅する4つのゼロを表示することになる。
図4に示されている使用の代替的方法では、利用者は、圧力選択手段6が開位置のままの状態で、ボタン13A,13Bを直接押圧して表示画面7Aを起動し、調理時間を入力する。この代替的方法では、利用者は、当然ながら、調理位置を選択することを覚えている必要がある。もし利用者がボタン13A,13Bを用いて調理時間を入力してから所定時間が経過した後、フィンガー6Bを調理位置に移動させなかった場合、調理時間を選択すべきことを利用者に気付かせるために、図5に示されるように、エラーメッセージが表示される。このエラーメッセージは、例えば、4つの記号14,15,16,17を、好ましくは点滅させて、同時に表示すると共に、警告音を発することを含む。これらの4つの記号は、選択され得る4つの調理位置に対応している(この例では、記号14は魚、記号15は鶏肉、記号16はジャガイモ、記号17はニンジンで表示されている)。
調理位置が選択され、かつ調理時間が利用者によってプログラム化された時点で、図6に示されているように、表示画面7Aは、
・利用者によってプログラム化された調理時間と、
・選択された調理位置を利用者に気付かせる画像14と、
・プログラム化された調理時間が第1の圧力調理時間の時間長さに対応していることを示す番号「1」と、
・この第1の調理段階中に熱源の作動が継続されるべきであることを利用者に気付かせる記号18と、
を表示している。
次いで、食品を収容した調理筐体はコンロ上に置かれ、このコンロが利用者によってスイッチオンされ、最大出力に設定されることになる。
調理筐体内の圧力が設定値に達すると、管理装置7は、(利用者がイメージ18によって注意が喚起されているように)熱源をスイッチオフせずに前記熱源の電力を低減させることを利用者に促すために、例えば、音響の形態にある第4の信号を出力する。それと同時に、調理管理装置7は、利用者によってプログラム化されている調理時間の計時を開始する。利用者によってプログラム化された調理時間は、利用者がレシピ・パンフレットから得たものである。
利用者によってプログラム化された調理時間が完全に計時された時点で、表示画面7Aは、(00分00秒を表す)4つの0(ゼロ)を表示し、それと同時に、熱源をスイッチオフすることおよび減圧部材を作動させることを利用者に促す第1の信号8および第3の信号10を出力する。第1の信号8は、例えば、×印付き炎によって表示され、第3の信号10は、減圧を具象化した蒸気の雲で表示されている。表示画面7Aに表示されたこれらの画像には、好ましくは、利用者の注意を喚起する音響を伴う。
次いで、利用者は、圧力選択手段6を開位置に戻し、これによって、調理筐体が減圧され、第2の調理段階が開始される。利用者は、この段階に移行したことに、番号「2」および×印付き炎が表示画面7Aに表示されていることによって気付くことになる。表示画面7Aは、第2の調理段階の調理時間である所定時間の計時も表示している。蓋3がまだ開けられてはならないことを利用者に気付かせるために、閉じられた圧力調理器を具象化した画像19も表示画面7Aに表示されている。管理装置7によって計時される時間(表示画面7Aに表示される)は、管理装置7のプロセッサ手段によって、図7,8に示されているように、第1の調理段階中における圧力選択手段6の位置の関数として自動的に決定されるようになっている。
第2の調理段階の計時が完了した時点で、表示画面7Aは、計時完了を示す4つの0を表示し、調理が完全に完了したことおよび利用者が食品に手を伸ばしうることを利用者に示すために、例えば、蓋が開いている圧力調理器を具象化した画像の形態にある(表示画面7Aに表示される)第2の信号9を出力することになる。
正確な時間に亘って行われる2つの異なる調理段階を含むこの正確に制御された順次式調理方法によって、食品は、いかなる過調理現象も受けることなく、特に柔らかく(tender)仕上げられることになる。
この順次式調理の原理によって食品内のビタミンを最適に保存することも可能である。
さらに有利なことは、減圧部材は、完全な減圧時間が第2の調理段階の時間(第1の信号8の出力と第2の信号9の出力との間で経過する時間)を超えない範囲内において可能な限り遅く、従って、可能な限り穏やかに、減圧が進行するように設計されていることである。これにより、第2の信号が出力されたとき、利用者は、直ぐに蓋3を開けることができる。何故なら、調理器具は、「圧力不在」の第2の調理負段階中に、実質的に大気圧に戻されているからである。
本発明は、本質的に、食品を熱源に晒すことによって調理する方法にも関連している。この方法は、前述した調理器具によって実施されるのに適しており、
・食品が熱源に晒されている筐体内に配置され、該筐体内の圧力が、大気圧よりも著しく大きい所定値に実質的に一定に維持されている第1の調理段階と、
・熱源がスイッチオフされており、筐体内の圧力が、実質的に大気圧になるまで徐々に降下する第2の調理段階と、
・第2の調理段階が所定時間に亘って行われるように、第2の調理段階の時間を決定するステップと、
を含んでいる。
有利には、前述の決定ステップ中に、第2の調理段階の時間は、調理される食品の性質の関数として決定されるようになっている。この場合、本発明の方法は、第2の調理段階の時間を調理される食品の性質の関数として決定する決定ステップを含んでおり、これによって、第2の調理段階は、調理される食品の性質の関数として計算された所定時間にわたって行われることになる。有利には、第2の調理段階の時間は、圧力選択手段の位置を考慮することによって決定されるようになっている。この位置は、調理される食品の性質を間接的に示す所定の設定値に対応している。従って、第2の調理段階は、好ましくは、筐体内の圧力を大気圧と実質的に同じレベルに戻すのに十分な所定の時間にわたって、行われることになる。図11,12のグラフは、先行技術による調理(図11)と比較して本発明の調理原理(図12)を要約したものである。この原理は、この例では、調理の目的で圧力調理器1内に配置された130gの重量のポークロースト片20に適用されている。ポークロースト片20は、最初、生である。先行技術では、図11に示されるように、ポークロースト片20は、圧力調理の開始を示す時間Tと圧力調理の終了を示す時間Tとの間で、例えば、85キロパスカル(kPa)に調整された圧力で行われる圧力調理段階を受けている。図11に示されているように、ロースト片20の表層部20Aは、時間Tに先立つ時間Tにおいて十分に調理されている。
しかし、前記時間Tにおいて、ポークロースト片20の芯部20Bは、十分には調理されていない。何故なら、前記芯部20Bの温度は、肉のヘモグロビン、従って、ピンク色が消失する75℃の閾値に達していないからである。従って、芯部20Bが正確に調理される最終時間Tまで、調理が継続されることになる。しかし、その結果として、表層部20Aは、時間Tと時間Tとの間で過調理を受けることになる。可能な限り迅速に食品に手を伸ばせるようにするために、調理器具は、利用者によって制御されない方式によって、時間Tから突然減圧されることになる。
逆に、図12に示されている本発明の調理方法では、ポークロースト片20は、初期時間T’と中間の時間T’との間の所定時間にわたって第1の圧力調理段階を受けることになる。中間時間T’では、ロースト片20の表層部20Aは、十分に調理されているが、ロースト片20の芯部20Bは、まだ十分に調理されていない、この時間T’から、第2の調理段階が開始されることになる。この段階中、熱源がスイッチオフされ、かつ減圧部材が作動され、減圧が、最終時間T’まで続くこの第2の調理段階の時間の全体に亘って徐々に行われることになる。時間T’と時間T’との間で行われるこの第2の調理段階の穏やかな特性によって、ロースト片20の芯部20Bは、時間T’において、前記ロースト片20の表層部20Aと同じように、正確に調理され、表層部20Aは、第2の調理段階が低エネルギー段階なので、過調理を受けていない。図12に示されているように、減圧は、時間T’と時間T’との間で、第2の調理段階の全てまたは一部にわたって徐々に行われているので、時間T’において、利用者は、十分にかつ均一に調理されるロースト片にすぐに手を伸ばすことができる。
従って、この調理方法によって、図13,14に示されているように、ロースト片20の柔らかさを改良し、かつそのビタミンB6の含量を保存することができる。具体的には、図13のグラフは、本発明の調理器具1および方法が、従来の圧力調理器によって調理する従来の方法よりも25%を超えるビタミンB6を保存することができることを示している。このビタミンB6の保存は、ビタミンB6がアミノ酸代謝、抗体合成、および一般的に免疫系において有益とされている限りにおいて、特に重要である。
図14は、肉調理の基本的な官能刺激基準である肉の固さの低下すなわち柔らかさの向上を示している。従って、本発明の調理器具1および対応する方法によれば、従来の圧力調理器による調理と比較して、柔らかさに関して約25%の利得を得ることができる。

Claims (10)

  1. 食品を熱源に晒すことによって調理するための調理器具において、前記熱源をスイッチオフするかまたは前記熱源をスイッチオフすることを利用者に促す第1の信号(8)を出力し、前記第1の信号(8)の後で、調理が終了したことを利用者に示す第2の信号(9)を出力するように構成された調理管理装置(7)を備えていることを特徴とする調理器具。
  2. 前記食品を圧力下で調理することができる調理筐体を形成するように構成され、前記調理筐体に対する減圧部材を備えており、前記調理管理装置(7)は、前記減圧部材を作動させるかまたは前記減圧部材を作動させることを利用者に促す第3の信号(10)を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の調理器具。
  3. 前記減圧部材は、前記減圧部材を作動させることを利用者に促す前記第3の信号(10)が出力されたにもかかわらず、前記減圧部材が利用者によって作動されていない場合に、前記調理管理装置(7)が利用者の注意を喚起する信号を出力できるように、前記調理管理装置(7)に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の調理器具。
  4. 前記調理管理装置(7)は、前記第1および第3の信号(8,10)を実質的に同時に出力するように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の調理器具。
  5. 前記調理管理装置(7)は、前記筐体内が所定の圧力値に達したことを検出するための検出手段を備えるとともに、前記所定の圧力値が検出されたときに前記調理管理装置が第4の信号を出力するように構成されており、前記第4の信号は、前記第1の信号に先立って出力され、かつ、前記熱源の出力を低減させるかまたは前記熱源の出力を低減させることを利用者に促すように設定されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の調理器具。
  6. 利用者が少なくとも前記第4の信号と前記第1の信号(8)との間で経過する時間を設定できるような設定手段(13)をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の調理器具。
  7. 前記圧力を設定圧力に保持するために、前記調理筐体内の圧力値を調節するためのレギュレータ手段(5)と、
    利用者が前記設定圧力を設定できるようにするための圧力選択手段(6)と、
    をさらに備え、
    前記調理管理装置(7)は、前記第1の信号(8)と前記第2の信号(9)との間で経過する時間を前記設定値の関数として自動的に設定するために、前記圧力選択手段(6)に接続されたプロセッサ手段を備えていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の調理器具。
  8. 前記調理管理装置(7)が出力する前記各信号(8,9,10)は、可聴式信号および/または可視式信号であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の調理器具。
  9. 請求項6に記載の調理器具と、少なくとも一種の食品用の調理時間を示すレシピ・パンフレットと、を備え、前記レシピ・パンフレットに示されている前記調理時間は、前記第4の信号と前記第1の信号(8)との間で経過する時間に対応していることを特徴とする食品調理システム。
  10. 食品を熱源に晒すことによって調理する調理方法において、
    ・前記食品が熱源に晒された筐体内に収容されており、前記筐体内の圧力が、大気圧より大きい所定値に実質的に一定に維持されている第1の調理段階と、
    ・前記熱源がスイッチオフされ、前記筐体内の前記圧力が、実質的に大気圧になるまで徐々に降下する第2の調理段階と、
    ・前記第2の調理段階が所定時間に亘って行われるように、前記第2の調理段階の時間を決定するステップと、
    を含むことを特徴とする調理方法。
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