JP2010182479A - リチウムイオン二次電池用負極及びその製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用負極及びその製造方法 Download PDF

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Abstract


【課題】リチウムの吸蔵・放出に伴う体積変化が大きい活物質を用いた場合の活物質の脱落を抑制し、優れたサイクル特性を有するリチウムイオン二次電池用負極を提供することを解決すべき課題とする。
【解決手段】集電体と、集電体の表面にバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを含む電極層と、を有するリチウムイオン二次電池用負極において、電極層は、第一電極層と、バインダー樹脂濃度が第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも高く、かつ第一電極層の厚みよりもその厚みが薄い第二電極層とを有し、集電体と第二電極層との間に第一電極層が配置されていることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用負極及びその製造方法に関するものである。
電子機器の小型化、軽量化が進み、その電源としてエネルギー密度の高い二次電池が望まれている。二次電池とは、電解質を介した化学反応により正極活物質と負極活物質が持つ化学エネルギーを外部に電気エネルギーとして取り出すものである。このような二次電池において、実用化されているなかで高いエネルギー密度を持つ二次電池はリチウムイオン二次電池である。
リチウムイオン二次電池には、正極の活物質として主にリチウムコバルト複合酸化物等のリチウム含有金属複合酸化物が用いられ、負極の活物質としてはリチウムイオンの層間への挿入(リチウム層間化合物の形成)及び層間からのリチウムイオンの放出が可能な多層構造を有する炭素材料が主に用いられている。
正極、負極の極板は、これらの活物質とバインダー樹脂とを溶剤に分散させてスラリーとしたものを集電体である金属箔上に両面塗布し、溶剤を乾燥除去して合剤層を形成後、これをロールプレス機等で圧縮成形して作製されている。
近年、リチウムイオン二次電池の負極活物質として炭素材料の理論容量を大きく超える充放電容量を持つ次世代の負極活物質の開発が進められている。例えば、SiやSnなどリチウムと合金化可能な金属を含む材料が期待されている。
SiやSnなどを活物質に用いる場合、充放電時のリチウムの吸蔵・放出に伴う上記活物質の体積変化が大きいため、集電体との接着状態を良好に維持することが難しい。またこれらの材料は、充放電サイクルによって膨張、収縮を繰り返し、活物質粒子が微粉化したり、脱離したりするため、サイクル特性が非常に悪くなるという欠点がある。
活物質として炭素材料を用いたものに関しては、集電体からの活物質の脱落を抑制する方法が検討されている。
特許文献1では、電極原料粉末をバインダー及び溶剤と共に混練した電極合剤ペーストを集電体上に積層して電極合剤層を形成してなるものにおいて、電極合剤層内のバインダー濃度が集電体近くにおいて濃くなるようにしたことを特徴とする非水電解質二次電池用電極が記載されている。電極原料粉末として炭素材料を用いたもののみが実施例において開示されている。
特開平10−270013号公報
リチウムの吸蔵・放出に伴う活物質の体積変化によって、活物質が脱落するメカニズムについて考えられることを図1を用いて説明する。図1(a)〜(c)は、リチウムの吸蔵・放出に伴う活物質の脱落を説明する説明図である。
図1(a)は、集電体1に活物質2及び導電助剤5がバインダー3によって塗布されているところが記載されている。リチウムの吸蔵に伴い、活物質2はリチウム吸蔵活物質4となり、体積が大きくなる。図1(b)にその様子を記載する。
図1(b)に見られるようにバインダー3は活物質2の体積変化に伴い図1(a)の位置から移動する。次にリチウムの放出に伴いリチウム吸蔵活物質4は活物質2に戻る。その様子を図1(c)に記載する。
図1(c)のように、リチウム吸蔵活物質4から活物質2となることによって体積が縮小し、その際にバインダー3が追随できないものがでてくる。そのようになると、バインダー3に結着されない活物質2が集電体から脱落することが考えられる。
このようにリチウムの吸蔵・放出に伴って、体積変化が大きい活物質の場合、上記特許文献1に記載された方法は活物質の脱落を防ぐ有効な手段とは考えにくい。
そのため、リチウムイオン二次電池において、リチウムの吸蔵・放出に伴う体積変化が大きい活物質を用いた場合の活物質の脱落を抑制する方法について更なる検討が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、リチウムの吸蔵・放出に伴う体積変化が大きい活物質の集電体からの剥離、脱落を抑制し、優れたサイクル特性を有するリチウムイオン二次電池用負極及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等が鋭意検討した結果、リチウムの吸蔵・放出に伴う体積変化が大きい活物質を用いる場合、集電体と、集電体の表面にバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを含む電極層とを有するリチウムイオン二次電池用負極において、集電体表面に第一電極層を形成し、さらに第一電極層の表面に、バインダー樹脂濃度が第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも高く、かつ第一電極層の厚みよりもその厚みが薄い第二電極層を形成することによって、活物質が集電体から剥離、脱落するのを抑制し、優れたサイクル特性を有するリチウムイオン二次電池用負極を提供することが出来ることを見いだした。
すなわち本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、集電体と、集電体の表面にバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを含む電極層とを有するリチウムイオン二次電池用負極において、電極層は、第一電極層と、バインダー樹脂濃度が第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも高く、かつ第一電極層の厚みよりもその厚みが薄い第二電極層と、を有し、集電体と第二電極層との間に第一電極層が配置されていることを特徴とする。
バインダー樹脂濃度が高い第二電極層を有することによって活物質の体積変動によってバインダー樹脂が追随できずに活物質が集電体から剥離、脱落することを抑制することが出来る。
また、バインダー樹脂濃度が高い第二電極層の厚みを薄くすることにより、高電極容量を確保することが出来る。
ここで第一電極層のバインダー樹脂濃度は1質量%以上20質量%以下であり、第二電極層のバインダー樹脂濃度は1質量%を超えて60質量%以下であることが好ましい。上記のバインダー樹脂濃度とすることにより、集電体からの活物質の剥離、脱落を抑制し、かつ高容量の負極とすることが出来る。
またこの活物質は、Si、Snまたはそれらを含む合金から選ばれる一種であることが好ましい。これらの活物質を用いることによって高容量の負極とすることが出来る。
またバインダー樹脂は、アルコキシ基含有シラン変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ノボラック型エポキシ樹脂、アルコキシ基含有シラン変性アクリル樹脂、アルコキシ基含有シラン変性フェノール樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ポリアミック酸樹脂、アルコキシ基含有シラン変性可溶性ポリイミド樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ポリウレタン樹脂或いはアルコキシ基含有シラン変性ポリアミドイミド樹脂から選ばれる一種であることが好ましい。これらのバインダー樹脂を用いることによって集電体から活物質の剥離、脱落を好ましく抑制することが出来る。
また第一電極層と第二電極層の間に第一電極層のバインダー樹脂濃度より高く、第二電極層のバインダー樹脂濃度より低いバインダー樹脂濃度を有する中間電極層を有することも出来る。またこの中間電極層は複数あってもよい。
ここで図2(a)〜(c)を用いて、バインダー樹脂濃度が高い第二電極層を有することによって、リチウムの吸蔵・放出に伴う活物質の脱落が抑制されることを説明する。図2(a)において、集電体1に第一電極層5と第二電極層6が形成されている。
第一電極層5及び第二電極層6は活物質2とバインダー3と導電助剤5とが含まれる。第二電極層7に含まれるバインダー3は、第一電極層6に含まれるバインダー3よりも量が多い。
図2(b)に示すように、リチウムの吸蔵に伴い、活物質2はリチウム吸蔵活物質4となり、体積が大きくなる。また、バインダー3は活物質2の体積変化に伴い図2(a)の位置から移動する。
次に図2(c)のように、リチウムの放出に伴いリチウム吸蔵活物質4は活物質2に戻る。リチウム吸蔵活物質4から活物質2となることによって体積が縮小し、その際にバインダー3が追随できないものがでてくる。しかし、第一電極層6の表面に第二電極層7が形成されているため、第二電極層7に含まれるバインダー3のために第一電極層6に含まれる活物質2が集電体1から剥離、脱落することを抑制することが出来る。
第二電極層7にも活物質2は含まれるがバインダー3の量が多いために、バインダー3が活物質2の体積変化に伴って位置変動しても、活物質2が集電体1から剥離、脱落することを抑制出来る。
また本発明のリチウムイオン二次電池用負極の製造方法は、リチウムの挿入により体積膨張する活物質と導電助剤とバインダー樹脂とを混合した第一のスラリーを、集電体の表面に塗布する第一電極層塗布工程と、活物質と導電助剤とバインダー樹脂とを第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも高濃度のバインダー樹脂濃度となるように混合した第二のスラリーを、塗布厚みが第一電極層よりも薄い厚みとなるように第一電極層の表面に塗布する第二電極層塗布工程と、バインダー樹脂を硬化して活物質を集電体に固定する硬化工程と、を有することを特徴とする。
このような製造方法とすることによって、活物質が集電体の表面から剥離・脱落しにくい高容量のリチウムイオン二次電池用負極を製造することが出来る。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極とすることによって、優れたサイクル特性を有することが出来る。
(a)、(b)、(c)は、リチウムの吸蔵・放出に伴う活物質の脱落を説明する説明図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明のリチウムイオン二次電池用負極において、第二電極層によってリチウムの吸蔵・放出に伴う活物質の脱落を抑制することを説明する説明図である。 試験例1〜試験例5のモデル電池について、サイクル数と放電容量を示すグラフである。 試験例6〜試験例9のモデル電池について、サイクル数と放電容量を示すグラフである。 試験例10〜試験例12のモデル電池について、サイクル数と放電容量を示すグラフである。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、集電体と、集電体の表面にバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを含む電極層とを有する。
集電体とは放電或いは充電の間、電極に電流を流し続けるための化学的に不活性な電子高伝導体のことである。集電体は電子高伝導体で形成された箔、板等の形状となる。目的に応じた形状であれば特に限定されない。例えば、集電体として銅箔やアルミニウム箔などがあげられる。
活物質とは、充電反応及び放電反応などの電極反応に直接寄与する物質のことである。本発明の活物質は、リチウムを挿入可能なSi、Snまたはそれらを含む合金から選ばれる一種であることが好ましい。
一般的に負極の活物質に用いられるカーボンの理論容量が372mAhg−1であるのに対し、Siの理論容量は4200mAhg−1、Snは994mAhg−1である。このように従来用いられるカーボンに比べてSiなどは大容量の理論容量を有する。
ただしカーボン系材料に比べてSi、Snはリチウムの挿入に伴う体積変化が2倍以上ある。具体的には、Si、Snの場合、リチウムの挿入によって体積はもとの体積の約4倍となる。
導電助剤は、電極層の導電性を高めるために添加される。導電助剤として、炭素質微粒子であるカーボンブラック、黒鉛、アセチレンブラック、ケッチンブラック、カーボンファイバ等を単独でまたは二種以上組み合わせて添加することが出来る。
バインダー樹脂は、活物質及び導電助剤を集電体に固定するための結着剤として用いられる。バインダー樹脂は、電極容量を高容量にするためには、なるべく少ない量で用いられることが求められる。本発明では、第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも第二電極層のバインダー樹脂濃度が高い。また第一電極層のバインダー樹脂濃度は1質量%以上20質量%以下であり、第二電極層のバインダー樹脂濃度は1質量%を超えて60質量%以下であることが好ましい。
また第一電極層のバインダー樹脂濃度は5質量%以上20質量%以下であり、第二電極層のバインダー樹脂濃度は10質量%以上60質量%以下であることがさらに好ましい。
本発明のバインダー樹脂は特に限定されない。例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等のフッ素系ポリマー、イミド系ポリマー、アルコキシルシリル基含有樹脂等が挙げられる。特にバインダー樹脂は、アルコキシルシリル基含有樹脂が好ましい。
例えば、式(I)で示される構造を有するアルコキシシリル基含有樹脂が挙げられる。
Figure 2010182479
式(I)で示される構造はゾルゲル反応部位構造を含み、アルコキシシリル基含有樹脂は樹脂とシリカとのハイブリッド体となっている。
ゾルゲル反応部位構造とはゾルゲル法を行う際の反応に寄与する構造である。ゾルゲル法とは無機、有機金属塩の溶液を出発溶液とし、この溶液を加水分解及び縮重合反応によりコロイド溶液(Sol)とし、更に反応を促進させることにより流動性を失った固体(Gel)を形成させる方法である。
バインダー樹脂は式(I)で示されるゾルゲル反応部位構造を有することによって、バインダー樹脂の硬化時にゾルゲル反応部位同士また樹脂のOH基とも反応できる。また、このバインダー樹脂は、樹脂とシリカとのハイブリッド体であることによって無機成分である集電体や活物質及び導電助剤とも密着性がよく、集電体に活物質や導電助剤を強固に保持出来る。
シリカとのハイブリッド体となる樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアミック酸樹脂、可溶性ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂或いはポリアミドイミド樹脂が挙げられる。
これらの樹脂とシリカとはゾルゲル法によって式(I)で示される構造を有するハイブリッド体とすることが出来、それぞれアルコキシ基含有シラン変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ノボラック型エポキシ樹脂、アルコキシ基含有シラン変性アクリル樹脂、アルコキシ基含有シラン変性フェノール樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ポリアミック酸樹脂、アルコキシ基含有シラン変性可溶性ポリイミド樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ポリウレタン樹脂或いはアルコキシ基含有シラン変性ポリアミドイミド樹脂となる。
上記バインダー樹脂はそれぞれ公知の技術によって合成することが出来る。また、上記のバインダー樹脂は、市販品を好適に用いることが出来る。
例えば、アルコキシ基含有シラン変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂又はアルコキシ基含有シラン変性ノボラック型エポキシ樹脂である商品名「コンポセランE」(荒川化学工業社製)、アルコキシ基含有シラン変性アクリル樹脂である商品名「コンポセランAC」(荒川化学工業社製)、アルコキシ基含有シラン変性フェノール樹脂である商品名「コンポセランP」(荒川化学工業社製)、アルコキシ基含有シラン変性ポリアミック酸樹脂である商品名「コンポセランH800」(荒川化学工業社製)、アルコキシ基含有シラン変性可溶性ポリイミド樹脂である商品名「コンポセランH700」(荒川化学工業社製)、アルコキシ基含有シラン変性ポリウレタン樹脂である商品名「ユリアーノU」(荒川化学工業社製)或いはアルコキシ基含有シラン変性ポリアミドイミド樹脂である商品名「コンポセランH900」(荒川化学工業社製)等種々の市販品がある。
例えば、上記商品名「コンポセランH800」(荒川化学工業社製)の基本骨格の化学式を下記に示す。
Figure 2010182479
本発明のリチウムイオン二次電池用負極の製造方法は、塗布工程と硬化工程とを有する。
塗布工程は集電体の表面にバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを塗布する工程である。本発明で用いる活物質は、粉体形状である。上記活物質は、バインダー樹脂を介して集電体の表面に塗布され固定されている。粉体形状とは、その粒子径が100μm以下であることが好ましい。
塗布工程では、バインダー樹脂と活物質と導電助剤とをあらかじめ混合し、溶媒等を加えてスラリーとしてから集電体に塗布することが出来る。塗布方法として、ロールコート法、ディップコート法、ドクターブレード法、スプレーコート法、カーテンコート法など二次電池用電極を作製する際に一般的に用いる塗布方法を用いることが出来る。
上記塗布工程は、第一電極層塗布工程と、第二電極層塗布工程とを含む。
第一電極層塗布工程は、バインダー樹脂と活物質と導電助剤とを混合して第一のスラリーとし、上記第一のスラリーを、集電体表面に塗布する工程である。
第二電極層塗布工程は、バインダー樹脂と活物質と導電助剤とを、その混合割合を第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも高濃度のバインダー樹脂濃度となるように混合して第二のスラリーとし、上記第二のスラリーを、塗布厚みが第一電極層よりも薄い厚みとなるように第一電極層の表面に塗布する工程である。
第一電極層のバインダー樹脂と活物質と導電助剤との混合割合は、活物質:導電助剤:バインダー樹脂=98:1:1〜60:20:20が好ましい。第一電極層の塗布厚みは10μm〜300μmが好ましい。
さらに第二電極層のバインダー樹脂と活物質と導電助剤との混合割合は活物質:導電助剤:バインダー樹脂=98:1:1〜20:20:60が好ましい。第二電極層の塗布厚みは1μm〜60μmが好ましい。
硬化工程は、バインダー樹脂を硬化して活物質を集電体に固定する工程である。バインダー樹脂の硬化は、使用するバインダー樹脂の硬化条件に合わせて行えばよい。
塗布工程は、第一電極層塗布工程と第二電極層塗布工程との間に中間電極層塗布工程を有していてもよい。中間電極層塗布工程は、第一電極層のバインダー樹脂濃度より高く、第二電極層のバインダー樹脂濃度より低いバインダー樹脂濃度となるようにバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを混合して第三のスラリーとし、上記第三のスラリーを、第一電極層の表面に塗布する工程である。
中間電極層塗布工程を有する場合、第二電極層塗布工程は、バインダー樹脂と活物質と導電助剤との混合割合を中間電極層のバインダー樹脂濃度よりも高濃度のバインダー樹脂濃度となるように混合して第二のスラリーとし、上記第二のスラリーを、塗布厚みが第一電極層よりも薄い厚みとなるように中間電極層の表面に塗布する工程である。この中間電極層は複数あってもよい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極を以下のように作製し、評価用モデル電池を用いて放電サイクル試験を行った。試験は負極を評価極とした、コイン型のリチウムイオン二次電池を用いた。
<評価用電極作製>
活物質として、Si粉末を用い、バインダー樹脂として、アルコキシ含有シラン変性ポリアミック酸樹脂(荒川化学工業株式会社製、商品名コンポセラン、品番H850D、溶剤組成:N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、硬化残分15%、粘度4100mPa・s/25℃、硬化残分中のシリカ、2wt%)を用いて電極を作製した。アルコキシ含有シラン変性ポリアミック酸樹脂は上記した商品名コンポセランH800シリーズの一つであり、[化2]に示した構造を有する。
Si粉末として平均粒子径5μm以下のSi粒子(福田金属箔粉工業製)をそのまま使用した。また導電助剤としてケッチェンブラックインターナショナル社製のKB(ケッチンブラック)を用いた。
(試験例1)
試験例1では第一電極層のみ形成した電極を形成した。
試験例1ではSi粉末を、アルコキシ含有シラン変性ポリアミック酸樹脂をN-メチルピロリドン(NMP)に溶解させたペーストに入れ、ケッチンブラック(KB)を添加し、混合してスラリ−を調製した。混合割合はSi:KB:樹脂=90:5:5(wt%)とした。なお「wt%」は「質量%」を意味する。
スラリー調整後、厚さ18μmの電解銅箔に上記スラリ−を乗せて、ドクターブレードを用いて成膜した。スラリーの膜厚は約25.5μmであった。
得られたシートを80℃で20分間乾燥してNMPを揮発させて除去した後、ロ−ルプレス機により、電解銅箔からなる集電体と電極層を強固に密着接合させた。これを1cmの円形ポンチで抜き取り、200℃で3時間、真空乾燥させて電極とした。この電極を試験例1の電極とする。
(試験例2)
試験例2では試験例1の第一電極層の表面に第二電極層を積層して形成した。
第一電極層は試験例1と同様の混合割合で銅箔上に成膜した。第一電極層の膜厚は約20μmとした。得られたシートを80℃で1分間乾燥した。
さらに混合割合をSi:KB:樹脂=85:5:10(wt%)としたスラリーを形成し、第一電極層の上に乗せて、ドクターブレードを用いて成膜した。第二電極層のスラリーの膜厚は約7μmであった。
得られたシートを80℃で20分間乾燥してNMPを揮発させて除去した後、ロ−ルプレス機により、電解銅箔からなる集電体と電極層を強固に密着接合させた。これを1cmの円形ポンチで抜き取り、200℃で3時間、真空乾燥させて電極とした。この電極を試験例2の電極とする。
(試験例3)
第二電極層のSiとKBとバインダー樹脂との混合割合を、Si:KB:樹脂=75:5:20(wt%)とした以外は、試験例2と同様にして試験例3の電極を形成した。第一電極層の膜厚は約20μm、第二電極層の膜厚は約6μmであった。
(試験例4)
第二電極層のSiとバインダー樹脂とKBの混合割合を、Si:KB:樹脂=55:5:40(wt%)とした以外は試験例2と同様にして試験例4の電極を形成した。第一電極層の膜厚は約20μm、第二電極層の膜厚は約5.5μmであった。
(試験例5)
第二電極層のSiとバインダー樹脂とKBの混合割合を、Si:KB:樹脂=35:5:60(wt%)とした以外は試験例2と同様にして試験例5の電極を形成した。第一電極層の膜厚は約20μm、第二電極層の膜厚は約4.5μmであった。
(試験例6)
試験例6では第一電極層のみ形成した電極を形成した。
試験例6ではスラリーの混合割合をSi:KB:樹脂=85:5:10(wt%)とした以外は試験例1と同様にして試験例6の電極を作成した。スラリーの膜厚は約26μmであった。
(試験例7)
試験例7では試験例6の第一電極層の表面に第二電極層を積層して形成した。
第一電極層は試験例6と同様の混合割合で銅箔上に成膜した。第一電極層の膜厚は約22μmとした。得られたシートを80℃で1分間乾燥した。
さらに混合割合をSi:KB:樹脂=75:5:20(wt%)としたスラリーを形成し、第一電極層の上に乗せて、ドクターブレードを用いて成膜した。第二電極層のスラリーの膜厚は約7.5μmであった。後は試験例2と同様にして電極を形成した。この電極を試験例7の電極とする。
(試験例8)
第二電極層のSiとKBとバインダー樹脂との混合割合を、Si:KB:樹脂=55:5:40(wt%)とした以外は、試験例7と同様にして試験例8の電極を形成した。第一電極層の膜厚は約22μm、第二電極層の膜厚は約6μmであった。
(試験例9)
第二電極層のSiとKBとバインダー樹脂との混合割合を、Si:KB:樹脂=35:5:60(wt%)とした以外は、試験例7と同様にして試験例9の電極を形成した。第一電極層の膜厚は約22μm、第二電極層の膜厚は約5.5μmであった。
(試験例10)
試験例10では第一電極層のみ形成した電極を形成した。
スラリーの混合割合をSi:KB:樹脂=75:5:20(wt%)とした以外は、試験例1と同様にして試験例10の電極を作成した。スラリーの膜厚は約32μmであった。
(試験例11)
試験例11では試験例10の第一電極層の表面に第二電極層を積層して形成した。
第一電極層は試験例10と同様の混合割合で銅箔上に成膜した。第一電極層の膜厚は約26.5μmとした。得られたシートを80℃で1分間乾燥した。
さらに混合割合をSi:KB:樹脂=55:5:40(wt%)としたスラリーを形成し、第一電極層の上に乗せて、ドクターブレードを用いて成膜した。第二電極層のスラリーの膜厚は約6.5μmであった。後は試験例2と同様にして電極を形成した。この電極を試験例11の電極とする。
(試験例12)
第二電極層のSiとKBとバインダー樹脂との混合割合を、Si:KB:樹脂=35:5:60(wt%)とした以外は、試験例11と同様にして試験例12の電極を形成した。第一電極層の膜厚は約26.5μm、第二電極層の膜厚は約6.5μmであった。
なお試験例1〜試験例12は、電極の総容量が12mAh/cm〜16mAh/cmとなるように膜厚あわせを行った。この時の電極容量は活物質の質量から計算で算出した。また第一電極層と第二電極層との膜厚の割合は、第一電極層:第二電極層=8:2となるようにした。
表1にスラリーの混合割合をまとめて表す。
Figure 2010182479
<コイン型電池作製>
上記した電極の対極として金属リチウム箔を用いた。1mol/LのLiPF6をエチレンカ−ボネ−ト(EC)+ジエチルカ−ボネ−ト(DEC)(EC:DEC=1:1(体積比))溶媒に溶かした溶液を電解液として、Ar雰囲気中のグローブボックス内でコイン型モデル電池(CR2032タイプ)を作製した。コイン型モデル電池は、スペーサー、対極となる厚み500μmのLi箔、セパレーター(セルガード社製 商標名Celgard #2400)、及び評価極を順に重ね、かしめ加工して作製した。
<コイン型電池評価>
このモデル電池における評価極の評価を次の方法で行った。
まず、モデル電池を、0.5mAの定電流で0.01Vに達するまで放電し、10分間の休止後、0.5mAの定電流で1.0Vに達するまで充電した。これを、1サイクルとして、繰り返し充放電を行って放電容量を調べた。
試験例1〜試験例5のモデル電池について、サイクル数と放電容量を示すグラフを図3に示す。また試験例6〜試験例9のモデル電池について、サイクル数と放電容量を示すグラフを図4に示す。また試験例10〜試験例12のモデル電池について、サイクル数と放電容量を示すグラフを図5に示す。
図3に示されるように、4サイクル目から放電容量が急減した試験例1と比べて、試験例2〜5は、10サイクル以上放電容量が下がらなかった。このことから第二電極層を有することにより3倍〜5倍にサイクル特性が向上することがわかった。
また試験例2〜4を比較すると、第二電極層のバインダー樹脂濃度が多くなり、かつ膜厚が薄くなるにつれて、サイクル特性は悪くなる。しかし試験例4より第二電極層のバインダー樹脂濃度が多く、かつ膜厚が薄い試験例5は放電容量が下がり始めたのが試験例4に次ぐ速さだったが、放電容量の下がり具合が、試験例2〜4に比較してなだらかになった。
試験例1では、20サイクルめにおいて放電容量を15%程度しか維持していないのに対し、試験例2〜4は、20サイクルめにおいて、放電容量の50%程度を維持していた。また試験例5は、20サイクルめにおいて、60%程度放電容量を維持していた。
図4では、第二電極層を持たない試験例6が、20サイクル目より放電容量が下がり始めたが、それに対して第二電極層を有する試験例7〜9は、50サイクル付近より放電容量が下がり始め、サイクル特性が試験例6に比べて2.5倍〜3倍に向上した。
また図5では、第二電極層を持たない試験例10が、60サイクル目より放電容量が下がり始めたが、試験例11、12は65サイクル付近より放電容量が下がり始めており、サイクル特性は試験例10に比べて1.1倍程度向上した。
試験例1〜試験例5は第一電極層のバインダー樹脂濃度が5wt%であり、試験例6〜試験例9は第一電極層のバインダー樹脂濃度が10wt%であり、試験例10〜試験例12は、第一電極層のバインダー樹脂濃度が20wt%である。
従って上記結果より、第一電極層のバインダー樹脂濃度が小さい方が、第二電極層の効果が大きいことがわかった。
1、集電体、2、活物質、3、バインダー、4、リチウム吸蔵活物質、
5、導電助剤、6、第一電極層、7、第二電極層、

Claims (6)

  1. 集電体と、該集電体の表面にバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを含む電極層とを有するリチウムイオン二次電池用負極において、
    前記電極層は、第一電極層と、バインダー樹脂濃度が前記第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも高く、かつ前記第一電極層の厚みよりもその厚みが薄い第二電極層とを有し、前記集電体と前記第二電極層との間に前記第一電極層が配置されていることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極。
  2. 前記第一電極層の該バインダー樹脂濃度は1質量%以上20質量%以下であり、前記第二電極層の該バインダー樹脂濃度は1質量%を超えて60質量%以下である請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  3. 前記活物質は、Si、Snまたはそれらを含む合金から選ばれる一種である請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  4. 前記バインダー樹脂は、アルコキシ基含有シラン変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ノボラック型エポキシ樹脂、アルコキシ基含有シラン変性アクリル樹脂、アルコキシ基含有シラン変性フェノール樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ポリアミック酸樹脂、アルコキシ基含有シラン変性可溶性ポリイミド樹脂、アルコキシ基含有シラン変性ポリウレタン樹脂或いはアルコキシ基含有シラン変性ポリアミドイミド樹脂から選ばれる一種である請求項1〜3のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  5. 前記第一電極層と前記第二電極層の間に前記第一電極層の該バインダー樹脂濃度より高く、前記第二電極層の該バインダー樹脂濃度より低いバインダー樹脂濃度を有する中間電極層を有する請求項1〜4のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  6. リチウムの挿入により体積膨張する活物質と導電助剤とバインダー樹脂とを混合した第一のスラリーを、集電体の表面に塗布する第一電極層塗布工程と、
    前記活物質と前記導電助剤と前記バインダー樹脂とを前記第一電極層のバインダー樹脂濃度よりも高濃度のバインダー樹脂濃度となるように混合した第二のスラリーを、塗布厚みが前記第一電極層よりも薄い厚みとなるように前記第一電極層の表面に塗布する第二電極層塗布工程と、
    前記バインダー樹脂を硬化して前記活物質を前記集電体に固定する硬化工程と、
    を有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極の製造方法。
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