JP2010179872A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員のブレーキペダルの操作に応じて作動するフットブレーキ装置と、該操作とは独立に作動するEPB装置と、該操作とは独立に作動する加圧ユニットを含むSCS装置と、エンジン自動停止/再始動制御を実行するECUとを備えた、車両の走行制御装置において、省エネ性の向上を図りつつ、車輪の制動力不足に起因する車両の不安定挙動(意図しない進退動等)を防止する。
【解決手段】ECUによって、エンジン自動停止中は省エネ性の高いEPB装置による車輪制動を維持するとともに、該エンジン自動停止後のエンジン再始動時における制動力不足を回避するために、エンジン再始動前に、作動レスポンスの高いSCS装置をブレーキ装置として作動させる一方、作動レスポンスに劣るEPB装置の制動解除動作を開始させるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗員によるブレーキペダルの踏込み力に応じた液圧を発生させて液圧ブレーキ機構に供給することで該車両の車輪制動を行うフットブレーキ装置と、電動アクチュエータにより駆動される電動ブレーキ機構を、乗員によるブレーキペダルの踏込み操作とは独立に作動させることで該車両の車輪制動を行う電動パーキングブレーキ装置と、を備えた車両の走行制御装置に関する技術分野に属する。
一般に、この種の制動装置として、フットブレーキ装置の車輪制動力が必要制動力に対して不足するのを回避するべく、電動パーキングブレーキ装置を作動させることで該不足分の制動力を補うようにしたものが知られている。
例えば、特許文献1に示すものでは、エンジン自動停止システムを搭載した車両において、エンジン自動停止中にエアコンの作動要求があった場合には、エンジン再始動後のアイドルアップによりクリープ力が増加して車輪制動力が不足するのを回避するべく、エンジン再始動前に予め電動パーキングブレーキ装置を作動させて車輪制動力を高めるようにしている。
また、例えば、特許文献2に示すものでは、エンジン自動停止システムを搭載した車両において、エンジン自動停止中に車両が置かれている状態(路面勾配等)を基に、停車状態を維持するために必要な車輪制動力を算出して、この算出した車輪制動力が、液圧センサによる検出圧を基に算出した実際の車輪制動力に対して不足している場合には、電動パーキングブレーキ装置を作動させて該不足分の制動力を補うようにしている。
上記特許文献1及び特許文献2に示す電動パーキングブレーキ装置の他にも、フットブレーキ装置の踏込み操作とは独立に車輪制動力を制御可能なブレーキ装置として、液圧ブレーキ機構に供給されるブレーキ液圧を加圧する液圧ポンプを備えたものが知られている。このブレーキ装置は、一般に、ホイールロックを防止するアンチロックブレーキシステム(以下、ABSという)やコーナリング時の走行状態を目標状態に近づけるスタビリティコントロールシステム(以下、SCS制御という)に組み込まれて各車輪に対して必要な制動力を付与する。
特開2007−331533号公報 特開2006−321268号公報
ところで、一般に、電動パーキングブレーキ装置では、制動時に制動部材を車輪に押し付けるべく、電動アクチュエータの回転運動を機械機構により直線運動に変換する必要があり、このため、上述のABSやSCSに利用される液圧ポンプ式のブレーキ装置に比べてその作動レスポンスが低くなる。
このため、上述の特許文献1及び特許文献2に示す従来の走行制御装置では、エンジン自動停止中に電動パーキングブレーキ装置が作動した後、エンジン再始動時に乗員によりアクセルペダルが踏み込まれたときに、電動パーキングブレーキ装置に対して制動停止信号を出力したとしても、電動パーキングブレーキ装置による車輪制動力が完全に解放されるまでには時間がかかるため車両の発進性能が低下するという問題がある。
そこで、上記従来の走行制御装置において、エンジン自動停止中の車輪制動を、上述のSCS等に組み込まれた作動レスポンスの高いブレーキシステムによって行うことが考えられる。
しかしながら、このブレーキシステムは、制動力を得るために液圧ポンプを作動させる必要があるため、電動パーキングブレーキ装置に比べて省エネ性が低下するという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フットブレーキ装置と、電動パーキングブレーキ装置と、加圧手段を含む主制動力制御装置とを備えた車両の走行制御装置に対して、その構成及び制御方法に工夫を凝らすことで、省エネ性の向上を図りつつ、車輪の制動力不足と制動力のレスポンス悪化とを共に回避しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、車両が停車している場合において、該車両を動かそうとする力が生じる外乱状況の発生により、車両の車輪制動力が所定の必要制動力に対して不足するのを回避するべく、主制動力制御装置と電動パーキングブレーキ装置との協調制御を実行する協調制御手段を備えるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、車両の乗員によるブレーキペダルの踏込み力に応じた液圧を発生させて液圧ブレーキ機構に供給することで該車両の車輪制動を行うフットブレーキ装置と、上記液圧ブレーキ機構に供給される液圧を加圧する加圧手段を含み、上記乗員によるブレーキペダルの踏込み操作とは独立に該加圧手段の作動を制御することで上記車両の車輪制動を行う主制動力制御装置と、電動アクチュエータにより駆動される電動ブレーキ機構を、上記乗員によるブレーキペダルの踏込み操作とは独立に作動させることで上記車両の車輪制動を行う電動パーキングブレーキ装置と、を備えた車両の走行制御装置を対象とする。
そして、上記車両が停車している場合において、該車両を動かそうとする力が生じる外乱状況の発生により該車両の車輪制動力が所定の必要制動力に対して不足するのを回避するべく、上記主制動力制御装置と上記電動パーキングブレーキ装置との協調制御を実行する協調制御手段を備えているものとする。
この構成によれば、車両を動かそうとする力が生じる外乱状況の発生により、車輪の制動力が不足するのを回避するべく、省エネ性に優れた電動パーキングブレーキ装置と、作動レスポンスの高い主制動力制御装置との協調制御が実行されることとなる。
これにより、省エネ性の向上を図りつつ、車輪制動力を迅速に確保して意図せぬ車両の動き(進退動等の不安定挙動)を回避することが可能となる。
ここで、上記外乱状況とは、例えば、エンジン自動停止システムを備えた車両が、エンジンを自動停止させるとき、エンジン自動停止後の再始動時、エンジンアイドリング中におけるアイドルアップ時等が挙げられる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記車両のエンジン運転中に、上記フットブレーキ装置による車輪制動状態が所定時間以上持続することを含む所定のエンジン停止条件が成立したときに該エンジンを自動停止させ、且つ、該エンジンの自動停止後、所定のエンジン再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動させるアイドルストップ装置を備え、上記協調制御手段は、上記エンジンの自動停止状態において、上記電動パーキングブレーキ装置による車輪制動を維持するようになっていて、該エンジン自動停止後の再始動時における上記車輪制動力の不足を回避するべく、上記エンジン再始動条件が成立する前に、上記主制動力制御装置に対して制動開始指令を出力するとともに上記電動パーキングブレーキ装置に対して制動停止指令を出力するように構成されているものとする。
この構成によれば、エンジン自動停止中はEPB装置により車輪制動が維持されるとともに、該自動停止後のエンジン再始動前(エンジン再始動条件が成立する前)に、作動レスポンスに劣る該EPB装置が制動保持状態を停止してその車輪制動力を開放し始める一方、作動レスポンスの高い主制動力制御装置が作動してその車輪制動力を増加させる。
これにより、エンジン再始動後の車両の再発進に備えて、EPB装置の制動解除を早期に開始することができる。そして、車両の発進要求があったときには、作動レスポンスの高い主制動力制御装置により車輪制動力を迅速に解除することができる。
したがって、エンジン再始動時の車輪制動力を十分に確保しつつ、車両の発進性能を向上させることができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、上記所定のエンジン再始動条件は、上記ブレーキペダルの踏込みが解除され且つアクセルペダルが踏み込まれたことを含み、上記協調制御手段は、上記エンジンの自動停止状態において、上記電動パーキングブレーキ装置による車輪制動を維持するようになっていて、該エンジン自動停止後の再始動時における上記車輪制動力の不足を回避するべく、上記ブレーキペダルが踏み込まれた時以降で且つ上記アクセルペダルが踏み込まれる前に、上記主制動力制御装置に対して制動開始指令を出力するとともに上記電動パーキングブレーキ装置に対して制動停止指令を出力するように構成されているものとする。
この構成によれば、請求項2の発明と同様の作用効果をより一層確実に得ることができる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、上記協調制御手段は、上記車両が上記エンジンを自動停止した状態で停車している場合において、上記フットブレーキ装置による車輪制動力が低下したときには、該低下による上記車輪制動力の不足を回避するべく、上記電動パーキングブレーキ装置に対してその車輪制動力を所定制動力まで増加させる制動増加指令を出力するとともに上記主制動力制御装置に対して制動開始指令を出力し、且つ、上記電動パーキングブレーキ装置の車輪制動力が上記所定制動力に達したときには、上記主制動力制御装置に対して制動停止指令を出力するように構成されているものとする。
この構成によれば、車両が停車中に乗員のブレーキペダルの踏込み力が低下する等して、フットブレーキ装置の車輪制動力が低下したときには、EPB装置とともに作動レスポンスの高い主制動力制御装置が作動する。このため、必要制動力を迅速に確保して車両の不安定挙動を確実に回避することができる。そして、EPB装置の車輪制動力が所定制動力に達した後は、主制動力制御装置の作動が停止してEPB装置のみが作動するため、省エネ性及び耐久性の向上を図ることができる。
請求項5の発明では、請求項1の発明において、上記協調制御手段は、上記車両が停車している場合において、該車両を動かそうとする力が生じる外乱状況の発生により、該車両の車輪制動力が所定の必要制動力に対して不足するのを回避するべく、該外乱状況発生時又は発生前に、上記主制動力制御装置及び上記電動パーキングブレーキ装置に対して制動開始指令を出力するとともに、該電動パーキングブレーキ装置の車輪制動力が所定制動力に達したときには、上記主制動力制御装置に対して制動停止指令を出力するように構成されているものとする。
この構成によれば、上記外乱状況発生時又は発生前に、EPB装置とともに作動レスポンスの高い主制動力制御装置を作動させることで、必要制動力を迅速に確保することができるとともに、EPB装置の制動力が所定制動力に達した後は、主制動力制御装置の作動を停止してEPB装置のみを作動させることで、省エネ性及び耐久性の向上を図ることが可能となる。
以上説明したように、本発明の車両の走行制御装置によると、車両が停車している場合において、該車両を動かそうとする力が生じる外乱状況の発生により、車両の車輪制動力が所定の必要制動力に対して不足するのを回避するべく、主制動力制御装置と電動パーキングブレーキ装置との協調制御を実行するようにしたことで、省エネ性及び耐久性の向上を図りつつ、車輪の制動力不足に起因する車両の不安定挙動を確実に回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態に係る走行制御装置100を搭載した車両Aを示し、1は車体、2は、前後左右の4つの車輪3に個別に配設された液圧ブレーキ機構、4は、乗員のブレーキペダル5の踏込み力に応じた液圧を発生させて液圧ブレーキ機構2に供給するマスタシリンダ、6はブレーキペダル5の踏込み力を倍力するブースタ、7は液圧ブレーキ機構2に供給される液圧を加圧可能な加圧ユニット、8は加圧ユニット7の作動を制御して各車輪3に対する制動力を個別に制御するSCSコントローラ、9は後輪3Rにそれぞれ配設された電動ブレーキ機構、10は電動ブレーキ機構9の作動を制御するEPBコントローラ、11は電動ブレーキ機構9のオン/オフを手動操作により切り換えるためのパーキングスイッチ、12はステアリング、13はアクセルペダルである。そして、ブレーキペダル5、マスタシリンダ4、及び液圧ブレーキ機構2がフットブレーキ装置14を構成し、電動ブレーキ機構9及びEPBコントローラ10が電動パーキングブレーキ装置15(EPB(Electric Parking Brake)装置という。図4参照)を構成し、加圧ユニット7及びSCSコントローラ8が主制動力制御装置としてのSCS装置16を構成している。
さらに、17は複数の気筒を有するエンジン、18はエンジン17の作動を制御するとともに各コントローラ8,l0と連携して車両Aの走行制御を統括的に行うECU18である。エンジン17の出力回転は不図示のオートマチックトランスミッション(AT)により変速されてドライブシャフト等により駆動輪(本実施形態では後輪3R)に伝達される。
上記ブースタ6は、図2に示すよに、ブレーキペダル5に連動してブースタ軸方向に移動可能な可動壁6a有していて、この可動壁6aにより区画された負圧室6bと大気室6cとの差圧を利用して、ブレーキペダル5の踏込み力を倍力する。負圧室6bには、エンジン17により駆動される不図示の真空ポンプが連通接続されており、これにより、負圧室6b内を減圧してブースタ6の倍力作用の増大を図っている。
上記各車輪3に設けられた液圧ブレーキ機構2は、液圧管路19によりマスタシリンダ4に接続されており、乗員によるブレーキペダル5の踏込み操作に応じて液圧ブレーキ機構2が作動して各車輪3に制動力が付与されるようになっている。
具体的には、上記各液圧ブレーキ機構2は、いずれも同様の構成とされていて、図2に示すように、各車輪3に回転一体に取付けられたロータディスク21と、ロータディスク21に制動力を付与するキャリパ22とを備えている。キャリパ22は、ロータディスクに鞍状に跨って配設されるキャリパ本体26と、キャリパ本体26の内部にてロータディスク21を挟んでその両側に配設されたアウタ側ブレーキパッド23とインナ側ブレーキパッド24とを備えている。インナ側ブレーキパッド24の一側面には、ロータディスク21の軸心方向に移動可能なピストン25が配設されており、ピストン25は、キャリパ本体26に形成されたシリンダ穴26aに摺動可能に嵌挿されている。シリンダ穴26aには、上記液圧管路19が連通接続されており、乗員がブレーキペダル5を踏み込むことで、液圧管路19よりシリンダ穴26aに液圧が供給されてピストン25が前進する。ピストン25が前進するとインナ側ブレーキパッド24がロータディスク21の一側面に押し付けられ、その反力によりキャリパ本体26がアウタ側ブレーキパッド23をロータディスク21に押し付けるように移動する。この結果、ロータディスク21が両パッド23,24により挟み込まれて、各車輪3に制動力が付与されることとなる。
上記加圧ユニット7は、液圧管路19に分岐接続された第1分岐管路30に設けられる液圧ポンプ35と、液圧ポンプ35を液圧管路19に対して断続可能なように該第1分岐管路30に設けられる加圧用バルブ32と、該液圧管路19に分岐接続された第2分岐管路31に設けられるリターンバルブ33と、液圧管路19内の液圧を検出するブレーキ液圧センサ69とを備えている。各バルブ32,33は電磁開閉バルブからなり、液圧ポンプ35は、不図示の電動モータを駆動源とする電動式ポンプからなる。これら各バルブ31,32及び液圧ポンプ35の作動制御はSCSコントローラ8により行われる。尚、液圧ポンプ35は、エンジン17の作動中は、オルタネータ(図示省略)から電力供給を受けて作動する一方、エンジン17の停止中は車載バッテリ(図示省略)から電力供給を受けて作動する。
上記電動ブレーキ機構9は、上記液圧ブレーキ機構2と同様に、ディスクブレーキ構造を採用しているものの、ピストン42の進退移動が、油圧による直動変換ではなく螺子機構41を介した回転−直線変換により実現されている点で液圧ブレーキ機構2とは異なっている。すなわち、電動ブレーキ機構9に使用されるピストン42の一方の軸端部(インナブレーキパッド側とは反対側の軸端部)には雄ねじ部43が形成されており、ピストン42は、この雄ねじ部43を、円環状部材44の内周面に形成された雌ねじ部45に螺合して支持されている。円環状部材44の外周面には、ピニオンギヤ46に噛合するギヤ面47が形成されており、該ピニオンギヤ46が電動モータ48の出力軸に回転一体に取付けられている。円環状部材44は、不図示の規制部材によりピストン軸方向(図の左右方向)への移動が規制されており、このため、電動モータ48が回転駆動された場合でも、円環状部材44はピストン軸方向の位置を固定した状態で、ピニオンギヤ46により回転駆動され、この結果、円環状部材44の内周面に螺合するピストン42が該軸方向に移動することとなる。そうして、電動モータ48を回転駆動させることでピストン42を進退移動が可能になっている。電動モータ48の作動制御は、EPBコントローラ10により行われる。
上記ECU18は、図4に示すように、ブレーキランプスイッチ61と、アクセルセンサ62と、ヨーレイトセンサ63と、舵角センサ64と、横加速度センサ65と、車輪速センサ66と、エンジン回転速度センサ67と、勾配センサ68と、上記ブレーキ液圧センサ69と、上記パーキングスイッチ11とに信号の授受可能に接続されている。そして、ECU18は、上記各センサ類からの入力信号を受けて、エンジン17の作動制御を行うとともに、EPBコントローラ10、及びSCSコントローラ8に対してそれぞれ必要な信号を出力する。
上記ブレーキランプスイッチ61は、乗員によるブレーキペダル5の踏み込操作を検出してその検出信号を出力する。アクセルセンサ62は、アクセルペダル13の踏み込み量に応じた信号を出力する。ヨーレイトセンサ63は、車両Aのヨーレイトに対応する信号を出力する。舵角センサ64は、ステアリング12の絶対的な操舵角(直進時の舵角位置を基準とした実際の操舵角)に関連する信号を出力する。横加速度センサ65は、車両Aの横方向(幅方向)の加速度に関連する信号を出力する。車輪速センサ66は、各車輪3の回転速度に応じた信号を出力する。エンジン回転速度センサ67は、エンジン17の回転速度に応じた信号を出力する。勾配センサ68は、車両Aが停車している路面の勾配(傾斜角)に応じた信号を出力する。ブレーキ液圧センサ69は、上記液圧管路19内のブレーキ液圧に応じた信号を出力する。
上記パーキングスイッチ11は、乗員によりオン/オフ操作可能なシーソスイッチで構成されていて、オン状態にあるときには、ECU18に対してオン信号を継続して出力する一方、オフ状態にあるときには、ECU18に対してオフ信号を継続して出力する。
SCSコントローラ8は、ECU18からの入力信号を受けて、車両Aの旋回時の走行安定性を向上させるべくSCS制御を実行する。具体的には、SCSコントローラ8は、ECU18から入力される横加速度センサ65、車輪速センサ66、及びヨーレイトセンサ63の検出信号を基に、車両Aの旋回姿勢が所定以上に崩れたと判定したときには、加圧ユニット7(液圧ポンプ35及び各バルブ32,33)の作動を制御して各車輪3の制動力を制御することで、車両Aの重心回りにヨーモーメントを作用させ、これにより、車両Aの旋回姿勢を目標方向に向かって収束させる。
また、SCSコントローラ8は、ECU18からの入力信号を受けて、各車輪3のホイールロックを防止するためにABS制御を実行する。具体的には、SCSコントローラ8は、ECU18から入力される車輪速センサ66の検出信号を基に、各車輪3のスリップ率を算出し、該算出したスリップ率が所定の閾値を超える車輪3を検出したときには、加圧ユニット7の作動を制御することで当該車輪3に作用する制動力を低下させてホイールロックを防止する。
上記ECU18は、ブレーキランプスイッチ61及びアクセルセンサ62からの入力信号を基に、エンジン自動停止/再始動制御を実行する。すなわち、ECU18は、所定のエンジン停止条件(本実施形態では、ブレーキペダル5の踏込み状態が所定時間以上持続すること)が成立したと判定したときには、エンジン17を自動停止させ、且つ、該エンジン自動停止後に、所定のエンジン再始動条件(本実施形態ではブレーキペダル5の踏込みが解除され且つアクセルペダルが踏み込まれたこと)が成立したと判定したときにはエンジン17を再始動させる。
また、上記ECU18は、乗員がブレーキペダル5を踏込んだ状態で該車両Aが停車している場合において、所定状況下における制動力不足(車両の停車状態を維持するのに必要な必要制動力に対して車輪制動力が不足すること)を回避するべく、SCSコントローラ8及びEPBコントローラ10に対して制動制御信号(制動開始信号/制動停止信号等)を出力して、SCS装置16とEPB装置15との協調制御を実行する。この協調制御においては、SCS装置16は、ABS作動時やSCS作動時の如く姿勢制御装置として利用されるのではなくブレーキ装置として利用される。
ECU18は、SCS装置16をブレーキ装置として機能させる際には、SCSコントローラ8に対して制動開始信号を出力する一方、その機能を解除させる際にはSCSコントローラ8に対して制動停止信号を出力する。SCSコントローラ8は、制動開始信号を受信した場合には、各車輪3に対して液圧ブレーキ機構2による制動力が略均等に作用するように加圧ユニット7の作動制御を行う一方、制動停止信号を受信した場合には、液圧ブレーキ機構2による各車輪3の制動を解除するべく加圧ユニット7を制御する。
上記EPBコントローラ10は、ECU18から入力されるパーキングスイッチ11のオン・オフ信号、及び、制動制御信号(制動開始信号/制動停止信号/制動増圧信号/制動減圧信号)を基に、電動モータ48の作動を制御することで、電動ブレーキ機構9(EPB装置15)の車輪制動力を、最大制動力の50%(以下、第1制動力という)と、最大制動力(以下、第2制動力という)と、0荷重(制動力=0N)とに切り換え可能に構成されている。EPBコントローラ10は、制動力不足が発生する場合等を除く通常状態では、このオン・オフ信号に基づき、電動ブレーキ機構9の車輪制動力を制御する。すなわち、EPBコントローラ10は、通常状態で、オフ信号を受信したときには、電動ブレーキ機構9の車輪制動力を0荷重とするとともに、オン信号を受信したときには、該車輪制動力を第1制動力に制御する。
また、EPBコントローラ10は、制動力不足が発生する等の所定状況下においては、ECU18から入力される制動制御信号に基づき、電動ブレーキ機構9の車輪制動力を制御する。具体的には、EPBコントローラ10は、ECU18より制動開始信号を受信したときには、電動ブレーキ機構9の車輪制動力を第1制動力に制御し、その状態で制動増圧信号を受信したときには、該車輪制動力を第2制動力に増圧し、さらにその状態で、制動減圧信号を受信したときには該車輪制動力を第1制動力に減圧し、また、制動停止信号を受信したときには、現在の車輪制動力が第1制動力であるか第2制動力であるかに拘わらず該車輪制動力を開放して0荷重にするよう電動モータ48の作動を制御する。
ここで、上記EPB装置15は、上述したように、電動モータ48の回転出力を螺子機構9によりピストン42の直線移動に変換して制動力を得るようになっており、このため、螺子機構を介さずに液圧によりダイレクトにピストン25を移動させるSCS装置16に比べて、その作動レスポンスはかなり低い(つまりECU18より制動開始信号又は制動停止信号を受けてから所定の制動力を発揮するまでの時間が長い)。一方、EPB装置15は、SCS装置16のように制動力を得るために液圧ポンプ35を持続的に作動させる必要もないので、省エネ性及び耐久性に優れている。
このようにEPB装置15とSCS装置16とは、互いに相反する性質を有しており、本明細書における「EPB装置15とSCS装置16との協調制御」とは、このような相反する性質を持つ2つのブレーキ装置でもって、協働して互いの利点を活かしながら必要な制動力を賄おうとするものである。本実施形態では、詳細は後述するが、ECU18にて実行されるステップS19及びステップS20からなる処理と、ステップS4の処理と、ステップS25乃至ステップS30からなる処理とがそれぞれ、この協調制御に相当する。、
次に、ECU18におけるブレーキ制御の前半の処理について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1では、各センサ62乃至69及び各スイッチ11,61からの入力信号を読み込む。
ステップS2では、上記エンジン停止条件が成立しているか否か、つまりエンジン17がアイドルストップ状態(自動停止状態)にあるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはリターンする一方、YESであるときにはステップS3に進む。
ステップS3では、フットブレーキ装置14による車輪制動力が所定勾配閾値未満であるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはリターンする一方、YESであるときにはステップS4に進む。所定勾配閾値は、車両Aに作用する重力の斜面(路面)に沿った分力(以下、勾配力という)に等しいか又は若干大きめの値とすればよい。
ここで、路面勾配はステップS1にて読み込んだ勾配センサ68の検出信号を基に算出することができ、上記勾配力は、既知の値である車両重量と、該算出した路面勾配とから求めることができる。また、車輪制動力は、ブレーキ液圧センサ69の検出信号から求まるブレーキ液圧を基に算出することができる。尚、このステップS3での判定を、路面勾配が予め設定した設定勾配よりも大きいか否かを判定することで行うようにしてもよい。
ステップS4では、SCS装置16及びEPB装置15の双方による車輪制動を開始するべくSCSコントローラ8及びEPBコントローラ10に対してそれぞれ制動開始信号を出力する。
ステップS5では、EPB装置15の作動(制動)が完了したか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS13に進み、YESであるときにはステップS6に進む。
ステップS6では、EPB装置15からSCS装置16に対してEPB作動完了フラグを送信する。
ステップS7では、SCS装置16の作動(制動)が完了したか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS10に進み、YESであるときにはステップS8に進む。
ステップS8では、SCS装置16にてEPB装置15からの作動完了フラグを受信したか否かを判定し、この判定がNOであるときには本ステップS8の処理を再度行う一方、YESであるときにはステップS9に進む。
ステップS9では、SCS装置16による車輪制動を解除させるべく、SCSコントローラ8に対して制動停止信号を出力し、しかる後にステップS18(図6参照)に進む。
ステップS7の判定がNOであるときに進むステップS10では、SCS作動中カウンタを1カウント増加させる。
ステップS11では、SCS作動中カウンタが所定値以上か若しくはSCSフェイルフラグがオンとなる状態、にあるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS7に戻る一方、YESであるときにはステップS12に進む。
ステップS12では、SCS装置16に異常があるものとして所定のフェイル処理を実行することでその機能の回復を図り、しかる後にリターンする。
ステップS5の判定がNOであるときに進むステップS13では、EPB装置15に異常があるものとして所定のフェイル処理を実行することでその機能の回復を図る。
ステップS14では、SCS装置16により車輪制動を継続する。
ステップS15では、SCS装置16による車輪制動を開始してから(ステップS4の処理を実行してから)現在までの経過時間が所定時間以上か否かを判定し、この判定がNOであるときには本ステップS15の処理を再度行う一方、YESであるときにはステップS16に進む。
ステップS16では、スピーカから「ピー」という警報音を鳴らすことで、SCS装置16による車輪制動を今後解除しようとしていることを乗員に報知するとともに、ナビゲーション装置のディスプレイ上に「ブレーキペダルを踏み込んで下さい」と表示させることで、乗員にブレーキペダル5を踏むように促す。
ステップS17では、SCS装置16による車輪制動を解除するべく、SCSコントローラ8に対して制動停止信号を出力し、しかる後にリターンする。
次に、ECU18におけるブレーキ制御の後半の処理について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS18では、ブレーキランプスイッチ61がオフ状態にあるか否か、つまりブレーキペダル5の踏み込みが解除された状態にあるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS24に進み、YESであるときにはステップS19に進む。
ステップS19では、SCS装置16による車輪制動を開始するべく、SCSコントローラ8に対して制動開始信号を出力する。
ステップS20では、EPB装置15による車輪制動を解除するべく、EPBコントローラ10に対して制動停止信号を出力する。
ステップS21では、アクセルペダル13がオン状態にあるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS18に戻る一方、YESであるときにはステップS22に進む。
ステップS22では、上記再始動条件が成立したものとしてエンジン17を再始動させる。
ステップS23では、ステップS19で開始したSCS装置16による車輪制動を解除させるべく、SCSコントローラ8に対して制動停止信号を出力し、しかる後にリターンする。尚、ステップS28の処理が実行された後である場合には、本ステップS23の処理を実行せずにリターンすればよい。
ステップS18の判定がNOであるときに進むステップS24では、ブレーキ液圧センサ69の検出信号を読み込んで現在のブレーキ液圧を算出し、該算出したブレーキ液圧が所定液圧以下であるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS21に進む一方、YESであるときにはステップS25に進む。この所定液圧は、例えば車両停止状態を維持するために許容される最低液圧よりも若干大きめの値とされる。
ステップS25では、SCS装置16による車輪制動を開始するべく、SCSコントローラ8に対して制動開始信号を出力する。
ステップS26では、EPB装置15による車輪制動力を第2制動力まで増加させるべく、EPBコントローラ10に対して制動増圧信号を出力する。
ステップS27では、EPB装置15による車輪制動力の増圧が完了したか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS29に進み、YESであるときにはステップS28に進む。尚、増圧が完了したかの判定は、例えば電動モータ48からの作動完了信号を受信したか否かに基づいて行うことができる。
ステップS28では、SCS装置16による車輪制動を解除するべく、SCSコントローラ8に対して制動停止信号を出力する。
ステップS29では、ブレーキ液圧センサ69の検出信号を読み込んで現在のブレーキ液圧を算出するとともに、該算出したブレーキ液圧が上記所定液圧を上回っているか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS21に進み、YESであるときにはステップS30に進む。
ステップS30では、EPB装置15による車輪制動力を減少させて上記増圧開始前の荷重である第1制動力に戻すべく、EPBコントローラ10に対して制動減圧信号を出力し、しかる後にステップS21に進む。
以上のように構成された走行制御装置100を搭載した車両Aが例えば傾斜路面に停車している場合において、図3に示すように、時刻t=t1の時点でブレーキペダル5の踏み込み操作が所定時間以上持続していれば、エンジン停止条件が成立しているものとして、ECU18によりエンジン自動停止制御(アイドルストップ制御)が実行される。このエンジン自動停止により、ブースタ6の負圧室6bに連通接続された上記真空ポンプが作動しなくなるため、制動力不足を生じ易い状況となる。そして、この状況下で、車輪制動力が、路面勾配により決まる上記所定勾配閾値を下回っている場合には、EPB装置15及びSCS装置16による車輪制動が開始する(ECU18にてステップS4の処理が実行される)。そして、EPB装置15の車輪制動力が第1制動力に達した時(時刻t=t2)に、SCS装置16の作動が停止する(ステップS7の処理が実行される)。
このように、エンジン自動停止直後は、EPB装置とともに作動レスポンスの高いSCS装置を作動させることで、必要制動力を迅速に確保できるため、車両Aの不安定挙動を防止することができる。また、EPB装置15が第1制動力に達した後は、省エネ性に劣るSCS装置16の作動を停止してEPB装置15で車輪制動を行うようにしたことで、省エネ性の向上を図ることができるとともに、加圧ユニット7の作動時間を極力短縮してその耐久性向上を図ることができる。
上記EPB装置15の車輪制動力が第1制動力に達した後において、乗員のブレーキペダル5の踏込み力がNF1まで低下した時(時刻t=t3)には、SCS装置16が作動するとともに(ECU18にてステップS25の処理が実行されるとともに)、該作動時よりも若干遅れてEPB装置15の増圧制御が開始する(ECU18にてステップS26の処理が実行される)。そして、EPB装置15の車輪制動力が第2制動力(本実施形態では100%荷重)に達した時(時刻t=t4)には、SCS装置16の作動が停止する(ECU18にてステップS28の処理が実行される)。
このように、ブレーキペダル5の踏み込み力が低下した直後に、EPB装置15の車輪制動力の増圧を図るととともに作動レスポンスの高いSCSコントローラ8を作動させることで、必要制動力を迅速に確保することができる。このため、車両Aの不安定挙動を防止することができる。また、EPB装置15の車輪制動力が第2制動力に達した後は、SCS装置16の作動を停止してEPB装置15を作動させるようにしたことで、省エネ性の向上を図るとともに加圧ユニット7の耐久性向上を図ることができる。
上記乗員のブレーキペダル5の踏込み力がNF1まで低下した後において、乗員がブレーキペダル5を踏み直してその踏み込み力がNF2まで回復した時(時刻t=t5)には、EPB装置15の減圧制御が開始して(ECU18にてステップS30の処理が実行されて)、EPB装置15の車輪制動力が第1制動力まで戻る。
乗員が車両Aを発進させるためにブレーキペダル5の踏み込みを解除した時(時刻t=t7)には、SCS装置16が作動するとともに(ECU18にてステップS19の処理が実行されるとともに)、該作動時よりも若干遅れてEPB装置15の車輪制動の解除が開始する(ECU18にてステップS20の処理が実行される)。そして、乗員がブレーキペダル5の踏み込みを解除した後にアクセルペダル13の踏み込みを開始した時(時刻t=t8)には、エンジン再始動条件が成立してエンジン17が再始動するとともに、該再始動後にSCS装置16の作動が停止する(ステップS23の処理が実行される)。
ここで、エンジン始動時には、不図示の発進クラッチが繋がることによる接続ショックが発生して、車両Aの停車状態を維持するのに必要な必要制動力が増加する。上記実施形態1では、作動レスポンスの遅いEPB装置15の制動解除を、エンジン再始動条件が成立する前から開始させるとともに、エンジン再始動時における必要制動力の増加分を、作動レスポンスの高いSCS装置16によって迅速に補うようにしたことで、エンジン再始動時における必要制動力を十分に確保して車両Aの不安定挙動を防止しつつ、エンジン再始動後における車輪制動力の解除の迅速化を図って、車両Aの発進レスポンスを向上させることが可能となる。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2を示し、エンジン再始動条件を上記実施形態1とは異ならせるとともに、エンジン再始動後に乗員に発進意志がない場合(ステップS21の判定がNOである場合)におけるECU18のブレーキ制御を上記実施形態1とは異ならせたものである。尚、SCS装置16やEPB装置15等のハードウェア構成は上記実施形態1と同様であるものとする。また、ECU18におけるブレーキ制御の前半の処理についても、上記実施形態1と同様であるものとする。
ECU18におけるブレーキ制御の後半の処理について、図7のフローチャートを参照しながら具体的に説明する。
ステップS118では、ステップS18と同様に、ブレーキランプスイッチ61がオフ状態にあるか否か、つまりブレーキペダル5の踏み込みが解除された状態にあるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS124に進み、YESであるときにはステップS119に進む。
ステップS119では、ステップS118でブレーキペダル5の踏込みが解除された時から所定時間(本実施形態では0.05秒)経過後にエンジン17を再始動させる。
ステップS120では、SCS装置16による車輪制動を開始するべく、SCSコントローラ8に対して制動開始信号を出力する。
ステップS121では、EPB装置15による車輪制動を解除するべく、EPBコントローラ10に対して制動停止信号を出力する。
ステップS122では、アクセルペダル13がオン状態にあるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS131に進む一方、YESであるときにはステップS123に進む。
ステップS123では、ステップS120で開始したSCS装置16による車輪制動を解除させるべく、SCSコントローラ8に対して制動停止信号を出力し、しかる後にリターンする。
ステップS124乃至ステップS130ではそれぞれ、ステップS24乃至ステップS30と同様の処理を実行する。
ステップS122の判定がNOであるとき(アクセルペダル13が踏み込まれていないとき)に進むステップS131では、ブレーキランプスイッチ61がオフになった時からステップS122でアクセルペダル13が踏み込まれた時までの経過時間を計時する。
ステップS132では、ステップS131で計時した経過時間が所定時間(本実施形態では10秒)を超えるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS118に戻る一方、YESであるときにはステップS133に進む。
ステップS133では、SCS装置16による車輪制動を解除するべく、SCSコントローラ8に対して制動停止信号を出力するとともに、EPB装置15による車輪制動を開始するべく、EPBコントローラ10に対して制動開始信号を出力する。そして、SCS装置16の作動を停止してEPB装置15を作動させる旨を、不図示のナビゲーション装置のディスプレイに表示して乗員に報知する。
ステップS134では、アクセルペダル13が踏み込まれたか否かを判定し、この判定がYESであるときにはステップS136に進む一方、NOであるときにはステップS135に進む。
ステップS135では、パーキングスイッチ11からの信号を基に、乗員によりEPB装置15の制動解除操作がなされたか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS134に戻る一方、YESであるときにはステップS136に進む。
ステップS136では、EPB装置15による車輪制動を解除させるべく、EPBコントローラ10に対して制動停止信号を出力し、しかる後にリターンする。
このように上記実施形態2では、エンジン17が自動停止した状態で車両Aが停車している場合において、乗員がブレーキペダル5を解除することで、エンジン17が再始動した後に、該解除時から所定時間が経過しても乗員によりアクセルペダル13が踏み込まれない場合には、SCS装置16により車輪制動が解除されてEPB装置15による車輪制動が実行される(ECU18にてステップS133の処理が実行される)。したがって、乗員に車両Aを発進させる意図がない場合にまで、SCS装置16(液圧ポンプ35)が作動し続けて省エネ性が低下するのを防止することができる。
また、上記実施形態2では、SCS装置16により車輪制動が解除されてEPB装置15による車輪制動が実行されるときには、その旨がナビゲーション装置のディスプレイに表示されて乗員に報知される(ステップS133の処理が実行される)。
これにより、その後に、乗員がアクセルペダル13を踏み込んだときに、EPB装置15の作動レスポンスの低さに起因して発進性が低下したとしても、乗員はその低下が装置異常によるものでないことを認識することができて、乗員の感じる違和感を低減することができる。
また、上記実施形態2では、エンジン再始動後にEPB装置15による車輪制動が解除し始めるようになっている。このため、エンジン再始動時におけるバッテリの大量放電を防止してその消耗を抑えることができる。
(実施形態3)
図8及び図9は、本発明の実施形態3を示し、ECU18においてエンジン自動停止/再始動制御を行わない点、及び、車両Aの停車と発進とが頻繁に繰り返される場合にはEPB装置15の作動を禁止してSCS装置16による車輪制動を行う点で上記実施形態1及び実施形態2とは異なっている。
ECU18におけるブレーキ制御の前半の処理について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
最初のステップS201では、各センサ62乃至68及び各スイッチ11,61からの入力信号を読み込む。
ステップS202では、ブレーキランプスイッチ61及び車輪速センサ66からの入力信号を基に、ブレーキランプスイッチ61がオンで且つ車両Aが停車する状態にあるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはリターンする一方、YESであるときにはステップS203に進む。
ステップS203では、車両Aの停車発進間隔が閾時間を超えるか否かを判定し、この判定がNOであるときにはステップS219に進む一方、YESであるときにはステップS204に進む。ここで、車両Aの停車発進間隔とは、本実施形態では、車両Aが停車してから発進するまでの時間として、前回の処理(後述のステップS224)で計測しておいた停車発進間隔を基にこの判定を行う。尚、停車発進間隔は、前回の処理で計測した停車発進間隔に限らず所定期間内における平均値としてもよいし、また、停車から発進までの時間に限らず発進から停車までの時間としてもよい。また、例えば、本ステップS203の処理を、所定時間内における停車回数が所定回数以下であるか否かの判定、としてもよい。
ステップS204乃至ステップS218ではそれぞれ、上記実施形態1におけるステップS3乃至ステップS17と同様の処理を実行する。
ステップS203の判定がNOであるときに進むステップS219では、EPB装置15の作動を禁止するとともに、SCS装置16による車輪制動を許可し、しかる後にリターンする。
次に、ECU18におけるブレーキ制御の後半の処理について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS220乃至ステップS223ではそれぞれ、上記実施形態1におけるステップS18からステップS21と同様の処理を実行する。
ステップS224では、ステップS202で車両Aが停車していると判定した時からステップS223の処理でアクセルペダル13の踏み込みを検出した時までの時間を停車発進間隔として記憶する。
ステップS225では、駆動力が上記所定勾配閾値を上回るか否かを判定し、この判定がNOであるときには、この判定を再度行う一方、YESであるときにはステップS226に進む。
ステップS226では、SCS装置16による車輪制動を解除して、しかる後にリターンする。
ステップS227乃至ステップS233ではそれぞれ、上記実施形態1におけるステップS24乃至ステップS30の処理と同様の処理を実行する。
このように、上記実施形態3では、車両Aの停車発進間隔が上記閾値以下となる場合(ECU18におけるステップS203の判定がNOである場合)には、EPB装置15による車輪制動が禁止されてSCS装置16による車輪制動のみが許可される。したがって、EPB装置15の作動頻度が増加して省エネ性が逆に低下してしまうのを防止することができる。
(他の実施形態)
本発明の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、上記実施形態3では、坂道での車輪制動力不足を回避するべくEPB装置15とSCS装置16との協調制御(ステップS221及びステップ222)を実行してようにしているが、例えば、アイドルアップ要求(エアコンの作動やオーディオ機器類の作動等)があったときや、シフトレバーのレンジをN又はPからD又はRに変更したときや、前方障害物(例えば前方車両)に近接して停車した状態でブレーキペダル5の踏み込み力の低下によりクリープ力が車輪制動力を上回ったとき、又は、これらのときよりも前に、上記協調制御(ステップS4乃至ステップS9の処理)を実行するようにしてもよい。こうすれば、これらの車輪制動力が不足し易い状況下において、省エネ性の向上を図りつつ必要制動力を迅速に確保することができる。
また、上記実施形態3におけるステップ221の処理で、クリープ力が基準値以上にならない範囲で車両Aの前進を許容するよう、SCS装置16の車輪制動力を制御するようにしてもよい。こうすることで、クリープ力を安定化して車両Aの安定感を向上させることができるとともに、前方車両への追突を確実に防止することができる。
また、上記実施形態1及び2では、ECU18において、車両Aの停車路面が上り坂(前上がりの坂)であるか下り坂(後下がりの坂)であるか否かに拘わらず同じブレーキ制御を実行するようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、エンジン自動停止後のブレーキペダル解除後における協調制御(ステップS25及びステップS26、並びに、ステップS19及びステップS20に相当する処理)を停車路面が上り坂のときのみ実行して、下り坂のときにはSCS装置16を作動させないようにしてもよい。こうすることで、乗員が車両Aを意図的に発進させようとしてブレーキペダル5を解除した場合にまでSCS装置16が作動するのを防止することができる。
また、上記各実施形態では、エンジン自動停止後にECU18にてEPBコントローラ10及びSCSコントローラ8に対して略同時に制動開始信号を出力するようにしているが(実施形態1及び2ではステップS4の処理、実施形態3ではステップS205の処理を実行するようにしているが)、EPBコントローラ10への制動開始信号の出力タイミングを、SCSコントローラ8への制動開始信号の出力タイミングよりも数秒ほど遅らせるようにしてもよい。こうすれば、エンジン17が自動停止してからエンジン再始動までの時間が短い場合に、EPB装置15を作動させずに済むため、EPB装置15の作動が頻繁になり過ぎて省エネ性が逆に低下するのを防止することができる。
また、上記各実施形態では、乗員の車両発進操作(ブレーキペダル5の踏込み解除等)によりエンジン再始動条件が成立するようになっているが、これに限ったものではなく、例えば、乗員が車両発進操作とは無関係に操作することができる再始動スイッチを設けて、乗員が再始動スイッチを操作したときにエンジン17を再始動させるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、SCS装置16により上記加圧ユニット7の作動を制御することで各車輪3の車輪制動力を制御するようになっているが、これに限ったものではなく、例えば、ブレーキペダル5の支持軸回りのトルクを付与するペダルアシストモータを設けて、該ペダルアシストモータの作動を制御することで、車輪制動力を制御するようにしてもよいし、ブースタ6の負圧室に連通接続される真空ポンプの作動を制御することで車輪制動力を制御するようにしてもよい。この場合、ペダルアシストモータの制御や真空ポンプの制御は、SCS装置16により行ってもよいしECU18により行ってもよい。
また、上記各実施形態では、EPB装置15の車輪制動力を第1制動力と第2制動力との2段階に切り換えるようにしているが、必要とされる車輪制動力に応じて多段階に又は連続的に切り換えるようにしてもよい。
本発明は、車両の乗員によるブレーキペダルの踏込み力に応じた液圧を発生させて液圧ブレーキ機構に供給することで車輪制動を行うフットブレーキ装置と、液圧ブレーキ機構に供給される液圧を加圧する加圧手段を含む主制動力制御装置と、電動ブレーキ機構を作動させることで車輪制動を行う電動パーキングブレーキ装置とを備えた車両の走行制御装置に有用であり、特に、主制動力制御装置としてSCS装置を備えた車両に有用である。
本発明の実施形態に係る車両の走行制御装置を搭載した車両の概略平面図である。 フットブレーキ装置、電動パーキングブレーキ装置、及びSCS装置の一部である加圧ユニットを示す断面図である。 ECUにおけるブレーキ制御について説明するためのタイムチャートである。 走行制御装置の構成を示すブロック図である。 ECUにおけるブレーキ制御の前半の処理を示すフローチャートである。 ECUにおけるブレーキ制御の後半の処理を示すフローチャートである。 実施形態2を示す図6相当図である。 実施形態3を示す図5相当図である。 実施形態3を示す図6相当である。
A 車両
2 液圧ブレーキ機構
3 車輪
5 ブレーキペダル
7 加圧ユニット(加圧手段)
9 電動ブレーキ機構
13 アクセルペダル
14 フットブレーキ装置
17 エンジン
15 電動パーキングブレーキ装置
16 SCS装置(主制動力制御装置)
18 ECU(協調制御手段、アイドルストップ装置)
100 走行制御装置

Claims (5)

  1. 車両の乗員によるブレーキペダルの踏込み力に応じた液圧を発生させて液圧ブレーキ機構に供給することで該車両の車輪制動を行うフットブレーキ装置と、上記液圧ブレーキ機構に供給される液圧を加圧する加圧手段を含み、上記乗員によるブレーキペダルの踏込み操作とは独立に該加圧手段の作動を制御することで上記車両の車輪制動を行う主制動力制御装置と、電動アクチュエータにより駆動される電動ブレーキ機構を、上記乗員によるブレーキペダルの踏込み操作とは独立に作動させることで上記車両の車輪制動を行う電動パーキングブレーキ装置と、を備えた車両の走行制御装置であって、
    上記車両が停車している場合において、該車両を動かそうとする力が生じる外乱状況の発生により該車両の車輪制動力が所定の必要制動力に対して不足するのを回避するべく、上記主制動力制御装置と上記電動パーキングブレーキ装置との協調制御を実行する協調制御手段を備えていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 請求項1記載の車両の走行制御装置において、
    上記車両のエンジン運転中に、上記ブレーキペダルの制動解除状態が所定時間以上持続することを含む所定のエンジン停止条件が成立したときに該エンジンを自動停止させ、且つ、該エンジンの自動停止後、所定のエンジン再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動させるアイドルストップ装置を備え、
    上記協調制御手段は、上記エンジンの自動停止状態において、上記電動パーキングブレーキ装置による車輪制動を維持するようになっていて、該エンジン自動停止後のエンジン再始動時における上記車両の車輪制動力の不足を回避するべく、上記エンジン再始動条件が成立する前に、上記主制動力制御装置に対して制動開始指令を出力するとともに上記電動パーキングブレーキ装置に対して制動停止指令を出力するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  3. 請求項2記載の車両の走行制御装置において、
    上記所定のエンジン再始動条件は、上記ブレーキペダルの踏込み状態が解除され且つアクセルペダルが踏み込まれたことを含み、
    上記協調制御手段は、上記エンジンの自動停止状態において、上記電動パーキングブレーキ装置による車輪制動を維持するようになっていて、該エンジン自動停止後の再始動時における上記車両の車輪制動力の不足を回避するべく、上記ブレーキペダルが踏み込まれた時以降で且つ上記アクセルペダルが踏み込まれる前に、上記主制動力制御装置に対して制動開始指令を出力するとともに上記電動パーキングブレーキ装置に対して制動停止指令を出力するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  4. 請求項3記載の車両の走行制御装置において、
    上記協調制御手段は、上記車両が上記エンジンを自動停止した状態で停車している場合において、上記フットブレーキ装置による車輪制動力が低下したときには、該低下に伴う上記車両の車輪制動力の不足を回避するべく、上記電動パーキングブレーキ装置に対してその車輪制動力を所定制動力まで増加させる制動増圧指令を出力するとともに上記主制動力制御装置に対して制動開始指令を出力し、且つ、上記電動パーキングブレーキ装置の車輪制動力が上記所定制動力に達したときには、上記主制動力制御装置に対して制動停止指令を出力するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  5. 請求項1記載の車両の走行制御装置において、
    上記協調制御手段は、上記車両が停車している場合において、該車両を動かそうとする力が生じる外乱状況の発生により、該車両の車輪制動力が上記所定の必要制動力に対して不足するのを回避するべく、該外乱状況発生時又は発生前に、上記主制動力制御装置及び上記電動パーキングブレーキ装置に対して制動開始指令を出力するとともに、該電動パーキングブレーキ装置の車輪制動力が所定制動力に達したときには、上記主制動力制御装置に対して制動停止指令を出力するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
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