JP2010169166A - 食い込み式管接続構造、弁、食い込み式管継手及び冷凍装置 - Google Patents

食い込み式管接続構造、弁、食い込み式管継手及び冷凍装置 Download PDF

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春男 中田
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Abstract

【課題】手回しによる配管仮保持作業における回転トルクを向上した食い込み式管接続構造を提供すること。また、このような食い込み式管接続構造を用いた弁、食い込み式管継手及び冷凍装置を提供すること。
【解決手段】本発明の食い込み式管接続構造は、継手本体10にフェルールの先端部が押し付けられるカム面が設けられている。また、フェルールをカム面に押し付けるように継手本体10に締結される結合部材20には、一般締結工具を把持可能とする把持部24が形成されている。また、結合部材20の締結によりフェルールのエッジ部を配管Pに食い込ませる前工程として、フェルールの先端部が配管Pを拘束する配管仮保持工程が設けられている。この工程において、作業者の指Fからの力を把持部24に対し伝達し易くするための棒状部材40が把持部24に対し着脱自在に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、食い込み式管接続構造に係り、詳しくは、配管接続開始時に接続すべき配管を仮保持するために結合部材を手回しで締め付けるものにおいて、手回しの際に発生する回転トルクを向上させるようにした食い込み式管接続構造に関する。また、本発明は、このような食い込み式管接続構造を用いた弁、食い込み式管継手及び冷凍装置に関する。
冷凍装置の冷媒配管、温水装置の給湯配管や給水配管などの配管システムにおいて、近年管継手として食い込み式管継手が用いられるようになってきている。また、配管接続作業を簡略化するために、配管接続作業に先立って配管を仮保持する作業が行われるように構成されたものが提案されている。
図11及び図12に示す食い込み式管継手100は、このような食い込み式管継手の一例であって、継手本体10の基部111の一端側には、被接続装置側の配管101をろう付けするように形成されたソケット部112が形成されている。また、基部111の反対側には、結合部材120を螺合するための雌ねじ部113aが内周面に形成された雌ねじ筒部113が形成されるとともに、その内部には基部111から突出する軸部114が形成されている。そして、軸部114から基部111にかけての中心部に配管差込口115が形成されるとともに、軸部114における配管差込口115の入口側にはフェルール130の先端部を押し付けるためのカム面116が形成されている。
また、結合部材120は、継手本体側に雄ねじ部121が外周に形成された管接続部122が形成されるとともに、この管接続部122の反継手本体側に一般の締結工具で把持可能とするように外周面が六角ナット状に形成された把持部123が形成されている。
また、この食い込み式管継手100におけるフェルール130は、後部において径方向の薄肉部131により結合部材120と一体的に形成され、結合部材120の締結工程の途中において薄肉部131が切断されて独立する。そして、独立したフェルール130は、初めから独立の形態に形成されて組み付けられる通常の独立型のフェルールと同様に配管102に食い込み、配管102を気密に接続するように作用する。
また、フェルール130は、図12に示すように、先端部に配管挿通孔132の内周面側から径方向外側に向かって切り込まれる切込部133が形成され、この切込部133の後面と配管挿通孔132とが交差する角部がフェルール130のエッジ部134となるように形成されている。また、切込部133の継手本体側の先端部135は、カム面116に接触する状態において結合部材120が手回しで締め付けられることにより(図13参照)、配管差込口115と配管102との間に楔状に差し込まれるか、又は先端部が配管102に食い込むことにより配管を拘束し、これにより配管102を仮保持するものである。一方、フェルール130のエッジ部134を配管102に食い込ませるように結合部材120を締結する配管接続作業は、一般締結工具を使用して行われる。しかし、その前工程として上記のように配管102の仮保持作業が行われているため、その後の配管接続作業においては配管102を保持する必要がなく、これにより配管接続作業の簡略化が図られている。なお、このような食い込み式管継手100は、例えば特許文献1により知られている。
特開2007−232210号公報、図14〜図17
しかしながら、従来の食い込み式管継手100において、フェルール130の先端部を配管差込口115と配管102との間に食い込ませる配管仮保持工程は、図13のように素手で結合部材120の把持部123を掴んで手回ししていた。このため、作業者によっては、配管102の仮保持に必要な回転トルクを発生させることが困難な場合があり、結合部材120を手回しにより締め付けるときの回転トルクを大きくした食い込み式管接続構造の開発が要望されていた。
本発明は、従来技術に存在するこのような問題点に着目してなされたものであって、手回しによる配管仮保持作業における回転トルクを向上した食い込み式管接続構造を提供することを目的とする。また、本発明は、このような食い込み式管接続構造を用いた弁、食い込み式管継手及び冷凍装置を提供することを目的とする。
本発明に係る食い込み式管接続構造は、上記課題を解決するものであって、結合部材が螺合される螺合部と、接続すべき配管の先端を挿入する配管差込口と、配管差込口の入口部に形成されたカム面とを備えた継手本体と、この継手本体に対し、一般締結工具により把持部が把持されて締結される結合部材と、継手本体に対する結合部材の締結により前記カム面に押し付けられるフェルールとを備え、前記フェルールは、前記結合部材を手回しで締め付けるときの締付力により、先端部が配管を拘束するように構成され、前記結合部材は、手回しによる締め付けをする場合に作業者の指先の力を伝達するための棒状部材が把持部の外周側へ径方向に延びるとともに、把持部に対し着脱自在に取り付けられるように形成されていることを特徴とする。
このような構成上の特徴を有する本発明に係る食い込み式管接続構造によれば、結合部材を手回しで回転させてフェルールの先端部により配管を拘束して配管を仮保持する場合に、把持部の外周側へ径方向に延びるように着脱自在に取り付けられた棒状部材に対し作業者が指先に力を加えることにより、結合部材の回転トルクを向上して伝達することができる。したがって、手回しで結合部材を締め付けるときの回転トルク不足を回避することができる。また、このように構成すれば、結合部材を手回しで締め付けるときのみ棒状部材を取り付ければよく、他の作業において棒状部材が邪魔になるようなことがない。
また、前記結合部材は、前記棒状部材を着脱自在に挿入するための1個以上の挿入穴を有し、前記棒状部材は、1個以上であって、前記挿入穴に挿入されて着脱自在に取り付けられることが好ましい。このように構成すれば、棒状部材を挿入穴に対し挿入することにより取り付けられ、挿入穴に挿入された棒状部材を引き抜くことにより取り外すことができる。なお、後述するように、1個の棒状部材を取り付けるために必要な挿入穴の個数は、1個でよい場合と2個以上必要とする場合がある。2個以上の挿入穴を必要とする場合は、把持部の反継手本体側の側面部に結合部材の中心線と平行方向に断面円形の挿入穴を設ける場合である。したがって、上記の1個以上の挿入穴は、1個の棒状部材についての取付位置を1箇所以上するために挿入穴を1個以上とする場合と、1個の棒状部材を取り付けるために挿入穴を1個以上必要とする場合と、棒状部材を1個以上とするために挿入穴を1個以上とする場合とを含む。
また、前記棒状部材は、1個としてもよい。1個の棒状部材に作業者の指先の力を加えても、手回しで結合部材を締め付けるときの回転トルク不足を回避することができる。また、配管径が小さいような場合には、棒状部材を1個とすることにより取扱いが容易になる場合もある。
また、前記棒状部材は、作業者の指が押し当てられる押圧部が平面状の面に形成されていることが好ましい。このようにすれば力を入れる指が滑りにくくなり、発生させる回転トルクを大きくすることができる。
また、前記棒状部材は、前記把持部に取り付けられた状態において、把持部の外周側へ径方向に突出する長さが作業者の指をかけることができる程度に形成されていることが好ましい。棒状部材は、把持部の外周側において、作業者の指をかけることができる長さを備えているため、結合部材を容易に手回しすることができる。
前記棒状部材は、弾力性のある材料からなるようにすることが好ましい。前記棒状部材に対し大きな力が加えられた場合に、棒状部材が剛性の大きい材料の場合には、継手本体と被接続側の配管との接合部や被接続側の配管などに過大な力が伝達される場合がある。ところが、この発明のように、棒状部材が弾力性のある材料で形成されていると、継手本体と被接続側の配管との接合部や被接続側の配管などに過大な力が伝達されることを抑制することができる。
前記棒状部材は、弾力性のある材料としてプラスチックが用いられていることが好ましい。このようにすれば棒状部材の形成が容易であり、手ざわりも柔らかくなり作業性がよい。
また、前記挿入穴は、前記把持部の外周面に開口するように径方向に設けられていることが好ましい。このように構成すれば、挿入穴に棒状部材を挿入し、この棒状部材における挿入穴から把持部の外側に延びる部分において、作業者の指先から結合部材を回転させる力を加えることができる。このため、結合部材を回転させる力が直接的に把持部に伝達されるので、棒状部材を介して把持部に伝達される力が回転トルクとして有効に伝達される。
また、前記挿入穴は、外周面に開口するように径方向に設けられている場合において、前記把持部の外周面に分散されて複数個形成されていることが好ましい。挿入穴が1個しか形成されていない場合には、1個の棒状部材しか取り付けることができないばかりでなく、把持部の回転角度位置によっては挿入穴から延びる部分、すなわち、作業者の指を当接する押圧部を適切な位置に調整することができない場合が生ずる。しかし、挿入穴が複数個設けられている場合には、複数個の挿入穴の内の適宜の複数の挿入穴に対し並列的に複数の棒状部材を取り付けることもできる。また、挿入穴が複数個設けられている場合には、1個の棒状部材を使用することにするとともにその挿入穴を選択することにより、1個の棒状部材の押圧部を適切な位置に調整することが可能になる。
また、前記把持部は外形が六角ナット状に形成され、前記挿入穴は把持部における六角ナット状を成す少なくとも3面に分散されて形成されていることが好ましい。把持部を六角ナット状に形成すると、スパナ、モンキーレンチなどの一般締結工具を使用して結合部材を締結することが容易になる。また、この六角ナット状を成す外面の内の少なくとも3面に締結孔が形成されていると、把持部の回転角度位置がどのような角度であっても、棒状部材を挿入する挿入穴を選択することにより押圧部の位置を適切な位置にすることが可能になる。
また、前述のように挿入穴が外周面に開口するように径方向に設けられている場合において、前記棒状部材は、断面が一定円形の直線状の部材であるようにしてもよい。このように構成されていると、棒状部材の軸心周りの向きがどうなっているか、及び挿入穴に挿入する端部か何れかをチェックすることなく、棒状部材を挿入穴に挿入することができるので、棒状部材の取付作業が簡単である。また、指の触れる感触も常に同一となる。また、棒状部材は単純な形状であるので製作が容易である。
また、挿入穴が外周面に開口するように径方向に設けられている場合において、前記棒状部材は、断面が一定円形の略L字状の部材であるようにしてもよい。このように構成すると、把持部の回転角度位置により棒状部材の軸心周りの取付角度を調節するとともに、略L字状を成す2辺の何れの辺に指を当てるかを選択することにより、作業性をより向上させることができる。特に、棒状部材を1個のみ使用する場合に効果がある。
また、前記棒状部材は、略L字状を形成する一方の辺の長さが他方の片に比し短いことが好ましい。挿入穴に挿入された辺に対し直角に形成されている他方の辺を押す場合において、挿入穴に挿入されている辺の長さが長いと他方の辺の位置が配管の中心から遠く離れすぎて作業が難しくなる場合がある。しかし、挿入穴に挿入されている辺の長さが他方の指の触れる方の辺の長さに比し短く形成されていると、このようなことが生じないようになる。
また、前記挿入穴は、把持部における反継手本体側の側面に開口するように結合部材の中心線と平行に設けられるとともに、棒状部材は、挿入穴に挿入される挿入部と指が触れる押圧部とが交差するように形成してもよい。このように構成しても、前述の場合と同様に作業者の指先の力を棒状部材における指が触れる押圧部に伝達して結合部材の回転トルクを向上させることができる。
この場合において、前記挿入穴は、前記把持部における反継手本体側の側面に複数形成されていることが好ましい。このように構成すると、前記挿入穴の把持部の回転角度位置に応じ棒状部材を挿入する挿入穴を選択することにより、指先の力を棒状部材に伝達する作業を行うことができる。
また、この場合において、前記挿入穴は、非円形に形成されていることが好ましい。挿入穴が円形の場合、1個の挿入穴に挿入される1個の棒状部材は、挿入穴内で回転するため、結合部材を回転させるための回転トルクを伝達することができない。しかし、挿入穴を非円形とすると、挿入穴内における棒状部材の回転を防止することができ、結合部材を回転させるための回転トルクを把持部に伝達することができる。
また、この場合には、前記棒状部材は、略L字状の部材であって、少なくとも前記挿入穴に挿入される挿入部の断面形状が前記挿入穴と略同一の非円形であるようにしてもよい。この場合には、挿入穴に挿入されている棒状部材の挿入部が挿入穴内で回転しないので、前記棒状部材を略L字状として簡略な構造とすることができる。
また、この場合において、前記棒状部材は、略L字状を形成する短い方の片が前記挿入穴に挿入される挿入部に形成されていることが好ましい。このように構成すると、指が触れる押圧部が把持部から離れる距離が短くなるので、作業性を高くすることができる。
また、前記挿入穴は、前記把持部における反継手本体側の側面に複数形成されるとともに、断面円形に形成され、さらに、前記棒状部材は、前記挿入穴に挿入される結合部材の中心線と平行方向に延びる2個の挿入部と作業者の指が押し当てられる押圧部とを有し、この押圧部は、結合部材の径方向外側に延びるように形成されるとともに前記挿入部と一体的に形成されているようにしてもよい。このように構成すると、挿入穴及び棒状部材の断面形状を円形としても、棒状部材を挿入穴内で回転しないようにすることができるので加工が容易になる。
また、前記継手本体は、螺合部が雌ねじ筒部に形成され、前記結合部材は、継手本体に締結された状態において、前記把持部以外の部分が継手本体の雌ねじ筒部内に収納されるとともに、前記把持部がこの継手本体の雌ねじ筒部内に収納された部分から分離されるように構成されているようにすることが好ましい。このようにすれば、配管接続完了後に誰もが簡単に配管接続部を緩めることができなくなる。また、把持部のみが継手本体に収納されない構造であるので、配管を仮保持するために手回しで結合部材を締め付ける、所謂手締め作業を行うことができるコンパクトな構造とすることができる。
また、前記結合部材は、継手本体に締結された状態において、継手本体の雌ねじ筒部内に収納された部分の側面に専用工具を係合することのできる係合部を備えていることが好ましい。このようにすれば、必要なときに配管接続部を緩めて配管を取り外すことができる。また、この係合部は前述の手締め作業における障害とはならない。
また、本発明に係る弁及び管継手は、上記何れかの食い込み式管接続構造を管継手部に用いたことを特徴とする。したがって、このような弁、管継手は、配管接続作業における当初段階において配管を仮保持できるので、その後の配管接続作業を容易化することができる。
また、本発明に係る冷凍装置は、これら弁或は管継手を冷媒回路に用いたことを特徴とする。したがって、本発明に係る冷凍装置は、配管接続作業における当初段階において配管を仮保持できるので、その後の配管接続作業を容易化することができる。
本発明に係る食い込み式管接続構造によれば、手回しで結合部材を締め付ける際に、把持部の外周側に延びるように着脱自在に取り付けられた棒状部材に対し作業者が指先に力を加えることにより、結合部材の回転トルクを向上して伝達することができる。したがって、手回しで結合部材を締め付けるときの回転トルク不足を回避することができる。また、このように構成すれば、結合部材を手回しで締め付けるときのみ棒状部材を取り付ければよく、他の作業において棒状部材が邪魔になるようなことがない。
本発明の実施の形態1に係る食い込み式管接続構造の部分断面図であって、配管仮保持工程開始の状態図である。 同食い込み式管接続構造における結合部材の説明であって、(a)は側面図であり、(b)は断面図である。 同食い込み式管接続構造における配管仮保持工程の説明図である。 同食い込み式管接続構造に用いられる棒状部材の斜視図である。 同食い込み式管接続構造の部分断面図であって、配管接続完了状態図である。 同食い込み式管接続構造に用いられる専用工具の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る食い込み式管接続構造に用いられる棒状部材の説明図であって、(a)は斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は(b)におけるA−A断面図であり、(d)は(b)におけるB−B断面図である。 本発明の実施の形態3に係る食い込み式管接続構造に用いられる棒状部材の説明図であって、(a)は斜視図であり。(b)は把持部への取付状態の一例を示す状態図であり、(c)把持部への取付状態の他例を示す状態図である。 本発明の実施の形態4に係る食い込み式管接続構造に用いられる棒状部材の説明図であって、(a)は斜視図であり。(b)は把持部への取付状態を示す説明図であり、(c)は(b)における把持部の側面図である。 本発明の実施の形態5に係る食い込み式管接続構造に用いられる棒状部材の説明図であって、(a)は斜視図であり。(b)は把持部への取付状態の一例を示す状態図であり、(c)把持部への取付状態の他例を示す状態図である。 従来の食い込み式管接続構造の部分断面図であって、配管仮保持工程開始の状態図である。 同食い込み式管接続構造におけるフェルール周りの拡大図である。 従来の食い込み式管接続構造における配管仮保持工程の説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係る食い込み式管接続構造について、図面に基づき説明する。
本実施の形態に係る食い込み式管接続構造は、空気調和機などの冷凍装置の分野において、冷媒回路中の食い込み式管継手における管継手部に適用される他、分離型空気調和機の室外機における室内外連絡配管を接続する閉鎖弁の管継手部などに適用される。
本実施の形態に係る食い込み式管接続構造を用いた食い込み式管継手1は、基本的な構造は、図1に示すように、配管Paを接続しようとする被接続側装置に取り付けられる継手本体10と、継手本体10に螺合されて組み付けされる結合部材20と、継手本体10と結合部材20との間に挟着されるフェルール30とを備えている。なお、本明細書の説明において前後の方向をいうときは、図1における継手本体側、すなわち、図1における左側を前側とし、結合部材側、すなわち、図1における右側を後側とする。
継手本体10は、黄銅製であって、基部11の前側にソケット部12が形成されるとともに、基部11の後側に雌ねじ筒部13が形成され、さらに、基部11の軸心部の後側に、雌ねじ筒部13内の空間部に突出する軸部14が形成されている。雌ねじ筒部13の内面には、結合部材20の螺合部としての雌ねじ部13aが形成されている。軸部14の外周面には、配管接続時に軸部14の強度を調節するための環状空間部15が形成されている。また、この環状空間部15の基端部には内部凍結防止用の通気孔15aが形成されている。
基部11及び雌ねじ筒部13の外形は、六角ナット状に一体的に形成されている。基部11から軸部14にかけての軸心部には配管Pの先端部を挿入する配管差込口16が形成され、基部11からソケット部12にかけての軸心部には被接続側装置から導出される配管Paの先端部を挿入する配管差込口17が形成されている。また、配管差込口16と配管差込口17との間には、連通孔を形成するとともに配管P及び配管Paの位置規制を行う段部18が形成されている。段部18は、配管差込口16、17に差し込まれた配管P,Paの先端部を段部18の端面に当接させることにより、配管P,Paの先端位置を一定に保持する。なお、段部18の前側の端面は、加工時の刃具の外形形状が残されてテーパ状に形成されている。
軸部14の先端部、すなわち、配管差込口16の入口部にはカム面19が形成されている。カム面19は、前側において配管差込口16に連なり、後側(結合部材20側)に向けて径が大きくなる円錐状の面に形成されている。
結合部材20は、黄銅製であって、軸心に配管Pを貫通させる配管貫通孔21が形成されるとともに、結合部材20を二分するように径方向の切れ目を有する円盤状スリット22が形成されている。そして、円盤状スリット22の継手本体側に継手本体10に螺合されるとともに配管接続機構を構成する管接続部23が形成され、円盤状スリット22の反継手本体側に一般の締結工具で把持可能とするように形成された把持部24が形成されている。なお、円盤状スリット22の軸方向の位置は、継手本体10に対し結合部材20が締結されて配管接続作業が完了した状態において、継手本体10の結合部材側端面の位置と略一致するように配置されている(図5参照)。
管接続部23の外周には、継手本体10と螺合する螺合部としての雄ねじ部23aが形成されている。また、把持部24の外形は、締結工具で把持可能とするように六角ナット状に形成されている。そして、円盤状スリット22と配管貫通孔21との間に、薄肉の管状部により管接続部23と把持部24とを連結する管状連結部22aが形成されている。管状連結部22aは、把持部24を締め付ける回転トルクが配管接続完了時の値まで大きくなると切断される強度に設計されている。また、把持部24における六角ナット状を成す3面には、結合部材20を手回しで締め付けるときに使用される棒状部材40(図2(b)参照)を挿入するための挿入穴25が設けられている。挿入穴25は、図2(a)に示すように、把持部24における六角ナット状を成す3面に開口するように径方向に設けられている。なお、この挿入穴25は、個数が多いほど棒状部材の取り付け位置を選択する選択肢が多くなり作業がやり易くなるので、把持部24における六角ナット状を成す各面に設けてもよい。しかし、作業性を考えると少なくとも3面に等間隔に3個設けられていることが好ましい。
管接続部23の継手本体端部には、フェルール30の後端部を仮止めするための仮止め機構の一部が形成されている。すなわち、管接続部23の継手本体側端部には凹部が形成され、この凹部の奥端面がフェルール30を押圧する押圧面26として形成されている。押圧面26は、軸心側が後方へ広がる傾斜面に形成されている。そして、この凹部の入口には径方向内向きの環状の突部27が形成されている。この突部27の端面は、前方に径が大きくなる傾斜面に形成されている。この傾斜面は、後述するフェルール30の後端部に形成される環状の突部32を圧入し易くするためのものである。また、この内向きの突部27と押圧面26との間に環状の拡径部28が形成されている。
また、管接続部23の反継手本体側の面には、配管接続後に管接続部23の螺合を緩めるための専用工具を係合させる係合部として、断面が円形で所定の深さの4個の係合穴部29が形成されている。また、把持部24には、前記係合穴部29を把持部24の反継手本体側から加工可能とする加工用孔29aが形成されている。なお、この実施の形態においては、4個の加工用孔29aのうちの1個が、1個の挿入穴25と交差する形状となっているがこれについてはなんら支障がない。
フェルール30は、黄銅製であって、継手本体10及び結合部材20とは別体に形成された独立のフェルールである。そして、フェルール30は、配管Pを挿通させる配管挿通孔31が形成された環状物であって、軸方向に切断した断面で見て、前部の外周面が先細のテーパ面に形成され、さらに、後部の外周面が軸心に略平行な円筒状の平行面に形成されている。
また、フェルール30の後端部には、フェルール30の仮止め機構の一部として、径方向外向きの環状の突部32が形成されている。この突部32の外周端面は、突部32を結合部材20の拡径部28に圧入し易くするために、後方に径が小さくなる傾斜面に形成されている(図1参照)。この突部32の最大外径は、前述の結合部材20の突部27の最小内径より僅かに大きく形成されており、圧入変形により突部27を介して拡径部28に押し込められる。また、突部32の軸方向寸法は、前述の拡径部28の軸方向寸法より僅かに小さくなるように形成されている。これにより、フェルール30の後端部が結合部材20の継手本体側側面に形成された凹部に対し、着脱自在に、かつ、結合部材20に仮止めされて一体化されたまま搬送可能に、かつ、継手本体10に対し組み付け可能に構成されている。
フェルール30の後端面における配管挿通孔31との交差により形成される角部が後エッジ部を形成している。
また、フェルール30には、配管挿通孔31の内周面から外周方向に切り込まれた2つの切込部33、34が形成されている。軸方向の先端部に形成された切込部33は、この切込部33の前方にある先端部35の変形を容易にするためのものである。切込部33は、軸心方向に切断した断面形状が直角三角形であって、後方の切込面と配管挿通孔31との交差により形成される角部が前エッジ部を形成している。また、軸方向の後方よりに形成された切込部34は、外周側に短い辺を備えた略三角形状に形成されており、外周側に薄肉部36を形成している。このため、フェルール30は、薄肉部36をヒンジのようにして前後部が軸心側に曲がり易くなっている。この結果、フェルール30の前部の外周面を成すテーパ面がカム面19に密着し易くなるとともに、フェルール30の後端に形成される後エッジ部が配管Pに食い込み易くなっている。
以上のように形成されるフェルール30は、部品としての搬送及び管理段階において、その後端部が結合部材20に仮止めされて一体化される。この仮止めは、フェルール30の中心軸と結合部材20の中心軸とを芯合せした状態として、フェルール30の後端部を結合部材20の凹部に押し付けることにより、フェルール30の突部32が内向き突部27と係合して拡径部28内に圧入されることにより行われている。なお、この内向き突部27と外向き突部32の引っ掛かりは僅かであるため、取り外すことも可能である。
次に、以上のように構成された本結合部材による配管接続方法について説明する。
継手本体10及び結合部材20により配管Pを接続するに際しては、まず継手本体10を所定の箇所に取り付ける、この継手本体10が取り付けられる対象としては、配管、閉鎖弁等の各種機器の配管接続ポートである。一方、接続すべき配管Pを、フェルール30が仮止めされた状態の結合部材20の配管貫通孔21及びフェルール30の配管挿通孔31に貫挿させて結合部材20を配管Pに外装する。この外装作業は、フェルール30が仮止めされた状態の結合部材20を継手本体10から分離した状態として配管Pに外装してもよいし、フェルール30が仮止めされた状態の結合部材20を継手本体10に緩く螺合した状態としておいて、結合部材20の後方から配管Pを挿入するようにしてもよい。そして、配管Pの先端部をフェルール30の配管挿通孔31を通して配管差込口16に挿入し、その先端を段部18の段差状の端面に当接させた状態として結合部材20を継手本体10に締結する。この螺合により図1に示すようにフェルール30の後端部が押圧面26に当接した状態となる。
この状態から引き続き結合部材20が手回しで締め付けられ、フェルール30における切込部33の前方の先端部35が配管Pと配管差込口16との間に楔状に差し込まれるか、又は配管Pに食い込んで配管Pが拘束され、これにより、配管Pが仮保持される。この手回しにおいて、回転トルクの向上を図ったのが本発明であって、図3に記載のように行われる。
図3は、本実施の形態における配管仮保持工程の説明図であって、この図に示すように、図1の状態の食い込み式管継手1の把持部24の挿入穴25に1個の棒状部材40が挿入されて着脱自在に取り付けられている。挿入穴25は、前述のように、六角ナット形状を成す把持面のうちの3面に開口するように径方向に設けられているが、図3においては、上面に向けて開口する挿入穴25(図2(b)参照)が選択されている。このような棒状部材40が挿入穴25に挿入されることによりに、把持部24の外周側へ径方向に突出する棒状部材40の部分が食い込み式管継手1を把持する作業者の左手の親指などの指Fで押圧されている。これにより、結合部材20が手回しで回転される。
把持部24の挿入穴25に挿入する棒状部材40は、弾力性のある材料を使用することが好ましく、この実施の形態においてはプラスチック製とされている。このように棒状部材40に弾力性のある材料を使用するのは、次の理由による。この実施の形態におけるように継手本体10が被接続側の配管Paに取り付けられている場合であって、棒状部材40として剛性の大きい材料が使用されていると、誤って棒状部材40に過剰な力が加えられた場合に継手本体10と被接続側の配管Paとの接合部や被接続側の配管Paなどに過大な力が伝達される場合がある。しかしながら、棒状部材40に弾力性のある材料が使用されていると、継手本体10と被接続側の配管Paとの接合部や被接続側の配管Paなどに伝達される力を抑制することができる。
また、棒状部材40は、図4の外観斜視図に示すように断面が一定の円形であり、さらに、把持部24に取り付けられた状態において、把持部24の外周側へ径方向に突出する長さが作業者の親指などの指Fをかけることができる程度の長さに形成されている。この実施の形態における棒状部材40においては、挿入穴25に挿入される挿入部と、作業者の指Fで押圧される押圧部との区別は必要でなく、何れの端部も挿入穴25に挿入可能である。また、この棒状部材40は断面が円形であるので、円周方向の向きは何れを向いていても構わない。
以上のようにして、配管仮保持工程が終了すると、今度は一般の締結工具を使用して結合部材20をさらに締め付ける。これにより、フェルール30の薄肉部36を中心として前部の前エッジ部が配管Pに食い込むように傾斜するとともに、後部の後エッジ部が配管Pに食い込むように傾斜して、結合部材20の締結工程が進行する。そして、フェルール30における前エッジ部及び後エッジ部の食い込みが所定量に達すると、図5に示すように、継手本体10の雌ねじ筒部13の端部と円盤状スリット22の継手本体側の面とが略一致する。また、このような状態まで結合部材20が締め付けられると、回転トルクが所定値に到達し、管状連結部22aが切断されて継手本体10の雌ねじ筒部13から突出した状態にある把持部24が切断される。これにより結合部材20の配管接続作業が完了する。
なお、上記のような状態で締結された配管接続部は、把持部24が切断されるため誰もが簡単に管接続部23の螺合を緩めることができないが、前述の係合穴部29を利用する専用工具60を用いることにより、この管接続部23を緩めることができる。
この専用工具60は、図6に示すように、半円盤状の基体部61に柄部62が取り付けられている。基体部61の半円状穴63の内周半径は配管Pよりやや大径に形成されている。また、基体部61の側面に、管接続部23の4個の係合穴部29の内の任意の隣り合う3個に係合可能な3個の円柱状の係合突部64が形成されている。
配管接続部の解除は、専用工具60の係合突部64を管接続部23の任意の隣り合う3個の係合穴部29に係合させ、柄部62に力を入れて基体部61を回転させることにより、管接続部23を回転させて継手本体10との螺合を緩めることができ、配管Pを継手本体10から取り外すことができる。この配管接続解除方法によれば、配管Pを切断することなく、配管Pを取り外すことができるので配管接続解除工事が簡単になる。また、継手本体10を残した状態で配管Pを取り外すとともに、結合部材20に仮止めされていたフェルール30を引き抜くことにより、この継手本体10に対し新たなフェルール30を用いて配管Pを再度接続することができる。
次に以上のように構成された本実施の形態に係る食い込み式管接続構造によれば次のような効果を奏することができる。
(1)結合部材20を手回しで回転させてフェルール30の先端部35により配管Pを拘束して配管Pを仮保持する場合に、把持部24の外周側へ径方向に延びるように着脱自在に取り付けられた1個の棒状部材40に対し作業者が指先に力を加えることにより、結合部材20の回転トルクを向上して伝達することができる。したがって、手回しで結合部材20を締め付けるときの回転トルク不足を回避することができる。また、結合部材20を手回しで締め付けるときのみ棒状部材40を取り付ければよく、他の作業においては棒状部材40を取り外しておくことにより、棒状部材40が邪魔になるようなことがない。
(2)また、棒状部材40は、把持部24に形成された挿入穴25に挿入されて着脱自在に取り付けられているので、棒状部材40の抜き差しにより棒状部材40を容易に着脱することができる。
(3)また、棒状部材40は、把持部24に取り付けられた状態において、把持部24の外周側へ径方向に突出する長さが作業者の指Fをかけることができる程度とされているので、結合部材20を容易に手回しすることができる。
(4)棒状部材40は弾力性のある材料から形成されているので、仮に、棒状部材40に対し大きな力が作用したとしても、継手本体10と被接続側の配管Paとの接合部や被接続側の配管Paなどに過大な力が伝達されることがない。
(5)また、棒状部材40は、プラスチック製であるので、棒状部材の形成が容易であり、手ざわりも柔らかくなり作業性がよい。
(6)また、挿入穴25は、把持部24の外周面に開口するように径方向に設けられているので、挿入穴25に棒状部材40を挿入し、この棒状部材40における挿入穴25から把持部24の外側に延びる部分において、作業者の指先から結合部材20を回転させる力を加えることができる。このため、結合部材20を回転させる力が直接的に把持部24に伝達されるので、棒状部材40を介して把持部24に伝達される力が回転トルクとして有効に伝達される。
(7)また、この場合において、挿入穴25は把持部24の外周面に複数(この実施の形態では3個)形成されているので、1個の棒状部材40の挿入する挿入穴25をこの複数の挿入穴25から選択し、略上方となるような位置の挿入穴25とすることにより、押圧部(指Fを押し当てる部分)を適切な位置に調整することが可能になる。例えば、挿入穴25が1個の場合には、挿入穴25の位置が把持部24の向こう側の面に開口していることもあり、このような場合には指Fで棒状部材40を手前側から押すことができないので、スペースの都合により押圧することが困難な場合が生ずる。
(8)また、把持部24は外形が六角ナット状に形成され、挿入穴25は把持部24における六角ナット状を成す3面に形成されているので、スパナ、モンキーレンチなどの一般締結工具を使用して結合部材20を締結することが容易になる。また、把持部24の回転角度位置がどのような角度であっても、1個の棒状部材40を挿入する挿入穴25を選択することにより押圧部の位置を適切な位置にすることが可能になる。
(9)また、棒状部材40は、断面が一定円形の直線状の部材であるので、棒状部材40の軸心周りの向きや、挿入穴25に挿入する端部か何れかをチェックすることなく、棒状部材40を挿入穴25に挿入することができる。従って、棒状部材40の取付作業が簡単である。また、指Fの触れる感触も常に同一となる。また、棒状部材40は単純な形状であるので製作が容易である。
(10)また、螺合部としての雌ねじ部13aが雌ねじ筒部13の内周面に形成された継手本体10に対し結合部材20が締結された状態において、把持部24のみが継手本体10から突出するとともに、継手本体10の雌ねじ筒部13内に収納された部分から分離される。このような構成となっているため、配管接続完了後に誰もが簡単に接続部を緩めることができなくなるとともに、手回しで結合部材20を締め付けることができるコンパクトな構成となっている。
(11)また、結合部材20が継手本体10に締結された状態において、継手本体10の雌ねじ筒部13内に収納された部分、すなわち管接続部23の側面に専用工具60を係合することのできる係合部として係合穴部29が形成されているので、必要なときに配管接続部を緩めて配管Pを取り外すことができる。また、この係合穴部29は、配管Pを仮保持するために手回しで結合部材20を締め付ける作業に対し障害とはならない。
(12)本実施の形態に係る食い込み式管接続構造を用いた、弁、食い込み式管継手1は、配管接続作業において初期段階において配管Pを仮保持することができるので、配管接続作業を容易化することができる。
(13)また、本実施の形態に係るこのような弁或は食い込み式管継手1を冷媒回路に用いた冷凍装置は、配管接続作業において初期段階において配管Pを仮保持することができるので、配管接続作業を容易化することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について図7に基づき説明する。
実施の形態2は、実施の形態1において1個の棒状部材40の形状を変更したものであって、他は実施の形態1と同一の構成である。なお、実施の形態1及び2と同一の構成要素には同一の符号を用いている。
この実施の形態における棒状部材40は、直線状の棒状部材であるが、一端側を挿入穴に挿入される部分、すなわち挿入部41とするとともに、他端側を作業者が指Fを押し当てて力を入れる部分、すなわち、押圧部42としたものである。また、この棒状部材40は、挿入部41の断面は、図7(c)に示すように円形であり、押圧部42の断面は、部分円形であって、外表面の一部を平面42aにしたものである。また、作業者の指Fを平面42aに当接させることを意図している。
実施の形態2における棒状部材40によれば、作業者の指Fが押し当てられる押圧部42が平面状の面に形成されているので、力を入れる指Fが滑りにくくなり、発生させる回転トルクを大きくすることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について図に基づき説明する。
実施の形態3は、実施の形態1において1個の棒状部材40の形状を変更したものであって、他の構成は実施の形態1と同一の構成である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を用いている。
この実施の形態における棒状部材40は、図8(a)に示すようにL字状の棒状部材とし、L字状を成す一方の辺を短辺部45とするとともに他方の辺を長辺部46としている。また、断面形状は、短辺部45及び長辺部46の何れにおいても同一の円形としている。したがって、短辺部45及び長辺部46の何れもが挿入部或いは押圧部ともなり得る構成である。
この実施の形態によれば、棒状部材40は、断面が一定円形の略L字状の部材に形成されているので、把持部24の回転角度位置により棒状部材40の軸心周りの取付角度を調節するとともに、略L字状を成す短辺部45及び長辺部46の何れを押圧部とするかを選択することにより、作業性を向上させることができる。例えば、図8(b)に示すように、挿入穴25が前方斜め上方を向くように把持部24の回転角度位置がなっている場合には、長辺部46の端部を挿入穴25に挿入し、挿入穴25から外部へ突出している部分に作業者が指Fを押し当てる。このようにすることにより、無理な姿勢をとることなく棒状部材40を介して結合部材20を回転することができる。また、図8(c)に示すように、挿入穴25が後方斜め上方を向くように把持部24の回転角度位置がなっている場合には、短辺部45の端部を挿入穴25に挿入するとともに長辺部46を前方に傾斜するようにし、長辺部46に作業者が指Fを押し当てる。このようにすることにより、無理な姿勢をとることなく棒状部材40を介して結合部材20を回転することができる。また、この場合には短辺部45を挿入しているので、指を押し当てる長辺部46が配管Pの中心から遠く離れすぎて作業が難しくなるようなことがない。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について図9に基づき説明する。
実施の形態9は、実施の形態1において、把持部24に設ける挿入穴25の位置及び断面形状を変更するとともに、棒状部材40の形状を変更したものであって、その他の構成は実施の形態1と同一の構成である。なお、実施の形態1〜3と同一の構成要素には同一の符号を用いている。
この実施の形態1における挿入穴25は、図9(c)に示すように、把持部24における反継手本体側の側面に開口するように、かつ結合部材20の中心と平行に4個設けられている。挿入穴25の位置は、加工用孔29aの間に形成されている。また、挿入穴25の断面形状は、正方形に形成されている。
一方、棒状部材40は、図9(a)に示すように、L字状とし、L字状を成す一方の辺を短辺部45とするとともに他方の辺を長辺部46としている。また、この棒状部材40の断面形状は、短辺部45及び長辺部46の何れにおいても同一の正方形であり、挿入穴25に挿入できる大きさに形成されている。そして、図9(b)に示すように、短辺部45を挿入部41とし、長辺部46を押圧部42として使用される。
以上のように構成された実施の形態4によれば、挿入穴25の断面形状が非円形の正方形として構成されているので、作業者の指先の力を棒状部材40における押圧部42である長辺部46に力を加えても、棒状部材40が挿入穴25内において回転することがない。したがって、棒状部材40をL字状のような簡単な形状としても、短辺部45が挿入穴25に挿入された状態において、押圧部42に力を加えることにより結合部材20に対し回転トルクを付与することができる。また、挿入穴25は、把持部24における反継手本体側の側面に複数(この実施の形態では4個)形成されているので、把持部24の回転角度位置に応じ棒状部材40を挿入する挿入穴25を選択することにより、無理な姿勢をとることなく棒状部材40を介して結合部材20を回転することができる。また、この場合には短辺部45を挿入しているので、指を押し当てる長辺部46(押圧部42)が把持部24から離れる距離が短くなるので、作業性を高くすることができる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5について図10に基づき説明する。
実施の形態10は、実施の形態1において、把持部24に設ける挿入穴25を変更するとともに、棒状部材40の形状を変更したものであって、その他の構成は実施の形態1と同一の構成である。なお、実施の形態1〜4と同一の構成要素には同一の符号を用いている。
この実施の形態5においては、把持部24には棒状部材40を挿入するための専用の挿入穴25は設けられていない。また、専用の挿入穴25を設けることに代えて、加工用孔29aが棒状部材40の挿入穴25として兼用されている。なお、加工用孔29aは、断面形状が円形であるため、例えば、実施の形態2のような断面円形の単純なL字状の棒状部材を用いると、棒状部材40が加工用孔29a内で空回りする。そこで、この実施の形態においては、棒状部材40を特殊な形状に形成している。
この実施の形態における棒状部材40は、図10に示すように、側方から見ると一方の片が長く他方の片が短いL字状を成しているが、短い片である短辺部45は、結合部材20の中心線と平行方向に延びるように2個形成されるとともに、挿入穴25を兼用する2個の加工用孔29aに挿入される挿入部41として使用される。また、長い片である長辺部46は、作業者の指Fが押し当てられる押圧部42として使用される。この棒状部材40における挿入部41及び押圧部42の断面形状は共に円形である。また、押圧部42は、結合部材20の径方向外側に延びるように形成されるとともに前記2個の挿入部41と一体的に形成されている。したがって、挿入部41が加工用孔29aに挿入された状態において前方から棒状部材40を見るとL字状に形成されている。
実施の形態5によれば、挿入穴を兼用する加工用孔29aは、断面形状が円形であるが、棒状部材40の挿入部41が2個形成されているので、棒状部材40が加工用孔29aに挿入された状態で空回りすることがない。このように棒状部材40の挿入穴25として断面円形のものを利用することができるので、挿入穴25としての加工を容易に行うことができる。
(変形例)
上記実施の形態において以下のように変更することもできる。
・実施の形態1〜5における挿入穴25の個数は、それぞれ図示されたものに拘泥されずに他の個数に変更することができる。例えば、実施の形態1〜3において挿入穴25は3個形成されているが、4個以上としてもよい。また、実施の形態4において、挿入穴25が4個設けられているが、加工用孔29aの間において3個としてもよい。また、実施の形態5において、挿入穴25を兼用する加工用孔29aが4個設けられているが、これを6個としてもよい。
・実施の形態1〜5においては、1個の棒状部材40のみが複数の挿入穴25に選択的に挿入されていたが、挿入穴25に挿入される棒状部材40は1個に限らず複数個を同時に複数の挿入穴25に挿入するようにしてもよい。例えば、実施の形態1において、把持部24の六角形を成す外周面に挿入穴25が分散されて3個形成されているが、配管仮止め作業の当初から3個の挿入穴の内の任意の2個或いは全ての挿入穴25に並列的に棒状部材40を挿入するようにしてもよい。このようにした場合は、押圧しやすい棒状部材40に対し指先から力を加えるようにしてもよいし、あるいは、2個又は3個の棒状部材40に対し同時に指先から力を加えるようにしてもよい。また、挿入される棒状部材40は同一の形状に拘泥されない。例えば、実施の形態2や実施の形態3の棒状部材40を、実施の形態1の棒状部材40に混ぜて挿入するようにしてもよい。なお、実施の形態5のような場合においても、2個の棒状部材を加工用孔29a(挿入穴25)に挿入するようにしてもよい。
・実施の形態1〜5における挿入穴25の断面形状は、それぞれ図示されたものに拘泥されずに他の形状に変更することもできる。ただし、この場合は挿入穴25に挿入される棒状部材40の挿入部41の形状をこれに合わせて変更する必要がある。例えば、実施の形態1〜3及び5において挿入穴25の断面形状は円形であるが、これを楕円、正方形等の多角形などの他の形状としてもよい。また、実施の形態4において挿入穴25の断面形状は正方形であるが、非円形の形状であればよく、楕円形、六角形などの他の多角形としてもよい。
・実施の形態3において、棒状部材40は短辺部45と長辺部46とからなるL字状に形成されているが、L字状を構成する各辺を同一の長さとしてもよい。
・また、実施の形態3において、長辺部46を押圧部42として利用することを前提とし、この長辺部46の一部に指Fを押し付けるための平面を構成してもよい。例えば、図8(b)及び(c)における指Fの当接部を平面としてもよい。
・実施の形態4は、短辺部45を挿入部41とし、長辺部46を押圧部42としているので、短辺部45と長辺部46とで形状を異なるようにすることもできる。例えば、短辺部45は正方形、楕円形などの非円形として挿入穴25内での空回りを防止し、長辺部46を断面円形としてもよい。また、この長辺部46を、指Fの当接する部分を平面とした部分円形の断面形状としてもよい。
・実施の形態4において、棒状部材40はL字状に形成しているが、長辺部46が押圧部42として使用できる形状であればよいので、短辺部45と長辺部46とが直角に交差するものでなく、直角より角度の小さい角度で交差するようにしたものでもよい。
・実施の形態5において、棒状部材40の挿入部41は2個設けられているが、3個以上としてもよい。例えば、3個の加工用孔29aに挿入されるように3個の挿入部41を設けたものとしてもよい。
・実施の形態5において加工用孔29aが挿入穴25を兼用しているが、これに拘泥されることはない。例えば、加工用孔29aとは別に専用の挿入穴25を設けるようにしてもよい。また、把持部24に加工用孔29aが形成されていない場合には、専用の挿入穴25を設けるようにしてもよい。
・各実施の形態において、フェルール30は、継手本体10及び結合部材20とは別体に形成されるとともに、部品の段階で結合部材20に仮止めされるように形成されているが、仮止めされない独立型としてもよい。また、フェルール30は、結合部材20と一体に形成され、配管接続開始時にフェルール30が分離されてその後に独立のフェルールとして機能するものでもよい。
・各実施の形態において、フェルール30を結合部材20に仮止めする機構は、結合部材20に対し回動可能及び所定範囲内で軸方向に移動可能に仮止めされるとともに、結合部材20に仮止めされて一体化されたたまま搬送可能、かつ、継手本体10に対し組み付け可能に構成される構造であれば他の構造に変更してもよい。
・各実施の形態において、継手本体10は、ソケット部12には被接続側装置の配管Paがロー付けされる構造となっているが、ソケット部12の外周に雄ねじを形成し、被接続装置内の閉鎖弁等の機器類に直接継手本体10を取り付ける構造としてもよい。
・各実施の形態において、結合部材20は、締結過程において管接続部23と把持部24とに分割しない構造としてもよい。
本発明は、冷凍装置、空気調和装置、給湯器等の温水装置、給水装置、一般の製造設備などにおける冷媒回路、水回路、ガス回路などに使用される食い込み式管接続構造に対し適用することができる。また、本発明を適用した食い込み式管接続構造は、配管同士の接続、閉鎖弁等の弁における管継手部、その他各種装置における管継手部に適用することができる。また、本発明を適用した食い込み式管接続構造が対象とする配管は、銅管、ステンレス管などの金属管を初め樹脂配管をも包含する。
F…指、P…配管、1…食い込み式管継手、10…継手本体、13…雌ねじ筒部、13a…(螺合部としての)雌ねじ部、16…配管差込口、19…カム面、20…結合部材、24…把持部、25…挿入穴、29…(係合部としての)係合穴部、30…フェルール、35…先端部、40…棒状部材、41…挿入部、42…押圧部、60…専用工具。

Claims (25)

  1. 結合部材が螺合される螺合部と、接続すべき配管の先端を挿入する配管差込口と、配管差込口の入口部に形成されたカム面とを備えた継手本体と、この継手本体に対し、一般締結工具により把持部が把持されて締結される結合部材と、継手本体に対する結合部材の締結により前記カム面に押し付けられるフェルールとを備え、
    前記フェルールは、前記結合部材を手回しで締め付けるときの締付力により、先端部が配管を拘束するように構成され、
    前記結合部材は、手回しによる締め付けをする場合に作業者の指先の力を伝達するための棒状部材が把持部の外周側へ径方向に延びるとともに、把持部に対し着脱自在に取り付けられるように形成されている
    ことを特徴とする食い込み式管接続構造。
  2. 前記結合部材は、前記棒状部材を着脱自在に挿入するための1個以上の挿入穴を有し、
    前記棒状部材は、1個以上であって、前記挿入穴に挿入されて着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の食い込み式管接続構造。
  3. 前記棒状部材は、1個であることを特徴とする請求項2記載の食い込み式管接続構造。
  4. 前記棒状部材は、作業者の指が押し当てられる押圧部が平面状の面に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の食い込み式管接続構造。
  5. 前記棒状部材は、前記把持部に取り付けられた状態において、把持部の外周側へ径方向に突出する長さが作業者の指をかけることができる程度に形成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の食い込み式管接続構造。
  6. 前記棒状部材は、弾力性のある材料からなることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の食い込み式管接続構造。
  7. 前記棒状部材は、弾力性のある材料としてプラスチックが用いられていることを特徴とする請求項6記載の食い込み式管接続構造。
  8. 前記挿入穴は、前記把持部の外周面に開口するように径方向に設けられていることを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載の食い込み式管接続構造。
  9. 前記挿入穴は、前記把持部の外周面に分散されて複数個形成されていることを特徴とする請求項8記載の食い込み式管接続構造。
  10. 前記把持部は外形が六角ナット状に形成され、前記挿入穴は把持部における六角ナット状を成す少なくとも3面に分散されて形成されていることを特徴とする請求項9記載の食い込み式管接続構造。
  11. 前記棒状部材は、断面が一定円形の直線状の部材であることを特徴とする請求項7〜10の何れか1項に記載の食い込み式管接続構造。
  12. 前記棒状部材は、断面が一定円形の略L字状の部材であることを特徴とする請求項7〜10の何れか1項に記載の食い込み式管接続構造。
  13. 前記棒状部材は、略L字状を形成する一方の辺の長さが他方の片に比し短いことを特徴とする請求項12記載の食い込み式管接続構造。
  14. 前記挿入穴は、把持部における反継手本体側の側面に開口するように結合部材の中心線と平行に設けられるとともに、棒状部材は、挿入穴に挿入される挿入部と指が触れる押圧部とが交差するように形成されていることを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載の食い込み式管接続構造。
  15. 前記挿入穴は、前記把持部における反継手本体側の側面に複数個形成されていることを特徴とする請求項14記載の食い込み式管接続構造。
  16. 前記挿入穴は非円形に形成されていることを特徴とする請求項14又は15記載の食い込み式管接続構造。
  17. 前記棒状部材は、略L字状の部材であって、少なくとも前記挿入穴に挿入される挿入部の断面形状が前記挿入穴と略同一の非円形であることを特徴とする請求項16記載の食い込み式管接続構造。
  18. 前記棒状部材は、略L字状を形成する短い方の片が前記挿入穴に挿入される挿入部に形成されていることを特徴とする請求項17記載の食い込み式管接続構造。
  19. 前記挿入穴は、前記把持部における反継手本体側の側面に複数個形成されるとともに、断面円形に形成され、さらに、前記棒状部材は、前記挿入穴に挿入される結合部材の中心線と平行方向に延びる2個の挿入部と作業者の指が当接される押圧部とを有し、この押圧部は、結合部材の径方向外側に延びるように形成されるとともに前記挿入部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項15記載の食い込み式管接続構造。
  20. 前記継手本体は、螺合部が雌ねじ筒部に形成され、前記結合部材は、継手本体に締結された状態において、前記把持部以外の部分が継手本体の雌ねじ筒部内に収納されるとともに、前記把持部がこの継手本体の雌ねじ筒部内に収納された部分から分離されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜19の何れか1項に記載の食い込み式管接続構造。
  21. 前記結合部材は、継手本体に締結された状態において、継手本体の雌ねじ筒部内に収納された部分の側面に専用工具を係合することのできる係合部を備えていることを特徴とする請求項20記載の食い込み式管接続構造。
  22. 請求項1〜21の何れか1項に記載の管接続構造を管継手部に用いた弁。
  23. 請求項1〜21の何れか1項に記載の管接続構造を管継手部に用いた食い込み式管継手。
  24. 請求項22記載の弁を冷媒回路に用いたことを特徴とする冷凍装置。
  25. 請求項23記載の食い込み式管継手を冷媒回路に用いたことを特徴とする冷凍装置。
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