JP3146263U - 配管用継手 - Google Patents

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正紀 向山
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Abstract

【課題】レンチや二股スパナ、六角棒スパナといった工具をわざわざ持ち運ばなくても、作業者が常時携行しているロッド状部材や作業現場に落ちている棒材などを用いて袋ナット体を締め付けたり緩めたりすることを可能にする配管用継手を提供する。
【解決手段】継手本体と、袋ナット体30と、継手本体の雄ねじ部とを有する。袋ナット体30が、その端板部32の挿通孔部34の外側の偏心箇所であって、かつ、端板部32の前側位置に係合機構を設ける。係合機構は、突起61〜62によって形成することができる。突起61,62にロッド状部材70の2箇所を係合させてそのロッド状部材70を回転させると、袋ナット体30が中心回りに回転する。
【選択図】図3

Description

本考案は、配管用継手、特に、継手本体の雄ねじ部に、袋ナット体の雌ねじ部がねじ込まれるようになっている配管用継手に関する。
図5にこの種の従来例としての配管用継手の使用状態を半裁側面図で示してあり、図6には、その配管用継手の構成部品などを半裁断面図で示してある。
図5又は図6に示した従来例としての配管用継手は、内面被覆鋼管などの管体10の端部12が差し込まれる筒状の継手本体20と、管体10にスライド可能に同心状に外嵌される袋ナット体30と、継手本体20に設けられて袋ナット体30の雌ねじ部31をねじ込み可能な雄ねじ部21とを有している。また、図例の継手は、継手本体20に接続された管体10の伸縮を吸収する機能と、管体10と継手本体20との接続箇所を液密又は気密にシールする機能とを備えていて、それらの機能を発揮させるための部品である円筒状のゴムシール40や押輪50を有する。
図5に示した使用状態では、継手本体20に管体10の端部12が差し込まれていると共に、その管体10と継手本体20の径大な膨出状の端部22との隙間にゴムシール40が嵌め込まれている。そして、管体10に外嵌されている押輪50が、管体10に外嵌されて継手本体20の雄ねじ部21にねじ込まれている袋ナット体30の端板部32により押圧されて、その押輪50がゴムシール40を軸方向に圧縮している。この使用状態では、押輪50によって軸方向に圧縮されているゴムシール40が管体10の外周面と継手本体20の端部22の内周面との両方に密着して接続箇所の液密性又は水密性が確保される。また、管体10がゴムシール40に対して摺動することによって管体10の伸縮が吸収される。
以上説明した従来例としての継手では、袋ナット体30の円筒状の筒部33の外周面がローレット加工により滑り止め処理されていたり、筒部33が六角筒部に形成されていたりしていた。そして、袋ナット体30を継手本体20の雄ねじ部21にねじ込んで締め付けるときには、人力で継手本体20の雄ねじ部21にねじ込んだ袋ナット体30を、レンチや二股スパナなどの回転操作のための工具を袋ナット体30の外周部に嵌め込んで回転させることにより締め付けるということを行っていた。また、継手本体20の雄ねじ部21に締め付けられている袋ナット体30を緩めるときにも同様にレンチや二股スパナなどの工具を用いていた。
一方、排水管が接続される継手に用いられる袋ナットについては、小さい工具で締め付けることができるようにするための提案がなされていた(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1によって提案された袋ナットは、筒状の雌ねじ部を有する袋ナット本体の外側端面に、小形の六角棒スパナを係合させるための工具係合孔を有する耳部を放射状に設けてなる。そして、上記耳部に係合させた小形の二股スパナを作業者が回転させたり、あるいは、工具係合孔に係合させた六角棒スパナを作業者が回転させたりすることにより、梃子作用によって袋ナットが締め付けられるようになっている。
特開平10−2468号公報(図1、図2)
上記したところから判るように、図5又は図6に示した袋ナット体30を継手本体20の雄ねじ部21にねじ込んで締め付けたり、締め付けられている袋ナット体30を緩めたりする作業に際しては、レンチや二股スパナなどの回転操作のための工具を袋ナット体30の外周部に嵌め込んで回転させることにより締め付けたり緩めたりしていた。
しかしながら、レンチや二股スパナなどの工具を用いて袋ナット体30を締め付けたり緩めたりするためには、それらの工具を作業場所に持ち運ぶ必要があるだけでなく、それらの工具を袋ナット体にその周囲外側から嵌め込むことのできるスペースが必要になる。そのため、工具を持ち運ぶ不便があるということに加えて、袋ナット体の周囲外側にそれほど広いスペースが確保されていないような狭小の場所では締付け作業や緩め作業に困難が伴うという問題があった。
この点に関し、上掲の特許文献1によって提案されている袋ナットでは、小形の六角棒スパナや小形の二股スパナを用いて袋ナットを締め付けることができるとされてはいるものの、六角棒スパナや二股スパナを用いる必要があるので、それらの六角棒スパナや二股スパナといった工具を作業場所に持ち運ばなければならない不便がある。
本考案は以上の問題や状況に鑑みてなされたものであり、レンチや二股スパナ、六角棒スパナといった工具を作業場所にわざわざ持ち運ばなくても、作業者が常時携行しているロッド状部材、たとえば、作業者が常時携行しているドライバやその他のロッド状の工具、さらには、作業現場に落ちている棒材などを用いて袋ナット体を締め付けたり緩めたりすることが可能であり、しかも、袋ナット体の周囲外側に広いスペースが確保されていない場合であっても、上掲のロッド状部材を用いて袋ナット体を締め付けたり緩めたりすることが容易に可能になる配管用継手を提供することを目的としている。
本考案に係る配管用継手は、管体の端部が差し込まれる筒状の継手本体と、前記管体にスライド可能に同心状に外嵌される袋ナット体と、前記継手本体に設けられて前記袋ナット体の雌ねじ部をねじ込み可能な雄ねじ部と、を有している。そして、上記袋ナット体が、その袋ナット体に備わっている上記管体の挿通孔部の外側の偏心箇所であって、かつ、その袋ナット体の端板部の前側位置に、ロッド状部材を係合させてそのロッド状部材を回転させるときの梃子作用によって上記袋ナット体をその中心回りに回転させることを可能にする係合機構が設けられている。
このように構成された継手によれば、継手本体に端部が差し込まれた管体に外嵌した袋ナット体の雌ねじ部を、上記継手本体の雄ねじ部にねじ込んだり締め付けたり、あるいは、締め付けられている袋ナット体を緩めたりする作業を行うときに、袋ナット体の係合機構にロッド状部材を係合させてそのロッド状部材を袋ナット体の締め付け方向又は緩み方向に回転させると、ロッド状部材に加えられる力が係合機構によって袋ナット体に伝達されてその袋ナット体が締め付け方向又は緩み方向に回転する。ロッド状部材には、作業者が常時携行しているドライバやその他のロッド状の工具、さらには、作業現場に落ちている棒材などを用いることができる。そのため、袋ナット体を締め付けたり緩めたりするときに、冒頭で説明したレンチや二股スパナ、特許文献1に記載されている袋ナットを締め付けるときに用いる六角棒スパナや二股スパナを用いる必要がない。
また、係合機構は、袋ナット体の挿通孔部の外側の偏心箇所に設けられているので、袋ナット体をロッド状部材を用いて回転させるときに、袋ナット体が外嵌されている管体をロッド状部材で傷付けるといった事態の起こることがない。
しかも、係合機構は、袋ナット体の端板部の前側位置に設けられているので、係合機構に対してロッド状部材を袋ナットの端板部の前側から係合させることができる。このことにより、袋ナット体の周囲外側にロッド状部材を係合させるときに使われる広いスペースを確保しておくことは必ずしも必要でない。
本考案では、上記係合機構が、上記袋ナット体の外周部でその袋ナット体の軸線方向に突出され、かつ、上記ロッド状部材の長手方向の異なる2箇所に係合可能な2つ1組の突起でなる、という構成を採用することが可能である。この考案において、係合機構を形成している2つ1組の突起は、袋ナット体の筒部の外周面に短いロッドを袋ナット体の筒部と一体に形成しても、袋ナット体の端板部を切削してその端板部の外周部分に一体に形成しておいてもよい。
本考案では、上記袋ナット体に、2つ1組の突起でなる上記係合機構が2組設けられていて、2組の係合機構に属する4つの上記突起が等角度おきに位置していることが望ましい。この構成であると、袋ナット体には、2組の突起に含まれる4つの突起が90度おきに設けられていることになる。そのため、袋ナット体の周方向で隣合っている任意の2つの突起を利用してロッド状部材を係合させることが可能になる。そのため、ロッド状部材を係合させることのできる箇所が4箇所になり、それだけ作業性が向上する。
本考案では、上記係合機構が、上記袋ナット体の端板部の等角度おきの複数箇所に設けられて上記ロッド状部材を嵌脱可能な溝部でなる、という構成を採用することも可能である。
以上のように、本考案に係る配管用継手によれば、レンチや二股スパナ、六角棒スパナといった工具をわざわざ持ち運ばなくても、作業者が常時携行しているロッド状部材、たとえば、作業者が常時携行しているドライバやその他のロッド状の工具、さらには、作業現場に落ちている棒材などを用いて袋ナット体を締め付けたり緩めたりすることが容易に可能になる。また、袋ナット体の周囲に広いスペースが確保されていない場合であっても、ロッド状部材を用いて袋ナット体を締め付けたり緩めたりすることが可能になるという利便性もある。
図1は本考案に係る配管用継手に用いられる袋ナット体30の概略斜視図である。この袋ナット体30は、内周部に雌ねじ部(不図示)を有する筒部33と、その筒部33の一端部に一体に設けられて中央部に管体の挿通孔部34を有する円板状の端板部32とを備えているほか、筒部33の外周部(具体的は外周面)の等角度おき(90度おき)の4箇所に短いロッドが袋ナット体30の筒部33と一体に設けられている。そして、それらのロッドが端板部32の前側に突き出た突起61,62,63,64として形成されている。
この袋ナット体30において、4箇所の突起61,62,63,64は、袋ナット体30の周方向の隣合う2つで1組の突起61と突起62、及び、他の隣合う2つで1組の突起63と突起64のそれぞれが、袋ナット体30の端板部32の前側位置に設けられた係合機構60を構成している。したがって、これらの係合機構60,60は、袋ナット体30の端板部32に備わっている管体の挿通孔部34の外側の偏心箇所であって、かつ、その袋ナット体30の端板部32の前側位置に設けられていることになる。
係合機構60,60を備えた袋ナット体30は金属製であっても樹脂製であってもよい。この袋ナット体30は、図5を参照して説明したところと同様に、その雌ねじ部31が継手本体20(樹脂の成形品や切削加工品であっても、鋳物製であっても、金属製の切削加工品であってもよい)の雄ねじ部21にねじ込まれる。また、図5によって判るように、使用状態では、継手本体20に管体10の端部12が差し込まれていると共に、その管体10と継手本体20の径大な膨出状の端部22との隙間にゴムシール40が嵌め込まれている。そして、管体10に外嵌されている押輪50が、管体10に外嵌されて継手本体20の雄ねじ部21にねじ込まれている袋ナット体30の端板部32により押圧され、その押輪50よって上記ゴムシール40が軸方向に圧縮されている。したがって、この使用状態では、押輪50によって軸方向に圧縮されているゴムシール40が管体10の外周面と継手本体20の端部22の内周面との両方に密着して接続箇所の液密性又は水密性が確保される。また、管体10のとゴムシール40に対して摺動することによって管体10の伸縮が吸収される。
図3は袋ナット体30をまっすぐなロッド状部材70を用いて締め付ける作業を説明的に示した正面図である。同図において、10は袋ナット体30が外嵌されている管体を示している。袋ナット体30をロッド状部材70を用いて締め付ける作業を行うときには、仮想線で示したように、ロッド状部材70を、袋ナット体30の端板部32の前側から係合機構60を形成している2つ1組の突起61,62の相互間に嵌め込むと共に、ロッド状部材70の長手方向の異なる2箇所のうち、先端側の1箇所に突起62を外側から係合させ、他の1箇所に突起61を内側から係合させる。そして、作業者がロッド状部材70の端部71を手でつかんで図3の矢印Rのように袋ナット体30を締め付ける方向に回転させる。この操作を行うと、ロッド状部材70に加えられた力が、2つ1組の突起61,62を介して袋ナット体30に伝わり、袋ナット体30が締め付け方向に回転してその締め付けが行われる。
上記によって判るように、この実施形態では、ロッド状部材70を、袋ナット体30の端板部32の前側から2つ1組の突起61,62の相互間に嵌め込むので、袋ナット体30の周囲に広いスペースが確保されていなくても、ロッド状部材70を2つ1組の突起61,62の相互間に嵌め込むことが容易に可能である。また、突起61からのロッド状部材70の突出長さを、突起61と突起62との間隔よりも長くしておくと、ロッド状部材70の端部71を手でつかんで回転させたときには、梃子作用によって、袋ナット体を回転させる力も大きくなる。したがって、小さな力で袋ナット体30を強固に締め付けることが可能である。
ロッド状部材70を嵌め込む場所は、係合機構60を形成している2つ1組の突起61,62と、他の係合機構60を形成している2つ1組の突起61,62とに限らず、たとえば、一方の係合機構60を形成している片側の突起とその突起に隣接して他方の係合機構60を形成している片側の突起との間であってもよい。たとえば、突起63と突起62との相互間にロッド状部材70を嵌め込んでもよい。これは、袋ナット体30に、2つ1組の突起でなる係合機構60が2組設けられていて、2組の係合機構60に属する4つの突起61〜64が等角度おきに位置していることによる。
図4は、袋ナット体30をまっすぐなロッド状部材70を用いて緩める作業を説明的に示した正面図である。袋ナット体30をロッド状部材70を用いて緩める作業を行うときには、仮想線で示したように、ロッド状部材70を、袋ナット体30の端板部32の前側から係合機構60を形成している2つ1組の突起61,62の相互間に嵌め込むと共に、ロッド状部材70の長手方向の異なる2箇所のうち、先端側の1箇所に内側から突起62を係合させ、他の1箇所に突起61を外側から係合させる。そして、作業者がロッド状部材70の端部71を手でつかんで図3の矢印Lのように袋ナット体30を緩める方向に回転させる。この操作を行うと、ロッド状部材70に加えられた力が、2つ1組の突起61,62を介して袋ナット体30に伝わり、袋ナット体30が緩む方向に回転してその締め付けが行われる。
このような袋ナット体30を緩める作業を行う場合にも、上記同様に、ロッド状部材70を、袋ナット体30の端板部32の前側から2つ1組の突起61,62の相互間に嵌め込むので、袋ナット体30の周囲に広いスペースが確保する必要がない。また、突起61からのロッド状部材70の突出長さを長くしておくと、ロッド状部材70の端部71を手でつかんで回転させたときには、梃子作用によって、袋ナット体を回転させる力も大きくなる。したがって、小さな力で袋ナット体30を緩めることが可能である。さらに、ロッド状部材70を嵌め込む場所は、一方の係合機構60を形成している片側の突起とその突起に隣接して他方の係合機構60を形成している片側の突起との間であってもよい。たとえば、突起63と突起62との相互間にロッド状部材70を嵌め込んでもよい。
図2は本考案に係る配管用継手に用いられる他の事例による袋ナット体30の概略斜視図である。この袋ナット体30は、内周部に雌ねじ部(不図示)を有する筒部33と、その筒部33の一端部に一体に設けられて中央部に管体の挿通孔部34を有する円板状の端板部32とを備えている、という点で、図1に示した袋ナット体30と同様である。
この事例の袋ナット体30において、図1に示したものと相違している点は、係合機構60が、袋ナット体30の端板部32の等角度おきの複数箇所(図例では3箇所)に設けられてロッド状部材を嵌脱可能な溝部65でなる、という点である。
この袋ナット体30においても、係合機構60を構成している3箇所の溝部65は、袋ナット体30の端板部32に備わっている管体の挿通孔部34の外側の偏心箇所であって、かつ、その袋ナット体30の端板部32の前側位置に設けられていることになる。
この袋ナット体30の使用状態では、図5によって判るように、継手本体20に管体10の端部12が差し込まれていると共に、その管体10と継手本体20の径大な膨出状の端部22との隙間にゴムシール40が嵌め込まれている。そして、管体10に外嵌されている押輪50が、管体10に外嵌されて継手本体20の雄ねじ部21にねじ込まれている袋ナット体30の端板部32により押圧されて上記ゴムシール40を軸方向に圧縮している。したがって、この使用状態では、押輪50に軸方向に圧縮されているゴムシール40が管体10の外周面と継手本体20の端部22の内周面との両方に密着して接続箇所の液密性又は水密性が確保される。また、管体10のとゴムシール40に対して摺動することによって管体10の伸縮が吸収される。
この袋ナット体30をまっすぐなロッド状部材70を用いて締め付けたり緩めたりする作業を行うときには、ロッド状部材を、袋ナット体30の端板部32の前側から係合機構60を形成している1つの溝部65に嵌め込んだ後、作業者がロッド状部材の端部を手でつかんで袋ナット体30を締め付ける方向に回転させたり緩める方向に回転されたりする。この操作を行うと、ロッド状部材70に加えられた力が、溝部65を介して袋ナット体30に伝わり、袋ナット体30が締め付け方向又は緩み方向に回転してその締め付けられたり緩められたりする。
この事例においても、ロッド状部材を、袋ナット体30の端板部32の前側から溝部65に嵌め込むので、袋ナット体30の周囲に広いスペースが確保されていなくても、ロッド状部材を溝部65に嵌め込むことが容易に可能である。また、溝部65からのロッド状部材の突出長さを長くしておくと、ロッド状部材の端部を手でつかんで回転させたときには、梃子作用によって、袋ナット体を回転させる力も大きくなる。したがって、小さな力で袋ナット体30を強固に締め付けることが可能である。
上記において、ロッド状部材70には、作業者が常時携行しているドライバやその他のロッド状の工具、さらには、作業現場に落ちている棒材(パイプ材を含む)などを用いることが可能である。なお、説明の便宜上、図1〜図6において、同一又は相応する部分には同一符号を付してある。
本考案に係る配管用継手に用いられる袋ナット体の概略斜視図である。 本考案に係る配管用継手に用いられる他の事例による袋ナット体の概略斜視図である。 図1の袋ナット体を締め付ける作業を説明的に示した正面図である。 図1の袋ナット体を緩める作業を説明的に示した正面図である。 従来例としての配管用継手の使用状態を示した半裁側面図である。 従来例としての配管用継手の構成部品などを示した半裁断面図である。
符号の説明
10 管体
12 管体の端部
20 継手本体
21 継手本体の雄ねじ部
30 袋ナット体
31 袋ナット体の雌ねじ部
32 袋ナット体の端板部
34 挿通孔部
60 係合機構
61,62,63,64 突起
65 溝部

Claims (4)

  1. 管体の端部が差し込まれる筒状の継手本体と、前記管体にスライド可能に同心状に外嵌される袋ナット体と、前記継手本体に設けられて前記袋ナット体の雌ねじ部をねじ込み可能な雄ねじ部と、を有する配管用継手であって、
    上記袋ナット体が、その袋ナット体の端板部に備わっている上記管体の挿通孔部の外側の偏心箇所であって、かつ、その袋ナット体の端板部の前側位置に、ロッド状部材を係合させてそのロッド状部材を回転させるときの梃子作用によって上記袋ナット体をその中心回りに回転させることを可能にする係合機構が設けられていることを特徴とする配管用継手。
  2. 上記係合機構が、上記袋ナット体の外周部でその袋ナット体の軸線方向に突出され、かつ、上記ロッド状部材の長手方向の異なる2箇所に係合可能な2つ1組の突起でなる請求項1に記載した配管用継手。
  3. 上記袋ナット体に、2つ1組の突起でなる上記係合機構が2組設けられていて、2組の係合機構に属する4つの上記突起が等角度おきに位置している請求項2に記載した配管用継手。
  4. 上記係合機構が、上記袋ナット体の端板部の等角度おきの複数箇所に設けられて上記ロッド状部材を嵌脱可能な溝部でなる請求項1に記載した配管用継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017057894A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 日本ピラー工業株式会社 合成樹脂製の管継手用ナット、管継手および締め付け工具

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