JP5694450B2 - ボルト操作用工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ボルト及びボルトの緩み止めナットを操作するボルト操作用工具に関する。
従来、被対象物に締結されたボルトの緩み止めをする部材として、ボルトの軸部に螺合される緩み止めナットが知られている。緩み止めナットを用いて緩み止めされたボルトが緩められる際には、緩み止めナットが緩められた後、ボルトが緩められる。逆に、ボルトが緩み止めされる際には、ボルトが締め付けられた後、緩み止めナットが締め付けられる。このような、ボルト及び緩み止めナットの操作には、モンキレンチ等の工具が用いられていた。
ところで、モンキレンチ等の工具は、ボルト及び緩み止めナットの軸方向に交差する方向に長い形状をしている。そのため、ボルト及び緩み止めナットの軸方向に交差する方向に十分なスペースが無い場合には、工具の使用がしにくく、作業性が悪くなっていた。
そこで、狭い空間であっても作業効率を向上することが可能な締め付け工具が知られている(例えば、特許文献1)。この締め付け工具は、工具本体に取り付けられて、ダブルナットの一方を回動させる回転ソケットと、工具本体に固定されて、ダブルナットの他方を固定するアタッチメント部を備える。
特開2007−307629号公報
特許文献1に係る締め付け工具では、アタッチメント部が回転ソケットの側方に設けられている。そのため、ロックナットの側方にアタッチメント部を位置させるスペースを確保できない場合には、アタッチメント部を用いることができなかった。そのため、作業効率を向上することはできなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑み、ボルト及び緩み止めナットの周囲にスペースを確保せずとも、作業効率を向上することができるボルト操作用工具を提供することを課題とする。
発明に係るボルト操作用工具は、被対象物に螺合されるボルトとボルトの緩み止めをする緩み止めナットとに用いられるボルト操作用工具であって、緩み止めナット及びボルトを挿入可能なシリンダ本体を有するシリンダ部と、シリンダ部に対してスライド可能に内挿されるロッド本体を有するロッド部と、シリンダ本体に対してロッド本体を軸方向に付勢する付勢部とを備え、シリンダ本体は、長手方向一端に、ボルトの頭部及び緩み止めナットのそれぞれに嵌合可能な径をもつ嵌合部を有し、ロッド本体は、長手方向一端に、嵌合部により抜け止めされるとともに、付勢部の付勢力を用いてボルト頭部に当接する当接部を有し、シリンダ部は、シリンダ本体の軸に交差する方向に延び、シリンダ本体の長手方向他端に回動自在に連結されるハンドル部をさらに有することを特徴とする。
本発明に係る緩み止め用工具によれば、緩み止めナットを緩めた上で、被対象物に締結されたボルトを緩める際と、被対象物にボルトを締結した上で、緩み止めナットを締める際のいずれの場合にも用いることが可能になっている。
被対象物に締結されたボルトが緩められる際、シリンダ本体は、まず、ボルトの頭部を内部に挿入する。具体的に、シリンダ本体の長手方向一端に設けられる嵌合部は、ボルトの頭部を挿通する。そして、ボルト操作用工具がボルトの軸方向に沿って移動されることで、付勢部により付勢され嵌合部により抜け止めされた当接部は、ボルトの頭部に当接する。
その後、シリンダ本体が付勢部の付勢力に抗して被対象物に向かう方向に押し込まれると、嵌合部は、緩み止めナットの位置まで移動され、緩み止めナットに嵌合する。そして、当接部は、ボルトの頭部に当接したまま、付勢力に抗してシリンダ本体に対して軸方向に沿って移動する。このように、緩み止めナット及びボルトを作業性良く緩めることができる。
ここで、シリンダ本体が自身の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体は、嵌合部を介して緩み止めナットを緩める方向に回転する回転力を緩み止めナットに伝達する。これにより、シリンダ本体は、緩み止めナットをボルトの軸に沿って、被対象物から離間する方向に移動させることができ、緩み止めナットを緩められる。
その後、シリンダ本体が付勢力を解除するように押し込みを解除されると、当接部は、付勢力により嵌合部に当接する位置まで移動される。具体的に、当接部は、付勢力により嵌合部に当接する位置まで、ボルトに当接したままの状態で移動される。当接部が嵌合部に当接する位置まで移動すると、嵌合部は、ボルトの頭部の位置まで移動して、ボルトの頭部に嵌合する。
そして、シリンダ本体が自身の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体は、嵌合部を介してボルトを緩める方向に回動する回転力をボルトの頭部に伝達する。これにより、シリンダ本体は、ボルトをその軸に沿って被対象物から離間する方向に移動する。これにより、ボルトが緩められる。このように、緩み止めナットを用いて緩み止めされたボルトを作業性良く緩めることができる。
一方、被対象物に締結されたボルトが締められる際、シリンダ本体は、まず、ボルト頭部を内部に挿入する。具体的に、シリンダ本体の長手方向一端に設けられるナット嵌合部は、ボルトの頭部に嵌合する。そして、ロッド本体の当接部は、ボルトの頭部に当接する。
この状態で、シリンダ本体が自身の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体は、嵌合部を介してボルトを締め付け方向に回動する回転力をボルトに伝達する。これにより、シリンダ本体は、ボルトを被対象物に対して接近する方向に移動させ、被対象物に対してボルトを締め付ける。
ボルトを締め付けた後、当接部がボルトの頭部に当接した状態で、シリンダ本体が付勢力に抗して被対象物に近づくように押し込まれると、当接部は、ボルトの頭部に当接したまま、嵌合部から離れる方向に移動する。また、嵌合部は、緩み止めナットに嵌合する。
この状態で、シリンダ本体が自身の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体は、嵌合部を介して抜け止めナットを締め付け方向に回動する回転力をボルトに伝達する。これにより、シリンダ本体は、抜け止めナットを被対象物に対して接近する方向に移動させ、被対象物に対して抜け止めナットを締め付ける。このように、緩み止めナット及びボルトを作業性良く締めることができる。
上記態様において、シリンダ部は、シリンダ本体の軸に交差する方向に延び、シリンダ本体の長手方向他端に回動自在に連結されるハンドル部をさらに有する。
これにより、ハンドル部を把持した上で、シリンダ本体を回転させることが容
易になるので、緩み止めナット及びボルトの締め付け及び緩めの作業性をさらに向上させ
ることができる。
上記態様において、シリンダ本体は、軸方向に交差する方向に突出するシリンダ把持部をさらに有してもよい。
かかる構成によれば、ボルト又は緩み止めナットを回転させる際に、シリンダ把持部が把持されて回転されることで、ボルト又は緩み止めナットに十分な回転力を伝達することができる。したがって、緩み止めナット及びボルトをより作業性良く緩め又は締めることができる。
以上の如く、本発明に係るボルト操作用工具によれば、ボルト及び緩み止めナットの周囲にスペースを確保せずとも、作業効率を向上することができるというすぐれた効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るボルト操作用工具の概略斜視図を示す。 同実施形態に係るボルト操作用工具をボルト及び緩み止めナットに用いる際の概略斜視図を示す。 同実施形態に係るボルト操作用工具をボルトの頭部及び緩み止めナットに取り付けた際の概略斜視図を示す。 本発明の第2実施形態に係るボルト操作用工具の概略斜視図を示す。 同実施形態に係るボルト操作用工具をボルト及び緩み止めナットに用いる際の概略斜視図を示す。 同実施形態に係るボルト操作用工具で緩み止めナットを回動操作する際の概略斜視図を示す。 同実施形態に係るボルト操作用工具でボルトを回動操作する際の概略斜視図を示す。
以下、本発明に係るボルト操作用工具における第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るボルト操作用工具1は、被対象物50に螺合されるボルト61とボルト61の緩み止めをする緩み止めナット62とに用いられるボルト操作用工具1であって、緩み止めナット62及びボルト61を挿入可能なシリンダ本体11を有するシリンダ部10と、シリンダ部10に対して回転自在且つスライド自在に内挿されるロッド本体21を有するロッド部20とを備える。本実施形態において、被対象物50は、ディーゼル発電機に設けられた、ターニング運転時に水や油等が排出されないかを確認するための弁(インジケータコック)であり、ボルト61が緩み止めナット62によって被対象物50に緩み止めされている。ここで、ボルト61の頭部の径は、緩み止めナット62の外形と同じ又はより小さい径で形成されている。
シリンダ本体11は、円筒状に形成される胴部111と、長手方向一端に、ボルト61の頭部を挿通可能且つ緩み止めナット62の周全体に嵌合可能な径をもつナット嵌合部112と、長手方向他端に、胴部111よりも縮径して形成される縮径部113とを有する。
胴部111は、両端を開口する円筒状に形成され、ロッド本体21を軸心回りに回動自在とする内径で形成される。また、胴部111は、ロッド本体21の軸心と胴部111の軸心とを合わせるようにロッド本体21を内挿する。
ナット嵌合部112は、胴部111の長手方向一端で、胴部111の内径に対してより小さい内径で形成される。また、ナット嵌合部112は、緩み止めナット62に嵌合可能な内径で形成される。そして、ナット嵌合部112は、内周形状を緩み止めナット62の外周形状に合わせて形成される。本実施形態において、ナット嵌合部112は、六角ナットである緩み止めナット62の外周形状に合わせて、内周形状を六角形状に形成される。さらに、緩み止めナット62は、緩み止めナット62の厚さに比べ、同じ又はより厚い形状で形成される。
縮径部113は、胴部111の内径に対してより縮径して形成される。そして、縮径部113は、ロッド本体21の径よりもより大きい径で形成される。
シリンダ部10は、さらに、シリンダ本体11の軸に交差する方向に延び、胴部111の長手方向他端に接続されるシリンダ把持部12をさらに有する。本実施形態において、シリンダ把持部12は、一対に設けられ、それぞれが十分に把持可能な長さで形成される。シリンダ把持部12,12のそれぞれは、一方のシリンダ把持部12の長さ方向の延長線上に他方のシリンダ把持部12を設けるように構成される。そして、シリンダ把持部12,12は、胴部111の側面にそれぞれ接続される。
ロッド本体21は、円柱状に形成される棒状部211と、長手方向一端にボルト61の頭部に嵌合可能な径をもつボルト嵌合部212とを有する。
棒状部211は、直線状に形成され、シリンダ本体11に挿通して設けられる。具体的に、棒状部211は、直線状に形成され、長手方向一端を胴部111の位置であり、長手方向他端を縮径部113から突出するように挿通して設けられる。棒状部211は、縮径部113と同じ又はより小さい径で形成されることで、軸心回りに回動可能であり、且つ胴部111に対して軸心方向にスライド可能になっている。
ボルト嵌合部212は、棒状部211の長手方向先端に接続され、円柱状に形成される。ボルト嵌合部212は、円柱状に形成され、胴部111の内径と同径又はより小さい径で形成される。また、ボルト嵌合部212は、ロッド本体21の棒状部211よりも拡径して構成され、これにより縮径部113により抜け止めされる。このような構成にすることで、ボルト嵌合部212が縮径部113により抜け止めされるので、ボルト操作用工具1の運搬時に、シリンダ部10とロッド部20が分解してしまうことを防止できる。そして、ボルト嵌合部212は、ボルト61の頭部の形状に合わせて表面から陥没するボルト嵌合溝213を有する。
ボルト嵌合溝213は、ナット嵌合部112に対抗する面に形成される。また、ボルト嵌合溝213は、緩み止めナット62の頭部の径に合わせて陥没して形成される。そして、ボルト嵌合溝213は、緩み止めナット62の外周形状に合わせた形状で軸方向に陥没して形成される。さらに、ボルト嵌合溝213は、ボルト61の頭部の厚さと同じ又はより大きい深さで形成される。このような構成により、ボルト嵌合溝213がボルト61の頭部の周全体に嵌合する。これにより、ボルト嵌合溝213は、ボルト61の頭部の周全体に回転力を伝達することができる。
ロッド部20はさらに、ロッド本体21の軸方向に交差する方向に延び、ロッド本体21の長手方向他端に接続されるロッド把持部22をさらに有する。
ロッド把持部22は、長手方向の中央で棒状部211の長手方向他端に接続される。ロッド把持部22は、棒状部211を軸心回りに回転可能にするとともに、シリンダ本体11に対して棒状部211を軸方向に移動可能にしている。このような構成により、ボルト嵌合部212がボルト61を嵌合した状態で、ロッド把持部22が回動されることで、より大きな回転力をボルト61の頭部に伝達することができる。
本実施形態に係るボルト操作用工具1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るボルト操作用工具1の作用について説明する。
本実施形態に係るボルト操作用工具1によれば、緩み止めナット62を緩めた上で、被対象物50に締結されたボルト61を緩める際と、被対象物50にボルト61を締結した上で、緩み止めナット62を締める際のいずれの場合にも用いることが可能になっている。そこで、それぞれの場合について説明する。
(ボルト61を緩める場合)
被対象物50に締結されたボルト61が緩められる際、ボルト操作用工具1は、ボルト61の頭部上方からボルト61に向けて、長手方向一端をボルト61に向けた状態にされる。そして、図3に示すように、ボルト操作用工具1は、ボルト61の軸位置とシリンダ本体11の軸位置とを合わせるように位置合わせされて移動される。
ボルト操作用工具1がこのように移動されることで、シリンダ本体11の長手方向一端は、まず、ボルト61の頭部を内部に挿入する。具体的に、シリンダ本体11の長手方向一端に設けられるナット嵌合部112は、ボルト61の頭部を挿通する。そして、さらにボルト操作用工具1が移動されることで、最終的に、図3に示すように、ナット嵌合部112は、緩み止めナット62の軸方向上方から緩み止めナット62に嵌合する位置まで移動される。この状態で、ナット嵌合部112は、緩み止めナット62の周全体に嵌合する。
ロッド本体21は、シリンダ本体11(具体的には、胴部111)にスライド自在に内挿されており、ナット嵌合部112によって挿通されたボルト61の頭部は、このようなロッド本体21の長手方向一端に当接する。ここで、ボルト嵌合部212に設けられたボルト嵌合溝213にボルト61の頭部が挿入されるとことで、ロッド本体21の長手方向一端に設けられたボルト嵌合部212は、ナット嵌合部112に挿通されたボルト61の頭部に嵌合する。
このような状態で、シリンダ把持部12及びロッド把持部22が把持され、シリンダ把持部12がロッド把持部22に対して、シリンダ本体11の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体11は、ナット嵌合部112を介して緩み止めナット62を緩める方向に回動する回転力を緩み止めナット62に伝達する。これにより、シリンダ本体11は、緩み止めナット62をボルト61の軸に沿って被対象物50から離間する方向に移動させることで、ボルト61の緩み止めを解除する。このとき、ロッド本体21は、ロッド把持部22を把持され、シリンダ本体11に対して回動自在に構成されていることから回転せず、ボルト嵌合部212(ボルト嵌合溝213)に嵌合されているボルト61は回転しない。
次に、ロッド本体21がシリンダ本体11に対して棒状部211の軸を支点として所定の方向に回動されると、ロッド本体21は、ボルト嵌合部212を介してボルト61を緩める方向に回動する回転力をボルト61に伝達する。これにより、ロッド本体21は、ボルト61を被対象物50に対して離間する方向に移動させることで、被対象物50に対してボルト61を緩める。このように、緩み止めナット62を用いて緩み止めされたボルト61を作業性良く緩めることができる。
(ボルト61を締める場合)
一方、被対象物50に締結されたボルト61が締められる際、ボルト操作用工具1は、ボルト61を緩める際と同様に、ボルト61の頭部上方からボルト61に向けて、長手方向一端をボルト61に向けた状態にされる。そして、ボルト操作用工具1は、ボルト61の軸位置とシリンダ本体11の軸位置とを合わせるように位置合わせされて移動される。ボルト操作用工具1がこのように移動されることで、シリンダ本体11の長手方向一端は、まず、ボルト61の頭部を内部に挿入する。具体的に、シリンダ本体11の長手方向一端に設けられるナット嵌合部112は、ボルト61の頭部を挿通する。そして、さらにボルト操作用工具1が移動されることで、最終的に、ナット嵌合部112は、緩み止めナット62の軸方向上方から緩み止めナット62に嵌合する位置まで移動される。この状態で、ナット嵌合部112は、緩み止めナット62の周全体に嵌合する。
ロッド本体21は、シリンダ本体11にスライド自在に内挿されており、ナット嵌合部112に挿通されたボルト61の頭部は、このようなシリンダ本体11の長手方向一端に当接する。ここで、ロッド本体21の長手方向一端に設けられたボルト嵌合部212(ボルト嵌合溝213)は、ナット嵌合部112によって挿通されたボルト61の頭部に嵌合する。
このような状態で、ロッド把持部22が把持され、ロッド本体21がシリンダ本体11に対して、棒状部211の軸を支点として所定の方向に回動されると、ロッド本体21は、ボルト嵌合部212を介してボルト61を締め付け方向に回動する回転力をボルト61の頭部に伝達する。これにより、ロッド本体21は、ボルト61を被対象物50に対して接近する方向に移動させることで、被対象物50に対してボルト61を締め付ける。このとき、シリンダ把持部12が把持されていることから、シリンダ本体11は回転せず、したがって、ナット嵌合部112に嵌合されている緩み止めナット62は回動しない。
次に、シリンダ把持部12がシリンダ本体11の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体11は、ナット嵌合部112を介して緩み止めナット62を締める方向に回動する回転力を緩み止めナット62に伝達する。これにより、シリンダ本体11は、緩み止めナット62をシリンダ本体11の軸に沿って被対象物50に接近するように移動させることで、ボルト61を緩み止めする。このように、緩み止めナット62及びボルト61を作業性良く締めることができる。
以上より、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、シリンダ本体11がボルト61及び緩み止めナット62を挿通可能な径を有していればよく、シリンダ本体11以外の部材がボルト61の周囲に必要とされないので、被対象物50の周囲にスペースを確保できないときでも、作業効率を向上することができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、ボルト嵌合部212がシリンダ部10内をスライド自在且つ回動自在に構成されているので、ボルト61の頭部の高さに応じてロッド本体21をスライドさせることで、種々の高さのボルト61についても用いることができる。したがって汎用性を高めることができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、シリンダ本体11及びロッド本体21の軸方向に交差する方向にシリンダ把持部12,12及びロッド把持部22が設けられているので、シリンダ部10及びロッド部20の回転力をより強くする。これにより、ボルト61及び緩み止めナット62の締め付け及び緩めの作業性をより向上することができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、シリンダ部10が円筒状に形成され、ロッド部20はシリンダ部10に内挿される円柱状に形成されているので、ボルト61の周囲にスペースが無い場所であっても、シリンダ本体11及びロッド本体21を回転させることができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、シリンダ部10に対して、ロッド部20が、ボルト嵌合部212及びロッド把持部22によって抜け止めされるので、持ち運びの作業性を向上することができる。
次に、本発明に係るボルト操作用工具1における第2実施形態について、図4〜図7を参照して説明する。なお、図4〜図7において、図1〜図3の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同一の構成又は要素を表す。
図4に示すように、本実施形態に係るボルト操作用工具1は、シリンダ本体11に対してロッド本体21をシリンダ本体11の長手方向一端側に付勢する付勢部30をさらに備える点で第1実施形態と相違する。また、第1実施形態におけるロッド把持部22に代えて、シリンダ部10が、シリンダ本体11の軸に交差する方向に延び、シリンダ本体11の長手方向他端に回動自在に連結されるハンドル部40を有する点で相違する。また、シリンダ部10は、第1実施形態に係るナット嵌合部112に代えて、ボルト61の頭部及び緩み止めナット62のそれぞれに嵌合可能な径をもつ嵌合部114を有する点で異なる。そして、棒状部211が、縮径部113に挿通されていない点で第1実施形態と相違する。さらに、ロッド部20が、第1実施形態のボルト嵌合部212に代えて、付勢部30の付勢力を用いてボルト61の頭部に当接する、ボルト嵌合溝213を有しない当接部214を有する点で相違する。その他の点は、第1実施形態と同様である。なお、本実施形態に係るボルト操作用工具1は、ボルト61及び緩み止めナット62の外径が同じ径又はナット嵌合部112で嵌合可能であるときに用いることができる。
嵌合部114は、構成としてはナット嵌合部112と同じであるので本実施形態での構成の説明をしない。
棒状部211は、第1実施形態における棒状部211に対してより短く構成されており、胴部111内に収納される。
当接部214は、ボルト嵌合部212において、ボルト嵌合溝213を有していない構成と同じである。当接部214は、棒状部211を拡径して構成され、付勢部30の付勢により嵌合部114に当接する。
付勢部30は、嵌合部114に対向する面の逆の面、すなわち、当接部214の棒状部211に連続する面に接続されるとともに、胴部111の他端側の内面に接続される。そして、付勢部30は、当接部214を、棒状部211の他端側から一端側に向けて付勢する。これにより、付勢部30は、嵌合部114に当接した状態になる。
ハンドル部40は、ロッド把持部22と同様に、シリンダ本体11の軸に対して交差する方向に延びている。ハンドル部40は、長手方向の中央で、縮径部113に回動自在に接続される。
本実施形態に係るボルト操作用工具1の構成は以上の通りであり、次に、本実施形態に係るボルト操作用工具1の作用について説明する。
(ボルト61を緩める場合)
被対象物50に締結されたボルト61が緩められる際、図5に示すように、ボルト操作用工具1は、ボルト61の頭部上方からボルト61に向けて、長手方向一端をボルト61に向けた状態で移動される。そして、ボルト操作用工具1は、ボルト61の軸位置と胴部111の軸位置とを合わせるように位置合わせされてさらに移動される。ボルト操作用工具1がこのように移動されることで、シリンダ本体11の長手方向一端は、まず、ボルト61の頭部を内部に挿入する。具体的に、シリンダ本体11の長手方向一端に設けられる嵌合部114は、ボルト61の頭部を挿通する。そして、さらにボルト操作用工具1が移動されることで、最終的に、図6に示すように、付勢部30の付勢力に抗して、嵌合部114は、緩み止めナット62の軸方向上方から緩み止めナット62に嵌合する位置まで移動される。この状態で、嵌合部114は、緩み止めナット62の周全体に嵌合する。
ロッド本体21は、シリンダ本体11に内挿されており、付勢部30による付勢により、軸方向に付勢されている。ボルト操作用工具1が移動されることで、ロッド本体21の長手方向に一端に設けられる当接部214は、嵌合部114を挿通したボルト61の頭部に当接する。そして、嵌合部114が緩み止めナット62に嵌合するまで移動されるにつれて、当接部214は、ボルト61の頭部のシリンダ本体11へのさらなる挿入により、付勢部30の付勢力に抗して軸方向に移動する。嵌合部114が緩み止めナット62に嵌合すると、当接部214は、ボルト61の頭部に当接した状態のまま維持される。
このような状態で、シリンダ本体11が自身の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体11は、嵌合部114を介して緩み止めナット62を緩める方向に回動する回転力を緩み止めナット62に伝達する。これにより、シリンダ本体11は、緩み止めナット62をボルト61の軸に沿って、被対象物50から離間する方向に移動させることで、ボルト61の緩み止めを解除する。
次に、図7に示すように、付勢部30の付勢力が弱められる(シリンダ本体11の50への押し付けを解除する)ことで、嵌合部114は、緩み止めナット62への嵌合から解除される。具体的に、付勢部30の付勢力が弱められることで、シリンダ本体11の全体が、長手方向他端側に移動する。そして、嵌合部114が当接部214に当接する位置まで移動すると、嵌合部114は、当接部214に当接しているボルト61の頭部に嵌合する。
そして、シリンダ本体11が自身の軸を支点として所定の方向に回動されると、シリンダ本体11は、嵌合部114を介してボルト61を緩める方向に回動する回転力をボルト61に伝達する。これにより、シリンダ本体11は、ボルト61を被対象物50に対して離間する方向に移動させることで、被対象物50に対してボルト61を緩める。このように、緩み止めナット62を用いて緩み止めされたボルト61を作業性良く緩めることができる。
(ボルト61を締める場合)
一方、被対象物50に締結されたボルト61が締められる際、ボルト操作用工具1は、ボルト61を緩める際と同様に、ボルト61の頭部上方からボルト61に向けて、長手方向一端をボルト61に向けた状態にされる。そして、図5に示すように、ボルト操作用工具1は、ボルト61の軸位置とシリンダ本体11の軸位置とを合わせるように位置合わせされて移動される。ボルト操作用工具1がこのように移動されることで、シリンダ本体11の長手方向一端は、まず、ボルト61の頭部を内部に挿入する。具体的に、シリンダ本体11の長手方向一端に設けられる嵌合部114は、ボルト61の頭部を挿通する。そして、当接部214の嵌合部114に対向する面は、ボルト61の頭部に当接する。この状態で、当接部214には付勢部30から付勢力が働いているので、当接部214は、ボルト61の頭部に当接した状態で、ボルトの61の頭部を嵌合部114の位置に位置させることができる。したがって、嵌合部114は、緩み止めナット62の周全体に嵌合する。
このような状態で、ハンドル部40及びシリンダ把持部12が把持され、シリンダ本体11が胴部111の軸周りで所定の方向に回動されると、シリンダ本体11は、嵌合部114を介してボルト61を締め付け方向に回動する回転力をボルト61に伝達する。これにより、シリンダ本体11は、ボルト61を被対象物50に対して接近する方向に移動させることで、被対象物50に対してボルト61を締め付ける。このとき、ハンドル部40が縮径部113に回動自在に取り付けられていることから、シリンダ本体11の回転に対して、ハンドル部40は、把持されることで回転しない。
次に、図7に示すように、付勢部30の付勢に抗して嵌合部114が緩み止めナット62の位置まで移動されると、嵌合部114は、緩み止めナット62に嵌合する。この状態で、ハンドル部40及びシリンダ把持部12が把持され、シリンダ本体11が胴部111の軸周りで所定の方向に回転されると、シリンダ本体11は、嵌合部114を介して緩み止めナット62を締め付け方向に回転する回転力を緩み止めナット62に伝達する。これにより、シリンダ本体11は、緩み止めナット62を被対象物50に対して接近する方向に移動させることで、被対象物50に対してボルト61を抜け止めする。このように、緩み止めナット62及びボルト61を作業性良く締めることができる。
以上より、本実施形態係るボルト操作用工具1では、第1実施形態に係るボルト操作用工具1と同様に、被対象物50の周囲にスペースを確保できないときでも、作業効率を向上することができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、当接部214がボルト61の頭部に当接した状態を維持することができるので、ボルト61及び緩み止めナット62の回転に際して、嵌合部114とボルト61及び緩み止めナット62との嵌合を容易にすることができる。したがって、作業効率を向上することができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、シリンダ本体11がボルト61及び緩み止めナット62を挿通可能な径を有していればよく、シリンダ本体11以外の部材がボルト61の周囲に必要とされないので、被対象物50の周囲にスペースを確保できないときでも、作業効率を向上することができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、ボルト嵌合部212がシリンダ部10内をスライド自在且つ回動可能に構成されているので、ボルト61の頭部の高さに応じてロッド本体21をスライドさせることで、異なる高さのボルト61についても用いることができる。
また、本実施形態に係るボルト操作用工具1では、シリンダ本体11及びロッド本体21の軸方向に交差する方向にシリンダ把持部12,12及びロッド把持部22が設けられているので、シリンダ部10及びロッド部20の回転力がより強くなる。これにより、ボルト61及び緩み止めナット62の締め付け及び緩めの作業性をより向上することができる。
なお、本発明に係るボルト操作用工具1は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態に係るボルト操作用工具1においては、緩み止めナット62をロックナットである場合で説明したが、ダブルナットであってもよい。
また、上記実施形態に係るボルト操作用工具1においては、ナット嵌合部112の内面形状を六角形状としたが、これに限定されるものではなく、種々の緩み止めナット62の形状に合わせて形成されてよい。
また、上記第2実施形態に係るロッド本体21においては、棒状部211を有しない構成としてもよい。
1…ボルト操作用工具、10…シリンダ部、11…シリンダ本体、12…シリンダ把持部、20…ロッド部、21…ロッド本体、22…ロッド把持部、30…付勢部、40…ハンドル部、50…被対象物、61…ボルト、62…緩み止めナット、111…胴部、112…ナット嵌合部、113…縮径部、114…嵌合部、211…棒状部、212…ボルト嵌合部、213…ボルト嵌合溝、214…当接部

Claims (2)

  1. 被対象物に螺合されるボルトとボルトの緩み止めをする緩み止めナットとに用いられるボルト操作用工具であって、
    緩み止めナット及びボルトを挿入可能なシリンダ本体を有するシリンダ部と、シリンダ部に対してスライド可能に内挿されるロッド本体を有するロッド部と、シリンダ本体に対してロッド本体をシリンダ本体の長手方向一端側に付勢する付勢部とを備え、
    シリンダ本体は、長手方向一端に、ボルトの頭部及び緩み止めナットのそれぞれに嵌合可能な径をもつ嵌合部を有し、
    ロッド本体は、長手方向一端に、嵌合部により抜け止めされるとともに、付勢部の付勢力を用いてボルト頭部に当接する当接部を有し、
    シリンダ部は、シリンダ本体の軸に交差する方向に延び、シリンダ本体の長手方向他端に回動自在に連結されるハンドル部をさらに有することを特徴とするボルト操作用工具。
  2. シリンダ本体は、軸方向に交差する方向に突出するシリンダ把持部をさらに有することを特徴とする請求項に記載のボルト操作用工具。
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