JPH0426221Y2 - - Google Patents

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JPH0426221Y2
JPH0426221Y2 JP1985007677U JP767785U JPH0426221Y2 JP H0426221 Y2 JPH0426221 Y2 JP H0426221Y2 JP 1985007677 U JP1985007677 U JP 1985007677U JP 767785 U JP767785 U JP 767785U JP H0426221 Y2 JPH0426221 Y2 JP H0426221Y2
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socket
hole
shaft
inner socket
nut
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JP1985007677U
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はボルトの共廻りを防止しつつナツトの
締付けが出来るインパクトレンチに関する。
〔従来技術〕
2つの部材をボルトとナツトにて締付け固定す
る際、ナツトを回転させるとボルトが共廻りする
ことがある。
そこで第4図に示す如く軸部80の先端に廻止
め片81を突設した特殊ボルト8及び該特殊ボル
ト専用の締付工具(特開昭59−59354号)が提案
されている。
該締付工具は締付具本体1内にエアーモータ2
及びインパクト発生機構3を配備し、該インパク
ト発生機構3の出力軸32にアウターソケツト4
を係合し、該アウターソケツト4内にインナーソ
ケツト5を締付具本体に対して回転はしないが進
退可能、且つ前方へバネ付勢して配備し、アウタ
ーソケツト4にナツト83、インナーソケツト5
にボルト先端の廻止め片81を係合しアウターソ
ケツト4を回転駆動してナツト83を締付ける。
ボルトはインナーソケツトによつて廻止めされ
ており、ボルトの共廻りは確実に防止され、イン
パクトレンチ特有の高速回転性能が作業能率を向
上させる。
仮に締付開始時ナツト83がボルト8のネジ面
に正しく係合せず、ナツト83がボルトの軸部に
傾いて嵌まつていると、ナツトとボルトが一体に
回転する状態となり、アウターソケツト4への回
転力の全てが、インナーソケツト5に反力として
加わる。しかし、元来締付力の反力を締付具の質
量で吸収しているインパクトレンチに於ては、締
付具全体が締付方向とは逆方向に振り回される危
険はない。
〔従来技術の問題点〕
上記締付具は、インナーソケツト5を締付具本
体1に取付けて回転を防止しなければならない。
このためインパクト発生機構3、エアーモータ2
の夫々の軸心を貫通させて、ソケツトホルダー6
を配備し、該ホルダー6を締付具本体1の基端に
固定すると共にホルダー6の多角形孔62にイン
ナーソケツト5の多角形軸体53を摺動可能に嵌
めている。
前述の如く、インナーソケツト5には締付力の
全てが反力として作用することがあり、該ソケツ
ト5及びホルダー6は締付力に耐え得る強度、即
ちアウターソケツト4と同等の強度が必要である
から、夫々自ずと軸径は太くなる。
従つて、エアーモータ2及びインパクト発生機
構3は、軸径の太いインナーソケツト5及びホル
ダー6を軸心に挿通しなければならないから、全
体的に大型化し、エアーモータの回転数低下、重
量増を来し、出力に対する容積効率、重量効率、
エネルギー効果等が低い。
更に、インナーソケツト5はバネ57に付勢さ
れて、該ソケツト5の先端面はアウターソケツト
4のナツト係合穴41の底部42に当接している
から、アウターソケツト4が締付開始時に高速回
転する際、インナーソケツト5との間で焼付きが
生じる虞れがあつた。
本考案は、エアーモータ及びインパクト発生機
構にインナーソケツトを挿通させず、エアーモー
タ及びインパクト発生機構の小型軽量化を画り、
締付具全体の重量減を画り、又、インナーソケツ
トとアウターソケツトとの間の焼き付けを防止で
きる共廻り防止インパクトレンチを明らかにする
ものである。
〔課題を解決する手段〕
本考案の防止インパクトレンチは、ボルト先端
の回止め片81に係合するインナーソケツト5は
回転させず、ナツトの係合するアウターソケツト
4を回転させてボルトの共回りを防止してナツト
を締め付けるインパクトレンチに於て、アウター
ソケツト4とレンチ本体内に設けたインパクト発
生機構3の出力軸32とを接近して平行に配備
し、アウターソケツト4内に該ソケツトに対して
回転自由に且つ進退可能にインナーソケツト5を
嵌めると共に前進方向にバネ付勢して配備し、ソ
ケツト4,5と同軸上に軸孔60を開設したソケ
ツトホルダー6をレンチ本体内に設け、該ホルダ
ー6の軸孔60はソケツト側が角孔63、奥側が
該角孔63よりも大径の孔62となつており、イ
ンナーソケツト5の後端に突設した多角形軸53
が角孔63にスライド可能に嵌まり、多角形軸5
3上に設けた抜止め54が角孔53と孔63との
段部に当つてインナーソケツトの前進端を規制
し、インナーソケツト5のインナーソケツトの先
端面とアウターソケツトのナツト係合穴41の底
部42との間に隙間Wが存しており、出力軸32
とアウターソケツト4は互いの外周部に形成した
歯車33,43を噛合している。
〔作用〕
アウターソケツト4は、歯車43,33を介し
て出力軸32によつて回転駆動され、該ソケツト
4に係合したナツト83を締付ける。
ボルトの廻止め片81に係合したインナーソケ
ツト5は締付具本体1に固定されているため、ボ
ルトが共廻りすることは確実に防止される。
又、インナーソケツト5の頭部51はアウター
ソケツト4のナツト係合穴41の底部42に対し
隙間Wを存して待機している。この隙間Wの存在
によつて、アウターソケツト4が締付開始時に高
速回転する際、インナーソケツト5との焼付きを
確実に防止できる。
〔実施例〕
握部11を備えた締付具本体1の内部にエアー
モータ2及び該モータ2によつて作動するインパ
クト発生機構3を配備する。
インパクト発生機構3のアンビル31に出力軸
32を突設し、該軸32に後記するアウターソケ
ツト4の歯車43と噛合する駆動歯車33を嵌着
固定する。
出力軸32の上方に可及的に出力軸に接近させ
且つ該軸32と平行にアウターソケツト4が配備
され、該アウターソケツト4は締付具本体1の前
面14に装着したケーシング15にベアリング7
を介して回転自由に取付けられる。
アウターソケツト4の先端にはナツト83が嵌
まる係合孔41が開設され、基端の外周にはソケ
ツトと一体に従動歯車43が形成され、該歯車4
3が出力軸32の駆動歯車33に噛合している。
上記アウターソケツト4内に軸方向に進退可能
にインナーソケツト5を配備する。
インナーソケツト5は、アウターソケツト4の
内筒孔44に摺動可能に嵌まり先端にボルトの廻
止め片81が嵌まる係合穴52を開設した頭部5
1と該頭部51の後端面に突設した多角形軸体5
3を具備しており、該軸体53の基端は、締付具
本体1に固定したソケツトホルダー6の角孔63
に摺動可能に嵌まつている。
ソケツトホルダー6は基端外周にネジ面61が
形成され、前記インパクト発生機構3の上方にて
締付具本体1に開設されたネジ孔13に螺合され
ている。
ソケツトホルダー6には締付具本体1の前面1
4に当接する鍔64が形成され、ホルダーの先端
はアウターソケツト4の基端にベアリング71を
介して嵌まつている。
ホルダー6の鍔64とアウターソケツト4の基
端面との間にスライトベアリング73が配備され
ている。
ホルダー6の軸孔60は前端部は前記インナー
ソケツト5の多角形軸53が摺動可能に嵌まる角
孔63、中央部から後部は該角孔63の対角を直
径とする円孔62となつている。上記円孔62の
内面にインナーソケツト5の多角形軸対53の基
端に配備したボール状抜止め54が摺接し、該抜
け止54が角孔63と円孔62の段部に当つてイ
ンナーソケツト5の抜止めを画ると共に前進端を
規制している。
ボール状抜止め54は軸体53に軸心と直交し
て開設した穴56に嵌まり、バネ55にて常時外
向き付勢されている。穴56の孔縁は内方にかし
められボール状抜止めの飛出しを防止している。
ソケツトホルダー6内にインナーソケツト5を
前方へ付勢するバネ57が配備され、上記の様
に、インナーソケツト5が抜止め54に前進端が
規制された状態で、インナーソケツト5の頭部5
1はアウターソケツト4のナツト係合穴41の底
部42に対し隙間Wを存して待機している。この
隙間Wはアウターソケツト4が締付開始時に高速
回転する際インナーソケツト5との焼付きを防止
するためにある。
アウターソケツト4及びソケツトホルダー6内
に於けるインナーソケツト5の後退ストロークは
ボルト締付完了状態のナツト83からのボルトの
臨出長さよりも少し長い。
然して、被締結部材84,84にボルト8とワ
ツシヤ82をセツトしておき、予めアウターソケ
ツト4にナツト83を嵌めてボルト8にナツト8
3を当て、締付具を作動せしめる。このときイン
ナーソケツト5とボルト8の廻止め片81の位相
が一致しなければインナーソケツト5はボルト8
に押されて後退する。
ボルト8が共廻りしなければ上記状態の侭、締
付けを完了する。
ボルト8が共廻りすれば瞬間的に廻止め片81
とインナーソケツト5の位相が一致して廻止め片
81がインナーソケツト5に嵌まる。インナーソ
ケツト5は本体1に固定したソケツトソルダー6
の角孔62に係合して回転しないため、ボルト8
の共廻りは確実に防止される。
尚、ボルト8に予めナツトを手で螺合した後、
本願インパクトレンチによつてナツトを締付けて
も前記同様の共廻り防止効果を発揮する。
〔本考案の特有の効果〕
上記の様にインパクト発生機構3の出力軸32
とアウターソケツト4を可及的に接近して平行に
配備し、互いの外周に設けた歯車43,33を噛
合することにより、インパクト発生機構3及びエ
アーモータ2はインナーソケツト5の存在とは無
関係に必要出力が出せる範囲で小型化出来、締付
具全体の小型、軽量化が画られ、実施例では重量
は従来の約1/2となり、長時間の作業にも楽に使
用できる。更に、従来のインパクトレンチの利点
を1つとして損なうことがない。
又、インナーソケツト5の頭部51はアウター
ソケツト4のナツト係合穴41の底部42に対し
隙間Wを存して待機している。この隙間Wの存在
によつて、アウターソケツト4が締付開始時に高
速回転する際、インナーソケツト5との焼付きを
確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願インパクトレンチの要部断面図、
第2図はボルト、ナツトの正面図、第3図は締付
状態を示す要部断面図、第4図は従来例の断面図
である。 3……インパクト発生機構、32……出力軸、
33……歯車、4……アウターソケツト、43…
…歯車、5……インナーソケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルト先端の回止め片81に係合するインナー
    ソケツト5は回転させず、ナツトに係合するアウ
    ターソケツト4を回転させてボルトの共回りを防
    止してナツトを締め付けるインパクトレンチに於
    て、アウターソケツト4とレンチ本体内に設けた
    インパクト発生機構3の出力軸32とを接近して
    平行に配備し、アウターソケツト4内にインナー
    ソケツト5がアウターソケツト4に対して回転自
    由に且つ進退可能に嵌まつて前進方向にバネ付勢
    して配備され、ソケツト4,5と同軸上に軸孔6
    0を開設したソケツトホルダー6を設け、該ホル
    ダー6の軸孔60はソケツト側が多角形孔63、
    奥側が該多角形孔63よりも大径の孔62となつ
    ており、インナーソケツト5の後端に突設した多
    角形軸53が角孔63にスライド可能に嵌まり、
    多角形軸53上に設けた抜止め54が角孔53と
    孔63との段部に当つてインナーソケツトの前進
    端を規制し、インナーソケツト5のインナーソケ
    ツトの先端面とアウターソケツトのナツト係合穴
    41の底部42との間に隙間Wが存しており、出
    力軸32とアウターソケツト4は互いの外周部に
    形成した歯車33,43を噛合している共廻り防
    止インパクトレンチ。
JP1985007677U 1985-01-22 1985-01-22 Expired JPH0426221Y2 (ja)

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