JP2010165660A - 静電気対策素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電容量が小さく、且つ、放電特性に優れるのみならず、耐熱性及び耐候性が高められた、静電気対策素子等を提供すること。
【解決手段】絶縁性基板11上において相互に離間して対向配置された電極21,22の間に、絶縁性無機材料32のマトリックス中に導電性無機材料33が不連続に分散したコンポジットである機能層31を配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電気対策素子に関し、特に、高速伝送系での使用やコモンモードフィルタとの複合化において有用な静電気対策素子に関する。
近年、電子機器の小型化及び高性能化が急速に進展している。また、USB2.0やS−ATA2、HDMI等の高速伝送系に代表されるように、伝送速度の高速化(1GHzを超える高周波数化)並びに低駆動電圧化の進展が著しい。その反面、電子機器の小型化や低駆動電圧化にともなって、電子機器に用いられる電子部品の耐電圧は低下する。したがって、人体と電子機器の端子が接触した際に発生する静電気パルスに代表される過電圧からの電子部品の保護が、重要な技術課題となっている。
従来、このような静電気パルスから電子部品を保護するために、一般に、静電気が入るラインとグランドとの間に積層バリスタを設ける方法が採られている。しかしながら、積層バリスタは、静電容量が大きいため、高速伝送系に用いた場合に信号品質を低下させる要因となる。
低静電容量の静電気対策部品としては、対向する電極の間に静電気保護材料を充填したものが提案されている。例えば、特許文献1には、導電粒子を含有するポリマー材料を電極間のギャップ領域にステンシル印刷で塗布し、これを熱処理して固化させることにより、電極間に電圧可変ポリマー材料を配設した電気回路保護デバイス(静電気対策部品)が開示されている。また、特許文献2には、静電気の抑制効果を高めるために、表面に不動態層を形成した金属粒子とシリコーン系樹脂と有機溶剤とを混練した静電気保護材料ペースト、及び、これを対向する電極の間にスクリーン印刷で塗布した後に乾燥させることにより、一対の電極間に静電気保護材料層を形成した静電気対策部品が開示されている。
また、特許文献3には、金属酸化物と樹脂成分及び溶剤成分とを含有するセラミックペースト、及び、これを電極ペースト膜の間を埋めるようにスクリーン印刷した後に高温焼成することにより、酸化亜鉛を主成分とする電圧依存性抵抗体層を形成した電気回路保護デバイス(静電気対策部品)が開示されている。
特表2002−538601号公報 特開2007−265713号公報 特開2004−006594号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載の静電気対策部品は、樹脂成分と金属粒子或いは金属酸化物とを含有する有機−無機複合材料を塗布し乾燥することにより、非直線性抵抗として機能する有機−無機複合膜を形成している。そのため、このようにして形成される有機−無機複合膜は、耐熱性が乏しく、また、温度や湿度等の外部環境によって特性が変動し易いという問題があった。しかも、有機−無機複合材料の調製時及び有機−無機複合膜の膜形成時に金属粒子或いは金属酸化物の凝集や偏析等が生じ得るので、このようにして形成される有機−無機複合膜は、膜の過電圧保護効果が不均一になり易い傾向にあり、信頼性に劣るものであった。
また、特許文献1〜3に記載の静電気対策部品は、有機−無機複合膜材料をステンシル印刷やスクリーン印刷等により塗布した後に乾燥などして有機−無機複合膜を形成しているので、生産性及び経済性に劣るものであった。しかも、これらの手法によって形成される有機−無機複合膜の厚みは、通常、数十μm以上となる。したがって、生産性及び経済性を損なうことなく、有機−無機複合膜のさらなる薄膜化を達成することは、困難であった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、静電容量が小さく、且つ、放電特性に優れるのみならず、耐熱性及び耐候性が高められた、静電気対策素子を提供することにある。また、本発明の他の目的は、さらなる薄膜化を達成した生産性及び経済性に優れる静電気対策素子を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、一対の電極間に配設する機能層として、絶縁性金属酸化物のマトリックス中に導電性材料を不連続に分散した状態で含むコンポジットを採用することにより、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明による静電気対策素子は、絶縁性基板と、この絶縁性基板上において相互に離間して対向配置された電極と、これら電極間に配置された機能層とを有し、この機能層が、絶縁性無機材料のマトリックス中に導電性無機材料を不連続に分散した状態で含むコンポジットであることを特徴とする。このような構成の静電気対策素子は、静電容量が小さく、放電開始電圧が低く、且つ、放電耐性に優れた低電圧放電タイプの静電気保護材料として機能するので、高性能な静電気対策素子が実現される。しかも、上記従来の有機−無機複合膜とは異なり、静電気保護材料として絶縁性無機材料と導電性無機材料とのコンポジットを採用しているので、耐熱性が格段に高められるとともに、温度や湿度等の外部環境への耐候性が格段に高められる。
なお、本明細書において、「コンポジット」とは、絶縁性無機材料のマトリックス中に導電性無機材料が分散した状態を意味し、絶縁性無機材料のマトリックス中に導電性無機材料が一様に或いはランダムに分散した状態のみならず、絶縁性無機材料のマトリックス中に導電性無機材料の集合体が分散した状態、すなわち一般に海島構造と呼ばれる状態を含む概念である。また、本明細書において、「絶縁性」とは0.1Ωcm以上を、「導電性」とは、0.1Ωcm未満を意味し、所謂「半導電性」は、その比抵抗が0.1Ωcm以上である限り、前者の絶縁性に含まれる。
また、前記機能層は、厚みが10nm〜10μmであることが好ましく、より好ましくは10nm〜1μmである。このように厚みが10nm〜10μmの薄いコンポジットを形成することにより、この静電気対策素子を用いた電子機器のより一層の小型化及び高性能化が実現される。しかも、厚みが10nm〜1μmの極めて薄いコンポジットは、スパッタリング法や蒸着法等の公知の薄膜形成方法を適用して形成することができるので、これにより、生産性及び経済性が高められる。換言すれば、この静電気対策素子は、上記従来の印刷法により形成する有機−無機複合膜とは異なり、スパッタリング法や蒸着法等による層形成が適用可能な絶縁性無機材料と導電性無機材料とのコンポジットを機能層として採用した点に、格別の優位性を有する。
ここで、前記絶縁性無機材料は、Al23、TiO2、SiO2、ZnO、In23、NiO、CoO、SnO2、V25、CuO、MgO、ZrO2、AlN、BN及びSiCよりなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。これらの金属酸化物は、絶縁性、耐熱性及び耐候性に優れるので、コンポジットの絶縁性マトリックスを構成する素材として有効に機能し、その結果、放電特性、耐熱性及び耐候性に優れる高性能な静電気対策素子を実現することができる。その上さらに、これらの金属酸化物は、低コストで入手可能であり、しかも、スパッタリング法の適用が可能なので、生産性及び経済性も高められる。
また、前記導電性無機材料は、C、Ni、Cu、Au、Ti、Cr、Ag、Pd及びPtよりなる群から選択される少なくとも1種の金属又はこれらの金属化合物であることが好ましい。絶縁性無機材料のマトリックス中にこれらの金属又は金属化合物を不連続に分散した状態で配合することにより、放電特性、耐熱性及び耐候性に優れる高性能な静電気対策素子を実現することができる。
前記機能層は、前記絶縁性無機材料と前記導電性無機材料とを逐次スパッタリングして形成されたコンポジットであるか、これらを同時スパッタリングして形成されたコンポジットであることが好ましい。このようにすると、絶縁性無機材料のマトリックス中に導電性無機材料を不連続に分散した状態で含むコンポジットを、再現性良く簡便に得ることができ、生産性及び経済性が高められる。
本発明によれば、静電容量が小さく放電特性に優れるのみならず、耐熱性及び耐候性が高められた静電気対策素子を実現でき、その上さらに、従来に比して、さらなる薄膜化が達成可能であり、生産性及び経済性をも高めることができる。
静電気対策素子100を概略的に示す模式断面図である。 静電気対策素子100の機能層31の模式平面図である。 静電気対策素子200を概略的に示す模式断面図である。 静電気対策素子100の製造工程を示す模式斜視図である。 静電気対策素子100の製造工程を示す模式斜視図である。 静電気対策素子100の製造工程を示す模式斜視図である。 静電気放電試験における回路図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はその実施の形態のみに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明による静電気対策素子の第1実施形態を概略的に示す模式断面図である。静電気対策素子100は、絶縁性基板11と、この絶縁性基板11上に配設された一対の電極21,22と、これら電極21,22の間に配設された機能層31と、電極21,22と電気的に接続された端子電極41(図6参照)とを備える。この静電気対策素子100において、機能層31は低電圧放電タイプの静電気保護材料として機能し、静電気などの過電圧が印加された際に、この機能層31を介して電極21,22間で初期放電が確保されるように設計されている。
絶縁性基板11は、絶縁性表面11aを有する。絶縁性基板11は、少なくとも電極21,22及び機能層31を支持可能なものであれば、その寸法形状は特に制限されない。ここで、絶縁性表面11aを有する絶縁性基板11とは、絶縁性材料からなる基板の他、基板上の一部に又は全面に絶縁膜が製膜されたものを含む概念である。
絶縁性基板11の具体例としては、例えば、NiZnフェライトやアルミナ、シリカ、マグネシア、窒化アルミ等の誘電率が50以下、好ましくは20以下の低誘電率材料を用いたセラミック基板や、単結晶基板等が挙げられる。また、セラミック基板や単結晶基板等の表面に、NiZnフェライトやアルミナ、シリカ、マグネシア、窒化アルミ等の誘電率が50以下、好ましくは20以下の低誘電率材料からなる絶縁膜を形成したものも、好適に用いることができる。なお、絶縁膜の形成方法は、特に限定されず、真空蒸着法、反応性蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVDやPVD等の気相法等の公知の手法を適用できる。また、基板及び絶縁膜の膜厚は、適宜設定可能である。
絶縁性基板11の絶縁性表面11a上には、一対の電極21,22が相互に離間して配設されている。本実施形態では、一対の電極21,22は、絶縁性基板11の平面略中央位置にギャップ距離△Gを置いて、対向配置されている。
電極21,22を構成する素材としては、例えば、Ni、Cr、Al、Pd、Ti、Cu、Ag、Au及びPtなどから選ばれた少なくとも一種類の金属、或いはこれらの合金等が挙げられるが、これらに特に限定されない。なお、本実施形態では、電極21,22は、平面視で矩形状に形成されているが、その形状は特に制限されず、例えば、櫛歯状、或いは、鋸状に形成されていてもよい。
電極21,22間のギャップ距離△Gは、所望の放電特性を考慮して適宜設定すればよく、特に限定されないが、通常、0.1〜50μm程度であり、低電圧初期放電を確保するという観点から、より好ましくは0.1〜20μm程度、さらに好ましくは0.1〜10μm程度である。なお、電極21,22の厚みは、適宜設定することができ、特に限定されないが、通常、0.05〜10μm程度である。
上記の電極21,22間には、機能層31が配設されている。本実施形態では、上述した絶縁性基板11の絶縁性表面11a上及び電極21,22上に、機能層31が積層された構成となっている。この機能層31の寸法形状及びその配設位置は、過電圧が印加された際に自身を介して電極21,22間で初期放電が確保されるように設計されている限り、特に限定されない。
図2は、絶縁性無機材料32のマトリックス中で不連続に点在した島状の導電性無機材料33を説明するための機能層31の模式平面図である。機能層31は、絶縁性無機材料32のマトリックス中に島状の導電性無機材料33の集合体が不連続に点在した海島構造のコンポジットである。本実施形態では、機能層31は、逐次スパッタリングを行うことにより形成されている。より具体的には、絶縁性基板11の絶縁性表面11a上及び/又は電極21,22上に、導電性無機材料33をスパッタリングして部分的に(不完全に)成膜した後、引き続き絶縁性無機材料32をスパッタリングすることにより、謂わば、島状に点在した導電性無機材料33の層とこれを覆う絶縁性無機材料32の層との積層構造のコンポジットが形成されている。
マトリックスを構成する絶縁性無機材料32の具体例としては、例えば、金属酸化物、金属窒化物等が挙げられるが、これらに特に限定されない。絶縁性やコスト面を考慮すると、Al23、TiO2、SiO2、ZnO、In23、NiO、CoO、SnO2、V25、CuO、MgO、ZrO2、AlN、BN及びSiCが好ましい。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、絶縁性マトリックスに高度の絶縁性を付与する観点からは、Al23やSiO2等を用いることがより好ましい。一方、絶縁性マトリックスに半導体性を付与する観点からは、TiO2やZnOを用いることがより好ましい。絶縁性マトリックスに半導体性を付与することで、放電開始電圧及びクランプ電圧に優れる静電気対策素子を得ることができる。絶縁性マトリックスに半導体性を付与する方法は、特に限定されないが、例えば、これらTiO2やZnOを単独で用いたり、これらを他の絶縁性無機材料32と併用すればよい。特に、TiO2は、アルゴン雰囲気中でスパッタリングする際に酸素が欠損し易く、電気伝導度が高くなる傾向にあるので、絶縁性マトリックスに半導体性を付与するにはTiO2を用いることが特に好ましい。
導電性無機材料33の具体例としては、例えば、金属、合金、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属ホウ化物等が挙げられるが、これらに特に限定されない。導電性を考慮すると、C、Ni、Cu、Au、Ti、Cr、Ag,Pd及びPt、或いは、これらの合金が好ましい。
機能層31の総厚みは、特に限定されるものではなく、適宜設定することができるが、より一層の薄膜化を達成する観点から、10nm〜10μmであることが好ましく、15〜1μmであることがより好ましく、15〜500nmであることがより好ましい。本実施形態の如く、謂わば、不連続に点在した島状の導電性無機材料33の層と絶縁性無機材料32のマトリックスの層とを形成する場合、導電性無機材料33の層の厚みは、1〜10nmであることが好ましく、絶縁性無機材料32の層の厚みは、10nm〜10μmであることが好ましく、より好ましくは10nm〜1μmであり、より好ましくは10〜500nmである。
機能層31の形成方法は、上述したスパッタリング法に限定されるものではない。絶縁性基板11の絶縁性表面11a上及び/又は電極21,22上に、公知の薄膜形成方法を適用して、上述した絶縁性無機材料32及び導電性無機材料33を付与することにより、機能層31を形成することができる。
本実施形態の静電気対策素子100においては、絶縁性無機材料32のマトリックス中に不連続に点在した島状の導電性無機材料33を含む機能層31が、低電圧放電タイプの静電気保護材料として機能する。そして、かかる構成を採用することにより、静電容量が小さく、放電開始電圧が低く、且つ、放電耐性に優れる、高性能な静電気対策素子100が実現される。しかも、低電圧放電タイプの静電気保護材料として機能する機能層31として、少なくとも絶縁性無機材料32と導電性無機材料33とから構成されるコンポジットが採用されている。そのため、上記従来の有機−無機複合膜のものに比して、耐熱性が高められ、また、温度や湿度等の外部環境により特性が変動し難いものとなり、その結果、信頼性が高められる。その上さらに、スパッタリング法により機能層31が形成可能であり、これにより、生産性及び経済性がより一層高められる。なお、本実施形態の静電気対策素子100は、電極21,22間に電圧を印加することにより機能層31中へ電極21,22の一部が飛散した結果、機能層31が電極21,22を構成する素材を含む構成であってもよい。
(第2実施形態)
図3は、本発明による静電気対策素子の第2実施形態を概略的に示す模式断面図である。この静電気対策素子200は、機能層31に代えて機能層51を有する他は、上述した第1実施形態の静電気対策素子100と同じ構成を有する。
機能層51は、絶縁性無機材料32(図示せず)のマトリックス中に導電性無機材料33(図示せず)が不連続に分散したコンポジットである。本実施形態では、機能層51は、絶縁性基板11の絶縁性表面11a上及び/又は電極21,22上に、絶縁性無機材料32を含むターゲット(又は、絶縁性無機材料32及び導電性無機材料33を含むターゲット)を用いてスパッタリング(又は、同時スパッタリング)した後、電極21,22間に電圧を印加して電極21,22の一部を絶縁性無機材料32中へランダムに飛散させることにより、形成されている。したがって、本実施形態の機能層51は、導電性無機材料33として少なくとも電極21,22を構成する素材を含むものとなっている。
機能層51の総厚みは、特に限定されるものではなく、適宜設定することができるが、より一層の薄膜化を達成する観点から、10nm〜10μmであることが好ましく、より好ましくは10nm〜1μmであり、より好ましくは10〜500nmである。
本実施形態の静電気対策素子200においては、低電圧放電タイプの静電気保護材料として機能する機能層51として、絶縁性無機材料32のマトリックス中に粒子状の導電性無機材料33が不連続に分散したコンポジットが採用されている。このように構成しても、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
図4に示すように、まず、絶縁性基板11(NiZnフェライト基板、誘電率:13、TDK株式会社製)の一方の絶縁性表面11aに、スパッタリング法により、厚み100nmのCuの金属薄膜を略全面に形成し、形成されたCu薄膜をフォトリソ法によりエッチングすることにより、相互に離間して対向配置された一対の帯状の電極21,22を形成した。このとき、電極21,22間のギャップ距離△Gは、3μmとした。
次いで、図5に示すように、上記の絶縁性基板11上及び電極21,22上に、以下の手順で、スパッタリング法により、機能層31を形成した。
まず、絶縁性基板11の電極21,22が形成された面側に、スパッタリング法によりAuを部分的に成膜することにより、厚み3nmの島状のAuの薄膜が不連続に点在した導電性無機材料33の層を形成した。このスパッタリングは、マルチターゲットスパッタ装置(商品名:ES350SU、株式会社エイコー・エンジニアリング製)を使用し、アルゴン圧力が10mTorr、投入電力が20W、スパッタ時間が40秒の条件下で実施した。
次に、島状のAu薄膜の層及び電極21,22を厚み方向に完全に覆うように、絶縁性基板11の電極21,22が形成された面側に、スパッタリング法により二酸化ケイ素を略全面に成膜することにより、厚み200nmの絶縁性無機材料32の層を形成した。このスパッタリングは、マルチターゲットスパッタ装置(商品名:ESU350、株式会社エイコー・エンジニアリング製)を使用し、アルゴン圧力が10mTorr、投入電力が400W、スパッタ時間が40分の条件下で実施した。
以上の操作により、絶縁性無機材料32のマトリックス中で不連続に点在した島状の導電性無機材料33を有する機能層31が形成された。その後、図6に示すように、電極21,22の外周端部に接続するように、Cuを主成分とする端子電極41を形成することにより、実施例1の静電気対策素子100を得た。
(実施例2)
二酸化ケイ素のターゲットの代わりに二酸化ケイ素と酸化チタンのターゲットを用いて厚み200nmの機能層31を形成すること以外は、実施例1と同様に操作して、実施例2の静電気対策素子100を得た。なお、絶縁性無機材料32の層の形成の際には、まず、各ターゲットについて予め投入電力に対する成膜レートを測定し、得られた成膜レートをもとに各ターゲットの投入電力の調整を行った後に同時にスパッタを行うことで、二酸化ケイ素と酸化チタンが所定の比率となるように調整した。
(比較例1)
機能層31を形成しないこと以外は、実施例1と同様に操作して、比較例1の静電気対策素子を得た。
(比較例2)
機能層31の形成時に導電性無機材料33のスパッタリングを省略すること以外は、実施例1と同様に操作して、比較例2の静電気対策素子を得た。
(実施例3)
機能層31に代えて、機能層51を形成すること以外は、実施例1と同様に操作して、実施例3の静電気対策素子200を得た。機能層51の形成は、酸化アルミニウムと酸化チタンのターゲットを用いて、以下の手順で行った。
電極21,22を厚み方向に完全に覆うように、絶縁性基板11の電極21,22が形成された面側に、上記の酸化アルミニウムと酸化チタンのターゲットを用いて、スパッタリングを行うことにより、厚み3μmのスパッタリング層を略全面に形成した。このスパッタリングは、マルチターゲットスパッタ装置(商品名:ESU350、株式会社エイコー・エンジニアリング製)を使用し、アルゴン圧力が100mTorr、投入電力が9500W、スパッタ時間が80分の条件下で実施した。
その後、電極21,22の外周端部にCuを主成分とする端子電極41を接続した後、電極21,22間に電圧を5回印加して(印加電圧350V、印加時間1ナノ秒、インターバル1秒)、電極21,22の一部(導電性無機材料33)をスパッタリング層中へ飛散させることにより、酸化アルミニウムと酸化チタンからなる絶縁性無機材料32のマトリックス中に電極21,22の一部(導電性無機材料33)が不連続に分散した機能層51を形成し、これにより、実施例3の静電気対策素子200を得た。
(実施例4)
電極21,22を、Cuの金属薄膜の代わりに厚み100nmのNiの金属薄膜で形成すること以外は、実施例3と同様に操作して、実施例4の静電気対策素子100を得た。
(実施例5〜7)
電極21,22間のギャップ距離△Gを1μmとし、二酸化ケイ素と酸化チタンのターゲットを用いて同時スパッタを略全面に行なって機能層31を形成(投入電力:二酸化ケイ素400W、酸化チタン素250W、酸化チタンのドープ量:表2に記載の通り。)すること以外は、実施例1と同様に操作して、実施例5〜7の静電気対策素子100を得た。
得られた実施例5〜7の静電気対策素子100の抵抗を測定したところ、109Ω以上であり、充分な絶縁性を有していることを確認した。
<静電気放電試験>
次に、上記のようにして得られた実施例1〜7並びに比較例1及び2の静電気対策素子について、図7に示す静電気試験回路を用いて、静電気放電試験を実施した。
この静電気放電試験は、国際規格IEC61000−4−2の静電気放電イミュニティ試験及びノイズ試験に基づき、人体モデルに準拠(放電抵抗330Ω、放電容量150pF、印加電圧8kV、接触放電)して行った。具体的には、図7の静電気試験回路に示すように、評価対象の静電気対策素子の一方の端子電極をグランドに接地するとともに、他方の端子電極に静電気パルス印加部を接続した後、静電気パルス印加部に放電ガンを接触させて静電気パルスを印加した。ここで印加する静電気パルスは、放電開始電圧以上の電圧を印加した。
なお、放電開始電圧は、静電気試験を0.4kVから0.2kV間隔で増加させながら行なった際に観測される静電気吸収波形において、静電気吸収効果が現れた電圧とする。
また、ピーク電圧は、IEC61000−4−2に基づく静電気試験を充電電圧8kVの接触放電で行なった際における、静電気パルスの最大電圧値とする。さらに、クランプ電圧は、IEC61000−4−2に基づく静電気試験を充電電圧8kVの接触放電で行なった際における、静電気パルスの波頭値から30ns後の電圧値とする。
なお、静電容量は、1MHzにおける静電容量(pF)を測定した。また、放電耐性は、静電気放電試験を繰り返し実施して、静電気対策素子が機能しなくなるまでの回数を測定し、その回数の大小により評価した。表1及び表2に、評価結果を示す。
Figure 2010165660
Figure 2010165660
表1に示す結果より、実施例1〜4の静電気対策素子は、放電開始電圧が2kV以下で静電容量が0.2pF程度と小さく、高速伝送系において適用可能な性能を有するとともに、放電耐性においても優れた性能を有することが確認された。特に、実施例1〜4の静電気対策素子は、比較例1及び2の静電気対策素子に比して、放電開始電圧及び放電耐性において、有意に優れることが確認された。
また、表2に示す結果より、半導体性のマトリックス中に導電性無機材料が不連続に分散したコンポジットである機能層を採用した実施例5〜7の静電気対策素子は、放電開始電圧が2kV以下で静電容量が0.2pFと小さく、高速伝送系において適用可能な性能を有するとともに、放電耐性においても優れた性能を有することが確認された。また、酸化チタンのドープ量の増加にともない、放電開始電圧が低下することも確認された。
(実施例8〜10)
導電性無機材料を表3に記載のものに変更してスパッタリング法により導電性無機材料の薄膜が不連続に点在した導電性無機材料33の層を形成した後、二酸化ケイ素のターゲットの代わりに酸化アルミニウムと酸化チタンのターゲットを用いて厚み3μmの機能層31を形成すること以外は、実施例1と同様に操作して、実施例8〜10の静電気対策素子100を得た。なお、絶縁性無機材料32の層の形成の際には、まず、各ターゲットについて予め投入電力に対する成膜レートを測定し、得られた成膜レートをもとに各ターゲットの投入電力の調整を行った後に同時にスパッタを行うことで、二酸化ケイ素と酸化チタンが所定の比率となるように調整した。表3に、評価結果を示す。
(実施例11〜13)
導電性無機材料を表3に記載のものに変更してスパッタリング法により導電性無機材料の薄膜が不連続に点在した導電性無機材料33の層を形成した後、二酸化ケイ素のターゲットの代わりに酸化アルミニウムのターゲットを用いて厚み3μmの機能層31を形成すること以外は、実施例1と同様に操作して、実施例11〜13の静電気対策素子100を得た。表3に、評価結果を示す。
Figure 2010165660
(実施例14〜24)
二酸化ケイ素のターゲットの代わりに表4に記載のターゲットを用いて厚み3μmの機能層31を形成すること以外は、実施例1と同様に操作して、実施例14〜24の静電気対策素子100を得た。表4に、評価結果を示す。
Figure 2010165660
表3及び4に示す結果より、実施例8〜24の静電気対策素子は、放電開始電圧が2kV以下で静電容量が0.2pF程度と小さく、高速伝送系において適用可能な性能を有するとともに、放電耐性においても優れた性能を有することが確認された。
以上説明した通り、本発明の静電気対策素子によれば、静電容量が小さく放電特性に優れるのみならず、耐熱性及び耐候性が高められ、しかも、さらなる薄膜化が達成可能であり、生産性及び経済性をも高めることができるので、これを備える電子・電気デバイス及びそれらを備える各種機器、設備、システム等に広く且つ有効に利用可能である。
11…絶縁性基板、11a…絶縁性表面、21,22・・・電極、31…機能層、32…絶縁性無機材料、33…導電性無機材料、41…端子電極、51…機能層、100,200…静電気対策素子、△G…ギャップ距離。

Claims (6)

  1. 絶縁性基板と、該絶縁性基板上において相互に離間して対向配置された電極と、該電極間に配置された機能層とを有し、
    前記機能層が、絶縁性無機材料のマトリックス中に導電性無機材料が不連続に分散したコンポジットであることを特徴とする、
    静電気対策素子。
  2. 前記機能層は、厚みが10nm〜10μmである、
    請求項1に記載の静電気対策素子。
  3. 前記絶縁性無機材料は、Al23、TiO2、SiO2、ZnO、In23、NiO、CoO、SnO2、V25、CuO、MgO、ZrO2、AlN、BN及びSiCよりなる群から選択される少なくとも1種である、
    請求項1又は2に記載の静電気対策素子。
  4. 前記導電性無機材料は、C、Ni、Cu、Au、Ti、Cr、Ag、Pd及びPtよりなる群から選択される少なくとも1種の金属又はこれらの金属化合物である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の静電気対策素子。
  5. 前記機能層は、前記絶縁性無機材料と前記導電性無機材料とを逐次スパッタリングして形成されたコンポジットである、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電気対策素子。
  6. 前記機能層は、前記絶縁性無機材料と前記導電性無機材料とを同時スパッタリングして形成されたコンポジットである、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電気対策素子。
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