JP2010161319A - 静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法 - Google Patents

静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010161319A
JP2010161319A JP2009004044A JP2009004044A JP2010161319A JP 2010161319 A JP2010161319 A JP 2010161319A JP 2009004044 A JP2009004044 A JP 2009004044A JP 2009004044 A JP2009004044 A JP 2009004044A JP 2010161319 A JP2010161319 A JP 2010161319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding device
wafer
dielectric member
substrate
electrostatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009004044A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Yamamoto
一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2009004044A priority Critical patent/JP2010161319A/ja
Publication of JP2010161319A publication Critical patent/JP2010161319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】被吸着物に付与する吸着力を大きくすることができる静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】第2静電吸着保持装置34は、支持面41を有する基体40を備え、基体40の支持面41側には、ウエハWを支持するための複数の凸状の支持部49が設けられている。また、第2静電吸着保持装置34は、誘電材料で構成される誘電部材42を備え、該誘電部材42は、支持面41上であって、且つ各支持部49の間に設けられている。また、誘電部材42内には、複数の第1電極部44及び複数の第2電極部46が設けられている。そして、各電極部44,46に電圧が印加されると、ウエハWは、誘電部材42がクーロン力を発揮することにより、基体40に静電吸着される。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板やマスクなどの被吸着物を静電吸着力にて保持する静電吸着保持装置、該静電吸着保持装置を備える露光装置、及び該露光装置を用いるデバイスの製造方法に関するものである。
一般に、EUV(Extreme Ultraviolet )光やEB(Electron Beam )などを露光光として用いる露光装置は、内部が真空雰囲気に設定されたチャンバを備えている。こうしたチャンバ内には、照明光学系、所定のパターンが形成されたレチクルなどのマスクを保持する保持装置、投影光学系及び感光性材料の塗布されたウエハ、ガラスプレートなどの基板を保持する保持装置などが設けられている。マスクや基板などの被吸着物を保持する保持装置には、被吸着物を静電吸着するための吸着面を備えた静電吸着保持装置が用いられている。この静電吸着保持装置は、セラミックなどの誘電性材料から構成される基体内に複数の電極部が配置された構成であって、該各電極部に電圧が印加された場合、その吸着面に被吸着物が静電吸着されるようになっている。
ところで、各電極部への電圧の印加に伴って被吸着物が静電吸着保持装置の基体に接触した場合、該接触に伴い基体からは、セラミックの脱粒が発生し、該セラミックの粒子が被吸着物に付着するおそれがあった。あるいは、被吸着物が基板である場合、次のレイヤの露光時に、静電吸着保持装置の吸着面と基板との間にセラミックの粒子が挟まって基板の平面度を低下させるおそれがあった。
そこで、近年では、吸着面から突出する多数の突起を有する静電吸着保持装置が提案されている(例えば、特許文献1)。こうした静電吸着保持装置では、各突起の先端によって基板の裏面を支持する。そのため、基板と静電吸着保持装置の吸着面との間に、セラミックの粒子などが介在することが回避され、結果として、静電吸着保持装置に静電吸着される基板の被照射面の平面度の低下が抑制されていた。
特開2000−286191号公報
ところで、静電吸着保持装置が被吸着物に付与する吸着力は、各電極部に印加する電圧の大きさ、及び、吸着面と被吸着物との接触面積の大きさと比例関係にある。そのため、複数の突起を設けた静電吸着保持装置では、複数の突起を設けないタイプの静電吸着保持装置に比して、被吸着物との接触面積が低下する分だけ、該被吸着物に付与する吸着力が低下する問題があった。こうした問題を解決する方法としては、各電極部に印加する電圧を高くする方法が考えられる。しかしながら、こうした解決方法では、消費電力量の増大などの他の問題が発生するおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被吸着物に付与する吸着力を大きくすることができる静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、実施形態に示す図1〜図8に対応付けした以下の構成を採用している。
本発明の静電吸着保持装置は、被吸着物(R、W)を保持する静電吸着保持装置(25、34)であって、前記被吸着物(R、W)を支持する複数の凸状の支持部(49,60)が設けられた支持面(41)を有する基体(40)と、前記支持面(41)上で、且つ前記複数の凸状の支持部(49,60)の間に設けられ、誘電性材料で構成される誘電部材(42)と、該誘電部材(42)に設けられる電極部(44,46)と、を備えることを要旨とする。
上記構成によれば、基体(40)の支持面(41)側には、複数の凸状の支持部(49,60)が形成されている。こうした支持面(41)上には、電極部(44,46)を有する誘電部材(42)が各支持部(49,60)の間に介在されている。そのため、電極部(44,46)に電圧が印加される場合、誘電部材(42)から発生されるクーロン力により、複数の支持部(49,60)の先端に被吸着物(R、W)が静電吸着される。したがって、電極部(44,46)が基体(40)内に配置される従来の場合に比して、電極部が被吸着物に接近して配置される分だけ、被吸着物(R、W)を吸着させる吸着力が強くなる。
なお、本発明をわかりやすく説明するために実施形態を示す図面の符号に対応づけて説明したが、本発明が実施形態に限定されるものではないことは言うまでもない。
本発明によれば、被吸着物に付与する吸着力を大きくすることができる。
本実施形態における露光装置を示す概略構成図。 第2静電吸着保持装置を模式的に示す平面図。 図2における3−3線矢視断面図。 (a)(b)(c)は基体を製造する工程を模式的に示す断面図。 誘電部材を模式的に示す平面図。 別の実施形態の第2静電吸着保持装置を模式的に示す平面図。 デバイスの製造例のフローチャート。 半導体デバイスの場合の基板処理に関する詳細なフローチャート。
以下に、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図5に基づき説明する。なお、本実施形態では、投影光学系16の光軸に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で走査露光時のレチクルR及びウエハWの走査方向に沿ってY軸を取り、その走査方向に直交する非走査方向に沿ってX軸を取って説明する。また、X軸、Y軸、Z軸の周りの回転方向をθx方向、θy方向、θz方向ともいう。
図1に示すように、本実施形態の露光装置11は、光源装置12から射出される、波長が100nm程度以下の軟X線領域である極端紫外光、即ちEUV(Extreme Ultraviolet )光を露光光ELとして用いるEUV露光装置である。こうした露光装置11は、内部が大気よりも低圧の真空雰囲気に設定されるチャンバ13(図1では二点鎖線で囲まれた部分)を備えており、該チャンバ13内には、所定のパターンが形成された反射型のレチクルRと、表面にレジストなどの感光性材料が塗布されたウエハWとが設置される。なお、本実施形態の光源装置12としては、レーザ励起プラズマ光源が用いられており、該光源装置12は、波長が5〜20nm(例えば13.5nm)となるEUV光を露光光ELとして射出するようになっている。
チャンバ13内には、該チャンバ13外に配置される光源装置12から射出された露光光ELが入射するようになっている。そして、チャンバ13内に入射した露光光ELは、照明光学系14を介してレチクルステージ15にて保持されるレチクルRを照明し、該レチクルRで反射した露光光ELは、投影光学系16を介してウエハステージ17に保持されるウエハWを照射するようになっている。
照明光学系14は、チャンバ13の内部と同様に、内部が真空雰囲気に設定される筐体18(図1で一点鎖線で囲まれた部分)を備えている。この筐体18内には、光源装置12から射出された露光光ELを集光するコリメート用ミラー19が設けられており、該コリメート用ミラー19は、入射した露光光ELを略平行に変換して射出するようになっている。そして、コリメート用ミラー19から射出された露光光ELは、オプティカルインテグレータの一種であるフライアイ光学系20(図1では破線で囲まれた部分)に入射するようになっている。このフライアイ光学系20は、一対のフライアイミラー21,22を備えており、該各フライアイミラー21,22のうち入射側に配置される入射側フライアイミラー21は、レチクルRの被照射面Ra(即ち、図1における下面であって、パターン形成面)とは光学的に共役となる位置に配置されている。こうした入射側フライアイミラー21で反射された露光光ELは、射出側に配置される射出側フライアイミラー22に入射するようになっている。
また、照明光学系14には、射出側フライアイミラー22から射出された露光光ELを筐体18外に射出するコンデンサミラー23が設けられている。そして、コンデンサミラー23から射出された露光光ELは、後述する鏡筒27内に設置された折り返し用の反射ミラー24により、レチクルステージ15に保持されるレチクルRに導かれる。なお、照明光学系14を構成する各ミラー19,21〜24の反射面には、露光光ELを反射する反射層がそれぞれ形成されている。この反射層は、モリブデン(Mo)とシリコン(Si)を交互に積層した多層膜から構成されている。
レチクルステージ15は、投影光学系16の物体面側に配置されており、レチクルRを静電吸着するための第1静電吸着保持装置25を備えている。この第1静電吸着保持装置25は、誘電性材料から構成され且つ吸着面25aを有する図示しない基体と、該基体内に配置される図示しない複数の電極部とから構成されている。そして、図示しない電圧印加部から電圧が各電極部にそれぞれ印加された場合、基体から発生されるクーロン力により、吸着面25aにレチクルRが静電吸着される。
また、レチクルステージ15には、レチクルRをY軸方向(図1における左右方向)に所定ストロークで移動させる図示しないレチクルステージ駆動部と、第1静電吸着保持装置25を支持する支持ステージ26とが設けられている。レチクルステージ駆動部は、レチクルRをX軸方向(図1において紙面と直交する方向)及びθz方向にも移動可能に構成されている。なお、レチクルRの被照射面Raに露光光ELが照明される場合、該被照射面Raの一部には、X軸方向に延びる略円弧状の照明領域が形成される。
投影光学系16は、露光光ELでレチクルRの被照射面Raを照明することにより形成されたパターンの像を所定の縮小倍率(例えば1/4倍)に縮小させる光学系であって、チャンバ13の内部と同様に、内部が真空雰囲気に設定される鏡筒27を備えている。この鏡筒27内には、複数枚(本実施形態では6枚)の反射型のミラー28,29,30,31,32,33が収容されている。これら各ミラー28〜33は、図示しないミラー保持装置を介して鏡筒27にそれぞれ保持されている。そして、物体面側であるレチクルR側から導かれた露光光ELは、第1ミラー28、第2ミラー29、第3ミラー30、第4ミラー31、第5ミラー32、第6ミラー33の順に反射され、ウエハステージ17に保持されるウエハWの被照射面Waに導かれる。こうした各ミラー28〜33の反射面には、露光光ELを反射する反射層がそれぞれ形成されている。この反射層は、モリブデン(Mo)とシリコン(Si)を交互に積層した多層膜から構成されている。
ウエハステージ17は、ウエハWを静電吸着するための第2静電吸着保持装置34と、ウエハWをY軸方向に所定ストロークで移動させる図示しないウエハステージ駆動部とを備えている。このウエハステージ駆動部は、ウエハWをX軸方向及びZ軸方向(図1における上下方向)にも移動可能に構成されている。また、ウエハステージ17には、第2静電吸着保持装置34を保持する図示しないウエハホルダと、該ウエハホルダのZ軸方向における位置及びX軸周り、Y軸周りの傾斜角を調整する図示しないZレベリング機構とが組み込まれている。
そして、ウエハW上の一つのショット領域にレチクルRのパターンを露光する場合、照明光学系14による照明領域をレチクルRに照射した状態で、レチクルステージ駆動部の駆動によって、レチクルRをY軸方向(例えば、+Y方向側から−Y方向側)に所定ストローク毎に移動させるとともに、ウエハステージ駆動部の駆動によって、ウエハWをレチクルRのY軸方向に沿った移動に対して投影光学系16の縮小倍率に応じた速度比で−Y方向側から+Y方向側(図1では左側から右側)に同期して移動させる。そして、一つのショット領域へのパターンの形成が終了した場合、ウエハWの他のショット領域に対するパターンの形成が連続して行われる。
次に、第2静電吸着保持装置34について図2〜図4に基づき説明する。なお、図2〜図4では、明細書の説明理解の便宜上、後述する基体40の大きさに対する後述する支持部49の大きさが誇張して描かれている。
図2及び図3に示すように、第2静電吸着保持装置34は、+Z方向側(図2では紙面手前側)に略円形状の支持面41を有し且つ絶縁材料から構成される基体40と、該基体40の支持面41上に配置され且つ誘電性材料(本実施形態ではポリイミド)のシートから構成される平面視円形状の誘電部材42とを備えている。また、第2静電吸着保持装置34は、誘電部材42に設けられ、且つ第1印加部43から正の電荷が供給される複数(本実施形態では3つ)の第1電極部44と、誘電部材42に設けられ、且つ第2印加部45から負の電荷が供給される複数(本実施形態では3つ)の第2電極部46とを備えている。すなわち、第1印加部43は、各第1電極部44に対して、それらが正極となるように電圧をそれぞれ印加する。また、第2印加部45は、各第2電極部46に対して、それらが負極となるように電圧をそれぞれ印加する。
基体40は、炭化シリコン(SiC)などのセラミックから構成される平面視略円形状をなす第1本体部47と、該第1本体部47の+Z方向側の面47a上に積層される第2本体部48とを備えている。この第2本体部48は、図4(a)(b)に示すように、土台となる第1本体部47上にCVD(化学蒸着法)によって炭化シリコン膜を製膜することにより形成されている。第2本体部48を構成する炭化シリコン膜は、粒子が非常に小さく、且つ脱粒しにくい構成である。なお、第1本体部47上に製膜される炭化シリコン膜の厚みは、500〜1000μm程度であることが望ましい。
そして、図4(b)(c)に示すように、第2本体部48の+Z方向側の面に対してブラスト加工を施すことにより、基体40の+Z方向側に、支持面41と、該支持面41から+Z方向側に突出する複数本(本実施形態では、37本)の支持部49とが形成される。これら各支持部49のZ軸方向における長さ(以下、高さという。)L1は、100μm以上であって且つ500μm以下の高さ(例えば、200μm)とされている。また、各支持部49は、テーパ状にそれぞれ形成されており、各支持部49の+Z方向側の端部(以下、先端という。)49aの直径は、各支持部49の−Z方向側の端部(以下、基端という。)の直径よりもそれぞれ小さくなっている。また、各支持部49の先端49aは、平面をなすように研磨加工がそれぞれ施されると共に、各支持部49の先端49aのZ軸方向における各位置は、それぞれ同一位置とされている。そして、図2及び図3に示すように、ウエハWは、各支持部49の先端49aによって支持される。
また、各支持部49は、X軸方向に沿って第1間隔H1置きに配置される。そして、X軸方向に沿って配置された複数の支持部49によって、支持部列50が構成される。こうした支持部列50は、Y軸方向に沿って第2間隔H2置きにそれぞれ配置されている。具体的には、基体40におけるY軸方向の両側に配置される一対の支持部列(第1支持部列ともいう。)50aは、X軸方向に沿って第1間隔H1置きに配置される4本の支持部49からそれぞれ構成される。一対の第1支持部列50aの内側に隣接する支持部列(第2支持部列ともいう。)50bは、X軸方向に沿って第1間隔H1置きに配置される5本の支持部49からそれぞれ構成される。また、各第2支持部列50bの内側に隣接する支持部列(第3支持部列ともいう。)50cは、X軸方向に沿って第1間隔H1置きに配置される6本の支持部49からそれぞれ構成される。各第3支持部列50cの間、即ち基体40のY軸方向における中央に配置される支持部列(第4支持部列ともいう。)50dは、X軸方向に沿って第1間隔H1置きに配置される7本の支持部49から構成される。
また、第1支持部列50aを構成する複数の支持部49と、第3支持部列50cを構成する複数の支持部49とは、X軸方向において同じ位置に配置されている。第2支持部列50bを構成する複数の支持部49と、第4支持部列50dを構成する複数の支持部49とは、X軸方向において同じ位置に配置されている。一方、第1支持部列50a及び第3支持部列50cを構成する複数の支持部49と、第2支持部列50b及び第4支持部列50dを構成する複数の支持部49とは、X軸方向において異なる位置にそれぞれ配置されている。具体的には、第1支持部列50a及び第3支持部列50cを構成する複数の支持部49は、X軸方向において、第2支持部列50b及び第4支持部列50dを構成する複数の支持部49の中間位置にそれぞれ配置されている。
本実施形態の第2静電吸着保持装置34では、基体40における各支持部49の先端49aにてウエハWを支持するようになっている。そのため、互いに隣り合う支持部49の間隔が広すぎる場合(具体的には、間隔が3mm以上である場合)、ウエハWにおいて支持部49に接触する各位置が互いに離間しすぎてしまう結果、ウエハWに撓みが発生してしまうおそれがある。そこで、本実施形態では、各支持部49によって支持されるウエハWに撓みが発生しないように、上記各第1間隔H1は、3mm以下の間隔(例えば1.5mm)にそれぞれ設定されると共に、上記各第2間隔H2は、1.5mm以下の間隔(例えば1.5mm)にそれぞれ設定されている。
また、本実施形態の第2静電吸着保持装置34では、実際にクーロン力を発生するのは誘電部材42であることから、ウエハWに対する吸着力を強力にするために、誘電部材42の表面42bの面積を大きくする必要がある。そこで、各支持部49は、支持面41の面積に対する各支持部49の先端49aの面積の合計の面積比率が0.1%以上であって且つ50%以下となるように、それらの形状や配置態様が調整されている。例えば、本実施形態では、上記面積比率は、0.3%に設定されている。
誘電部材42は、基体40の支持面41に密着する裏面42aと、該裏面42aの反対側に位置し且つ各支持部49の先端49aによって支持されるウエハWに対向する表面42bとを有している。この表面42bが、ウエハWに吸着力を付与する吸着面として作用する。第1電極部44及び第2電極部46は、誘電部材42の内部、即ち裏面42aと表面42bとの間に配置されている。また、誘電部材42において各支持部49に対応する各位置には、図3及び図5に示すように、支持部49が貫通する貫通孔51がそれぞれ形成されている。
また、誘電部材42は、その表面42bが各支持部49の先端49aよりも−Z方向側(図3では下側)に位置するように構成されている。具体的には、誘電部材42のZ軸方向における長さ、即ち厚みは、誘電部材42の表面42bと各支持部49の先端49aとのZ軸方向における差L2が20μm以上であって且つ100μm以下となるように設定されている。例えば、本実施形態では、誘電部材42の厚みは、150μmに設定されている。この場合、上記差L2は、各支持部49の高さL1が200μmであるため、50μmとなる。
各第1電極部44及び各第2電極部46は、誘電部材42内においてX軸方向に延びるようにそれぞれ形成されている。各第1電極部44は、最も−Y方向側に位置する第1支持部列50aの+Y方向側の位置、第4支持部列50dの−Y方向側の位置、及び第4支持部列50dよりも+Y方向側に位置する第3支持部列50cの+Y方向側の位置にそれぞれ配置されている。また、各第2電極部46は、第4支持部列50dよりも−Y方向側に位置する第3支持部列50cの−Y方向側の位置、第4支持部列50dの+Y方向側の位置、及び最も+Y方向側に位置する第1支持部列50aの−Y方向側の位置にそれぞれ配置されている。すなわち、各第1電極部44及び各第2電極部46は、露光時におけるウエハWの移動方向でもあるY軸方向に沿って交互に配置されている。
そして、各支持部49の先端49a上にウエハWが設置された場合、各第1電極部44及び各第2電極部46のうちY軸方向において最も内側に位置する第1電極部44及び第2電極部46に対して各印加部43,45から電圧がそれぞれ印加される。続いて、未だ電圧が印加されていない残りの各第1電極部44及び各第2電極部46に対して各印加部43,45から電圧がそれぞれ印加される。その結果、ウエハWは、そのY軸方向における中央部分が最初に吸着面(即ち、誘電部材42の表面42b)に静電吸着され、その後、そのY軸方向における両端側が吸着面に静電吸着される。
次に、本実施形態の第2静電吸着保持装置34の作用について説明する。
さて、各第1電極部44及び各第2電極部46に各印加部43,45から電圧がそれぞれ印加されると、誘電部材42からはクーロン力が発生する。すると、誘電部材42で発生されるクーロン力が吸着力として機能することにより、ウエハWにおいて誘電部材42の表面42bに対向する部位が誘電部材42側に引き寄せられる。その結果、各支持部49の先端49aにウエハWの裏面が支持された状態で、基体40、即ち第2静電吸着保持装置34にウエハWが静電吸着される。この際、ウエハWは、誘電部材42の表面42bに接触していない。
また、各支持部49は、非常に細かい炭化シリコンの粒子が緻密に積層された構成であることから、各支持部49からは、該各支持部49とウエハWとが接触しても該接触に基づく脱粒がほとんど発生しない。もし仮に脱粒が発生したとしても、該脱粒した粒子は、ウエハWと誘電部材42の表面との間に形成される空間内に入り込み、誘電部材42の表面42bとウエハWとの間に介在するおそれがなくなる。その結果、ウエハWの被照射面Waの平面度の低下が抑制される。
また、基体40にウエハWを吸着する吸着力は、各第1電極部44及び各第2電極部46が基体40内に配置される従来の場合に比して、各第1電極部44及び各第2電極部46を支持部49の先端49aに接近した位置にそれぞれ配置できる分、大きくなる。しかも、支持面41の面積に対する各支持部49の先端49aの面積の合計の面積比率は、0.3%に設定されている。そのため、上記面積比率が50%以上である場合に比して誘電部材42の表面42bの面積が多くなる分、基体40にウエハWを吸着する吸着力は大きくなる。
このように上記面積比率を極力小さくして吸着力を大きくしても、上記第1間隔H1は、3mm以下となるように設定されると共に、上記第2間隔H2は、1.5mm以下となるように設定されている。そのため、各支持部49の先端49aによって支持されるウエハWの撓みの発生が抑制される。すなわち、ウエハWの被照射面Waの平面度の低下が抑制される。このように、ウエハWの被照射面Waの平面度の低下が抑えられていることから、ウエハWの各ショット領域には、適切な形状のパターンがそれぞれ形成される。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)基体40の支持面41側には、複数の凸状の支持部49が形成されている。また、支持面41上には、内部に各第1電極部44及び各第2電極部46を有する誘電部材42が各支持部49の間に介在されている。そのため、各第1電極部44及び各第2電極部46に電圧がそれぞれ印加される場合、誘電部材42からクーロン力が発生し、複数の支持部49の先端49aにウエハWが支持された状態で、基体40に静電吸着される。したがって、各第1電極部44及び各第2電極部46が基体40内に配置される従来の場合に比して、各第1電極部44及び各第2電極部46がウエハWに接近するように配置される分、ウエハWを静電吸着する吸着力を強力にすることができる。
(2)もし仮に支持面41の面積に対する各支持部49の先端49aの面積の合計の面積比率が0.1%未満であったとすると、ウエハWを支持する支持部49の本数が少なすぎたり、支持部49が細すぎたりし、ウエハWを支持する各支持部49に加わる負荷が大きくなり過ぎるおそれがある。一方、もし仮に支持面41の面積に対する各支持部49の先端49aの面積の合計の面積比率が50%よりも大きいとすると、誘電部材42の表面42bの面積が小さくなり過ぎてしまい、ウエハWを基体40に静電吸着させるための吸着力が小さくなってしまうおそれがある。この点、本実施形態では、支持面41の面積に対する各支持部49の先端49aの面積の合計の面積比率が0.1%以上であって且つ50%以下となるように、それらの形状や配置態様が調整されている。そのため、ウエハWを支持する各支持部49に加わる負荷の増大を抑制できると共に、誘電部材42の表面42bの面積を大きくできることから、ウエハWを基体40に静電吸着させるための吸着力を強力にすることができる。
(3)もし仮に隣接する支持部49の間隔が3mmよりも広かったとすると、ウエハWを支持する各位置が互いに遠くなり過ぎることに起因して、ウエハWに撓みが発生するおそれがある。この場合、ウエハWの被照射面Waの平面度の低下に繋がり、ウエハWに形成されるパターンに歪みなどが発生するおそれがある。この点、本実施形態では、隣接する支持部49の間隔が3mm以下となるように、X軸方向において互いに隣り合う支持部49の間の第1間隔H1及びY軸方向において互いに隣り合う支持部列50の間の第2間隔H2がそれぞれ設定されている。そのため、各支持部49の先端49aによって支持されるウエハWに歪みが発生することを抑制できると共に、ウエハWに形成されるパターンの正確性の向上に貢献できる。
(4)もし仮に各支持部49の高さL1が100μm未満であったとすると、各支持部49の先端49aと誘電部材42の表面42bとの間の間隔が狭くなり過ぎてしまい、ウエハW近傍に僅かに存在する塵や埃等の異物の逃げ場がなくなってしまうおそれがある。この場合、誘電部材42の表面42bとウエハWとの間に上記異物が介在することになり、ウエハWの平面度を低下させるおそれがある。一方、もし仮に各支持部49の高さL1が500μmよりも長いとすると、各支持部49の先端49aと誘電部材42の表面42bとの間の間隔が広くなり過ぎてしまい、ウエハWを基体40に静電吸着させるための吸着力が弱くなってしまうおそれがある。この点、本実施形態では、各支持部49の高さL1は、100μm以上であって且つ500μm以下の高さに設定されている。そのため、ウエハWと誘電部材42の表面42bとの間には、ウエハW近傍に僅かに存在する塵や埃等の異物の逃げ場を確保できるため、ウエハWの被照射面Waの平面度の低下の抑制に貢献できる。また、各第1電極部44及び各第2電極部46に高電圧をそれぞれ印加しなくても、ウエハWを基体40に静電吸着させるための吸着力を強力にすることができる。
(5)もし仮に誘電部材42の表面42bと各支持部49の先端49aとの差L2が20μm未満であったとすると、支持部49の先端49aと誘電部材42の表面42bとの間の間隔が狭くなり過ぎてしまい、ウエハW近傍に僅かに存在する塵や埃等の異物の逃げ場がなくなってしまうおそれがある。この場合、誘電部材42の表面42bとウエハWとの間に上記異物が介在することになり、ウエハWの平面度を低下させるおそれがある。一方、もし仮に誘電部材42の表面42bと各支持部49の先端49aとの差L2が100μmよりも大きいとすると、各支持部49の先端49aと誘電部材42の表面42bとの間の間隔が広くなり過ぎてしまい、ウエハWを基体40に静電吸着させるための吸着力が弱くなってしまうおそれがある。この点、本実施形態では、誘電部材42の表面42bと各支持部49の先端49aとの差L2は、20μm以上であって且つ100μm以下の高さに設定されている。そのため、ウエハWと誘電部材42の表面42bとの間には、ウエハW近傍に僅かに存在する塵や埃等の異物の逃げ場を確保できるため、ウエハWの被照射面Waの平面度の低下の抑制に貢献できる。また、各第1電極部44及び各第2電極部46に高電圧をそれぞれ印加しなくても、ウエハWを基体40に静電吸着させるための吸着力を強力にすることができる。
(6)本実施形態では、各支持部49の間に、各第1電極部44及び各第2電極部46を有する誘電部材42が配置されている。すなわち、第2静電吸着保持装置34を大型化することなく、ウエハWを基体40に静電吸着させるための吸着力を強力にすることができる。
(7)また、一般的にクーロン力を吸着力として機能させることにより吸着面にウエハWを静電吸着させる静電吸着保持装置で用いられる基体は、該基体内に配置される各電極部に電圧が印加された場合に、十分に大きなクーロン力を発生させることが可能な材料から構成される。そのため、基体に用いられる材料には機能的に制限がある。その結果、従来の静電吸着保持装置では、基体は、ウエハWと接触した際に脱粒が比較的発生しやすい材料(セラミックなど)で構成されることがあった。こうした静電吸着保持装置では、ウエハWを基体に静電吸着させた際に、基体から脱粒が発生し、該脱硫した粒子がウエハWに付着するおそれがある。そして、基体から脱硫した粒子がウエハWに付着した状態で、該ウエハWに対して次の工程(例えば、次のレイヤーへの露光処理)が実行される際、上記脱硫した粒子がウエハWと吸着面との間に入り込んでしまい、ウエハWの被照射面Waの平面度を低下させるおそれがある。また、上記脱硫した粒子がウエハWに付着した状態で加熱処理などが行なわれたとすると、上記脱硫した粒子の材質(例えば、金属)によってはウエハWを汚染させる可能性もある。その点、本実施形態では、基体40においてウエハWに接触する各支持部49は、第1本体部47上にCVD(化学蒸着法)によって炭化シリコン膜にブラスト加工を施すことにより形成されている。このように生成された炭化シリコン膜は、非常に小さい炭化シリコンの粒子から構成されており、脱粒が発生しにくい。そのため、ウエハWと各支持部49との接触に起因して各支持部49側から脱粒が発生する可能性を低下させることができる。
(8)また、本実施形態では、各第1電極部44及び各第2電極部46は、Y軸方向に沿って交互にそれぞれ配置されている。そのため、ウエハWにおける各位置に対して同程度の吸着力を付与させることができる。すなわち、ウエハWの位置毎に吸着力が異なってしまうことを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・実施形態において、第2本体部48は、ウエハWと接触した際に脱粒しにくい材料であれば、任意の材料から構成されるものであってもよい。例えば、第2本体部48は、イットリア(Y)の結晶粒子を緻密に製膜したものであってもよい。
また、第2本体部48は、超微粒子材料の衝突付着現象を利用した膜形成方法で第1本体部47上に生成されたものであってもよい。
・実施形態において、ウエハWを支持するための支持部は、図6に示すように、X軸方向に沿って延びるリブ60であってもよい。この場合、誘電部材42においてリブ60に対応する各位置には、リブ60が貫通する貫通孔51Aがそれぞれ形成されることになる。
・実施形態において、誘電部材42は、複数の分割誘電部材から構成されてもよい。例えば、Y軸方向にそって互いに隣り合う支持部列50の間となる各位置には、X軸方向に延びる分割誘電部材をそれぞれ配置してもよい。この場合、Y軸方向において互いに隣り合う分割誘電部材のうち一方の分割誘電部材内には、第1電極部44を設けると共に、他方の分割誘電部材内には、第2電極部46を設けることが望ましい。
・実施形態において、誘電部材42は、各第1電極部44及び各第2電極部46に電圧がそれぞれ印加された場合に十分に大きなクーロン力を発揮することが可能な誘電性材料であれば、ポリイミド以外の他の誘電性材料(例えば、窒化アルミニウム)であってもよい。
・実施形態において、誘電部材42の表面42bと、支持部49の先端49aとの差L2を、20μm以上であって且つ100μm以下の高さであれば、50μm以外の任意の値(例えば、20μmや100μm)に設定してもよい。上記差L2が小さいほど、ウエハWに対する吸着力が大きくなる。
・実施形態において、各支持部49の高さL1を、100μm以上であって且つ500μm以下の高さであれば、200μm以外の任意の高さ(例えば300μm)に設定してもよい。例えば、各支持部49の高さL1が100μmである場合、誘電部材42の厚み(即ち、Z軸方向における長さ)は、80μm以下の厚みであることが望ましい。また、各支持部49の高さL1が500μmである場合、誘電部材42の厚みは、400μm以上であって且つ480μm以下の厚みであることが望ましい。各支持部49の高さL1が低いほど、ウエハWに対する吸着力が大きくなる。その一方で、各支持部49の高さL1が高いほど、ウエハWと誘電部材42の表面42bとの間に塵などの異物が介在してしまうことを抑制できる。
・実施形態において、X軸方向において互いに隣り合う支持部49の間の第1間隔H1を、隣接する支持部49の間隔が3mm以下になるのであれば、1.5μm以外の任意の間隔(例えば2.5μm)に設定してもよい。
・実施形態において、Y軸方向において互いに隣り合う支持部列50の間の第2間隔H2を、隣接する支持部49の間隔が3mm以下になるのであれば、1.5μm以外の任意の間隔(例えば1μm)に設定してもよい。
・実施形態において、支持面41の面積に対する各支持部49の先端49aの面積の合計の面積比率を、0.1%以上であって且つ50%以下となる、0.3%以外の他の任意の値(例えば、3%や30%)に設定してもよい。
・実施形態において、支持部49は、テーパ状以外の他の任意の形状(例えば、円柱や多角柱)をなすものであってもよい。
・実施形態において、Y軸方向において互いに隣り合う支持部列50の間の各位置には、第1電極部44及び第2電極部46をそれぞれ配置してもよい。この場合、第1電極部44及び第2電極部46を、Y軸方向において互いに隣接するように配置してもよいし、X軸方向において互いに隣接するように配置してもよい。
・実施形態において、各第1電極部44及び各第2電極部46は、Y軸方向に延びる構成であってもよい。この場合、各第1電極部44及び各第2電極部46は、X軸方向に沿って交互に配置することが望ましい。
・本発明を、レチクルRを静電吸着させる第1静電吸着保持装置25に具体化してもよい。
・実施形態において、露光装置11は、半導体素子などのマイクロデバイスだけでなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置などで使用されるレチクルまたはマスクを製造するために、マザーレチクルからガラス基板やシリコンウエハなどへ回路パターンを転写する露光装置であってもよい。また、露光装置11は、液晶表示素子(LCD)などを含むディスプレイの製造に用いられてデバイスパターンをガラスプレート上へ転写する露光装置、薄膜磁気ヘッド等の製造に用いられて、デバイスパターンをセラミックウエハ等へ転写する露光装置、及びCCD等の撮像素子の製造に用いられる露光装置などであってもよい。
・実施形態において、露光装置11を、レチクルRとウエハWとが相対移動した状態でレチクルRのパターンをウエハWへ転写し、ウエハWを順次ステップ移動させるスキャニング・ステッパに搭載してもよい。
・実施形態において、露光装置11は、EB(Electron Beam )を露光光ELとして用いる露光装置であってもよい。
・実施形態において、EUV光を出力可能な光源装置12として、放電型プラズマ光源を有する光源装置であってもよい。
・実施形態において、光源装置12は、例えばg線(436nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、Fレーザ(157nm)、Krレーザ(146nm)、Arレーザ(126nm)等を供給可能な光源であってもよい。また、光源装置12は、DFB半導体レーザまたはファイバレーザから発振される赤外域、または可視域の単一波長レーザ光を、例えばエルビウム(またはエルビウムとイッテルビウムの双方)がドープされたファイバアンプで増幅し、非線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を供給可能な光源であってもよい。
次に、本発明の実施形態の露光装置11によるデバイスの製造方法をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造方法の実施形態について説明する。図7は、マイクロデバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造例のフローチャートを示す図である。
まず、ステップS101(設計ステップ)において、マイクロデバイスの機能・性能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップS102(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスク(レチクルRなど)を製作する。一方、ステップS103(基板製造ステップ)において、シリコン、ガラス、セラミックス等の材料を用いて基板(シリコン材料を用いた場合にはウエハWとなる。)を製造する。
次に、ステップS104(基板処理ステップ)において、ステップS101〜ステップS104で用意したマスクと基板を使用して、後述するように、リソグラフィ技術等によって基板上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップS105(デバイス組立ステップ)において、ステップS104で処理された基板を用いてデバイス組立を行う。このステップS105には、ダイシング工程、ボンティング工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程が必要に応じて含まれる。最後に、ステップS106(検査ステップ)において、ステップS105で作製されたマイクロデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経た後にマイクロデバイスが完成し、これが出荷される。
図8は、半導体デバイスの場合におけるステップS104の詳細工程の一例を示す図である。
ステップS111(酸化ステップ)おいては、基板の表面を酸化させる。ステップS112(CVDステップ)においては、基板表面に絶縁膜を形成する。ステップS113(電極形成ステップ)においては、基板上に電極を蒸着によって形成する。ステップS114(イオン打込みステップ)においては、基板にイオンを打ち込む。以上のステップS111〜ステップS114のそれぞれは、基板処理の各段階の前処理工程を構成しており、各段階において必要な処理に応じて選択されて実行される。
基板プロセスの各段階において、上述の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS115(レジスト形成ステップ)において、基板に感光性材料を塗布する。引き続き、ステップS116(露光ステップ)において、上で説明したリソグラフィシステム(露光装置11)によってマスクの回路パターンを基板に転写する。次に、ステップS117(現像ステップ)において、ステップS116にて露光された基板を現像して、基板の表面に回路パターンからなるマスク層を形成する。さらに続いて、ステップS118(エッチングステップ)において、レジストが残存している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップS119(レジスト除去ステップ)において、エッチングが済んで不要となった感光性材料を取り除く。すなわち、ステップS118及びステップS119において、マスク層を介して基板の表面を加工する。これらの前処理工程と後処理工程とを繰り返し行うことによって、基板上に多重に回路パターンが形成される。
11…露光装置、14…照明光学系、16…投影光学系、25,34…静電吸着保持装置、40…基体、41…支持面、42…誘電部材、42a…裏面、42b…表面、44…第1電極部、46…第2電極部、47…第1本体部、48…第2本体部、49…支持部、49a…先端、51,51A…貫通孔、60…支持部としてのリブ、EL…放射ビームとしての露光光、R…被吸着物、マスクとしてのレチクル、W…被吸着物、基板としてのウエハ。

Claims (13)

  1. 被吸着物を保持する静電吸着保持装置であって、
    前記被吸着物を支持する複数の凸状の支持部が設けられた支持面を有する基体と、
    前記支持面上で、且つ前記複数の凸状の支持部の間に設けられ、誘電性材料で構成される誘電部材と、
    該誘電部材に設けられる電極部と、を備えることを特徴とする静電吸着保持装置。
  2. 前記支持面の面積に対する前記複数の凸状の支持部の先端の面積の合計の面積比率は、0.1%以上であって且つ50%以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の静電吸着保持装置。
  3. 互いに隣り合う前記凸状の支持部の先端の間隔は、3mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の静電吸着保持装置。
  4. 前記複数の凸状の支持部の高さは、100μm以上であって且つ500μm以下にそれぞれ設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の静電吸着保持装置。
  5. 前記誘電部材は、前記基体に対向する裏面と、該裏面の反対側に位置する表面とを有し、
    前記凸状の支持部の先端と前記誘電部材の前記表面との間隔は、20μm以上であって且つ100μm以下に設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の静電吸着保持装置。
  6. 前記電極部は、前記誘電部材の前記裏面と前記表面との間に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の静電吸着保持装置。
  7. 前記誘電部材は、薄板状に形成され、
    前記誘電部材は、前記複数の凸状の支持部が貫通する貫通孔を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の静電吸着保持装置。
  8. 前記複数の凸状の支持部は、第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って配列されており、
    前記電極部は、前記凸状の支持部の間に配置され、且つ前記第1の方向に沿って延びるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載の静電吸着保持装置。
  9. 前記電極部は、正の電荷が供給される第1電極部と、負の電荷が供給される第2電極部とを有し、
    前記第1電極部及び前記第2電極部は、前記第2の方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の静電吸着保持装置。
  10. 前記複数の凸状の支持部は、前記支持面上の第1の方向に沿って延びるリブであり、前記複数の凸状の支持部は、前記支持面上で前記第1の方向と交差する第2の方向に沿ってそれぞれ配置されており、
    前記電極部は、前記凸状の支持部の間に配置され、且つ前記第1の方向に沿って延びるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載の静電吸着保持装置。
  11. 前記基体は、第1本体部と、該第1本体部上に積層される第2本体部と、を有し、
    前記複数の凸状の支持部は、前記第2本体部において前記第1本体部の反対側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項10のうち何れか一項に記載の静電吸着保持装置。
  12. 所定のパターンが形成されたマスクに放射ビームを導く照明光学系と、
    前記マスクを介した放射ビームを感光性材料が塗布された基板に照射する投影光学系と、
    前記マスク及び前記基板のうち少なくとも一方を前記被吸着物として保持する、請求項1〜請求項11のうち何れか一項に記載の静電吸着保持装置と、を備えることを特徴とする露光装置。
  13. リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法において、
    前記リソグラフィ工程は、請求項12に記載の露光装置を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
JP2009004044A 2009-01-09 2009-01-09 静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法 Pending JP2010161319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004044A JP2010161319A (ja) 2009-01-09 2009-01-09 静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004044A JP2010161319A (ja) 2009-01-09 2009-01-09 静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010161319A true JP2010161319A (ja) 2010-07-22

Family

ID=42578257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009004044A Pending JP2010161319A (ja) 2009-01-09 2009-01-09 静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010161319A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026421A1 (ja) * 2010-08-24 2012-03-01 株式会社クリエイティブ テクノロジー 静電チャック装置及びその製造方法
CN102645848A (zh) * 2011-02-18 2012-08-22 Asml荷兰有限公司 衬底保持器、光刻设备、器件制造方法和制造衬底保持器的方法
JP2013089956A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Asml Netherlands Bv 基板ホルダ、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、及び基板ホルダ製造方法
JP2014502053A (ja) * 2010-12-08 2014-01-23 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. 静電クランプ、リソグラフィ装置、および静電クランプの製造方法
EP2686736B1 (en) * 2011-03-17 2014-12-17 ASML Netherlands BV Electrostatic clamp, lithographic apparatus, and device manufacturing method
JP2015508229A (ja) * 2012-02-03 2015-03-16 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 基板ホルダ、リソグラフィ装置、デバイス製造方法及び基板ホルダの製造方法
KR101721684B1 (ko) * 2015-10-21 2017-04-11 (주)티티에스 바이폴라 정전척
JP2017212332A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 日本特殊陶業株式会社 電極内蔵型載置台構造
KR20180102594A (ko) * 2016-01-19 2018-09-17 인테벡, 인코포레이티드 기판 처리를 위한 패턴 척
GB2576102A (en) * 2018-07-06 2020-02-05 Berliner Glas Kgaa Herbert Kubatz Gmbh & Co Electrostatic holding apparatus and method for its production
JP2020188253A (ja) * 2019-04-04 2020-11-19 ベルリーナ グラス カーゲーアーアー ヘルベルト クバッツ ゲーエムベーハー ウント ツェーオBerliner Glas KGaA Herbert Kubatz GmbH & Co. 層状複合電極装置を有する静電保持装置およびその製造方法
US20210229135A1 (en) * 2020-01-27 2021-07-29 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331937B2 (ja) * 1981-09-14 1988-06-27 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv
JPH056933A (ja) * 1991-06-27 1993-01-14 Kyocera Corp セラミツク製静電チヤツク
JPH11214494A (ja) * 1998-01-26 1999-08-06 Taiheiyo Cement Corp 静電チャック
JP2001035907A (ja) * 1999-07-26 2001-02-09 Ulvac Japan Ltd 吸着装置
JP2001297971A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Ulvac Japan Ltd 露光装置
JP2004063827A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Ulvac Japan Ltd 吸着装置、真空処理装置及び吸着方法
JP2007053405A (ja) * 2006-11-06 2007-03-01 Canon Inc 基板吸着装置
JP2007173596A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Ngk Insulators Ltd 静電チャック
WO2009036995A1 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Asml Netherlands B.V. Electrostatic clamp, lithographic apparatus and method of manufacturing an electrostatic clamp

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331937B2 (ja) * 1981-09-14 1988-06-27 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv
JPH056933A (ja) * 1991-06-27 1993-01-14 Kyocera Corp セラミツク製静電チヤツク
JPH11214494A (ja) * 1998-01-26 1999-08-06 Taiheiyo Cement Corp 静電チャック
JP2001035907A (ja) * 1999-07-26 2001-02-09 Ulvac Japan Ltd 吸着装置
JP2001297971A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Ulvac Japan Ltd 露光装置
JP2004063827A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Ulvac Japan Ltd 吸着装置、真空処理装置及び吸着方法
JP2007173596A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Ngk Insulators Ltd 静電チャック
JP2007053405A (ja) * 2006-11-06 2007-03-01 Canon Inc 基板吸着装置
WO2009036995A1 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Asml Netherlands B.V. Electrostatic clamp, lithographic apparatus and method of manufacturing an electrostatic clamp

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026421A1 (ja) * 2010-08-24 2012-03-01 株式会社クリエイティブ テクノロジー 静電チャック装置及びその製造方法
JP2014502053A (ja) * 2010-12-08 2014-01-23 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. 静電クランプ、リソグラフィ装置、および静電クランプの製造方法
US9348236B2 (en) 2010-12-08 2016-05-24 Asml Holding N.V. Electrostatic clamp, lithographic apparatus and method of manufacturing an electrostatic clamp
KR101460597B1 (ko) * 2011-02-18 2014-11-13 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 기판 홀더, 리소그래피 장치, 디바이스 제조방법, 및 기판 홀더 제조방법
US10018924B2 (en) 2011-02-18 2018-07-10 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
CN105824199A (zh) * 2011-02-18 2016-08-03 Asml荷兰有限公司 制造衬底保持器的方法
JP2012175104A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Asml Netherlands Bv 基板ホルダ、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、及び基板ホルダの製造方法
JP2014225669A (ja) * 2011-02-18 2014-12-04 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 基板ホルダ、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、及び基板ホルダの製造方法
CN102645848A (zh) * 2011-02-18 2012-08-22 Asml荷兰有限公司 衬底保持器、光刻设备、器件制造方法和制造衬底保持器的方法
CN105824199B (zh) * 2011-02-18 2019-03-29 Asml荷兰有限公司 制造衬底保持器的方法
TWI486721B (zh) * 2011-02-18 2015-06-01 Asml Netherlands Bv 基板支架、微影裝置、元件製造方法及製造基板支架之方法
EP2490073B1 (en) * 2011-02-18 2015-09-23 ASML Netherlands BV Substrate holder, lithographic apparatus, and method of manufacturing a substrate holder
US9256139B2 (en) 2011-02-18 2016-02-09 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
US9360771B2 (en) 2011-03-17 2016-06-07 Asml Netherlands B.V. Electrostatic clamp, lithographic apparatus, and device manufacturing method
EP2686736B1 (en) * 2011-03-17 2014-12-17 ASML Netherlands BV Electrostatic clamp, lithographic apparatus, and device manufacturing method
US9316927B2 (en) 2011-10-14 2016-04-19 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
JP2014207480A (ja) * 2011-10-14 2014-10-30 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 基板ホルダ、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、及び基板ホルダ製造方法
US10126663B2 (en) 2011-10-14 2018-11-13 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
JP2013089956A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Asml Netherlands Bv 基板ホルダ、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、及び基板ホルダ製造方法
US9829803B2 (en) 2011-10-14 2017-11-28 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
US9737934B2 (en) 2012-02-03 2017-08-22 Asml Netherlands B.V. Substrate holder and method of manufacturing a substrate holder
US10898955B2 (en) 2012-02-03 2021-01-26 Asme Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
US11960213B2 (en) 2012-02-03 2024-04-16 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
US9507274B2 (en) 2012-02-03 2016-11-29 Asml Netherlands B.V. Substrate holder and method of manufacturing a substrate holder
US11754929B2 (en) 2012-02-03 2023-09-12 Asml Netherlands B.V. Substrate holder and method of manufacturing a substrate holder
US9442395B2 (en) 2012-02-03 2016-09-13 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
JP2015508229A (ja) * 2012-02-03 2015-03-16 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 基板ホルダ、リソグラフィ装置、デバイス製造方法及び基板ホルダの製造方法
US10245641B2 (en) 2012-02-03 2019-04-02 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
US11628498B2 (en) 2012-02-03 2023-04-18 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
US11376663B2 (en) 2012-02-03 2022-07-05 Asml Netherlands B.V. Substrate holder and method of manufacturing a substrate holder
US10875096B2 (en) 2012-02-03 2020-12-29 Asml Netherlands B.V. Substrate holder and method of manufacturing a substrate holder
US11235388B2 (en) 2012-02-03 2022-02-01 Asml Netherlands B.V. Substrate holder, lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of manufacturing a substrate holder
KR101721684B1 (ko) * 2015-10-21 2017-04-11 (주)티티에스 바이폴라 정전척
KR102441734B1 (ko) 2016-01-19 2022-09-07 인테벡, 인코포레이티드 기판 처리를 위한 패턴 척
KR20180102594A (ko) * 2016-01-19 2018-09-17 인테벡, 인코포레이티드 기판 처리를 위한 패턴 척
JP2017212332A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 日本特殊陶業株式会社 電極内蔵型載置台構造
GB2576102B (en) * 2018-07-06 2022-03-02 Berliner Glas GmbH Electrostatic holding apparatus and method for its production
US11398398B2 (en) 2018-07-06 2022-07-26 Asml Netherlands B.V. Electrostatic holding apparatus and method for its production
GB2576102A (en) * 2018-07-06 2020-02-05 Berliner Glas Kgaa Herbert Kubatz Gmbh & Co Electrostatic holding apparatus and method for its production
JP2020188253A (ja) * 2019-04-04 2020-11-19 ベルリーナ グラス カーゲーアーアー ヘルベルト クバッツ ゲーエムベーハー ウント ツェーオBerliner Glas KGaA Herbert Kubatz GmbH & Co. 層状複合電極装置を有する静電保持装置およびその製造方法
US11508601B2 (en) 2019-04-04 2022-11-22 Asml Netherlands B.V. Electrostatic holding apparatus with a layered composite electrode device and method for the production thereof
US20210229135A1 (en) * 2020-01-27 2021-07-29 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010161319A (ja) 静電吸着保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法
TW575937B (en) Substrate holding apparatus, exposure apparatus, and method of manufacturing device
CN108732871B (zh) 搬送系统、曝光装置、器件制造方法、搬送方法、曝光方法
US7999919B2 (en) Substrate holding technique
WO2015064613A1 (ja) 基板保持装置、露光装置及びデバイス製造方法
KR20030095338A (ko) 노광장치 및 스테이지 장치, 그리고 디바이스 제조방법
JP4580900B2 (ja) リソグラフィ装置
JP4599334B2 (ja) 物品支持部材を製造する方法
JP2009088037A (ja) 露光方法及びデバイス製造方法、並びに露光装置
TW548708B (en) Support table apparatus, exposure apparatus, and manufacturing method of device
JP2010182866A (ja) 静電吸着保持装置、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法
JP2004207734A (ja) リソグラフィ装置
JP2009266886A (ja) マスク、マスク保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法
JP6981513B2 (ja) マスク保持装置、露光装置、マスク保持方法、及び露光方法
JP2010141071A (ja) 光学部材冷却装置、光学系、露光装置及びデバイスの製造方法
JP5644416B2 (ja) 光学ユニット、光学系、露光装置、及びデバイスの製造方法
JP5428375B2 (ja) 保持装置、光学系、露光装置及びデバイスの製造方法
JP2009177126A (ja) マスクブランクス、マスク、マスク保持装置、露光装置及びデバイスの製造方法
JP2011100917A (ja) 基板受け渡し装置、露光装置、デバイス製造方法、及び基板受け渡し方法
JP2009170792A (ja) 露光装置及びデバイスの製造方法
US20130335720A1 (en) Reflecting optical member, optical system, exposure apparatus, and device manufacturing method
JP5257822B2 (ja) 清掃方法、露光方法及びデバイス製造方法、清掃部材及びメンテナンス方法
JP2011096844A (ja) マスク保持装置、露光装置、及びデバイスの製造方法
WO2018181476A1 (ja) 露光装置、露光方法、フラットパネルディスプレイの製造方法、及び、デバイス製造方法
JP2001358055A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130604