JP2010159025A - エンジンのカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】スプロケットカバーを上下2カ所で締結できるように剛性を高める。
【構成】左ケースカバー5に設けたACGカバー6の背面壁30から後方へ一体にクランプ31を突出させてセンサーハーネス15を支持する。このセンサーハーネス15の上にスプロケットカバー7を被せ、出力スプロケット11を覆い、上下2カ所をボルト13,14でクランクケース1へ締結する。このとき、クランプ31の先端を前端部7bの内面へ当接支持させることにより、前端部7bの剛性を高め、上下2カ所だけによる締結を可能にする。
【選択図】図3

Description

この発明はエンジンカバー構造に係り、特に出力スプロケットの外方を覆う保護カバーに対して少ない取付カ所で支持剛性の高い取付を可能にしたものに関する。
鞍乗型車両に搭載したエンジンケースの側方に、エンジンの動力を出力する出力軸を延長して設け、この出力軸延長部に出力スプロケットを設け、さらにこの出力スプロケットを覆うスプロケットカバーをボルトでエンジンケースに締結した構造は公知である。
特開2007−290640号公報
ところで、上記スプロケットカバーを締結する際には、外側をボルト止めする作業時に、固定されていない端部、例えば前端部が不安定な状態になり、この不安定な状態のままで締結作業をしなければならなかった。また、作業性向上のため締結カ所はできるだけ少なく、例えば2カ所だけにすることが望ましいが、スプロケットカバーは、エンジンケースの最外方であってエンジン下方に配置されるため高い剛性が要求されている部分であり、締結部を2カ所などに少なくするとスプロケットカバーの剛性を高くすることが困難であった。
そこで本願は、スプロケットカバー等の保護カバーを少ない締結カ所でかつ高い剛性が得られるようにしたエンジンのカバー構造を目的とする。
上記課題を解決するため本願発明に係るエンジンのカバー構造は、エンジンケースと、このエンジンケースに支持される出力軸と、この出力軸のエンジンケースから突出する延長部へ一体回転可能に取付けられた出力スプロケットと、エンジンケース外面に取付けられて出力スプロケットの外方を覆う保護カバーと、エンジンの状態を検出するためエンジンケースに支持されかつエンジンの外部へ延出するハーネスを備えた検出器とを備え、外方に向かって膨出する膨出部を備えたケースカバーでエンジンケースの外方を覆ったエンジンのカバー構造において、
前記ケースカバーの前記膨出部から所定間隔をもって外方へ突出し、前記ハーネスを前記膨出部との間にガイドするカバー側リブを設け、このカバー側リブで前記保護カバーの内面を当接支持するとともに、
前記保護カバーは前記カバー側リブの前記保護カバー当接部と前記膨出部の間に位置する端部を備えたことを特徴とする。
また、上記と共通の前提部を備えたものにおいて、前記ケースカバーから前記出力軸の軸線方向へ延出するケースカバー延長部を備え、前記保護カバーは前記エンジンケースの膨出部と所定の間隔を隔てた位置において内方に向かって突出するカバーリブを備え、
このカバーリブを前記ケースカバー延長部へ当接支持させるとともに、前記膨出部と前記カバーリブとの間で前記ハーネスをガイドし、
さらに、前記保護カバーが前記カバーリブと前記膨出部の間に位置する端部を備えたことを特徴とする。
保護カバーをエンジンケース外面に取付ける場合に、ケースカバーに設けられたカバー側リブに保護カバーを当接させることで、保護カバーの奥行きが規制され、組み付け時の位置決めがされるので組付け性を良好とする。
また、締結カ所を少なくした場合でも、カバー側リブにより保護カバーの内側を支持し、外方から内向きの応力強度を高くする。さらに、エンジンケースでハーネスをガイドしつつ保護カバーでハーネス外方を覆うことで、簡易な構成でハーネスを保護することができる。
また、カバー側リブに代えて、ケースカバーから出力軸の軸線方向へ延出するケースカバー延長部を設け、このケースカバー延長部に対して保護カバーは前記エンジンケースの膨出部と所定の間隔を隔てた位置において内方に向かって突出するカバーリブを備え、
このカバーリブを前記ケースカバー延長部へ当接支持させるとともに、前記膨出部と前記カバーリブとの間で前記ハーネスをガイドし、
さらに、前記保護カバーが前記カバーリブと前記膨出部の間に位置する端部を備え保護カバーに設けた内方へ突出するカバーリブを当接支持させるとともに、膨出部とカバーリブとの間でハーネスをガイドするようにしても、同様の効果を奏することができる。
自動2輪車用空冷エンジンの左側面図 図1の2−2線に沿うエンジンの部分断面図 背面壁及びクランプ部分の拡大断面図 図1の4−4線断面図 左ケースカバー及びスプロケットカバー部分の左側面図 第2実施例に係る自動2輪車用空冷エンジンの左側面図 左クランクケースの左側面図 左ケースカバーの左側面図 左クランクケースの背面図 スプロケットカバーの側面図 図6の11−11線断面図 図6の12−12線断面図 第3実施例に係る図3と同様部位を拡大した断面図 第3実施例をさらに変形した第4実施例の要部拡大図
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1〜5は第1実施例に係り、図1は自動2輪車用空冷エンジンの左側面図である。このエンジンは、クランクケース1とその前部上に設けられ鉛直方向からやや前方に傾斜したシリンダブロック2、その上に重ねられたシリンダヘッド3、さらにこのシリンダヘッド3を覆うシリンダヘッドカバー4を備える。
クランクケース1の側面には左側面を覆うための左ケースカバー5が取付けられ、左ケースカバー5の一部は略椀状に外側方へ膨出するACGカバー6をなしている。左ケースカバー5の後方には左ケースカバー5と別体に形成されたスプロケットカバー7が取付けられ、その前部7aの前端部7bは左ケースカバー5の後縁部に沿うように配置される。左ケースカバー5は剛性の高い金属製で軽合金の鋳造等で形成される。スプロケットカバー7は適宜材料から形成されるが、本実施例では樹脂製である。
スプロケットカバー7の後端部7fにはその上下方向中間部に前方へ入り込む略半円状の凹部7gが設けられ、ここにリヤフォーク(図示省略)の前端部を揺動自在に支持するピボット8が臨んでいる。ピボット8のピボット軸は、エンジンの後方を上下方向に配置されるピボットフレーム9に支持されている。
スプロケットカバー7は中央部でエンジンの出力軸10に設けられた出力スプロケット11と、出力スプロケット11に巻き掛けられたチェーン12の一部の外側方を覆うとともに、上部7d及び下部7eがボルト13・14により上下2カ所でクランクケース1へ締結されている。
スプロケットカバー7の前部7aはACGカバー6及び出力スプロケット11の間に上下方向へ配線されたセンサーハーネス15の一部及びこのセンサーハーネス15の下端部が接続するポジションセンサ16を覆っている。センサーハーネス15はスプロケットカバー7の上端より外方へ出て上方へ延び、クランクケース1の上方に配置されたECU(図示省略)へ接続している。
ポジションセンサ16は後述するシフトドラムの回転を検出することにより、シフト位置を検出するためのセンサであり、ACGカバー6の後ろ下方に位置し、スプロケットカバー7の前部7a下部に下方へ突出して形成された突部7cにて覆われる。符号17はシフトドラムを回転するためのスピンドル軸であり、出力スプロケット11の下方となるクランクケース1の底部に設けられ、図示しないシフトペダルの操作により回転される。
ここで、左ケースカバー5は本願発明のケースカバー、ACGカバー6は本願発明の膨出部、スプロケットカバー7は本願発明の保護カバー、センサーハーネス15は本願発明のハーネス、ポジションセンサ16は本願発明の検出器にそれぞれ相当する具体例である。
図2は図1の2−2線に沿うエンジンの部分断面図である。クランクケース1は車幅方向にて左右分割され、左クランクケース20と右ケース21とで構成されている。左クランクケース20の外側は、外側方を左ケースカバー5とスプロケットカバー7で覆われ、右クランクケース21の外側は右ケースカバー22で覆われる。クランクケース1の内部には、クランク軸23,メイン軸24及びカウンタ軸25がそれぞれ軸線を平行にてクランクケース1に回転可能にされている。カウンタ軸25と出力軸10は同軸でありカウンタ軸25の軸端に出力軸10が一体に形成されている。
クランク軸23はシリンダブロック2のシリンダ2a内を摺動するピストン26と一体のコンロッド27により回転駆動される。
クランク軸23の一端(本実施例では左側端部)はクランクケース5の外方へ突出し、ここにACG28が支持されている。ACG28は公知の発電機であり、左クランクケース20の外側方へ膨出し、これを覆うACGカバー6も外側方へ膨出している。
メイン軸24とカウンタ軸25は変速機を構成し、メイン軸24と出力軸10の上にはギヤ列(図示省略)が設けられ、クランク軸23からメイン軸24へ伝達された駆動力はギヤ列で変速され、変速出力がカウンタ軸25から出力軸10へ伝達される。出力軸10の一端は左クランクケース20から外方へ突出し、ここで出力スプロケット11を一体回転可能に支持する。
図3は出力スプロケット11の周囲部分を拡大した図である。ACGカバー6のうちスプロケットカバー7の前端部7bに対面する部分である背面壁30にはクランプ31が一体に設けられている。クランプ31は背面壁30から略直角に後方へ曲がった基部32と、その後端部からさらに外側方へ略直角に曲がって立壁状をなす支持突部33とからなる略L字状断面をなして背面壁30の後方へ突出し、左ケースカバー5が鋳造等で形成されるとき一体に形成される。ただし別体に形成して溶接等で一体化することもできる。
支持突部33は背面壁30との間に基部32の突出量に相当する所定間隙をなすように背面壁30と略平行に外側方へ突出している。これら背面壁30と基部32及び支持突部33により略U字状断面のクランプ溝34が形成され、このクランプ溝34の開放部は外側方へ向けられている。
クランプ31の支持突部33は本願発明のカバー側リブに相当する具体例である。
クランプ溝34内にはセンサーハーネス15が収容され、かつスプロケットカバー7の前端部7bにオーバーラップ部41を形成し、オーバーラップ部41からクランプ31の基部32へ向けて一体に突出形成された押さえリブ40が入り込んでセンサーハーネス15の外側方上に位置し、センサーハーネス15がクランプ溝34から抜け出さないように抜け止めしている。
クランプ31の基部32は背面壁30の高さ(左クランクケース20の外側面から外側方へ膨出する量)の略半分程度の位置に設けられ、左クランクケース20の外側面から外側方へ離れた位置に設けられている。またクランプ31全体はエッジ部がないように成形時に角部がアール処理されている。このため基部32でセンサーハーネス15の最も内方へ入り込んだ位置を規制するとともに、基部32がセンサーハーネス15へ接触して支持してもエッジ部がないので傷つけず、かつ左クランクケース20の外側面から離すことによってもセンサーハーネス15を左クランクケース20の外側面へ接触させないようにして、左クランクケース20の外側面との接触による損傷を防いでいる。
支持突部33の先端はスプロケットカバー7の前端部内面のうち押さえリブ40の直後となる位置に当接している。このためスプロケットカバー7の前端部7bは内方からクランプ31により支持されることになり、スプロケットカバー7を取付けたときの剛性を高めることができ、上下2カ所だけの締結でも前端部7bは十分な取付時の剛性を維持する。特に本実施例のようにスプロケットカバー7を樹脂製とした場合でも、前端部7bを含む前部7aの肉厚を2.5mm程度の薄肉にすることを可能にする。
なお、押さえリブ40は前端部7bに沿って広範囲に連続形成してもよく、クランプ31部分に対応して部分的に形成してもよい。このような部分的に押さえリブ40を設ける場合にはオーバーラップ部41による抜け出し防止が特に有効となる。
スプロケットカバー7においてクランプ31の後方には仕切壁42が前部7aの内面から内方へ向かって一体に突出している。仕切壁42はクランプ31よりも内方へ長く延びて先端が左クランクケース20の外側面に達している。仕切壁42は出力スプロケット11の径方向前半側を囲むように覆う立壁状のリブである。43はスプロケットカバー7の中央部内面から出力スプロケット11の外側面近傍まで一体に突出する円筒部である。
左クランクケース20の外側面にはメイン軸24の軸端を支持する軸受部50の近傍にリブ51及び52が前後して外側方へ突出形成され、このうち前側のリブ51の先端にはACGカバー6における背面壁30の内方端部が当接する。後側のリブ52の先端にはチェーンガイド53が支持され、このチェーンガイド53の外側面に仕切壁42の先端が当接されている。
チェーンガイド53はチェーン12の前方かつ幅方向中央上に位置して、チェーン12の円滑な回転をガイドするための部材であり、出力スプロケット11の径方向前半側において、チェーン12を略半円弧状をなして囲んでいる。
リブ52、チェーンガイド53及び仕切壁42により、出力スプロケット11及びチェーン12の前方はACGカバー6側と区画される。この区画された空間内に出力スプロケット11が配置され、左クランクケース20の外側面から突出する出力軸10の先端へ一体回転可能に取付けられている。出力軸10は左クランクケース20に設けられた軸受54にて支持されている。
図4は図1の4−4線断面図である。クランプ31の支持突部33における先端はスプロケットカバー7における前端部7bの内面に当接している。この当接部のうち、上下の当接部には平坦な座部44が形成され、この座部44にて支持突部33と当接している。中央の支持突部33における当接部は既に前端部7bの内面部分がほぼ平坦面になっているため特に座部を形成していない。このように当接部を平面にすることで支持突部33による前端部7bの支持をより確実にする。
スプロケットカバー7は上部7dに設けられているボス45を左クランクケース20の外側面に設けられた対応するボス55に重ねてボルト13で固定される。このときチェーンガイド53もボス45と55に挟まれて共締めされる。下部7eも予め設けられているボス46を左クランクケース20の対応するボス56に重ねてボルト14で固定される。このとき仕切壁42の下部は出力スプロケット11の下方へ回り込み、同じく出力スプロケット11の下方へ回り込んでいるチェーンガイド53の側面へ当接することにより、その下方に位置するポジションセンサ16と出力スプロケット11の間を区画し、出力スプロケット11及びチェーン12側から泥等が飛散してポジションセンサ16へ付着することを効果的に防止している。
出力スプロケット11及び仕切壁42の下方となる左クランクケース20の側面下部にはセンサ取付穴57が設けられ、ここにポジションセンサ16が嵌合されてボルト58で取付けられている。センサ取付穴57にはシフトドラム29の軸端部が嵌合され、シフトドラム29の軸端に設けられた突部29とポジションセンサ16が連結され、シフトドラム29の回転をポジションセンサ16で検出できるようになっている。
図5は左ケースカバー5及びスプロケットカバー7の拡大した左側面図である。スプロケットカバー7の前端部7bはACGカバー6に臨む縁部がACGカバー6の後部に沿う略半円弧状部を備え、左ケースカバー5の後端部上に重なっている。この前端部7bの上部、中央部及び下部において各内方にクランプ31が重なっている。
クランプ31は左ケースカバー5の後端部に上下方向へ所定間隔を持って計3個設けられている。センサーハーネス15はこれらのクランプ31にガイドされて、背面壁30の背面に略沿って上下方向へ配線される。符号35は左クランクケース20へ左ケースカバー5を締結するためその後端部に設けられ、かつスプロケットカバー7の下に重なるボスである。36は左ケースカバー5の周囲に設けられている他の取付用ボスである。
ACGカバー6の膨出部、クランプ31及びボス35等は上下のボルト13・14の中心を結ぶ線Lの上に重ならずずれるように配置されている。また上下のボルト13・14の位置は出力スプロケット11の中心Oに対して略点対称となっている。このようにすることによって締結部の数を少なくしても、スプロケットカバー7を容易かつ速やかに取付けることができる。
また、スプロケットカバー7を左クランクケース20の外側方に取付ける場合に、クランプ31の支持突部33の先端をスプロケットカバー7の前部7a内面へ当接させることで、スプロケットカバー7の前端部7bの奥行きが規制されて位置決めされるので組付け性が良好になる。このため組み付け作業性を向上させることができる。
さらに、締結カ所を2カ所と少なくした場合でも、クランプ31の支持突部33によりスプロケットカバー7の内側を支持し、外方から内向きの応力強度を高くして支持剛性を十分に高めることができる。さらに、左ケースカバー5でセンサーハーネス15をガイドしつつスプロケットカバー7でセンサーハーネス15の外方を覆うことで、簡易な構成でセンサーハーネス15を保護することができる。
次に第2実施例を説明する。図6〜12は第2実施例に係り、図6はエンジンの左側面図、図7は左クランクケースの左側面図、図8は左ケースカバーの左側面図、図9は左クランクケースの背面図、図10はスプロケットカバーの側面図、図11は図6の11−11線断面図、図12は図6の12−12線断面である。
なお、この例も前実施例同様に空冷エンジンの左ケースカバーとスプロケットカバーによるセンサーハーネスの配線に関するものであるから、共通部には共通符号を用いるものとし、さらに、前実施例と同様部分については、必要な場合を除き共通符号を付して説明を省略する。
図6において、左ケースカバー5は膨出形成されたACGカバー6を一体に備え、左クランクケース20の外側方へボス35・36でボルト止めされている。左ケースカバー5の後方にはスプロケットカバー7が上下2カ所をボルト13・14で左クランクケース20へ取付けられている。出力スプロケット11の外側方を覆っている。左ケースカバー5の後端部にスプロケットカバー7の前端部が重なり、この重なった部分にセンサーハーネス15が上下方向へ配線されている。これらの構成は前実施例と同じである。
図7に示すように、左クランクケース20は前方側にACG収容部60、後方側に出力スプロケット収容部61を備え、ACG収容部60と出力スプロケット収容部61の間に略半円弧状のチェーンガイド53が後方へ開放され、かつ出力スプロケット収容部61の前方を覆うように取付けられる。
左クランクケース20の下部でACG収容部60とチェーンガイド53の間には、センサ取付穴57が設けられ、その後方へ隣接してスピンドル軸を通すためのスピンドル穴62が設けられている。
63はチェーンガイド53の取付部であり、上下2カ所に設けられ、そのうちの上側のものが前実施例同様にスプロケットカバー7のボス45をボルト13で共締めする。64はスプロケットカバー7のボス46をボルト14で締結する左クランクケース20側のボスである。65は左ケースカバー5の取付用ボスのうちスプロケットカバー7に重なるボスであり、66は他の取付用ボスである。
図8及び図9に示すように、左ケースカバー5の背面壁30にはクランプ31が一体に設けられている。このクランプ31は上下のボス35間をつないで背面壁30から後方の出力軸10側へ延出するフランジ70と、その上下部に設けられるクランプリブ72・73で構成される。フランジ70の後縁部はチェーンガイド53に沿う略円弧状部71となっている。
クランプリブ72,73はフランジ70の上下部分から上方へ一体に突出している。クランプリブ72は図8に示す上端面が上下方向へ略垂直に配置され、クランプリブ73は上端面が上方を前方へ位置させるよう前傾している。
各クランプリブ72,73は、上下のボス35へそれぞれ隣接している。これら上下のボス35はそれぞれ左クランクケース20に形成されている上下のボス65(図7)へ重なって取付けられる。
36は、左クランクケース20における他の複数のボス66と重なって取付けられるボスであり、左ケースカバー5の周囲に設けられる。
図9に示すように、クランプリブ72,73はボス35より高い位置(外側方寄り位置)に設けられ、背面壁30との間でセンサーハーネス15をガイドし、センサーハーネス15がボス35へ接近しないようになっている。しかも前実施例の基部32に相当するものとして上下方向へ長く形成されたフランジ70を設けたので、このフランジ70によりセンサーハーネス15の左クランクケース20側を長く支持できるから、センサーハーネス15を左クランクケース20へより接触しにくくできる。
図10に示すように、スプロケットカバー7は中央に出力スプロケット11の外側面へ延びる円筒部43が一体に設けられ、この円筒部43の前方を略半円弧状に囲むように仕切壁42が一体に設けられている。仕切壁42はチェーンガイド53の上へ重なり、出力スプロケット11の前方を覆う壁部をなす。
仕切壁42の前部42aは段部42bにてボス35側の後部部分へ連続し、後部部分を前方へ延長した仮想位置よりも後方へ引き下がり、前部42aとその前方に位置するフランジ70(図8)との間に一定の間隙を設けるようになっている。仕切壁42の両端は上下のボス45、46へ連続している。このようにすることにより、出力スプロケット11の周方向に沿って仕切壁42を長く形成しても、その両端部を剛性が高いボス45、46と一体化するため、十分な剛性を得ることができる。
仕切壁42の前方となる前端部7bの内面側には上下に押さえリブ40a及び40bが一体に内方へ向かって突出形成されている。押さえリブ40a,40bは左ケースカバー5のクランプリブ72,73に対応し、上側の押さえリブ40aはクランプリブ72の前方へ所定間隔をもってほぼ同大かつ略平行に配置され、下側の押さえリブ40bもクランプリブ73の前方へ所定間隔をもってほぼ同大かつ略平行に配置される。
図11に示すように、スプロケットカバー7を取付けると、前端部7bのオーバーラップ部41がフランジ70の上に重なり、クランプリブ72,73の先端が押さえリブ40a、40bの後側となる前端部内面へ当接してこれを支持する。押さえリブ40a、40bはクランプリブ72,73と背面壁30との間に形成されるクランプ溝34へ入り、予めクランプ溝34内に収容されているセンサーハーネス15の上方を押さえる。
また、前端部7bは前方が前上がりに傾斜しているが、押さえリブ40a、40bと仕切壁42を前後に設け、かつこれらの間をクランプリブ72,73で支持するので、前端部7bの剛性が高くなり、前端部7bをこのような形状にしても開口が拡大する等の変形が生じず安定する。
図12に示すように、前端部7bの押さえリブ40a、40bが設けられていない部分は、オーバーラップ部41をなしてフランジ70の上方を覆う。このフランジ70の上にはセンサーハーネス15がガイドされているから、センサーハーネス15の上方をオーバーラップ部41で押さえて抜け止めできる。そのうえ、フランジ70の後方にはクランプリブ72(73)が存在しないが、その代わりにフランジ70の後端から若干後方へ離れて仕切壁42が位置するので、この仕切壁42を利用してセンサーハーネス15を車体後方側からガイドさせることができる。
このように、本実施例によれば、押さえリブ40a、40bやクランプリブ72,73の数を少なくすることができ、クランプ構造を簡単にすることができる。そのうえフランジ70でセンサーハーネス15を長くガイドできるので、ガイドが容易になり、しかも左クランクケース20によりセンサーハーネス15を損傷させるおそれが少なくなる。なお、これ以外にも前実施例と同様の効果を奏し得る。また、図7に示すチェーンガイド53の配置や図8の左ケースカバー5におけるACGカバー6の背面部構造、さらには図10に示す仕切部42の構造は前第1実施例に利用可能である。
次に第3実施例を図13に基づいて説明する。図13は図3と同様部位を拡大した断面図である。この例では、背面壁30から後方の出力軸10の軸線と直交する方向へ後方延出部90が略舌片状に突出形成され、平坦面を外側方へ向けている。後方延出部90の先端は出力スプロケット11の外周位置近傍程度まで延び、ここで前部7aの内面から略直角に内方へ延びる一体の突っ張りリブ47の先端が当接している。このように突っ張りリブ47の先端が後方延出部90の上に当接して支持されることにより、前部7aは背面壁30で内方を支持されることになるため、やはり前端部7bを含む前部7aの支持剛性を高めることができる。
後方延出部90は前各実施例の基部32やフランジ70に相当するが、一体に設けられて長く突出し、先端が前部7aの内面へ直接当接する支持突部33、クランプリブ72、73を備えない点が相違する。但し、後方延出部90から短いリブ状等をなす突起を出し、この突起と突っ張りリブ47の先端同士を当接するようにしてもよい。
ここで、後方延出部90は本願発明のケースカバー延長部に相当し、突っ張りリブ47は本願発明のカバーリブにそれぞれ相当する具体例である。
このようにすると、背面壁30と後方延出部90及び突っ張りリブ47でセンサーハーネス15の収容空間91を形成し、前部7aの突っ張りリブ47を越えて前方へ延び、後方延出部90の上方に重なるオーバーラップ部41により、収容空間91を覆う。
したがって、突っ張りリブ47と後方延出部90の当接により、前部7aを左ケースカバー5により支持して剛性を高くすることができるとともに、後方延出部90が単純形状で比較的小型化できるので、左ケースカバー5と一体成形する場合に左ケースカバー5の成形が容易になる。
図14は、図13をさらに変形した第4実施例であり、後方延出部90からオーバーラップ部41へ向かって小さなリブ92を出し、オーバーラップ部41側からも後方延出部90へ向かって小さなリブ48を出す。
各リブ92,48は、それぞれ相手側へ達しず、かつ上下方向で当接しないように前後へずれて相互に間隔を有するようにし、それぞれの先端にてセンサーハーネス15を押さえる。
このようにすると、2つのリブ92,48の大きさや位置を変化させることにより、収容空間91の空間拡大部分を自由に調整することができる。したがってセンサーハーネス15が太くなったり、扁平になっても確実に押さえることができる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、エンジンの状態を検知するための検出器であれば、ポジションセンサ16に代えて使用できる。またハーネスもポジションセンサ16用のセンサーハーネスだけでなく検出器に応じて種々に変更可能である。
さらに、エンジンケースの膨出部はACGカバーのみならず、膨出してハーネスをガイドできるものであればどのような部位でもよい。
また、保護カバーは出力スプロケット11の側方を覆うカバーであれば、必ずしもスプロケットカバー7である必要はなく、例えば、左リヤカバー等と称されるような部材であってもよい。

1:クランクケース、5:左ケースカバー、6:ACGカバー、7:スプロケットカバー、10:出力軸、11:出力スプロケット、15:センサーハーネス、16:ポジションセンサ、20:左クランクケース、30:背面壁、31:リブ、35:クランプ、36:底部、37:立壁部、38:クランプ溝、47:突っ張りリブ、72・73:クランプリブ、90:後方延出部

Claims (5)

  1. エンジンケースと、このエンジンケースに支持される出力軸と、この出力軸のエンジンケースから突出する延長部へ一体回転可能に取付けられた出力スプロケットと、エンジンケース外面に取付けられて出力スプロケットの外方を覆う保護カバーと、エンジンの状態を検出するためエンジンケースに支持されかつエンジンの外部へ延出するハーネスを備えた検出器とを備え、外方に向かって膨出する膨出部を備えたケースカバーでエンジンケースの外方を覆ったエンジンのカバー構造において、
    前記ケースカバーの前記膨出部から所定間隔をもって外方へ突出しつつ、前記ハーネスを前記膨出部との間にガイドするカバー側リブを設け、このカバー側リブで前記保護カバーの内面を当接支持するとともに、
    前記保護カバーは前記カバー側リブの前記保護カバー当接部と前記膨出部の間に位置する端部を備えたことを特徴とするエンジンのカバー構造。
  2. エンジンケースと、このエンジンケースに支持される出力軸と、この出力軸のエンジンケースから突出する延長部へ一体回転可能に取付けられた出力スプロケットと、エンジンケース外面に取付けられて出力スプロケットの外方を覆う保護カバーと、エンジンの状態を検出するためエンジンケースに支持されかつエンジンの外部へ延出するハーネスを備えた検出器とを備え、エンジンケースの外方を外方に向かって膨出する膨出部を備えたケースカバーで覆ったエンジンのカバー構造において、
    前記ケースカバーから前記出力軸の方向へ延出するケースカバー延長部を備え、
    前記保護カバーは前記エンジンケースの膨出部と所定の間隔を隔てた位置に配置するための内方に向かって突出するカバーリブを備え、
    このカバーリブを前記ケースカバー延長部へ当接支持させるとともに、前記膨出部と前記カバーリブとの間で前記ハーネスをガイドし、
    さらに、前記保護カバーが前記カバーリブと前記膨出部の間に位置する端部を備えたことを特徴とするエンジンのカバー構造。
  3. 前記保護カバーは前記エンジンケースに対して複数の締結部で締結され、これらの締結部は前記出力軸の中心に対して略点対称に配置されるとともに、
    前記ケースカバー側もしくは前記保護カバー側に設けられたリブと前記膨出部は前記略点対称に配置された締結部を結ぶ直線上から外れた位置に配置されることを特徴とする請求項1は請求項2に記載したエンジンのカバー構造。
  4. 前記クランクケース外方においてクランク軸上に支持されるACGを備え、前記ケースカバーの膨出部は、前記ACGを覆うACGカバーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載したエンジンのカバー構造。
  5. 前記検出器は前記出力軸の下方に配置され、シフトドラムの回転位置を検出する位置検出センサであり、前記保護カバーは前記位置検出センサの外方を覆うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載したエンジンのカバー構造。
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