JP2010154780A - 釣り用スプールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維強化プリプレグにより、所要の強度を維持しつつ耐久性、安全性に優れた軽量構造の釣り用スプールおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】芯金40に、テーパ状の第1成形面42とこの第1成形面の大径側端部から延びる環状の第2成形面44と、この第2成形面の外周側縁部から延びる第3成形面46とを形成し、芯金40の第1成形面42から第3成形面46にわたる外周面上に、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグ34P,36Pを巻装し、芯金40に対応する第1成形面52と第2成形面54と第3成形面56とを有する外型50により、芯金40の外周面上に配置した繊維強化プリプレグを加圧し、加熱硬化し、芯金40および外型50のそれぞれの第1成形面42,52、第2成形面44,54および第3成形面間46,56に、スプール本体20の胴部22とフランジ部24とスリーブ部56とを形成する工程を備える方法。
【選択図】 図10

Description

本発明は、魚釣用リールに装着され、釣り糸を巻回するスプールおよびその製造方法に関する。
一般に、魚釣用リールのスプールは、周部に釣り糸が巻回される胴部を両端部よりも大きく窪ませた小径の円筒状に形成し、多量の釣り糸を収容する。このようなスプールは、釣り糸を巻き取る際の大きな負荷、および、巻き取った後の釣り糸による締付力に耐え、更に、温度変化による伸縮作用で締付けられる場合にも、変形や破損することなく釣り糸を保持するため、金属で形成されるのが通常である。
また、金属で形成することに代え、カーボン繊維等の高強度・高弾性率繊維からなる編組を補強骨格とし、この編組を熱硬化性樹脂で結合成形した軽量構造のスピニングリール用スプールも開発されている(例えば特許文献1参照)。
実開昭56−5468号公報
しかし、スプールの軽量化を図るために、金属に代えて樹脂で形成した従来のスプールでは、高強度・高弾性率繊維の編組を、中間部位を大きく窪ませた糸巻部や複雑な曲面形状を持つ複雑な円筒状形状に形成することが困難である。特に、軽量化のために薄肉化し、胴部の両端部の隅部を大きく屈曲させようとすると、繊維が折れ曲がり、剥離、破断し易く、所要の強度を得ることが困難である。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、繊維強化プリプレグにより、所要の強度を維持しつつ耐久性、安全性に優れた軽量構造の釣り用スプールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によると、魚釣用リールに装着され、釣り糸を巻回する筒状の胴部と、この胴部の軸方向の一端から径方向外方に立上がるフランジ部と、このフランジ部の外端から胴部の反対側に向けて延びる筒状のスリーブ部とを有するスプール本体を備える釣り用スプールを製造する方法であって、芯金の外周部に、テーパ状の第1成形面と、この第1成形面の大径側端部から径方向外方に延びる環状の第2成形面と、この第2成形面の外周側縁部から第1成形面の反対方向に延びる第3成形面とを形成し、前記芯金の第1成形面から第3成形面にわたる外周面上に、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを巻装し、前記芯金の外周面に対応する第1成形面と第2成形面と第3成形面とを内周面に有する外型により、前記芯金の外周面上に配置した繊維強化プリプレグを加圧し、加熱硬化し、前記芯金および外型のそれぞれの第1成形面、第2成形面および第3成形面間に、前記スプール本体の胴部とフランジ部とスリーブ部とを形成する工程を備える方法が提供される。
前記外型で加圧する前に、芯金の外周面上に巻装された繊維強化プリプレグを緊締テープで巻回することが好ましい。
また、前記繊維強化プリプレグは、スプール本体の周方向に少なくとも3分割された幅寸法を有する複数枚のシート材を巻装して形成することができる。
更に、魚釣用リールに装着され、釣り糸を巻回する釣り用スプールであって、釣り糸を巻回する筒状の胴部と、この胴部の軸方向の一端から径方向外方に立上がるフランジ部と、このフランジ部の外端から胴部の反対側に向けて延びる筒状のスリーブ部とを有するスプール本体を備え、前記スプール本体は、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを巻装して形成された本体層を有し、この本体層は、前記胴部からスリーブ部まで延びると共に、スプール本体の周方向に少なくとも3分割された幅寸法を有する複数枚のシート材を巻装して形成されるスプールが提供される。
前記スプール本体は、最外層と最内層との少なくとも一方に、強化繊維の織布を巻装されて形成した織布層を有することが好ましい。
本発明によるスプールを製造する方法によると、芯金および外型のそれぞれの第1成形面、第2成形面および第3成形面間に、繊維強化プリプレグを加圧し、加熱硬化することにより、スプール本体の胴部とフランジ部とスリーブ部とを一体的に形成することができ、スプールの軽量化が図れると共に、スプールの胴部からフランジ部およびスリーブ部に至るスプール本体が繊維強化プリプレグで一体的に形成されることで、高強度のスプールを製造することができる。
外型で加圧する前に、芯金の外周面上に巻装された繊維強化プリプレグを緊締テープで巻回する場合には、加圧および加熱工程中における強化繊維の蛇行や移動を防止でき、強度の安定化が図れ、外観品質を向上させることができる。
繊維強化プリプレグが、スプール本体の周方向に少なくとも3分割された幅寸法を有する複数枚のシート材を巻装して形成される場合には、芯金の段付構造に形成される第1成形面から第3成形面まで、段差部における皺の発生を防止しつつ、繊維強化プリプレグを巻装し易く、作業性が向上すると共に、品質を向上することが可能となる。
更に、スプール本体の本体層がスプール本体の周方向に少なくとも3分割された幅寸法を有する複数枚のシート材を巻装して形成される魚釣用スプールによると、繊維強化プリプレグの強化繊維を所用方向に配向させた状態で効率よく巻装することができ、比強度に優れた軽量構造のスプールを形成することができる。
スプール本体の最外層と最内層との少なくとも一方に、強化繊維の織布を巻装されて形成した織布層を有する場合には、強化繊維の剥離、破断や層間剥離を防止でき、長期間の使用に耐える優れたスプールを形成することができる。
図1は、本発明の好ましい実施形態による釣り用スプール10を装着した魚釣用リール9の全体を示す。なお、図面中、同様な部位には同様な符号を付してある。
図1に示すように、本実施形態の釣り用スプール10は、魚釣用リール9としてスピニングリールに装着してある。この魚釣用リール9は、内部に種々の機構を収容するリール本体8を備え、このリール本体8から上方に延びる脚部8aの端部に形成された竿取付部8bを介して図示しない釣り竿に取付けられる。
スプール10は、このリール本体8の前方に装着され、図示しないハンドルでロータ7が回転したときに、このロータ7の回転運動と同期して前後動される。スプール10が前後動する間に、ロータ7の一対の腕部7aに設けられたベール6で釣り糸が案内され、スプール10上に均等に巻回される。
釣り糸をスプール10上に案内するベール6を、図示の巻取り位置から反対側に倒し、釣り糸の放出を阻害しない位置に保持することにより、例えばキャスティングの際、スプール10から釣り糸を自由に放出することができる。また、ロータ7は、リール本体8の後方に配置した切換レバーLを操作することにより、例えば釣り糸巻取り方向への正転が可能で逆転不能の状態と、正逆転可能とする状態とに切換えることができる。
図1から図4に示すように、本実施形態のスプール10は、全体として前端側が小径に形成され、例えばアルミニューム合金等の金属製の前壁部材12を先端に装着したスプール本体20を備え、この前壁部材12を介してスプール軸5(図3)に装着され、リール本体8内の往復動機構により、スプール軸5と共に前後動することができる。
スプール軸5に装着される前壁部材12は、後方に突出するボス状の短軸部又は突起部として形成した中心部12aに、スプール軸5に装着するための非円形の装着孔14aを形成し、この中心部12aを囲む薄肉構造の周部に、多数の開口14bを形成し、スプール10の軽量化を図ると共に、スプール内の良好な通気性を確保した構造を有する。更に、この前壁部材12の外周部には、スプール本体20の後述する胴部上に釣り糸を保持する前部フランジ部16と、スプール本体20に固定するための連結部18(図3)とを形成してある。
前部フランジ部16は、前方に拡径しつつ僅かに傾斜した滑らかな環状面16aをスプール本体20側に有し、連結部18はこの環状面16aの内周側から僅かな段差を形成して後方に突出する筒状構造を有する。この連結部18の外周部にスプール本体20の前端を、例えば圧入又は接着剤を介して一体的に結合すると、前部フランジ部16の環状面16aはスプール本体20の外周面との間に段差を形成することなく、スプール本体20の外周面から直接立上がる状態の連続面を形成する。
この前壁部材12は、スプール本体20側の環状面16aが前方に傾斜することにより、前方に繰出される釣り糸が外周側縁部で大きく屈曲されることはない。このため、釣り糸は前壁部材12で傷つけられることなく、スプール10から放出される。この環状面16aはスプール軸5の軸線に対して例えば45度以下の角度で傾斜することが好ましい。この環状面16aをスプール軸5aの中心軸に対してほぼ直立する状態に形成する場合には、釣り糸に対する損傷を防止するために、少なくとも外周側の縁部を曲面状に形成することが好ましい。
この前壁部材12は、金属で形成することに代え、ポリアセタール、ABS、ナイロン等の合成樹脂や繊維強化樹脂で形成してもよく、更に、スプール本体20と一体に形成することも可能である。この前壁部材12の最大外径すなわち環状面16aの外径は、釣り糸の滑らかな放出を可能とするために、スプール本体20の後述するスリーブ部よりも小径に形成することが好ましい。
本実施形態のスプール本体20は、テーパ状の外周面を有する胴部22と、この胴部22の後端側すなわち大径側の一端から径方向外方に立上がるフランジ部24と、このフランジ部の外端から胴部22の反対側の後方に向けて延びる薄肉筒状のスリーブ部26とを有し、フランジ部24の内周側には、胴部22との間に、スプール本体20の内側に突出する隅部23が形成され、外周側には、スリーブ部26との間に、スプール本体20の外側に突出する隅部25が形成される。このスプール本体20は、胴部22の先端部を、上述の前壁部材12の連結部18の外周部に嵌合される。壁部材12が金属で形成される場合には、連結部18と胴部22との境界部に、非通電層すなわち絶縁層を配置することが好ましい。この場合には、スプール本体20を形成する繊維強化樹脂(後述する)が導電性の強化繊維を有する場合でも、このスプール本体の導電性材料との間における電食を防止することができる。
スプール本体20の胴部22は、前方側の外径D1を後端側の外径D2よりも小径としたテーパ状に形成してあり、後端側から立上がるフランジ部24および前部フランジ部16の環状面16aの径方向寸法すなわち胴部22の外面からの立上り高さとを調節することにより、外径および軸方向長さB1が等しいスプール10でも、この胴部22の外周部上に収容可能な糸巻量を必要に応じて調整することができる。胴部22の外周面がテーパ状に形成してあるため、釣り糸放出時に、釣り糸を滑らかに繰出すことができ、釣り糸に作用する応力を軽減することができる。
フランジ部24の外端から胴部22の反対側に向けて後方に延びるスリーブ部26は、胴部22の後端側の外径D2よりも大きな外径D3と、胴部22の軸方向長さB1よりも短い軸方向長さB2を有し、釣り糸がスプール10の内部に入り込むのを防止する。このスリーブ部26は、円筒状に形成することに代え、胴部22側を僅かに小径にしたテーパ状であってもよい。
このスリーブ部26の後端に、滑らかに湾曲した外周面を有するリング部21(図1)を配置してもよい。このようなリング部21は、スリーブ部26と一体に形成してもよく、あるいは、別体に形成してもよい。このようなリング部21を設けることにより、後述するように、繊維強化樹脂で形成したスプール本体20の後端部を保護し、強化繊維が外部に露出するのを防止することができる。
図5の(A)に軸方向断面で示すように、本実施形態のスプール本体20は、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを巻装して形成した繊維強化樹脂製の本体層28と、この本体層28の内周側で、胴部22の一端側である後端側からフランジ部24まで、更に必要な場合にはスリーブ部26に至る範囲まで、強化繊維の織布を巻装して形成された織布層30とを有する。
この織布層30は、特に、胴部22とフランジ部24との間の隅部23を含む範囲Gに配置することが好ましく、フランジ部24とスリーブ部26との間の隅部25を超えて、フランジ部24から離隔した側であるスリーブ部26の後端部まで延設してもよい。更に、図5の(B)に同様な軸方向断面で示すように、織布層30は、スプール本体20の胴部22からスリーブ部26に至る全長にわたる少なくとも内面に形成してあればよい。いずれの場合も、織布層30は、スプール本体20の最内層を形成する。
図5の(A)に示す織布層30は、胴部22の内側から隅部23を介してフランジ部24の内側に延び、胴部22の最内層を形成する緩傾斜部30aと、フランジ部24の最内層を形成する急傾斜部30bとを有する。図5の(B)に示すように、織布層30をスリーブ部26の内側で、フランジ部24から離隔した側の端部まで延設される場合にも、同様な緩傾斜部30aと急傾斜部30bとが形成され、更に、スリーブ部26の内側には円筒状部30cが形成される。
フランジ部24の内側に配置される急傾斜部30bは、スプール10の軸方向断面で見たときに、隅部23を含む範囲G内で、中心軸線と平行な基準線Rに対して60°〜120°で、好ましくは70°〜110°の角度θを形成する。この軸方向範囲Gは、隅部23の前後にわたって軸方向に沿う、例えば10mm〜15mmの範囲である。
このように狭く限られた軸方向範囲G内で急角度の屈曲部を形成する隅部23は、織布層30の遷移部30dで覆われている。この隅部23は、スプール10内に最も突出するため、例えば保守作業を行う際に、工具等の硬い異物に衝突して傷つきやすく、本体層28の強化繊維が剥離して露出した場合には、損傷の程度あるいは範囲が拡大するだけでなく、これを放置すると、誤って触れた手を負傷させる虞があるが、本実施形態のように、織布層30の遷移部30dが、特に、スプール10の内方に突出して縁部を形成する隅部23の内側の本体層28を覆い、滑らかな湾曲状又は面取り状の内面を形成して保護することにより、他の部材との接触で本体層28の強化繊維が剥離したり、本体層28と織布層30とが層間剥離するのを防止することができる。
このような織布層30は、スプール本体20を繊維強化樹脂で形成した薄肉かつ軽量構造のスプール10であっても、スプール本体20の所要の強度を維持しつつ耐久性、安全性に優れたスプールとして形成することができ、スプール10の安全性が大きく向上する。なお、図5の(B)に符号30eで示すように、フランジ部24の外周側の隅部25の内面側には、急傾斜部30bと円筒状部30cとの間を滑らかな湾曲状に接続する遷移部30eが形成されている。この遷移部30eよりも内周側の遷移部30dの方がより大きな曲率半径で湾曲し、隅部23を保護している。
図5の(A)に示すように、胴部22およびフランジ部24の一部を覆う織布層30は、緩傾斜部30aおよび急傾斜部30bがそれぞれ胴部22およびフランジ部24で、本体層28との間に段差を形成することなく面一状に連続する円錐状又は円筒状の内面を形成するのが好ましい。これにより、スプール本体20における本体層28と織布層30との一体性が増大する。
また、図5の(B)に示すように、織布層30をスリーブ部26の内側で、フランジ部24から離隔した側の端部まで延設する場合には、連続した内面が形成されることにより、より確実に本体層28の繊維剥離や本体層28と織布層30との層間剥離を防止することができる。
このような織布層30は、多数本の強化繊維からなる繊維束を縦方向および横方向に配置して互いに織成して形成した2軸織物、又は、互いに等角度で交差する3つの方向に配置した繊維束を互いに織成して形成した3軸織物等の織布で強化材とし、この強化材に合成樹脂を含浸したプリプレグを巻回することで形成することが好ましい。
織布層30を形成する織布の強化繊維は、引張り弾性率が例えば30ton/mm以下で、本体層28を形成する繊維強化樹脂の強化繊維よりも引張り弾性率を低くし、特に、隅部23における破断を防止できるものであることが好ましい。また、急角度で屈曲する隅部23での破断を避けるために、本体層28を形成する繊維強化樹脂の軸長方向繊維よりも、破断伸度の高いことがより好ましい。いずれの場合も、胴部22の緩傾斜部30aと遷移部30dと急傾斜部30bとにわたって繊維が連続することが好ましい。このような繊維で織布層30を形成することにより、連続した強化繊維が隅部23を挟んで緩傾斜部30aと急傾斜部30bとがクランク状に連続して延び、スプール本体20の耐久性および安全性を、更に向上することができる。
図5の(B)に示すように、織布層30がスリーブ部26の内面まで延設される場合も、同様にクランク状に連続して延びることが好ましいが、少なくとも内方に突出する隅部23の前後の緩傾斜部30aと急傾斜部30bとで連続したクランク状に延びることが好ましく、更に、隅部25における遷移部30eの前後でも、急傾斜部30bと円筒状部30cとで連続したクランク状に延びることが好ましい。
織布層30の強化繊維は、胴部22からフランジ部24、更にスリーブ部26まで連続すると共に、主たる繊維方向を胴部22の軸方向に対して傾斜方向に配置することが好ましく、軸方向に沿って配置してもよい。ここに、主たる繊維方向とは、例えば胴部22を展開したときに、軸方向に最も近接する方向に配向される繊維の方向をいい、強化材が例えば2軸織物の場合には一方の繊維束の方向であり、3軸織物の場合には1つ繊維束の方向である。2軸織物の主たる繊維方向が軸方向に配置される場合には、これに交差する他方の繊維束は周方向に配置されることになる。また、3軸織物の場合には、軸方向に対称的に配向される場合もあり、この場合には、いずれか一方の繊維束の配向方向が主たる方向となる。
この織布層30を形成する強化繊維として、例えばガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維等を用いることが好ましい。
強化繊維の織布に含浸する合成樹脂は、本体層28を形成する繊維強化プリプレグよりも樹脂比率を高くし、例えば5%以上で、10〜30%程度多い樹脂含浸量とすることが好ましい。このような、樹脂比率の高い繊維強化プリプレグを用いて織布層30を形成することにより、本体層28および織布層30を一体にする上で、強度を安定し、ボイドレスの状態に成形することができる。
また、織布層30は、緩傾斜部30a、急傾斜部30bおよび遷移部30dのいずれにおいても本体層28の肉厚よりも薄く形成することが好ましい。これにより、織布層30を形成する強化繊維の方向が、例えば隅部23で急激に変化しても、強化繊維が破断し難くすることができる。この織布層30は、全体の厚さを一定に形成し、本体層28を含めた肉厚t1,t2の15%以下とすることが好ましい。
上述のように、本体層28の内側に織布層30を配置すると共に、更に、図5の(B)に示すように、本体層28の外面にも、織布層30と同様な織布層32を配置してもよい。
図6の(A)に示すように、このような織布層30で内側を保護され、又は、同(B)に示すように、織布層30,32で内側と外側で保護される本体層28は、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを巻装することにより適宜の積層形態に形成することができる。本実施形態の本体層28は、それぞれ強化繊維に合成樹脂を含浸した3枚の繊維強化プリプレグから形成した内側繊維強化樹脂層34と外側繊維強化樹脂層36とを重ねた6層の積層構造に形成してある。
図7は、本実施形態のスプール本体20を形成するプリプレグの配置例を示しており、織布シート材30Pの外側に、内側積層シート材34Pと外側積層シート材36Pとが順に積層される。織布シート材30Pはスプール本体20の織布層30を形成し、内側積層シート材34Pは本体層28の内側繊維強化層34として第1〜第3層34a,34b,34cを形成し、外側積層シート材36Pは本体層28の外側繊維強化層36として第4〜第6層36a,36b,36cを形成する。なお、図7では、織布シート材30Pを、本体層28を形成する内側および外側積層シート材34P,36Pと等しい軸方向長さに形成してあるが、図5の(A)に示すように、隅部23にのみ配置する場合には、その配置範囲に必要な長さに形成される。また、外側織布層32を形成する場合には、織布シート材30Pと同様な織布シート材(図示しない)を準備しておく。
図示の織布シート材30Pは、上述のように多数の強化繊維からなる縦方向繊維束31aと横方向繊維束31bとを織成した2軸織物の強化材に合成樹脂を含浸して形成したプリプレグシートで形成してある。また、内側積層シート材34Pは、ガラス繊維のスクリムシート34aの上に、強化繊維をシートの長手方向に対してほぼ+45度の方向に引き揃えたプリプレグシート34bと、強化繊維をシートの長手方向に対して対称なほぼ−45度の方向に引き揃えたプリプレグシート34cとを重ねたものであり、これらのプリプレグシート34b,34cの強化繊維は例えば炭素繊維であり、含浸する樹脂は例えばエポキシ樹脂である。なお、+45度および−45度における「ほぼ」は、繊維の引き揃え方向は、±45度に限るものではなく、+30度〜+60度の範囲および−30度〜−60度の範囲内であればよい。
外側積層シート材36Pも同様なスクリムシート36aを有し、プリプレグシート36b,36cのそれぞれ繊維方向をそれぞれほぼ+45度の方向およびほぼ−45度の方向に引き揃えた状態で積層して形成してある。これらのプリプレグシート36b,36cは、内側積層シート材34Pのプリプレグシート34b、34cと異なる方向に引き揃えてもよい。また、内側および外側積層シート材34P,36Pのプリプレグシートは、図示のような斜向方向に強化繊維を引き揃えることに代え、軸長方向および周方向に引き揃えたものであってもよい。
本体層28を形成する各プリプレグシートは、一枚ずつ巻装することも可能であるが、予め重ねた積層シート材34P,36Pとして巻装することにより、軸方向長さの短いスプール本体20でも正確かつ迅速に形成することができる。
本実施形態では、織布シート材30Pと内側積層シート材34Pと外側積層シート材36Pとは、それぞれ全周にわたって1回分巻回する周方向長さに形成するのではなく、周方向長さが全周分に満たないテープ状の複数のシート材を周方向に沿って順に重ねことにより、環状構造に形成される。
図8は、8枚の内側積層シート材34Pで本体層28の内側繊維強化樹脂層34を環状構造に形成する状態を示し、図9は、このような環状構造の織布層30と内側繊維強化樹脂層34と外側繊維強化樹脂層36との配置例を示す。
本体層28を形成する場合には、図7に示すようにスプール本体20の胴部22、フランジ部24およびスリーブ部26にわたる軸方向長さ(図7の左右方向)で、スプール本体20を周方向に8分割した周方向長さに重ね代を考慮した幅寸法(図7の上下方向)の8枚の内側積層シート材34Pに形成する。
図9に示すように、織布シート材30Pの重なり部33と、内側積層シート材34Pの重なり部35と、外側積層シート材36Pの重なり部37とを半径方向に順に重ねて形成する場合には、これらの重なり部は梁状の構造を形成し、胴部22に、巻き取った後の釣り糸による大きな締付力が作用した場合でも、変形を防止することができる。
図10から図12は、このようなスプール本体20を形成する工程を示す。
まず、所要の幅寸法に形成した内側積層シート材34Pを、図10に示すように、スプール本体20の胴部22、フランジ部24およびスリーブ部26の内面にそれぞれ対応する第1成形面42,第2成形面44および第3成形面46を有する芯金40上に、図8に示すように、第1の積層シート材34P1を載置し、先に載置した積層シート材34Pの未だ他の積層シート材と重ねられていない自由縁部に、順に重ねようとする次の積層シート材34Pの元側縁部を重ね、第2の積層シート材34P2から第7の積層シート材34P7を周方向に沿って順に同じ間隔で連ねて載置する。そして、最後に第8の積層シート材34P8を、第1の積層シート材34P1と第7の積層シート材34P7との間に載置する。第8の積層シート材34P8の縁部は、それぞれ第7の積層シート材34P7の先縁部と、第1の積層シート材34P1の後側縁部とに重ねて載置される。
このように複数枚の内側積層シート材34Pを芯金40上に巻装することにより、第1,第2,第3層34a,34b,34cからなる内側繊維強化樹脂層34が閉じた環状構造体に形成される。隣接する内側積層シート材34P間の重なり部35は、軸方向に延び、肉厚構造部を形成する。織布シート材30Pおよび外側積層シート材36Pも、この内側積層シート材34Pと同様に巻装することができる。最外層に織布層32を形成する場合も同様である。
外側積層シート材36Pを巻装し、必要な場合には、更に、外側に織布層32を巻装した後、図10に示すように、未硬化の繊維強化樹脂製スプール本体20が芯金40の外周面上に形成される。この未硬化のスプール本体20の上に外型50を形成する第1,第2外型部50a,50bを配置し、図11に示すように、芯金40と外型50との間に、スプール本体20を形成する繊維強化プリプレグを加圧し、加熱硬化する。
外型50と芯金40との間で加圧する前に、芯金40の外周面上に巻装された繊維強化樹脂プリプレグを図示しない緊締テープで巻回することが好ましい。この場合には、加圧および加熱工程中における強化繊維の蛇行や移動を防止でき、スプール本体20の強度の安定化が図れ、外観品質を向上させることができる。
本実施形態の外型50は、第1外型部50aと第2外型部50bとからなる2分割構造を有し、合わせ面51a,51bを当接させたときに、芯金40の外周面すなわち第1,第2,第3成形面42,44,46に対向する第1,第2,第3成形面52,54,56をからなる内周面でキャビティを形成する。
芯金40の第1成形面42は、胴部22の内周面を形成するため、軸方向に沿う勾配を、例えば0/1000〜100/1000の範囲の円錐状面に形成し、フランジ部24の内周面を形成する第2成形面44は第1成形面の大径側端部から径方向外方に延びる環状面を形成し、軸長方向に対して60°〜90°の角度を形成する。この第2成形面44の外周側縁部から第1成形面42の反対方向に延びる第3成形面は、スリーブ部26の内周面を形成するもので、例えば−10/1000〜10/1000のストレート状すなわちほぼ円筒状面に形成することが好ましい。なお第3成形面の−10/1000は、第1成形面42に対して逆方向の勾配を意味するが、スプール本体20が硬化した後に芯金40を抜き出すことができるものであれば、任意の勾配に形成することが可能である。
また、外型50を形成する第1,第2外型部50a,50bは、キャビティを形成する第1,第2,第3成形面52,54,56を、スプール本体20の各部の肉厚を考慮した寸法に形成することに加え、特にスプール本体20のフランジ部24を軸長方向に対してほぼ直立した状態に形成するため、第2成形面54を芯金40の第2成形面44に向けて軸方向に付勢できる構造とすることが好ましい。
このような芯金40と外型50とで加圧され、加熱硬化された後、芯金40および外型50から取外し、緊締テープを除去すると、図12に示すような繊維強化樹脂製のスプール本体20が形成される。
特に、第2成形面44,54が互いに対向する方向に向けて軸方向に付勢し、フランジ部24を加圧することにより、通常のオス型とメス型の組合せでは成形することが困難な繊維強化プリプレグを巻装した複雑な外形、すなわち胴部22とフランジ部24とスリーブ部26とを有するスプール本体20を一体に成形することができる。このように、芯金40上に単に外型50を押圧するだけでなく、更に、軸方向に押圧して隅部23,25をシャープな形状とすることにより、長繊維を引き揃えた繊維強化プリプレグにより、必要とする形状のスプール本体20を形成することができる。このようなスプール本体20は軽量化を図り、比強度の向上を図ることができる。
このような方法で釣り用スプール10のスプール本体20を製造する方法によると、芯金40および外型50のそれぞれの第1成形面42,52、第2成形面44,54および第3成形面46,56間に、繊維強化プリプレグを加圧し、加熱硬化することにより、スプール本体20の胴部22とフランジ部24とスリーブ部26とを一体的に形成することができ、スプール10の軽量化が図れると共に、スプール20の胴部22からフランジ部24およびスリーブ部26に至るスプール本体20が繊維強化プリプレグで一体的に形成されることで、高強度のスプール10を製造することができる。
また、未硬化の状態の繊維強化樹脂からなるスプール本体20を、緊締テープで締付けることにより、芯金40および外型50による加熱成形時に繊維の引き揃え状態を維持し、芯金40に対する外型50の押圧により繊維が捩れるのを防止することができる。例えば隅部23,25といった未硬化のスプール本体20のより重要な部分の外周に緊締テープを巻回することにより、より重要な部分を主体に加圧して成形することができる。また、このような重要な部分のみに選択的に強い圧力を加えて成形することができる。
なお、フランジ部24の外周側の隅部25の外面を小さな曲率半径の湾曲面で形成することにより、フランジ部24からスリーブ部26に至るスプール10の外観を、シャープすなわちシンプルでスピード感のある機能を示す輪郭形状とすることができる。
更に、スプール本体20の本体層28が、胴部22からスリーブ部26まで軸方向に連続した繊維強化プリプレグを、複数枚、周方向に沿って順に連ねて環状構造に形成されることにより、フランジ部24で傾斜が大きく変化する複雑な外形形状を有するスプール本体20でも、全周にわたって強化繊維を所用の方向に揃えて配向させた状態で効率よく巻装することができ、比強度に優れた軽量構造のスプールを形成することができる。
また、スプール本体20の最外層と最内層との少なくとも一方に、強化繊維の織布を巻装されて形成した織布層30又は32を有する場合には、強化繊維の剥離、破断や層間剥離を防止でき、長期間の使用に耐える優れたスプール10を形成することができる。
このようなスプール本体を形成する外型50は、上述のようにスプール本体20の軸線を中心として分割することに代え、軸方向に沿って分割してもよく、合わせ方向についても、上下、左右又は前後に分割する等適宜の方法で分割することができ、例えば胴部22の先端等の一部の形状を正確に成形するために適宜の「コマ」を用いることも可能である。
また、分割構造に限らず、図13および図14に示すような一体構造に形成することも可能である。
このような一体構造の外型50は、芯金40に対する位置合わせが容易である。
更に、芯金40についても、上述のような円筒状構造に限らず、外型50と同様に複数の型部に分割してもよく、所要部位に「コマ」を用いることもできる。
なお、上述の実施形態では、スプール本体20を周方向に8分割し、それぞれ8枚の織布シート材30P、内側および外側積層シート材34P,36Pを巻装して形成したが、これに限らず、例えば3分割、4分割、6分割等適宜の数に分割することが可能であり、8分割よりも多くの数に分割する場合には、より大径のスプール本体20を形成することができる。また、これらのプリプレグの巻装方法も適宜に変更することが可能であり、各シート材の縁部を重ねる態様も、例えば最初に載置したシート材の後縁部の下側に、最後に載置したシート材の先縁部を配置することができる。更に、周方向に沿って等間隔をおいて複数枚のシート材を載置した後、隣接するシート材の縁部に、両側の縁部を重ねた状態で巻装することも可能である。
また、スプール10は、上述のスピニングリール用として形成するだけでなく、両軸受型リール用にも形成することができる。
両軸受型リールのスプールの場合は、胴部が釣竿の左右方向に配置され、胴部の一端側が細くなることなく、実質的に一定の外径を有し、胴体部の左右両端にフランジ部とスリーブ部とが設けられる。このようなスプールは、例えば図10,11に示すような分割構造の外型を用い、芯金を胴体部の中間部で例えば2分割するように形成することで、上述と同様な方法で形成することができる。
本発明の好ましい実施形態によるスプールを装着した魚釣用リールの側面図。 図1のスプールの側面図。 図1のスプールの縦断面図。 図2のスプールを前方から見た図。 図3の一部の拡大図。 図5の拡大図。 スプールの本体層を形成するプリプレグの配置例の説明図。 スプールの本体層を形成する段階の説明図。 スプール本体を後方から見た図。 スプール本体を芯金及び外型を用いた製造工程の一部の説明図。 図10の芯金と外型との間でスプール本体を押圧した状態の説明図。 成形したスプール本体の説明図。 一体構造の外型を用いた図10と同様な説明図。 一体構造の外型を用いた図11と同様な説明図。
符号の説明
9…魚釣用リール、10…スプール、22…胴部、24…フランジ部、26…スリーブ部、20…スプール本体、28…本体層、30…織布層、40…芯金、42,44,46…成形面、50…外型、52,54,56…成形面。

Claims (5)

  1. 魚釣用リールに装着され、釣り糸を巻回する筒状の胴部と、この胴部の軸方向の一端から径方向外方に立上がるフランジ部と、このフランジ部の外端から胴部の反対側に向けて延びる筒状のスリーブ部とを有するスプール本体を備える釣り用スプールを製造する方法であって、
    芯金の外周部に、テーパ状の第1成形面と、この第1成形面の大径側端部から径方向外方に延びる環状の第2成形面と、この第2成形面の外周側縁部から第1成形面の反対方向に延びる第3成形面とを形成し、
    前記芯金の第1成形面から第3成形面にわたる外周面上に、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを巻装し、
    前記芯金の外周面に対応する第1成形面と第2成形面と第3成形面とを内周面に有する外型により、前記芯金の外周面上に配置した繊維強化プリプレグを加圧し、加熱硬化し、
    前記芯金および外型のそれぞれの第1成形面、第2成形面および第3成形面間に、前記スプール本体の胴部とフランジ部とスリーブ部とを形成する工程を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記外型で加圧する前に、芯金の外周面上に巻装された繊維強化プリプレグを緊締テープで巻回することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記繊維強化プリプレグは、スプール本体の周方向に少なくとも3分割された幅寸法を有する複数枚のシート材を巻装して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 魚釣用リールに装着され、釣り糸を巻回する釣り用スプールであって、
    釣り糸を巻回する筒状の胴部と、この胴部の軸方向の一端から径方向外方に立上がるフランジ部と、このフランジ部の外端から胴部の反対側に向けて延びる筒状のスリーブ部とを有するスプール本体を備え、
    前記スプール本体は、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを巻装して形成された本体層を有し、
    この本体層は、前記胴部からスリーブ部まで延びると共に、スプール本体の周方向に少なくとも3分割された幅寸法を有する複数枚のシート材を巻装して形成されることを特徴とするスプール。
  5. 前記スプール本体は、少なくとも最内層に、強化繊維の織布を巻装されて形成した織布層を有することを特徴とする請求項4に記載のスプール。
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