JP3685293B2 - 釣竿のリール脚固定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は釣竿のリール脚固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
釣竿の握り部上にリール脚を釣竿の径方向に圧着して固定する環状のリール脚圧着フードを設けてリール脚を固定する技術が実開昭62−27470号公報に開示されている。
ところで、ここで用いられるリール脚圧着フードは金属や合成樹脂などの材料で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属で形成されたものは手触りが冷たくて好ましくないばかりでなく、重量も重くなり竿捌きに支障をきたすものとなっている。
【0004】
また、合成樹脂で形成したものにあっては、強度を強く設定しようとするとどうしても厚肉にせねばならず、このため握り心地が悪く操作性に悪影響を及ぼすばかりでなく、変形し易くリール脚がゆるみ易いといった課題を残していた。
【0005】
本発明は上記従来技術の課題に着目して提案されたもので、軽量かつ薄肉で握り易く操作性が良いと共にリール脚がゆるみ難くて安定固定可能なリール脚固定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、釣竿の握り部の周面に載置されるリール脚を釣竿の径方向に圧着して離脱可能に固定する環状のリール脚圧着フードが補強繊維に熱硬化性合成樹脂を含浸したプリプレグで形成されており、その繊維方向が軸方向より周方向の繊維が多くなるように形成されており、該環状フードの一端から所定長さ他端側に近い位置から該他端側に向かって拡径する内面の全周に亘ったテーパー部を具備し、該環状フードは傾斜できて、リール脚の載置側とは径方向反対側のテーパー部内面は前記握り部周面に沿った密着状態になると共に、リール脚載置側では握り部周面との間に隙間を生じ、該隙間にリール脚を差し込んで固定することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記リール圧着フードの外層または内層が織布状の繊維を有するプリプレグからなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の釣竿のリール脚固定装置におけるリール脚圧着フードであるリングフード1は、長手方向に所定の幅を有した環状をしており、従来のリングフードと同様に、図2及び図3に示すように、竿管2の竿尻側端部のグリップ3の周面上にリール脚4を載置固定するためのものである。なお、図1において、参照番号1aは、内周面側端部に形成されたテーパー部であり、図2及び図3で示すリール脚4の載置部の前後端を係合保持させるためのものである。テーパー部1aにより、リール脚4はグリップ3の周面上に係合状態で固定保持される。すなわち、図3から分かるように、リングフード1が傾斜してグリップ3との間に隙間が出来、この隙間にリール脚4の載置部の端部を差し込む。このとき、リール脚4固定側とは反対側のテーパー部の内周面はグリップ3の外周面に沿って密着状態となってグリップ3上に固定された状態となる。また、リングフード1のテーパー部1aとは反対側の端面は、図3に示すように、グリップ3の周面において食い込んだ状態となって長手方向の位置を固定し、安定状態でリール脚を固定保持させておくことが出来る。
【0009】
本発明におけるリングフード1は、補強繊維に熱硬化性合成樹脂を含浸したプリプレグで形成し、好ましくは、繊維方向が軸方向より周方向の繊維が多くなるように形成しておく。
【0010】
ここで用いる補強繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、アーマイド樹脂繊維などの高強度繊維である。
【0011】
また、熱硬化性合成樹脂としてはフェノール、ポリエステル、エポキシ等の樹脂を用いる。
【0012】
図4は、本発明におけるリングフード1の製作状態を示す一例であり、ストレート状のマンドレル6の外周面に、繊維を軸方向と周方向に交互に向けて6巻きし、この上に外観性を向上させるための化粧用平織りシート12を巻回する。なお、この化粧用平織りシート12は必須のものではなく、これに代えて糸巻き塗装でも良い。
【0013】
リングフード1の大きさは、使用される釣竿のグリップ径の大きさによって決定されるものであるが、一例としては、外径寸法が26mm、全長が20mm、肉厚部の長手方向寸法は5mm、肉厚は3mmとしておく。
【0014】
図5は本発明の第2の実施の形態を示すもので、リングフード1のテーパー部の内側にゴムなどの柔軟性材料で形成されたリング部材8を取り付けておき、リール脚のガタツキを有効に防止し、リール脚の保護を行うものである。このリング部材8のリングフード1への取り付けは接着であっても、また、図5(b)に示すように、リング部材8の外周に凸部81を形成しておき、リングフード1に該凸部81を嵌合する孔15を形成しておくものであっても良い。また、他の取り付け方によるものであっても良い。
【0015】
図6は、グリップ部3の端部に小径の螺合突起部35を形成しておき、グリップエンド9には、該螺合突起部35に螺合するネジ穴95を形成しておく。これにより、グリップエンド9が容易に取り外し自在になり、リングフード1も容易に取り外し自在になる。
【0016】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、リール脚圧着フードを繊維硬化樹脂で形成するため、金属のように冷たい手触り感がなく、かつ薄肉で形成されるため軽量で握り心地の良く、操作性に優れたリール脚固定装置となる。
【0017】
また、本発明のプリプレグでは同方向繊維が多いため、薄くても径方向に変形し易くリール脚の固定緩みがなく、安定して固定保持することが可能となる。
【0018】
また、外層に織布繊維を巻回させておけば、外観性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるリングフードを示すもので、(a)は側面断面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図である。
【図2】本発明のリール脚固定装置を釣竿に取り付けた状態を示す説明図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】本発明のリール脚固定装置のリングフードの製作工程の一部を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す説明図である。
【図6】リングフードの着脱を容易にしたグリップエンド取り付け構造を示した説明図である。
【符号の説明】
1 リングフード
2 竿管
3 グリップ部
4 リール脚

Claims (2)

  1. 釣竿の握り部の周面に載置されるリール脚を釣竿の径方向に圧着して離脱可能に固定する環状のリール脚圧着フードが補強繊維に熱硬化性合成樹脂を含浸したプリプレグで形成されており、その繊維方向が軸方向より周方向の繊維が多くなるように形成されており、該環状フードの一端から所定長さ他端側に近い位置から該他端側に向かって拡径する内面の全周に亘ったテーパー部を具備し、該環状フードは傾斜できて、リール脚の載置側とは径方向反対側のテーパー部内面は前記握り部周面に沿った密着状態になると共に、リール脚載置側では握り部周面との間に隙間を生じ、該隙間にリール脚を差し込んで固定することを特徴とする釣竿のリール脚固定装置。
  2. 前記リール圧着フードの外層または内層が織布状の繊維を有するプリプレグからなることを特徴とする請求項1記載の釣竿のリール脚固定装置。
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