JP2000295947A - インロー継ぎ竿 - Google Patents

インロー継ぎ竿

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JP2000295947A
JP2000295947A JP11106107A JP10610799A JP2000295947A JP 2000295947 A JP2000295947 A JP 2000295947A JP 11106107 A JP11106107 A JP 11106107A JP 10610799 A JP10610799 A JP 10610799A JP 2000295947 A JP2000295947 A JP 2000295947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
diameter
connecting rod
jointing
faucet
Prior art date
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Pending
Application number
JP11106107A
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English (en)
Inventor
Takahisa Yamaguchi
貴久 山口
Hiroshi Ishikawa
洋 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観が良好で、竿の曲がり具合が滑らかなイ
ンロー継ぎ竿を提供する。 【解決手段】 大径竿管2と小径竿管1とを継ぎ棒3を
介して結合するインロー継ぎ竿において、継ぎ棒3の外
周に、織成した補強繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたク
ロスプリプレグ3bを巻回するか、補強繊維束に熱硬化
性樹脂を含浸させたヤーンプリプレグを継ぎ棒3の側面
に筒状に編組した繊維補強樹脂層を形成する。また、継
ぎ棒3の両端に、所定の径および深さを持つ継ぎ棒の軸
方向の穴部3c、3cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大径竿管と小径竿
管とを継ぎ棒を介して結合するインロー継ぎ竿に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、前後の竿管を継ぎ棒に
て結合するインロー継ぎ竿が知られている。一般にこの
ような継ぎ棒は炭素繊維が継ぎ棒の軸方向に配向された
中実部材として形成される。あるいは、継ぎ棒の軸方向
に配向した炭素繊維と、継ぎ棒の周方向に配向した炭素
繊維とに、熱硬化性樹脂をそれぞれ含浸して二種類のプ
リプレグを作成し、これらを中空の芯金にそれぞれ巻き
付け、加圧焼成した中空部材として成形される。また、
インロー継ぎ竿は一般に、継ぎ合わせた前後の竿管の間
に継ぎ棒が露出するようになっている(実開昭58−5
2958号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のインロー継ぎ竿
では、一般に一方向に繊維が配向された黒色の継ぎ棒に
て前後の竿管を継ぎ合わせるために、竿管の間に露出す
る継ぎ棒が前後の竿管の色と異なり、単調な外見で見ば
えが悪く、インロー継ぎ竿が敬遠される理由の一つにな
っている。継ぎ棒に竿管と同様の塗装をした場合にも、
竿管を継ぎ合わせる度に竿管の内径と継ぎ棒の外径が擦
れて塗装が剥げてしまう。また、継ぎ棒の外径は継ぎ合
わされる竿管の内径にあわせて継ぎ棒外周面を研磨する
が、従来の一方向に繊維が配向されたものでは、研磨に
よって繊維が損傷して毛羽立つこともあり、また強度も
低下する。
【0004】そこで、本発明は外観が良好なインロー継
ぎ竿を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】請求項1の発明は、大径竿管(2)と小径
竿管(1)とを継ぎ棒(3)を介して結合するインロー
継ぎ竿であって、上記継ぎ棒の外周には、織成した補強
繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたクロスプリプレグ(3
b)を巻回するか、補強繊維束に熱硬化性樹脂を含浸さ
せたヤーンプリプレグ(3b)を筒状に編組した繊維補
強樹脂層が形成されている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1のインロー継
ぎ竿において、上記継ぎ棒(3)は円柱状の中実部材
(3a)の両端に軸方向の穴部(3c,3c)が形成さ
れている。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 図1および図
2は本発明の第一の実施の形態を示している。このイン
ロー継ぎ竿では、実施例は、大径竿管2の先端開口部に
継ぎ棒3が固着されている。この継ぎ棒3に小径竿管1
が継ぎ合わせられる。なお、継ぎ棒3は小径竿管1に固
着されてもよい。大径竿管2と小径竿管1とを継ぎ合わ
せる際、小径竿管1はその内径が先端に行くほど小径と
なっているので、大径竿管2の端面と小径竿管1の端面
とは当接せず、図1に示すようにその中央部が露出した
状態となる。
【0009】図2に示すように、継ぎ棒3の本体3aは
略円柱形状をしており、軸方向に配向された炭素繊維に
熱硬化性樹脂が含浸された中実状の棒材である。この本
体3aの外周に炭素繊維が織成され、さらに、熱硬化性
樹脂が含浸されたクロスプリプレグ3bが巻回される。
よって、図1に示すように継ぎ棒3は外観が網目状の模
様となり、従来のように単調な継ぎ棒でなく外観が良好
となる。
【0010】このとき、竿管1,2をクロスプリプレグ
3bと同様な織布にて形成すれば、継ぎ合わせられた竿
管1,2の間から露出する継ぎ棒3の中央部は、竿管
1,2とほぼ同一模様となり、あたかも1本の釣竿に見
え、非常によい外観となる。なお、クロスプリプレグ3
bの繊維の方向を、継ぎ棒3の軸に対して0度、90度
として巻回したが、継ぎ棒の軸に対し繊維の方向が傾斜
するように巻回してもよい。こうすると継ぎ棒3の捻れ
剛性が向上する。また、炭素繊維に熱硬化性樹脂が含浸
されたひも状のヤーンプリプレグを編組状に巻回しても
同様に外観がよくなり、捻れ剛性が向上する。
【0011】(実施の形態2) 図3を用いて第二の実
施の形態を説明する。第二の実施の形態では、継ぎ棒3
は略円柱形状の中実部材の両端に、所定の深さおよび径
をもった穴部3c,3cを有している。穴部3cの形成
方法としては、中実の円柱部材である継ぎ棒3にリーマ
加工などを施す方法がある。継ぎ棒3の両端は穴部3c
を有するため、中実で剛性のある中央部に比べて剛性が
低くなっており、竿管1,2が撓んだ際に継ぎ棒3の穴
部3c付近が竿の撓みに追従して撓むので、竿管1,2
と継ぎ棒3が重なる部分の剛性が抑えられ、応力集中に
より竿が破壊される虞がなく、竿の撓りが非常に滑らか
である。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、継ぎ棒の外周には、織成した補強繊維に熱硬
化性樹脂を含浸させたクロスプリプレグを巻回するか、
補強繊維束に熱硬化性樹脂を含浸させたヤーンプリプレ
グを筒状に編組した繊維補強樹脂層が形成されている。
したがって、継ぎ棒の外周面はきれいな網目模様が形成
され、外観の良好なインロー継ぎ竿が得られる。また、
クロスプリプレグあるいは編組繊維により、継ぎ棒の外
径を調節するために外周面を研磨する際、一方向の繊維
のみが削られて強度が落ちることがなく、また、繊維は
編み込まれているので、毛羽立ちにくく、外観を損ねる
ことがない。
【0013】また、請求項2の発明によれば、継ぎ棒は
円柱状の中実部材の両端に軸方向の穴部を形成してい
る。したがって、大径竿管と小径竿管との継ぎ部におい
て極端に剛性が上がることがなく、応力集中により竿管
が折れてしまうことがない。また、継ぎ部分において滑
らかな調子となり、竿の曲がり具合も滑らかで、操作の
しやすい竿を得ることができる。さらに、円柱状の継ぎ
棒に穴部を形成するだけなので、製造が簡単でしかも軽
量である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第一の実施の形態のインロ
ー継ぎ竿の断面図。
【図2】本発明が適用されたインロー継ぎ竿の継ぎ棒を
示す図で、(a)は継ぎ棒の本体を示す図、(b)は継
ぎ棒に巻回するクロスプリプレグを示す図。
【図3】本発明が適用された第二の実施の形態のインロ
ー継ぎ竿の断面図。
【符号の説明】
1 小径竿管(竿管) 2 大径竿管(竿管) 3b クロスプリプレグ 3 継ぎ棒 3a 本体 3c 穴部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径竿管と小径竿管とを継ぎ棒を介して
    結合するインロー継ぎ竿であって、 上記継ぎ棒の外周には、織成した補強繊維に熱硬化性樹
    脂を含浸させたクロスプリプレグを巻回するか、補強繊
    維束に熱硬化性樹脂を含浸させたヤーンプリプレグを筒
    状に編組した繊維補強樹脂層が形成されていることを特
    徴とするインロー継ぎ竿。
  2. 【請求項2】 上記継ぎ棒は円柱状の中実部材の両端に
    軸方向の穴部を形成していることを特徴とする請求項1
    記載のインロー継ぎ竿。
JP11106107A 1999-04-14 1999-04-14 インロー継ぎ竿 Pending JP2000295947A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004254650A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Shimano Inc インロー芯の製造方法
JP2011087502A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Shimano Inc 釣り竿
JP2011109994A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Globeride Inc インロー継合構造を有する釣竿
KR101182109B1 (ko) 2005-01-06 2012-09-17 가부시키가이샤 시마노 인롱계식 낚싯대

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