JPS59199211A - 紡糸用ポツトの成形法 - Google Patents

紡糸用ポツトの成形法

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JPS59199211A
JPS59199211A JP58073863A JP7386383A JPS59199211A JP S59199211 A JPS59199211 A JP S59199211A JP 58073863 A JP58073863 A JP 58073863A JP 7386383 A JP7386383 A JP 7386383A JP S59199211 A JPS59199211 A JP S59199211A
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pot
fiber
mold
impregnated
spinning
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JP58073863A
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Hiroyuki Kosuda
小須田 弘幸
Hideo Fukuda
英男 福田
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Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Rayon Co Ltd
Toho Beslon Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シートワインド法と圧縮流動成形法とを組み
合わせることにより、側壁部と底部・テール部どが異な
る繊維形態の繊維強化樹脂(FRP)からなる紡糸用ポ
ットを同時一体に容易に製造できる成形法に関する。
人造繊維の製造に使用される紡糸用ポットは、その中に
人造繊維のケークが入った状態で約8000rpnlも
の高速で回転するので、安全性の見地から十分な強度を
有り−ることが要求され、加えて、省エネルギーの見地
から、動力削減のため軽量であること、及び、回転時の
空気抵抗を小さくするため肉厚が薄く表面が滑らかであ
ることが要求される。
従来、こうした要求にこたえて鋼線入りべ一クライト製
のものや、炭素繊維などを使用した繊維強化樹脂(FR
P)製のものが提案されている(特開昭56−1540
6号、同56−15407弓、同56−18004号公
報参照)。
紡糸用ボッ1〜は、第1図に示すごとく、側壁部1、底
部2及びゾール部3の各部から構成されているが、一般
に、省エネルギー効果をあげるには側壁部の肉厚を薄ク
シて軽量化をはかり、表面を滑らかにして運転時の空気
抵抗の軽減をはかることが最も有効な手段である。前記
FRP製の紡糸用ポットは、繊維を特定方向に配向させ
て強度を高めその分肉厚を薄くすることができるから、
側壁部の軽量化に適しており、省エネルギ一対策上有望
視される。しかし、実際には、ボッ!〜の円周方向に配
向した長繊維のFRP製紡糸用ポットを製造しようとす
ると次のような問題があった。
例えば、フィラメントワインド法によって繊維を周方向
に巻こうとするとポットの回転軸に対して直角の底部の
個所は巻き回すことが技術的に困難であり、どうしても
周方向に対し30度程度は傾けて巻かざるをえない。そ
うするとFRPの引張強度は著しく低下する。また、フ
ィラメントワインド法で成形した紡糸用ポットは、表面
を機械加工や塗装するなど再加工の手間をし 必要とする。さらに、シートワインドないiデーアワイ
ンド法等によっても、紡糸用ポットの側壁部と底部を同
時一体に好都合に成形することは困難である。
本発明者らは、従来法の難点がない成形法を開発すべく
検討した結果、シートワインド法と圧縮流動成形法とを
組み合せた従来にない技法を採用することにJ:り目的
が達成されることを見出した。
す゛なわら、本発明は下記要旨のものである。
雄型及び雌型を使用して、側壁部と底部・テール部とが
異なる繊維形態の41i維強化樹脂からなる紡糸用ボッ
1−を同時一体に製作する方法であって、雄型の側面に
、熱硬化性樹脂を含浸さじた繊維シートを巻き回し、雌
型の下部に、熱硬化性樹脂を含浸させた短IJI帷から
なる成形素材を充填し、この雌型の中へ前記雄型を組み
込んだのち加熱下で圧縮して、成形素材を雌型下部から
紡糸用ポット側壁部相当部へ流動させ、このときの流動
圧により雄型側面の樹脂含浸!vi維シー1−を加圧し
ながら、全体を加圧硬化させる紡糸用ポットの成形法で
ある。
本発明の成形法によれば、ポット底部の成形が容易で、
成形後に機械加工や塗装を施すことなく、肉厚斑が殆ん
どなく表面が滑らかな紡糸用ボッ1〜が得られる。そし
て、ここに1qられた紡糸用ポットは、FRPの繊維形
態が側壁部と底部・テール部とで異なっており、特に、
側壁部をポット回転方向に対して±20度に配向した一
方向繊維シートで強化したFRP製のものは、所要の強
度を有しながら肉厚が薄いから、安全性と省エネルギー
の点で優れている。
次に、本発明の詳細な説明する。
本成形法は、第2図に示すごとき、雄型4と雌型5とを
使用して行われる。第3図に示すごとく、熱硬化性樹脂
を含浸さゼた繊維シート6を雄型(a )の側面に巻ぎ
回し、熱硬化性樹脂を含浸させた短繊維からなる成形素
材 7を雌型(b)の下部に充填する。
ここに繊維シートの繊維及び成形素材の短繊維は、いず
れも通常FRPの製造に用いられる無R繊維、有歇繊維
であって、例えば炭素繊維、ガラス繊維、芳香族ポリア
ミド繊維等である。
これらを1種又は2種以上用いることができる。
熱硬化性樹脂は、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリニス
デル樹脂、フラン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹
脂等である。
強化繊維と樹脂との混合比は30〜・70体積%とする
のが好ましり、30体積%未満では強度が低下し、また
、70体積%を超えると成形性が低下するほか繊維含有
率の増加に見合うそれ以上の強度の向上がない。
雄型側面に巻き回す繊維シートとしでは、−方向に引揃
必4した繊維シートや織物シートなどが用いられる。一
方向繊維シートを使用ザる場合、繊維の配向は紡糸用ボ
ッ1〜の運転時に最大の応力を受りる円周方向、すなわ
らポット回転方向に対して±20度の範囲とするのがよ
い。配向角がこの範囲をはずれる場合は紡糸用ポットの
円周方向の強度と弾性率が低下する、正の配勺 南向と負の配向角に配Inだ繊維の量比を等しくして、
円周方向に対称に繊維を配−リ−るのがよい。織物シー
トを使用する場合にはボッ1へ回転方向に対し適宜方向
を変えて強化することも可能である。
雄型側面に繊維シートを巻き回りとぎ、巻き回し後の厚
みは金型のキャビディ(I雄金型間の隙間、成形後の厚
みに相当)よりもどうしても厚目になるが、雌型の中へ
の雄型の組み込みを一層円滑にするため、巻き回しは雄
型側面の下部の方を厚目に上部を薄目にするのが好都合
である。巻き回しは雄型側面のテーパ一部に施される関
係上、繊維シートはテープ状に何本かに分りで使用する
と巻ぎ回し作業に便利である。
m維シートないしamテープの長さはポット側壁部の円
周長の1.5倍以下にしてJ−3<ど、成形時において
金型キャビティ内の材料の流動性が良好となり、表面の
滑らかな紡糸用ポットを得ることができる。
雌型の下部に充填する成形素材を構成する繊維材料は短
繊維であり、その繊維長は通常1〜100mmである。
1mm未満では成形物の強度が低下し、T OOm m
を越えると成形素材の流動性が悪くなり、いずれも好ま
しくない。
上記のように準備をしたのら、雌型の中へ雄型を組み込
み、加熱しながら圧縮する。このとき、第4図に示づご
とく、雄型側面に巻き回した繊維シートに含浸された樹
脂は、金型の動きに伴う成形素材の流動圧にJこり金型
のキャビティ内にくまなく流れ込み加圧硬化して紡糸用
ボッ1へが製作される。
得られた紡糸用ポットは、ボイドがなく、また、第5図
に示ずごとく、巻き回し部分10と短IJA帷強化部分
11との境界12が強固に一体化し全体として十分な強
度のものとなる。
また、その表面は金型表面と同様滑らかであり、再加工
の必要がない。特に本発明の成形法によって、一方向長
繊維シートをI!維の配向角がポット回転方向に対し±
20度の範囲で巻き回して製作された紡糸用ポットは、
強度的に最も右利であり側壁部の肉厚が薄くても十分な
強度を有し、安全性と省エネルギーの見地から極めて有
用なものである。
本発明を実施例により説明するとともに比較例を示す。
実施例 エポキシ樹脂を含浸させた炭素繊維(東邦ベスロン社製
、ベスファイト■)の一方向引揃えプリプレグシート(
繊維含有率54体積%)を用意し、その長さく繊維方向
)を紡糸用ポット周長の1.1倍に、そして、幅を約3
0mmにカットした。得られたプリプレグシート(4o
og )を第3図に示す雄型(a )の側面に、ポット
回転方向と繊維方向との角度が0度(平行)になるごと
く巻き回した。この際、雄型側面のテーパーのない上部
は、成形後の厚みよりも少な目に巻き回し、その分デー
バーのある下部に多く巻き回し側面下部において積層数
が多くなるようにした。
別に、エポキシ樹脂を含浸さ已た炭素繊維(同上)のス
トランドを15mmにカットし、得られた短118f[
800oを第3図に示J−雌型(b )の下部に充填し
た。
この雌型の中へ前記雄型を組み込み金型湿度を80℃に
加熱しながら徐々に圧入し!、:。次いで、金型温度を
約30分で130℃に上げた。この昇温途中の約90℃
になるまでに雌型中への雄型の圧入を完了した。続いて
、約90分間130℃に保って成形を終えた。
得られた炭素繊維強化樹脂製紡糸用ポットは、表面が極
めて滑らかで寸法精度が良好であった。
側壁部厚みは約2mmでポット全体の重量は約1200
gであった。
ちなみに、現在数多く使用されている鋼線入りベークラ
イト製紡糸用ポットの側壁部厚みは8mmであり、ポッ
ト全体の重量は約2eoooである。
比較例 エポキシ樹脂を含浸させた炭素繊維(同上〉のス1−ラ
ンドを15mmにカットしたものを約1500o+1t
ff型の下部に充填し、この雌型の中へ雄型(プリプレ
グシートの巻き回しはない。)を圧入し側面のづ′みず
みまで繊維と樹脂を流動させて成形を行っIζ。この場
合成形の条例は実施例と同様とした。
得られた紡糸用ポットは、表面が滑らかであったが、所
要の強度をもたせる必要上、側壁部厚みが約3.5mm
となりポット全体の重量が約1500gであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は紡糸用ポットの断面概略図、第2図は雌型に雄
型を組み込んだ場合の断面概略図、第3図はプリプリグ
シーI〜を巻き回した雄型(a )及び成形素材を充填
した雌型(b)の各断面概略図、第4図は実施例に従っ
て雄型を雌型に組み及み圧縮して成形素4Aを紡糸用ポ
ット側壁相当部へ流動させた場合の断面概略図、第5図
は実施例で1gられた紡糸用ボッ1〜の側壁部、底部及
びテール部にJ3ける繊維配向を示す部分拡大断面見取
図である。 記号の説明 1:側壁部、2:底部、3:テール部、4:tdi型、
5:雌型、6:プリプレグシート、7:成形素材、8:
紡糸用ボッh側壁部相当部、9:紡糸用ポット底部・テ
ール部相当部、10:巻ぎ回し部分、11:短繊維強化
部分、12:境界 特許出願人 東邦ベスロン林六会社 代理人弁理士 土 居 三 部 第1図 第2図 第す図 手続補正書 昭和58年7月 4日 特許庁長官 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第73863号 2、発明の名称 紡糸用ポットの成形法 3、補正をする者 〒103 事件との関係  特許出願人 居 所  東京都中央区日本橋三丁目3番9号名 称 
 東邦ベスロン林式会社 代表者  渇 浅 誠 也 4、代理人〒105 住 所  東京都港区西新m1丁目10番8号5、補正
命令の日イ」  自発補正 6、補正の対象    明細書の発明の1iYIな説明
の欄7、補正の内容    別紙の通り (1)明II書第7真下4行〜下2行を下記のとおり訂
正する。 「である。雄型側面のテーパ一部への繊維シートの巻き
回しは繊維シートをテープ状に何本かに分りで使用する
と、巻き回し作業に便利である。」 以   上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)雄型及び雌型を使用して、側壁部と底部・テール
    部とが異なる繊維形態の繊維強化樹脂からなる紡糸用ポ
    ットを同時一体に製作する方法であって、雄型の側面に
    、熱硬化性樹脂を含浸させた#iilシートを巻き回し
    、雌型の下部に、熱硬化性樹脂を含浸させた短繊維から
    なる成形素材を充填し、この雌型の中へ前記雄型を組み
    込んだのち加熱下で圧縮して、成形素材を雌型下部から
    紡糸用ボッ1〜側壁部相当部へ流動させ、このときの流
    動圧により雄型側面の樹脂含浸I[シートを加圧しなが
    ら、全体を加圧硬化させる紡糸用ポットの成形法。
  2. (2)雄型の側面に、熱硬化性樹脂を含浸させた一方向
    繊維シートを繊維の配向角が紡糸用ボット回転方向に対
    し±20度の範囲で巻き回す特許請求の範囲(1)の成
    形法。
  3. (3)雄型の側面に、熱硬化性樹脂を含浸させた織物シ
    ートを巻き回す特許請求の範囲(1)の成形法。
JP58073863A 1983-04-28 1983-04-28 紡糸用ポツトの成形法 Granted JPS59199211A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100317552B1 (ko) * 1999-09-22 2001-12-24 김병회 합성수지제 또는 유리섬유강화플라스틱으로 만들어지는 성형물에 체결연결관을 형성하는 방법과 그 방법을 통하여 만들어지는 성형물
JP2010154780A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Globeride Inc 釣り用スプールおよびその製造方法

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