JP2010150360A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い洗浄効果及び漂白効果を有し、且つ、柔軟効果を繊維製品に付与できる液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(a)非イオン界面活性剤、(b)(b1)特定のエステル化反応物を4級化した反応生成物及び(b2)一般式(b2)で表される特定の化合物から選ばれる成分、(c)過酸化物、及び(d)水を含有し、(a)/(b)質量比が特定の範囲にあり、20℃におけるpHが1〜4である液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、液体洗浄剤組成物に関する。
衣料用洗浄剤組成物に柔軟効果を付与する研究は盛んに行われており、例えば粘土鉱物を用いる技術や、モノアルキル4級アンモニウム化合物と陰イオン界面活性剤の複合体などを用いる技術が知られている。特許文献1、2には、非イオン界面活性剤と長鎖アミンとジ長鎖アルキル型の4級アンモニウム化合物とを含有する液体洗浄剤組成物が開示されている。
また、漂白剤に関する研究も盛んに行われている。漂白剤は、主に塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に、また形態も液体と粉末に分けられるが、衣料用漂白剤としては、その使い勝手の良さから、液体酸素系漂白剤が主流になっている。酸素系漂白剤の過酸化合物としては、特許文献3、4には過酸化水素が、特許文献5には有機過酸を生成する前駆体を配合する技術が開示されている。
特開2003−206500号公報、 特開2005−023123号公報 特開平2−34696号公報 特開平4−28797号公報 特許平7−82591号公報
しかしながら、特許文献1、2の洗浄剤組成物は、すすぎの段階で柔軟剤を使用した柔軟効果に匹敵する柔軟効果を付与できない。柔軟効果を高めるために、特許文献1、2の実施例で具体的に示されている組成物の4級アンモニウム化合物を増加させても、期待される柔軟効果の向上は見られないばかりか、洗浄効果が低下する。
また、液体漂白剤は、過酸化物の安定性から液性を酸性にする必要がある。一方、漂白性能を最大限に発揮するためには、洗濯浴中ではアルカリ性にする事が好ましく、アルカリ性の洗濯用洗剤と併用することが一般的であった。近年、とけ残りの課題が無く、また洗濯前に汚れた部分に塗布することができる等の理由から、液体洗剤の市場が拡大しているが、以上の理由から液体洗剤に漂白剤を配合した漂白剤入り液体洗剤は上市されていない。
繊維製品に対する洗浄効果や柔軟効果に加え、漂白効果に優れることは、液体洗浄剤組成物においてより望ましいものとなる。
本発明の課題は、高い洗浄効果及び漂白効果を有し、且つ、すすぎの段階で柔軟剤を使用した場合に匹敵する柔軟効果を衣料等の繊維製品に付与できる液体洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、下記(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を含有し、(a)成分の含有量が15〜50質量%、(b)成分の含有量が2〜20質量%、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分の質量/(b)成分の質量で1〜10であり、且つ20℃におけるpHが1〜4である液体洗浄剤組成物に関する。
(a)成分:非イオン界面活性剤。
(b)成分:下記(b1)及び(b2)から選ばれる1種以上の成分。
(b1):トリエタノールアミン〔以下、(b1−1)成分という〕と炭素数12〜20の脂肪酸及び/又は脂肪酸低級アルキル(炭素数1〜3)エステル〔以下、(b1−2)成分という〕とを、(b1−2)成分/(b1−1)成分=1.6〜2.4のモル比でエステル化反応させた後、炭素数1〜3のアルキルハライド及び炭素数1〜3のジアルキル硫酸エステルから選ばれるアルキル化剤で4級化した反応生成物。
(b2):下記一般式(b2)で表される化合物。
Figure 2010150360
〔式中、R1bは炭素数12〜24の炭化水素基、R2bは炭素数1〜3のアルキル基、R3bは水素原子又はR1bCO−、Y-はハロゲンイオン又はR4bOSO3 -、R4bは炭素数1〜3のアルキル基である。〕
(c)成分:過酸化物
(d)成分:水
また、本発明は、上記本発明の液体洗浄剤組成物を含有する水性媒体を繊維製品と接触させて、繊維製品の洗浄と繊維製品への柔軟性の付与とを同時に行う、繊維製品の洗浄方法に関する。
本発明によれば、高い洗浄効果及び漂白効果を有し、且つ、すすぎの段階で柔軟剤を使用した場合に匹敵する柔軟効果を衣料等の繊維製品に付与できる液体洗浄剤組成物が提供される。
<(a)成分>
(a)成分は非イオン界面活性剤であり、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグリコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド等が挙げられ、特にポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。(a)成分としては、炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル基を1つ有し、平均付加モル数1〜100のポリオキシアルキレン基(アルキレン基の炭素数は2又は3である)を1又は2個有する化合物が好ましい。具体的には下記一般式(a1)の非イオン界面活性剤が良好である。
1a−E−〔(R2aO)d−R3ae (a1)
〔式中、R1aは、炭素数8〜22、好ましくは8〜16のアルキル基又はアルケニル基である。R2aは、炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。R3aは、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子である。dは平均で、1〜100、好ましくは4〜30、より好ましくは5〜20、特に好ましくは6〜15の数を示す。Eは、−O−、−COO−、−CON<又は−N<であり、Eが−O−又は−COO−の場合eは1であり、Eが−CON<又は−N<の場合eは2である。〕
一般式(a1)で表される化合物の具体例として、以下の式(a1−1)〜(a1−4)で表される化合物を挙げることができる。
1a−O−(C24O)f−H (a1−1)
〔式中、R1aは前記の意味を示す。fは平均付加モル数で2〜100、好ましくは6〜50の数である。〕
1a−O−[(C24O)g/(C36O)h]−H (a1−2)
〔式中、R1aは前記の意味を示す。g及びhはそれぞれ独立に平均付加モル数で1〜100、好ましくは5〜20の数であり、(C24O)と(C36O)はランダムあるいはブロック付加体いずれであってもよい。〕
Figure 2010150360
〔式中、R1aは前記の意味を示す。p、q、r及びsはそれぞれ独立に平均付加モル数で0〜40の数であり、p+q+r+sは5〜100、好ましくは5〜60の数であり、(C24O)と(C36O)はランダムあるいはブロック付加体いずれであってもよい。R3aは、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である〕
本発明では特に(a1−1)で示される化合物が洗浄効果の点から好適である。(a)成分中、式(a1)の非イオン界面活性剤、更に式(a1−1)で示される化合物の比率が30〜100質量%、更に50〜100質量%であることが好ましい。
さらに、本発明では、(a)成分として、下記一般式(a1−5)で示される化合物〔(a’)成分〕と下記一般式(a1−6)で示される化合物〔(a'')成分〕とを含み、両者を、〔(a’)成分の質量〕/〔(a’)成分の質量+(a'')成分の質量〕×100で、5〜30質量%、更に8〜25質量%の割合で配合することが、高い柔軟性能を維持しながら、洗浄力をさらに高めることができる点で好ましい。
R−O−(AO)m−H (a1−5)
(式中、Rは炭素数8〜22の炭化水素基であり、AOは炭素数2〜3のアルキレンオキシ基であり、mは平均付加モル数で1〜5、好ましくは1.5〜4.5から選ばれる数である。)
R−O−(AO)n−H (a1−6)
(式中、Rは炭素数8〜22の炭化水素基であり、AOは炭素数2〜3のアルキレンオキシ基であり、nは平均付加モル数で6〜100、好ましくは6〜25、更に好ましくは8〜20、より好ましくは8〜15から選ばれる数である。)
又、配合する(a’)成分と(a'')成分のmとnの差は3以上であることが好ましく、より好ましくは4以上である。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、上記(b1)〔以下、(b1)成分という〕及び(b2)〔以下、(b2)成分という〕の化合物から選ばれる1種以上の化合物である。
(b1)の化合物は、トリエタノールアミン〔以下、(b1−1)成分という〕と炭素数12〜20の脂肪酸及び/又は脂肪酸低級アルキル(炭素数1〜3)エステル〔以下、(b1−2)成分という〕とを、(b1−2)成分/(b1−1)成分=1.6〜2.4のモル比でエステル化反応させた後、炭素数1〜3のアルキルハライド及び炭素数1〜3のジアルキル硫酸エステルから選ばれるアルキル化剤で4級化した反応生成物である。当該反応生成物は、液状、固体状の何れの態様で用いることができるが、本発明では、当該反応生成物の量に関する記述は、有効分換算のものとする。
(b1−1)成分と(b1−2)成分とのエステル化反応では、(b1−2)成分/(b1−1)成分の反応モル比で、トリエタノールアミンモノ脂肪酸エステル、トリエタノールアミンジ脂肪酸エステル、トリエタノールアミントリ脂肪酸エステルの生成比率が一義的に決まる。本発明では、高い柔軟効果を得る観点から、(b1−2)成分/(b1−1)成分の反応モル比を1.6〜2.4、好ましくは1.7〜2.0とする。
本発明の(b1−2)成分は、ヨウ素価が好ましくは20〜160gI2/100g、より好ましくは20〜140gI2/100g、更に好ましくは20〜100gI2/100gである。(b1−2)成分についてのヨウ素価は、JIS K0070-1992に記載の方法に従って測定するものとする。
(b1−2)成分としては、牛脂、豚脂、パーム油、大豆油、サフラワー油、ヒマワリ油、オリーブ油等の天然油脂を分解・精製して得られる脂肪酸、又は脂肪酸低級アルキルエステル(好適には脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル)、不飽和脂肪酸の部分硬化脂肪酸、部分硬化脂肪酸メチルエステル、部分硬化脂肪酸低級アルキルエステル(好適には脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル)が好適であり、これらの中でも特にオレイン酸、牛脂脂肪酸、部分硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、部分硬化パーム油脂肪酸、大豆脂肪酸、部分硬化大豆脂肪酸、及びこれらの低級アルキルエステルが好適である。
(b1−2)成分として脂肪酸を用いる場合には、(b1−1)成分とのエステル化反応温度を150〜240℃、好ましくは160〜220℃で縮合水を除去しながら反応させる。反応を促進させる目的から通常のエステル化触媒を用いても差し支えなく、例えば硫酸、燐酸などの無機酸、酸化錫、酸化亜鉛などの無機酸化物、テトラプロポキシチタンなどのアルコラートなどを選択することができる。反応の進行はAV(酸価;JIS K0070−1992に記載の方法)を測定することで確認を行い、好適にはAVを10mgKOH/g以下、より好ましくは5mg/KOH以下でエステル化反応を終了とする。
(b1−2)成分として脂肪酸低級アルキルエステルを用いる場合には、50〜150℃、好ましくは100〜150℃の温度で生成する低級アルコールを除去しながら(b1−1)成分とのエステル化反応を行う。反応促進のために水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機アルカリや、メチラート、エチラートなどのアルコキシ触媒を用いることも可能である。反応の進行はガスクロマトグラフィーなどを用いて脂肪酸低級アルキルエステルの量を直接定量することが好適であり、未反応脂肪酸低級アルキルエステルが仕込みの脂肪酸低級アルキルエステルに対して、ガスクロマトグラフィーチャート上で5面積%以下、好ましくは3面積%以下でエステル化反応を終了とする。
このようにして得られたエステル化反応生成物は、アルキル化剤により4級化される。アルキル化剤としてはハロゲン化アルキル、ジアルキル硫酸エステルを用いることができ、具体的にはメチルクロリド、ジメチル硫酸エステル、ジエチル硫酸エステルが好適である。メチルクロリドを用いる場合にはエタノールやイソプロパノールなどの溶剤をエステル化反応生成物に対して10〜50質量%程度混合した溶液をチタン製のオートクレーブなどの加圧反応機に仕込み、密封下50〜120℃の反応温度でメチルクロリドを圧入させて反応する。このときメチルクロリドの一部が分解し塩酸が発生する場合があるため、アルカリ剤を少量加えることで反応が効率よく進むため好適である。メチルクロリドとエステル化反応生成物とのモル比は、エステル化反応生成物のアミンのモル数に対してメチルクロリドを1〜1.5倍当量用いることが好適である。
アルキル化剤としてジメチル硫酸、ジエチル硫酸を用いる場合にはエタノールやイソプロパノールなどの溶剤をエステル化反応生成物に対して10〜50質量%程度混合した溶液を40〜100℃、好適には50〜90℃に加熱混合し、ジメチル硫酸及び/又はジエチル硫酸を滴下して行われる。ジメチル硫酸及び/又はジエチル硫酸とエステル化反応生成物とのモル比は、エステル化反応生成物のアミンのモル数に対してジメチル硫酸及び/又はジエチル硫酸を0.9〜1.1倍当量、好適には0.95〜0.99倍当量用いることが好ましい。
なお、(b1)成分の製造法は、例えば特開平4−506804号公報、特表2000−509445号公報、特開2001−181971号公報などを参考にすることができる。
本発明の(b1)成分は、上述のような反応を行った反応生成物であるが、該反応生成物には、下記(b1−I)〜(b1−IV)の化合物が含まれる〔なお、(b1−IV)には酸塩も含むものとする〕。本発明では、下記の化合物を(b1)成分の有効分とし、(b1)成分の量はこれら有効分に基づくものとする。従って、本発明の(b1)成分の質量という場合、これら(b1−I)〜(b1−IV)の合計質量を意味する。これらの成分は、油脂分析と1H−NMRを組み合わせて測定される。
Figure 2010150360
Figure 2010150360
〔式中、Rは(b1−2)成分に由来する炭素数11〜19の炭化水素基、R’は炭素数1〜3のアルキル基である。〕
(b2)成分は、下記一般式(b2)で表される化合物である。
Figure 2010150360
〔式中、R1bは炭素数12〜24の炭化水素基、R2bは炭素数1〜3のアルキル基、R3bは水素原子又はR1bCO−、Y-はハロゲンイオン又はR4bOSO3 -、R4bは炭素数1〜3のアルキル基である。〕
<(c)成分>
(c)成分の過酸化物としては、過酸化水素、過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム等が挙げられ、過酸化水素が好ましい。
<(d)成分>
本発明の(d)成分は水であり、水中に微量に存在するカルシウム、マグネシウム等の硬度成分や鉄等の重金属を除去した水が好ましく、イオン交換水又は蒸留水を用いることができる。また、水を殺菌あるいは滅菌する目的から少量の塩素を含有しても差し支えない。
<液体洗浄剤組成物>
本発明において、(a)成分を5〜50質量%、好ましくは7〜45質量%、より好ましくは10〜40質量%含有する。また、(b)成分を2〜20質量%、好ましくは2.5〜15質量%、より好ましくは3〜10質量%含有する。また、(c)成分を0.1〜10質量%、更に0.3〜8質量%、特に0.5〜6質量%含有することが好ましい。
また、(a)成分と(b)成分の質量比は、(a)成分の質量/(b)成分の質量(有効分として)で、1〜10、好ましくは2〜10、より好ましくは2〜8である。
本発明の液体洗浄剤組成物には(a)成分、(b)成分以外の界面活性剤〔以下(e)成分という〕として、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陰イオン界面活性剤を含有することができるが、陰イオン界面活性剤〔以下(e1)成分という〕を用いる場合には、柔軟効果に影響を及ぼさない範囲で用いることができ、(e1)成分/(b)成分のモル比は、0.5以下、更に0.2以下、特に0.1以下とするのが好ましい。
本発明で使用できる(e)成分としては、N−アルキル(炭素数10〜14)−N,N−ジメチル−N−〔2-ヒドロキシスルホプロピル〕アンモニウムベタイン、N−アルキル(炭素数10〜14)−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチル アンモニウムベタイン、N−アルキル(炭素数10〜14)−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−アルカノイル(炭素数10〜14)アミノプロピル−N,N−ジメチル−N−〔2-ヒドロキシスルホプロピル〕アンモニウムベタイン、N−アルカノイル(炭素数10〜14)アミノプロピル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、N−アルカノイル(炭素数10〜14)アミノプロピル−N,N−ジメチルアミンオキシド、ジアルキル(炭素数8〜14)ジメチルアンモニウム塩、アルキル(炭素数8〜14)ジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキル(炭素数8〜16)ベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数10〜16)エーテル硫酸エステル塩等を挙げることができる。
本発明では保存安定性の観点から(f)成分として金属封鎖剤を含有することができる。(f)成分を使用する場合には、柔軟効果に影響を及ぼさない範囲で用いることができ、(f)成分の組成物中の配合割合は、5質量%以下が好ましく、より好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下である。
使用できる金属封鎖剤としてはトリポリリン酸、ピロリン酸、オルソリン酸、ヘキサメタリン酸及びこれらのアルカリ金属塩;エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシイミノ二酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸及びこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩;アミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、及びこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩;アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマーの単一重合体又は共重合体、アクリル酸−マレイン酸共重合体、ポリα−ヒドロキシアクリル酸及びこれらのアルカリ金属塩;クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸から選ばれる多価カルボン酸及びそれらのアルカリ金属塩から選ばれる1種以上;アルキルグリシン−N,N−ジ酢酸、アスパラギン酸−N,N−ジ酢酸、セリン−N,N−ジ酢酸、グルタミン酸二酢酸、エチレンジアミンジコハク酸又はこれらの塩等が挙げられる。本発明ではこれらの中で特にエチレンジアミン四酢酸、及びクエン酸、又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩を挙げることができる。
本発明では保存安定性の観点から(g)成分として、炭素数1〜3のアルキル基で置換していてもよいベンゼンスルホン酸(塩)、ベンゼンカルボン酸(塩)を含有することができる。(g)成分を用いる場合には、柔軟効果に影響を及ぼさない範囲で用いることができる。具体的には、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びこれらのナトリウム、カリウムあるいはマグネシウム塩が良好であり、特にp−トルエンスルホン酸が良好である。(g)成分の組成物中の配合割合は、10質量%以下が好ましく、より好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下である。
本発明では保存安定性の観点から(h)成分として溶剤を含有することができ、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルから選ばれる水溶性有機溶媒が好ましい。
(h)成分の組成物中の配合割合は、10質量%以下が好ましく、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下である。
その他にも、通常液体洗浄剤に配合されている成分を配合することができる。例えば、除菌成分、防腐剤、濁り剤、着色剤等を挙げることができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、20℃におけるpHが1〜4、好ましくは2〜4であり、特定の(a)成分及び(b)成分を組み合わせることで、このような酸性の領域で、高い洗浄効果と好ましい柔軟効果が得られる点については、従来、全く知られていなかった。このようなpHに調整するためには、硫酸、塩酸、リン酸などの無機酸や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基が好適である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、(a)成分、(b)成分、(c)成分、(d)成分を混合する工程により得られる。すなわち、本発明は、(a)成分、(b)成分、(c)成分及び(d)成分を有する工程を有する、(a)成分の含有量が15〜50質量%、(b)成分の含有量が2〜20質量%、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分の質量/(b)成分の質量で1〜10であり、且つ20℃におけるpHが1〜4である液体洗浄剤組成物の製造方法を提供する。
本発明の液体洗浄剤組成物を含有する水性媒体を繊維製品と接触させて、繊維製品を処理することで、繊維製品の洗浄と繊維製品への柔軟性の付与とを同時に行うことができる。水性媒体は水を含むものであり、通常、(a)成分の濃度が50〜500ppmであるものが好ましい。本発明の繊維製品の洗浄方法は、通常の洗濯と同様に本発明の液体洗浄剤組成物による洗浄工程を行うことで実施できる。洗濯機で使用する場合、繊維製品1kgあたりの水性媒体の量(浴比)は、5〜30kgが好ましい。通常の液体洗剤と同様、汚れのひどい部分に塗布したり、浸け置き洗い、手洗いをすることもできる。また、柔軟剤や漂白剤の併用も通常の洗剤使用時と同じように行うことができる。
以下に、(b)成分等の合成例を示す。合成例b−5〜b−7は、比較の化合物の合成例である。
(合成例b−1)
反応(1):牛脂脂肪酸とパーム油由来脂肪酸を質量比で1/1で混合し、部分的に水添した脂肪酸(酸価206、ヨウ素価38、不飽和基が2個有する脂肪酸の含有量7モル%)とトリエタノールアミンを1.6/1のモル比で混合し、定法に従って脱水縮合反応を行った。酸価が5になった時点で反応を止め、反応終了品(反応(1)終了品)を得た。この反応(1)終了品の全アミン価を測定した。
反応(2):次に溶媒不存在下で、反応(1)終了品の全アミン価に対してジメチル硫酸を0.95当量用い、4級化反応を行った後、エタノールで90質量%に希釈し、目的の反応生成物を得た。本反応生成物を分析した結果、有効分は88.2質量%〔(b−I)18.5質量%、(b−II)42.7質量%、(b−III)17.7質量%、(b−IV)9.3質量%〕であった。
(合成例b−2)
合成例b−1において、原料脂肪酸とトリエタノールアミンのモル比を1.8/1とした以外は同様にして目的の反応生成物を得た。本反応生成物の分析結果を表1に示す。
(合成例b−3)
合成例b−1において、原料脂肪酸とトリエタノールアミンのモル比を2/1とした以外は同様にして目的の反応生成物を得た。本反応生成物の分析結果を表1に示す。
(合成例b−4)
合成例b−1において、原料脂肪酸とトリエタノールアミンのモル比を2.4/1とした以外は同様にして目的の反応生成物を得た。本反応生成物の分析結果を表1に示す。
(合成例b−5)
合成例b−1において、原料脂肪酸とトリエタノールアミンのモル比を1.5/1とした以外は同様にして目的の反応生成物を得た。本反応生成物の分析結果を表1に示す。
(合成例b−6)
合成例b−1において、原料脂肪酸とトリエタノールアミンのモル比を2.7/1とした以外は同様にして目的の反応生成物を得た。本反応生成物の分析結果を表1に示す。
(合成例b−7)
合成例b−1において、原料脂肪酸とトリエタノールアミンのモル比を3/1とした以外は同様にして目的の反応生成物を得た。本反応生成物の分析結果を表1に示す。
(合成例b−8)
合成例b−2において、ヨウ素価90gI2/100g、酸価201mgKOH/gのナタネ油由来の原料脂肪酸を用いた以外は同様にして目的の反応生成物を得た。本反応生成物の分析結果を表1に示す。
Figure 2010150360
*表中、(b1)成分、(b2)成分の配合率は、有効分換算で示す(以下同様)。
(合成例b−9)
反応(3):牛脂脂肪酸とパーム油由来脂肪酸を質量比で1/1で混合し、部分的に水添した脂肪酸(酸価206、ヨウ素価38、不飽和基が2個有する脂肪酸の含有量7モル%)とN−メチルジエタノールアミンを2.0/1のモル比で混合し、定法に従って脱水縮合反応を行った。酸価が5になった時点で反応を止め、反応終了品(反応(3)終了品)を得た。この反応(3)終了品の全アミン価を測定した。
反応(4):この反応(3)終了品に対してエタノールを8質量%添加し、反応(3)終了品の全アミン価に対してジメチル硫酸を0.95当量用い、4級化反応を行った後、エタノールで固形分が90質量%になるように希釈し、目的の化合物(モノエステル体及びジエステル体)を含む反応生成物を得た。この反応生成物を分析した結果、有効分(モノエステル体及びジエステル体の合計)は83.4質量%であった。
〔液体洗浄剤組成物の調製方法〕
<方法1(実施例7、比較例4以外の組成物の調製方法)>
1000mLのガラス製ビーカーに出来上がり質量が1000gなるために必要な量の30質量%に相当するイオン交換水を入れ、ウォーターバスで60℃に加温した。3枚の羽根(羽根径3cm)が付いたタービン型攪拌羽根で400r/minで攪拌しながら、a−2を投入する。これらを投入後10分間攪拌した。この組成物に、溶融させた(b1)又は(b2)を、攪拌しながら(400r/min)投入し10分間攪拌した。次いで、塩化カルシウムを所定量投入し、更に5分間攪拌した。次に5℃のウォーターバスで攪拌しながら20℃まで冷却した。冷却後、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸を投入した。10%塩酸水溶液、及び10%水酸化ナトリウム水溶液を用いて所定のpHに調製した(マスターバッチA)。
これとは別に、出来上がり質量が1000gなるために必要な量の60質量%に相当するイオン交換水を入れ、あらかじめ60℃で溶融したa−1をゆっくり添加し、a−1が完全に溶解するまで攪拌した。その後、5℃のウォーターバスで攪拌しながら20℃まで冷却した(マスターバッチB)。
マスターバッチAとマスターバッチBを混合し、20℃にて10分間攪拌したのち、食用青色1号、香料を所定量投入し、20℃を維持しつつ5分間攪拌した(マスターバッチC)。なお、対照洗剤は、このマスターバッチCの濃度、pHを調整して得た。
このマスターバッチCに必要量の過酸化水素(過酸化水素濃度に応じて、途中に使用するイオン交換水の配合量を調節した)を配合した。10分間攪拌後、10%塩酸水溶液、及び10%水酸化ナトリウム水溶液を用いて所定のpHに調節し、イオン交換水で所定の濃度に調整した。
<方法2(実施例7、比較例4の組成物の調製方法)>
300mlビーカーに液体洗浄剤組成物の出来上がり質量が200gになるのに必要な量の95質量%相当量のイオン交換水を入れ、ウォーターバスで60℃に昇温した。一つの羽根の長さが2cmの撹拌羽根が3枚ついたタービン型の撹拌羽根で撹拌しながら(300r/m)、a−2成分を溶解させた。次に溶融させた所要量のb−2をゆっくりと添加し10分間撹拌した後、塩化カルシウムを加え、5分間撹拌した。次に、5℃のウォーターバスで20℃まで撹拌しながら冷却した。冷却後、溶融したa−1を、撹拌を続けながらゆっくり添加した。a−1が完全に溶解した後、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸を加え更に10分間攪拌した。次にpHを表中に記載の値にするのに必要な10%塩酸水溶液または10%水酸化ナトリウム水溶液を加えた。10分間攪拌後、青色1号、香料を加え、更に5分間撹拌した。ここに、必要量の過酸化水素(過酸化水素濃度に応じて、途中に使用するイオン交換水の配合量を調節した)を配合した。10分間攪拌後、10%塩酸水溶液、及び10%水酸化ナトリウム水溶液を用いて所定のpHに調節し、イオン交換水で所定の濃度に調整した。
〔評価〕
上記で得られた液体洗浄剤組成物について、以下の評価を行った。結果を表2、3に示す。
<柔軟性評価方法>
全自動洗濯機(日立アプライアンス(株)製NW−7FY)の洗濯槽に水道水30リットルを入れ、タオル3枚(70g/枚)、肌着(木綿)700g、TC混(ポリエステル55%綿45%)のワイシャツ600gを入れる。更に表2、3の液体洗浄剤組成物(調製直後のもの)を30ml入れ、標準コースで洗濯した。なお、水道水は20℃に調整して用いた。洗濯終了後、20℃、65%RHの恒温恒湿室に24時間静置乾燥した。乾燥後のタオルの柔軟性について、表2、3の対照洗剤で同様に処理したタオルと対比して、下記の基準で熟練したパネラー5名により評価した。評価点は5名の合計点とした。
−2点:対照洗剤で処理したタオルと比較して、柔軟性が著しく悪い
−1点:対照洗剤で処理したタオルと比較して、柔軟性が悪い
0点:対照洗剤で処理したタオルと比較して、柔軟性が変わらない
1点:対照洗剤で処理したタオルと比較して、柔軟性が良い
2点:対照洗剤で処理したタオルと比較して、柔軟性が著しく良い
<洗浄性能評価方法>
液体洗浄剤組成物1mlを、20℃のイオン交換水100mlに添加し、攪拌・溶解した。次に予め調製した20℃の40°DH硬水(CaCl2:632mg/L、MgCl2・6H2O:289mg/L)100ml、20℃のイオン交換水800mlを添加し、均一になるように攪拌した。この液をかき混ぜ式洗浄力試験機(ターゴトメーター:Terg-O-Tometer)の試料カップに移した。特許3448358号の実施例1、表1の組成8の人工汚染布(カーボンブラックを含む複合汚れ汚染布)を6cm×6cmの大きさに裁断し、これを5枚かき混ぜ式洗浄力試験機(ターゴトメーター:Terg-O-Tometer)の試料カップに入れて、回転速度100rpm±3rpmにて10分間攪拌した。次に人工汚染布を取出し、含水率が200%以下になるように軽く手で絞ってから、10Lの水道水(20℃)中で1分間軽く手でかき混ぜて濯ぎ、手で絞る操作を2回繰り返した。その後、2槽式洗濯機(松下電器(株)製 NA-W305)で1分間脱水、プレス機((株)日本プレス製作所製 160℃、30秒)を用いて乾燥させた。この人工汚染布の試験前後の550nmにおける反射率を測定(日本電色工業(株)製 測色色差計)し、次式によって再汚染防止率を求めた。
洗浄率(%)=〔(試験後の人工汚染布の反射率)/(試験前の人工汚染布の反射率)〕×100
<漂白性能評価方法>
ビリルビン(C33H36N4O6;MERK社製)0.061gをクロロホルム100mlに溶解する。この溶液を10cm×10cmの木綿金巾♯2003布1枚当たり0.4ml滴下し、風乾してビリルビン汚染布を得た。洗浄性能評価方法と同様に、すなわち、洗浄性能評価方法の人工汚染布に代えてビリルビン汚染布を用いて、ビリルビン汚染布を洗浄、乾燥させた(つまり、洗浄性能評価方法の人工汚染布に代えてビリルビン汚染布を用いる)。この汚染布の試験前後の460nmにおける反射率を測定(日本電色工業(株)製 測色式差計)し、次式によって漂白率を求めた。
漂白率(%)=〔(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)/(元布の反射率−洗浄前の反射率)〕×100
以下、(b1)成分の分析方法を合成例b−1の反応(1)、反応(2)を例に具体的に示す。他の合成例について同様の方法で計算した値を表1に示す。又、(b2)成分の分析方法を合成例b−9の反応(3)、反応(4)を例に具体的に示す。尚、図1、2にこれら合成例の反応終了品に含まれる主な化合物及びその記号を示した。
<(b1)成分の分析方法>
〔1〕残存トリエタノールアミン及び酸塩の量
縮合反応後の脱水縮合物(反応(1)終了品)10gに、予め無水酢酸/ピリジン=1/3(v/v)で混合した液30gに入れ、撹拌しながら70℃で1時間加熱した。これを、キャピラリーカラム(DB−1 30m×0.25mmφ×0.2μm Agilent社製)を装着したガスクロマトグラフィー(HP−6890 GC System HEWLETT PACKRD社製)を用いて、残存トリエタノールアミン(TEA1)量の定量(質量%)を行った。4級化反応後の反応終了品(反応(2)終了品)(反応生成物、以下、サンプルという場合もある)中のトリエタノールアミン及びメチル硫酸塩(TEA2+TEA2・HA)量(質量%)も同様に求め、その差分(モル換算で算出)をメチルトリエタノールアンモニウムメチル硫酸塩(MTEA2)量とした。すなわち、質量%から各成分のモル数を求め、TEA1−(TEA2+TEA2・HA)により求めたMTEA2のモル数を質量%に換算して、MTEA2の質量%とした。
〔2〕(b1−IV2)成分の量
自動電位差滴定装置(AT−510 京都電子工業社)を用いて、エタノール溶媒に溶かした反応(1)終了品、及びサンプル(反応(2)終了品)をそれぞれ0.2N塩酸で滴定することによりそれぞれの全アミン価((b1−IV1+TEA1)、(b1−IV2+TEA2)の全アミン価に相当)を求め、下記式を用いてアミン量を算出した。
アミン量(質量%)=(サンプル中(反応(2)終了品)の全アミン価)/(脱水縮合物(反応(1)終了品)中の全アミン価)×100
※アミン量は、反応(2)終了品中のb1−IV2とTEA2の合計の質量%を表す。
自動電位差滴定装置(AT−510 京都電子工業社)を用いてエタノール溶媒に溶かしたサンプル(反応(2)終了品)を0.1N−KOHで滴定し、アミンモノメチル硫酸塩(b1−IV2・HA+TEA2・HA)の酸価と、脂肪酸(FA2)の酸価を求めた。それぞれの酸価から下記式を用いて、アミンモノメチル硫酸塩(b1−IV2・HA+TEA2・HA)量及び脂肪酸(FA2)量を算出した。
アミンモノメチル硫酸塩(b1−IV2・HA+TEA2・HA)量(質量%)=〔サンプル(反応(2)終了品)中のアミンモノメチル硫酸塩(b1−IV2・HA+TEA2・HA)の酸価〕÷〔アミンモノメチル硫酸塩(b1−IV2・HA+TEA2・HA)の理論酸価*1〕×100
*1:56110÷(脱水縮合物(反応(1)終了品)の分子量*2+メチル硫酸の分子量)
*2:56110÷(脱水縮合物(反応(1)終了品)の全アミン(b1−IV1+TEA1)価)
脂肪酸(FA2)量(質量%)=(サンプル(反応(2)終了品)中の脂肪酸(FA2)の酸価)÷(原料脂肪酸の酸価)×100(%)
以下の計算式より、b1−IV2とb1−IV2・HAの合計量(質量%)を求めた。
(b1−IV2+b1−IV2・HA)量(質量%)=(アミン(b1−IV2+TEA2)量)+(アミンモノメチル硫酸塩(b1−IV2・HA+TEA2・HA)量)−(サンプル(反応(2)終了品)中のトリエタノールアミン(TEA2)量及びメチル硫酸塩(TEA2・HA)量)
〔3〕(b1−I2+b1−II2+b1−III2)の量
サンプルを105℃で2時間加熱して、下記式にてサンプル中の固形分量を算出した。固形分量(質量%)=加熱後のサンプル質量÷加熱前のサンプル質量×100
固形分量等から下記式にて(b1−I2+b1−II2+b1−III2)の量を算出した。
(b1−I2+b1−II2+b1−III2)の量(質量%)=固形分量−〔アミン量(b1−IV2+TEA2)+アミンモノメチル硫酸塩量(b1−IV2・HA+TEA2・HA))+脂肪酸量(FA2)+メチルトリエタノールアンモニウムメチル硫酸塩(MTEA2)〕
(b1−I2)、(b1−II2)、(b1−III2)成分の質量比は、サンプルを重クロロホルムに溶解し、p−ジニトロベンゼンを内標として、1H−NMR(MERCURY400 VARIAN社製)により、窒素原子上のメチル基の水素の面積比で算出した。
〔4〕(b1)成分の有効分量
以上により求めた、b1−I2、b1−II2、b1−III2、b1−IV2、b1−IV2・HAの合計を(b1)成分の有効分とした
<(b2)成分の分析方法>
〔1〕N−メチルジエタノールアミンの量
縮合反応後の脱水縮合物(反応(3)終了品)10gに、予め無水酢酸/ピリジン=1/3(v/v)で混合した液30gに入れ、撹拌しながら70℃で1時間加熱した。これを、キャピラリーカラム(DB−1 30m×0.25mmφ×0.2μm Agilent社製)を装着したガスクロマトグラフィー(HP−6890 GC System HEWLETT PACKRD社製)を用いて、残存N−メチルジエタノールアミン(MDEA3)量の定量(質量%)を行った。第4級アンモニウム塩混合物(反応(4)終了品)(反応生成物、以下、サンプルという場合もある)中のN−メチルジエタノールアミンの量及びメチル硫酸塩量(MDEA4+MDEA4・HA)も同様に求め、その差分(モル換算で算出)をN,N−ジメチルジエタノールアンモニウムモノメチル硫酸塩(DMDEA4)量とした。すなわち、質量%から各成分のモル数を求め、MDEA3−(MDEA4+MDEA4・HA)により求めたDMDEA4のモル数を質量%に換算して、DMDEA4の質量%とした。
〔2〕N−メチル(モノ/ジ)エステルアミン(b2−IV4)の量
自動電位差滴定装置(AT−510 京都電子工業社)を用いて、エタノール溶媒に溶かした反応(3)終了品、及びサンプル(反応(4)終了品)をそれぞれ0.2N塩酸で滴定することによりそれぞれの全アミン価((b2−IV3+MDEA3)、(b2−IV4+MDEA4)の全アミン価に相当)を求め、下記式を用いてアミン量を算出した。
アミン量(質量%)=(サンプル中(反応(4)終了品)の全アミン価)/(脱水縮合物(反応(3)終了品)中の全アミン価)×100
※アミン量は、反応(4)終了品中のb2−IV4とMDEA4の合計の質量%を表す。
自動電位差滴定装置(AT−510 京都電子工業社)を用いてエタノール溶媒に溶かしたサンプル(反応(4)終了品)を0.1N−KOHで滴定し、アミンモノメチル硫酸塩(b2−IV4・HA+MDEA4・HA)の酸価と、脂肪酸(FA4)の酸価を求めた。それぞれの酸価から下記式を用いて、アミンモノメチル硫酸塩(b2−IV4・HA+MDEA4・HA)量及び脂肪酸(FA4)量を算出した。
アミンモノメチル硫酸塩(b2−IV4・HA+MDEA4・HA)量(質量%)=〔サンプル(反応(4)終了品)中のアミンモノメチル硫酸塩(b2−IV4・HA+MDEA4・HA)の酸価〕÷〔アミンモノメチル硫酸塩(b2−IV4・HA+MDEA4・HA)の理論酸価*1〕×100
*1:56110÷(脱水縮合物(反応(3)終了品)の分子量*2+メチル硫酸の分子量)
*2:56110÷(脱水縮合物(反応(3)終了品)の全アミン(b2−IV3+MDEA3)価)
脂肪酸(FA4)量(質量%)=(サンプル(反応(4)終了品)中の脂肪酸(FA)の酸価)÷(原料脂肪酸の酸価)×100(%)
以下の計算式より、N−メチル(モノ/ジ)エステルアミン(b2−IV4)及びメチル硫酸塩(b2−IV4・HA)の合計量(質量%)を求めた。
(b2−IV4+b2−IV4・HA)量(質量%)=(アミン(b2−IV4+MDEA4)量)+(アミンモノメチル硫酸塩(b2−IV4・HA+MDEA4・HA)量)−(サンプル(反応(4)終了品)中のトリエタノールアミン(MDEA4)量及びメチル硫酸塩(MDEA4・HA)量)
〔3〕N,N−ジメチル(モノ/ジ)エステルアンモニウムメチル硫酸塩(b2−I4+b2−II4)の量
サンプルを105℃で2時間加熱して、下記式にてサンプル中の固形分量を算出した。
固形分量(質量%)=加熱後のサンプル質量÷加熱前のサンプル質量×100
固形分量等から下記式にてN,N−ジメチル(モノ/ジ)エステルアンモニウムメチル硫酸塩(b2−I4+b2−II4)の量を算出した。
(b2−I4+b2−II4)の量(質量%)=固形分量−〔アミン量(b2−IV4+MDEA4)+アミンモノメチル硫酸塩量(b2−IV4・HA+MDEA4・HA)+脂肪酸量(FA4)+ジメチルジエタノールアンモニウムメチル硫酸塩(DMDEA4)〕
N,N−ジメチル(モノ/ジ)エステルアンモニウムメチル硫酸塩におけるモノエステル体とジエステル体の質量比は、サンプル(反応(4)終了品)を重クロロホルムに溶解し、p−ジニトロベンゼンを内標として、1H−NMR(MERCURY400 VARIAN社製)により、窒素原子上のメチル基の水素の面積比で算出した。ここで求めた(b2−I4+b2−II4)の量を(b2)成分の有効分とした。
Figure 2010150360
Figure 2010150360
表中の成分は以下のものである。
・a−1:ポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平均付加モル数10)アルキル(炭素数10〜14)エーテル
・a−2:ポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平均付加モル数30)イソトリデシルエーテル
・f−1:1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸
合成例b−1の反応終了品中に含まれる主な化合物を示す図
合成例b−9の反応終了品中に含まれる主な化合物を示す図

Claims (4)

  1. 下記(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を含有し、(a)成分の含有量が15〜50質量%、(b)成分の含有量が2〜20質量%、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分の質量/(b)成分の質量で1〜10であり、且つ20℃におけるpHが1〜4である液体洗浄剤組成物。
    (a)成分:非イオン界面活性剤。
    (b)成分:下記(b1)及び(b2)から選ばれる1種以上の成分。
    (b1):トリエタノールアミン〔以下、(b1−1)成分という〕と炭素数12〜20の脂肪酸及び/又は脂肪酸低級アルキル(炭素数1〜3)エステル〔以下、(b1−2)成分という〕とを、(b1−2)成分/(b1−1)成分=1.6〜2.4のモル比でエステル化反応させた後、炭素数1〜3のアルキルハライド及び炭素数1〜3のジアルキル硫酸エステルから選ばれるアルキル化剤で4級化した反応生成物。
    (b2):下記一般式(b2)で表される化合物。
    Figure 2010150360

    〔式中、R1bは炭素数12〜24の炭化水素基、R2bは炭素数1〜3のアルキル基、R3bは水素原子又はR1bCO−、Y-はハロゲンイオン又はR4bOSO3 -、R4bは炭素数1〜3のアルキル基である。〕
    (c)成分:過酸化物
    (d)成分:水
  2. (a)成分が、下記一般式(a1)で表される非イオン界面活性剤である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
    1a−E−〔(R2aO)d−R3ae (a1)
    〔式中、R1aは、炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基である。R2aは、炭素数2又は3のアルキレン基である。R3aは、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子である。dは平均2〜100の数を示す。Eは、−O−、−COO−、−CON<又は−N<であり、Eが−O−又は−COO−の場合eは1であり、Eが−CON<又は−N<の場合eは2である。〕
  3. (c)成分が過酸化水素である請求項1又は2記載の液体洗浄剤組成物。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の液体洗浄剤組成物を含有する水性媒体を繊維製品と接触させて、繊維製品の洗浄と繊維製品への柔軟性の付与とを同時に行う、繊維製品の洗浄方法。
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