JP2002514618A - エトキシル化エステルクォート - Google Patents

エトキシル化エステルクォート

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JP2002514618A JP2000548296A JP2000548296A JP2002514618A JP 2002514618 A JP2002514618 A JP 2002514618A JP 2000548296 A JP2000548296 A JP 2000548296A JP 2000548296 A JP2000548296 A JP 2000548296A JP 2002514618 A JP2002514618 A JP 2002514618A
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hydroxycarboxylic acid
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ラファエル・ピ・スビラナ
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アンネリーゼ・ヴィルシュ−イルガング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エトキシル化ヒドロキシカルボン酸を基本構造として有するエステルクォートに関する。このようなカチオン性界面活性剤は、水のように清澄な製剤、例えばとりわけヘアリンスおよびコンディショナーの製造に適当である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、カチオン性界面活性剤、並びに化粧品および繊維製品柔軟剤中にお
けるその使用に関する。本発明はとりわけ、構造的特徴としてエトキシル化ヒド
ロキシアシル基を有し、水に清澄に溶解する新規エトキシル化エステルクォート
(Esterquats)に関する。
【0002】 (背景技術) 「エステルクォート」は通常、第四級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル
塩であると理解される。これは、適当な有機合成化学的方法によって得られる既
知の物質である。これに関しては、国際特許出願WO91/01295(Henkel
)に記載されており、それによると、トリエタノールアミンを次亜リン酸の存在
下に脂肪酸で部分的にエステル化し、空気を通し、その反応生成物を硫酸ジメチ
ルまたは他の適当なアルキル化剤で第四級化する。また、ドイツ特許DE−C1
4308794(Henkel)には、適当な分散剤(好ましくは脂肪アルコール)の
存在下にトリエタノールアミンエステルを第四級化することを含んで成る、固体
エステルクォートの製法が記載されている。エステルクォートに関する概要は、
例えば、R.Puchtaら、Tens.Surf.Det.,30,186(1993)、M
.Brock、Tens.Surf.Det.,30,394(1993)、R.Lagermanら
、J.Am.Oil Chem.Soc.,71,97(1994)およびI.Shapiro
、Cosm.Toil.,109,77(1994)に記載されている。
【0003】 テトラアルキルアンモニウム塩型の従来のカチオン性界面活性剤よりもエステ
ルクォートが特に優っている点は、性能レベルがより高く、とりわけより一層易
生分解性であることである。しかし、市販のエステルクォートは、その製法の故
に通例アルコール含有濃厚物またはフレークの形態で市販されており、これは水
に清澄に溶解しないという欠点を有する。一方、消費者は、例えばヘアコンディ
ショナーまたは繊維製品柔軟剤として、直接に(すなわち他の助剤を添加するこ
となく)使用し得る、水のように清澄な製剤を好む。
【0004】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の課題は、他のエステルクォートのように優れた性能を示すと共に、冷
水にも速やかに清澄に溶解する新しいタイプのエステルクォートを提供すること
である。
【0005】 (その解決方法) 第一の態様として本発明は、式(I):
【化4】 [式中、R1COはエチレンオキシド1〜50モルでエトキシル化した炭素数16
〜22のヒドロキシアシル基であり、R2およびR3はそれぞれ、水素またはR1
COと同意義であり、R4は炭素数1〜4のアルキル基または(CH2CH2O)q
基であり、m、nおよびpは、いずれも0であるか、または1〜12の数であり、q
は1〜12の数であり、Xはハライド、アルキルスルフェートまたはアルキルホ
スフェートである。] で示されるエステルクォートに関する。
【0006】 第二の態様として本発明は、式(II):
【化5】 [式中、R1COはエチレンオキシド1〜50モルでエトキシル化した炭素数16
〜22のヒドロキシアシル基であり、R2は水素またはR1COと同意義であり、
4およびR5はそれぞれ、炭素数1〜4のアルキル基であり、mおよびnは、いず
れも0であるか、または1〜12の数であり、Xはハライド、アルキルスルフェ
ートまたはアルキルホスフェートである。] で示されるエステルクォートに関する。
【0007】 第三の態様において本発明は、式(III):
【化6】 [式中、R1COはエチレンオキシド1〜50モルでエトキシル化した炭素数16
〜22のヒドロキシアシル基であり、R2は水素またはR1COと同意義であり、
4、R6およびR7はそれぞれ、炭素数1〜4のアルキル基であり、mおよびnは
、いずれも0であるか、または1〜12の数であり、Xはハライド、アルキルス
ルフェートまたはアルキルホスフェートである。] で示されるエステルクォートに関する。
【0008】 三種のエステルクォート(I)〜(III)は、重要な構造要素としてエトキシル化
ヒドロキシアシル基を有するという、本発明による新たな共通点を有する。驚く
べきことに、上記構造を有するエステルクォートは、合成および天然繊維のいず
れにも快い柔軟感を与え、繊維フィブリル間の帯電を顕著に軽減し、皮膚に残る
感覚が軽いことに加えて、易生分解性であり、しかも冷水にも濁りなく速やかに
溶解するということがわかった。すなわち、本発明の新規エステルクォートは、
複雑な条件をほぼ完全に満足する。本発明のエステルクォートの例は、リシノー
ル酸、12−ヒドロキシステアリン酸、またはそれらのモル比10:90ないし
90:10の混合物から誘導される生成物である。R1COがエトキシル化リシ
ノール酸残基であり、R2がR1COと同意義であり、R3が水素であり、R4がメ
チル基であり、m、nおよびpが0であり、Xがメチルスルフェートであるエス
テルクォート(I)〜(III)が、性能の点で特に有利であるとわかった。
【0009】 方法 製法は、エトキシル化、エステル化およびアルキル化の工程を含んで成り、そ
れら工程の順序は変更し得る。すなわち、本発明は、 (a)炭素数16〜22のヒドロキシカルボン酸のエステルを、エチレンオキシ
ド1〜50モルでエトキシル化し、 (b)得られたエトキシル化ヒドロキシカルボン酸エステルを、アルカノールア
ミンまたはアルカノールアミンエトキシレートでエステル交換し、 (c)得られたエトキシル化ヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、アルキル
化剤で第四級化する ことを含んで成るエトキシル化エステルクォートの製法にも関する。
【0010】 本発明は、 (a)炭素数16〜22のヒドロキシカルボン酸を、アルカノールアミンまたは
アルカノールアミンエトキシレートでエステル化し、 (b)得られたヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、エチレンオキシド1〜
50モルでエトキシル化し、 (c)得られたエトキシル化ヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、アルキル
化剤で第四級化する ことを含んで成るエトキシル化エステルクォートの製法にも関する。
【0011】 本発明は、 (a)炭素数16〜22のヒドロキシカルボン酸を、アルカノールアミンまたは
アルカノールアミンエトキシレートでエステル化し、 (b)得られたヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、アルキル化剤で第四級
化し、 (c)得られた第四級化ヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、エチレンオキ
シド1〜50モルでエトキシル化する ことを含んで成るエトキシル化エステルクォートの製法にも関する。
【0012】 反応を「エトキシル化−エステル化−第四級化」の順で行うことによって、最
適の変換が達成される。従って、この反応順序が好ましい。好ましい出発物質は
、メチルエステル、並びにとりわけ、完全および/または部分グリセロールエス
テルである。すなわち、通例、未水素化、部分水素化または完全水素化したヒマ
シ油を使用する。エステル交換によって遊離するアルコール(好ましくはグリセ
ロール)は、生成物中に溶媒として留めてよい。
【0013】 カルボン酸成分 本発明の新規エステルクォートのカルボン酸成分は、リシノール酸、12−ヒ
ドロキシステアリン酸、および/またはそれらのモル比10:90ないし90:
10(とりわけ25:75ないし75:25)の混合物から誘導することが好ま
しい。選択する製法に応じて、そのエチレンオキシド1〜50モル(好ましくは
3〜30モル、とりわけ10〜20モル)付加物を使用することもできる。この
ような付加物は既知の方法で得られ、従来の広い同族体分布または狭い同族体分
布を有し得る。本発明の好ましい方法においては、原則的に、エステルの代わり
に、遊離酸、またはエステル(特にトリグリセリド)と酸との混合物を用いても
よい。しかし、その場合は、従来の触媒を使用すればエトキシル化は第二級ヒド
ロキシル基よりも第一級ヒドロキシル基において優先的に起こるので、エチレン
オキシド付加が、脂肪鎖のヒドロキシル基において起こる(望ましい)よりも酸
官能基において起こり易い、ということに留意すべきである。
【0014】 ヒドロキシカルボン酸またはそのエチレンオキシド付加物は、次のような他の
カルボキシル化合物と混合して使用してもよい: (a)炭素数6〜22の直鎖または分枝状、飽和または不飽和脂肪族カルボン酸
、例えばカプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ス
テアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、
リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベ
ヘン酸およびエルカ酸並びにそれらの工業用混合物(例えば、天然脂肪および油
を加圧加水分解することによって、Roelenのオキソ合成由来のアルデヒドを還元
することによって、または不飽和脂肪酸の二量化においてモノマーフラクション
として得られる)。炭素数12〜18の工業用飽和または部分飽和脂肪酸、例え
ばヤシ油、パーム油、パーム核油または獣脂の酸が好ましい;
【0015】 (b)炭素数1〜12の脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク酸、マレイン酸、イ
タコン酸、1,12−ドデカン二酸およびとりわけアジピン酸; (c)炭素数2〜12の一塩基性または多塩基性ヒドロキシカルボン酸、例えば
乳酸、酒石酸、リンゴ酸およびとりわけクエン酸、 並びにそれらの混合物。ヒドロキシカルボン酸またはエステルと、カルボキシル
化合物とは通例、カルボキシル基換算でモル比1:1ないし10:1、好ましく
は2:1ないし8:1、より好ましくは3:1ないし5:1で使用する。
【0016】 アルカノールアミン成分 トリエタノールアミン(TEA)、メチルジエタノールアミン(MDA)また
はそれらのモル比5:95ないし95:5の混合物を、アルカノールアミン成分
として使用し得る。更に、そのようなアルカノールアミンのエチレンオキシド平
均1〜10モル付加物も適当である。ヒドロキシカルボン酸またはエステル(場
合により他のカルボキシル化合物と混合したもの)とアルカノールアミンとは、
カルボキシル基換算でモル比1.1:1ないし3:1で使用し得る。エステルク
ォートの性能の点で、1.2:1ないし2.2:1(好ましくは1.5:1ない
し1.9:1)の比が特に有利であるとわかった。好ましいエステルクォートは
、平均エステル化度1.5〜1.9のモノ−、ジ−およびトリエステルの工業用
混合物である。
【0017】 エステル化 カルボン酸成分とアルカノールアミン成分とのエステル化は、既知の方法で行
い得る。出発物質に対して0.01〜1重量%の量の次亜リン酸または次亜リン
酸ナトリウムが、エステル化触媒として最適であることがわかった。ただし、処
理工程(特に比較的高温の場合)において、リン化合物が分解して少量のホスフ
ィンが生成することがあり、これは生成物の臭気に悪影響を及ぼし得る。
【0018】 そこで、EP−B10689533(Henkel)に記載のように、過酸化化合物
の形態の安定剤を使用し得る。この目的のために、過カルボン酸およびパーカー
ボネートのほか、過酸化水素が好ましい。アルカリ金属ボラナートは、リチウム
、カリウムおよび特にナトリウムのボラナートであると理解される。過酸化化合
物およびアルカリ金属ボラナートは、エステル化生成物に対して0.005〜0
.1重量%、好ましくは0.03〜0.06重量%の量で使用することが有利で
ある。更なる安定剤として、フェノール誘導体、例えばビスアルキルヒドロキシ
トルエンおよび/またはビスアルキルアニソール、とりわけ2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルトルエンおよび2,6−ジ−t−ブチルアニソールを使用し得
る。
【0019】 アルキル化およびアルキル化剤 アルカノールアミンエステルのアルキル化も、既知の方法で、例えばDE−C
14409322(Henkel)に記載されているように行い得る。アルカノールア
ミンエステルと第四級化剤とは通例、モル比1:0.95ないし1:1.2、好
ましくは1:1ないし1:1.1で使用する。適当な第四級化剤は、ハロゲン化
アルキル(例えば塩化メチル)、硫酸ジアルキル(好ましくは硫酸ジメチル)、
および炭酸ジアルキル(例えば炭酸ジメチル)である。そのような場合、第四級
化生成物はカチオン性である。第四級化を、ハロカルボン酸(好ましくはクロロ
酢酸)またはそのアルカリ金属塩によって行ってもよく、その場合、両性化合物
が生成する。通例、アルキル化あるいは第四級化は、不活性有機溶媒、好ましく
は低級アルコール(例えばイソプロピルアルコール)中で行う。得られるエステ
ルクォートは、アルコール含有濃厚物として市販されるか、後で溶媒を除去する
。しかし、例えばWO95/20566(Henkel)に記載されているように、溶
媒不存在下、または水中で第四級化を行ってもよい。
【0020】 本発明の好ましい一態様においては、第四級化を脂肪アルコールまたはポリオ
ールの存在下に行う。そうすると、フレーク化し得る固体生成物が得られ、その
「溶媒」は、その後の使用において独自の作用を示す(例えば乳化剤または分散
剤として)故に除去する必要がないから、有利である。適当な脂肪アルコールの
例は、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、セテアリルアルコール、およびそれらの混合物(例えばヤシ油
アルコール、パーム油アルコールまたは獣脂アルコール)である。適当なポリオ
ールの例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、部分
グリセリド、アルキルグルコシドなどである。そのような方法は、例えばWO9
4/21592(Henkel)により知られている。
【0021】 第四級化は、好ましくは70〜100℃、より好ましくは80〜90℃の温度
で行う。反応時間は1〜24時間、好ましくは2〜8時間である。第四級化の後
、アンモニア、グリシンまたはモノエタノールアミンを加えて、未反応アルキル
化剤を分解することが望ましい。
【0022】 アルコキシル化 前述のように、エトキシル化はエステルの段階で行っても、第四級化生成物の
段階で行ってもよい。その場合、出発物質を0.5〜2.5重量%の触媒(例え
ばナトリウムメチラートまたは焼成ハイドロタルサイト)と共に攪拌オートクレ
ーブに入れ、オートクレーブを排気した後、必要量のエチレンオキシドを、12
0〜180℃で1〜2時間にわたって導入する(それにより圧力は5バールまで
上昇する)。次いで、反応混合物を更に30分間、後反応させた後、反応器を冷
却し、開放し、塩基性触媒を例えば乳酸またはリン酸の添加により中和する。不
溶性触媒があれば、フィルタープレスによって除去する。
【0023】 工業的適用 本発明の新規エステルクォートは、前記のような性能を示すだけでなく、冷水
にも濁りなく速やかに溶解するという利点を有する。従って、本発明は、化粧品
および/または薬剤の製剤、並びに清澄な繊維製品柔軟剤および液体洗剤を製造
するための、新規エステルクォートの使用にも関する。新規エステルクォートの
更なる利点は、アニオン性界面活性剤と適合性であること、すなわちアニオン性
界面活性剤との反応による塩の沈殿を生じないということである。これにより、
コンディショニング効果のある液体洗剤を製造する可能性が生まれる。
【0024】 化粧品および/または薬剤の製剤 本発明のエステルクォートは、広範な製剤、例えばヘアシャンプー、ヘアロー
ション、発泡浴剤、クリーム、ローションおよびエモリエントの製造に使用し得
る。従って、本発明は、更なる助剤および添加剤として、穏やかな界面活性剤、
乳化剤、過脂肪剤、真珠光沢ワックス、安定剤、コンシステンシー調節剤、増粘
剤、ポリマー、シリコーン化合物、生体由来物質、フケ防止剤、フィルム形成剤
、防腐剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、UV保護剤、抗酸化剤、防虫剤、日焼け
剤、香油、色素等を含有する上記のような製剤にも関する。
【0025】 適当な穏やかな(すなわち特に皮膚科学的に適合性の)界面活性剤の例は、脂
肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェー
ト、モノ−および/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イセチオネー
ト、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、エーテルカ
ルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタ
イン、および/またはタンパク質脂肪酸縮合物(好ましくは小麦タンパク質由来
のもの)である。
【0026】 適当な油成分の例は、C6-18(好ましくはC8-10)脂肪アルコールから誘導し
たゲルベアルコール、直鎖C6-22脂肪酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステ
ル、分枝状C6-13カルボン酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル、直鎖C 6-22 脂肪酸と分枝状アルコール(とりわけ2−エチルヘキサノール)とのエステ
ル、直鎖および/または分枝状脂肪酸と多価アルコール(例えば、プロピレング
リコール、二量体ジオールまたは三量体トリオール)および/またはゲルベアル
コールとのエステル、C6-10脂肪酸トリグリセリド、C6-18脂肪酸の液体モノ−
/ジ−/トリグリセリド混合物、C6-22脂肪アルコールおよび/またはゲルベア
ルコールと芳香族カルボン酸(とりわけ安息香酸)とのエステル、C2-12ジカル
ボン酸と直鎖もしくは分枝状C1-22アルコールまたはヒドロキシル基数2〜6の
2-10ポリオールとのエステル、植物油、分枝状第一級アルコール、置換シクロ
ヘキサン、直鎖および分枝状C6-22脂肪アルコールカーボネート、ゲルベカーボ
ネート、安息香酸と直鎖および/または分枝状C6-22アルコールとのエステル[
例えばFinsolv(商標)TN]、直鎖もしくは分枝状の対称もしくは非対称ジアル
キルエーテル(各アルキル基の炭素数6〜22)、エポキシ化脂肪酸エステルの
ポリオールによる開環生成物、シリコーン油、および/または脂肪族もしくはナ
フテン族炭化水素である。
【0027】 適当な乳化剤の例は、下記群の少なくとも一つから選択するノニオン性界面活
性剤である: (1)炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、およ
びアルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜
30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物; (2)グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12/18脂肪酸
モノエステルおよびジエステル; (3)飽和および不飽和C6-22脂肪酸の、グリセロールモノエステルおよびジエ
ステル、およびソルビタンモノエステルおよびジエステル、並びにそれらのエチ
レンオキシド付加物; (4)アルキル基の炭素数8〜22のアルキルモノ−およびオリゴグリコシド、
並びにそれらのエトキシル化類似体; (5)ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド15〜60モ
ル付加物; (6)ポリオールエステルおよびとりわけポリグリセロールエステル、例えばポ
リグリセロールポリリシノレート、ポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシス
テアレート、およびポリグリセロールダイメレート。複数の上記群の化合物の混
合物も適当である;
【0028】 (7)ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド2〜15モル
付加物; (8)直鎖、分枝状、不飽和または飽和C6/22脂肪酸、リシノール酸および12
−ヒドロキシステアリン酸と、グリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、アル
キルグルコシド(例えばメチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコ
シド)およびポリグルコシド(例えばセルロース)との、部分エステル; (9) モノ−、ジ−およびトリアルキルホスフェート、およびモノ−、ジ−お
よび/またはトリ−PEG−アルキルホスフェート、並びにそれらの塩; (10)羊毛ワックスアルコール; (11)ポリシロキサン/ポリアルキルポリエーテルコポリマーおよび対応する
誘導体; (12)DE−PS1165574による、ペンタエリスリトール、脂肪酸、ク
エン酸および脂肪アルコールの混合エステル、および/または炭素数6〜22の
脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール(好ましくはグリセロールまたはポ
リグリセロール)の混合エステル;並びに (13)ポリアルキレングリコール。
【0029】 脂肪アルコール、脂肪酸、グリセロール脂肪酸モノエステルおよびジエステル
、ソルビタン脂肪酸モノエステルおよびジエステル、またはヒマシ油の、エチレ
ンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物は、既知の市販生成物であ
る。それらは同族体混合物であって、その平均アルコキシル化度は、付加反応を
行う基質化合物とエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの量比
に対応する。グリセロールのエチレンオキシド付加物のC12/18脂肪酸モノエス
テルおよびジエステルは、DE−PS2024051により、化粧品製剤用の再
脂肪化剤として知られている。
【0030】 C8/18アルキルモノ−およびオリゴグリコシド、その製法並びにその使用は、
従来知られている。そのようなグリコシドは、とりわけ、グルコースまたはオリ
ゴ糖と、第一級C8-18アルコールとの反応によって製造する。グリコシド単位に
関しては、環状糖単位1個が脂肪アルコールにグリコシド結合によって結合した
モノグリコシド、およびオリゴマー化度が好ましくは約8までのオリゴグリコシ
ドのいずれも適当である。オリゴマー化度は、そのような工業用生成物の同族体
分布の統計学的平均値である。
【0031】 他の適当な乳化剤は、双性イオン性界面活性剤である。双性イオン性界面活性
剤は、分子中に少なくとも1個の第四級アンモニウム基および少なくとも1個の
カルボキシレートおよびスルホネート基を有する界面活性化合物である。特に適
当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイン、例えば、アルキルまたはア
シル基の炭素数8〜18の、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリ
シネート(例えばヤシ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシ
ルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油ア
シルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル
−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、並びにヤシ油ア
シルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。CT
FA名コカミドプロピル・ベタイン(Cocamidopropyl Betaine)として既知の脂
肪酸アミド誘導体が、特に好ましい。
【0032】 両性界面活性剤も、適当な乳化剤である。両性界面活性剤は、分子中に、C8/ 18 アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少な
くとも1個の−COOHまたは−SO3H基を有する界面活性化合物で、分子内
塩を形成し得る。適当な両性界面活性剤の例は、アルキル基の炭素数約8〜18
の、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪
酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキル
アミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2
−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。特に好ましい
両性界面活性剤は、N−ヤシ油アルキルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルア
ミノエチルアミノプロピオネート、およびC12/18アシルサルコシンである。両
性乳化剤のほか、第四級乳化剤を使用してもよく、エステルクォート型のもの(
好ましくはメチル第四級化ジ脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩)が特に好
ましい。
【0033】 過脂肪剤は、例えば、ラノリン、レシチン、ポリエトキシル化またはアシル化
ラノリン−およびレシチン−誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリ
ド、および脂肪酸アルカノールアミドのような物質から選択し得る。脂肪酸アル
カノールアミドは、泡安定剤としても機能する。
【0034】 適当な真珠光沢ワックスの例は、アルキレングリコールエステル、とりわけエ
チレングリコールジステアレート;脂肪酸アルカノールアミド、とりわけヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリド、とりわけステアリン酸モノグリセ
リド;多塩基性の(場合によりヒドロキシ置換した)カルボン酸と、炭素数6〜
22の脂肪アルコールとのエステル、とりわけ酒石酸の長鎖エステル;脂肪化合
物、例えば脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび
脂肪カーボネート(総炭素数少なくとも24のもの)、とりわけラウロンおよび
ジステアリルエーテル;脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸
またはベヘン酸;炭素数12〜22のオレフィンエポキシドの、炭素数12〜2
2の脂肪アルコールおよび/または炭素数2〜15/ヒドロキシル基数2〜10
のポリオールによる開環生成物;並びにそれらの混合物である。
【0035】 主要なコンシステンシー調節剤は、炭素数12〜22(好ましくは16〜18
)の脂肪アルコールもしくはヒドロキシ脂肪アルコール、および部分グリセリド
、脂肪酸もしくはヒドロキシ脂肪酸である。このような物質は、同鎖長のアルキ
ルオリゴグルコシドおよび/または脂肪酸N−メチルグルカミド、および/また
はポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシステアレートと組み合せて使用する
ことが好ましい。適当な増粘剤の例は、多糖、とりわけキサンタンガム、グアー
、寒天、アルギネート、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよび
ヒドロキシエチルセルロース、比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリコール
モノ−およびジエステル、ポリアクリレート(例えばCarbopols(商標)[Goodri
ch]またはSynthalens(商標)[Sigma])、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル
コールおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤、例えばエトキシル化脂肪酸グ
リセリド、脂肪酸とポリオール(例えばペンタエリスリトールまたはトリメチロ
ールプロパン)とのエステル、狭範囲脂肪アルコールエトキシレートまたはアル
キルオリゴグルコシド、並びに電解質、例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモ
ニウムである。
【0036】 適当なカチオン性ポリマーの例は、カチオン性セルロース誘導体、例えば第四
級化ヒドロキシエチルセルロース[Polymer JR 400(商標);Amerchol]、カチ
オン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩およびアクリルアミドのコポリマー、
第四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えば Luviquat(
商標)(BASF)、ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、第四級化コラーゲ
ンポリペプチド、例えばラウリルジモニウム・ヒドロキシプロピル加水分解コラ
ーゲン(Lauryldimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Collagen)[Lamequat(商
標)L;Gruenau]、第四級化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン、カチオン
性シリコーンポリマー、例えばアモジメチコン(Amodimethicone)、アジピン酸
およびジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー[
Cartaretine(商標); Sandoz]、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウム
クロリドとのコポリマー[Merquat(商標)550; Chemviron]、ポリアミノポリ
アミド、例えばFR−A2252840に記載のもの、およびその架橋水溶性ポ
リマー、カチオン性キチン誘導体、例えば第四級化キトサン(場合により、微結
晶分布したもの)、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン)とビス−ジアルキ
ルアミン(例えばビス−ジメチルアミノ−1,3−プロパン)との縮合生成物、カ
チオン性グアーガム、例えば Jaguar(商標)CBS、Jaguar(商標)C−17
、Jaguar(商標)C−16(Celanese)、並びに第四級化アンモニウム塩ポリマ
ー、例えば Mirapol(商標)A−15、Mirapol(商標)AD−1、Mirapol(商
標)AZ−1(Miranol)である。
【0037】 適当なアニオン性、双性イオン性、両性およびノニオン性ポリマーは、例えば
酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニルコポ
リマー、酢酸ビニル/マレイン酸ブチル/アクリル酸イソボルニルコポリマー、
メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋
およびポリオール架橋ポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアン
モニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メタク
リル酸メチル/メタクリル酸t−ブチルアミノエチル/メタクリル酸2−ヒドロ
キシプロピルコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニ
ルコポリマー、ビニルピロリドン/メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニル
カプロラクタムターポリマー、並びに場合により誘導体化したセルロースエーテ
ル、およびシリコーンである。
【0038】 適当なシリコーン化合物は、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、環状シリコーン、並びにアミノ−、脂肪酸−、アルコール−
、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−、グリコシド−および/またはアルキ
ル−修飾シリコーン化合物(室温で液状および樹脂様であり得るもの)である。
適当な揮発性シリコーンに関しては、Toddら、Cosm.Toil.91、27(19
76)に詳細に記載されている。
【0039】 脂肪の例はグリセリドである。適当なワックスはとりわけ、蜜蝋、カルナウバ
蝋、カンデリラ蝋、モンタンワックス、パラフィンワックスまたはマイクロワッ
クスであり、場合により親水性ワックス、例えばセチルステアルアルコールもし
くは部分グリセリドと組み合わせる。
【0040】 安定剤としては、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸またはリシノール酸の
マグネシウム、アルミニウムおよび/または亜鉛塩を使用し得る。 本発明において、生体由来物質は、例えばトコフェロール、トコフェロールア
セテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、デオキシリボ核酸、
レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール
、AHA酸、アミノ酸、セラミド、プソイドセラミド、精油、植物抽出物、およ
びビタミン複合体である。
【0041】 適当なフケ防止剤は、Climbazol、Octopiroxおよびジンクピリチオンである。
フィルム形成剤は、例えばキトサン、微結晶キトサン、第四級化キトサン、ポリ
ビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系ポ
リマー、第四級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、並
びに同様の化合物である。水相用の適当な膨潤剤は、モンモリナイト、粘土鉱物
、Pemulen、およびアルキル修飾Carbopol種(Goodrich)である。
【0042】 本発明においてUV保護剤の例は、紫外線を吸収して、その吸収したエネルギ
ーをより長波長の放射線(例えば熱)として放出することのできる有機物質であ
る。UV−Bフィルターは、油溶性または水溶性であり得る。油溶性物質を以下
例示する:
【0043】 ・3−ベンジリデンカンファーまたは3−ベンジリデンノルカンファーおよびそ
れらの誘導体、例えば3−(4−メチルベンジリデン)−カンファー(EP−B
10693471に記載されている); ・4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−
2−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−オクチ
ルエステル、および4−(ジメチルアミノ)−安息香酸アミルエステル; ・桂皮酸エステル、好ましくは4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステ
ル、4−メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソアミルエス
テル、2−シアノ−3−フェニル桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル[オクト
クリレン(Octocrylene)]; ・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、
サリチル酸−4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエス
テル; ・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2,2'−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; ・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4−メトキシベンザルマロン酸ジ−2
−エチルヘキシルエステル; ・トリアジン誘導体、例えば2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エ
チル−1'−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン、およびオクチル・トリ
アゾン(Octyl Triazone)(EP−A10818450に記載されている)
; ・プロパン−1,3−ジオン、例えば1−(4−t−ブチルフェニル)−3−(
4'−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン; ・ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体(EP−B10694521に
記載されている)。
【0044】 適当な水溶性物質は、次のような物質である: ・2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸並びにそのアルカリ金属塩
、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノー
ルアンモニウム塩およびグルカンモニウム塩; ・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩; ・3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4−(2−オキソ−
3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−
オキソ−3−ボルニリデン)−スルホン酸並びにそれらの塩。
【0045】 通常のUV−Aフィルターはとりわけ、ベンゾイルメタン誘導体、例えば1−
(4'−t−ブチルフェニル)−3−(4'−メトキシフェニル)−プロパン−1
,3−ジオン、4−t−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol
1789)または1−フェニル−3−(4'−イソプロピルフェニル)−プロパ
ン−1,3−ジオンである。UV−AフィルターとUV−Bフィルターを混合物
として使用しても当然よい。上記可溶性物質のほかに、不溶性遮光顔料、すなわ
ち、微分散金属酸化物または塩を、この目的のために使用してもよい。金属酸化
物/塩の例は、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化セリ
ウム、酸化ジルコニウム、ケイ酸塩(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン
酸亜鉛である。
【0046】 このような粒子の平均直径は、100nm未満、好ましくは5〜50nm、より好
ましくは15〜30nmとすべきである。粒子は球形であり得るが、楕円形粒子ま
たは他の非球形粒子を使用してもよい。他の適当なUVフィルターは、P.Fin
kel、SOEFW−Jounal、122、543(1996)に記載されている。
【0047】 上記二群の主な日焼け止め剤のほかに、抗酸化剤タイプの副次的日焼け止め剤
(UV線が皮膚に侵入すると開始される光化学反応鎖を断つ)をも使用し得る。
その例を次に挙げる:アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリ
プトファン)およびその誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン酸)およびそ
の誘導体、ペプチド、例えばD,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノ
シンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイド、カロテン(例
えばα−カロテン、β−カロテン、リコペン)およびその誘導体、クロロゲン酸
およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えばジヒドロリポン酸)、ア
ウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えばチオレ
ドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン、それらのグリコ
シル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル、ラウリル、
パルミトイル、オレイル、γ−リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエス
テル)およびそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオ
ジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル
、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)、スルホキシミン化
合物(例えばブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチ
オニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−およびヘプタ−チオニンスルホキシミン)
(例えばピコモルないしマイクロモル/kg程度の極く少ない適合量で)、
【0048】 (金属)キレート剤(例えばα−ヒドロシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、
ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フ
ミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTA
およびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えばγ−リノレン酸
、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノン、ユビキノー
ルおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよびその誘導体(例えばアスコルビルパ
ルミテート、Mgアスコルビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、トコ
フェロールおよび誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ビタミンAおよび誘
導体(ビタミンAパルミテート)、ベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート
、ルチン酸およびその誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリ
デングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシ
アニソール、ノルジヒドログアヤク樹脂酸、ノルジヒドログアヤレト酸、トリヒ
ドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体
、スーパーオキシド−ジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、Zn
SO4)、セレンおよびその誘導体(例えばメチオニンセレン)、スチルベンお
よびその誘導体(例えば酸化スチルベン、酸化トランススチルベン)、並びに本
発明の目的に適当な上記活性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌク
レオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)。
【0049】 流動性を改善するために、更にヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロ
ピルアルコール、またはポリオールを使用し得る。適当なポリオールは、好まし
くは炭素数2〜15で、少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。その例は、 ・グリセロール; ・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール
、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、および
平均分子量100〜1000ダルトンのポリエチレングリコール; ・自己縮合度1.5〜10の工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリ
セロール含量40〜50重量%の工業用ジグリセロール混合物; ・メチロール化合物、例えばとりわけ、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリ
スリトール; ・低級アルキルグルコシド(特に、アルキル基の炭素数1〜8のもの)、例えば
メチルおよびブチルグルコシド; ・炭素数5〜12の糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール; ・炭素数5〜12の糖、例えばグルコースまたはスクロース; ・アミノ糖、例えばグルカミド である。
【0050】 適当な保存剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パ
ラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、並びにKosmetikverordnung の補
遺6、パートAおよびBに挙げられた種類の化合物である。適当な防虫剤は、N
,N−ジエチル−m−トルアミド、ペンタン−1,2−ジオールまたは Insect Re
pellent 3535である。適当な日焼け剤はジヒドロキシアセトンである。
【0051】 適当な香油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、下記植物の
抽出物を包含する:花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イラン
−イラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニス
、コリアンダー、キャラウェー、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、
オレンジ)、根(ナツメグ、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アヤ
メ、ショウブ)、木(マツ、ビャクダン、グアヤク、シーダー、シタン)、草(
タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針葉および枝(トウヒ、モミ、マ
ツ、低木マツ)、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミル
ラ、乳香、オポパナクス)。動物性原料、例えばシベットおよびビーバーを使用
してもよい。
【0052】 合成香料化合物は通例、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコー
ルおよび炭化水素型の生成物である。エステル型香料化合物の例は、ベンジルア
セテート、フェノキシエチルイソブチレート、p−t−ブチルシクロヘキシルア
セテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェ
ニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメ
チルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリル
プロピオネート、ベンジルサリチレートである。エーテルは例えば、ベンジルエ
チルエーテルを包含し、アルデヒドは例えば、炭素数8〜18の直鎖アルカナー
ル、シトラール、シトロネラル、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラ
メンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラル、リリアールおよびブルゲオナールを
包含する。適当なケトンは例えば、イオノン類、α−イソメチルイオノンおよび
メチルセドリルケトンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロー
ル、オイゲノール、イソオルゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエ
チルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素は主として、テルペン類
、バルサム類を包含する。しかし、共同で快い香を発する種々の香料化合物の混
合物を使用することが好ましい。
【0053】 他の適当な香油は、芳香成分として用いられることの多い比較的揮発性の低い
精油である。その例は、セージ油、カモミール油、丁子油、メリッサ油、ミント
油、シナモン葉油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、乳香油、ガ
ルバヌム油、ラブダヌム油およびラバンジン油である。下記のものを単独で、ま
たは混合物として使用することが好ましい:ベルガモット油、ジヒドロミルセノ
ール、リリアール、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α
−ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメン
アルデヒド、リナロール、Boisambrene Forte、Ambroxan、インドール、ヘ
ジオン(Hedione)、サンデリス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オ
レンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタル(Cyclovertal)、ラバ
ンジン油、クラリー油、β−ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシ
ルサリチレート、Vertofix Coeur、Iso−E−Super、Fixolide NP、エ
ベルニル、イラルデイン(Iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、ゲラニルアセテー
ト、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミレート(Romilat)、イロチル
(Irotyl)およびフロラメート(Floramat)。
【0054】 適当な色素は、例えば“Kosmetische Faerbemittel”、Farbstoffkommission
der Deutschen Forschungsgemeinschaft、Verlag Chemie、Weinheim、1984
、第81〜106頁に挙げられているような、化粧品に適当で承認された物質で
ある。そのような色素は通例、混合物全体に対して0.001〜0.1重量%の濃
度で使用する。
【0055】 助剤および添加剤の総量は、組成物に対して1〜50重量%であり得、好まし
くは5〜40重量%である。組成物は通常の低温および高温法で製造し得、好ま
しくは転相温度法で製造する。
【0056】 清澄なコンディショナー 本発明は、本発明のエステルクォートとノニオン性界面活性剤とを、活性物質
換算で重量比10:90ないし90:10、好ましくは25:75ないし75:
25、より好ましくは40:60ないし60:40で含有する清澄なコンディシ
ョナーにも関する。「コンディショナー」なる用語は、繊維製品柔軟剤だけでな
く、糸、織物、編物、布などの仕上げおよび前処理用の工業用生成物をも意味す
る。
【0057】 適当なノニオン性界面活性剤の例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル
、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル
、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、
アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、部分的に
酸化されていてもよいアルキル(アルケニル)オリゴグリコシドおよびグルクロ
ン酸誘導体、脂肪酸N−アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(特に、小
麦系植物性の生成物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエ
ステル、ポリソルベート、並びにアミンオキシドである。ノニオン性界面活性剤
がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭
い同族体分布を有することが好ましい。
【0058】 エステルクォートと共に、ノニオン性界面活性剤成分として、炭素数10〜1
8の脂肪アルコールもしくはオキソアルコールのエチレンオキシド平均1〜40
モル付加物および/またはアルキルオリゴグルコシドを含有するコンディショナ
ーが、性能の点で特に有利であることがわかった。
【0059】 それらの構造および製法に関しては、関連文献、例えば、J.Falbe編、“Surf
actants in Consumer Products”、Supringer Verlag、ベルリン、1987、
第54〜124頁、または J.Falbe編、“Katalysatoren,Tenside und Mineral
oeladditive”、Thieme Verlag、シュトゥットガルト、1978、第123〜2
17頁に記載されている。
【0060】 コンディショナーは、更なる成分として、ヒドロトロープ、例えばエタノール
、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキ
シレングリコール、グリセロールなどを含有し得る。コンディショナーの活性物
質含量(すなわち非水性成分)は、5〜50重量%、好ましくは15〜30重量
%である。
【0061】 コンディショニング作用を有する液体洗剤 本発明のエステルクォートを含有する液体洗剤は、前記ノニオン性界面活性剤
のほかに、とりわけ、アニオン性界面活性剤および他の助剤、例えばビルダー、
酵素、酵素安定剤、漂白剤、蛍光増白剤、増粘剤、防汚剤、抑泡剤、可溶化剤、
無機塩並びに色素および香料をも含有し得る。
【0062】 アニオン性界面活性剤の例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカ
ンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グ
リセロールエーテルスルホネート、α−メチルエステルスルホネート、スルホ脂
肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロ
ールエーテルスルフェート、脂肪酸エステルスルフェート、ヒドロキシ混合エー
テルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エ
ーテル)スルフェート、モノおよびジアルキルスルホスクシネート、モノおよび
ジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテ
ルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂
肪酸タウリド、N−アシルアミノ酸、例えばアシルラクチレート、アシルタート
レート、アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート、アルキルオリゴグル
コシドスルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、小麦系植物性の生成物)、
並びにアルキル(エーテル)ホスフェートである。アニオン性界面活性剤がポリグ
リコールエーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体
分布を有することが好ましい。
【0063】 液体洗剤は、エステルクォートとアニオン性および/またはノニオン性界面活
性剤とを、活性物質換算で重量比10:90ないし90:10、好ましくは25
:75ないし75:25、より好ましくは40:60ないし60:40で含有し
得る。
【0064】 適当なビルダーは、ゼオライト、層状シリケート、ホスフェートおよびエチレ
ンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、クエン酸および無機ホスホン酸である。適
当な増粘剤の例は、水素化ヒマシ油、長鎖脂肪酸の塩(好ましくは0〜5重量%
、より好ましくは0.5〜2重量%の量で使用する)、例えばステアリン酸のナ
トリウム、カリウム、アルミニウム、マグネシウムおよびチタン塩、またはベヘ
ン酸のナトリウムおよび/またはカリウム塩、並びに他のポリマー化合物である
。他のポリマー化合物とは、好ましくはポリビニルピロリドン、ウレタン、並び
に塩形態のポリマーポリカルボキシレート、例えばホモポリマーまたはコポリマ
ーとしてのポリアクリレート、ポリメタクリレート、および特にアクリル酸/マ
レイン酸コポリマー(好ましくは50〜10%がマレイン酸から成る)である。
通例、ホモポリマーの相対分子量は1000〜100000であり、コポリマー
の相対分子量は2000〜200000、好ましくは50000〜120000
である(遊離酸換算)。
【0065】 架橋(例えばスクロースのポリアリルエーテル約1%で架橋)した、相対分子
量が1000000を越える水溶性ポリアクリレートも特に適当である。そのよ
うなポリアクリレートの例は、Carbopol(商標)940および941として入手
し得るポリマーである。架橋ポリアクリレートは、好ましくは1重量%以下、よ
り好ましくは0.2〜0.7重量%の量で使用する。
【0066】 適当な酵素は水性/アルコール性環境中で安定なもので、プロテアーゼ、リパ
ーゼ、アミラーゼ、セルラーゼおよびそれらの混合物から成る群から選択する。
細菌または真菌、例えばBacillus subtilis、Bacillus licheniformis、およびS
treptomyces griseusから得られる酵素が特に適当である。ズブチリシンタイプ
のプロテアーゼ、特にBacillus lentusから得られるプロテアーゼを使用するこ
とが好ましい。酵素は約0.2〜2重量%の量で使用し得る。酵素は、担体に吸
着させるかまたは膜材料中に封入して、早期の分解から保護することができる。
【0067】 組成物は、一価および多価アルコール並びにホスホネートその他の酵素安定剤
を含有してもよい。例えばギ酸ナトリウム0.5〜1重量%を使用し得る。可溶
性カルシウム塩で安定化した、カルシウム含量好ましくは約1.2重量%(酵素
に対して)のプロテアーゼを使用することもできる。しかし、ホウ素化合物、例
えばホウ酸、酸化ホウ素、ホウ砂および他のアルカリ金属ホウ酸塩[例えばオル
トホウ酸(H3BO3)、メタホウ酸(HBO2)およびピロホウ酸(四ホウ酸H24 7 )の塩]を使用することが、特に有利である。
【0068】 組成物を洗濯機中で使用する場合は、通常の抑泡剤を加えることが有利であり
得る。適当な抑泡剤は、例えば既知のオルガノポリシロキサン、パラフィンまた
はワックスを包含する。液体洗剤も、活性物質成分(すなわち非水性成分)を5
〜50重量%、好ましくは15〜30重量%含有し得る。
【0069】 実施例 実施例1 攪拌機、蒸留ヘッドおよびガス導入管を取り付けた2l三つ口フラスコに、ヒ
マシ油のエチレンオキシド平均18モル付加物845g(0.49モル)、トリ
エタノールアミン117g(0.79モル)、オレイン酸17g、水素化ホウ素
ナトリウム0.5g、および次亜リン酸ナトリウム0.5gを入れた。反応混合
物を窒素雰囲気中で200℃に加熱し、復水が分離されなくなり、酸価が1未満
に低下するまで、前記温度に4時間保った。生成したエステル900g(0.7
4モル)を、滴下漏斗およびジャケット付コイル凝縮器を取り付けた2l攪拌反
応器に移し、そこへ硫酸ジメチル88g(0.7モル)を少しずつ加えた。次い
で、混合物を65℃で4時間攪拌した。淡黄色透明の液体が得られ、これは35
重量%製剤として20℃の水に清澄に溶解した。
【0070】 実施例2 ヒマシ油450g(0.48モル)、リシノール酸+18EO 450g(0
.26モル)、トリエタノールアミン206g(1.38モル)、オレイン酸2
0g、水素化ホウ素ナトリウム0.9g、および次亜リン酸ナトリウム0.5g
を、実施例1と同様に反応させた。生成したエステル1000g(1.23モル
)をイソプロピルアルコール129gに溶解し、その溶液を硫酸ジメチル147
g(1.16モル)で第四級化した。活性物質含量90重量%の透明な液体が得
られた。
【0071】 実施例3 水素化ヒマシ油450g(0.48モル)、12−ヒドロキシステアリン酸+
18EO 450g(0.26モル)、トリエタノールアミン206g(1.3
8モル)、オレイン酸20g、水素化ホウ素ナトリウム0.9g、および次亜リ
ン酸ナトリウム0.5gを、実施例2と同様に反応させた。生成したエステル1
000g(1.23モル)をイソプロピルアルコール129gに溶解し、その溶
液を硫酸ジメチル147g(1.16モル)で第四級化した。溶媒を除去すると
、活性物質含量90%の白色フレーク状物が得られた。
【0072】 実施例4 実施例1のエステルクォート300g、リシノール酸+36EO 80g、お
よびヤシ油アルキルグルコシド20gの混合物を20℃で調製し、水で希釈して
1000mlとした。コンディショニング性に優れた清澄な溶液が得られた。
【0073】 化粧品用の製剤例を更に以下の表に挙げる(量はいずれも重量%)。
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
【0077】
【表5】
【0078】
【表6】
【0079】
【表7】
【0080】
【表8】
【0081】
【表9】
【0082】
【表10】
【0083】
【表11】
【0084】
【表12】
【0085】
【表13】
【0086】
【表14】
【0087】
【表15】
【0088】
【表16】
【0089】
【表17】
【0090】
【表18】
【0091】
【表19】
【0092】
【表20】
【0093】
【表21】
【0094】
【表22】
【0095】
【表23】
【0096】
【表24】
【0097】
【表25】
【0098】
【表26】
【0099】
【表27】
【0100】
【表28】
【0101】
【表29】
【0102】
【表30】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/62 C11D 1/62 (72)発明者 ラファエル・ピ・スビラナ スペイン、エ−08400グラノリェルス、ロ ヘル・デ・フロル10番、オクターボ・セグ ンダ (72)発明者 ヌリア・ボナストレ・ヒラベルト スペイン、エ−08210バルベラ・デル・バ リェス、ガリシア9番 (72)発明者 アンネリーゼ・ヴィルシュ−イルガング ドイツ連邦共和国デー−40593デュッセル ドルフ、フロトヴシュトラーセ2アー番 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB212 AB242 AB332 AB362 AC022 AC072 AC102 AC122 AC172 AC182 AC212 AC302 AC342 AC352 AC372 AC402 AC422 AC432 AC442 AC642 AC691 AC692 AC712 AC782 AC852 AD092 AD151 AD202 AD212 AD412 AD432 AD442 AD532 AD662 BB01 BB04 BB13 BB21 BB36 BB41 BB46 BB47 CC05 CC19 CC20 CC23 CC33 CC39 DD01 DD06 DD23 DD27 DD31 EE06 EE07 EE12 EE17 EE23 FF01 4H003 AB22 AB31 AC05 AE06 BA12 DA01 DA02 EB44 ED02 FA21 FA22 4H006 AA01 AB12 AB68 AB70 BP10 BT12 BU32 BU50

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、R1COはエチレンオキシド1〜50モルでエトキシル化した炭素数16
    〜22のヒドロキシアシル基であり、R2およびR3はそれぞれ、水素またはR1
    COと同意義であり、R4は炭素数1〜4のアルキル基または(CH2CH2O)q
    基であり、m、nおよびpは、いずれも0であるか、または1〜12の数であり、q
    は1〜12の数であり、Xはハライド、アルキルスルフェートまたはアルキルホ
    スフェートである。] で示されるエステルクォート。
  2. 【請求項2】 式(II): 【化2】 [式中、R1COはエチレンオキシド1〜50モルでエトキシル化した炭素数16
    〜22のヒドロキシアシル基であり、R2は水素またはR1COと同意義であり、
    4およびR5はそれぞれ、炭素数1〜4のアルキル基であり、mおよびnは、いず
    れも0であるか、または1〜12の数であり、Xはハライド、アルキルスルフェ
    ートまたはアルキルホスフェートである。] で示されるエステルクォート。
  3. 【請求項3】 式(III): 【化3】 [式中、R1COはエチレンオキシド1〜50モルでエトキシル化した炭素数16
    〜22のヒドロキシアシル基であり、R2は水素またはR1COと同意義であり、
    4、R6およびR7はそれぞれ、炭素数1〜4のアルキル基であり、mおよびnは
    、いずれも0であるか、または1〜12の数であり、Xはハライド、アルキルス
    ルフェートまたはアルキルホスフェートである。] で示されるエステルクォート。
  4. 【請求項4】 ヒドロキシアシル基をリシノール酸および/または12−ヒ
    ドロキシステアリン酸から誘導した請求項1〜3のいずれかに記載のエステルク
    ォート。
  5. 【請求項5】 (a)炭素数16〜22のヒドロキシカルボン酸のエステル
    を、エチレンオキシド1〜50モルでエトキシル化し、 (b)得られたエトキシル化ヒドロキシカルボン酸エステルを、アルカノールア
    ミンまたはアルカノールアミンエトキシレートでエステル交換し、 (c)得られたエトキシル化ヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、アルキル
    化剤で第四級化する ことを含んで成るエトキシル化エステルクォートの製法。
  6. 【請求項6】 (a)炭素数16〜22のヒドロキシカルボン酸を、アルカ
    ノールアミンまたはアルカノールアミンエトキシレートでエステル化し、 (b)得られたヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、エチレンオキシド1〜
    50モルでエトキシル化し、 (c)得られたエトキシル化ヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、アルキル
    化剤で第四級化する ことを含んで成るエトキシル化エステルクォートの製法。
  7. 【請求項7】 (a)炭素数16〜22のヒドロキシカルボン酸を、アルカ
    ノールアミンまたはアルカノールアミンエトキシレートでエステル化し、 (b)得られたヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、アルキル化剤で第四級
    化し、 (c)得られた第四級化ヒドロキシカルボン酸エステルアミンを、エチレンオキ
    シド1〜50モルでエトキシル化する ことを含んで成るエトキシル化エステルクォートの製法。
  8. 【請求項8】 ヒドロキシカルボン酸として、リシノール酸および/または
    12−ヒドロキシステアリン酸、あるいはそれらとメタノールまたはグリセロー
    ルとのエステルを使用する請求項5〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 ヒドロキシカルボン酸またはそのエステルを、 (a)炭素数6〜22の直鎖または分枝状、飽和または不飽和脂肪族カルボン酸
    、 (b)炭素数1〜12の脂肪族ジカルボン酸、 (c)炭素数2〜12の一塩基性または多塩基性ヒドロキシカルボン酸、 およびそれらの混合物から成る群から選択する他のカルボキシル化合物と混合し
    て使用する請求項5〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 ヒドロキシカルボン酸またはそのエステルと、カルボキシ
    ル化合物とを、カルボキシル基換算でモル比1:1ないし10:1で使用する請
    求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ヒドロキシカルボン酸またはそのエステルの、エチレ
    ンオキシド平均3〜30モル付加物を使用する請求項5〜10のいずれかに記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、また
    はそれらのモル比5:95ないし95:5の混合物を、アルカノールアミンとし
    て使用する請求項5〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 ヒドロキシカルボン酸またはそのエステル(場合により他
    のカルボキシル化合物と混合したもの)とアルカノールアミンとを、モル比1:
    1ないし10:1で使用する請求項5〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 アルキル化剤として、塩化メチル、硫酸ジメチルまたはク
    ロロ酢酸もしくはその塩を使用する請求項5〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 アルキル化を、溶媒としての低級アルコールの存在下に行
    う請求項5〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 アルキル化を、溶媒としての脂肪アルコールまたはポリオ
    ールの存在下に行う請求項5〜14のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 化粧品および/または薬剤の製剤を製造するための、請求
    項1〜3のいずれかに記載のエステルクォートの使用。
  18. 【請求項18】 清澄なコンディショナーを製造するための、請求項1〜3
    のいずれかに記載のエステルクォートの使用。
  19. 【請求項19】 コンディショニング効果のある清澄な液体洗剤を製造する
    ための、請求項1〜3のいずれかに記載のエステルクォートの使用。
  20. 【請求項20】 請求項1〜3のいずれかに記載のエステルクォートと共に
    、穏やかな補助界面活性剤、油成分、乳化剤、過脂肪剤、真珠光沢ワックス、安
    定剤、コンシステンシー調節剤、増粘剤、ポリマー、シリコーン化合物、生体由
    来物質、フケ防止剤、フィルム形成剤、防腐剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、U
    V保護剤、抗酸化剤、防虫剤、日焼け剤、香油および色素から成る群から選択す
    る助剤および添加剤を含有する化粧品製剤。
  21. 【請求項21】 請求項1〜3のいずれかに記載のエステルクォート、およ
    びノニオン性界面活性剤を含有する清澄なコンディショナー。
  22. 【請求項22】 請求項1〜3のいずれかに記載のエステルクォート、およ
    びノニオン性および/またはアニオン性界面活性剤を含有する清澄な液体洗剤。
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