JP2010149504A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保湿時間に応じて最適な吸引回復動作を行うことにより、廃棄されるインク量を削減可能なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 記録ヘッドのキャップ内に予備吐出を行い、キャップで密閉することにより吐出口の保湿回復を行う。保湿回復中に印字命令が入力された場合、この回復状態に応じて印字前の吸引回復のレベルを変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録ヘッドの吐出口をキャップするキャップを有する記録ヘッドを有するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドに設けられた吐出口面に形成された微細な吐出口からインク滴を飛翔させ、そのインク滴を記録媒体に着弾させることにより記録を行う。インクジェット記録装置の問題点は、インクが空気に接する部分である吐出口やその近傍からインク中の水分が蒸発することにより増粘が生じることである。この増粘したインクによって吐出口の目詰まりなどの吐出不良が発生し、インク吐出が不安定になってしまう。これに対し、記録開始時や一定時間間隔ごとに吐出口やその近傍の増粘インクを吸引排出することによりインクを入れ替える回復方法や、記録領域外にインクを吐出させる、いわゆる予備吐出が知られている。
一方、インク吐出を行わない非記録動作時などにおいて、記録ヘッドの吐出口面をキャップするためのキャップを設けることが知られている。これにより、吐出口からインク中の水分の蒸発を防ぐことが可能である。さらに、キャップ内に設けられた吸収体にインクを吐出して内部を保湿し、吐出口面を保湿して放置することによりノズルの目詰まりを回復させる方法が知られている。この方法を用いることにより、吸引回復を行う場合に比べて廃棄するインク量を大幅に削減することができる(特許文献1参照)。
特開2005−313114号公報
キャップ内にインクを吐出して保湿することにより目詰まりを回復させる方法においては、目詰まりを回復するまで保湿状態で長時間放置する必要がある。
特許文献1に記載の発明では、長時間の保湿回復を行うか、あるいはすぐに吸引回復を行うかをユーザーにより選択される。保湿回復を選択した場合は、長時間キャップして放置するため、その間は記録動作を行うことは記載されていない。
本発明は、保湿回復中に記録動作命令が入力された場合でも、それまでの保湿回復状況に応じた吸引回復を行うことにより保湿回復完了を待たずに記録可能とし、さらに廃棄される無駄なインクを低減可能とするインクジェット記録装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、インクを吐出するための複数の吐出口が形成された吐出口面を有する記録ヘッドと、前記吐出口面をキャップするためのキャップと、前記キャップを介して前記記録ヘッドからインクを吸引するための吸引回復手段と、前記記録ヘッドから排出されたインクが存在している状態の前記キャップで前記吐出口面をキャップしてからの経過時間に応じて吸引量が異なるように、前記吸引回復手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記経過時間が第1の時間を超えない場合には、前記経過時間が長くなるに従って前記吸引量が少なくなるように、前記吸引回復手段を制御することを特徴とする。
また、他の本発明は、インクを吐出するための複数の吐出口が形成された吐出口面を有する記録ヘッドと、前記吐出口面をキャップするためのキャップと、前記キャップを介して前記記録ヘッドからインクを吸引するための吸引回復手段と、前記記録ヘッドから排出されたインクが存在している状態の前記キャップで前記吐出口面をキャップしてからの経過時間に応じて前記吸引回復手段による吸引量を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記経過時間が第1の時間の場合に制御する吸引量が、前記経過時間が前記第1の時間よりも短い第2の時間の場合に制御される吸引量よりも少なくなるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、保湿回復中に記録動作命令が入力された場合でも、それまでの保湿回復状態に応じた吸引回復を行うことにより、保湿回復を待たずに記録可能とし、さらに無駄な廃インク量の低減を可能とする。
シーケンスを説明するフローチャート 第2の実施形態を示すフローチャート 第2の実施形態の「シーケンスA」を示すフローチャート 第2の実施形態の「シーケンスB」を示すフローチャート 第2の実施形態の「シーケンスC」を示すフローチャート 第2の実施形態における「キャップクローズ状態の経過時間Tと回復吸引の関係」を示す表 第3の実施形態を示すフローチャート 第3の実施形態を示すフローチャート 第4の実施形態を示すフローチャート インクジェット記録装置の図 インクジェット記録装置の回復系の構成例を示す模式図 インクジェット記録装置のキャップ部分の拡大断面図 記録ヘッドの図 記録ヘッドの分解図 記録素子基板の一部破断がなされた斜視図 装置内の制御系電気ブロック図
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図13から図15は、本実施形態の記録ヘッドを説明するための説明図である。以下、これらの図面を参照して各構成要素について説明する。
図13は、本実施形態の記録ヘッドの外観を示す図である。インクタンク一体の構成となっており、それぞれカラーインク(シアンインク、マゼンタインク、イエローインク)を搭載している。この記録ヘッドH1001は、インクジェット記録装置本体に載置されているキャリッジの位置決め手段および電気的接点によって固定支持されるとともに、キャリッジに対して着脱可能となっており、搭載したインクが消費されるとそれぞれ交換される。なお、本発明における記録ヘッドは、上述のようにカラーインクをそれぞれ搭載するものであってもよいし、ひとつの記録ヘッドに複数のカラーインクを搭載するものであってもよい。
次に、図14及び図15を用いて記録ヘッドを構成しているそれぞれの構成要素毎に説明する。本実施形態における記録ヘッドH1001は、電気信号に応じて膜沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギーを生成する電気熱変換体を用いた方式の記録ヘッドである。また、電気熱変換体とインク吐出口とが対向するように配置された、いわゆるサイドシュータ型の記録ヘッドである。
記録ヘッドH1001はシアン、マゼンタ、イエローの3色のインクを吐出させるためのものである。また、図14に示すように、記録素子基板H1101、電気配線テープH1301、インク供給保持部材H1501、フィルタH1701〜H1703、インク吸収体H1601〜H1603、蓋部材H1901、およびシール部材H1801から構成されている。
図15はSi基板を用いた記録素子基板H1101の構成を説明するために一部破断して示す斜視図であり、シアン、マゼンタ、イエロー用の3個のインク供給口H1102が並列して形成されている。それぞれのインク供給口H1102を挟んでその両側に電気熱変換素子H1103と吐出口H1107とが一列に並んで千鳥状に配置されて形成されている。また、記録素子基板H1101上には、電気配線、ヒューズもしくは抵抗等、電極部H1104などが形成されており、その上に樹脂材料でフォトリソグラフィ技術によってインク流路壁H1106や吐出口H1107が形成されている。また、電気配線に電力を供給するための電極部H1104にはAu等のバンプH1105が形成されている。
図10は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す概観斜視図であり、この図10においては、装置の外装である上ケースを除いた状態を示している。図10において、給紙トレイ11にセットされたシート(被記録媒体)は給紙ローラ(不図示)の回転によって給紙され、この給紙されたシートは搬送ローラ(不図示)によってプラテン31上を搬送される。この搬送の間にキャリッジ20に搭載された記録ヘッドH1001から、その走査に伴ってインクが吐出されシート上に画像などの記録(形成)がなされる。
また、図10において、キャリッジ20は上記記録ヘッドH1001を着脱自在に搭載するものである。このキャリッジ20は走査レール33と摺動可能に係合すると共に、キャリッジモータ(不図示)の駆動力がベルトなどの伝達機構を介して伝達されることにより、上記記録ヘッドH1001の走査を行うことができる。また、キャリッジ20の移動範囲の一方の端部には、記録ヘッドH1001の吐出機能を良好に維持する吐出回復処理を行うための回復系50が設けられている。
図11は、図10に示したインクジェットプリンタの回復系50の構成例を示す模式図である。図11において、24は走査レール33と係合するためのキャリッジ20の軸受け部である。51は記録ヘッドの吐出口面を覆い、キャップすることのできるキャップで、矢印A方向に移動可能である。キャリッジ20がホームポジションに設けられた回復系上に位置する時に不図示の上昇下降機構にて上昇することで吐出口面を密着し、下降することで吐出口面から離脱できるような構成となっている。図11において、56はキャップに連通した吸引チューブ、57はキャップに連通した大気連通チューブ、58は大気連通弁機構であり、大気連通チューブ57に連結されている。この大気連通弁は不図示のカム機構で開閉できるようになっている。52は吸引ポンプであり、チューブポンプを形成している。51はポンプベースであり、内側にチューブガイド面51aが半円形状で形成されている。53はコロホルダーであり、これに2個のコロ(ローラ)55が回転軸54を中心とする回転に応じて吸引チューブ56をしごきながら移動することでキャップ40内に負圧を発生させている。70はブレード、71はブレードを保持しているブレードホルダーである。キャップ40が下方に移動して待機しているときに矢印B方向にブレードホルダー71がスライドすることにより、ブレード70が吐出口面に当接しながら吐出口面に残留したインク滴や紙粉などのごみをワイピングするように構成されている。
図12はキャップ40の構成を説明するためのキャップ部分の拡大断面図である。キャップ40には吸引用の連通口40aがあり、この連通口40aは図11に示した吸引チューブ56と連結されている。また、40bは大気連通用の連通口であり、図11に示した大気連通チューブ57と連結されている。また、キャップ40内部には多孔質の吸収体45が備えられている。図15で説明した3色の吐出口列を一つのキャップでキャップして覆うようにキャップ40を吐出口面21aに密着させる。なお、本実施形態において、記録ヘッドH1001のノズル構成は特に図15に示される構成に限定されるものではなく、複数の色に対応したノズル列を一直線上に配置したり、各色のノズル列の順序を入れ替えた構成としてもよい。
図16は本発明を適用可能なインクジェット記録装置の構成例を示すブロック図である。この図において、インクジェット記録装置の構成は、画像入力部63、それに対応する画像信号処理部64、中央制御部(CPU)60といったソフト系処理手段と、操作部66、回復系制御回路67、キャリッジ制御回路76、紙送り制御回路77、ヘッド駆動制御回路78といったハード系処理手段とに大別され、それぞれメインバスライン65に対しアクセスするよう構成されている。
また、中央制御部60は制御プログラムを格納するプログラムROM61と記録ヘッド20に供給するプリントデータなどの各種データを保存しておくランダムアクセスメモリ(RAM)を有し、入力情報に対して適正記録条件をキャリッジ制御回路76、紙送り制御回路77、ヘッド駆動制御回路78に与えてそれぞれキャリッジモータ73、搬送モータ74、記録ヘッド21を駆動して記録を行う。ROM61には後述する回復動作タイミングチャートを実行するプログラムも保存されており、必要に応じて(例えば、操作部66からの吸引回復動作の実行命令)、回復系制御回路67や、ヘッド駆動制御回路78に制御条件を与え回復動作を実行する。
回復系制御回路67は回復系モータ68を駆動し、不図示のカム機構などによりキャップ40、大気連通弁58、ブレード70、吸引ポンプ52を動作させる。ヘッド駆動制御回路77は記録ヘッドH1001の電気・熱変換体の駆動を行うもので、記録時のインク吐出や予備吐出を行うものである。これによって、以下に説明する回復動作を実行することができる。
本実施形態ではキャップを被嵌した状態で大気連通弁を開放する動作を、ポンプを一時停止してから行っていたが、特にこれに限定されることはなく、ポンプの吸引動作を行いながら大気連通弁を開放するような構成にしても良い。
また、本実施形態では、キャップが一つの構成の場合で説明したが、キャップが複数ある場合でもそれぞれのキャップでの吸引動作において本発明を適用することが出来、また、複数のキャップの何れかの吸引動作のみで適用することもできる。
また、ポンプの構成をチューブポンプ形態で説明したが、特にこれに限定されることはなく、キャップ内に負圧を発生できるポンプ構成であればよい。
以上のように、本発明におけるインクジェット記録装置は、キャップ手段と、前記吐出口から安定したインクの吐出が行われるように、前記記録ヘッドに対して回復動作を行う回復手段を有している。
本実施形態のシーケンスについて、図1のフローチャートに基づき説明する。まず、電源の入力などにより本シーケンスが開始されると(S100)、吐出不良レベルを検出するため、ノズルチェックパターンが印刷される(S101)。印刷されたノズルチェックパターンに基づき、吐出不良の有無の検出が行われる(S102)。この検出結果に吐出不良がない場合は、本シーケンスを終了し、印字命令(記録動作命令)を待つ(S119)。このとき、吐出不良レベルを検出するステップでは、印刷されたノズルチェックパターンをインクジェット記録装置自体が自動で読み取り検出を行っても良い。また、コストダウン等を考慮し、印刷されたノズルチェックパターンをユーザーが判断し、吐出不良の有無について入力する構成にしてもよい。
そして、検出結果に吐出不良があった場合は、キャップ内の多孔質の吸収体45に予備吐出を行う(S103)。その後、キャップクローズさせる(S104)。このようにキャップ内をインクが液状で存在する状態にすることにより、吐出口面を保湿させることができる。この時、時刻を外部装置等から取得し、記憶メモリに記憶する(S105)。インクジェット記録装置に接続される主な外部装置としては、記録データをインクジェット記録装置に送信するホストコンピュータとして、パーソナルコンピュータやデジタルカメラが挙げられる。このような外部装置には時計機能が備わっており、ユーザーが時刻を設定することができる。この外部装置の時計機能を利用して時刻情報を取得してもよいし、記録装置本体が持っている時計素子から計測して時刻情報を取得してもよい。
そして、吐出口面を保湿したキャップクローズ状態で放置(キャップ放置)を行い(S106)、ユーザーにより印字命令が入力される(S107)。この印字命令はキャップ放置後すぐに入力される場合や、長期に渡って放置された後に入力される場合がある。そこで印字命令が入力されると(S107)、上述した方法で現在の時刻を取得し、この時刻情報とS105で記録した記憶メモリに記憶された時刻から、吐出不良レベル検出後のキャップクローズ状態の経過時間Tを算出する(S108)。
このキャップクローズ状態の経過時間TがT1以下である場合は、回復吸引Aを行なう(S109、S110)。本実施形態ではT1は2時間であり、吸引Aのインク吸引量は0.30gとする。キャップクローズ状態の経過時間Tが比較的短い場合には、保湿による充分な回復ができていない。このため、後述する吸引B及び吸引Cと比較して比較的強い吸引Aを行うことにより、印字前(記録動作前)に吐出不良を回復させる。その後、印字を行い、本シーケンスを終了する(S117、S118)。
同様に、キャップクローズ状態の経過時間TがT1<T≦T2である場合は(S111)、回復吸引Bを行う(S112)。本実施形態ではT2は4時間であり、吸引Aのインク吸引量は0.15gとする。キャップクローズ状態の経過時間Tが2時間以上4時間以下の場合は、保湿による回復がある程度できているが、充分ではない。このため、吸引Aほどの強い吸引は必要ないが、前述の吸引Aや後述する吸引Cと比較して、中程度の吸引Bを行うことにより吐出不良を回復させる。その後、印字を行い、本シーケンスを終了する(S117、S118)。
キャップクローズ状態の経過時間TがT2<T≦T3である場合は、回復吸引Cを行なう。本実施形態ではT3は6時間であり、吸引Cのインク吸引量は0.10gとする。キャップクローズ状態の経過時間Tが4時間以上6時間以下の場合は、保湿による回復がほぼできているが、まだ充分ではない。このため、前述の吸引A及び吸引Bほどの強い吸引は必要ないため、弱い吸引Cを行うことにより吐出不良を回復させる。その後、記録を行い、本シーケンスを終了する(S117、S118)。
ここで、キャップクローズ状態の経過時間TがT3<T≦T4である場合は、吸引は行わない(S115)。本実施形態においてT4は60日とする。キャップクローズ状態の経過時間Tが第1の時間(本実施形態では6時間)以上で、かつ第2の時間(本実施形態では60日)以下の場合は、保湿による回復ができているため、吸引の必要がない。よって、吸引を行わずに記録を行い、本シーケンスを終了する(S117、S118)。
そして、キャップクローズ状態の経過時間TがT4<Tである場合は、吸引Dを行なう(S115、S116)。前述のようにT4は60日であり、吸引Dの吸引量は0.05gとする。キャップ内の水分はほんのわずかであるが少しずつ蒸発してしまう。このため、キャップクローズ状態の経過時間Tが第2の時間(本実施形態では60日)以上の場合は、保湿による回復がいったんできたものの今度はキャップ内の乾燥により少しずつ吐出口の乾燥が進んでしまう。そこで、吸引Dを行なうことにより吐出不良を回復させる。その後、記録を行い、本シーケンスを終了する(S117、S118)。
以上のように、本実施形態では、経過時間T4までは、吐出不良レベル検出後のキャップクローズ状態の経過時間Tが長いほど、印字前(記録動作前)に行う吸引回復動作によって廃棄されるインク量が少なくなるように制御する。そのため、保湿回復により回復した場合に加え、保湿回復により回復する前に印字命令が入力された場合にも、その保湿時間で良化した分を考慮して吸引量を制御する。これにより、従来のインク吸引回復に比べて廃棄するインク量を削減できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、経過時間Tが所定の時間までは、経過時間Tが同じならば、吐出不良検出部により検出された吐出不良レベルが良好なほど、印字前に行う吸引回復動作によって廃棄されるインク量が少なくなるように制御することを特徴とする。この本実施形態の特徴以外に関することは第1の実施形態と同様である。以下、図2から図5を用いて詳細に説明する。
本実施形態のフローチャートを図2に示す。第1の実施形態と同様に、電源の入力などにより本シーケンスが開始されると(S200)、吐出不良レベルを検出するため、ノズルチェックパターンが印刷される(S201)。本実施形態では、印刷されたノズルチェックパターンに基づいて、吐出不良の有無だけではなく、予め定められた複数段階の吐出不良レベルから、検出された吐出不良レベルを特定する。ここでは、印字状態が悪い方からレベルA、レベルB、レベルC、レベルD(良好)の4段階として説明する。まず、吐出不良の有無を検出する(S202)。吐出不良がない場合、吐出不良レベルはD(良好)であり、本シーケンスを終了し、印字命令を待つ(S208)。吐出不良がある場合、吐出不良レベルが「レベルA」の下限より悪いかを検出する(S203)。吐出不良レベルがレベルAの下限より悪い場合は、吐出不良レベルAとなり、後述する吐出不良レベルAに対応した「シーケンスA」が開始される(S204)。吐出不良レベルがレベルAの下限より良い場合は、吐出不良レベルが「レベルB」の下限より悪いか否かを検出する(S206)。吐出不良レベルがレベルBの下限より悪い場合は、吐出不良レベルBとなり、後述する吐出不良レベルBに対応した「シーケンスB」が開始される(S206)。吐出不良レベルがレベルBの下限より良い場合は、吐出不良レベルCとなり、後述する吐出不良レベルCに対応した「シーケンスC」が開始される(S207)。このように、吐出不良レベルを数段階に分け、それに対応したシーケンスを行う。以下、それぞれのレベルのシーケンスを具体的に説明する。
図3は、吐出不良レベルが最も悪い「レベルA」に対応した「シーケンスA」を説明するためのフローチャートである。吐出不良レベルがレベルAと検出され、シーケンスAが開始されると(S300)、キャップ内の多孔質の吸収体45に予備吐出を行う(S301)。その後、キャップクローズを行う(S302)。このようにキャップ内を湿らせた状態にすることにより、吐出口面を保湿した状態で放置することができる。このとき、第1の実施形態と同様に、時刻を外部装置等から取得し、記憶メモリに記憶する(S303)。吐出口面を保湿したキャップクローズ状態で放置(キャップ放置)を行う(S304)。この後、ユーザーにより印字命令が入力されると(S305)、現在の時刻を取得する(S306)。この時刻情報と、S303で記録した記憶メモリに記憶された時刻とから、吐出不良レベル検出後のキャップクローズ状態の経過時間Tを算出する(S306)。ここで、第1の実施形態と同様に、T1は2時間、T2は4時間、T3は6時間、T4は60日とし、吸引の強さは吸引A>吸引B>吸引Cとする。
キャップクローズ状態の経過時間TがT1以下である場合は、回復吸引Aを行う。キャップクローズ状態の経過時間Tが比較的短い2時間以下の場合は、保湿による充分な回復ができていないため、比較的強い吸引Aを行うことにより吐出不良を回復させる(S307、S308)。その後、印字を行い、本シーケンスを終了する(S315、S316)。
キャップクローズ状態の経過時間TがT1<T≦T2である場合は、回復吸引Bを行う(S309、S310)。キャップクローズ状態の経過時間Tが2時間以上4時間以下の場合は、保湿による回復がある程度できているが、充分ではないため、中程度の吸引Bを行うことにより吐出不良を回復させ、印字を行い、終了する。
キャップクローズ状態の経過時間TがT2<T≦T3である場合は、回復吸引Cを行う(S311,S312)。キャップクローズ状態の経過時間Tが4時間以上6時間以下の場合は、保湿による回復がほぼできているが、まだ充分ではないため、弱い吸引Cを行うことにより吐出不良を回復させ、印字を行い、終了する。
キャップクローズ状態の経過時間TがT3<T≦T4である場合は、保湿による回復ができているため、吸引は行わず(S313)、印字を行い、終了する。
キャップクローズ状態の経過時間TがT4<Tである場合は、吸引Dを行う(S314)。キャップ内の水分はほんのわずかであるが少しずつ蒸発してしまうため、キャップクローズ状態の経過時間Tが60日以上の場合は、保湿による回復がいったんできたものの、今度はキャップ内の乾燥により少しずつ吐出口の乾燥が進んでしまう。そこで、吸引Dを行うことにより吐出不良を回復させ、印字を行い、終了する。
図4は吐出不良レベルが「レベルA」よりも良好な「レベルB」に対応した「シーケンスB」を説明するためのフローチャートである。
吐出不良レベルBと検出され、シーケンスBが開始されると(S400)、前述のシーケンスAと同様に、吸収体45に予備吐出を行う(S400)。その後、キャップクローズを行う(S402)。時刻を外部装置等から取得し、記憶メモリに記憶し(S403)、吐出口面を保湿したキャップクローズ状態で放置(キャップ放置)を行う(S404)。この後、ユーザーにより印字命令が入力されると(S405)、上述したような方法で、現在の時刻情報を受け取り、記録した記憶メモリに記憶された時刻とから、吐出不良レベル検出後のキャップクローズ状態の経過時間Tを算出する(S406)。
ここで、前述のように、この「シーケンスB」が適応されるのは、キャップクローズ前の吐出不良検出時においてレベルAよりは吐出不良レベルが良好な「吐出不良レベルB」である。そこで、キャップクローズ状態の経過時間TがT1以下である場合は、同時間TでシーケンスAで行われていた吸引Aよりも弱い、吸引Bで吐出不良を回復させ、印字を行い、本シーケンスを終了する(S413、S414)。
同様に、キャップクローズ状態の経過時間TがT1<T≦T2である場合は、同時間TでシーケンスAで行われていた回復吸引Bより弱い回復吸引Cで吐出不良を回復でき、経過時間TがT2<T≦T4である場合は、吸引は行わずに印字を行い、終了する。このように、キャップクローズ前の吐出不良検出時において、吐出不良レベルが吐出不良レベルBの場合は、経過時間Tが4時間以上(60日以下)の場合は、保湿による回復ができているため、吸引は必要ない。キャップクローズ状態の経過時間TがT4<Tである場合は、シーケンスAと同様に吸引Dを行い、印字を行い、終了する。
図5は吐出不良レベルがレベルBよりさらに良好な「レベルC」に対応した「シーケンスC」を説明するためのフローチャートである。吐出不良レベルがレベルCと検出され、シーケンスCが開始されると(S500)、前述のシーケンスA及びシーケンスBと同様に、吸収体45に予備吐出を行う(S501)。その後、キャップクローズを行い(S502)、時刻を外部装置等から取得し、記憶メモリに記憶する(S503)。そして、吐出口面を保湿したキャップクローズ状態で放置(キャップ放置)を行う(S504)。この後、ユーザーにより印字命令が入力されると(S505)、現在の時刻情報を受け取り、S503で記録した記憶メモリに記憶された時刻から、吐出不良レベル検出後のキャップクローズ状態の経過時間Tを算出する(S506)。
前述のように、この「シーケンスC」が適応されるのは、キャップクローズ前の吐出不良検出時においてレベルBよりさらに吐出不良レベルが良好な「吐出不良レベルC」である。そこで、キャップクローズ状態の経過時間TがT1以下である場合は、同時間TでシーケンスBで行われていた吸引Bよりさらに弱い吸引Cで吐出不良を回復できる。同様に、ステップS411に示すように、キャップクローズ状態の経過時間TがT1<T≦T4である場合は、吸引は行わず、印字を行う。キャップクローズ前の吐出不良検出時において、吐出不良レベルが吐出不良レベルCの場合は、経過時間Tが2時間以上(60日以下)の場合は、保湿による回復ができているため、吸引は必要ない。
キャップクローズ状態の経過時間TがT4<Tである場合は、吸引Dを行い、印字を行い、終了する(S510、S512)。
図6は以上のシーケンスをまとめた「キャップクローズ状態の経過時間Tと回復吸引の関係」を示す表である。本実施形態では、所定時間T4までは、経過時間Tが同じならば、吐出不良検出部により検出された吐出不良レベルが良好なほど、印字前に行う吸引回復動作による廃棄インク量が少なくなるように制御する。
以上のことから、本実施形態は、保湿回復中において回復する前に印字命令が入力された場合でも、その保湿時間に良化した分を考慮して吸引量を制御する。さらに、この吸引量の制御は、回復処理前の吐出不良レベルに応じても行われるため、従来のインクの吸引回復に比べて、廃棄するインクの量をさらに大幅に削減することができる。
(第3の実施形態)
次に、吐出不良検出部の別の形態を示す。本実施形態では、キャップが吐出口面から離間されたキャップオープン状態時間に応じて、吐出不良レベルを検出する。図7、8を用いて具体的なシーケンスを説明する。
本実施形態のインクジェット記録装置は、不揮発性メモリを有している。キャップを吐出口面に当接させたキャップクローズ状態時に、キャップオープン動作命令がなされた場合に本シーケンスが開始される(S600)。キャップがオープンされると(S601)、前述したような方法により現在の時刻を取得し、不揮発性メモリにキャップオープン開始時刻として時刻情報を記憶する(S602)。この不揮発性メモリは、インクジェット記録装置の電源が切れている間にも記憶した情報を保持し続けることができる。その後、本シーケンスを終了する(S603)。
図8は、印字の最中や記録ヘッドがキャップクローズされていない状態で、装置の電源がOFFされてしまった場合に行われるシーケンスである。本実施形態において、後述するt1は1週間、t2は2週間、t3は1ヶ月とする。このシーケンスが開始されると(S700)、前述した方法で現在の時刻を取得する。時刻情報を受け取ると、S602で揮発性のメモリに記憶したキャップオープン開始時刻とから、キャップオープン時間tを算出する(S701)。そして、キャップオープン時間tがt1以下である場合は、吐出不良レベルはD(良好)と検出し、本シーケンスを終了する(S702、S708)。キャップオープン時間tがt1<t≦t2である場合は、吐出不良レベルはCと検出される(S703、S704)。その場合は、第2の実施形態における、吐出レベルCに対応した「シーケンスC」が開始される。キャップオープン時間tがt2<t≦t3である場合は、吐出不良レベルはBと検出される(S705、S706)。この場合も同様に、吐出レベルBに対応した「シーケンスB」が開始される。キャップオープン時間tがt3<tである場合は、吐出不良レベルはAと検出される。この場合も同様に、吐出レベルAに対応した「シーケンスA」が開始される。
以上のように、キャップが吐出口面から離間されたキャップオープン状態の時間に応じて吐出不良レベルを検出し、この吐出レベルに応じた回復シーケンスを行ってもよい。
(第4の実施形態)
次に、吐出不良検出部のさらに別の形態を示す。本実施形態では、インクジェット記録装置から記録ヘッドが取り外されていた時間に応じて、吐出不良レベルを検出することを特徴とする。図9を用いて具体的なシーケンスを説明する。
インクジェット記録装置から記録ヘッドが取り外された場合、本シーケンスが開始される(S800)。記録ヘッドが取り外されると(S801)、前述した方法により現在の時刻を取得し、メモリに取り外し開始時刻として時刻情報を記憶する(S802)。その後、ヘッド取り外し状態を経て(S803)、ヘッドが取り付けられる(S804)。ヘッドが取り付けられると、前述した方法で現在の時刻を取得する。時刻情報を受け取ると、メモリに記憶した取り外し開始時刻とから、ヘッド取り外し時間Kを算出する(S805)。
本実施形態において、K1は1週間、K2は2週間、K3は1ヶ月とする。ヘッド取り外し時間KがK1以下である場合は、吐出不良レベルはD(良好)と検出し、本シーケンスを終了する(S806、S812)。ヘッド取り外し時間KがK1<K≦K2である場合は、吐出不良レベルはCと検出され、第2の実施形態と同様に、吐出レベルCに対応した「シーケンスC」が開始される(S807、S808)。ヘッド取り外し時間KがK2<K≦K3である場合は、吐出不良レベルはBと検出され、第2の実施形態と同様に、吐出レベルBに対応した「シーケンスB」が開始される。ヘッド取り外し時間KがK3<Kである場合は、吐出不良レベルはAと検出され、第2の実施形態と同様に、吐出レベルAに対応した「シーケンスA」が開始される。
以上のように、インクジェット記録装置から、記録ヘッドが取り外されていた時間に応じて吐出不良レベルを検出し、この吐出レベルに応じた回復シーケンスを行ってもよい。
(第5の実施形態)
本実施形態は、ノズルチェックパターン等の吐出不良の検出を行わず、キャップクローズを行う際、常にキャップ内に予備吐出を行うことを特徴とする。これにより、吐出不良の有無に関わらず、吐出口面がキャップされて放置する場合は、常にキャップ内が保湿されることになる。この特徴部以外は、第1の実施形態と同様の処理を行う。このため、図1において、S101、S103およびS119のフローは省略し、シーケンスの開始後、S103のキャップ内への吐出を行うように制御する。
このように、本実施形態では吐出口の不良に関わらず保湿を行うため、第1の実施形態の効果に加え、常に吐出口が保湿されることにより吐出不良の発生を抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、キャップ内にインクを吐出後、キャップクローズを行う。吸引量を制御する経過時間は、キャップクローズ時刻を取得することにより算出される。本発明は、キャップ内にインクが存在する状態でキャップされている時間に応じて、吸引量を制御することによりインクを削減するという効果を奏するものである。よって、キャップ内に吐出を行う時刻とキャップクローズ時刻が近接していれば、キャップ内への吐出とキャップクローズ動作は、どちらを先に行ってもよく、どちらの時刻から経過時間の計測を開始してもよい。
また、本発明はキャップ内にインクが存在している状態でキャップクローズを行うものであり、キャップ内にインクを排出するための方法は記録ヘッドからの吐出に限るものではない。例えば、インクタンクから直接キャップ内にインクを供給できるような流路等を設けてもよい。
なお、上述の実施形態においては、ノズルチェックパターンを印刷し、その検出結果により吐出不良ノズルが検出された場合にキャップ内にインクを吐出し、キャップクローズを行っている。本発明において吐出不良を検出することは必須ではなく、すなわち、キャップ内にインクを吐出してキャップクローズを行うのは吐出不良が検出された場合に限るものではない。

Claims (5)

  1. インクを吐出するための複数の吐出口が形成された吐出口面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出口面をキャップするためのキャップと、
    前記キャップを介して前記記録ヘッドからインクを吸引するための吸引回復手段と、
    前記記録ヘッドから排出されたインクが存在している状態の前記キャップで前記吐出口面をキャップしてからの経過時間に応じて吸引量が異なるように、前記吸引回復手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記経過時間が第1の時間を超えない場合には、前記経過時間が長くなるに従って前記吸引量が少なくなるように、前記吸引回復手段を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記経過時間が前記第1の時間を超えた場合には、前記吸引回復手段による吸引が行われないように、前記吸引回復手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、(A)前記経過時間が前記第1の時間を超えるが前記第1の時間よりも長い第2の時間を超えない場合には、前記吸引回復手段による吸引が行われないように、前記吸引回復手段を制御し、(B)前記経過時間が前記第2の時間を超える場合には、前記吸引回復手段による吸引が行われるように、前記吸引回復手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記複数の吐出口の吐出不良を検出し、検出結果に基づいて予め定められた複数段階の異なる吐出不良レベルのうちの1つを特定する吐出不良検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、当該特定された吐出不良レベルにおいて、前記経過時間が長くなるに従って前記吸引量が少なくなるように、前記吸引回復手段を制御する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. インクを吐出するための複数の吐出口が形成された吐出口面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出口面をキャップするためのキャップと、
    前記キャップを介して前記記録ヘッドからインクを吸引するための吸引回復手段と、
    前記記録ヘッドから排出されたインクが存在している状態の前記キャップで前記吐出口面をキャップしてからの経過時間に応じて、前記吸引回復手段による吸引量を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記経過時間が第1の時間の場合に制御する吸引量が、前記経過時間が前記第1の時間よりも短い第2の時間の場合に制御される吸引量よりも少なくなるように制御することを特徴とすることを特徴とするインクジェット記録装置。
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