JP7293913B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像記録装置のメンテナンスに関する。
インクを吐出するヘッドを有する画像記録装置が知られている。この種の画像記録装置は、ヘッドからインクを排出するポンプを有するメンテナンス機構を備える。画像記録装置は、ポンプを駆動させて、例えば粘度が高くなったインクや異物が混入したインクをヘッドから排出してヘッドのクリーニングを行う。
特許文献1には、ヘッドのクリーニングを定期的に行い、或いは、ユーザの入力に基づいてヘッドのクリーニングを行う画像記録装置が記載されている。
特開2006-116707号公報
ユーザが画像記録装置を分単位、時間単位、或いは日単位で使用するなど、画像記録装置の使用頻度は、ユーザによって異なる。画像記録装置の使用頻度によって、メンテナンス機構によってヘッドから排出しなければならない適切なインクの量が変わる。適切な量未満の量でインクがヘッドから排出されると、シートに記録される画像の品質が低下するおそれが生じる。一方、適切な量を超えた量でインクがヘッドから排出されると、インクが無駄になる。
本発明は、シートに記録される画像の品質を良好に維持しつつ、無駄になるインクの量を低減する技術を提供することを目的とする。
本明細書では様々な開示を行う。開示例の画像記録装置は、インクを吐出するヘッドと、前記ヘッドからインクを排出するポンプを有するメンテナンス装置と、情報入力インタフェースと、コントローラと、を備える。前記コントローラは、記録指示を取得し、取得した前記記録指示に従って、前記ヘッドからインクを吐出させて画像をシートに記録する記録処理を実行し、前記ポンプを駆動させて前記ヘッドからインクを排出させるクリーニング処理の実行指示を前記情報入力インタフェースを通じて受け付けたことに基づいて、当該実行指示を受け付ける前に実行した前記記録処理の実行後の所定のタイミングから、前記実行指示を受け付けるまでの経過期間を示す期間情報を判定し、前記経過期間が、第1閾値期間未満であると判断したことに基づいて、第1駆動値を用いて実行する前記クリーニング処理である第1クリーニング処理を実行し、前記経過期間が、前記第1閾値期間よりも長い第2閾値期間以上であると判断したことに基づいて、第2駆動値を用いて実行する前記クリーニング処理である第2クリーニング処理を実行し、前記経過期間が、前記第1閾値期間以上前記第2閾値期間未満であると判断したことに基づいて、第3駆動値を用いて実行する前記クリーニング処理である第3クリーニング処理を実行する。前記第3クリーニング処理で前記ヘッドから排出されるインクの量は、前記第1クリーニング処理及び前記第2クリーニング処理で前記ヘッドから排出されるインクの量よりも少ない。
シートへの画像の記録を画像記録装置に指示したユーザは、シートに記録された画像の品質が悪いと判断すると、クリーニング処理の実行を画像記録装置に指示する。第1閾値期間は、ユーザが、シートに記録された画像の品質が悪いと判断してクリーニング処理の実行を画像記録装置に指示するまでの期間として予め決められる期間である。一方、第2閾値期間は、ヘッドにおいてインクの粘度が高くなるなどしてシートに記録される画像の品質が低下するおそれが生じる期間として予め決められる期間である。コントローラは、経過期間が第1閾値期間から第2閾値期間の間でない場合、第1駆動値或いは第2駆動値を用いてクリーニング処理を実行し、経過期間が第1閾値期間から第2閾値期間の間である場合、第3駆動値を用いてクリーニング処理を実行する。そして、第3駆動値に基づいてヘッドから排出されるインクの量は、第1駆動値及び第2駆動値に基づいてヘッドから排出されるインクの量よりも少なくされている。したがって、開示例の画像記録装置は、シートに記録される画像の品質を良好に維持しつつ、クリーニング処理においてヘッドから排出されるインクの量を低減することができる。
図1は、プリンタ10の機能ブロック図である。 図2(A)は、カバー22が閉じられた状態のプリンタ10の斜視図であり、図2(B)は、カバー22が開かれた状態のプリンタ10の斜視図である。 図3は、プリンタ10の模式的な断面図である。 図4(A)は、記録ユニット29の下面図であり、図4(B)は、メンテナンス装置60の模式図である。 図5は、記録指示の指示元と対応付けられてメモリ53のEEPROM57に記憶されるクリーニングの実行日時を示す図である。 図6(A)は、記録処理のフローチャートであり、図6(B)は、表示処理のフローチャートである。 図7は、クリーニング実行処理のフローチャートである。 図8(A)は、待機画面を示す図であり、図8(B)は、メニュー選択画面を示す図であり、図8(C)は、メンテナンス選択画面を示す図である。 図9(A)は、クリーニング色選択画面を示す図であり、図9(B)は、クリーニング実行指示画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述する各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更することができる。或いは、後述の処理の一部は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜省略することができる。
本実施形態では、図1に示されるプリンタ10を説明する。図示例では、プリンタ10は、LAN(Local Area Networkの略)(登録商標)やWANなどのローカルネットワーク13に接続されている。プリンタ10は、例えば、ローカルネットワーク13に接続された端末装置11Aや端末装置11Bから記録指示及び印刷データを受け付けて、印刷データが示す画像をシートに記録する。以下では、端末装置11Aと端末装置11Bとを区別しない場合は、端末装置11と記載して説明する。端末装置11は、パーソナルコンピュータや、タブレットや、携帯端末などである。端末装置11がタブレットや携帯端末である場合、端末装置11は、ローカルネットワーク13に設けられたアクセスポイントを経由して、プリンタ10と通信を行う。プリンタ10は、画像記録装置の一例である。
プリンタ10は、シートに画像を記録させる機能に加え、ヘッド34(図3)からインクを排出させてヘッド34をクリーニングする機能を有する。プリンタ10は、シートへの画像の記録や、ヘッド34のクリーニングを実行するごとに、画像の記録やクリーニングを実行した日時をメモリ53に記憶させる。そして、プリンタ10は、メモリ53に記憶させた実行の日時に基づいて、次にクリーニング処理の実行指示を受け付けた場合に、ヘッド34から排出させるインクの量を決定してクリーニング処理を行う。以下詳しく説明する。
プリンタ10は、図2(A)に示されるように、筐体20と、筐体20に保持されるパネルユニット21、カバー22、給紙トレイ23、及び排紙トレイ24と、を備える。パネルユニット21は、パネル本体41と、パネル本体41に保持されたタッチパネル42及び複数の操作スイッチ45と、を備える。パネル本体41は、矩形板状であり、筐体20の一面に取り付けられている。タッチパネル42は、図1に示されるように、画像を表示する表示パネル43と、表示パネル43に重畳された透明な膜状のタッチセンサ44と、を有する。タッチセンサ44は、ユーザがタッチした表示パネル43における位置を示す位置情報を出力する。
タッチパネル42及び操作スイッチ45は、ケーブルなどによって、後述のコントローラ51と接続されている。コントローラ51は、表示パネル43に画像データを出力して表示パネル43に画像を表示させる。また、コントローラ51は、タッチセンサ44が出力した位置情報を受け付ける。コントローラ51は、タッチセンサ44から入力された位置情報が示す位置に表示させているアイコンなどのオブジェクトを、ユーザが選択したオブジェクトと判断する。また、コントローラ51は、操作スイッチ45が出力した操作信号を受け付ける。タッチセンサ44及び操作スイッチ45は、情報入力インタフェースの一例である。
給紙トレイ23は、図2(A)に示されるように筐体20の下部に位置しており、着脱可能に筐体20に保持されている。排紙トレイ24は、筐体20の下部であって、給紙トレイ23の上に位置しており、給紙トレイ23或いは筐体20に保持されている。カバー22は、回動可能に筐体20に保持されている。カバー22は、筐体20に設けられた開口30を閉塞する閉塞位置(図2(A))と、開口30を開放する開放位置(図2(B))との間で回動する。装着ケース32が、開口30の奥に配置されており、筐体20に保持されている。装着ケース32は、カートリッジ15を着脱可能に保持する構成を有する。当該構成は周知であるので、詳しい説明は省略する。
装着ケース32は、複数のカートリッジ15を着脱可能に保持する。図示例では、装着ケース32は、4つのカートリッジ15を着脱可能に保持している。4つのカートリッジ15は、例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの色のインクのうちの1つの色のインクをそれぞれ貯留する。すなわち、プリンタ10は、いわゆるインクジェットプリンタ、かつ、カラープリンタである。ただし、装着ケース32は、ブラックの色のインクを貯留する1つのカートリッジ15のみを着脱可能に保持してもよい。すなわち、プリンタ10は、いわゆるモノクロプリンタであってもよい。カートリッジ15は、インクを貯留する内部空間を有する箱状である。カートリッジ15の基本的な構成は周知であるので、詳しい説明は省略する。
筐体20は、図3に示される記録エンジン40を内部に保持する。記録エンジン40は、給紙ローラ25、搬送ローラ26、排紙ローラ27、プラテン28、記録ユニット29、及びメンテナンス装置60(図4(B))を主に備える。給紙ローラ25は、給紙トレイ23に載置されたシートに当接可能に、筐体20内に設けられた不図示のフレームに保持されている。給紙ローラ25は、不図示のモータによって回転される。回転する給紙ローラ25は、シートを搬送路37に送り出す。搬送路37は、不図示のガイド部材によって区画された空間である。
搬送ローラ26は、シートの搬送向きにおける給紙トレイ23の下流に位置している。搬送ローラ26は、従動ローラ35とともに、ローラ対を構成している。搬送ローラ26は、不図示のモータによって回転される。回転する搬送ローラ26及び従動ローラ35は、給紙ローラ25によって搬送路37に送り出されたシートを挟持しつつ搬送する。排紙ローラ27は、シートの搬送向きにおける搬送ローラ26の下流に位置している。排紙ローラ27は、従動ローラ36とともに、ローラ対を構成している。排紙ローラ27は、不図示のモータによって回転される。回転する排紙ローラ27及び従動ローラ36は、シートを挟持しつつ搬送し、排紙トレイ24に排出する。プラテン28は、シートの搬送向きにおける搬送ローラ26の下流、かつ排紙ローラ27の上流に位置している。
記録ユニット29は、プラテン28の上方に位置している。記録ユニット29は、フレームの一部であるガイドレールによって移動可能に保持されていてもよいし、フレームに固定されていてもよい。すなわち、プリンタは、いわゆるシリアルプリンタであってもよいし、いわゆるラインプリンタであってもよい。また、記録ユニット29は、ヘッド34を有する。ヘッド34は、インクが流通する流路を内部に有する。当該流路は、チューブ31によって、装着ケース32に装着されたカートリッジ15の内部空間と連通されている。すなわち、チューブ31を通じて、カートリッジ15が貯留するインクがヘッド34に供給される。
ヘッド34は、図1に示される駆動素子50を有している。駆動素子50の一部は、ヘッド34内の流路を構成する。駆動素子50は、不図示のケーブルなどによってコントローラ51と電気的に接続されている。駆動素子50は、圧電素子やヒータである。圧電素子である駆動素子50は、直流電圧を供給されることによって変形し、流路内のインクに圧力を加え、流路の開口であるノズルからインク滴を吐出させる。ヒータである駆動素子50は、直流電圧を供給されることによって発熱し、流路内のインクを突沸させて、ノズルからインク滴を吐出させる。ヘッド34は、図4(A)に示されるように、4つのノズル列33Bk、33M、33C、33Yを有している。ノズル列33Bkは、ブラックのインクを吐出する複数のノズルからなる。ノズル列33Mは、マゼンタのインクを吐出する複数のノズルからなる。ノズル列33Cは、シアンのインクを吐出する複数のノズルからなる。ノズル列33Yは、イエローのインクを吐出する複数のノズルからなる。なお、以下では、ノズル列33Bk、33M、33C、33Yを区別しない場合は、ノズル列33と記載して説明する。
図4(B)に示されるメンテナンス装置60は、ヘッド34のノズルからインクを吸引する機能を有する。メンテナンス装置60は、例えば、粘度が高くなったインクや、エアが混入したインク、及びヘッド34に付着したゴミを吸引することにより、ヘッド34をクリーニングする。以下では、後述のコントローラ51がメンテナンス装置60を駆動させる処理を、クリーニング処理と記載して説明する。
メンテナンス装置60は、キャップ61と、リフトアップ機構62と、チューブ63、64、65、66と、ポンプ67と、バルブ機構68と、排液タンク69と、を備える。キャップ61は、ヘッド34の下面に当接してノズル列33を覆うキャップ位置と、ヘッド34の下面から下方に離間する待機位置と、の間で移動可能にリフトアップ機構62に保持されている。キャップ61は、ゴム材によって成型された部材である。キャップ61は、不図示のモータによって、キャップ位置と待機位置との間で移動される。また、キャップ61は、2つの凹部71、72を上面に有する。凹部71は、キャップ61がキャップ位置にある場合に、ノズル列33Bkの全てのノズルと連通する。凹部72は、キャップ61がキャップ位置にある場合に、ノズル列33M、33C、33Yの全てのノズルと連通する。チューブ63の一端は、キャップ61と接続している。そして、チューブ63の内部空間は、凹部71と連通している。チューブ64の一端は、キャップ61と接続している。そして、チューブ64の内部空間は、凹部72と連通している。チューブ63、64の他端は、バルブ機構68と接続している。また、チューブ65、66の一端は、バルブ機構68と接続している。チューブ65、66の他端は、排液タンク69と接続している。バルブ機構68は、不図示のモータによって、第1状態、第2状態、及び第3状態に状態を切り換えられる。第1状態は、チューブ63とチューブ65とが連通した状態である。第2状態は、チューブ64とチューブ66とが連通した状態である。第3状態は、チューブ63とチューブ65とが連通し、かつチューブ64とチューブ66とが連通した状態である。バルブ機構68が第1状態にある状態でポンプ67が駆動されると、ヘッド34のノズルからブラックのインクが吸引される。バルブ機構68が第2状態にある状態でポンプ67が駆動すると、ヘッド34のノズルからマゼンタ、シアン、及びイエローのインクが吸引される。バルブ機構68が第3状態にある状態でポンプ67が駆動すると、ヘッド34のノズルから、全ての色のインクが吸引される。ポンプ67は、例えば、ロータリ式のチューブポンプである。但し、ポンプ67には、他の種類のポンプが使用されてもよい。なお、メンテナンス装置60は、ポンプ67によってヘッド34のノズルからインクを排出可能であれば、どのような構成であってもよい。
また、プリンタ10は、図1に示されるように、クロックモジュール46、通信I/F47、及びコントローラ51を備える。クロックモジュール46は、日時情報を出力するICなどである。コントローラ51は、中央演算処理装置であるCPU52と、メモリ53と、通信バス54と、を有する。CPU52、メモリ53、タッチパネル42、操作スイッチ45、駆動素子50、通信I/F47、クロックモジュール46、及びポンプ67は、通信バス54と接続されている。すなわち、CPU52は、通信バス54を通じて、メモリ53、タッチパネル42、操作スイッチ45、駆動素子50、通信I/F47、クロックモジュール46、及びポンプ67と、情報やデータや信号を受け渡し可能に接続されている。通信I/F47は、情報入力インタフェースの一例である。
メモリ53は、ROM55と、RAM56と、EEPROM57と、を有する。ROM55は、オペレーティングシステムであるOS58と、制御プログラム59と、を予め記憶する。OS58及び制御プログラム59に記述された命令は、CPU52によって実行される。すなわち、OS58及び制御プログラム59は、CPU52によって実行される。CPU52によって実行されるOS58及び制御プログラム59は、表示パネル43に画像を表示させ、タッチセンサ44や操作スイッチ45を通じてユーザの入力を受け付ける。また、CPU52によって実行されるOS58及び制御プログラム59は、通信I/F47を通じて情報やデータを送受信し、受信した情報やデータをメモリ53に記憶させる。また、CPU52によって実行されるOS58及び制御プログラム59は、駆動素子50に駆動信号を出力し、シートに画像を記録させる。
制御プログラム59は、単一のプログラムであってもよいし、複数のモジュールからなるプログラムであってもよい。制御プログラム59は、例えば、UI(User Interfaceの略)モジュール、通信モジュール、及び記録制御モジュールを有する。各モジュールは、いわゆるマルチタスク処理により、疑似的に並行して実行される。
UIモジュールは、画像データを表示パネル43に入力して、アイコンなどのオブジェクトを含む画像を表示パネル43に表示させ、タッチセンサ44や操作スイッチ45が出力する信号を受け付けるプログラムである。通信モジュールは、通信I/F47が接続される通信回線の通信プロトコルにしたがって情報やデータを送受信するプログラムである。記録制御モジュールは、印刷データに基づいて、上述のモータの駆動回路や駆動素子50の駆動回路に入力する駆動信号を生成して出力するプログラムである。
RAM56は、OS58及び制御プログラム59の実行に用いられ、また、OS58及び制御プログラム59の実行において、情報やデータを一時的に記憶する。EEPROM57は、第1閾値期間T1と、第2閾値期間T2と、駆動時間と、駆動回数と、特定期間と、閾値回数と、を予め記憶する。駆動時間は、メンテナンス装置60のポンプ67を駆動させる時間を示す。駆動回数は、駆動時間だけポンプ67を駆動させる処理を繰り返す回数を示す。駆動回数は、第1駆動回数、第2駆動回数、第3駆動回数、第4駆動回数、及び第5駆動回数を含む。第1駆動回数、第2駆動回数、及び第5駆動回数は、例えば「2回」を示す「2」である。第3駆動回数は、例えば「1回」を示す「1」である。第4駆動回数は、例えば「3回」を示す「3」である。特定期間は、例えば「1時間」である。閾値回数は、例えば「3回」である。第1閾値期間T1、第2閾値期間T2、駆動時間、駆動回数、特定期間、及び閾値回数については、詳しくは後述する。なお、第1閾値期間T1、第2閾値期間T2、駆動時間、駆動回数、特定期間、及び閾値回数は、メモリ53のROM55に記憶されていてもよい。第1駆動回数は、第1駆動値の一例である。第2駆動回数は、第2駆動値の一例である。第3駆動回数は、第3駆動値の一例である。第4駆動回数は、第4駆動値の一例である。第5駆動回数は、特定駆動値の一例である。
また、メモリ53のROM55或いはEEPROM57は、後述の待機画面やメニュー選択画面(図8)などの画面を示す画面データを予め記憶する。待機画面やメニュー選択画面等の画面については後述する。
また、メモリ53のEEPROM57は、図5に示される「第1クリーニングの実行日時」、「第2クリーニングの実行日時」、「第3クリーニングの実行日時」、及び「記録指示の指示元」を記憶する記憶領域として予め設定された第1記憶領域を有する。図5に示されるように、「第1クリーニングの実行日時」、「第2クリーニングの実行日時」、及び「第3クリーニングの実行日時」と、「記録指示の指示元」とは、対応付けてEEPROM57に記憶される。また、EEPROM57は、シートに画像を記録した日時である記録日時を記憶する第2記憶領域を有する。また、EEPROM57は、後述の状態フラグを記憶させる第3記憶領域を有する。EEPROM57に記憶される「2019.05.21 15:20」(図5)などの「第1クリーニングの実行日時」は、実行日時情報の一例である。
以下、制御プログラム59が実行する処理について説明する。なお、以下では、制御プログラム59が実行する処理は、コントローラ51(特にCPU52)が実行する処理として説明する。
まず、コントローラ51が実行する記録処理(図6(A))について説明する。コントローラ51は、図6(A)に示される記録処理において、端末装置11Aや端末装置11Bなどから記録指示及び印刷データが入力したか否かを判断する(S11)。コントローラ51は、記録指示及び印刷データが入力していないと判断すると(S11:No)、記録処理を終了する。例えば、コントローラ51は、記録処理を定期的に実行する。
コントローラ51は、記録指示及び印刷データが入力したと判断すると(S11:Yes)、記録指示及び印刷データの指示元を取得し、取得した指示元を、EEPROM57の上述の第1記憶領域に記憶させる(S12)。例えば、コントローラ51は、記録指示及び印刷データを送信した端末装置11の装置名やプライベートIPアドレスを記録指示とともに取得し、取得した装置名やプライベートIPアドレスをEEPROM57に記憶させる。図5に示す例では、コントローラ51は、端末装置11Aの装置名である「第1端末装置」や、端末装置11Bの装置名である「第2端末装置」をEEPROM57に記憶させている。
次に、コントローラ51は、入力した印刷データに基づいて、駆動素子50に入力する駆動信号を生成し、生成した駆動信号を駆動素子50に入力して、1ページの画像をシートに記録させる「1ページの画像記録処理」を実行する(S13)。そして、コントローラ51は、入力した印刷データに基づいて、次ページがあるか否かを判断する(S14)。コントローラ51は、次ページがあると判断すると(S14:Yes)、ステップS13の処理を再度実行する。コントローラ51は、次ページがないと判断すると(S14:No)、全ての駆動素子50に駆動信号を入力したか否かを判断する(S15)。すなわち、ステップS15では、ヘッド34が有する全てのノズルが使用されたか否かが判断される。ヘッド34が有する全てのノズルが使用された状態は、第1状態の一例である。ヘッド34が有する一部のノズルのみが使用された状態は、第2状態の一例である。コントローラ51が生成して駆動素子50に入力する駆動信号は、ヘッド34が有する全てのノズルが使用されたか一部のノズルのみが使用されたかを判断する状態情報の一例である。
コントローラ51は、全ての駆動素子50に駆動信号を入力したと判断すると(S15:Yes)、「ON」の値の状態フラグをEEPROM57の上述の第3記録領域に記憶させる(S17)。コントローラ51は、一部の駆動素子50にのみ駆動信号を入力したと判断すると(S15:No)、「OFF」の値の状態フラグをEEPROM57の第3記憶領域に記憶させる(S16)。状態フラグは、後述のクリーニング実行処理(図7)のステップS58において、「ON」であるか「OFF」であるかを判断されるフラグである。詳しくは後述する。
コントローラ51は、「ON」又は「OFF」の値の状態フラグをEEPROM57に記憶させた後、クロックモジュール46が出力する日時情報を記録日時として、EEPROM57の上述の第2記憶領域に記憶させ(S18)、記録処理を終了する。コントローラ51がステップS18の処理を実行するタイミングは、所定のタイミングの一例である。なお、コントローラ51は、ステップS18の処理を、他のタイミングで実行してもよい。例えば、コントローラ51は、記録処理の実行後、メモリ53に記憶された所定時間が経過したことに応じてステップS18の処理を実行してもよい。或いは、コントローラ51は、プリンタ10が備えるセンサが出力する検出信号が変化したことに応じてステップS18の処理を実行してもよい。当該センサは、例えば、赤外線が入射した場合と赤外線が入射しない場合とで異なる検出信号を出力する人感知センサや、排紙トレイ24にシートが載置されている場合と載置されていない場合とで異なる検出信号を出力するフォトインタラプタなどである。すなわち、コントローラ51は、記録処理の実行後の種々のタイミングでステップS18の処理を実行してもよい。
次に、コントローラ51が、クリーニング処理の実行指示を受け付ける表示処理について、図6(B)を参照して説明する。まず、コントローラ51は、プリンタ10に電源が投入されたことに基づいて、待機画面を表示パネル43に表示させる(S21)。具体的には、コントローラ51は、メモリ53のROM55に記憶された画面データであって、待機画面を示す画面データをメモリ53から読み出し、読み出した画面データを、通信バス54を通じて表示パネル43に対して出力する。なお、後述するメニュー選択画面やメンテナンス選択画面等の他の画面についても、待機画面と同様にして表示パネル43に表示される。
待機画面は、図8(A)に示されるように、「ファックス」アイコンや、「コピー」アイコンや、「スキャン」アイコンや、「設定」アイコン81などの複数のアイコンを有する。コントローラ51は、図6(B)に示されるように、待機画面において、「設定」アイコン81が選択されたか否かを判断する(S22)。なお、「アイコンが選択される」とは、アイコンが表示された位置を示す位置情報がタッチセンサ44からコントローラ51に入力されたことを意味する。コントローラ51は、「設定」アイコン81が選択されていないと判断すると(S22:No)、待機画面を継続して表示パネル43に表示させる。コントローラ51は、「設定」アイコン81が選択されたと判断すると(S22:Yes)、メニュー選択画面を表示パネル43に表示させる(S23)。メニュー選択画面は、図8(B)に示されるように、「インク」アイコン82や、「Wi-Fi」アイコン等の複数のアイコンを有する。
コントローラ51は、図6(B)に示されるように、メニュー選択画面において、「インク」アイコン82が選択されたか否かを判断する(S24)。コントローラ51は、「インク」アイコン82が選択されていないと判断すると(S24:No)、メニュー選択画面を継続して表示パネル43に表示させる。コントローラ51は、「インク」アイコン82が選択されたと判断すると(S24:Yes)、メンテナンス選択画面を表示パネル43に表示させる(S25)。メンテナンス選択画面は、図8(C)に示されるように、「インク」の文字と、「インク残量」アイコンと、「印刷品質のチェックと改善」アイコンと、「ヘッドクリーニング」アイコン83と、「詰まった紙片の除去」アイコンと、を有する。
コントローラ51は、図6(B)に示されるように、メンテナンス選択画面において、「ヘッドクリーニング」アイコン83が選択されたか否かを判断する(S26)。コントローラ51は、「ヘッドクリーニング」アイコン83が選択されていないと判断すると(S26:No)、メンテナンス選択画面を継続して表示パネル43に表示させる。コントローラ51は、「ヘッドクリーニング」アイコン83が選択されたと判断すると(S26:Yes)、クリーニング色選択画面を表示パネル43に表示させる(S27)。クリーニング色選択画面は、図9(A)に示されるように、「色を選んでください」の文字と、「ブラックのみ」アイコン84と、「カラーのみ」アイコン85と、「全色」アイコン86と、を有する。
コントローラ51は、図6(B)に示されるように、クリーニング色選択画面において、「ブラックのみ」アイコン84、「カラーのみ」アイコン85、及び「全色」アイコン86のうちのいずれかのアイコンが選択されたか否かを判断する(S28)。コントローラ51は、クリーニング色選択画面においてアイコンが選択されていないと判断すると(S28:No)、クリーニング色選択画面を継続して表示パネル43に表示させる。コントローラ51は、クリーニング色選択画面においてアイコンが選択されたと判断すると(S28:Yes)、選択されたアイコンを示す選択指示情報をメモリ53のEEPROM57に記憶させる。また、コントローラ51は、クリーニング実行指示画面を表示パネル43に表示させる(S29)。クリーニング実行指示画面は、図9(B)に示されるように、「ヘッドクリーニングを行います。[スタート]を押してください。」の文字と、「スタート」アイコン87と、「キャンセル」アイコン88と、を有する。
コントローラ51は、図6(B)に示されるように、クリーニング実行指示画面において、「スタート」アイコン87が選択されたか否かを判断する(S30)。コントローラ51は、クリーニング実行指示画面において、「スタート」アイコン87が選択されていないと判断すると(S30:No)、クリーニング実行指示画面を表示パネル43に継続して表示させる。なお、フローチャートには示されていないが、コントローラ51は、「キャンセル」アイコン88が選択されたと判断すると、クリーニング色選択画面或いは待機画面を表示パネル43に再度表示させる(S21、S27)。コントローラ51は、クリーニング実行指示画面において、「スタート」アイコン87が選択されたことに応じて(S30:Yes)、クリーニング処理の実行指示を取得し(S31)、表示処理を終了する。
次に、コントローラ51が実行するクリーニング処理について、図7を参照して説明する。コントローラ51は、上述の表示処理においてクリーニング処理の実行指示を取得したことに応じて、クリーニング実行処理を実行する。まず、コントローラ51は、クロックモジュール46が出力する日時情報を、現在日時として取得する(S41)。次に、コントローラ51は、ステップS18(図6(A))でメモリ53のEEPROM57に記憶させた記録日時から、ステップS41で取得した現在日時までの期間である経過期間Tを算出する(S42)。経過期間Tは、期間情報の一例である。
コントローラ51は、算出した経過期間Tが、メモリ53のEEPROM57に記憶された第1閾値期間T1未満であるか否かを判断する(S43)。第1閾値期間T1は、プリンタ10に画像の記録を指示したユーザが、画像を記録されたシートをプリンタ10まで取りに行き、画像を記録されたシートの画像記録の結果を確認し、当該結果に基づいて、クリーニング処理の実行指示をプリンタ10に入力するまでの時間として、メモリ53のEEPROM57に記憶されている。第1閾値期間T1は、例えば、数分や十数分である。プリンタ10のベンダは、テストなどを行って第1閾値期間T1を決定してEEPROM57に記憶させる。
コントローラ51は、経過期間Tが第1閾値期間T1未満であると判断すると(S43:Yes)、メモリ53のEEPROM57に記憶されている「第1クリーニングの実行日時」の数に基づいて、実行回数を決定する(S44)。具体的には、コントローラ51は、図5(A)や図5(B)に示される表の「第1クリーニングの実行日時」のうち、クロックモジュール46が出力する日時である現在日時から、メモリ53のEEPROM57に記憶された特定期間だけ前の日時までの範囲内にある実行日時の個数を、実行回数としてカウントする。特定期間は、例えば、数十分から数時間である。図5(A)及び図5(B)に示す例では、特定期間は、1時間である。コントローラ51がカウントした実行回数は、特定実行回数の一例である。
コントローラ51は、カウントした実行回数が、メモリ53のEEPROM57に記憶された閾値回数以上であるか否かを判断する(S45)。閾値回数は、例えば3回である。図5(A)に示す例では、実行回数は「3回」である。図5(B)に示す例では、実行回数は「2回」である。コントローラ51は、図7に示すように、決定した実行回数が閾値回数以上であると判断すると(S45:Yes)、故障報知画面を表示パネル43に表示させる(S46)。すなわち、画像を記録されたシートを確認したユーザが、確認の結果に基づいてクリーニング処理の実行をプリンタ10に指示した状況が連続して4回続いた場合、故障報知画面が表示パネル43に表示される。コントローラ51は、故障報知画面を表示パネル43に表示させた後、メモリ53のEEPROM57に記憶された第4駆動回数を読み出し、読み出した第4駆動回数をRAM56に記憶させる(S47)。
コントローラ51は、RAM56に記憶された第4駆動回数を用いて、第4クリーニング処理を実行する(S48)。詳しく説明すると、コントローラ51は、メンテナンス装置60の上述のモータを駆動させて、待機位置にあるキャップ61をキャップ位置に移動させる。次に、コントローラ51は、メモリ53のEEPROM57に記憶させた上述の選択指示情報に基づいて、上述のモータを駆動させて、バルブ機構68を、第1状態、第2状態、或いは第3状態に状態変化させる。具体的には、選択指示情報が、「ブラックのみ」アイコン84が選択されたことを示す場合、コントローラ51は、バルブ機構68を第1状態にする。選択指示情報が、「カラーのみ」アイコン85が選択されたことを示す場合、コントローラ51は、バルブ機構68を第2状態にする。選択指示情報が、「全色」アイコン86が選択されたことを示す場合、コントローラ51は、バルブ機構68を第3状態にする。次に、コントローラ51は、メモリ53のEEPROM57に記憶された駆動時間だけポンプ67を駆動させる処理を1回の吸引処理として、当該吸引処理を、メモリ53のRAM56に記憶された第4駆動回数だけ繰り返して実行する。第4駆動回数は、例えば3回であり、後述の第1駆動回数、第2駆動回数、第3駆動回数、及び第5駆動回数よりも多い回数である。すなわち、プリンタ10に故障が発生した可能性がある場合に実行される第4クリーニング処理では、後述する第1クリーニング処理や第2クリーニング処理や第3クリーニング処理や第5クリーニング処理よりも多くのインクがヘッド34から吸引される。
コントローラ51は、第4クリーニング処理を実行したことに基づいて(S48)、クロックモジュール46が出力する日時情報を、第4クリーニング処理の実行日時としてメモリ53のEEPROM57に記憶させる(S49)。なお、ステップS49の処理は任意の処理であり、実行されなくてもよい。
コントローラ51は、ステップS45において、実行回数が閾値回数未満であると判断すると(S45:No)、実行回数以外の他の故障条件を満たすか否かを判断する(S50)。具体的には、コントローラ51は、メモリ53のEEPROM57に記憶させた第1クリーニングの実行日時のうち、クロックモジュール46が出力する現在日時に最も近い2つの「実行日時」と対応付けられた「記録指示の指示元」を読み出す。図5(C)に示す例では、コントローラ51は、第1クリーニングの実行日時「2019.05.21 15:20」と対応付けられた「第2端末装置」と、第1クリーニングの実行日時「2019.05.21 15:05」と対応付けられた「第1端末装置」と、をEEPROM57から読み出す。コントローラ51は、読み出した2つの「記録指示の指示元」が同一であるか相違するかを判断する。コントローラ51は、2つの「記録指示の指示元」が相違することにより、故障条件を満たすと判断し(S50:Yes)、2つの「記録指示の指示元」が同一であることにより、故障条件を満たさないと判断する(S50:No)。例えば、第1ユーザが端末装置11Aを用いて記録指示をプリンタ10に入力した後、画像が記録されたシートを確認してクリーニング処理の実行指示をプリンタ10に入力し、かつ、第2ユーザが端末装置11Bを用いて記録指示をプリンタ10に入力した後、画像が記録されたシートを確認してクリーニング処理の実行指示がプリンタ10に入力した場合、コントローラ51は、故障条件を満たすと判断する。すなわち、複数のユーザが、プリンタ10に画像記録を実行させ、記録結果に基づいてクリーニング処理の実行指示をプリンタ10にそれぞれ入力した場合、コントローラ51は、故障条件を満たすと判断する。コントローラ51は、故障条件を満たすと判断すると(S50:Yes)、上述のステップS46からS49までの処理を実行する。
コントローラ51は、ステップS50において、故障条件を満たさないと判断すると(S50:No)、メモリ53のEEPROM57に記憶された第1駆動回数を読み出し、読み出した第1駆動回数をRAM56に記憶させる(S51)。そして、コントローラ51は、RAM56に記憶させた第1駆動回数を用いてメンテナンス装置60を駆動させる第1クリーニング処理を実行する(S52)。コントローラ51が第1クリーニング処理において行う処理は、第1駆動回数を用いること以外は、ステップS48で説明した第4クリーニング処理と同じである。第1駆動回数は、例えば2回である。第1クリーニング処理を実行したことに基づいて(S52)、クロックモジュール46が出力する日時情報を、第1クリーニングの実行日時としてメモリ53のEEPROM57に記憶させる(S53)。
コントローラ51は、ステップS43において、経過期間Tが第1閾値期間T1以上であると判断すると(S43:No)、経過期間Tが、メモリ53のEEPROM57に記憶された第2閾値期間T2以上であるか否かを判断する(S54)。第2閾値期間T2は、ヘッド34においてインクの粘度が高くなるなどして画像記録の品質が低下する期間として、プリンタ10のベンダによってメモリ53のEEPROM57に予め記憶される期間である。第2閾値期間T2は、例えば、十数時間から1日である。
コントローラ51は、経過期間Tが第2閾値期間T2以上であると判断すると(S54:Yes)、メモリ53のEEPROM57に記憶された第2駆動回数を読み出し、読み出した第2駆動回数をRAM56に記憶させる(S55)。そして、コントローラ51は、RAM56に記憶させた第2駆動回数を用いてメンテナンス装置60を駆動させる第2クリーニング処理を実行する(S56)。コントローラ51が第2クリーニング処理において行う処理は、第2駆動回数を用いること以外は、ステップS48で説明した第4クリーニング処理と同じである。第2駆動回数は、例えば2回であり、第1駆動回数と同じ回数であって、後述の第3駆動回数よりも多く、上述の第4駆動回数よりも少ない回数である。すなわち、プリンタ10が記録処理を行ってから十数時間や1日が経過した後に、プリンタ10にクリーニング処理の実行指示が入力された場合、後述の第3クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量よりも多い量のインクがヘッド34から排出される。なお、第2駆動回数は、後述の第3駆動回数よりも多く、上述の第4駆動回数よりも少ない回数であれば、第1駆動回数と同じ回数でなくてもよい。
コントローラ51は、第2クリーニング処理を実行したことに基づいて、クロックモジュール46が出力する日時情報を、第2クリーニングの実行日時としてメモリ53のEEPROM57に記憶させる(S57)。
コントローラ51は、ステップS54において、経過期間Tが第2閾値期間T2未満であると判断すると(S54:No)、上述の状態フラグの値が「ON」であるか「OFF」であるかを判断する(S58)。状態フラグは、上述のように、記録処理においてヘッド34の全ての駆動素子50が使用されたことに応じて「ON」にされ、ヘッド34の一部の駆動素子50のみが使用されたことに応じて「OFF」にされるフラグである。コントローラ51は、状態フラグの値が「ON」であると判断すると(S58:ON)、メモリ53のEEPROM57に記憶された第3駆動回数を読み出し、読み出した第3駆動回数をRAM56に記憶させる(S59)。そして、コントローラ51は、RAM56に記憶させた第3駆動回数を用いてメンテナンス装置60を駆動させる第3クリーニング処理を実行する(S60)。コントローラ51が第3クリーニング処理において行う処理は、第3駆動回数を用いること以外は、ステップS48で説明した第4クリーニング処理と同じである。第3駆動回数は、例えば1回であり、第1駆動回数や第2駆動回数より少ない回数である。コントローラ51は、第3クリーニング処理を実行したことに基づいて、クロックモジュール46が出力する日時情報を、第3クリーニングの実行日時としてメモリ53のEEPROM57に記憶させる(S61)。
コントローラ51は、ステップS58において、状態フラグの値が「OFF」であると判断すると(S58:OFF)、メモリ53のEEPROM57に記憶された第5駆動回数を読み出し、読み出した第5駆動回数をRAM56に記憶させる(S62)。そして、コントローラ51は、RAM56に記憶させた第5駆動回数を用いてメンテナンス装置60を駆動させる第5クリーニング処理を実行する(S63)。コントローラ51が第5クリーニング処理において行う処理は、第5駆動回数を用いること以外は、ステップS48で説明した第4クリーニング処理と同じである。第5駆動回数は、例えば2回であり、第3駆動回数より多い回数である。記録処理においてヘッド34の一部の駆動素子50のみが使用された場合、使用されなかったノズルについては、インクの粘度が高くなったり、異物が侵入している可能性が高くなる。したがって、使用されなかったノズルが有る場合にRAM56に記憶される第5駆動回数(2回)は、全てのノズルが使用された場合にRAM56に記憶される第3駆動回数(1回)よりも多くされている。
コントローラ51は、第5クリーニング処理の実行後、上述のステップS61の処理を実行する。すなわち、コントローラ51は、第5クリーニング処理を実行した日時を第1クリーニングの実行日時としてメモリ53のEEPROM57に記憶させる。ただし、コントローラ51は、第5クリーニング処理を実行したことに基づいて、第5クリーニングの実行日時を、第1クリーニングの実行日時とは別にメモリ53のEEPROM57に記憶させてもよい。
コントローラ51は、ステップS49、S53、S57、S61の実行後、クロックモジュール46が出力する現在日時から上述の特定期間(1時間)だけ前の日時よりもさらに前にメモリ53に記憶された「実行日時」があるか否かを判断する(S64)。コントローラ51は、当該「実行日時」がEEPROM57に記憶されていると判断すると(S64:Yes)、当該「実行日時」をEEPROM57から削除し、或いは当該「実行日時」に対して上書き可能の設定をする(S65)。図5に示す例では、上書き可能の設定をされた「実行日時」をグレー表示にして示している。コントローラ51は、当該「実行日時」がEEPROM57に記憶されていないと判断すると(S64:No)、ステップS65の処理をスキップし、クリーニング実行処理を終了する。
[実施形態の作用効果]
シートに画像が記録されてから第1閾値期間T1が経過するまでに、シートに記録された画像を確認したユーザがクリーニング処理の実行指示をプリンタ10に入力した場合、シートに記憶される画像の品質を良好に維持するためには、適切な駆動回数である第1駆動回数(例えば2回)でポンプ67が駆動される必要がある。また、プリンタ10がシートに画像を記憶してから十数時間や1日などの第2閾値期間T2が経過してからユーザがクリーニング処理の実行指示をプリンタ10に入力した場合にも、シートに記憶される画像の品質を良好に維持するためには、適切な駆動回数である第2駆動回数(例えば2回)でポンプ67が駆動される必要がある。しかしながら、プリンタ10がシートに画像を記憶してから第1閾値期間T1が経過し、かつ第2閾値期間T2が経過するまでの期間にユーザがクリーニング処理の実行指示をプリンタ10に入力した場合は、第1駆動回数や第2駆動回数よりも少ない駆動回数である第3駆動回数(例えば1回)でポンプ67を駆動しても、シートに記憶される画像の品質は良好に維持される。そして、第1駆動回数や第2駆動回数よりも少ない駆動回数である第3駆動回数(例えば1回)でポンプ67が駆動されることにより、ヘッド34から排出されるインクの量が低減する。したがって、プリンタ10は、シートに記録される画像の品質を良好に維持しつつ、クリーニング処理においてヘッド34から排出されるインクの量を低減することができる。
また、コントローラ51は、特定期間(例えば1時間)内での第1クリーニング処理の実行回数が閾値回数以上であると、故障と判断する。第1クリーニング処理は、プリンタ10に画像の記録を指示したユーザが、シートへの画像の記録の結果に基づいてプリンタ10に実行指示を入力したことに応じて実行されるクリーニング処理である。したがって、プリンタ10は、シートへの画像の記録の結果に基づかずに実行を指示される第2クリーニング処理や第3クリーニング処理の実行回数によって故障か否かを判断する場合に比べ、故障か否かの判断を、より適確に行うことができる。
また、コントローラ51は、クロックモジュール46が出力する現在日時から特定期間(例えば1時間)だけ前の日時よりもさらに前の実行日時をメモリ53のEEPROM57から削除し、或いは上書き可能の設定をする。したがって、プリンタ10は、メモリ53のEEPROM57に必要な記憶領域の容量を、特定期間の長さを調整することにより、調整することができる。例えば、プリンタ10のベンダは、特定期間の長さを短くすることにより、EEPROM57に必要な記憶領域の容量を低減することができる。
また、コントローラ51は、第1クリーニング処理を連続して実行した場合であって、一方の第1クリーニング処理の実行前に実行した記録処理における記録指示の指示元と、他方の第1クリーニング処理の実行前に実行し記録処理における記録指示の指示元とが相違する場合、故障と判断する。すなわち、複数のユーザが、プリンタ10に画像の記録を実行させ、記録結果に基づいてクリーニング処理の実行指示をプリンタ10にそれぞれ入力した場合、コントローラ51は、故障と判断する。したがって、プリンタ10は、第1クリーニング処理が単に連続して実行されたことに応じて故障と判断する場合よりも、故障か否かの判断を、より適確に行うことができる。
また、コントローラ51は、故障と判断すると(S45:Yes、S50:Yes)、第1駆動回数及び第2駆動回数(2回)よりも多い回数である第4駆動回数(3回)でメンテナンス装置60を駆動する第4クリーニング処理を実行する。したがって、プリンタ10は、第1駆動回数や第2駆動回数と同じ駆動回数で第4クリーニング処理を実行する場合に比べ、故障が回復する可能性を高めることができる。
また、コントローラ51は、記録処理において一部の駆動素子50のみが使用されていた場合には、全ての駆動素子50が使用された場合にRAM56に記憶される第3駆動回数(1回)よりも多い回数である第5駆動回数(2回)をRAM56に記憶させる。すなわち、一部の駆動素子50のみが使用されて画像記録の品質が低下するおそれがある場合は、第3駆動回数よりも多い第5駆動回数でクリーニング処理が実行される。したがって、プリンタ10は、シートに記録される画像の品質をさらに良好に維持することができる。
[変形例1]
本変形例では、プリンタ10の管理をサービス提供者が行う例を説明する。サービス提供者は、プリンタ10のユーザに、カートリッジ15などの消耗品を提供する者である。
上述のローカルネットワーク13は、ルータなどの不図示のゲートウェイ装置を介してインターネットと接続されている。サービス提供者が使用権限を有するサーバが、当該インターネットに接続されている。プリンタ10のメモリ53のEEPROM57は、サーバが公開するURL(Uniform Resource Locator)を記憶する。URLは、例えば、サービス提供者やプリンタ10のユーザによってプリンタ10に入力されてEEPROM57に記憶される。サーバが公開するURLは、通信アドレスの一例である。プリンタ10のコントローラ51は、クリーニング実行処理において故障と判断すると(S45:Yes、S50:Yes)、故障を示す情報を含むリクエストを生成する。コントローラ51は、生成したリクエストを、メモリ53のEEPROM57に記憶されたURLに対して、通信I/F47、ローカルネットワーク13、及びインターネットを通じて送信する。本変形例によれば、プリンタ10は、プリンタ10に故障が生じたことを、サービス提供者に通知することができる。なお、コントローラ51は、故障を示す故障情報を含むリクエストをサーバに送信する処理に代えて、或いは当該リクエストを送信する処理とともに、故障情報を含むメールを、URLと同様にしてメモリ53のEEPROM57に記憶されたメールアドレス宛に送信してもよい。メールアドレスは、通信アドレスの一例である。
[その他の変形例]
上述の実施形態では、コントローラ51は、故障と判断すると(S45:Yes、S50:Yes)、故障画面を表示パネル43に表示させる例を説明した。しかしながら、コントローラ51は、故障と判断すると、故障画面を表示パネル43に表示させる処理に代えて、或いは故障画面を表示パネル43に表示させる処理とともに、故障を示す情報を、通信I/F47及びローカルネットワーク13を通じて端末装置11に送信してもよい。この場合、プリンタ10は、プリンタ10に故障が生じていることを端末装置11を通じてユーザに認識させることができる。
上述の実施形態では、ポンプ67の駆動回数によって、ヘッド34のノズルから吸引されるインクの量を変える例を説明した。しかしながら、ポンプ67を駆動させる駆動時間や、ポンプ67に供給する電力量などによって、ヘッド34のノズルから吸引されるインクの量が変えられてもよい。例えば、メモリ53のEEPROM57は、駆動時間及び駆動回数に代えて、第1駆動時間、第2駆動時間、第3駆動時間、第4駆動時間、及び第5駆動時間を記憶する。第3駆動時間は、第1駆動時間及び第2駆動時間よりも短い時間である。例えば、第3駆動時間は、第1駆動時間或いは第2駆動時間の半分の時間である。第4駆動時間は、第1駆動時間及び第2駆動時間よりも長い時間である。例えば、第4駆動時間は、第1駆動時間或いは第2駆動時間の1.5倍の時間である。第5駆動時間は、第3駆動時間よりも長い時間である。例えば、第5駆動時間は、第1駆動時間或いは第2駆動時間と同じ長さの時間である。コントローラ51は、ステップS52の第1クリーニング処理において、第1駆動時間だけポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS56の第2クリーニング処理において、第2駆動時間だけポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS60の第3クリーニング処理において、第3駆動時間だけポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS48の第4クリーニング処理において、第4駆動時間だけポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS63の第5クリーニング処理において、第5駆動時間だけポンプ67を駆動させる。すなわち、第3クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量は、第1クリーニング処理や第2クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量よりも少ない。また、第4クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量は、第1クリーニング処理や第2クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量よりも多い。また、第5クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量は、第3クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量よりも多い。なお、第1クリーニング処理から第5クリーニング処理までの各クリーニング処理において、ポンプ67には、一定の直流電圧が供給される。
或いは、メモリ53のEEPROM57は、駆動時間及び駆動回数に代えて、ポンプ67に供給する電力量を示す第1値、第2値、第3値、第4値、及び第5値を記憶する。ポンプ67に供給する電力量は、例えば、ポンプ67が直流電圧で駆動されるポンプであって、一定時間の間ポンプ67に直流電圧を供給する場合、第1値、第2値、第3値、第4値、及び第5値は、それぞれ直流電圧の電圧値を示す。或いは、ポンプ67が直流電圧で駆動されるポンプであって、一定時間の間ポンプ67に直流電圧を供給し、かつ、ポンプ67に供給する直流電圧が、いわゆるPWM(Pulse Width Modulation)制御される場合、第1値、第2値、第3値、第4値、及び第5値は、ポンプ67に直流電圧を供給する定電圧回路とポンプ67との間に設けられたスイッチング素子に入力される一定周波数の駆動信号のデューティ比を示す値である。さらに或いは、ポンプ67が交流電圧で駆動されるポンプである場合、第1値、第2値、第3値、第4値、及び第5値は、ポンプ67に供給する3相交流電圧の周波数を示す値である。第3値が示す電力量は、第1値及び第2値が示す電力量よりも小さい。例えば、第3値が示す電力量は、第1値或いは第2値が示す電力量の半分である。第4値が示す電力量は、第1値及び第2値が示す電力量よりも大きい。例えば、第4値が示す電力量は、第1値或いは第2値が示す電力量の1.5倍である。第5値が示す電力量は、第3値が示す電力量よりも大きい。例えば、第5値が示す電力量は、第1値或いは第2値が示す電力量と同じである。コントローラ51は、ステップS52の第1クリーニング処理において、第1値が示す電力量をポンプ67に供給して、ポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS56の第2クリーニング処理において、第2値が示す電力量をポンプ67に供給して、ポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS60の第3クリーニング処理において、第3値が示す電力量をポンプ67に供給して、ポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS48の第4クリーニング処理において、第4値が示す電力量をポンプ67に供給して、ポンプ67を駆動させる。コントローラ51は、ステップS63の第5クリーニング処理において、第5値が示す電力量をポンプ67に供給して、ポンプ67を駆動させる。すなわち、第3クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量は、第1クリーニング処理や第2クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量よりも少ない。また、第4クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量は、第1クリーニング処理や第2クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量よりも多い。また、第5クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量は、第3クリーニング処理でヘッド34から排出されるインクの量よりも多い。
10・・・プリンタ
34・・・ヘッド
43・・・表示パネル
44・・・タッチセンサ(情報入力インタフェース)
47・・・通信I/F(情報入力インタフェース)
51・・・コントローラ
60・・・メンテナンス装置
67・・・ポンプ

Claims (7)

  1. インクを吐出するヘッドと、
    前記ヘッドからインクを排出するポンプを有するメンテナンス装置と、
    情報入力インタフェースと、
    コントローラと、を備えており、
    前記コントローラは、
    記録指示を取得し、
    取得した前記記録指示に従って、前記ヘッドからインクを吐出させて画像をシートに記録する記録処理を実行し、
    前記ポンプを駆動させて前記ヘッドからインクを排出させるクリーニング処理の実行指示を前記情報入力インタフェースを通じて受け付けたことに基づいて、当該実行指示を受け付ける前に実行した前記記録処理の実行後の所定のタイミングから、前記実行指示を受け付けるまでの経過期間を示す期間情報を判定し、
    前記経過期間が、第1閾値期間未満であると判断したことに基づいて、第1駆動値を用いて実行する前記クリーニング処理である第1クリーニング処理を実行し、
    前記経過期間が、前記第1閾値期間よりも長い第2閾値期間以上であると判断したことに基づいて、第2駆動値を用いて実行する前記クリーニング処理である第2クリーニング処理を実行し、
    前記経過期間が、前記第1閾値期間以上前記第2閾値期間未満であると判断したことに基づいて、第3駆動値を用いて実行する前記クリーニング処理である第3クリーニング処理を実行し、
    前記第3クリーニング処理で前記ヘッドから排出されるインクの量は、前記第1クリーニング処理及び前記第2クリーニング処理で前記ヘッドから排出されるインクの量よりも少ない、画像記録装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記第1クリーニング処理を実行したことに基づいて、当該第1クリーニング処理を実行した日時を示す実行日時情報を、メモリに記憶させ、
    特定期間内における前記実行日時情報の数を、当該特定期間内における前記第1クリーニング処理の実行回数である特定実行回数に決定し、
    決定した前記特定実行回数が閾値回数以上であることに基づいて、故障と判断する請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記コントローラは、前記クリーニング処理の実行指示を前記情報入力インタフェースを通じて受け付けたことに基づいて、当該実行指示を受け付けた後の所定のタイミングよりも前記特定期間だけ前の日時以前の前記実行日時情報に対して、前記メモリからの削除、或いは他の日時情報での上書きを許可する請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記情報入力インタフェースを通じて前記記録指示を受け付けたことに基づいて、当該記録指示の指示元を取得し、
    前記第1クリーニング処理を連続して実行したことに基づいて、一方の前記第1クリーニング処理の実行前に実行したシートへの画像の記録において取得した前記指示元と、他方の前記第1クリーニング処理の実行前に実行したシートへの画像の記録において取得した前記指示元と、が相違するか否かを判断し、
    相違すると判断したことに基づいて、故障と判断する請求項1または2に記載の画像記録装置。
  5. 前記情報入力インタフェースは、通信インタフェースを含んでおり、
    前記コントローラは、故障と判断したことに基づいて、メモリに記憶された通信アドレス宛に、故障を示す故障情報を前記通信インタフェースを通じて送信する請求項2または3に記載の画像記録装置。
  6. 前記コントローラは、前記クリーニング処理の実行指示を受け付け、かつ故障と判断したことに基づいて、第4駆動値を用いて前記クリーニング処理を実行し、
    前記第4駆動値に基づいて前記ヘッドから排出されるインクの量は、前記第3駆動値に基づいて前記ヘッドから排出されるインクの量よりも多い、請求項2から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 前記ヘッドは、インクを吐出する複数のノズルを有しており、
    前記コントローラは、
    前記ヘッドがシートに画像を記録したことに基づいて、前記ヘッドの全ての前記ノズルが使用される第1状態でシートに画像が記録されたか、前記ヘッドの一部の前記ノズルが使用される第2状態でシートに画像が記録されたかを示す状態情報を取得し、
    前記経過期間が、前記第1閾値期間以上前記第2閾値期間未満であると判断すると、取得した前記状態情報に基づいて、前記実行指示の前に実行した前記記録処理における状態が前記第1状態であるか前記第2状態であるかを判断し、
    前記第1状態であると判断したことに基づいて、前記第3駆動値を用いて前記クリーニング処理を実行し、
    前記第2状態であると判断したことに基づいて、特定駆動値を用いて前記クリーニング処理を実行し、
    前記特定駆動値に基づいて前記ヘッドから排出されるインクの量は、前記第3駆動値に基づいて前記ヘッドから排出されるインクの量よりも多い、請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
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