JP3133869B2 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の吐出回復処理方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の吐出回復処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
およびインクジェット記録装置の吐出回復処理方法に関
し、詳しくは、該装置で用いる記録ヘッドの吐出回復処
理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置は、1
/180インチまたは1/240インチ等のピッチでイ
ンク吐出口を先端にもつ複数のノズルを並べて配設した
記録ヘッドを備える。この記録ヘッドにあっては、非記
録時、例えば記録待機中において、上記吐出口からの記
録液(以下、インクともいう)溶媒の蒸発によりインク
粘度が増大し、これによって吐出インク量の減少、吐出
方向の偏向等の吐出不良を生ずることがある。この結
果、ドット抜けやインク滴の被記録媒体上における着弾
位置ずれ等を招き、記録される画像等の品位を損うとい
う問題があった。
【0003】この問題は記録時においても同様に生じ得
る。すなわち記録時には複数の吐出口より選択的にイン
クを吐出させて画像を形成させるため、個々のノズルに
関してみればインク吐出を伴わずに先端の吐出口が外気
に触れたままの状態も起こる。従ってそのノズルにおい
ては前述のインク粘度の増大が生ずる。
【0004】従来、このような問題に対しては、次のよ
うな吐出回復処理が採られていた。すなわち、非記録時
には、記録ヘッドの吐出口が配設される面(以下、吐出
面という)に対し、一般にゴム等の可撓性の材料で形成
されたキャップを当接させることで吐出口からのインク
溶媒の蒸発を抑制したり、また、既に増粘したインクを
除去する目的で、記録に無関係なインク吐出を所定の場
所で行う(以下、予備吐出という)ことで、吐出不良を
未然に防止するようにしていた。
【0005】さらに記録中における不使用ノズルの回復
処理としては、記録中の一定期間おきに予備吐出を繰り
返す手法が採られていた。
【0006】また、粘度上昇がさらに進行したインクを
除去する目的で、吐出口からキャップを介してインクを
吸引したり、あるいは記録ヘッドに対するインク供給系
からインクを加圧する処理(以下、それぞれ吸引ないし
は加圧回復処理という)を行うこともある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の吐出回復処理に問題点がないわけではない。
【0008】すなわち、吐出口からのインク溶媒の蒸発
は、非記録時間の経過に伴って進行し、記録動作を開始
する際の上記経過時間は装置の使用条件等によって様々
であるため、予備吐出の吐出数を、その蒸発の進行があ
る程度飽和に達しインク増粘が比較的大である状態に対
処できるものに設定しておく必要がある。これは記録中
に行う予備吐出についても同様である。
【0009】なお、吐出面にキャップを当接し蒸発を抑
制する場合でも、吐出口からのインク溶媒の蒸発を完全
に防止することができるわけではないため、上記予備吐
出の吐出数の設定について同様のことがいえる。また、
蒸発がさらに進行した場合には、前述の吸引または加圧
回復処理を適用する必要があり、場合によっては、予備
吐出のみでは吐出不良を招くこともあり得る。
【0010】さらに記録中の不使用ノズルの回復処理で
は、全てのノズルに安定吐出をさせるためには、ノズル
ごとの使用頻度によらず最大粘度増大に合わせた予備吐
出が必要であり、ノズルによっては必要量以上の吐出の
場合もある。
【0011】以上のような予備吐出の吐出数設定を行う
場合、例えば、非記録時間が比較的短い場合や記録時に
吐出回数の少ない吐出口がほとんど無い場合など記録装
置の使用状態によっては必要数以上の予備吐出が行われ
るときもあり、その結果、記録以外に使用されるインク
の量が多くなり、ランニングコストを上昇させることも
少なくない。しかも記録ヘッドとインクタンクとが一体
となったカートリッジ式の場合には、インクが無くなっ
た時点でタンク、記録ヘッドともども新たなものと交換
しなければならず、このカートリッジの交換は、ランニ
ングコストに影響を及ぼすため無駄な記録液の使用は極
力抑えなければならない。従って、上記予備吐出等の吐
出回復処理で消費されるインクの量を減らし、インクタ
ンク内のインクを効率的に使用する必要がある。
【0012】本発明は、上述の問題点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、予備吐出によ
る不必要なインク消費を低減し効率的なインク使用を行
うことを可能にしたインクジェット記録装置およびイン
クジェット記録装置の吐出回復処理方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
所定数のインク吐出口を有する第1のインク吐出部と前
記所定数よりも少ないインク吐出口を有する第2のイン
ク吐出部を用い、前記第1および第2のインク吐出部か
ら被記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置であって、前記第1および第2のインク吐
出部からインクを排出させることにより前記第1および
第2のインク吐出部の所定の吐出性能を維持するための
吐出性能維持回復手段と、前記第1および第2のインク
吐出部の各々から所定期間に吐出される各インク吐出数
を計数するための計数手段と、前記第1のインク吐出部
のインク吐出数と前記第1のインク吐出部のインク排出
量との関係を示す第1の情報、および前記第2インク吐
出部のインク吐出数と前記第2インク吐出部のインク排
出量との関係を示す第2情報を格納するためのメモリ
と、前記計数手段により計数される前記各インク吐出数
に基づき、前記メモリに格納される前記第1および第2
の情報を参照して前記第1および第2のインク吐出部か
ら排出すべき各インク排出量を決定するための決定手段
とを備え、前記第1および第2の情報は、前記インク吐
出数が増加するに従い前記インク排出量が減少するよう
な関係を示す情報であり、前記計数手段により計数され
る前記インク吐出数が第1の所定値と前記第1の所定値
より大きな第2の所定値の間である第3の値であると
き、前記第1および第2の情報を参照して決定される前
記第1の吐出部のインク排出量は前記第2の吐出部のイ
ンク排出量よりも大であることを特徴とする。
【0014】また、所定数のインク吐出口を有する第1
のインク吐出部と前記所定数よりも少ないインク吐出口
を有する第2のインク吐出部を用い、前記第1および第
2のインク吐出部から被記録媒体にインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置の吐出回復処理方法で
あって、前記第1および第2のインク吐出部からインク
を排出させることにより前記第1および第2のインク吐
出部の所定の吐出性能を維持するための吐出性能維持回
復工程と、前記第1および第2のインク吐出部の各々か
ら所定期間に吐出される各インク吐出数を計数するため
の計数工程と、前記計数工程により計数される前記各イ
ンク吐出数に基づき、前記第1のインク吐出部のインク
吐出数と前記第1のインク吐出部のインク排出量との関
係を示す第1の情報および前記第2インク吐出部のイン
ク吐出数と前記第2インク吐出部のインク排出量との関
係を示す第2情報を参照して、前記第1および第2のイ
ンク吐出部から排出すべき各インク排出量を決定するた
めの決定工程とを備え、前記第1および第2の情報は、
前記インク吐出数が増加するに従い前記インク排出量が
減少するような関係を示す情報であり、前記計数工程に
より計数される前記インク吐出数が第1の所定値と前記
第1の所定値より大きな第2の所定値の間である第3の
値であるとき、前記第1および第2の情報を参照して決
定される前記第1の吐出部のインク排出量は前記第2の
吐出部のインク排出量よりも大であることを特徴とす
る。
【0015】
【作用】以上の構成によれば、所定数のインク吐出口を
有する第1のインク吐出部と上記所定数よりも少ないイ
ンク吐出口を有する第2のインク吐出部の各々から所定
期間に吐出される各インク吐出数を計数し、計数される
前記各インク吐出数に基づき、第1のインク吐出部のイ
ンク吐出数と前記第1のインク吐出部のインク排出量と
の関係を示す第1の情報および前記第2インク吐出部の
インク吐出数と前記第2インク吐出部のインク排出量と
の関係を示す第2情報を参照して、第1および第2のイ
ンク吐出部から排出すべき各インク排出量を決定し、さ
らに、計数される上記インク吐出数が第1の所定値とこ
の第1の所定値より大きな第2の所定値の間である第3
の値であるとき、第1および第2の情報を参照して決定
される、第1の吐出部のインク排出量は第2の吐出部の
インク排出量よりも大とするので、吐出口数の違いを考
慮した最適なインク排出量を得ることができ、詳しく
は、例えばインク吐出口数が多い吐出部の方が吐出口の
使用頻度が低くなり、目詰まり起こりやすいため、イン
ク排出量を多くすることが可能となる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0017】(第1の実施例)図1は本発明の第1実施
例にかかるインクジェットプリンタの斜視図を示す。キ
ャリッジ101は記録ヘッド102およびカートリッジ
ガイド103を搭載し、ガイド軸104および105上
を不図示の走査機構によって走査可能に設けられる。記
録用紙106は給紙ローラ107によって本体装置内に
送り込まれ紙送りローラ108とピンチローラ(不図
示)および紙押さえ板109とによって挟まれながら、
記録ヘッド102の前面へと送られ記録がなされる。イ
ンクカートリッジはイエロー、マゼンタ、シアンの3色
を収納したカラーカートリッジ110と、ブラックカー
トリッジ111の2種類でそれぞれ別々にカートリッジ
ガイド103に挿入され、記録ヘッド102と連通す
る。符号112は非印字領域に設置される予備吐出受け
を示し、その内部にはインク吸引体が設けられる。
【0018】図2は記録ヘッド102の詳細を示す図で
あり、ここにおいて、記録ヘッド102の前面部には、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの吐出口群が一
直線上に配設される、それぞれの吐出口群は、イエロ
ー、マゼンタ、シアンについて24個、ブラックについ
て64個の吐出口をそれぞれ有し、各吐出口群の間は、
吐出口ピッチ以上の間隔を有する。
【0019】これらの吐出口の各々には、吐出口に連通
するインク路が設けられており、インク路が配設される
部位の後方にはこれらインク路にインクを供給するため
の共通液室が設けられる。また各インク路には、これら
吐出口からインク滴を吐出するために利用される熱エネ
ルギーを発生する電気熱変換素子やこれらに電力を供給
するための電極配線が設けられている。これら電気熱変
換素子や電極配線は、シリコン等からなる基板201上
に成膜技術によって形成される。さらにこの基板上に樹
脂、ガラス材よりなる隔壁、天板等を積層することによ
って上記吐出口、インク路、共通液室が構成される。さ
らに後方には、上記電気熱変換体を記録信号に基づいて
駆動するための駆動回路がプリント基板形態で設けられ
ている。上記シリコン基板201およびプリント基板2
02はアルミプレート203に固定されている。インク
カートリッジはアルミプレート203とほぼ平行に挿入
され、同じくアルミプレート203と平行な突き出たパ
イプ204〜207と連結する。パイプ204〜207
はシリコン基板と垂直方向にひろがったディストリビュ
ータと呼ばれるプラスチック部材208からつきでてお
り、さらにその内部の流路と連通しており、該流路は共
通液室に連通している。上記ディストリビュータ内の流
路はイエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用の
4本存在し、それぞれの共通液室とパイプを連結してい
る。
【0020】図3は吐出データのドット数をカウントす
るカウンタ回路のブロック図を示し、上記インクジェッ
ト記録装置量の制御部内に設けられるものである。
【0021】イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用
の吐出信号である転送データY,M,C,Kはデータ転
送クロックSCLKとのANDゲート306出力により
同期をとり、カウンタ回路307により各色毎の吐出数
がカウントされる。符号308は、カウンタ回路307
のカウンタをリセットするためのリセット信号線を示
し、符号309はカウンタ回路307によりカウントさ
れたデータを転送するための16ビットバスを示し、こ
れらリセット信号、データ信号は、信号線310のチッ
プセレクト信号CSにより各色に対応付けられる。符号
311は各信号を制御するためのCPUを示す。また、
符号312はその制御に対応したプログラムや図5
(A)および(B)に示すテーブルを格納しておくため
のROM、符号313は作業用のRAMをそれぞれ示
す。
【0022】図4は、本実施例の予備吐出制御を示すフ
ローチャートである。
【0023】ステップS1で1スキャン終了が否かをチ
ェックし、1スキャン終了の場合、ステップS2で各色
のドットカウンタ値を読みだし、図3に示すRAM31
3内に記憶しておく。次に、ステップS3で、カウンタ
回路307をリセット信号によりドットカウンタ値をク
リアする。ステップS4では上記記憶した吐出数に基づ
きカラーヘッドの場合は図5(A)に示すドットカウン
タ値予備吐出数変換テーブルを参照し、ブラックヘッド
の場合は、図5(B)に示すドットカウンタ値予備吐出
数変換テーブルを参照し、予備吐出数を決定する。ステ
ップS5では上記決定した吐出数に基づいて予備吐出動
作を行なう。この予備吐出動作は、カラーカートリッ
ジ、ブラックカートリッジを搭載するキャリッジを前述
の予備吐出受け位置(図1の112参照)まで移動させ
てインクを吐出をさせる。
【0024】ステップS6で、記録終了か否かを判断し
終了でない場合はステップS1に戻り記録終了の場合に
は、本処理を終了する。
【0025】以上の予備吐出制御によれば、例えばブラ
ックヘッドのみのモードで全吐出口から吐出する記録を
行なった場合、従来の制御では吐出数に関係なく200
発の予備吐出を行なうが、本例では、吐出数が1843
20なので図5(B)の最下段180000以上にあて
はまり予備吐出数は20発となる。このように、従来と
比較してインクの消費量が少ない予備吐出を行うことが
できる。
【0026】なお、上記実施例は吐出数のカウントをヘ
ッド全体に対して行ったが、吐出数のカウントはヘッド
全体よりもヘッド内のノズルの所定のブロック毎、また
はより好ましくはノズル毎に行い、予備吐出数もそれに
応じて変えた方がより効果が高くなる。これによれば、
吐出数の多いノズルと少ないノズルそれぞれに適切な予
備吐出を行うことができる。このような例を次の実施例
に示す。
【0027】(第2実施例)前述の第1実施例では、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の4色分のドッ
トカウンタ回路を用いて吐出数をカウントし、各色単位
で予備吐出の吐出数を変化させていたが、本実施例では
さらに各吐出口単位の吐出数をカウントするドットカウ
ンタ回路を具備し、吐出口単位で予備吐出の吐出数を変
化させる例を示すものである。
【0028】図6において、符号601はイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラック用各ヘッド第1吐出口から吐
出される吐出数をカウントするドットカウンタ回路を示
す。符号602,603は同様に第2吐出口、第3吐出
口から吐出される吐出数をカウントするドットカウンタ
回路であり、同回路が各ノズル毎24個存在し、第24
吐出口の吐出数カウンタ回路は符号604で示される。
イエロー、マゼンタ、シアンの3色のカラーヘッドは各
24個の吐出口を有するため、カウンタ回路は前述のよ
うに24個であるが、ブラック用ヘッドには64個の吐
出口が存在するため第25吐出口から第64吐出口まで
のそれぞれの吐出口について吐出数をカウントするため
の回路は符号605〜606で示される。符号606は
第64吐出口の吐出数をカウントするためのカウンタ回
路を示す。
【0029】符号607は上記各回路の制御信号やデー
タ信号を転送するためのバス、符号608は各信号を制
御するためのCPU、符号609はその制御に対応した
プログラムや図5(C)に示すテーブルを格納しておく
ためのROM、符号610は作業用のRAMをそれぞれ
示す。
【0030】以上の回路構成を用いて吐出数を算出し、
図5(C)に示す吐出口単位の予備吐出数変換テーブル
を参照して第1の実施例と同様に制御することにより吐
出口単位での正確な予備吐出制御が可能となる。
【0031】(第3実施例)図7は、本発明の第3実施
例にかかるインクジェット記録装置の概観を示す斜視図
である。
【0032】ここで、インクジェットカートリッジ11
は、インクジェット記録ヘッドとインクを収納するタン
クとが一体となったものであり、キャリッジ16に装着
することで画像を形成させるようにしたものである。以
下、この図をもとに動作を説明していく。
【0033】ら線溝5004の刻まれたリードスクリュ
ー5005は、駆動モータ5013の正逆回転に連動
し、駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転駆
動される。キャリッジ16は、その一部に設けられたピ
ン(不図示)がら線溝5004と係合し、さらに案内レ
ール5003により摺動自在に案内されていることによ
り、図中矢印aまたはb方向に移動される。紙押さえ板
5002は、キャリッジ16の移動方向にわたって記録
媒体5200をプラテンローラ5000に対して押圧す
る。フォトカプラ5007,5008はキャリッジ16
のレバー5006のこの域での存在を確認して駆動モー
タ5013の回転方向の逆転等を行うためのホームポジ
ション検知手段を構成する。インクジェットヘッド12
の前面にある吐出面をおおうキャップ部材5022は、
支持部材5016によって支持され、さらに吸引手段5
015を備え、キャップ内開口5023を介してインク
ジェットヘッド12の吸引回復を行う。本体支持板50
18には支持板5019が取り付けられており、この支
持板5019に摺動自在に支持されたクリーニングブレ
ード5017は、図示しない駆動手段によって、記録ヘ
ッドの吐出面と接触可能な位置に対して進退移動可能に
設けられる。クリーニングブレード5017の形態は図
示するものに限られず、公知のものが本例に適用できる
ことは言うまでもない。レバー5012は、吸引回復操
作を開始するためのものであり、キャリッジ16と当接
するカム5020の動作にともなって移動し、駆動モー
タ5013からの駆動力をギア5010やクラッチ切り
換え等の公知の伝達手段によって吸引回復機構を移動制
御する。
【0034】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復の各処理は、キャリッジ16がホームポジション
側領域にきたとき、リードスクリュー5005の作用に
よって、それぞれの対応位置で行われるようになってい
る。なお、周知のタイミングで所望の作動を行う構成で
あれば、本例にはいずれも適用できる。
【0035】次に、このインクジェット記録装置におけ
る記録動作に関して、詳細に説明する。
【0036】図8および図9は、本実施例にかかる記録
動作を説明するためのそれぞれブロック図およびフロー
チャートである。
【0037】図8において、電源がスイッチSWより投
入されると、記録制御部PCTはモータ(キャリッジ駆
動)の順方向および逆方向駆動信号MFおよびMBをそ
れぞれ「0」および「1」とし、キャリッジ16を逆方
向に駆動してホームポジションが検出されると、モータ
駆動電圧を下げてキャリッジ16を固定する。
【0038】以上の動作によって、記録動作開始準備が
終了する。次に、記録待機状態から記録を開始する際の
予備吐出について説明する。
【0039】記録装置の記録制御部にキー入力等により
画像信号Pinが入力されると、タイマーTMに記憶さ
れている時間データT(前回の記録が完了してから、P
inが入力されたときまでの経過時間、すなわち記録ヘ
ッドの待機時間)を取り出した後、図11に示すテーブ
ルを参照し、前述の時間Tに対応する予備吐出数を決定
する。その後アンドゲートAG1を介してモノマルチバ
イブレータ(以下、モノマルチという)MMを動作させ
る。モノマルチMMが動作すると、その出力信号lp0
は時定数回路TCにより、前述の時間Tに対応して決定
された予備吐出数に相当する時間にわたって「1」を出
力する。
【0040】モノマルチ出力信号線lp0 より出力
「1」が得られると、その信号によりフリップフロップ
FFはリセットされ、またアンドゲートAG2が開くこ
とによりパルス発生器PGの出力がオアゲートOGを介
して、上記同様ヘッドドライバーPZDに入力される。
これにより、インク滴は、モノマルチMMが「1」にな
っている間だけ吐出され続ける。そしてモノマルチMM
の出力が「0」になると、アンドゲートAG2は閉鎖
し、パルス発生器PGの出力はヘッドドライバーPZD
に伝達されなくなり、通常記録出力信号PD によるヘッ
ドの駆動制御とインク滴吐出とが行われる。
【0041】なお、この記録待機状態からの予備吐出
は、待機状態であるため、前記同様にホームポジション
位置のキャップ5022の開口5023内に向けて行わ
れる。
【0042】上記の記録待機状態からの予備吐出におけ
る吐出数の決定は、図9に示すフローチャートにより説
明される。まず画像信号Pinが入力されると、図9の
処理が割り込まれ、ステップS31において前回の記録
が終了してから、今回のPinが入力されるまでの経過
時間、すなわち記録ヘッドの待機時間となるTをタイマ
ーTMより読み取る。次いでステップS32に進む。ス
テップS32では、図11に示す待機時間に対する予備
吐出数のテーブルからTに対応する予備吐出数を決定す
る。その後、ステップS33に進んで、まずインクジェ
ット記録ヘッドの吐出面に当接されているキャップを退
避させた後、ステップS34でステップS32において
決定された数の予備吐出を行いステップS35でタイマ
ーTMの時間Tを0としてリセットを行った後に、ステ
ップS36へ進んで記録動作へと移る。
【0043】なお、記録動作が終了した時点ではタイマ
ーTMによる時間計測を行わせ、次の記録信号が入力さ
れるまでの間の記録ヘッド待機時間を保持する。なお、
この待機時間はインクジェット記録装置の電源が断たれ
ている間も計測していなければならないため、バックア
ップ電池による保持、または不揮発性メモリ等の使用を
行う。
【0044】次にインクジェット記録ヘッドの記録待機
時間に応じて予備吐出数を決定するためのテーブルにつ
いて説明する。
【0045】図10は、本実施例で用いられるインクジ
ェット記録ヘッドの、記録待機時間と、正常な吐出に復
帰するまでの吐出数、すなわち最低限必要な予備吐出数
との関係を示したものである。
【0046】本発明者らの研究によると、インクジェッ
ト記録ヘッド中のノズル内におけるインク溶媒の蒸発
は、外気に接している吐出口側から進行し、吐出口付近
がある程度進行すると、その蒸発具合は次第にノズルの
内部にまで進み、さらにノズル内部で拡散していくこと
が判明した。したがって記録待機時間が短いうちは対応
する予備吐出数も時間と共に増加していくが、ある程度
時間が経過すると拡散の進行により、見かけ上蒸発がほ
ぼ飽和に達し、それによって予備吐出数の上昇率は少な
くなり、ある程度の予備吐出数に収まる。この図10に
示す予備吐出数の変化に基づいてインクジェット記録装
置内で処理できるようにテーブルを作成したものが図1
1に示すものである。
【0047】(第4実施例)図12は、本発明の他の実
施形態にかかる制御構成を示すブロック図である。
【0048】図12は、図8に示す回路構成における時
定数回路TCに温度センサSTを直列に接続したもので
ある。この温度センサSTは、予備吐出を行うときにお
ける記録ヘッドの周囲の温度を検知するためのものであ
り、この検知出力によって、図11に示すテーブルによ
り決定された予備吐出数にさらに予備吐出を行う時の温
度を考慮して増減させられるようにしたものである。す
なわち、これはインクの物性が温度による影響を受けや
すく、吐出のためのエネルギーを同一に与えても吐出し
やすさが異なってくることを考慮したものである。特
に、このことは温度が低くなった時に粘度上昇となって
現れ吐出しにくくなるため、低温時における予備吐出数
を、さらに増加させるようにする。この増加分が適切と
なるように温度センサSTの温度特性および時定数回路
TCの定数を調整する。
【0049】また、温度センサSTの取り付け位置とし
ては、図7に示す記録装置において、記録ヘッド12が
予備吐出を開始する際の周囲の環境温度を測定すること
ができる任意の位置に取りつければよい。たとえば、キ
ャリッジ16、キャップ部材5022の近傍、または、
プラテンローラ5000の近傍等、記録装置の大きさや
内部のスペースによって任意に定めることができる。さ
らに温度センサとしては、一般に使用されているもので
あれば特に問題なく使用することができる。このような
温度センサとしては、たとえばサーミスタ、測温抵抗
体、熱電対等がある。
【0050】(第5実施例)図13は、本発明のさらに
他の実施形態にかかる制御構成を示すブロック図であ
る。
【0051】図13は、図8に示す回路構成に、湿度セ
ンサSHおよび低湿検出部LHSを付加したものを示
し、記録ヘッドの記録待機時における周囲の湿度を検知
し、ある一定レベル以下の湿度が検知されたらタイマー
TMに割り込みをかけ、記録待機時の時間を見かけ上多
くするようにしたものである。これは記録待機時におけ
るインク溶媒の蒸発が、その時の周囲環境が低湿になる
とさらに促進されることを考慮したものである。特に、
記録ヘッド周囲の湿度が40%RH以下となると、より
蒸発が促進されるため、タイマーへの割り込みは湿度セ
ンサSHの出力が40%RHを示すところでしきい値を
設定する。記録ヘッド周囲の湿度が40%RHよりも高
い時には、湿度によるインク溶媒の蒸発の大きな変化が
ないため、タイマーTMへの割り込みは不要としてもよ
い。
【0052】湿度センサSHの取り付け位置に関して
は、上記実施例4に示す温度センサと同様に考えて選択
することができる。また湿度センサとしては、一般に使
用されているものであれば特に問題はなく、たとえば高
分子電解質からなる結露センサ、二酸化スズ厚膜、チタ
ン酸バリウム溶射膜、ジルコニアセラミックス等を用い
ることができる。
【0053】さらに、タイマーTMへの割り込みによっ
て行う記録待機時間の増加については、図9に示した処
理手順のステップS31におけるTを2倍にする処理を
挿入することによって、見かけ上の記録待機時間を多く
することができる。
【0054】(第6実施例)本発明のさらに他の実施形
態としては、図12に示す実施例で用いている温度セン
サと図13に示す実施例で用いている湿度検知手段とを
組み合わせることも可能である。このような形態にする
ことによって、予備吐出数のより適切な値が得られ、従
って予備吐出における不要なインク消費をさらに減らす
ことができるため、効果的である。
【0055】なお、上記各実施例では所定期間に行われ
る記録において計数される吐出数や非記録時の記録ヘッ
ド待機時間に基づき、予備吐出の吐出数を定めるものと
したが、本発明の適用はこのような実施例に限られず、
上記吐出数や待機時間に基づいて、例えば吸引または加
圧回復のインク排出量を定めるようにしてもよい。この
ような場合、上記吐出数を計数する所定期間や待機時間
は、通常、予備吐出の場合よりも長いものとなる。
【0056】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0057】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0058】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0059】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0060】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0061】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0062】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0063】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0064】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定数のインク吐出口を有する第1のインク吐出部と上
記所定数よりも少ないインク吐出口を有する第2のイン
ク吐出部の各々から所定期間に吐出される各インク吐出
数を計数し、計数される前記各インク吐出数に基づき、
第1のインク吐出部のインク吐出数と前記第1のインク
吐出部のインク排出量との関係を示す第1の情報および
前記第2インク吐出部のインク吐出数と前記第2インク
吐出部のインク排出量との関係を示す第2情報を参照し
て、第1および第2のインク吐出部から排出すべき各イ
ンク排出量を決定し、さらに、計数される上記インク吐
出数が第1の所定値とこの第1の所定値より大きな第2
の所定値の間である第3の値であるとき、第1および第
2の情報を参照して決定される、第1の吐出部のインク
排出量は第2の吐出部のインク排出量よりも大とするの
で、吐出口数の違いを考慮した最適なインク排出量を得
ることができ、詳しくは、例えばインク吐出口数が多い
吐出部の方が吐出口の使用頻度が低くなり、目詰まり起
こりやすいため、インク排出量を多くすることが可能と
なる。
【0066】この結果、吐出回復処理において不必要な
インク消費を低減でき、ランニングコストを低減できる
とともに、吐出口数の異なるそれぞれの吐出口部に最適
な吐出回復処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるインクジェット記録
装置の斜視図である。
【図2】(A)および(B)は上記装置で用いられる記
録ヘッドの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるインクの吐出数を
カウントする構成を示すブロック図である。
【図4】上記第1実施例にかかる予備吐出制御の手順を
示すフローチャートである。
【図5】(A),(B)および(C)ドットカウンタ値
に基づく予備吐出数変換テーブルを示す模式図である。
【図6】本発明の第2実施例における吐出口単位で吐出
数をカウントする構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の他の実施例にかかるインクジェット記
録装置を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施例にかかる制御構成を示すブ
ロック図である。
【図9】上記第3実施例の予備吐出処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】記録待機時間と必要な予備吐出数との関係を
示す線図である。
【図11】上記関係に基づくテーブルの模式図である。
【図12】本発明の第4実施例にかかる制御構成を示す
ブロック図である。
【図13】本発明の第5実施例にかかる制御構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
16,101 キャリッジ 17,102 記録ヘッド 103 カートリッジガイド 104,105,5003 ガイド軸 106,5200 記録用紙 107 給紙ローラ 108,5000 紙送りローラ 109,5002 紙押さえ板 110 カラーカートリッジ 111 ブラックカートリッジ 112 予備吐出受け部 201 シリコン基板 202 プリント基板 203 アルミプレート 204〜207 パイプ 208 デイストリビュータ 301〜304 吐出データ 305 Sクロック 306 ANDゲート 307 カウンタ回路 308〜310 制御信号 311 CPU 312 ROM 313 RAM 601〜604 1吐出口単位のカウンタ回路 605〜607 ブラックヘッド用吐出口単位のカウン
タ回路 PCT 記録制御部 TM タイマー FF フリップフロップ MM モノマルチ PZD ヘッドドライバ ST 温度センサ SH 湿度センサ LHS 低湿検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−252748(JP,A) 特開 平4−234668(JP,A) 特開 平1−281950(JP,A) 特開 平3−234543(JP,A) 特開 平3−293153(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/18 B41J 2/185 B41J 29/20

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数のインク吐出口を有する第1のイ
    ンク吐出部と前記所定数よりも少ないインク吐出口を有
    する第2のインク吐出部を用い、前記第1および第2の
    インク吐出部から被記録媒体にインクを吐出して記録を
    行うインクジェット記録装置であって、 前記第1および第2のインク吐出部からインクを排出さ
    せることにより前記第1および第2のインク吐出部の所
    定の吐出性能を維持するための吐出性能維持回復手段
    と、 前記第1および第2のインク吐出部の各々から所定期間
    に吐出される各インク吐出数を計数するための計数手段
    と、 前記第1のインク吐出部のインク吐出数と前記第1のイ
    ンク吐出部のインク排出量との関係を示す第1の情報、
    および前記第2インク吐出部のインク吐出数と前記第2
    インク吐出部のインク排出量との関係を示す第2情報を
    格納するためのメモリと、 前記計数手段により計数される前記各インク吐出数に基
    づき、前記メモリに格納される前記第1および第2の情
    報を参照して前記第1および第2のインク吐出部から排
    出すべき各インク排出量を決定するための決定手段とを
    備え、 前記第1および第2の情報は、前記インク吐出数が増加
    するに従い前記インク排出量が減少するような関係を示
    す情報であり、 前記計数手段により計数される前記インク吐出数が第1
    の所定値と前記第1の所定値より大きな第2の所定値の
    間である第3の値であるとき、前記第1および第2の情
    報を参照して決定される前記第1の吐出部のインク排出
    量は前記第2の吐出部のインク排出量よりも大であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記計数手段は、吐出口毎に前記所定期
    間のインク吐出数を計数し、 前記決定手段は、前記計数手段により計数される吐出口
    毎のインク吐出数に基づき、前記吐出性能維持回復手段
    によるインク排出量を吐出口毎に決定することを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記所定期間より長い第2の所定期間
    は、前記計数手段により計数されるインク吐出数に基づ
    いて前記決定手段が決定する排出量のインク排出を前記
    吐出性能維持回復手段が行い、 前記第2の所定期間を経過した後は、前記インク吐出部
    のインクを吸引または加圧してインク排出を行うことを
    特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のインク吐出部は黒色のインク
    を吐出し、前記第2のインク吐出部は黒色以外のカラー
    色のインクを吐出することを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記吐出性能維持回復手段は、記録に関
    与しない吐出を行うことにより前記インク吐出部からイ
    ンクを排出するための手段であることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段により決定されるインク排
    出量は、前記インクジェット記録装置の雰囲気の温度に
    よって補正されることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段により決定されるインク排
    出量は、前記インクジェット記録装置の雰囲気の湿度に
    よって補正されることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク吐出部は、熱エネルギーを利
    用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴って
    インクを吐出することを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 所定数のインク吐出口を有する第1のイ
    ンク吐出部と前記所定数よりも少ないインク吐出口を有
    する第2のインク吐出部を用い、前記第1および第2の
    インク吐出部から被記録媒体にインクを吐出して記録を
    行うインクジェット記録装置の吐出回復処理方法であっ
    て、 前記第1および第2のインク吐出部からインクを排出さ
    せることにより前記第1および第2のインク吐出部の所
    定の吐出性能を維持するための吐出性能維持回復工程
    と、 前記第1および第2のインク吐出部の各々から所定期間
    に吐出される各インク吐出数を計数するための計数工程
    と、 前記計数工程により計数される前記各インク吐出数に基
    づき、前記第1のインク吐出部のインク吐出数と前記第
    1のインク吐出部のインク排出量との関係を示す第1の
    情報および前記第2インク吐出部のインク吐出数と前記
    第2インク吐出部のインク排出量との関係を示す第2情
    報を参照して、前記第1および第2のインク吐出部から
    排出すべき各インク排出量を決定するための決定工程と
    を備え、 前記第1および第2の情報は、前記インク吐出数が増加
    するに従い前記インク排出量が減少するような関係を示
    す情報であり、 前記計数工程により計数される前記インク吐出数が第1
    の所定値と前記第1の所定値より大きな第2の所定値の
    間である第3の値であるとき、前記第1および第2の情
    報を参照して決定される前記第1の吐出部のインク排出
    量は前記第2の吐出部のインク排出量よりも大であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置の吐出回復処理
    方法。
  10. 【請求項10】 前記計数工程では、吐出口毎に前記所
    定期間のインク吐出数を計数し、 前記決定工程では、前記計数工程において計数される吐
    出口毎のインク吐出数に基づき、前記吐出性能維持回復
    手段によるインク排出量を吐出口毎に決定することを特
    徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置の吐
    出回復処理方法。
  11. 【請求項11】 前記所定期間より長い第2の所定期間
    は、前記計数工程において計数されるインク吐出数に基
    づいて前記決定工程で決定される排出量のインク排出を
    行い、 前記第2の所定期間を経過した後は、前記インク吐出部
    のインクを吸引または加圧してインク排出を行うことを
    特徴とする請求項9または10に記載のインクジェット
    記録装置の吐出回復処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のインク吐出部は黒色のイン
    クを吐出し、前記第2のインク吐出部は黒色以外のカラ
    ー色のインクを吐出することを特徴とする請求項9に記
    載のインクジェット記録装置の吐出回復処理方法。
  13. 【請求項13】 前記吐出性能維持回復工程は、記録に
    関与しない吐出を行うことにより前記インク吐出部から
    インクを排出することを特徴とする請求項9乃至12の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置の吐出回復処
    理方法。
  14. 【請求項14】 前記決定工程において決定されるイン
    ク排出量は、前記インクジェット記録方法を行うための
    装置の雰囲気の温度によって補正されることを特徴とす
    る請求項9乃至13のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置の吐出回復処理方法。
  15. 【請求項15】 前記決定工程において決定されるイン
    ク排出量は、前記インクジェット記録方法を行うための
    装置の雰囲気の湿度によって補正されることを特徴とす
    る請求項9至14のいずれかに記載のインクジェット記
    録装置の吐出回復処理方法。
  16. 【請求項16】 前記インク吐出部は、熱エネルギーを
    利用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴っ
    てインクを吐出することを特徴とする請求項9乃至15
    のいずれかに記載のインクジェット記録装置の吐出回復
    処理方法。
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