JP2002234174A - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固化インクによるノズル開口の目詰まりを確
実に回復できるインクジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 固化インクを溶解可能な溶解専用液をキ
ャップ部材51の封止空部50内に供給する溶解液供給
手段を、送液ポンプ73、送液バルブ74、送液チュー
ブによって構成する。溶解液供給手段の作動によって封
止空部50に溶解専用液を溜めてキャップ部材51で記
録ヘッド10のノズル面を封止する。この封止状態を所
定時間保持することで、封止空部50内に溜められた溶
解専用液により、ノズル開口29内の固化インクを溶解
する。
実に回復できるインクジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 固化インクを溶解可能な溶解専用液をキ
ャップ部材51の封止空部50内に供給する溶解液供給
手段を、送液ポンプ73、送液バルブ74、送液チュー
ブによって構成する。溶解液供給手段の作動によって封
止空部50に溶解専用液を溜めてキャップ部材51で記
録ヘッド10のノズル面を封止する。この封止状態を所
定時間保持することで、封止空部50内に溜められた溶
解専用液により、ノズル開口29内の固化インクを溶解
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口からイ
ンク滴を吐出する記録ヘッドによって画像や文字等を印
刷記録媒体上に記録するインクジェット式記録装置に関
し、特に、記録ヘッドのノズル面をキャップ部材で覆っ
てノズル開口を封止できるようにしたものに関する。
ンク滴を吐出する記録ヘッドによって画像や文字等を印
刷記録媒体上に記録するインクジェット式記録装置に関
し、特に、記録ヘッドのノズル面をキャップ部材で覆っ
てノズル開口を封止できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやプロッタ、FAX等の記録装
置には、インクジェット式の記録ヘッドを有する所謂イ
ンクジェット式記録装置がある。このインクジェット記
録装置で画像や文字等の印刷データを記録紙上に記録す
る場合には、記録ヘッドにインク液を供給し、このイン
ク液を液滴状にしてノズル開口から吐出させて記録紙上
に着弾させる。
置には、インクジェット式の記録ヘッドを有する所謂イ
ンクジェット式記録装置がある。このインクジェット記
録装置で画像や文字等の印刷データを記録紙上に記録す
る場合には、記録ヘッドにインク液を供給し、このイン
ク液を液滴状にしてノズル開口から吐出させて記録紙上
に着弾させる。
【0003】このようなインクジェット式記録装置に
は、ノズル開口におけるインク液の乾燥を防止するた
め、ノズル開口が開設されたノズル面をキャップ部材で
覆ってノズル開口を封止可能なものがある。また、ノズ
ル開口付近で増粘したインク液を排出するため、ノズル
開口を通じて記録ヘッド内のインク液を強制的に吸い出
せるようにしたものもある。
は、ノズル開口におけるインク液の乾燥を防止するた
め、ノズル開口が開設されたノズル面をキャップ部材で
覆ってノズル開口を封止可能なものがある。また、ノズ
ル開口付近で増粘したインク液を排出するため、ノズル
開口を通じて記録ヘッド内のインク液を強制的に吸い出
せるようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録装置を
長期間に亘って使用せずに放置した場合には、記録ヘッ
ドのノズル面をキャップ部材で封止してもノズル開口内
のインク液が固まってしまうことがあり、ノズル開口が
目詰まりしてしまう虞があった。このインク液の固化
は、数十ミクロン程度の極く小径のノズル開口で生じ、
さらに、複数あるノズル開口の一部で生じることが多
い。
長期間に亘って使用せずに放置した場合には、記録ヘッ
ドのノズル面をキャップ部材で封止してもノズル開口内
のインク液が固まってしまうことがあり、ノズル開口が
目詰まりしてしまう虞があった。このインク液の固化
は、数十ミクロン程度の極く小径のノズル開口で生じ、
さらに、複数あるノズル開口の一部で生じることが多
い。
【0005】そして、一部のノズル開口でインク液の固
化が生じた場合、インク液の吸引では固化インクの効率
的な除去は困難である。これは、目詰まりが生じていな
い他のノズル開口からインク液が吸い出されてしまうか
らである。従って、この場合には、インク液の吸引動作
を繰り返し行うこととなり、インク液を無駄に消費して
しまうという問題があった。さらに、インク液の吸引動
作を繰り返し行っても目詰まりが解消しなかった場合に
は、記録ヘッドを交換しなければならない場合もあり得
る。
化が生じた場合、インク液の吸引では固化インクの効率
的な除去は困難である。これは、目詰まりが生じていな
い他のノズル開口からインク液が吸い出されてしまうか
らである。従って、この場合には、インク液の吸引動作
を繰り返し行うこととなり、インク液を無駄に消費して
しまうという問題があった。さらに、インク液の吸引動
作を繰り返し行っても目詰まりが解消しなかった場合に
は、記録ヘッドを交換しなければならない場合もあり得
る。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、固化インクによるノズル開口の目詰まり
を確実に回復できるようにしたインクジェット式記録装
置を提供することを目的とする。
たものであり、固化インクによるノズル開口の目詰まり
を確実に回復できるようにしたインクジェット式記録装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために提案されたものであり、請求項1に記
載のものは、ノズル面に設けられたノズル開口からイン
ク滴を吐出可能な記録ヘッドと、該ノズル面側に開口す
る封止空部が設けられたキャップ部材とを有し、非記録
状態にあっては記録ヘッドのノズル面をキャップ部材で
覆い、ノズル開口を封止空部内に臨ませた状態で封止可
能に構成したインクジェット式記録装置において、固化
インクを溶解可能なインク溶解液をキャップ部材の封止
空部内に供給する溶解液供給手段を設け、封止空部内に
インク溶解液を溜めると共にノズル面をキャップ部材で
覆って封止することを特徴とするインクジェット式記録
装置である。なお、「インク液」とは、インク溶媒中に
色材を溶解或いは分散させた液体状のインクを意味す
る。また、「封止空部内にインク溶解液を溜めると共に
ノズル面をキャップ部材で覆って封止する」とは、先に
インク溶解液を溜めてから封止する場合と、封止した後
にインク溶解液を溜める場合の両方を含む。
を達成するために提案されたものであり、請求項1に記
載のものは、ノズル面に設けられたノズル開口からイン
ク滴を吐出可能な記録ヘッドと、該ノズル面側に開口す
る封止空部が設けられたキャップ部材とを有し、非記録
状態にあっては記録ヘッドのノズル面をキャップ部材で
覆い、ノズル開口を封止空部内に臨ませた状態で封止可
能に構成したインクジェット式記録装置において、固化
インクを溶解可能なインク溶解液をキャップ部材の封止
空部内に供給する溶解液供給手段を設け、封止空部内に
インク溶解液を溜めると共にノズル面をキャップ部材で
覆って封止することを特徴とするインクジェット式記録
装置である。なお、「インク液」とは、インク溶媒中に
色材を溶解或いは分散させた液体状のインクを意味す
る。また、「封止空部内にインク溶解液を溜めると共に
ノズル面をキャップ部材で覆って封止する」とは、先に
インク溶解液を溜めてから封止する場合と、封止した後
にインク溶解液を溜める場合の両方を含む。
【0008】請求項2に記載のものは、前記インク溶解
液を記録用のインク液によって構成すると共に、溶解液
供給手段を、キャップ部材の封止空部を負圧化する吸引
手段と、該吸引手段の作動を制御する吸引動作制御手段
とから構成し、該吸引動作制御手段は、前記キャップ部
材によるノズル面の封止状態で吸引手段を作動させて記
録ヘッドからインク液を吸い出し、該吸い出したインク
液がキャップ部材の封止空部内に溜まったことを条件に
吸引手段の作動を停止させることを特徴とする請求項1
に記載のインクジェット式記録装置である。
液を記録用のインク液によって構成すると共に、溶解液
供給手段を、キャップ部材の封止空部を負圧化する吸引
手段と、該吸引手段の作動を制御する吸引動作制御手段
とから構成し、該吸引動作制御手段は、前記キャップ部
材によるノズル面の封止状態で吸引手段を作動させて記
録ヘッドからインク液を吸い出し、該吸い出したインク
液がキャップ部材の封止空部内に溜まったことを条件に
吸引手段の作動を停止させることを特徴とする請求項1
に記載のインクジェット式記録装置である。
【0009】請求項3に記載のものは、前記吸引動作制
御手段は、記録ヘッドから吸い出したインク液でキャッ
プ部材の封止空部が満たされたことを条件に吸引手段の
作動を停止し、キャップ部材による封止状態で、封止空
部に溜まったインク液とノズル面とを接触させるように
したことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット
式記録装置である。
御手段は、記録ヘッドから吸い出したインク液でキャッ
プ部材の封止空部が満たされたことを条件に吸引手段の
作動を停止し、キャップ部材による封止状態で、封止空
部に溜まったインク液とノズル面とを接触させるように
したことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット
式記録装置である。
【0010】請求項4に記載のものは、前記吸引制御手
段によって作動が制御される開閉バルブを、一端がキャ
ップ部材の封止空部に連通し他端が大気開放された大気
連通路の途中に設け、前記吸引動作制御手段は、キャッ
プ部材によるノズル面の封止状態では開閉バルブを閉
じ、ノズル面の封止を解除する際に開閉バルブを開放す
ると共に吸引手段を作動させることを特徴とする請求項
2又は請求項3に記載のインクジェット式記録装置であ
る。
段によって作動が制御される開閉バルブを、一端がキャ
ップ部材の封止空部に連通し他端が大気開放された大気
連通路の途中に設け、前記吸引動作制御手段は、キャッ
プ部材によるノズル面の封止状態では開閉バルブを閉
じ、ノズル面の封止を解除する際に開閉バルブを開放す
ると共に吸引手段を作動させることを特徴とする請求項
2又は請求項3に記載のインクジェット式記録装置であ
る。
【0011】請求項5に記載のものは、前記インク溶解
液を溶解専用液によって構成すると共に、溶解液供給手
段を、溶解液貯留部に貯留された溶解専用液をキャップ
部材の封止空部内に注入可能な送液手段と、該送液手段
の作動を制御する送液動作制御手段とから構成したこと
を特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装
置である。
液を溶解専用液によって構成すると共に、溶解液供給手
段を、溶解液貯留部に貯留された溶解専用液をキャップ
部材の封止空部内に注入可能な送液手段と、該送液手段
の作動を制御する送液動作制御手段とから構成したこと
を特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装
置である。
【0012】請求項6に記載のものは、前記送液制御手
段は、溶解専用液でキャップ部材の封止空部内が満たさ
れたことを条件に送液手段の作動を停止し、キャップ部
材による封止状態で、封止空部内に溜まった溶解専用液
とノズル面とを接触させるように構成したことを特徴と
する請求項5に記載のインクジェット式記録装置であ
る。
段は、溶解専用液でキャップ部材の封止空部内が満たさ
れたことを条件に送液手段の作動を停止し、キャップ部
材による封止状態で、封止空部内に溜まった溶解専用液
とノズル面とを接触させるように構成したことを特徴と
する請求項5に記載のインクジェット式記録装置であ
る。
【0013】請求項7に記載のものは、前記送液手段
を、一端が溶解液貯留部に他端が封止空部にそれぞれ連
通した送液路と、該送液路の途中に設けられ、送液制御
手段によって作動が制御される送液バルブと、送液路の
途中に設けられ、送液制御手段によって作動が制御され
る送液ポンプとから構成したことを特徴とする請求項5
又は請求項6に記載のインクジェット式記録装置であ
る。
を、一端が溶解液貯留部に他端が封止空部にそれぞれ連
通した送液路と、該送液路の途中に設けられ、送液制御
手段によって作動が制御される送液バルブと、送液路の
途中に設けられ、送液制御手段によって作動が制御され
る送液ポンプとから構成したことを特徴とする請求項5
又は請求項6に記載のインクジェット式記録装置であ
る。
【0014】請求項8に記載のものは、前記キャップ部
材の封止空部に連通されて該封止空部を負圧化する吸引
手段を設け、前記送液制御手段は、溶解専用液の送液時
には送液バルブを開放した状態で送液ポンプを作動さ
せ、ノズル面の封止を解除する際には送液バルブを閉じ
た状態で吸引手段を作動させることを特徴とする請求項
7に記載のインクジェット式記録装置である。
材の封止空部に連通されて該封止空部を負圧化する吸引
手段を設け、前記送液制御手段は、溶解専用液の送液時
には送液バルブを開放した状態で送液ポンプを作動さ
せ、ノズル面の封止を解除する際には送液バルブを閉じ
た状態で吸引手段を作動させることを特徴とする請求項
7に記載のインクジェット式記録装置である。
【0015】請求項9に記載のものは、前記インク溶解
液を吸収して保持可能な吸収材をキャップ部材の封止空
部内に配設し、キャップ部材によるノズル面の封止状態
で上記吸収材の表面をノズル面に接触させることを特徴
とする請求項1から請求項8の何れかに記載のインクジ
ェット式記録装置である。
液を吸収して保持可能な吸収材をキャップ部材の封止空
部内に配設し、キャップ部材によるノズル面の封止状態
で上記吸収材の表面をノズル面に接触させることを特徴
とする請求項1から請求項8の何れかに記載のインクジ
ェット式記録装置である。
【0016】請求項10に記載のものは、前記記録ヘッ
ドの近辺の温度及び湿度の少なくとも一方を検出可能な
環境条件検出手段を設け、前記溶解液供給手段は、環境
条件検出手段による検出結果に基づいてインク溶解液を
キャップ部材の内部空間に供給するか否かを決定するこ
とを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の
インクジェット式記録装置である。
ドの近辺の温度及び湿度の少なくとも一方を検出可能な
環境条件検出手段を設け、前記溶解液供給手段は、環境
条件検出手段による検出結果に基づいてインク溶解液を
キャップ部材の内部空間に供給するか否かを決定するこ
とを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の
インクジェット式記録装置である。
【0017】請求項11に記載のものは、前記記録ヘッ
ドがインク滴を吐出していない非使用期間を計時する非
使用期間計時手段を設け、前記溶解液供給手段は、非使
用期間計時手段からの計時情報に基づいてインク溶解液
をキャップ部材の内部空間に供給するか否かを決定する
ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載
のインクジェット式記録装置である。
ドがインク滴を吐出していない非使用期間を計時する非
使用期間計時手段を設け、前記溶解液供給手段は、非使
用期間計時手段からの計時情報に基づいてインク溶解液
をキャップ部材の内部空間に供給するか否かを決定する
ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載
のインクジェット式記録装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。ここで、図1は、代表的なインク
ジェット式記録装置であるインクジェットプリンタ1
(以下、単にプリンタ1という。)の斜視図である。
を参照して説明する。ここで、図1は、代表的なインク
ジェット式記録装置であるインクジェットプリンタ1
(以下、単にプリンタ1という。)の斜視図である。
【0019】プリンタ1は、ガイド軸3に移動可能に取
り付けられたキャリッジ2を有する。このキャリッジ2
は、駆動プーリ4と遊転プーリ5との間に掛け渡された
タイミングベルト6に接続されている。そして、駆動プ
ーリ4は、パルスモータ7の回転軸に接合されている。
このため、キャリッジ2は、パルスモータ7が駆動する
と印刷記録媒体の一種である記録紙8の幅方向(主走査
方向)に移動する。
り付けられたキャリッジ2を有する。このキャリッジ2
は、駆動プーリ4と遊転プーリ5との間に掛け渡された
タイミングベルト6に接続されている。そして、駆動プ
ーリ4は、パルスモータ7の回転軸に接合されている。
このため、キャリッジ2は、パルスモータ7が駆動する
と印刷記録媒体の一種である記録紙8の幅方向(主走査
方向)に移動する。
【0020】このキャリッジ2にはカートリッジホルダ
部が設けられており、このカートリッジホルダ部にはイ
ンクカートリッジ9が着脱可能に取り付けられれてい
る。このインクカートリッジ9は、インク液、即ち、イ
ンク溶媒中に色材を溶解或いは分散させた液体状のイン
クを貯留する部材である。
部が設けられており、このカートリッジホルダ部にはイ
ンクカートリッジ9が着脱可能に取り付けられれてい
る。このインクカートリッジ9は、インク液、即ち、イ
ンク溶媒中に色材を溶解或いは分散させた液体状のイン
クを貯留する部材である。
【0021】本実施形態におけるインクカートリッジ9
は、複数色のインク液を別個に貯留する構成である。例
えば、このインクカートリッジ9は、ブラックインクを
貯留したブラックインクカートリッジと、シアンイン
ク、マゼンタインク、イエローインク等の有彩色インク
を対応する貯留したカラーインクカートリッジとから構
成されている。
は、複数色のインク液を別個に貯留する構成である。例
えば、このインクカートリッジ9は、ブラックインクを
貯留したブラックインクカートリッジと、シアンイン
ク、マゼンタインク、イエローインク等の有彩色インク
を対応する貯留したカラーインクカートリッジとから構
成されている。
【0022】そして、これらのインクカートリッジがカ
ートリッジホルダ部に装着されると、カートリッジホル
ダ部に設けられたインク供給針(図示せず)がインクカ
ートリッジ9内に挿入される。このインク供給針は、後
述するインク供給管25に連通されている。このため、
インク供給針が挿入されると、インクカートリッジ9内
のインク液がインク供給管25側に流出可能になる。
ートリッジホルダ部に装着されると、カートリッジホル
ダ部に設けられたインク供給針(図示せず)がインクカ
ートリッジ9内に挿入される。このインク供給針は、後
述するインク供給管25に連通されている。このため、
インク供給針が挿入されると、インクカートリッジ9内
のインク液がインク供給管25側に流出可能になる。
【0023】また、記録紙8と対向するキャリッジ2の
下面には、インク液をインク滴として吐出可能な記録ヘ
ッド10が取り付けられている。ガイド軸3の下方に
は、このガイド軸3と平行に紙送りローラ11が配置さ
れている。この紙送りローラ11は、記録紙8の搬送時
において、紙送りモータ12(図4参照)からの駆動力
によって回転される。
下面には、インク液をインク滴として吐出可能な記録ヘ
ッド10が取り付けられている。ガイド軸3の下方に
は、このガイド軸3と平行に紙送りローラ11が配置さ
れている。この紙送りローラ11は、記録紙8の搬送時
において、紙送りモータ12(図4参照)からの駆動力
によって回転される。
【0024】キャリッジ2の移動範囲で記録領域の外側
にはホームポジションが設定されており、印刷動作の待
機時等において記録ヘッド10は、このホームポジショ
ンに位置付けられる。このホームポジションには、記録
ヘッド10のノズル面を払拭するためのワイピング機構
13と、非記録状態においてノズル面を封止可能なキャ
ッピング機構14とがガイド軸3に沿って横並びに配設
されている。本実施形態では、記録領域に近い側にワイ
ピング機構13が配設され、遠い側にキャッピング機構
14が配設されている。
にはホームポジションが設定されており、印刷動作の待
機時等において記録ヘッド10は、このホームポジショ
ンに位置付けられる。このホームポジションには、記録
ヘッド10のノズル面を払拭するためのワイピング機構
13と、非記録状態においてノズル面を封止可能なキャ
ッピング機構14とがガイド軸3に沿って横並びに配設
されている。本実施形態では、記録領域に近い側にワイ
ピング機構13が配設され、遠い側にキャッピング機構
14が配設されている。
【0025】次に、記録ヘッド10について説明する。
図2に示すように、記録ヘッド10は、ケース20と、
流路ユニット21と、振動子ユニット22とから概略構
成されている。
図2に示すように、記録ヘッド10は、ケース20と、
流路ユニット21と、振動子ユニット22とから概略構
成されている。
【0026】ケース20は、先端と後端が共に開放した
収容空部23を内部に設けた合成樹脂製のブロック状部
材であり、その先端には流路ユニット21が接合されて
いる。また、収容空部23内には、振動子群24の先端
を先端側開口に臨ませた状態で振動子ユニット22が収
容され固定されている。さらに、収容空部23の側方に
は、インク供給針と流路ユニット21の間を連通するイ
ンク供給管25を設けている。
収容空部23を内部に設けた合成樹脂製のブロック状部
材であり、その先端には流路ユニット21が接合されて
いる。また、収容空部23内には、振動子群24の先端
を先端側開口に臨ませた状態で振動子ユニット22が収
容され固定されている。さらに、収容空部23の側方に
は、インク供給針と流路ユニット21の間を連通するイ
ンク供給管25を設けている。
【0027】流路ユニット21は、流路形成板26とノ
ズルプレート27と弾性板28とから構成されている。
ズルプレート27と弾性板28とから構成されている。
【0028】ノズルプレート27は、ドット形成密度に
対応したピッチで多数(例えば、96個)のノズル開口
29…を列状に開設した薄い板状部材であり、例えば、
ステンレス鋼板によって構成してある。そして、このノ
ズルプレート27の外側表面が本発明におけるノズル面
として機能する。
対応したピッチで多数(例えば、96個)のノズル開口
29…を列状に開設した薄い板状部材であり、例えば、
ステンレス鋼板によって構成してある。そして、このノ
ズルプレート27の外側表面が本発明におけるノズル面
として機能する。
【0029】流路形成板26には、インク供給管25を
通して供給されたインク液が流入するリザーバ30と、
ノズル開口29からインク滴を吐出させるために必要な
インク圧力を発生させる圧力室31と、これらのリザー
バ30と圧力室31を連通するインク供給口32等が形
成されている。そして、本実施形態では、これらの各部
を、シリコンウェハーをエッチング処理することにより
形成する。なお、流路形成板とノズルプレートとを一体
に成形した流路ユニットでは、ノズル開口29の開口面
が本発明のノズル面となる。
通して供給されたインク液が流入するリザーバ30と、
ノズル開口29からインク滴を吐出させるために必要な
インク圧力を発生させる圧力室31と、これらのリザー
バ30と圧力室31を連通するインク供給口32等が形
成されている。そして、本実施形態では、これらの各部
を、シリコンウェハーをエッチング処理することにより
形成する。なお、流路形成板とノズルプレートとを一体
に成形した流路ユニットでは、ノズル開口29の開口面
が本発明のノズル面となる。
【0030】弾性板28は、弾性体膜33を支持板34
上にラミネートした二重構造である。そして、支持板3
4は、リザーバ30に対応するコンプライアンス部、及
び、圧力室31に対応するダイヤフラム部をエッチング
処理等により除去してある。
上にラミネートした二重構造である。そして、支持板3
4は、リザーバ30に対応するコンプライアンス部、及
び、圧力室31に対応するダイヤフラム部をエッチング
処理等により除去してある。
【0031】振動子ユニット22は、振動子群24と固
定板35とにより概略構成されている。この振動子群2
4を構成する各圧電振動子は、例えば、50μm〜10
0μm程度の極めて細い幅のニードル状に切り分けられ
ている。また、固定板35は、例えば厚さが2mm程度
のステンレス鋼板によって構成されている。
定板35とにより概略構成されている。この振動子群2
4を構成する各圧電振動子は、例えば、50μm〜10
0μm程度の極めて細い幅のニードル状に切り分けられ
ている。また、固定板35は、例えば厚さが2mm程度
のステンレス鋼板によって構成されている。
【0032】このような構成の記録ヘッド10では、イ
ンク供給管25からリザーバ30及び圧力室31を通っ
てノズル開口29に至る一連のインク流路が形成されて
いる。そして、圧電振動子を素子長手方向に伸縮させる
と、圧力室31の容積が変化して圧力室31内のインク
圧力が変化する。この圧力室31内のインク圧力の変化
を利用することで、ノズル開口29からインク滴を吐出
させることができる。
ンク供給管25からリザーバ30及び圧力室31を通っ
てノズル開口29に至る一連のインク流路が形成されて
いる。そして、圧電振動子を素子長手方向に伸縮させる
と、圧力室31の容積が変化して圧力室31内のインク
圧力が変化する。この圧力室31内のインク圧力の変化
を利用することで、ノズル開口29からインク滴を吐出
させることができる。
【0033】上記のワイピング機構13は、図3に示す
ように、ワイパーブレード40と、このワイパーブレー
ド40を保持するワイパーホルダ41と、ワイパーホル
ダ41を上下方向に移動させるワイパー昇降駆動源42
(図4参照)等を備えている。ワイパーブレード40
は、例えば、ゴム等の撥水性を有する弾性部材とフェル
トやスポンジ等の吸液性部材とを張り合わせた板状部材
とされ、弾性部材で拭ったインク液を吸液性部材に吸収
させるようになっている。ワイパーホルダ41は、ワイ
パーブレード40の下半部分を保持する部材であり、例
えば、上面が開放した合成樹脂製の箱状部材によって構
成される。ワイパー昇降駆動源42は、例えば電磁石と
この電磁石に吸着される吸着部とから構成されている
(何れも図示せず)。吸着部は、例えば磁性体から構成
される。そして、本実施形態では、ワイパーホルダ41
側に吸着部を配設し、この吸着部の上方の適所に電磁石
を配置している。
ように、ワイパーブレード40と、このワイパーブレー
ド40を保持するワイパーホルダ41と、ワイパーホル
ダ41を上下方向に移動させるワイパー昇降駆動源42
(図4参照)等を備えている。ワイパーブレード40
は、例えば、ゴム等の撥水性を有する弾性部材とフェル
トやスポンジ等の吸液性部材とを張り合わせた板状部材
とされ、弾性部材で拭ったインク液を吸液性部材に吸収
させるようになっている。ワイパーホルダ41は、ワイ
パーブレード40の下半部分を保持する部材であり、例
えば、上面が開放した合成樹脂製の箱状部材によって構
成される。ワイパー昇降駆動源42は、例えば電磁石と
この電磁石に吸着される吸着部とから構成されている
(何れも図示せず)。吸着部は、例えば磁性体から構成
される。そして、本実施形態では、ワイパーホルダ41
側に吸着部を配設し、この吸着部の上方の適所に電磁石
を配置している。
【0034】このワイピング機構13では、通常、電磁
石は消磁されている。この消磁状態では、ワイパーホル
ダ41及びワイパーブレード40は、その自重によって
可動範囲の下限に位置する。なお、この下限位置におい
て、図3(b)に実線で示すように、ワイパーブレード
40の上端は、記録ヘッド10のノズル面(ノズルプレ
ート27の外側表面)よりも少し低い位置とされる。
石は消磁されている。この消磁状態では、ワイパーホル
ダ41及びワイパーブレード40は、その自重によって
可動範囲の下限に位置する。なお、この下限位置におい
て、図3(b)に実線で示すように、ワイパーブレード
40の上端は、記録ヘッド10のノズル面(ノズルプレ
ート27の外側表面)よりも少し低い位置とされる。
【0035】一方、ワイピング動作の起動指令が出され
た際には、電磁石は励磁される。この励磁状態では、電
磁石が発生する磁力により吸着部が上方に引き寄せら
れ、ワイパーホルダ41が可動範囲の上限まで移動す
る。この上限位置では、図3(b)に点線で示すよう
に、ワイパーブレード40の上端は、記録ヘッド10の
ノズル面よりも少し高い位置まで上昇する。従って、記
録ヘッド10をワイパーブレード40と対向する位置に
移動させると、ワイパーブレード40の上縁部がノズル
面に接触する。
た際には、電磁石は励磁される。この励磁状態では、電
磁石が発生する磁力により吸着部が上方に引き寄せら
れ、ワイパーホルダ41が可動範囲の上限まで移動す
る。この上限位置では、図3(b)に点線で示すよう
に、ワイパーブレード40の上端は、記録ヘッド10の
ノズル面よりも少し高い位置まで上昇する。従って、記
録ヘッド10をワイパーブレード40と対向する位置に
移動させると、ワイパーブレード40の上縁部がノズル
面に接触する。
【0036】この接触状態で記録ヘッド10を主走査方
向に往復移動させると、ワイパーブレード40が相対的
に移動してノズル面に摺接し、このノズル面に付着した
インク液等を拭う。そして、ワイピング動作が終了した
ならば、電磁石を消磁し、ワイパーブレード40とノズ
ル面との接触状態を解除する。
向に往復移動させると、ワイパーブレード40が相対的
に移動してノズル面に摺接し、このノズル面に付着した
インク液等を拭う。そして、ワイピング動作が終了した
ならば、電磁石を消磁し、ワイパーブレード40とノズ
ル面との接触状態を解除する。
【0037】キャッピング機構14は、図3に示すよう
に、記録ヘッド10側の上面が開放された封止空部50
を有するトレイ状のキャップ部材51と、キャップ部材
51の底部から封止空部50に連通した吸引路52及び
大気開放路53と、吸引路52の途中に設けられた吸引
ポンプ54と、大気開放路53の途中に設けられた開閉
バルブ55と、封止空部50内に配設される保湿シート
56と、キャップ部材51を上下方向に移動させるキャ
ップ昇降機構(図示せず)とを備えている。
に、記録ヘッド10側の上面が開放された封止空部50
を有するトレイ状のキャップ部材51と、キャップ部材
51の底部から封止空部50に連通した吸引路52及び
大気開放路53と、吸引路52の途中に設けられた吸引
ポンプ54と、大気開放路53の途中に設けられた開閉
バルブ55と、封止空部50内に配設される保湿シート
56と、キャップ部材51を上下方向に移動させるキャ
ップ昇降機構(図示せず)とを備えている。
【0038】キャップ部材51は、矩形状板材の底部5
1aと、この底部51aの周縁から上方に起立させた起
立壁部51bとを備え、これらの底部51aと起立壁部
51bとによって封止空部50を区画形成する。起立壁
部51bの上端面には、ノズル面との封止性を高めるた
めの断面略山型の密着部が突設されている。このキャッ
プ部材51は、ゴム等の弾性部材をトレイ状に成型する
ことにより作製され、ホルダー57に保持されている。
1aと、この底部51aの周縁から上方に起立させた起
立壁部51bとを備え、これらの底部51aと起立壁部
51bとによって封止空部50を区画形成する。起立壁
部51bの上端面には、ノズル面との封止性を高めるた
めの断面略山型の密着部が突設されている。このキャッ
プ部材51は、ゴム等の弾性部材をトレイ状に成型する
ことにより作製され、ホルダー57に保持されている。
【0039】また、封止空部50内に装着される保湿シ
ート56は、本発明の吸収材の一種であり、液体を吸収
保持可能なフェルトやスポンジ等の吸液材によって構成
されている。本実施形態の保湿シート56は、その厚さ
が封止空部50の高さよりも少し薄く構成されている。
このため、図3(b)に示すように、キャップ部材51
によるノズル面の封止状態で、保湿シート56の上面
は、ノズル面よりも少し下側に離隔する。
ート56は、本発明の吸収材の一種であり、液体を吸収
保持可能なフェルトやスポンジ等の吸液材によって構成
されている。本実施形態の保湿シート56は、その厚さ
が封止空部50の高さよりも少し薄く構成されている。
このため、図3(b)に示すように、キャップ部材51
によるノズル面の封止状態で、保湿シート56の上面
は、ノズル面よりも少し下側に離隔する。
【0040】吸引路52は、吸引ポンプ54の作動によ
って空気やインク液が流れる通路であり、例えば、樹脂
製チューブによって形成されている。この吸引路52の
途中であって、吸引ポンプ54よりも下流側にはインク
液を捕集するインクトラップ(図示せず)を設けてあ
り、吸引路52の下流端は大気開放されている。
って空気やインク液が流れる通路であり、例えば、樹脂
製チューブによって形成されている。この吸引路52の
途中であって、吸引ポンプ54よりも下流側にはインク
液を捕集するインクトラップ(図示せず)を設けてあ
り、吸引路52の下流端は大気開放されている。
【0041】また、吸引ポンプ54は、封止空部50側
の吸引口からインク液や空気を取り込み、取り込んだイ
ンク液等をインクトラップ側の排出口から排出するもの
である。例えば、吸引路52を構成する樹脂製チューブ
をローラーで挟み、このローラーをチューブに沿って移
動させることでチューブ内の空気等をチューブの端部か
ら排気する所謂「しごき」タイプのポンプが好適に用い
られる。
の吸引口からインク液や空気を取り込み、取り込んだイ
ンク液等をインクトラップ側の排出口から排出するもの
である。例えば、吸引路52を構成する樹脂製チューブ
をローラーで挟み、このローラーをチューブに沿って移
動させることでチューブ内の空気等をチューブの端部か
ら排気する所謂「しごき」タイプのポンプが好適に用い
られる。
【0042】この吸引ポンプ54を作動させると、吸引
路52を通じて封止空部50内が負圧化され、封止空部
50内の空気や封止空部50内のインク液が吸引され
る。即ち、この吸引ポンプ54及び吸引路52が、本発
明の吸引手段として機能する。そして、吸引されたイン
ク液はインクトラップで捕集される。
路52を通じて封止空部50内が負圧化され、封止空部
50内の空気や封止空部50内のインク液が吸引され
る。即ち、この吸引ポンプ54及び吸引路52が、本発
明の吸引手段として機能する。そして、吸引されたイン
ク液はインクトラップで捕集される。
【0043】大気開放路53は、キャップ部材51の封
止空部50と装置外部とを連通する空気用の流路であ
り、一端が封止空部50に連通し、他端が大気開放され
ている。この大気開放路53も、上記の吸引路52と同
様に、例えば樹脂製チューブによって形成されている。
止空部50と装置外部とを連通する空気用の流路であ
り、一端が封止空部50に連通し、他端が大気開放され
ている。この大気開放路53も、上記の吸引路52と同
様に、例えば樹脂製チューブによって形成されている。
【0044】この大気開放路53の途中に設けられる開
閉バルブ55は、開閉状態が電気的に制御可能なバル
ブ、例えば、電磁バルブによって構成される。この開閉
バルブ55は、大気開放路53の連通状態を制御する。
即ち、開閉バルブ55の開放状態では、封止空部50は
大気開放路53を通じて大気開放される。また、開閉バ
ルブ55の閉状態では、大気開放路53は開閉バルブ5
5の位置で遮断される。このため、封止空部50は大気
開放されない。
閉バルブ55は、開閉状態が電気的に制御可能なバル
ブ、例えば、電磁バルブによって構成される。この開閉
バルブ55は、大気開放路53の連通状態を制御する。
即ち、開閉バルブ55の開放状態では、封止空部50は
大気開放路53を通じて大気開放される。また、開閉バ
ルブ55の閉状態では、大気開放路53は開閉バルブ5
5の位置で遮断される。このため、封止空部50は大気
開放されない。
【0045】キャップ昇降機構は、上記したようにキャ
ップ部材51を上下方向に移動させる機構であり、本実
施形態では、キャップ部材51側(例えば、ホルダー5
7)に設けた案内突起と、この案内突起を案内可能な案
内溝を設けた支持板34等からなるカム機構で構成され
ている(何れも図示せず)。そして、キャリッジ2が記
録領域側からキャップ部材51側に移動してきた際に、
キャリッジ2側の当接部がキャップ部材51に当接し、
キャップ部材51を主走査方向に移動させる。
ップ部材51を上下方向に移動させる機構であり、本実
施形態では、キャップ部材51側(例えば、ホルダー5
7)に設けた案内突起と、この案内突起を案内可能な案
内溝を設けた支持板34等からなるカム機構で構成され
ている(何れも図示せず)。そして、キャリッジ2が記
録領域側からキャップ部材51側に移動してきた際に、
キャリッジ2側の当接部がキャップ部材51に当接し、
キャップ部材51を主走査方向に移動させる。
【0046】この移動により、案内突起が案内溝に案内
されてキャップ部材51が斜め上方に移動する。そし
て、待機位置においては、図3(b)に示すように、起
立壁部51bの上面に設けた密着部が記録ヘッド10の
ノズル面に密着して封止する。この封止状態では、ノズ
ル開口29が封止空部50内に臨み、ノズル開口29か
らのインク溶媒の蒸発が防止される。また、キャップ部
材51によって封止した状態で上記の吸引ポンプ54を
作動させると、封止空部50内が負圧化されてノズル開
口29から記録ヘッド10内のインク液が排出される。
されてキャップ部材51が斜め上方に移動する。そし
て、待機位置においては、図3(b)に示すように、起
立壁部51bの上面に設けた密着部が記録ヘッド10の
ノズル面に密着して封止する。この封止状態では、ノズ
ル開口29が封止空部50内に臨み、ノズル開口29か
らのインク溶媒の蒸発が防止される。また、キャップ部
材51によって封止した状態で上記の吸引ポンプ54を
作動させると、封止空部50内が負圧化されてノズル開
口29から記録ヘッド10内のインク液が排出される。
【0047】次に、プリンタ1の電気的構成について説
明する。例示したプリンタ1は、図4に示すように、プ
リンタコントローラ60と、プリントエンジン61とを
備えている。
明する。例示したプリンタ1は、図4に示すように、プ
リンタコントローラ60と、プリントエンジン61とを
備えている。
【0048】プリンタコントローラ60は、図示しない
ホストコンピュータ等からの印刷データ等を受信するイ
ンターフェース62(外部I/F62)と、各種データ
の記憶等を行うRAM63と、各種データ処理のための
制御ルーチン等を記憶したROM64と、CPU等から
なる制御部65と、印刷動作の駆動信号及びメンテナン
ス動作の制御信号等をプリントエンジン61側に送信す
るためのインターフェース66(内部I/F66)と、
プリンタ1の非使用期間を計時する計時タイマ67(本
発明の非使用期間計時手段に相当。)を等を備えてお
り、これらの各部はI/Oバスにより電気的に接続され
ている。
ホストコンピュータ等からの印刷データ等を受信するイ
ンターフェース62(外部I/F62)と、各種データ
の記憶等を行うRAM63と、各種データ処理のための
制御ルーチン等を記憶したROM64と、CPU等から
なる制御部65と、印刷動作の駆動信号及びメンテナン
ス動作の制御信号等をプリントエンジン61側に送信す
るためのインターフェース66(内部I/F66)と、
プリンタ1の非使用期間を計時する計時タイマ67(本
発明の非使用期間計時手段に相当。)を等を備えてお
り、これらの各部はI/Oバスにより電気的に接続され
ている。
【0049】また、内部I/F66には、本発明の環境
条件検出手段として機能する温度センサ68と湿度セン
サ69とが電気的に接続されている。これらの温度セン
サ68及び湿度センサ69は、記録ヘッド10の近く或
いは記録ヘッド10の内部に配設されており、記録ヘッ
ド10付近の温度や湿度を検出する。温度センサ68及
び湿度センサ69による検出情報は、内部I/F66や
I/Oバスを介して制御部65に入力される。そして、
後述するように、制御部65は、入力された検出情報を
加味して制御を実行する。なお、これらの温度センサ6
8及び湿度センサ69は、少なくとも一方が備えられて
いればよい。
条件検出手段として機能する温度センサ68と湿度セン
サ69とが電気的に接続されている。これらの温度セン
サ68及び湿度センサ69は、記録ヘッド10の近く或
いは記録ヘッド10の内部に配設されており、記録ヘッ
ド10付近の温度や湿度を検出する。温度センサ68及
び湿度センサ69による検出情報は、内部I/F66や
I/Oバスを介して制御部65に入力される。そして、
後述するように、制御部65は、入力された検出情報を
加味して制御を実行する。なお、これらの温度センサ6
8及び湿度センサ69は、少なくとも一方が備えられて
いればよい。
【0050】また、プリントエンジン61は、キャリッ
ジ2を移動させるパルスモータ7と、紙送りローラ11
を回転させる紙送りモータ12と、記録ヘッド10の電
気駆動系10aと、ワイパー昇降駆動源42と、吸引ポ
ンプ54と、開閉バルブ55等を備えている。
ジ2を移動させるパルスモータ7と、紙送りローラ11
を回転させる紙送りモータ12と、記録ヘッド10の電
気駆動系10aと、ワイパー昇降駆動源42と、吸引ポ
ンプ54と、開閉バルブ55等を備えている。
【0051】制御部65は、このプリンタ1における制
御を行う部分であり、プリントエンジン61の各部を制
御する。例えば、印刷動作の制御では、図示しないホス
トコンピュータからの印刷データに基づいてドットパタ
ーンデータを生成し、生成したドットパターンデータを
記録ヘッド10に転送する。また、パルスモータ7を動
作させてキャリッジ2(即ち、記録ヘッド10)を移動
させ、紙送りモータ12を動作させて記録紙8を搬送さ
せる。また、記録ヘッド10のクリーニング動作時に
は、ワイパー昇降駆動源(電磁石)42、吸引ポンプ5
4、開閉バルブ55、パルスモータ7等を制御する。
御を行う部分であり、プリントエンジン61の各部を制
御する。例えば、印刷動作の制御では、図示しないホス
トコンピュータからの印刷データに基づいてドットパタ
ーンデータを生成し、生成したドットパターンデータを
記録ヘッド10に転送する。また、パルスモータ7を動
作させてキャリッジ2(即ち、記録ヘッド10)を移動
させ、紙送りモータ12を動作させて記録紙8を搬送さ
せる。また、記録ヘッド10のクリーニング動作時に
は、ワイパー昇降駆動源(電磁石)42、吸引ポンプ5
4、開閉バルブ55、パルスモータ7等を制御する。
【0052】この場合において、制御部65は、本発明
における吸引動作制御手段としても機能する。従って、
本実施形態では、この制御部65、吸引ポンプ54、及
び、吸引路52が、本発明の溶解液供給手段として機能
する。
における吸引動作制御手段としても機能する。従って、
本実施形態では、この制御部65、吸引ポンプ54、及
び、吸引路52が、本発明の溶解液供給手段として機能
する。
【0053】次に、上記のように構成されたプリンタ1
の動作、詳しくは、ノズル開口29のクリーニング動作
について、図5のフローチャート及び図6の模式図に基
づいて説明する。
の動作、詳しくは、ノズル開口29のクリーニング動作
について、図5のフローチャート及び図6の模式図に基
づいて説明する。
【0054】電源が投入されたり、インクカートリッジ
9が交換されたり、記録動作が所定期間に亘って連続的
に行われたり、或いは、図示しないクリーニングスイッ
チが操作された場合には、制御部65はクリーニング条
件が成立したと判断する(S1)。
9が交換されたり、記録動作が所定期間に亘って連続的
に行われたり、或いは、図示しないクリーニングスイッ
チが操作された場合には、制御部65はクリーニング条
件が成立したと判断する(S1)。
【0055】クリーニング条件が成立した場合、制御部
65は、クリーニングモード判定手段として機能し、目
詰まりモードによるクリーニングを行うか否かを判断す
る(S2)。この判断は、例えば、計時タイマ67の計
時情報、つまり、記録ヘッド10がインク滴を吐出して
いない非使用期間の情報や、クリーニングスイッチの連
続操作回数に基づいてなされる。即ち、非使用期間が閾
値以上(例えば数ヶ月以上)であった場合、或いは、ク
リーニングスイッチの連続操作回数が規定回数以上(例
えば3〜4回以上)であった場合に、制御部65は、ノ
ズル開口29に固化インクが詰まっている可能性が高い
として目詰まりモードによるクリーニングを行うと判断
する。
65は、クリーニングモード判定手段として機能し、目
詰まりモードによるクリーニングを行うか否かを判断す
る(S2)。この判断は、例えば、計時タイマ67の計
時情報、つまり、記録ヘッド10がインク滴を吐出して
いない非使用期間の情報や、クリーニングスイッチの連
続操作回数に基づいてなされる。即ち、非使用期間が閾
値以上(例えば数ヶ月以上)であった場合、或いは、ク
リーニングスイッチの連続操作回数が規定回数以上(例
えば3〜4回以上)であった場合に、制御部65は、ノ
ズル開口29に固化インクが詰まっている可能性が高い
として目詰まりモードによるクリーニングを行うと判断
する。
【0056】ここで、本実施形態では、上記の非使用期
間に基づいて、目詰まりモードによるクリーニングを行
うか否かを決定しているので、ノズル開口29が詰まっ
てしまった状態で記録が行われてしまうのを事前に防止
することができる。
間に基づいて、目詰まりモードによるクリーニングを行
うか否かを決定しているので、ノズル開口29が詰まっ
てしまった状態で記録が行われてしまうのを事前に防止
することができる。
【0057】また、目詰まりモードへの移行判断時に、
記録ヘッド10付近の温度や湿度を加味してもよい。こ
の場合、制御部65は、温度センサ68及び湿度センサ
69による検出結果に基づき、記録ヘッド10の近傍が
例えば高温で且つ低湿である場合、言い換えると、イン
ク溶媒が蒸発し易い環境下である場合に、非使用期間の
閾値を短く設定する。この場合において、温度や湿度を
定期的に検出し、この検出結果に基づいて判断すること
が好ましい。さらに、記録ヘッド10付近の温度や湿度
の検出値に応じて、制御部65に目詰まりモードへ移行
するか否かを判断させてもよい。
記録ヘッド10付近の温度や湿度を加味してもよい。こ
の場合、制御部65は、温度センサ68及び湿度センサ
69による検出結果に基づき、記録ヘッド10の近傍が
例えば高温で且つ低湿である場合、言い換えると、イン
ク溶媒が蒸発し易い環境下である場合に、非使用期間の
閾値を短く設定する。この場合において、温度や湿度を
定期的に検出し、この検出結果に基づいて判断すること
が好ましい。さらに、記録ヘッド10付近の温度や湿度
の検出値に応じて、制御部65に目詰まりモードへ移行
するか否かを判断させてもよい。
【0058】目詰まりモードによるクリーニング動作で
は、まず、このクリーニング動作を実行しても良いか否
かをユーザーに確認し、実行可の指示を受けたことを条
件にキャップ部材51によるキャッピングを行う(S
3)。ここで、制御部65は、パルスモータ7を作動さ
せてキャリッジ2をホームポジション(待機位置)まで
移動させる。このキャリッジ2のホームポジションへの
移動に伴い、図6(a)に示すように、キャップ部材5
1が上方に移動してノズル面に密着し、ノズル開口29
が封止される。
は、まず、このクリーニング動作を実行しても良いか否
かをユーザーに確認し、実行可の指示を受けたことを条
件にキャップ部材51によるキャッピングを行う(S
3)。ここで、制御部65は、パルスモータ7を作動さ
せてキャリッジ2をホームポジション(待機位置)まで
移動させる。このキャリッジ2のホームポジションへの
移動に伴い、図6(a)に示すように、キャップ部材5
1が上方に移動してノズル面に密着し、ノズル開口29
が封止される。
【0059】キャッピングを行ったならば、開閉バルブ
55を閉じて大気開放路53を遮断し(S4)、吸引ポ
ンプ54を作動させる(S5)。これにより、ノズル面
に密着したキャップ部材51の封止空部50内が負圧化
されるので、封止空部50に臨んだノズル開口29から
は記録ヘッド10内のインク液が吸い出される。そし
て、制御部65は、記録ヘッド10から吸い出したイン
ク液が封止空部50内に満たされたことを条件に、吸引
ポンプ54の作動を停止する。具体的には、制御部65
は、封止空部50内にインク液が満たされ得る時間に亘
って吸引ポンプ54を作動させたことを条件に、吸引ポ
ンプ54の作動を停止させる。これにより、封止空部5
0内は、インク液が満たされた状態となる。
55を閉じて大気開放路53を遮断し(S4)、吸引ポ
ンプ54を作動させる(S5)。これにより、ノズル面
に密着したキャップ部材51の封止空部50内が負圧化
されるので、封止空部50に臨んだノズル開口29から
は記録ヘッド10内のインク液が吸い出される。そし
て、制御部65は、記録ヘッド10から吸い出したイン
ク液が封止空部50内に満たされたことを条件に、吸引
ポンプ54の作動を停止する。具体的には、制御部65
は、封止空部50内にインク液が満たされ得る時間に亘
って吸引ポンプ54を作動させたことを条件に、吸引ポ
ンプ54の作動を停止させる。これにより、封止空部5
0内は、インク液が満たされた状態となる。
【0060】封止空部50内がインク液で満たされる
と、図6(b)に示すように、封止空部50内のインク
液とノズル面とが接触する。そして、この接触状態を、
所定時間、例えば一晩(6〜10時間)に亘って保持す
る(S6,S7)。このとき、封止空部50のインク液
は、固化インクを溶解するインク溶解液として機能す
る。このため、キャップ部材51による封止状態を保持
することで、封止空部50に溜まったインク液、即ち、
溜まったインク液内のインク溶媒は、ノズル開口29で
固化した固化インクを徐々に溶解する。その結果、ノズ
ル開口29で固化インクによる目詰まりが生じてしまっ
ても封止されている間に封止空部50内のインク液に解
け出し、図6(c)に示すように、目詰まりが解消され
る。また、仮に、ノズル開口29内に固化インクが残っ
ていたとしても、封止状態を保持することによって、固
化インクはインク溶媒を吸収して軟化する。このため、
続いて行われるフラッシング動作(S9)で、この固化
インクを容易に除去できる。
と、図6(b)に示すように、封止空部50内のインク
液とノズル面とが接触する。そして、この接触状態を、
所定時間、例えば一晩(6〜10時間)に亘って保持す
る(S6,S7)。このとき、封止空部50のインク液
は、固化インクを溶解するインク溶解液として機能す
る。このため、キャップ部材51による封止状態を保持
することで、封止空部50に溜まったインク液、即ち、
溜まったインク液内のインク溶媒は、ノズル開口29で
固化した固化インクを徐々に溶解する。その結果、ノズ
ル開口29で固化インクによる目詰まりが生じてしまっ
ても封止されている間に封止空部50内のインク液に解
け出し、図6(c)に示すように、目詰まりが解消され
る。また、仮に、ノズル開口29内に固化インクが残っ
ていたとしても、封止状態を保持することによって、固
化インクはインク溶媒を吸収して軟化する。このため、
続いて行われるフラッシング動作(S9)で、この固化
インクを容易に除去できる。
【0061】なお、このキャッピング状態の保持時間
を、インク色材の種類によって可変させてもよい。一般
に、染料系の色材は顔料系の色材よりも目詰まりし難
く、また、目詰まりしてしまっても封止空部50内にイ
ンク液を溜めてキャッピングすると、比較的短時間で固
化インクが溶解するという特性がある。一方、顔料系の
色材は目詰まりし易く、目詰まりしてしまうと封止空部
50内にインク液を溜めてキャッピングしても、なかな
か固化インクが溶解しないという特性がある。
を、インク色材の種類によって可変させてもよい。一般
に、染料系の色材は顔料系の色材よりも目詰まりし難
く、また、目詰まりしてしまっても封止空部50内にイ
ンク液を溜めてキャッピングすると、比較的短時間で固
化インクが溶解するという特性がある。一方、顔料系の
色材は目詰まりし易く、目詰まりしてしまうと封止空部
50内にインク液を溜めてキャッピングしても、なかな
か固化インクが溶解しないという特性がある。
【0062】このため、制御部65(封止時間判定手
段)にインク液の種類を示すインク種類情報を読み取ら
せる構成とし、例えばインクカートリッジ9に設けた接
点ROM(インク種類情報記憶素子、図示せず。)から
インク種類情報を読み取らせるようにし、顔料系インク
等の溶解困難なインク液の場合には封止時間、つまり、
キャッピングの保持時間を長く設定させ、染料系インク
等の溶解が容易なインク液の場合には封止時間を顔料系
インクよりも短く設定させる。このように構成すると、
インク種類に応じて必要十分な保持時間が設定でき、固
化インクの溶解を効率良く行える。
段)にインク液の種類を示すインク種類情報を読み取ら
せる構成とし、例えばインクカートリッジ9に設けた接
点ROM(インク種類情報記憶素子、図示せず。)から
インク種類情報を読み取らせるようにし、顔料系インク
等の溶解困難なインク液の場合には封止時間、つまり、
キャッピングの保持時間を長く設定させ、染料系インク
等の溶解が容易なインク液の場合には封止時間を顔料系
インクよりも短く設定させる。このように構成すると、
インク種類に応じて必要十分な保持時間が設定でき、固
化インクの溶解を効率良く行える。
【0063】キャッピング状態を所定の保持時間に亘っ
て保持したならば、封止空部50内のインク液を排出す
る(S8)。このインク液の排出では、吸引ポンプ54
を作動させると共に、開閉バルブ55を開放状態に切り
換える。これにより、封止空部50内のインク液は、吸
引路52を通って排出されてインクトラップで捕集され
る。また、封止空部50内には、大気開放路53を通っ
て空気が流入する。本実施形態では、このインク液の排
出時において、開閉バルブ55を開放して大気開放路5
3から封止空部50内に空気を流入させているので、ノ
ズル面の封止を解除した際に、インク液の飛散等の不具
合を確実に防止でき、装置内を清浄な状態に保つことが
できる。
て保持したならば、封止空部50内のインク液を排出す
る(S8)。このインク液の排出では、吸引ポンプ54
を作動させると共に、開閉バルブ55を開放状態に切り
換える。これにより、封止空部50内のインク液は、吸
引路52を通って排出されてインクトラップで捕集され
る。また、封止空部50内には、大気開放路53を通っ
て空気が流入する。本実施形態では、このインク液の排
出時において、開閉バルブ55を開放して大気開放路5
3から封止空部50内に空気を流入させているので、ノ
ズル面の封止を解除した際に、インク液の飛散等の不具
合を確実に防止でき、装置内を清浄な状態に保つことが
できる。
【0064】封止空部50内のインク液を排出したなら
ば、フラッシング動作及びワイピング動作を行う(S
9)。フラッシング動作では、ノズル開口29からイン
ク滴を規定回数(例えば、2000回)吐出させる。ま
た、ワイピング動作では、ワイパーホルダ41を上限位
置に移動させた後に、記録ヘッド10をワイパーブレー
ド40と対向する位置に移動させ、記録ヘッド10を主
走査方向に往復移動させる。そして、これらのフラッシ
ング動作とワイピング動作とにより、ノズル面が清浄と
なってインク液の混色が防止される。また、ノズル開口
29内に固化インクが残っていたとしても、フラッシン
グ動作で確実に除去される。その後、キャップ部材51
によるキャッピングを行い(S10)、処理を終了す
る。
ば、フラッシング動作及びワイピング動作を行う(S
9)。フラッシング動作では、ノズル開口29からイン
ク滴を規定回数(例えば、2000回)吐出させる。ま
た、ワイピング動作では、ワイパーホルダ41を上限位
置に移動させた後に、記録ヘッド10をワイパーブレー
ド40と対向する位置に移動させ、記録ヘッド10を主
走査方向に往復移動させる。そして、これらのフラッシ
ング動作とワイピング動作とにより、ノズル面が清浄と
なってインク液の混色が防止される。また、ノズル開口
29内に固化インクが残っていたとしても、フラッシン
グ動作で確実に除去される。その後、キャップ部材51
によるキャッピングを行い(S10)、処理を終了す
る。
【0065】このように、本実施形態では、封止空部5
0内にインク液を満たしてノズル面とインク液とを接触
させるように構成したので、ノズル開口29内のインク
液が固化して目詰まりしていたとしても、この固化イン
クを封止空部50内のインク液によって溶解できる。そ
して、固化インクの溶解は、封止空部50内のインク液
を用いて行うので、インク液を無駄にし難く、インク液
の消費量を少なくすることができる。このため、固化イ
ンクによるノズル開口29の目詰まりを、少ないインク
量で確実に回復できる。
0内にインク液を満たしてノズル面とインク液とを接触
させるように構成したので、ノズル開口29内のインク
液が固化して目詰まりしていたとしても、この固化イン
クを封止空部50内のインク液によって溶解できる。そ
して、固化インクの溶解は、封止空部50内のインク液
を用いて行うので、インク液を無駄にし難く、インク液
の消費量を少なくすることができる。このため、固化イ
ンクによるノズル開口29の目詰まりを、少ないインク
量で確実に回復できる。
【0066】次に、上記のステップS2において、「目
詰まりモードではない」と判断された場合の動作につい
て説明する。
詰まりモードではない」と判断された場合の動作につい
て説明する。
【0067】この場合、制御部65は、まず、クリーニ
ングモード判定手段として機能し、吸引モードによるク
リーニングを実行するか否かを判断する(S11)。こ
の判断は、例えば、計時タイマ67の計時情報や、クリ
ーニングスイッチの連続操作回数に基づいてなされ、非
使用期間が閾値以上(例えば、数日以上〜数ヶ月未満)
であった場合、或いは、クリーニングスイッチの操作が
なされた場合に、制御部65は、吸引モードによるクリ
ーニングを行うと判断し、ステップS12に移行する。
一方、吸引モードによるクリーニングを行わないと判断
した場合には、後述するステップS16の処理を実行す
る。
ングモード判定手段として機能し、吸引モードによるク
リーニングを実行するか否かを判断する(S11)。こ
の判断は、例えば、計時タイマ67の計時情報や、クリ
ーニングスイッチの連続操作回数に基づいてなされ、非
使用期間が閾値以上(例えば、数日以上〜数ヶ月未満)
であった場合、或いは、クリーニングスイッチの操作が
なされた場合に、制御部65は、吸引モードによるクリ
ーニングを行うと判断し、ステップS12に移行する。
一方、吸引モードによるクリーニングを行わないと判断
した場合には、後述するステップS16の処理を実行す
る。
【0068】この吸引モードによるクリーニング動作で
は、まず、キャップ部材51によるキャッピングを行う
(S12)。即ち、制御部65は、パルスモータ7を作
動させてキャリッジ2をホームポジションまで移動さ
せ、キャップ部材51をノズル面に密着させる。キャッ
ピングを行ったならば、開閉バルブ55を閉じて大気開
放路53を遮断し(S13)、吸引ポンプ54を作動さ
せる(S14)。これにより、封止空部50内が負圧化
されてノズル開口29から記録ヘッド10内のインク液
が吸い出される。このインク液の強制的な吸い出しに伴
って、ノズル開口29付近で増粘したインク液も記録ヘ
ッド10の外に排出される。インク液の吸い出しを所定
時間に亘って行ったならば、封止空部50内のインク液
を排出する(S15)。このインク液の排出では、開閉
バルブ55を開放した状態で吸引ポンプ54を作動させ
る。
は、まず、キャップ部材51によるキャッピングを行う
(S12)。即ち、制御部65は、パルスモータ7を作
動させてキャリッジ2をホームポジションまで移動さ
せ、キャップ部材51をノズル面に密着させる。キャッ
ピングを行ったならば、開閉バルブ55を閉じて大気開
放路53を遮断し(S13)、吸引ポンプ54を作動さ
せる(S14)。これにより、封止空部50内が負圧化
されてノズル開口29から記録ヘッド10内のインク液
が吸い出される。このインク液の強制的な吸い出しに伴
って、ノズル開口29付近で増粘したインク液も記録ヘ
ッド10の外に排出される。インク液の吸い出しを所定
時間に亘って行ったならば、封止空部50内のインク液
を排出する(S15)。このインク液の排出では、開閉
バルブ55を開放した状態で吸引ポンプ54を作動させ
る。
【0069】記録ヘッド10内のインク液を吸い出した
ならば、或いは、上記したステップS2の処理で吸引モ
ードによるクリーニングを行わないと判断された場合に
は、フラッシング動作及びワイピング動作を行う(S1
6)。これらの動作は上記したステップS9の動作と同
様であり、フラッシング動作ではノズル開口29からイ
ンク滴を規定回数吐出させ、ワイピング動作ではワイパ
ーホルダ41を上限位置に移動させた後に記録ヘッド1
0をワイパーブレード40上で往復移動させる。このワ
イピング動作が終了したらキャップ部材51によるキャ
ッピングを行い(S17)、処理を終了する。
ならば、或いは、上記したステップS2の処理で吸引モ
ードによるクリーニングを行わないと判断された場合に
は、フラッシング動作及びワイピング動作を行う(S1
6)。これらの動作は上記したステップS9の動作と同
様であり、フラッシング動作ではノズル開口29からイ
ンク滴を規定回数吐出させ、ワイピング動作ではワイパ
ーホルダ41を上限位置に移動させた後に記録ヘッド1
0をワイパーブレード40上で往復移動させる。このワ
イピング動作が終了したらキャップ部材51によるキャ
ッピングを行い(S17)、処理を終了する。
【0070】なお、この吸引モードによるクリーニング
動作は、目詰まりモードによるクリーニング動作と同じ
機構で行える。即ち、キャッピング機構14とワイピン
グ機構13とで行うことができる。このため、装置構成
の簡素化が図れる。
動作は、目詰まりモードによるクリーニング動作と同じ
機構で行える。即ち、キャッピング機構14とワイピン
グ機構13とで行うことができる。このため、装置構成
の簡素化が図れる。
【0071】ところで、上記した第1実施形態は、記録
用のインク液をインク溶解液として用いた構成であった
が、本発明はこの構成に限定されるものではない。例え
ば、インク液に代えて、固化インク用の溶解専用液を用
いてもよい。以下、このように構成した第2実施形態に
ついて説明する。
用のインク液をインク溶解液として用いた構成であった
が、本発明はこの構成に限定されるものではない。例え
ば、インク液に代えて、固化インク用の溶解専用液を用
いてもよい。以下、このように構成した第2実施形態に
ついて説明する。
【0072】この第2実施形態では、封止空部50内に
溶解専用液を供給可能に構成した点が上記の第1実施形
態と相違する。即ち、図7に示したキャッピング機構7
0は、上記したキャップ部材51、吸引路52、大気開
放路53、吸引ポンプ54、開閉バルブ55、保湿シー
ト56及びキャップ昇降機構(図示せず)に加え、溶解
専用液を貯留可能な溶解液貯留部71と、この溶解液貯
留部71と封止空部50との間を連通する送液路72
と、この送液路72の途中に配設された送液ポンプ73
及び送液バルブ74とから構成される。
溶解専用液を供給可能に構成した点が上記の第1実施形
態と相違する。即ち、図7に示したキャッピング機構7
0は、上記したキャップ部材51、吸引路52、大気開
放路53、吸引ポンプ54、開閉バルブ55、保湿シー
ト56及びキャップ昇降機構(図示せず)に加え、溶解
専用液を貯留可能な溶解液貯留部71と、この溶解液貯
留部71と封止空部50との間を連通する送液路72
と、この送液路72の途中に配設された送液ポンプ73
及び送液バルブ74とから構成される。
【0073】溶解液貯留部71は、溶解専用液を貯留で
あればどのような構成であってもよい。本実施形態で
は、内側に貯留空部を設けた箱状部材によって構成して
いる。この溶解液貯留部71に貯留される溶解専用液
は、インクを溶解させる作用を有する液体、例えば、イ
ンク液から色材成分を除いたインク溶媒が用いられる。
なお、この溶解専用液に関し、色材を溶解する溶解成分
がインク溶媒に含有されている場合には、この溶解成分
の濃度をインク液での濃度よりも高めるとより好まし
い。これは、溶解成分の濃度がインク液よりも高い液体
であれば、固化インクを効率よく再溶解させることがで
きるからである。また、インク液に添加されていない溶
解成分を添加してもよい。
あればどのような構成であってもよい。本実施形態で
は、内側に貯留空部を設けた箱状部材によって構成して
いる。この溶解液貯留部71に貯留される溶解専用液
は、インクを溶解させる作用を有する液体、例えば、イ
ンク液から色材成分を除いたインク溶媒が用いられる。
なお、この溶解専用液に関し、色材を溶解する溶解成分
がインク溶媒に含有されている場合には、この溶解成分
の濃度をインク液での濃度よりも高めるとより好まし
い。これは、溶解成分の濃度がインク液よりも高い液体
であれば、固化インクを効率よく再溶解させることがで
きるからである。また、インク液に添加されていない溶
解成分を添加してもよい。
【0074】送液路72は、送液ポンプ73の作動によ
って溶解専用液が流れる通路であり、例えば、樹脂製チ
ューブによって構成されている。
って溶解専用液が流れる通路であり、例えば、樹脂製チ
ューブによって構成されている。
【0075】送液ポンプ73は、溶解液貯留部71側の
吸引口から溶解専用液を取り込み、取り込んだ溶解専用
液を封止空部50側の排出口から排出する構成である。
例えば、吸引ポンプ54と同様に所謂「しごき」タイプ
のポンプが用いられる。そして、この送液ポンプ73を
作動させると、溶解液貯留部71に貯留された溶解専用
液は、送液路72を通って封止空部50内に注入され
る。
吸引口から溶解専用液を取り込み、取り込んだ溶解専用
液を封止空部50側の排出口から排出する構成である。
例えば、吸引ポンプ54と同様に所謂「しごき」タイプ
のポンプが用いられる。そして、この送液ポンプ73を
作動させると、溶解液貯留部71に貯留された溶解専用
液は、送液路72を通って封止空部50内に注入され
る。
【0076】送液バルブ74は、送液路72の連通状態
を制御する。即ち、送液バルブ74の開放状態では、溶
解液貯留部71内と封止空部50とは送液路72を通じ
て連通する。従って、この開放状態で送液ポンプ73を
作動させると、溶解専用液は封止空部50内に注入され
る。一方、送液バルブ74の閉状態では、送液路72は
送液バルブ74の位置で遮断される。このため、溶解液
貯留部71内と封止空部50との間も遮断される。
を制御する。即ち、送液バルブ74の開放状態では、溶
解液貯留部71内と封止空部50とは送液路72を通じ
て連通する。従って、この開放状態で送液ポンプ73を
作動させると、溶解専用液は封止空部50内に注入され
る。一方、送液バルブ74の閉状態では、送液路72は
送液バルブ74の位置で遮断される。このため、溶解液
貯留部71内と封止空部50との間も遮断される。
【0077】そして、図8に示すように、上記の送液ポ
ンプ73及び送液バルブ74は、内部I/F66を介し
てプリンタコントローラ60の制御部65に電気的に接
続され、この制御部65によって動作が制御される。従
って、本実施形態では、送液路72、送液ポンプ73及
び送液バルブ74が本発明の溶解液供給手段として機能
し、制御部65が送液動作制御手段として機能する。
ンプ73及び送液バルブ74は、内部I/F66を介し
てプリンタコントローラ60の制御部65に電気的に接
続され、この制御部65によって動作が制御される。従
って、本実施形態では、送液路72、送液ポンプ73及
び送液バルブ74が本発明の溶解液供給手段として機能
し、制御部65が送液動作制御手段として機能する。
【0078】なお、キャップ昇降機構は、上記した第1
実施形態と同様の構成である。このため、キャリッジ2
を当接させることでキャップ部材51を主走査方向に移
動させると、キャップ部材51が斜め上方に移動する。
そして、待機位置においては、図7(b)に示すよう
に、キャップ部材51の上端が記録ヘッド10のノズル
面に密着して封止する。
実施形態と同様の構成である。このため、キャリッジ2
を当接させることでキャップ部材51を主走査方向に移
動させると、キャップ部材51が斜め上方に移動する。
そして、待機位置においては、図7(b)に示すよう
に、キャップ部材51の上端が記録ヘッド10のノズル
面に密着して封止する。
【0079】次に、本実施形態における動作を、図9の
フローチャート及び図10の模式図に基づいて説明す
る。なお、図9のフローチャートにおいて、第1実施形
態と同じ処理については同じステップ番号を付し、その
詳細な説明は省略する。
フローチャート及び図10の模式図に基づいて説明す
る。なお、図9のフローチャートにおいて、第1実施形
態と同じ処理については同じステップ番号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0080】クリーニング条件が成立した場合(S
1)、制御部65は、クリーニングモード判定手段とし
て機能し、目詰まりモードによるクリーニングを行うか
否かを判断する(S2)。この判断は、第1実施形態と
同様にしてなされる。即ち、制御部65は、計時タイマ
67の計時情報(非使用期間の情報)、クリーニングス
イッチの連続操作回数、記録ヘッド10付近の温度や湿
度の検出情報に基づき、判断を行う。そして、制御部6
5は、目詰まりモードの実行条件が成立した場合には、
目詰まりモードによるクリーニングを行うと判断する。
1)、制御部65は、クリーニングモード判定手段とし
て機能し、目詰まりモードによるクリーニングを行うか
否かを判断する(S2)。この判断は、第1実施形態と
同様にしてなされる。即ち、制御部65は、計時タイマ
67の計時情報(非使用期間の情報)、クリーニングス
イッチの連続操作回数、記録ヘッド10付近の温度や湿
度の検出情報に基づき、判断を行う。そして、制御部6
5は、目詰まりモードの実行条件が成立した場合には、
目詰まりモードによるクリーニングを行うと判断する。
【0081】目詰まりモードによるクリーニング動作で
は、まず、このクリーニング動作を実行しても良いか否
かをユーザーに確認し、実行可の指示を受けたことを条
件にキャッピング部材51によるキャッピングを行う
(S21)。
は、まず、このクリーニング動作を実行しても良いか否
かをユーザーに確認し、実行可の指示を受けたことを条
件にキャッピング部材51によるキャッピングを行う
(S21)。
【0082】ここで、制御部65は、パルスモータ7を
作動させてキャリッジ2を待機位置の直前まで移動させ
て停止させる。この移動に伴い、図10(a)に示すよ
うに、キャップ部材51が上方に移動する。なお、キャ
リッジ2を待機位置の直前で停止させたのは、キャップ
部材51の上端とノズル面との間に極く僅かの隙間を形
成するためである。本実施形態では、溶解専用液を封止
空部50内に注入する構成であるので、溶解専用液の注
入時には封止空部50内の空気を排出する必要がある。
そして、キャップ部材51の上端とノズル面との間に極
く僅かの隙間を形成すると、この隙間から封止空部50
内の空気を排出することができる。
作動させてキャリッジ2を待機位置の直前まで移動させ
て停止させる。この移動に伴い、図10(a)に示すよ
うに、キャップ部材51が上方に移動する。なお、キャ
リッジ2を待機位置の直前で停止させたのは、キャップ
部材51の上端とノズル面との間に極く僅かの隙間を形
成するためである。本実施形態では、溶解専用液を封止
空部50内に注入する構成であるので、溶解専用液の注
入時には封止空部50内の空気を排出する必要がある。
そして、キャップ部材51の上端とノズル面との間に極
く僅かの隙間を形成すると、この隙間から封止空部50
内の空気を排出することができる。
【0083】キャッピングを行ったならば、溶解専用液
を封止空部50内に供給する。この場合、まず、制御部
65は、開閉バルブ55を閉じて(S22)、送液バル
ブ74を開放する(S23)。これにより、大気開放路
53は途中で遮断され、溶解液貯留部71と封止空部5
0とは送液路72を通じて連通する。開閉バルブ55及
び送液バルブ74を制御したならば、制御部65は、送
液ポンプ73を作動させる(S24)。送液ポンプ73
の作動により、溶解液貯留部71に貯留された溶解専用
液が移送され、封止空部50内に注入される。そして、
制御部65は、封止空部50内が溶解専用液で満たされ
たことを条件に、送液ポンプ73の作動を停止させる。
例えば、封止空部50内が溶解専用液で満たされ得る所
定時間に亘って送液ポンプ73を駆動したならば、制御
部65は、送液ポンプ73を停止させる。
を封止空部50内に供給する。この場合、まず、制御部
65は、開閉バルブ55を閉じて(S22)、送液バル
ブ74を開放する(S23)。これにより、大気開放路
53は途中で遮断され、溶解液貯留部71と封止空部5
0とは送液路72を通じて連通する。開閉バルブ55及
び送液バルブ74を制御したならば、制御部65は、送
液ポンプ73を作動させる(S24)。送液ポンプ73
の作動により、溶解液貯留部71に貯留された溶解専用
液が移送され、封止空部50内に注入される。そして、
制御部65は、封止空部50内が溶解専用液で満たされ
たことを条件に、送液ポンプ73の作動を停止させる。
例えば、封止空部50内が溶解専用液で満たされ得る所
定時間に亘って送液ポンプ73を駆動したならば、制御
部65は、送液ポンプ73を停止させる。
【0084】送液ポンプ73を停止させたならば、制御
部65は、キャリッジ2を待機位置まで移動させてノズ
ル面を封止する。即ち、キャップ部材51の上端面をノ
ズル面に密着させる。これにより、図10(b)に示す
ように、封止空部50内に溜まった溶解専用液とノズル
面とが接触する。そして、この封止状態を所定時間(例
えば、数分から数時間)に亘って保持する(S25,S
26)。ここで、封止空部50に溜められた溶解専用液
は、インク液に比べて固化インクに対する溶解作用を強
くすることができる。このため、ノズル開口29の固化
インクを比較的短期間、例えば数分から数時間で溶解す
ることができる。
部65は、キャリッジ2を待機位置まで移動させてノズ
ル面を封止する。即ち、キャップ部材51の上端面をノ
ズル面に密着させる。これにより、図10(b)に示す
ように、封止空部50内に溜まった溶解専用液とノズル
面とが接触する。そして、この封止状態を所定時間(例
えば、数分から数時間)に亘って保持する(S25,S
26)。ここで、封止空部50に溜められた溶解専用液
は、インク液に比べて固化インクに対する溶解作用を強
くすることができる。このため、ノズル開口29の固化
インクを比較的短期間、例えば数分から数時間で溶解す
ることができる。
【0085】キャッピング状態を所定の保持時間に亘っ
て保持したならば、封止空部50内の溶解専用液を排出
する。この溶解専用液の排出では、制御部65は、送液
バルブ74を閉状態とすると共に開閉バルブ55は閉状
態を維持し、吸引ポンプ54を作動させる(S27,S
28)。これによって、封止空部50内の溶解専用液は
ノズル開口29から吸引されるインク液と共に吸引路5
2を通って排出され、インクトラップで捕集される。そ
の後、制御部65は、開閉バルブ55を開放状態として
封止空部50内の液体を排出する。このような制御を実
行すると、開閉バルブ55の閉状態の期間に亘って記録
ヘッド10内のインク液が封止空部50内に吸引され
る。このため、封止空部50内の液体が記録ヘッド10
内に逆流してしまう不具合を防止することができる。
て保持したならば、封止空部50内の溶解専用液を排出
する。この溶解専用液の排出では、制御部65は、送液
バルブ74を閉状態とすると共に開閉バルブ55は閉状
態を維持し、吸引ポンプ54を作動させる(S27,S
28)。これによって、封止空部50内の溶解専用液は
ノズル開口29から吸引されるインク液と共に吸引路5
2を通って排出され、インクトラップで捕集される。そ
の後、制御部65は、開閉バルブ55を開放状態として
封止空部50内の液体を排出する。このような制御を実
行すると、開閉バルブ55の閉状態の期間に亘って記録
ヘッド10内のインク液が封止空部50内に吸引され
る。このため、封止空部50内の液体が記録ヘッド10
内に逆流してしまう不具合を防止することができる。
【0086】封止空部50内の溶解専用液を排出したな
らば、フラッシング動作及びワイピング動作を行う(S
29)。なお、これらの動作は上記した第1実施形態と
同様である。そして、これらの一連の動作により、ノズ
ル開口29内に固化インクが残っていたとしても、確実
に除去される。その後、キャップ部材51によるキャッ
ピングを行い(S30)、処理を終了する。
らば、フラッシング動作及びワイピング動作を行う(S
29)。なお、これらの動作は上記した第1実施形態と
同様である。そして、これらの一連の動作により、ノズ
ル開口29内に固化インクが残っていたとしても、確実
に除去される。その後、キャップ部材51によるキャッ
ピングを行い(S30)、処理を終了する。
【0087】なお、上記ステップS2において目詰まり
モードではないと判断された場合は、上記した第1実施
形態と同様の処理(S11〜S17)が行われる。
モードではないと判断された場合は、上記した第1実施
形態と同様の処理(S11〜S17)が行われる。
【0088】このように、本実施形態では、封止空部5
0内に溶解専用液を満たした状態でノズル面をキャップ
部材51で覆って封止するので、ノズル開口29内のイ
ンク液が固化して目詰まりしたとしても、その固化イン
クを溶解専用液で溶解できる。そして、この溶解専用液
はインク液よりも溶解作用を強くできるため、ノズル開
口29の固化インクを比較的短期間で溶解できる。
0内に溶解専用液を満たした状態でノズル面をキャップ
部材51で覆って封止するので、ノズル開口29内のイ
ンク液が固化して目詰まりしたとしても、その固化イン
クを溶解専用液で溶解できる。そして、この溶解専用液
はインク液よりも溶解作用を強くできるため、ノズル開
口29の固化インクを比較的短期間で溶解できる。
【0089】なお、本実施形態では、送液ポンプ73を
用いて溶解専用液を封止空部50内に注入する構成であ
ったが、例えば、図11に示すように、送液ポンプ73
を設けず、送液バルブ74と送液路72のみの構成とし
てもよい。この構成では、溶解専用液を封止空部50内
に注入する場合、まず、ノズル面をキャップ部材51で
封止した状態で、送液バルブ74を開放すると共に開閉
バルブ55を閉じる。その後、図11(a)に示すよう
に、吸引ポンプ54を作動させる。これにより、溶解専
用液とインク液とが同時に吸引され、封止空部50内に
溶解専用液とインク液の混合液が注入される。また、封
止空部50から溶解専用液等を排出する場合、図11
(b)に示すように、送液バルブ74を閉じると共に開
閉バルブ55を開放した状態で吸引ポンプ54を作動さ
せる。これにより、封止空部50内の溶解専用液とイン
ク液の混合液が吸引路52を通って排出される。そし
て、この構成では、送液ポンプ73が不要になるため、
装置の簡略化ができる。
用いて溶解専用液を封止空部50内に注入する構成であ
ったが、例えば、図11に示すように、送液ポンプ73
を設けず、送液バルブ74と送液路72のみの構成とし
てもよい。この構成では、溶解専用液を封止空部50内
に注入する場合、まず、ノズル面をキャップ部材51で
封止した状態で、送液バルブ74を開放すると共に開閉
バルブ55を閉じる。その後、図11(a)に示すよう
に、吸引ポンプ54を作動させる。これにより、溶解専
用液とインク液とが同時に吸引され、封止空部50内に
溶解専用液とインク液の混合液が注入される。また、封
止空部50から溶解専用液等を排出する場合、図11
(b)に示すように、送液バルブ74を閉じると共に開
閉バルブ55を開放した状態で吸引ポンプ54を作動さ
せる。これにより、封止空部50内の溶解専用液とイン
ク液の混合液が吸引路52を通って排出される。そし
て、この構成では、送液ポンプ73が不要になるため、
装置の簡略化ができる。
【0090】ところで、本発明は、上記した各実施形態
に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基
づいて、種々の変形が可能である。
に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基
づいて、種々の変形が可能である。
【0091】例えば、封止空部50内に供給するインク
溶解液(インク液,溶解専用液)の量に関し、上記の各
実施形態では封止空部50内を満たす程度の量とした
が、これに限定されるものではない。封止空部50内に
溜まる程度の量であれば、溜まったインク溶解液中のイ
ンク溶解成分が蒸発して封止空部50内に充満するた
め、固化インクを溶解できる。この場合、制御部65
は、所定量のインク溶解液が封止空部50内に溜まった
ことを条件に、吸引ポンプ54や送液ポンプ73の作動
を停止させる。
溶解液(インク液,溶解専用液)の量に関し、上記の各
実施形態では封止空部50内を満たす程度の量とした
が、これに限定されるものではない。封止空部50内に
溜まる程度の量であれば、溜まったインク溶解液中のイ
ンク溶解成分が蒸発して封止空部50内に充満するた
め、固化インクを溶解できる。この場合、制御部65
は、所定量のインク溶解液が封止空部50内に溜まった
ことを条件に、吸引ポンプ54や送液ポンプ73の作動
を停止させる。
【0092】なお、保湿シート56を封止空部50内に
配設した構成では、この保湿シート56が保持可能な量
よりも多くのインク液を封止空部50内に供給すること
で、同様の効果が得られる。
配設した構成では、この保湿シート56が保持可能な量
よりも多くのインク液を封止空部50内に供給すること
で、同様の効果が得られる。
【0093】また、キャップ部材51の封止空部50内
に配設された保湿シート56に関し、この保湿シート5
6の厚さを上記各実施形態のものよりも厚くして、キャ
ップ部材51によるノズル面の封止状態でこの保湿シー
ト56の表面をノズル面に接触させるようにしてもよ
い。このように構成すると、インク溶解液を吸収した保
湿シート56がノズル面に接触する。その結果、ノズル
開口29の固化インクに対とインク溶解液とが確実に接
触する。これにより、固化インクを確実に溶解させるこ
とができる。
に配設された保湿シート56に関し、この保湿シート5
6の厚さを上記各実施形態のものよりも厚くして、キャ
ップ部材51によるノズル面の封止状態でこの保湿シー
ト56の表面をノズル面に接触させるようにしてもよ
い。このように構成すると、インク溶解液を吸収した保
湿シート56がノズル面に接触する。その結果、ノズル
開口29の固化インクに対とインク溶解液とが確実に接
触する。これにより、固化インクを確実に溶解させるこ
とができる。
【0094】また、計時タイマ67の計時時間が閾値以
上となったことを条件に、目詰まりモードによるクリー
ニング動作を自動的に行わせるように構成してもよい。
この場合、キャッピングの保持時間は6〜10時間程度
と長時間であるので、プリンタ1の使用される可能性が
比較的低い深夜から早朝に亘って実行することが好まし
い。このため、計時タイマ67として時計機能を備えた
ものを用い、目詰まりモードによるクリーニング動作を
深夜に起動する。
上となったことを条件に、目詰まりモードによるクリー
ニング動作を自動的に行わせるように構成してもよい。
この場合、キャッピングの保持時間は6〜10時間程度
と長時間であるので、プリンタ1の使用される可能性が
比較的低い深夜から早朝に亘って実行することが好まし
い。このため、計時タイマ67として時計機能を備えた
ものを用い、目詰まりモードによるクリーニング動作を
深夜に起動する。
【0095】また、キャッピング機構70に関し、開閉
バルブ55を設けない構成とすることもできる。この構
成では、開閉バルブ55を開放する処理(S8)に代え
て、キャップ部材51を記録ヘッド10のノズル面から
離隔させる処理を入れればよい。
バルブ55を設けない構成とすることもできる。この構
成では、開閉バルブ55を開放する処理(S8)に代え
て、キャップ部材51を記録ヘッド10のノズル面から
離隔させる処理を入れればよい。
【0096】また、固化インクによるノズル開口29の
目詰まりを直接的に検出する検出手段を設けてもよい。
この目詰まり検出手段としては、例えば、レーザー光線
を発生可能なレーザー光源と、このレーザー光を受光す
るレーザー受光素子とからなる検出機構が好適に用いら
れる。即ち、この検出機構では、フラッシング動作時に
レーザ光線をノズル開口29から吐出されるインク滴に
照射する。ここで、インク滴を吐出していないノズル開
口29があるとレーザー光線がインク滴に当たらないの
で、レーザー受光素子にレーザー光線が受光されてレー
ザー受光素子からの検出信号のレベルが変化する。この
レベル変化によって、ノズル開口29の目詰まりを検出
できる。
目詰まりを直接的に検出する検出手段を設けてもよい。
この目詰まり検出手段としては、例えば、レーザー光線
を発生可能なレーザー光源と、このレーザー光を受光す
るレーザー受光素子とからなる検出機構が好適に用いら
れる。即ち、この検出機構では、フラッシング動作時に
レーザ光線をノズル開口29から吐出されるインク滴に
照射する。ここで、インク滴を吐出していないノズル開
口29があるとレーザー光線がインク滴に当たらないの
で、レーザー受光素子にレーザー光線が受光されてレー
ザー受光素子からの検出信号のレベルが変化する。この
レベル変化によって、ノズル開口29の目詰まりを検出
できる。
【0097】また、上記した実施形態は、振動子群24
により圧力室31内に圧力変動を生じさせる記録ヘッド
10を例示したが、本発明はノズル開口からインク滴を
吐出可能な記録ヘッドであれば適用可能である。
により圧力室31内に圧力変動を生じさせる記録ヘッド
10を例示したが、本発明はノズル開口からインク滴を
吐出可能な記録ヘッドであれば適用可能である。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
化インクを溶解可能なインク溶解液をキャップ部材の封
止空部内に供給する溶解液供給手段を設け、封止空部内
にインク溶解液を溜めると共にノズル面をキャップ部材
で覆って封止するので、封止空部内に溜められたインク
溶解液で固化インクの溶解を促進できる。このため、固
化インクによるノズル開口の目詰まりを確実に回復でき
る。
化インクを溶解可能なインク溶解液をキャップ部材の封
止空部内に供給する溶解液供給手段を設け、封止空部内
にインク溶解液を溜めると共にノズル面をキャップ部材
で覆って封止するので、封止空部内に溜められたインク
溶解液で固化インクの溶解を促進できる。このため、固
化インクによるノズル開口の目詰まりを確実に回復でき
る。
【0099】また、インク溶解液を記録用のインク液に
よって構成すると共に、溶解液供給手段を、キャップ部
材の封止空部に連通されて該封止空部を負圧化する吸引
手段と、該吸引手段の作動を制御する吸引動作制御手段
とから構成し、該吸引動作制御手段は、前記キャップ部
材によるノズル面の封止状態で吸引手段を作動させて記
録ヘッドからインク液を吸い出し、封止空部に吸い出し
たインク液が溜まったことを条件に吸引手段の作動を停
止させるように構成した場合には、インク溶解液が記録
用のインク液であるので、専用のインク溶解液を用いな
くても固化インクの溶解が行える。このため、インク溶
解液の貯留部を別途設けなくても済み、装置構成の簡素
化が図れる。また、記録ヘッドから吸い出したインク液
を封止空部内に溜めてから使うので、インク液を無駄に
し難く、インク消費量の低減にも寄与する。さらに、溶
解液供給手段を構成する吸引手段を、記録ヘッドからイ
ンク液を吸引によって強制的に排出させる所謂吸引クリ
ーニングにも用いることもでき、この点でも装置構成の
簡素化に寄与する。
よって構成すると共に、溶解液供給手段を、キャップ部
材の封止空部に連通されて該封止空部を負圧化する吸引
手段と、該吸引手段の作動を制御する吸引動作制御手段
とから構成し、該吸引動作制御手段は、前記キャップ部
材によるノズル面の封止状態で吸引手段を作動させて記
録ヘッドからインク液を吸い出し、封止空部に吸い出し
たインク液が溜まったことを条件に吸引手段の作動を停
止させるように構成した場合には、インク溶解液が記録
用のインク液であるので、専用のインク溶解液を用いな
くても固化インクの溶解が行える。このため、インク溶
解液の貯留部を別途設けなくても済み、装置構成の簡素
化が図れる。また、記録ヘッドから吸い出したインク液
を封止空部内に溜めてから使うので、インク液を無駄に
し難く、インク消費量の低減にも寄与する。さらに、溶
解液供給手段を構成する吸引手段を、記録ヘッドからイ
ンク液を吸引によって強制的に排出させる所謂吸引クリ
ーニングにも用いることもでき、この点でも装置構成の
簡素化に寄与する。
【0100】また、吸引動作制御手段によって、記録ヘ
ッドから吸い出されたインク液でキャップ部材の封止空
部が満たされたことを条件に吸引手段の作動を停止さ
せ、キャップ部材による封止状態で封止空部に溜まった
インク液とノズル面とを接触させるようにした場合に
は、封止空部内に溜まったインク液が固化インクに接触
するので、固化インクの溶解をより確実に行うことがで
きる。
ッドから吸い出されたインク液でキャップ部材の封止空
部が満たされたことを条件に吸引手段の作動を停止さ
せ、キャップ部材による封止状態で封止空部に溜まった
インク液とノズル面とを接触させるようにした場合に
は、封止空部内に溜まったインク液が固化インクに接触
するので、固化インクの溶解をより確実に行うことがで
きる。
【0101】また、吸引制御手段によって作動が制御さ
れる開閉バルブを、一端がキャップ部材の封止空部に連
通し他端が大気開放された大気連通路の途中に設け、吸
引動作制御手段によって、キャップ部材によるノズル面
の封止状態では開閉バルブを閉じ、ノズル面の封止を解
除する際に開閉バルブを開放すると共に吸引手段を作動
させるようにした場合には、ノズル面の封止解除時にお
けるインク液の飛散等の不具合を確実に防止することが
できる。
れる開閉バルブを、一端がキャップ部材の封止空部に連
通し他端が大気開放された大気連通路の途中に設け、吸
引動作制御手段によって、キャップ部材によるノズル面
の封止状態では開閉バルブを閉じ、ノズル面の封止を解
除する際に開閉バルブを開放すると共に吸引手段を作動
させるようにした場合には、ノズル面の封止解除時にお
けるインク液の飛散等の不具合を確実に防止することが
できる。
【0102】また、インク溶解液を溶解専用液によって
構成すると共に、溶解液供給手段を、溶解液貯留部に貯
留された溶解専用液をキャップ部材の封止空部内に注入
可能な送液手段と、該送液手段の作動を制御する送液動
作制御手段とから構成した場合には、インク溶解液が溶
解専用液であるので固化インクの溶解をより確実に行え
る。
構成すると共に、溶解液供給手段を、溶解液貯留部に貯
留された溶解専用液をキャップ部材の封止空部内に注入
可能な送液手段と、該送液手段の作動を制御する送液動
作制御手段とから構成した場合には、インク溶解液が溶
解専用液であるので固化インクの溶解をより確実に行え
る。
【0103】また、キャップ部材による封止状態で、封
止空部内に溜まった溶解専用液とノズル面とを接触させ
るように構成した場合には、溶解専用液が直接固化イン
クに作用するので、固化インクの溶解をより確実に行え
る。
止空部内に溜まった溶解専用液とノズル面とを接触させ
るように構成した場合には、溶解専用液が直接固化イン
クに作用するので、固化インクの溶解をより確実に行え
る。
【0104】また、インク溶解液を吸収して保持可能な
吸収材をキャップ部材の封止空部内に配設し、キャップ
部材によるノズル面の封止状態で吸収材の表面をノズル
面に接触させるようにした場合には、吸収材を介しても
インク溶解液が固化インクに接触するので、固化インク
の溶解をより確実に行うことができる。
吸収材をキャップ部材の封止空部内に配設し、キャップ
部材によるノズル面の封止状態で吸収材の表面をノズル
面に接触させるようにした場合には、吸収材を介しても
インク溶解液が固化インクに接触するので、固化インク
の溶解をより確実に行うことができる。
【0105】また、記録ヘッドの近辺の温度及び湿度の
少なくとも一方を検出可能な環境条件検出手段を設け、
この環境条件検出手段による検出結果に基づいて、溶解
液供給手段にインク溶解液をキャップ部材の内部空間に
供給するか否かを決定させるようにした場合には、ノズ
ル開口のインク液の固化し易さに応じて固化インクの溶
解を実行することができ、溶解を効率よく行える。
少なくとも一方を検出可能な環境条件検出手段を設け、
この環境条件検出手段による検出結果に基づいて、溶解
液供給手段にインク溶解液をキャップ部材の内部空間に
供給するか否かを決定させるようにした場合には、ノズ
ル開口のインク液の固化し易さに応じて固化インクの溶
解を実行することができ、溶解を効率よく行える。
【0106】また、記録ヘッドがインク滴を吐出してい
ない非使用期間を計時する非使用期間計時手段を設け
て、非使用期間計時手段からの計時情報に基づいて、溶
解液供給手段にインク溶解液をキャップ部材の内部空間
に供給するか否かを決定させるようにした場合には、事
前に固化インクの溶解を実行することができ、使い勝手
の向上が図れる。
ない非使用期間を計時する非使用期間計時手段を設け
て、非使用期間計時手段からの計時情報に基づいて、溶
解液供給手段にインク溶解液をキャップ部材の内部空間
に供給するか否かを決定させるようにした場合には、事
前に固化インクの溶解を実行することができ、使い勝手
の向上が図れる。
【図1】インクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】記録ヘッドの断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、ワイピング機構及びキャ
ッピング機構の構成を説明する図である。
ッピング機構の構成を説明する図である。
【図4】プリンタの電気的構成を説明するブロック図で
ある。
ある。
【図5】クリーニング動作のフローチャートである。
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ、クリーニング動作
を説明する模式図である。
を説明する模式図である。
【図7】第2実施形態を説明する図であり、(a)及び
(b)は、ワイピング機構及びキャッピング機構の構成
を説明する図である。
(b)は、ワイピング機構及びキャッピング機構の構成
を説明する図である。
【図8】第2実施形態におけるプリンタの電気的構成を
説明するブロック図である。
説明するブロック図である。
【図9】第2実施形態におけるクリーニング動作のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図10】第2実施形態を説明する図であり、(a)〜
(c)はそれぞれ、クリーニング動作を説明する模式図
である。
(c)はそれぞれ、クリーニング動作を説明する模式図
である。
【図11】(a),(b)はそれぞれ、第2実施形態の
変形例を説明する模式図である。
変形例を説明する模式図である。
【符号の説明】 1 インクジェットプリンタ 2 キャリッジ 3 ガイド軸 4 駆動プーリ 5 遊転プーリ 6 タイミングベルト 7 パルスモータ 8 記録紙 9 インクカートリッジ 10 記録ヘッド 11 紙送りローラ 12 紙送りモータ 13 ワイピング機構 14 キャッピング機構 20 ケース 21 流路ユニット 22 振動子ユニット 23 収容空部 24 振動子群 25 インク供給管 26 流路形成板 27 ノズルプレート 28 弾性板 29 ノズル開口 30 リザーバ 31 圧力室 32 インク供給口 33 弾性体膜 34 支持板 35 固定板 40 ワイパーブレード 41 ワイパーホルダ 42 ワイパー昇降駆動源 50 封止空部 51 キャップ部材 52 吸引路 53 大気開放路 54 吸引ポンプ 55 開閉バルブ 56 保湿シート 57 ホルダー 60 プリンタコントローラ 61 プリントエンジン 62 外部インターフェース 63 RAM 64 ROM 65 制御部 66 内部インターフェース 67 計時タイマ 68 温度センサ 69 湿度センサ 70 キャッピング機構 71 溶解液貯留部 72 送液路 73 送液ポンプ 74 送液バルブ
Claims (11)
- 【請求項1】 ノズル面に設けられたノズル開口からイ
ンク滴を吐出可能な記録ヘッドと、該ノズル面側に開口
する封止空部が設けられたキャップ部材とを有し、非記
録状態にあっては記録ヘッドのノズル面をキャップ部材
で覆い、ノズル開口を封止空部内に臨ませた状態で封止
可能に構成したインクジェット式記録装置において、 固化インクを溶解可能なインク溶解液をキャップ部材の
封止空部内に供給する溶解液供給手段を設け、 封止空部内にインク溶解液を溜めると共にノズル面をキ
ャップ部材で覆って封止することを特徴とするインクジ
ェット式記録装置。 - 【請求項2】 前記インク溶解液を記録用のインク液に
よって構成すると共に、溶解液供給手段を、キャップ部
材の封止空部を負圧化する吸引手段と、該吸引手段の作
動を制御する吸引動作制御手段とから構成し、 該吸引動作制御手段は、前記キャップ部材によるノズル
面の封止状態で吸引手段を作動させて記録ヘッドからイ
ンク液を吸い出し、該吸い出したインク液がキャップ部
材の封止空部内に溜まったことを条件に吸引手段の作動
を停止させることを特徴とする請求項1に記載のインク
ジェット式記録装置。 - 【請求項3】 前記吸引動作制御手段は、記録ヘッドか
ら吸い出したインク液でキャップ部材の封止空部が満た
されたことを条件に吸引手段の作動を停止し、 キャップ部材による封止状態で、封止空部に溜まったイ
ンク液とノズル面とを接触させるようにしたことを特徴
とする請求項2に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項4】 前記吸引制御手段によって作動が制御さ
れる開閉バルブを、一端がキャップ部材の封止空部に連
通し他端が大気開放された大気連通路の途中に設け、 前記吸引動作制御手段は、キャップ部材によるノズル面
の封止状態では開閉バルブを閉じ、ノズル面の封止を解
除する際に開閉バルブを開放すると共に吸引手段を作動
させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の
インクジェット式記録装置。 - 【請求項5】 前記インク溶解液を溶解専用液によって
構成すると共に、溶解液供給手段を、溶解液貯留部に貯
留された溶解専用液をキャップ部材の封止空部内に注入
可能な送液手段と、該送液手段の作動を制御する送液動
作制御手段とから構成したことを特徴とする請求項1に
記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項6】 前記送液制御手段は、溶解専用液でキャ
ップ部材の封止空部内が満たされたことを条件に送液手
段の作動を停止し、 キャップ部材による封止状態で、封止空部内に溜まった
溶解専用液とノズル面とを接触させるように構成したこ
とを特徴とする請求項5に記載のインクジェット式記録
装置。 - 【請求項7】 前記送液手段を、一端が溶解液貯留部に
他端が封止空部にそれぞれ連通した送液路と、該送液路
の途中に設けられ、送液制御手段によって作動が制御さ
れる送液バルブと、送液路の途中に設けられ、送液制御
手段によって作動が制御される送液ポンプとから構成し
たことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のイン
クジェット式記録装置。 - 【請求項8】 前記キャップ部材の封止空部に連通され
て該封止空部を負圧化する吸引手段を設け、 前記送液制御手段は、溶解専用液の送液時には送液バル
ブを開放した状態で送液ポンプを作動させ、ノズル面の
封止を解除する際には送液バルブを閉じた状態で吸引手
段を作動させることを特徴とする請求項7に記載のイン
クジェット式記録装置。 - 【請求項9】 前記インク溶解液を吸収して保持可能な
吸収材をキャップ部材の封止空部内に配設し、キャップ
部材によるノズル面の封止状態で上記吸収材の表面をノ
ズル面に接触させることを特徴とする請求項1から請求
項8の何れかに記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドの近辺の温度及び湿度
の少なくとも一方を検出可能な環境条件検出手段を設
け、 前記溶解液供給手段は、環境条件検出手段による検出結
果に基づいてインク溶解液をキャップ部材の内部空間に
供給するか否かを決定することを特徴とする請求項1か
ら請求項9の何れかに記載のインクジェット式記録装
置。 - 【請求項11】 前記記録ヘッドがインク滴を吐出して
いない非使用期間を計時する非使用期間計時手段を設
け、 前記溶解液供給手段は、非使用期間計時手段からの計時
情報に基づいてインク溶解液をキャップ部材の内部空間
に供給するか否かを決定することを特徴とする請求項1
から請求項9の何れかに記載のインクジェット式記録装
置。
Priority Applications (1)
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JP2000368106 | 2000-12-04 | ||
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