JP2010137535A - 破断可能な情報通信体用疑似接着シート及びそれを用いた破断可能な情報通信体 - Google Patents
破断可能な情報通信体用疑似接着シート及びそれを用いた破断可能な情報通信体 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 通常の安価な材料をマイクロミシンによりカットする。これにより圧着葉書の受取人が容易に引き裂いて破棄することが可能であると共に、製造工程中に破損したり機械に巻き込まれることがなく歩留まりが向上する。
【選択図】図4
Description
即ち、本発明は、通常の安価で優れたPETシートを使用して作業が可能で、しかも廃棄にあたり容易に裂断可能な情報通信体を提供するものである。
もちろん3mm(カット):1mm(アンカット)や2mm(カット):0.5mm(アンカット)等の通常の切り取り用ミシン目や折りミシン目等に適用される比率を用いても一向に構わない。
何れにしても、上記比率で形成された側端を意図的に裂断しようとすると、即座にカットとアンカットの境目から亀裂が走り、本来裂断が不可能な支持体であっても手で容易に裂断することが可能になる。
またミシン目の形状にも制限はなく、カット部分が通常通りの直線或いは曲線で形成されていても構わず、また円形やさらに他の異なる形状の微細な穴を連続的に形成することによりミシン目とされていても構わない。
上記カットとアンカットの比率、ミシン目の形成手段、ミシン目の形状等は、疑似接着シートの厚みや硬度等により任意に選択すればよい。
例えば葉書2倍寸サイズの用紙を二つ折りして、その間に二つ折りした前記葉書用紙よりも一回り小さい疑似接着シートを挟み込み、用紙間からはみ出すことがないように注意してヒートローラー等により加熱・加圧処理を施せばよい。
また、疑似接着シートに、腰の強い安定した支持体を使用することができるので、作業中に疑似接着シートが裂断してローラー類に巻きつく等のトラブルを回避することができ歩留まりが向上する。
図1は本発明で使用される疑似接着シートGの断面図である。図2は葉書サイズより一回り小さいサイズであって両長辺がマイクロミシンで切断された疑似接着シートの平面図である。図3は(A)及び(B)は二つ折り葉書用紙S1の表面図及び裏面図である。図4(A)及び(B)は図2の疑似接着シートGを使用して出来上がった二つ折り葉書の表面図とX−X線断面図である。図5は完成した二つ折り葉書を開封した状態の平面図である。図6(A)、(B)は連続フォーム状態の二つ折り葉書用紙S2の表面図及び裏面図である。図7はロール状態の疑似接着シートGの斜視図である。図8は図7の疑似接着シートGを使用して出来上がった二つ折り葉書の表面図である。図9は二つ折り葉書用紙S2を使用して二つ折り葉書を作成する方法を説明する要部概略図である。図10(A)及び(B)は連続フォーム状態の三つ折り葉書用紙S3の表面図と裏面図である。図11は三つ折葉書用紙S3を使用して三つ折り葉書を作成する方法を説明する要部概略図である。図12は図11の方法で完成した三つ折り(Z折り)葉書の平面図とY−Y線断面図である。図13(A)及び(B)は異なる態様の葉書を示す表面図とZ−Z線断面図である。
その後、受取人は、マイクロミシンで切断されている疑似接着シートGの両長辺側を葉書用紙と共に引き裂くことにより、本来手で裂断することができなかった支持体側の葉片であっても容易に引き裂くことができ、安心して廃棄することができるのである。
図6(A)及び(B)に示す如く、長尺状の二つ折り葉書用紙S2の単位シートt1は第一葉片21と第二葉片22が折り線23を介して連接されており、さらに切断線29、29(必ずしも表示する必要はなくミシン目等でも構わない)を介して上下方向に連続的に連接されている。
そして第一葉片21表面には郵便切手欄24、郵便番号欄25及び受取人の住所氏名26等が例えばプリンター等の印字により記載されており、また第二葉片22表面には一般情報27が記載されている。
各葉片の外側には切断線(必ずしも表示する必要はなくミシン目等でも構わない)31と後述するピントラクタで用紙を移送するための複数のマージナル孔32が設けられたマージナル部分30が設けられている。
同様に各葉片裏面側には秘密を要する個人情報28がそれぞれ記載されている。
なおこのシーラー部は、前記構成に限るものではなく、ヒートローラ等の他の手段により加熱・加圧処理を一気に行ってもよく、さらにヒータープレスにより加熱しながらプレス(加圧)しても構わない。
そして最終的に製造された二つ折り葉書J2は後部のベルトコンベア等からなるスタッカー51に順次積載されるのである。
その後、受取人は、マイクロミシンで切断されている疑似接着シートGの両長辺側を葉書用紙と共に引き裂くことにより、本来手で裂断することができなかった支持体側の葉片であっても容易に引き裂くことができ、安心して廃棄することができるのである。
そして第一葉片61表面には郵便切手欄66、郵便番号欄67及び受取人の住所氏名68が例えばプリンター等の印刷手段により記載されており、また第二葉片62と第三葉片63の表面には個人情報69がそれぞれ記載されている。
そして第一葉片61と第三葉片63の外側には切断線71とピントラクタで用紙を移送するための複数のマージナル孔72が設けられたマージナル部分73が設けられている。
同様に第一葉片61、第二葉片62の裏面側には個人情報69が記載され、第三葉片63裏面には一般情報74がそれぞれ記載されている。
なお前記疑似接着シートGの何れかを両面接着シートに代えることも可能である。この場合、三つ折りの用紙であっても両面接着シートの挿入された側の対向葉片間が剥離できないため、最終的に二つ折り葉書の形態になる。
その後の工程については既述の二つ折り葉書の場合と同様なので説明を省略する。
例えば、ロール状の疑似接着シートGを使用する場合に、工程中のダイカットローラ87、88にマイクロミシン刃を使用すれば、仕上がった葉書の天地の辺においても疑似接着シートGがマイクロミシンにより切断されている(図13参照)。従って開封された葉書用紙は天地左右の何れの辺においても裂断が可能になる。
また、各実施例において、両外側に感熱接着剤層3を設けた疑似接着シートGを使用しているが、感熱接着剤層に代えて感圧性接着剤層(粘着剤層)にしても構わない。
さらに実施例1において、例えば図2の疑似接着シートGは長方形であるが、何れかのコーナー部分が斜めカットされていても構わない。
さらにまた、図2の疑似接着シートGを使用して三つ折葉書を作成することが可能であることはいうまでもない。
S1、S2、S3 葉書用紙
J1、J2、J3 葉書
t1、t2 単位シート
1 支持体
2 熱可塑性樹脂層
3 感熱接着剤層
11、12、21、22、61、62、63 葉片
13、23、64、65 折り線
29、31、70、71 切断線
14、24、66 郵便切手欄
15、25、67 郵便番号欄
16、26、68 受取人住所氏名
17、27、74 一般情報
18、28、69 個人情報
32、72 マージナル孔
30、73 マージナル部分
40、80 アングル
41、81 サポートローラ
42、44、82、85 ピントラクタ
43、83、84 ターンプレート
45、86 スリッタ
46、47、87、88 ダイカットローラ
48、89 搬送ローラ
49、90 ヒータプレート
50、91 加圧ローラ
51、92 スタッカ
Claims (4)
- 折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された複数の葉片を折り畳み或いは切り重ねることにより生じる任意の対向葉片間を剥離可能に一体化するために介在させる疑似接着シートであって、葉書サイズより一回り小さなサイズからなる長方形の疑似接着シートにおいて、4辺の内少なくとも1辺がマイクロミシンにより切断されていることを特徴とした破断可能な情報通信体用疑似接着シート。
- 折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接された長尺シートを折り畳み或いは切り重ねることにより生じる任意の対向葉片間を剥離可能に一体化するために介在させる疑似接着シートであって、マイクロミシンにより対向葉片の幅より僅かに狭い幅で切断されて巻き取られたことを特徴とした破断可能な情報通信体用疑似接着シート。
- 折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された複数の葉片を折り畳み或いは切り重ねることにより生じる任意の対向葉片間を疑似接着シートを介して剥離可能に一体化した情報通信体において、前記疑似接着シートが対向葉片よりも一回り小さな長方形であると共に少なくとも前記長方形の4辺の内少なくとも1辺がマイクロミシンにより切断されていることを特徴とした破断可能な情報通信体。
- 折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接された長尺シートを折り畳み或いは切り重ねることにより生じる任意の対向葉片間をロール状態から繰り出される疑似接着シートを介して剥離可能に一体化した情報通信体において、前期疑似接着シートの少なくとも一方の縁辺がマイクロミシンにより対向葉片の幅より僅かに狭い幅で切断されていることを特徴とした破断可能な情報通信体。
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