JPH06219083A - 葉書とその製造方法 - Google Patents

葉書とその製造方法

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JPH06219083A
JPH06219083A JP5162436A JP16243693A JPH06219083A JP H06219083 A JPH06219083 A JP H06219083A JP 5162436 A JP5162436 A JP 5162436A JP 16243693 A JP16243693 A JP 16243693A JP H06219083 A JPH06219083 A JP H06219083A
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Japan
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sheet
postcard
film
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synthetic resin
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JP5162436A
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Inventor
Kenji Shibahara
憲司 芝原
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CHALLANGE FIVE KK
Challenge Five KK
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CHALLANGE FIVE KK
Challenge Five KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂フィルムを具備した葉書でありなが
ら、連続的且つ自動的に製作することが可能であり、ま
た、破棄,処分等も容易に行える葉書を提供することを
目的とする。 【構成】 紙製の葉書本体(1) が2枚のシート片(1a),
(1b) からなり、一方のシート片(1a)が葉書の規格寸法
となり、他方のシート片(1b)がその規格寸法の半分とな
るように、該一方のシート片(1a)と他方のシート片(1b)
が折曲部(4) を介して2つ折りされ、且つ該シート片(1
a),(1b)間に裂断可能な合成樹脂製フィルム(6) が介装
され、しかも該フィルム(6) と前記シート片(1a),(1b)
のうちいずれか一方のシート片間が剥離可能に接着され
てなるとともに前記フィルム(6) と他方のシート片間は
剥離不能に接着されてなることを構成上の要旨とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葉書と、その葉書の製
造方法、さらに詳しくは、通信文等の情報や印刷表示媒
体を隠蔽して郵送するために、その情報等の表示面を、
合成樹脂フィルム等を介して剥離可能に加熱等により接
着した葉書と、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような合成樹脂製フィルム
を介装して内面側が接着された葉書としては、たとえば
特開昭64−16691 号公報所載のものがある。すなわち、
この葉書は、図13に示すように、葉書本体1dを形成する
2枚のシート片1e, 1fの内面側に接着剤23,23 を介して
フィルム24, 24を設け、そのフィルム24,24 間を擬似接
着層25を介して剥離可能に接着したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような葉書は、合成樹脂フィルム24や接着層23等の複数
の層の両側に剥離紙26,26 を設けた定寸の擬似接着積層
体27が予め準備され、その剥離紙26,26 を剥離して擬似
接着層を2つ折りの葉書用紙に介装接着して製造される
ものであるため、上記のような定寸の擬似接着積層体27
を各葉書用紙毎に介装,貼着しなければならず、葉書全
体の製造作業を連続的且つ自動的に行うことができない
という問題点があった。
【0004】一方、上記のような擬似接着積層体27を長
尺化することにより、連続用紙を用いて連続化,自動化
を図ることも考えられるが、このような連続用紙を用い
た葉書の製造は、その連続用紙の切断工程が必須とな
る。しかし、上記擬似接着積層体27は、合成樹脂製のフ
ィルム24,24 を含んでいるため、このような積層体を長
尺化して上記連続用紙内に介装したとしても、上記フィ
ルム24,24 が切断工程に支障を生じることとなる。従っ
て、このような擬似接着積層体を具備した葉書の製造
に、上記連続用紙等を用いた葉書の連続製造作業を採用
することは、到底困難となっていたのである。
【0005】また、上記のような葉書を破棄,処分する
場合にも、上記のようなフィルムの介装によって通信体
を引き裂くことが容易でないために、破棄,処分も容易
には行えないこととなっていた。ちなみに、たとえば情
報が秘密事項等の場合等、細かく切断して破棄,処分す
ることが必要な場合には、たとえばはさみ等の切断器具
を別途準備して行わなければならず、その作業が非常に
面倒となっていたものである。
【0006】いずれにしても、上記従来の葉書は、上記
のようなフィルムが介装されているために、連続用紙を
用いる場合の切断作業の他、破棄,処分時等においても
葉書の切断に支障を生じるという問題点があった。
【0007】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、合成樹脂フィルムを具備した葉
書でありながら、連続的且つ自動的に製作することが可
能であり、また、破棄,処分等も容易に行える葉書を提
供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、葉書と、その葉書の製造方法とし
てなされたもので、葉書としての特徴は、紙製の葉書本
体1が2枚のシート片1a,1bからなり、一方のシート片
1aが葉書の規格寸法となり、他方のシート片1bがその規
格寸法の半分となるように、該一方のシート片1aと他方
のシート片1bが折曲部4を介して2つ折りされ、且つ該
シート片1a,1b間に裂断可能な合成樹脂製フィルム6が
介装され、しかも該フィルム6と前記シート片1a,1bの
うちいずれか一方のシート片間が剥離可能に接着されて
なるとともに前記フィルム6と前記シート片1a,1bのう
ちの他片のシート片間は剥離不能に接着されてなること
にある。
【0009】また、他の葉書としての特徴は、紙製の通
信体本体1が2枚のシート片1a,1bからなり、一方のシ
ート片1aが葉書の規格寸法となり、他方のシート片1bが
その規格寸法の半分となるように、該一方のシート片1a
と他方のシート片1bが折曲部4を介して2つ折りされ、
且つ該シート片1a,1b間の相対面する内面側に、合成樹
脂層5と強接着剤7、並びに合成樹脂層5と弱接着剤8
がそれぞれ積層されてなるとともに、前記強接着剤7と
弱接着剤8間には裂断可能な合成樹脂製フィルム6が介
装されて、該弱接着剤8とフィルム6間の層間剥離によ
り前記両シート片1a,1b間が剥離可能に熱接着されてな
ることにある。
【0010】さらに、葉書の製造方法としての特徴は、
多数の葉書形成片14を具備し、該葉書形成片14毎に分断
せしめる分断手段を有する連続用紙11を移送するととも
に、その連続用紙11上に、該連続用紙11の移送方向と交
差する方向に裂断可能な合成樹脂製のフィルム6と、該
フィルム6の一面側に強接着剤7を介して設けられた合
成樹脂層5と、前記フィルム6の他面側に弱接着剤8を
介して設けられた合成樹脂層5とで構成された長尺状の
介装シート16を移送し、且つ前記連続用紙11を一片17の
みが規格寸法に、他片18がその規格寸法の半分になるよ
うに長手方向に折り曲げて、該折り曲げられる連続用紙
11内に前記介装シート16を介装した後、加熱により該介
装シート16を介して前記連続用紙11の相対面する内面を
剥離可能に接着し、その後、前記分断手段を介して前記
連続用紙11を葉書形成片14毎に分断すると同時に、前記
介装シート16を連続用紙11の短手方向に裂断することに
よって製造することにある。
【0011】
【作用】本発明は、上述のように裂断可能なフィルム6
を葉書本体1内に介装したものであるため、このような
葉書を製造する場合においては、上記のような裂断可能
なフィルム6を長尺状としたものを準備し、これを葉書
形成片を具備した連続用紙若しくは定寸の葉書形成用シ
ートの内面側に介装し接着した後、別途切断のための機
械,器具等を用いることなく上記長尺状のフィルムを引
張力等によって容易に裂断することができ、従って、フ
ィルムが介装されるにもかかわらず、このような連続
的,自動的な通信体の製造工程においても採用すること
ができるのである。
【0012】また、このようにして製作された葉書は、
上記のような裂断可能なフィルムが介装されたものであ
るために、容易に裂断することができる。従って、葉書
に表示された情報等を判読した後、その葉書を破棄,処
分する場合にも、フィルムが裂断容易であるために、葉
書を引き裂いて容易に破棄,処分することができるので
ある。
【0013】また、上記のような葉書は、前記弱接着剤
8とフィルム6との層間剥離によってシート片1a,1b間
が剥離可能とされたものであるため、その層間剥離によ
って葉書を容易に開封することができ、シート片1a,1b
が展開されて情報の判読が可能となる。
【0014】さらに、上記のように製造された葉書は、
通信文等の情報が2つ折りによって隠蔽されているた
め、秘密保持用の葉書として十分機能することとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。実施例1 図1乃至図3において、1は1枚の紙からなる葉書本体
で、葉書大の大きさからなる第一シート片1aと該第一シ
ート片1aの半分の大きさの第二シート片1bが連設して構
成され、第一シート片1aの表面の左側部には宛先,宛名
表示部2が設けられて、宛先,宛名が印字により表示さ
れ、また、第一シート片1aの表面の右側部と第二シート
片1bの表面側には情報表示部3が設けられて、通信文等
の情報が印字により表示されてなる。9は前記第二シー
ト片1bの裏面側に設けられた宣伝、広告欄を示す。
【0016】そして、情報表示部3が設けられた第一シ
ート片1aと第二シート片1bは、該宛先,宛名表示部2が
外面側となり、且つ該情報表示部3が隠蔽されるように
折曲部4を介して折り曲げられ、且つ第二シート片1bの
内面側には図2に示すようにポリエチレンの共重合体、
(例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体)からなる合成
樹脂層5と塩素化ポリプロピレンからなる強接着剤7と
が積層されてなり、また第一シート片1aの内面側にはポ
リエチレンの共重合体(例えばエチレン−酢酸ビニル共
重合体)からなる合成樹脂層5と塩素化ポリプロピレン
からなる弱接着剤8とが積層され、しかも上記強接着剤
7と弱接着剤8間には、一方向に裂断可能な2軸延伸ポ
リプロピレンフィルム6〔商品名パイレンフィルム−E
T:東洋紡株式会社〕が介装されている。
【0017】そして、上記弱接着剤8とフィルム6との
間で層間剥離が生じうるように、第一シート片1aと第二
シート片1b間が剥離可能に接着されている。
【0018】本実施例の葉書10は、上述のように第一シ
ート片1aと第二シート片1bとが、フィルム6と弱接着剤
8間の層間剥離により剥離可能に接着されてなるため、
図3及び図4に示すように第一シート片1aを第二シート
片1bから容易に剥離することができ、情報表示部3の情
報を容易に確認することができる。
【0019】一方、第二シート片1bと該フィルム6と
は、上記のように剥離不能に接着されているため、この
フィルム6,第二シート片1b相互間は剥離されない。
【0020】さらに、開封後において、葉書を破棄,処
分する場合においても、葉書本体1内に介装されたフィ
ルム6が上記のように一方向に裂断可能な2軸延伸ポリ
プロピレンフィルムであるため、葉書本体1の横方向に
引き裂くことによって容易に裂断することができ、破
棄,処分を容易に行うことができるのである。
【0021】しかも、印字する場合には、宛名,宛先と
通信文等の情報とが連続帳票の葉書形成片の同じ面に印
字されるため、連続帳票による一連の自動化工程での製
造も可能となる。
【0022】実施例2 次に、上記のような構成からなる葉書を製造する葉書の
製造方法の実施例について説明する。先ず、図5に示す
ように、多数の葉書形成片14,…を有する長尺状の連続
用紙11をロール状に巻装して設置し、これを引き出して
図6のように長手方向の両側縁にパンチ孔12,…を形成
するとともに、その内側に切取用のミシン目13,…を形
成する。
【0023】次に、図7のように一片17の予め設けられ
た宛先,宛名表示部2の所定位置に宛先,宛名を印字す
るとともに、一片17及び他片18の情報表示部3に通信文
等の文字を印字する。尚、この印字は、前記用紙11の両
側縁のパンチ孔12を利用して電子計算機のプリンターに
よって行う。
【0024】次に、上記のような所定事項を印字した
後、図8のようにパンチ孔12を有する用紙11の両側の耳
片15をミシン目13を介して切り取る。
【0025】次に、図9及び図10のように前記用紙11
を、一片17及び第他片18を折曲部4を介して一片17のみ
が規格寸法に形成され、他片18がその規格寸法の半分に
なるような2つ折り状態に折り曲げるとともに、一片17
と他片18間に、上記のように一方向に裂断可能な2軸延
伸ポリプロピレンフィルム6と、該フィルム6の一面側
に強接着剤7を介して設けられた合成樹脂層5と、前記
フィルム6の他面側に弱接着剤8を介して設けられた合
成樹脂層5とで構成された介装シート16を介装する。
【0026】次に、図10に示すように、上記のような2
つ折り状態に折り曲げられ且つ介装シート16の介装され
た用紙11を、加熱押圧する。このとき、前記介装シート
16の合成樹脂層5は加熱により溶融し、それによって接
着剤として機能するとともに、常時は白色不透明な合成
樹脂層5は透明化し、その結果、その合成樹脂層5を介
してフィルム6がシート片17,18 間に介装されて、それ
ぞれシート片17,18 間が接着されることとなるのであ
る。
【0027】また、上記合成樹脂層5の透明化によって
開封後の文字の判読にも支障を生じない。
【0028】その後、図12に示すように、ミシン目19が
形成された用紙11の短手方向の切断位置を順次引き裂く
ことによって上記実施例1に示すような葉書10が自動的
且つ連続的に製造されることとなる。この場合におい
て、葉書本体1には上記のようなミシン目19が形成され
てなるため、引き裂き力によりそのミシン目19の位置を
介して、各葉書形成片14,…毎に容易に分断することが
でき、さらに、葉書本体1内に介装されたフィルム6
は、葉書本体1の横方向に裂断可能な2軸延伸ポリプロ
ピレンからなるため、上記のような引き裂き力によって
上記ミシン目19とともに非常に容易に裂断することがで
きる。従って、切断のための装置を別途準備する必要も
なく、しかもフィルムを介装した葉書でありながら、連
続的,自動的に葉書の製作作業を行いうるのである。
【0029】尚、上記実施例では、長尺の用紙11を使用
したが、予め葉書形成片毎に定寸に形成された用紙を用
いることも可能である。この場合には、長尺のフィルム
のみが裂断されることとなる。
【0030】その他の実施例 尚、上記実施例においては、葉書本体1内に介装される
フィルム6として一方向に裂断可能な2軸延伸ポリプロ
ピレンフィルムを用いたが、このフィルム6の種類も該
実施例に限定されるものではなく、たとえば一軸延伸ポ
リプロピレンフィルム等を用いることも可能である。要
は、裂断可能なフィルムが用いられていればよいのであ
る。
【0031】ただし、葉書製造時等における加工に必要
な腰の強さ,開封時に使用者の注意を喚起する光沢の度
合等を考慮すると、上記一方向に裂断可能な2軸延伸ポ
リプロピレンフィルムが最も優れている
【0032】さらに、上記実施例では上記フィルム6を
葉書本体1の内面側に接着する合成樹脂層5としてポリ
エチレンが使用されているが、この合成樹脂層5の材質
もこれに限定されるものではなく、他の合成樹脂を用い
ることも可能である。さらには、このような合成樹脂層
5がなく、接着剤を介してフィルム6が葉書本体1の内
面側に直接接着されていてもよい。要は、フィルム6と
一方のシート片間が剥離可能に接着されてなるとともに
該フィルム6と他方のシート片間が剥離不能に接着され
ていればよい。
【0033】また、葉書本体1の各シート片の内面側を
接着する手段も該実施例のような加熱接着に限らず、加
圧のみで接着することも可能である。この場合には、い
わゆるコールドメルト用の接着剤を使用することも可能
である。
【0034】さらに、本発明の葉書の用途も、上記実施
例1のようにコンピューターのラインプリンターの印字
による文字を表示したいわゆる通知用として銀行,証券
会社等で使用される葉書や、上記実施例のようにレーザ
ープリンターによる印字のものの他印刷を施したいわゆ
るダイレクトメール用として使用されるもの等その種類
は問うものではない。各種形態の葉書はそれぞれ印字
用,ダイレクトメール用等の種々の用途に使用すること
も可能である。ただし、本発明のような2つ折りの葉書
は、宛先,宛名表示部2と情報表示部3とが葉書本体1
のすべて同じ面側に設けられるため、連続用紙11の一面
側に印字することができ、従ってコンピューターによる
印字用に適している。
【0035】さらに、上記実施例では、第二シート片1b
が第一シート片1aの半分の大きさに形成されているが、
葉書の規格寸法の半分の大きさであることが寸法の精度
上厳密に要求されるものではない。すなわち、本考案に
いう「規格寸法の半分」とは、規格寸法の略半分であれ
ばよいことを意味する。
【0036】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、通信体本体の
内面側に、フィルムを介装するとともに、そのフィルム
をその通信体本体の横方向に裂断可能なフィルムにて構
成したため、このような葉書を製造する場合には、上記
フィルムを長尺化したものを準備し、これを通信体形成
用の用紙内に介装し、且つそのフィルムを介して用紙の
内面側相互間を接着した後、葉書の所定寸法毎に引き裂
くことによって、フィルムが通信体本体の横方向に容易
に裂断されることとなる。
【0037】従って、ミシン目等の分断手段を用紙に設
けておけば、その箇所での分断と同時にフィルムを裂断
できるために、切断のための装置を準備する必要もな
い。よって、通信体製造の装置全体を煩雑化させること
なく、連続用紙や長尺フィルム等を用いて通信体の製造
を連続的且つ自動的に行うことができるという効果を得
た。
【0038】さらに、介装されるフィルムが上記のよう
に裂断可能なものであるため、通信体本体の内面側に表
示された事項を判読した後、その通信体を破棄,処分す
る場合にも、通信体本体を引き裂けば、内部に介装され
たフィルムも同時に裂断されることとなり、従って、フ
ィルムが介装されているにもかかわらず、従来の葉書に
比べると、破棄,処分を容易に行えるという効果があ
る。
【0039】また、本発明の葉書は葉書本体が2枚のシ
ート片からなり、一片が葉書の規格寸法となり、他方の
シート片がその規格寸法の半分となるように、折曲部を
介して2つ折りされているため、宛先、宛名表示部,情
報表示部が葉書本体のすべて同じ面側に設けられてお
り、連続用紙の一面側に印字することができる。従って
コンピューター等による印字作業が連続用紙の同じ面に
行え、そのため、印字作業が容易となる効果がある。
【0040】さらに、本発明の葉書は葉書本体が2枚の
シート片からなるにもかかわらず、全体として葉書の規
格寸法となるため、葉書としての料金で郵送することが
できる。従って、従来の葉書と異なり情報表示部を隠蔽
でき、しかも封書を使用するよりも経済的に郵送でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】開封状態を示す平面図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【図5】ロール紙を巻装設置した状態の概略側面図。
【図6】パンチ孔及びミシン目形成工程の概略平面図。
【図7】印字工程を示す概略平面図。
【図8】耳片の切取り工程を示す概略平面図。
【図9】折り曲げ及び介装シートの介装工程を示す概略
平面図。
【図10】図9のC−C線断面図。
【図11】接着工程の概略平面図。
【図12】切断工程の概略平面図。
【図13】従来例の中間省略拡大断面図。
【図14】従来例の擬似接着積層体の中間省略拡大断面
図。
【符号の説明】
1…葉書本体 1a…第一シート片 1b…第二シート片 5…合成樹脂層 6…フィルム 7…強接着剤 8…弱接着剤 16…介装シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製の葉書本体(1) が2枚のシート片(1
    a),(1b)からなり、一方のシート片(1a)が葉書の規格寸
    法となり、他方のシート片(1b)がその規格寸法の半分と
    なるように、該一方のシート片(1a)と他方のシート片(1
    b)が折曲部(4)を介して2つ折りされ、且つ該シート片
    (1a),(1b)間に裂断可能な合成樹脂製フィルム(6) が介
    装され、しかも該フィルム(6) と前記シート片(1a),(1
    b)のうちいずれか一方のシート片間が剥離可能に接着さ
    れてなるとともに前記フィルム(6) と他方のシート片間
    は剥離不能に接着されてなることを特徴とする葉書。
  2. 【請求項2】 紙製の葉書本体(1) が2枚のシート片(1
    a),(1b)からなり、一方のシート片(1a)が葉書の規格寸
    法となり、他方のシート片(1b)がその規格寸法の半分と
    なるように、該一方のシート片(1a)と他方のシート片(1
    b)が折曲部(4)を介して2つ折りされ、且つ該シート片
    (1a),(1b)間の相対面する内面側に、合成樹脂層(5) と
    強接着剤(7) 、並びに合成樹脂層(5) と弱接着剤(8) が
    それぞれ積層されてなるとともに、前記強接着剤(7) と
    弱接着剤(8) 間には裂断可能な合成樹脂製フィルム(6)
    が介装されて、該弱接着剤(8) とフィルム(6) 間の層間
    剥離により前記両シート片(1a),(1b)間が剥離可能に熱
    接着されてなることを特徴とする葉書。
  3. 【請求項3】 前記裂断可能なフィルムが、一方向に裂
    断可能な2軸延伸ポリプロピレンフィルムである請求項
    1又は請求項2記載の葉書。
  4. 【請求項4】 多数の葉書形成片(14)を具備し、該葉書
    形成片(14)毎に分断せしめる分断手段を有する連続用紙
    (11)を移送するとともに、その連続用紙(11)上に、該連
    続用紙(11)の移送方向と交差する方向に裂断可能な合成
    樹脂製のフィルム(6) と、該フィルム(6) の一面側に強
    接着剤(7) を介して設けられた合成樹脂層(5) と、前記
    フィルム(6) の他面側に弱接着剤(8) を介して設けられ
    た合成樹脂層(5) とで構成された長尺状の介装シート(1
    6)を移送し、且つ前記連続用紙(11)を、一片(17)のみが
    規格寸法に、他片(18)がその規格寸法の半分になるよう
    に長手方向に折り曲げて、該折り曲げられる連続用紙(1
    1)内に前記介装シート(16)を介装した後、加熱により該
    介装シート(16)を介して前記連続用紙(11)の相対面する
    内面を剥離可能に接着し、その後、前記分断手段を介し
    て前記連続用紙(11)を葉書形成片(14)毎に分断すると同
    時に、前記介装シート(16)を連続用紙(11)の短手方向に
    裂断することによって製造することを特徴とする葉書の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記分断手段がミシン目(19)である請求
    項4記載の葉書の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137535A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 K D K Kk 破断可能な情報通信体用疑似接着シート及びそれを用いた破断可能な情報通信体

Cited By (1)

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JP2010137535A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 K D K Kk 破断可能な情報通信体用疑似接着シート及びそれを用いた破断可能な情報通信体

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