JP3042784B2 - 情報積層体及びその製造方法 - Google Patents

情報積層体及びその製造方法

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JP3042784B2 JP63238577A JP23857788A JP3042784B2 JP 3042784 B2 JP3042784 B2 JP 3042784B2 JP 63238577 A JP63238577 A JP 63238577A JP 23857788 A JP23857788 A JP 23857788A JP 3042784 B2 JP3042784 B2 JP 3042784B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内部に情報を表示してなり、葉書、封書等
の郵便物、名刺、その他のカード類、書籍、カタログ等
に使用することができる情報積層体に関する。
〔従来の技術〕
実開昭63−93175号公報に、透視可能なシートどうし
が剥離可能に接着されるとともに、シートの接着面とは
反対側の各面には、秘匿すべき隠蔽情報を表示したシー
トが、隠蔽情報表示面において粘着剤を介して貼着され
たことを特徴とする隠蔽情報所持体に係る発明が開示さ
れている。また、実開昭63−6870号公報にも、同様のも
のが開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の前記隠蔽情報所持体の製造に際しては、隠蔽情
報の表示工程の後に、透視可能なシートの接着面とは反
対側の各面に隠蔽情報を示したシートを貼着する工程が
続く。前者の情報表示工程は、処理量が多い場合でも、
周知の印刷システム、例えばコンピュータ連動印字シス
テム等によって即時に行なうことが可能である。しか
し、後者の両シート貼着工程は、前記の情報表示工程に
比べて多大の工数を必要とするので隠蔽情報所持体の製
造工程における律速段階を構成し、処理量が多い場合は
隠蔽情報所持体の製造能力を大きく制限することにな
る。
また、前記の両シート貼着工程に不備があると、商品
としての隠蔽情報所持体の価値が低下すると共に郵便葉
書等として使用不可能になることがあるので、その不良
品については情報表示工程を含めて製造し直す必要が生
じる。
また、前記の両シート貼着工程においては隠蔽情報が
必然的に開示されるので、その工程を他者に委託するよ
うな場合は、作業関係者に厳重な守秘義務を課する必要
があり、機密管理が事実上困難になる。
さらに、前記隠蔽情報所持体では、隠蔽情報の表面は
透視可能なシートで被覆されていても、隠蔽情報を表示
したシートに外面から内面に水等が浸透すると、濡れに
より隠蔽情報が判読不能になる可能性がある。
本発明の目的は、従来の前記隠蔽情報所持体の問題点
を解決し、製造能力の向上、不良品の減少、機密管理の
促進、さらに耐水性の向上等を可能にする情報積層体及
びその製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための技術手段及びその作用〕
本発明に係る情報積層体は、請求項1に記載のよう
に、相対する樹脂シートの両内面を剥離可能に接着する
と共に各樹脂シートの外面に台シートを一体に設けてな
る情報積層体において、相対する樹脂シートの少なくと
も片方の内面に情報を表示すると共に相対する樹脂シー
トの少なくとも片方の内面にその端縁に沿ってマスキン
グ体の付着による非接着域を設けたことを特徴としてい
る。なお、本発明における各種シートは薄膜としてのフ
ィルムの概念を包含する。
前記の相対する樹脂シートやそれらの外面に設けられ
た台シートは、情報積層体中において単票状に分離され
ていてもよく、また連続的な二つ折りや三つ折り、四つ
折り等の状態に形成されていてもよい。相対する樹脂シ
ートは互いに異種のものであってもよい。樹脂シートの
内面に表示される情報は、文字、数字、記号等からなる
情報に限定されず、例えば絵、模様、図形、表、枠、記
入欄、罫線等を包含し、表示の態様に限定はない。
この情報積層体では、台シートの外面から内面に浸透
した水は樹脂シートによって遮断され、情報表示部分に
は達しない。この情報積層体は、非接着域が形成された
端縁から、相対する樹脂シートの両内面において剥離展
開することができ、展開後において、少なくとも片方の
樹脂シートの表面に表示された所要の情報を読み取るこ
とができる。展開後における樹脂シートの表面は、両樹
脂シートの接着態様に応じて粘着性を残している場合と
粘着性のない場合とがある。
前記情報積層体には、相対する樹脂シートの端縁に沿
ってそれらの内面が接着されていない非接着域が設けら
れているので、情報積層体をその非接着域から容易に剥
離することができる。前記非接着域は、樹脂シート相互
の接着を局部的に阻止するために、相対する樹脂シート
の一方又は両方の内面にインク、塗料その他のマスキン
グ体を印刷等により局部的に付着させることにより設け
られる。前記非接着域は、相対する樹脂シートの端縁に
沿って、端縁から若干内側に設けてもよく、その場合は
剥離展開に先立って端縁を適当に切り落とすことによ
り、前記と同様に非接着域が露出することになる。
また、請求項2に記載のように、樹脂シートを透明
(半透明を含む)とし、且つ台シートの内面に情報を表
示すると、情報積層体の展開後において樹脂シートを通
して台シート上の情報を読み取ることができるので、あ
る情報を台シートと樹脂シートとに分離表示することが
可能であり、それらの両情報を必要に応じて相互に関連
させることもできる。台シートの内面に表示される情報
も、文字、数字、記号等からなる情報に限定されず、例
えば絵、模様、図形、表、枠、記入欄、罫線等を包含す
る。例えば、請求項3に記載のように、台シートの内面
には定形の罫線や枠等で形成された記入欄の情報を表示
し、対応する樹脂シートの内面には前記記入欄を満たす
べき個別の情報を表示すると、個別の情報の表示ごとに
記入欄を表示する必要がなく、情報積層体の展開後にお
いて個別の情報を定形の記入欄内に挿入された状態で読
み取ることができる。
前記のような情報積層体は、請求項4に記載のよう
に、各台シートに樹脂シートを被覆する工程と、少なく
とも片方の樹脂シートの表面に情報を表示すると共に少
なくとも片方の樹脂シートの表面にその端縁に沿ってマ
スキング体を付着させる工程と、樹脂被覆された両台シ
ートを各樹脂シートが相対するように重ねると共に相対
する樹脂シートの両内面をマスキング体の付着部分を除
いて剥離可能に接着する工程とからなる製造方法によっ
て製造することができる。なお、必要に応じて、適当な
時期に裁断工程が付加されてもよい。
台シートには、コンピュータ出力用紙その他の紙材を
始め、樹脂、セラミック、布、或はそれらの複合材料を
使用することができる。台シートへの樹脂シートの被覆
は、例ば樹脂溶液塗布法、樹脂エマルジョン塗布法、ホ
ットメルト塗布法、ラミネート法等の周知の方法で行な
うことができる。樹脂シートの表面への情報の表示は、
手書き、印刷、インクリボン等による印字、転写、写真
現像その他によって行なうことができる。手書き、印
刷、印字等には、例えばUVインクやシルクスクリーンイ
ンク、溶剤タイプインク等のように樹脂シートとの密着
性に優れたインクを好適に使用することができ、樹脂シ
ートの表面への情報の表示後、必要に応じてインクの乾
燥、固化工程が付加される。
両樹脂シートの剥離可能な接着は、例えば、接着力の
弱い接着層や粘着層を介して、或は重ね合わせた樹脂シ
ートを加圧し、或は適度の加熱下において加圧すること
により行なうことができる。前記のような加圧又は加熱
下の加圧による接着の場合は、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル等の樹脂類からなる樹脂シ
ートを好適に使用することができる。樹脂シート相互間
には必要に応じて別の樹脂シートや樹脂層、薬剤層等を
介在させてもよい。また、樹脂シートに、ブロッキング
防止剤、カップリング剤等を添加したり、プラズマ処
理、コロナ放電等の表面処理を施してもよい。情報は、
樹脂シートの表面に別のシートや層を介して表示しても
よい。インキ等による情報が表示されている樹脂シート
の表面部分は前記加圧接着に供されないが、インキが塗
布されていない残りの表面部分が加圧接着に供される。
前記マスキング体の付着による非接着域の形成は、樹
脂シートの表面への情報の表示と共に前記中間の工程に
際して行なわれる。また、請求項2及び3記載の情報積
層体の場合、前記最初の工程の前に、台シートの表面に
所要の情報を表示する工程が付加される。
〔実施例1〕 第1図は本発明に係る情報積層体の一例の横断面図、
第2図は第1図に示す情報積層体の剥離展開時における
平面図である。なお、前記及び以下の各横断面図は、理
解を容易にするために厚さ方向に拡大されている。
第1図に示す情報積層体において、台シート(1)
に、接着層(2)を介して樹脂シート(3)が被覆さ
れ、樹脂シート(3)の表面には文字及び記号等からな
る情報(4)が印刷されると共に左右の端縁にはマスキ
ング体(7)が印刷され、台シート(1)は樹脂シート
(3)と共に、樹脂シート(3)を内側にし、折りミシ
ン目(5)に沿って二つに折り重ねられると同時に加熱
下における加圧によって相対する樹脂シート(3)が剥
離可能に接着される。前記マスキング体(7)は、前記
加熱下における加圧によっても相対する樹脂シート
(3)の両内面の接着を阻止し、それによって相対する
樹脂シート(3)の両内面にその端縁に沿って非接着域
(6)が形成される。
発信人からの前記情報積層体は、受信人において台シ
ート(1)を前記非接着域(6)から開くことにより、
第2図に示すように相対する樹脂シート(3)が剥離さ
れ、展開された樹脂シート(3)の表面に所要の情報
(4)が現れる。
なお、前記情報積層体において、相対する樹脂シート
(3)を接着力の弱い接着層や粘着層を介して剥離可能
に接着することもできる。また、樹脂シート(3)を透
明とし、且つ台シート(1)の内面にも情報を表示する
ことができる。また、前記非接着域(6)は、それが剥
離操作の端緒となるものである限り、前記位置と共に、
或は前記に代って角部等の別の位置に設けられてもよ
い。相対する台シート(1)や相対する樹脂シート
(3)は、前記のように二つ折り可能な連続体である必
要はなく、また当初は連続体であっても剥離に際して分
断されるものであってもよい。
〔実施例2〕 第3図は本発明の別の情報積層体の横断面図である。
同図に示す情報積層体は、実施例1に示すようなマス
キング体(7)を端縁に沿って、端縁から間隔をおいて
若干内側に設けたものであり、この場合は、マスキング
体(7)から外側の端縁を一点鎖線の位置で切り落すこ
とにより非接着域(6)が露出し、前記のように剥離可
能な状態になる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る請求項1に記載の情報積
層体では、情報が樹脂シートの内面に表示されているの
で、台シートに外面から水等が浸透しても樹脂シートに
よって遮断されると共に情報は安定に保護され、また情
報積層体を受信人においてマスキング体の付着による非
接着域から容易に剥離することができる。
請求項2に記載の情報積層体では、ある情報を台シー
トと樹脂シートとに分離表示することが可能であるか
ら、情報の表示態様を多様化することができる。特に、
請求項3に記載のものは、金融機関、保険会社、官庁等
から各個人への個人情報の通知用に好適である。
請求項4に記載の情報積層体の製造方法では、前記の
ような情報積層体を高能率で製造することができ、剥離
の端緒となる非接着域をマスキング体の付着により容易
に形成することができる。また、台シートに樹脂シート
を被覆した状態の中間体は各ユーザごとに原反としてス
トックすることが可能であり、各ユーザは、多大の工数
を伴う台シートと樹脂シートの貼着工程を要することな
く、既成の樹脂被覆した台シートを使用し、樹脂シート
の内面に所定の個別情報を表示すると共に端縁に沿って
マスキング体を印刷法等で付着させることにより、直ち
に情報積層体とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る情報積層体の一例の横断面図、第
2図は第1図に示す情報積層体の剥離展開時における平
面図、第3図は本発明の別の情報積層体の横断面図であ
る。 〈主要符号の説明〉 1……台シート 2……接着層 3……樹脂シート 4……情報 6……非接着域 7……マスキング体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対する樹脂シートの両内面を剥離可能に
    接着すると共に各樹脂シートの外面に台シートを一体に
    設けてなる情報積層体において、相対する樹脂シートの
    少なくとも片方の内面に情報を表示すると共に相対する
    樹脂シートの少なくとも片方の内面にその端縁に沿って
    マスキング体の付着による非接着域を設けたことを特徴
    とする情報積層体。
  2. 【請求項2】樹脂シートを透明とし、且つ台シートの内
    面に情報を表示してなる、請求項1記載の情報積層体。
  3. 【請求項3】台シートの内面には定形の記入欄からなる
    情報を表示し、対応する樹脂シートの内面には前記記入
    欄を満たすべき個別の情報を表示してなる、請求項2記
    載の情報積層体。
  4. 【請求項4】各台シートに樹脂シートを被覆する工程
    と、少なくとも片方の樹脂シートの表面に情報を表示す
    ると共に少なくとも片方の樹脂シートの表面にその端縁
    に沿ってマスキング体を付着させる工程と、樹脂被覆さ
    れた両台シートを各樹脂シートが相対するように重ねる
    と共に相対する樹脂シートの両内面をマスキング体の付
    着部分を除いて剥離可能に接着する工程とからなる情報
    積層体の製造方法。
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