JP2594389Y2 - シークレットカード - Google Patents

シークレットカード

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JP2594389Y2
JP2594389Y2 JP1990033875U JP3387590U JP2594389Y2 JP 2594389 Y2 JP2594389 Y2 JP 2594389Y2 JP 1990033875 U JP1990033875 U JP 1990033875U JP 3387590 U JP3387590 U JP 3387590U JP 2594389 Y2 JP2594389 Y2 JP 2594389Y2
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film
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sealable
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欣哉 坂本
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Tohcello Co Ltd
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Tohcello Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はシークレットカード、すなわち、基板に記載
されている文字,記号,数字などが外見上、表面から判
読されない書面、例えば、督促状,請求書面,ダイレク
トメールなどの広告書面,はがき、特に親展はがき類な
どの様なカード状のものに関するものである。
〈従来の技術〉 従来、此種のものは、基板の片面半面に接着材を介し
てポリエステルフイルムとポリエチレンフイルムとのラ
ミネートフイルムのポリエステルフイルム側を接着せし
め、該ラミネートフイルムのポリエチレンフイルム面に
接着剤或いは粘着剤を介して基板の他の半面を折り返し
接着してなるものであり、これを展開する際にはラミネ
ートフイルムにおけるポリエステルフイルムとポリエチ
レンフイルムとを剥離せしめていた。
〈課題〉 したがって、どちらかというと厚くなりがちのラミネ
ートフイルムを基板の片面半面に合致させて接着しなけ
ればならない為に、加工性が悪いのみならず、カードサ
イズにカットするときのバリ等を生じて作業性がよくな
いものであり、かつ更にそのラミネートフイルム面に接
着又は粘着剤を介在せしめるためにその塗布作業及び材
料が多くかかると共に、ラミネートフイルム両表面を強
密着させることになるので、ラミネートフイルムのポリ
エステルフイルムとポリエチレンフイルムとの両フイル
ム間を剥離しなければならず困難であった。
〈課題解決手段〉 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、基板と、表面にコーティングして極く薄いヒートシ
ール性皮膜を有した延伸ポリプロピレンフイルムとでな
り、その基板の片面全面にヒートシール性皮膜を有する
延伸ポリプロピレンフイルムの裏面を接着せしめ、該フ
イルムのヒートシール性皮膜面を内側に半折し熱着した
ものである。
〈実施例〉 本考案の実施の一例を図面に基づいて説明する。
本考案のシークレットカードは基板1と、表面にコー
ティングして極く薄いヒートシール性皮膜を有した延伸
ポリプロピレンフイルム2とで構成されるものである。
その基板1は、或る程度の硬さを有する紙又はプラス
チックフイルムからなるものであり、その片面、すなわ
ち半折した場合に、内側となる面に任意の文字,絵,数
字等を印刷あるいは記載せしめ、該面に、表面にヒート
シール性を付与せしめるために極く薄くコーティングし
て皮膜を形成しヒートシール性皮膜を有する薄くても腰
のある延伸ポリプロピレンフイルム2の裏面を接着する
と共に他面にも所定の印刷を施す。
延伸ポリプロピレンフイルム2はヒートシール性を付
与せしめた、いわゆるヒートタイプの薄くても腰のある
フイルムであり、延伸ポリプロピレンフイルムの表面に
特殊皮膜として極く薄く例えばポリエチレンなどをコー
ティングしてヒートシール性皮膜を有するヒートタイプ
とせしめたものであり、その裏面に、周知の接着剤、例
えばプリントラミネートなどに使用される接着剤3を塗
布して、基板1の片面全面に接着せしめ、この延伸ポリ
プロピレンフイルム2のヒートシール性皮膜を有する面
を内側となるように前記基板1を半折して、該延伸ポリ
プロピレンフイルム2のヒートシール性皮膜同志を熱着
して仮密着せしめる。
上記熱着による仮密着は、基板1を半折した後、該基
板面に、多少の熱圧力を加えることによって、内面のフ
イルムが密着して、すなわちフイルム表面のヒートシー
ル性皮膜同志が通常では剥離し得ない程度に接着し、そ
れは剥離強度(擬似接着強度)の熱着時の温度依存性が
小さく、安定した剥離強度を得られているが、或る程度
の引張力が作用した場合にはその密着面が極く薄い皮膜
であるので、その皮膜が擬集破壊して容易に剥離するこ
とが出来、その程度の仮りに接着した状態の、いわゆる
疑似接着である。
尚、図面では前記剥離を容易にするためにコーナー部
に切り欠き4を設けているが、切り欠きの有無及び別の
構成とすることは任意であり、又、半折は縦長状又は横
長状のいずれでも可能である。
〈効果〉 本考案は基板と、表面にコーティングして極く薄いヒ
ートシール性皮膜を有した薄くても腰のある延伸ポリプ
ロピレンフイルムとでなり、その基板の片面全面にヒー
トシール性皮膜を有する延伸ポリプロピレンフイルムの
裏面を接着せしめ、該フイルムのヒートシール性皮膜面
を内側に半折し熱着したものであるから、基板の片面、
すなわち延伸ポリプロピレンフイルムが接着されている
面に印刷されている文字等は外見上、判読されることが
ないものであり、しかも該印刷の他に延伸ポリプロピレ
ンフイルムの表面にもボールペンや万年筆などの筆記具
で筆記することが出来るものである。
又、基板の片面全面に延伸ポリプロピレンフイルムが
接着されているために、従来の如く所定位置、すなわち
半面に合致させて接着することが不用であり、その合致
させるための作業性,加工性の困難さが除去され、フイ
ルムの接着作業がきわめて容易なものとなる。
さらに、本考案のカードを連続的に製造する場合にお
いては、連続した延伸ポリプロピレンフイルムに接着剤
を塗布し、基材の隠蔽事項の印刷面と貼合わせ、所定の
カードのサイズにカットするが、この製造工程におい
て、該延伸ポリプロピレンフイルムは所謂“腰がある”
ので接着剤を塗布し基材と貼合わせる際に皺になりにく
く、また、所定のカードのサイズにカットする時には剛
性があり、伸びが小さく、かつバリ等がないのでカット
性が良く作業性がよいという効果がある。
亦、表面にヒートシール性皮膜を有する延伸ポリプロ
ピレンフイルムを用いているために、半折後、熱圧着に
よって皮膜同志が容易に擬似接着出来、その加熱温度も
適宜コントロールでき、剥離強度(擬似接着強度)の温
度依存性が小さく安定した剥離強度が得られると共に、
剥離も所定の作用によって容易に剥離なし得る。しかも
そのヒートシール性皮膜が極く薄いことにより、熱着温
度が皮膜の融点以上となっても即ち融点以上で皮膜同志
が強固に接着したとしても極く薄い凝集力が弱い皮膜が
接着層となるので、剥離時に接着層は容易に凝集破壊し
て安定した擬似接着力強度となり容易に剥離なし得るも
のであると共に剥離後の剥離面の光沢などの見栄えに影
響を及ぼすことがない、即ち、擬似接着できる温度範囲
がフイルムを使用したときよりも広くなり、擬似接着工
程のスピードアップ、擬似接着力の安定的付与ができ
る。又、その剥離後の印刷面が保護され、剥離した面に
艶がある見栄えの良いものとなる。この延伸ポリプロピ
レンフイルムも従来のようなポリエステルフイルムとポ
リエチレンフイルムとのラミネートフイルムとは異な
り、この作業性,加工性が簡便であり、経済効果も大と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案シークレットカードの一実施例を示すもの
で、第1図は平面図、第2図は(2)−(2)線に沿え
る断面図、第3図は展開状態の斜視図である。 図中、(1)は基板、(2)は延伸ポリプロピレンフイ
ルムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−55197(JP,A) 特開 平1−214485(JP,A) 特開 平2−200498(JP,A) 特開 平3−266696(JP,A) 実開 平1−117669(JP,U) 実開 平2−126877(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、表面にコーティングして極く薄い
    ヒートシール性皮膜を有した延伸ポリプロピレンフイル
    ムとでなり、その基板の片面全面にヒートシール性皮膜
    を有する延伸ポリプロピレンフイルムの裏面を接着せし
    め、該フイルムのヒートシール性皮膜面を内側に半折し
    熱着してなるシークレットカード。
JP1990033875U 1990-03-30 1990-03-30 シークレットカード Expired - Fee Related JP2594389Y2 (ja)

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