JP2007152919A - 疑似接着シートの挿入手段 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密着書簡等の情報通信体の製造に際して、折り畳まれた連続フォーム用紙等の長尺シートの対向面間に、位置ずれ及びターンプレートからの脱落なしに疑似接着シートを挿入することができる疑似接着シートの挿入手段を提供する。
【解決手段】 ターンプレート25の斜辺において疑似接着シートGがすり抜けるように作用する力gと、ガイドローラRにおいて相殺する方向に作用する力hが働くように、前記ガイドローラRを勾配により斜辺を有するように形成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、DMを始めとして葉書、往復葉書、封書等に利用可能な情報通信体の製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書等であるにもかかわらず、折り畳まれ或いは切り離されて多層に重ね合わされたシートが剥離可能に積層されているため内部に多量の情報が隠蔽されている情報通信体における疑似接着シートの挿入手段に関する。
近年、情報が記載された複数の葉片を折り畳み或いは切り離し、重ね合わせて郵送可能にした情報通信体が、葉書等の郵便物として多用されている。そのような情報通信体の製造方法として、例えば、特開平5−38894号公報には、一時接着された2層の透明フィルムの両外側に感熱接着剤層を設けた4層構成の積層シートからなる疑似接着シートを、折り畳まれた連続フォーム用紙からなる長尺シートの対向面間に挿入し、該疑似接着シートを感熱接着により各紙片に接着一体化させると共に各紙片を疑似接着シートの一時接着界面から剥離展開し得るように構成された密着書簡の連続製造装置が開示されている。
前記密着書簡の連続製造装置では、複数の葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを任意の折り線で折り畳み、重ね合わせる重ね行程と、重ね行程の上方にガイドロールからなるサポート部材が配置されると共にサポート部材から下流に沿って上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段が順次配置され、重ね合わされた長尺シートを、上流側搬送駆動手段及び下流側搬送駆動手段により、上方に引き上げつつサポート部材を介して転向させると共に上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段に沿って搬送する搬送駆動行程と、重ね合わされて搬送される長尺シートの任意の対向面間に、搬送用テーブル上において、両外側に感熱接着剤層が形成された疑似接着シートを挿入する挿入行程と、疑似接着シートが挿入された長尺シートを、下流側搬送駆動手段の下流において、個別の単位シート毎に裁断する裁断行程と、個別に裁断された各単位シートに加熱・加圧処理を施すと共に疑似接着シートと各単位シートとの対向面間を感熱接着剤層を介して接着する接着一体化行程とが順次実行される。
ところで、前記密着書簡の製造装置における長尺シートの対向葉片間への疑似接着シートの挿入手段は、複数のガイドローラと複数の金属板からなるガイドを使用し、複雑な経路を経た後に挿入するようにしている。そして長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する手段として、図10(A)に示すように、副kすうのガイドローラを通過しながら繰り出される疑似接着シートGを、外側ガイド45と内側ガイド46等からなるターンプレートに沿って転向させつつ、折り畳まれた長尺シートSの対向葉片間に挿入するようにしている。
特開平5−38894号公報
従来技術に係る前記ガイドを用いて疑似接着シートを挿入する手段では、図10(A)に示すように、長尺シートSと併走している疑似接着シートGを外側ガイド45に沿って一旦反転させ、続いて内側ガイド46に沿って再び長尺シートSの搬送方向に転向するように反転させ、該長尺シートSと併走するようにする方法を採っている。しかしながら、前記の場合、破線の斜線部分に位置する疑似接着シートGが長尺シートSの搬送方向と一致せず、やや斜め逆方向から挿入されているため、その部分で長尺シートSの搬送方向に逆行する疑似接着シートGが、該疑似接着シートSの搬送と干渉し合って押し流され、内側ガイド46に沿って反転する際に内側ガイド46の斜辺に沿ってすり抜ける方向に流され、延いては、図10(B)に示すように内側ガイド46の先端から完全にすり抜けて脱落してしまう等の事故を発生させるのである。そしてこの傾向は、マット紙等のように疑似接着シートGが比較的密着しやすい長尺シートSになるほど顕著に現れる。
本発明は、密着書簡等の情報通信体の製造方法において、前記ガイドローラを単なる円柱ではなく勾配を付けて斜辺を形成することにより、どのような長尺シートを用いても、疑似接着シートが位置ずれを起こしたり脱落したりすることがない疑似接着シートの挿入手段を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明に係る疑似接着シートの挿入手段は、折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された複数の葉片が縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを連続的に折り畳み及び/又は切り重ねることにより形成される任意の対向葉片間に、剥離可能に接着されると共に両外側に感熱接着剤層が設けられてなる疑似接着シートを複数のガイドローラを介して連続的に繰り出すと共に最終的にターンプレートに沿って反転させつつ長尺シートの搬送方向に転向させるように連続的に挿入し、前記疑似接着シートが挿入された長尺シートを個別の単位シート毎に裁断すると共に加圧又は加熱・加圧処理により疑似接着シートをその両外側の感熱接着剤層を介して前記対向葉片間の各対向面に接着させて一体化するようにした情報通信体の製造方法における疑似接着シートの挿入手段であって、前記複数のガイドローラの内少なくとも1本のガイドローラがその左右の切り口において径及び/又は形状が異なり、その巾方向において勾配を持つ斜辺で形成されていることを特徴としている。
前記構成において、長尺シートの各葉片は、前記のように、折り線で折り畳まれて重ね合わされても、折り線を切取線として複数片に切り離されて重ね合わされてもよく、さらに折り畳まれる部分と切り離される部分が混在しても差し支えない。また、疑似接着シートが挿入された長尺シートの前記裁断行程と、疑似接着シートをその両外側の感熱接着剤層により前記対向葉片間の各対向面に接着一体化させる加圧又は加熱・加圧処理の工程とを必要に応じて入れ替えることができ、何れの行程が先行してもよい。例えば、疑似接着シートが挿入された長尺シートをそのまま加圧又は加熱・加圧して疑似接着シートと接着一体化した後に、単位シート毎に裁断しても差し支えない。
また前記勾配により斜辺を形成するガイドローラは単体で構成されていてもよく、或いは複数の部材から構成されていても構わない。前記ガイドローラの材質としては、例えば金属、樹脂類、紙、セラミック等が効果的に使用できるがこれらに制限されることはない。さらに、前記ガイドローラの形状としては、円錐状の斜辺にこだわることなく多角錘状の斜辺であっても、或いは円錐と角錐が混在した状態の斜辺であっても構わず、さらに不定型な錘状の斜辺であっても構わない。またさらに前記ガイドローラは単数でも或いは複数設けても構わず、複数配置されたガイドローラの内の全て或いは任意のガイドローラに適用することが可能である。
前記ガイドローラの表面には、通過する疑似接着シートに与える影響を軽減するため表面処理が施されていてもよい。例えば、ガイドローラの表面にテフロン処理やフッ素処理を施すことにより、接触する疑似接着シートとの抵抗を軽減し、静電気の発生等を低下させることができる。またガイドローラ表面に規則的或いは不規則な溝を形成すれば、疑似接着シートとの密着性が向上しその流れをより確実に制御することができる。
本発明によれば、密着書簡等の情報通信体の製造方法において、長尺シート対向面間にフィルムを挿入する迄に錘状の勾配により斜辺を形成するガイドローラを通過する。そのため疑似接着シートは勾配により形成された斜辺の高い方へ乗り上げてずれることがなくなり、その流れが制御される。従って、疑似接着シートがターンプレートの疑似接着シート折り返し部分から位置ずれを起こしかけても制御されるため、すり抜けて脱落したりすることが防止される。また、前記効果は、マット紙のように疑似接着シートとの密着性が強い長尺シートによる情報通信体の製造において特に有用である。
以下、本発明を葉書に適用した場合の実施例に基づいて図面と共に説明する。
図1(A)及び(B)は、長尺シートの各々表面図及び裏面図である。図2は、本発明に係る疑似接着シートの挿入手段を適用した情報通信体の製造方法の一例を説明する要部概念概略図である。図3は、折り畳まれて搬送されている長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートをターンプレートに沿って挿入する様子を説明する要部概念斜視図である。図4は、図3における、折り畳まれた長尺シートのX−X線切断断面図である。図5は、疑似接着シートの断面図である。図6は、図3における、葉片間に疑似接着シートが挿入された状態の長尺シートのY−Y線切断断面図である。図7(A)は、本発明に係るガイドローラを使用して長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する様子を説明する要部概念斜視図、同図(B)は、同図(A)におけるガイドローラーの側面図である。図8は、図3におけるターンプレート部分の一部破断平面図でる。図9は、完成した情報通信体の斜視図である。図10(A)は、特許文献1に示す従来技術に係るガイドローラとターンプレートを使用して長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する場合におけるターンプレート部分の一部破断平面図、同図(B)は、同図(A)に示すターンプレート部分に生じた不具合状態を示す一部破断平面図である。
図1(A)に示すように、長尺シートSは、第一葉片1、第二葉片2及び第三葉片3が折り線4及び5を介して横方向に連接した単位シートtが切取線7を介して縦方向に連接されて構成されている。なお、前記折り線4及び5並びに切取線7は、必ずしも明示する必要はなく、折り筋やミシン目等に代えることも可能である。
長尺シートSにおける各単位シートtの第一葉片1及び第三葉片3の各外側には、切落し線6を介してマージナル部分8が連接され、該マージナル部分8にマージナル孔9が所定間隔で穿設されている。なお、前記切落し線6もまた、必ずしも明示する必要はなく、ミシン目等に代えることも可能である。
各単位シートtの第一葉片1表面には、郵便切手欄10a及び郵便番号欄10bが設けられると共に受取人の住所氏名10cが記載され、同様に第二葉片2及び第三葉片3表面には受取人のプライバシーに関する預金残高や督促内容等の隠蔽情報11が記載されている。なお、前記隠蔽情報11は、必ずしも受取人のプライバシーに関する内容である必要はなく、広告宣伝等や不特定多数を対象とした通知等の内容であってもよく、さらにそれらの各情報が混在していても差し支えない。
そして、図1(B)に示すように、各単位シートtの第三葉片3裏面及び第二葉片2裏面には、隠蔽情報11が記載され、第一葉片1裏面には、隠蔽する必要のない一般情報12が記載されている。なお、前記隠蔽情報11は、必ずしも受取人のプライバシーに関する内容である必要はない。
前記のような長尺シートSは、例えばミシン目で形成された切取線7で蛇腹状に折り畳まれて、図2に示すように左側の紙折り機21にストックされる。そして、前記長尺シートSは、紙折り機21のアングルにより、図4に示すように折り線4及び5で断面Z字状に折り畳まれ、図2及び図3に示すように、重ね合わされながら上部の第一サポートローラ22へと引き上げられる。
サポートローラ22の下流側には、ピントラクタ式の上流搬送駆動手段23が配置され、さらにその下流側には、第二サポートローラ24を介して搬送用テーブルTが配置され、さらにその下流側には、第三サポートローラ26を介してピントラクタ式の下流搬送駆動手段27が配置される。
前記下流側搬送駆動手段27は、サポートローラ22の下流側の斜め上方位置に水平又は略水平に第三サポートローラ26を介して配置され、上流側搬送駆動手段23及び搬送用テーブルTは、サポートローラ22から第二サポートローラ24を介して第三サポートローラ26に渡って順次連接された上がり斜線に沿って各々配置され、次第に水平に近づく角度となっている。
図4に示すように断面Z字状に折り畳まれて引き上げられた長尺シートSは、図2及び図3に示すように、第一サポートローラ22から斜め上方に、上流側搬送駆動手段23、第二サポートローラ24及び搬送用テーブルTを経て第三サポートローラ26へと搬送され、該第三サポートローラ26を介して水平又は略水平に下流側搬送駆動手段27を経て搬送され、前記搬送用テーブルT上において、長尺シートSの両側2個所の対向面間に疑似接着シートGが各々挿入される。
搬送用テーブルTの両側端下方には、例えば図2及び図3に示すように、疑似接着シートGのロールが配置され、待機する一方、搬送用テーブルTの上面では、図7及び図8に示すように、ターンプレート25が、折り畳まれた長尺シートSの各対向面間に側面から入り込んでいる。
前記疑似接着シートGは、図5に示すように、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アセテート、ナイロン、ポリカーボネート等の比較的腰の強い支持体51に公知の熱可塑性樹脂52を積層して剥離可能に接着し、さらにその両外側に好ましくは80℃以下で接着性を発揮する低温接着性の感熱接着剤層53を形成して構成されている。
搬送用テーブルTの両側端下方から連続的に繰り出された各疑似接着シートGは、例えば図7(A)に示すように、搬送テーブルTの両側に設けられた各ガイドローラRを介し、長尺シートSの搬送方向に対して角度を持って逆行しながら、ターンプレート25の疑似接着シート折り返し部分41へと進行する。
ところで前記ガイドローラRは、同図(B)に示すように、左右の切り口の径e、fが異なるため、円錐状の勾配を有する斜辺からなる形状になっている。従って図8に示すように、ガイドローラRに接触しながら折り返される疑似接着シートGは、通過中に前記勾配の低い方へ移動する力hが働く。一方ターンプレート25では疑似接着シート折り返し部分41の斜辺に沿ってすり抜ける力gが働くため、お互い逆方向の前記ガイドローラRで働く力hとターンプレートの疑似接着シート折り返し部分41で働く力gが相殺し合い、結果的に正常な流れを保つことができるのである。
因みに本発明者の実験では、例えば巾130mm、a=43mm、b=44〜45mm程度のガイドローラRと、図8に示すように搬送テーブルに対して約60°の角度の斜辺を有するターンプレート25の組み合わせで正常な流れを常時保つ良好な結果を得た。
このようにして疑似接着シートGは、正常な流れを保ちながら疑似接着シート折り返し部分41を通過し、そこで反転しつつ長尺シートSの搬送方向に転向し、図8に示すように長尺シートSの各対向面間に各々挿入されると共に長尺シートSと一体になって搬送用テーブルTに沿って下流に搬送される。
なお、仮に前記ガイドローラRに勾配が設けられていない場合には、疑似接着シートGの前記進行に対して、ガイドローラRにおいて前記勾配の低い方へ移動する力dが働かず、疑似接着シート折り返し部分41の斜辺に沿ってすり抜ける力cのみが働くため、前記斜辺において次第に位置ずれを起こし図10(B)に示すように先端部分からすり抜け脱落し製品不良を引き起こしてしまうのである。
また、前記疑似接着シートの挿入態様は、図7に示すように搬送テーブルTの一方側にターンプレート25が設けられた場合について説明されているが、搬送テーブルTの両側にターンプレート25が設けられた場合についても同様に適用できることは言うまでもない。
前記のように長尺シートSは、各対向面間に疑似接着シートGが挿入されると共に該疑似接着シートGと一体になって、搬送用テーブルTを経て搬送され、第三サポートローラ26を介して水平又は略水平に下流側搬送駆動手段27へ搬送される。
下流側搬送駆動手段27からさらに下流に搬送された長尺シートSは、スリッタ28により各切落し線6から両側のマージナル部分8が切り落とされ、続いてニップローラ29を経てダイカットローラ30により各切取線7から個別の単位シートt毎に切断される。そして、裁断後の各単位シートtは、ヒートローラ31等による最下流の加熱・加圧行程を経て、図9に示すような断面Z字状の葉書形態の情報通信体として完成され、ベルトコンベア等による集積手段でストッカ32に搬送され、ストックされる。
なお、前記ヒートローラ31の代わりに、例えば特許文献1に開示されるヒータ部のように、複数のヒータパネルと搬送ローラを交互に上下に対向させて配置し、その間に各単位シートtを通過させることで加熱し、最終的に排出部分に設けた加圧ローラで加圧するように構成してもよい。
本発明は既述の実施例に限定されるものではない。
例えば、長尺シートSとして、前記実施例のように、3葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されたものが使用される代わりに、例えば2葉片や4葉片以上の複数葉片が横方向に連接されたものが種々の態様で使用されるように構成してもよい。
また、前記実施例のように、長尺シートSの全ての対向面間に疑似接着シートGが挿入される代わりに、一方の対向面間に前記実施例のように疑似接着シートGが挿入されると共に、他方の対向面間にはその界面を剥離不能に接着するために両面接着シートが挿入されるように構成してもよい。
また、前記実施例のように、長尺シートSが、紙折り機21により折り線4及び5で断面Z字状に折り畳まれて重ね合わせられながら上部の第一サポートローラ22へと引き上げられる代わりに、長尺シートSが、切断機により折り線4及び5で3片に切り離されて重ね合わせられながら第一サポートローラ22へと引き上げられるように構成してもよい。さらに、前記実施例の代わりに、一方の折り線4又は5で切り離された葉片1又は3が、隣接する2葉片の内の何れかの葉片2若しくは3又は葉片1若しくは2と重ね合わされたまま一体化され、その後、前記一連の製造工程中に又はその最終工程後に別に設けた折り畳み行程において他方の折り線5又は4から折り畳まれるように構成してもよい。
さらに、前記実施例のように、長尺シートSを円滑に案内し、支持する各所のサポート部材として、第一サポートローラ22,第二サポートローラ24及び第三サポートローラ26等のローラが使用される代わりに、例えばアールの付いた曲面を備えた部材が使用されるように構成してもよい。また、前記の第一サポートローラ22、第二サポートローラ24及び第三サポートローラ26等の各サポート部材が、必要に応じて、長尺シートSを上下、左右或いはその他の態様で挟む一対のローラやアール付き曲面部材等の上下サポート部材から構成され、それらのサポート部材間を長尺シートSが通過するように構成してもよい。
また、前記実施例では、各サポートローラと搬送駆動手段が順次水平に近づく傾斜に沿って配置された場合について説明しているが、これらの配置に特別な制限はない。例えば各サポートローラと上流側搬送駆動手段が同一の傾斜線上に配置され、続く下流側帆走駆動手段へと続いても構わず、或いは前記従来技術のように各サポートローラと搬送駆動手段及び搬送テーブルが同一の水平線上に配置されてもよい。
前記実施例では、搬送用テーブルTの下方に2個の疑似接着シートのロールが待機する構成が採用されているが、前記ロールの待機場所は下方に限定されるものではない。例えば前記ロールは、上方に待機していてもよく、或いは前記従来技術のように上方と下方に分けて1個ずつ待機して繰り出される構成が採用されてもよい。
また、疑似接着シートGを、外側ガイド45と内側ガイド46等からなるターンプレートに沿って長尺シートの対向葉片間に挿入するようにした前記従来技術に本発明を適用することも可能であり、その場合は、例えば複数のガイドローラの内の任意のガイドローラを、前記ターンプレートの斜辺において疑似接着シートをすり抜ける方向に働く力を相殺する配置で設ければよい。なお前記任意のガイドローラは単数でも複数でも構わず、疑似接着シートの繰り出しから長尺シート挿入に至るまでに設けられた複数個所の何れの位置でも構わない。
(A)及び(B)は、長尺シートの各々表面図及び裏面図である。 本発明に係る疑似接着シートの挿入手段を適用した情報通信体の製造方法の一例を説明する要部概念概略図である。 折り畳まれて搬送されている長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートをターンプレートに沿って挿入する様子を説明する要部概念斜視図である。 図3における、折り畳まれた長尺シートのX−X線切断断面図である。 疑似接着シートの断面図である。 図3における、葉片間に疑似接着シートが挿入された状態の長尺シートのY−Y線切断断面図である。 (A)は、本発明に係るガイドローラを使用して長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する様子を説明する要部概念斜視図、同図(B)は、同図(A)におけるガイドローラーの側面図である。 図3におけるターンプレート部分の一部破断平面図でる。 完成した情報通信体の斜視図である。 (A)は、特許文献1に示す従来技術に係るガイドローラとターンプレートを使用して長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する場合におけるターンプレート部分の一部破断平面図、同図(B)は、同図(A)に示すターンプレート部分に生じた不具合状態を示す一部破断平面図である。
符号の説明
S 長尺シート
G 疑似接着シート
T 搬送用テーブル
t 単位シート
R ガイドローラ
e、f 径
g、h 力
1、2、3 葉片
4、5 折り線
6 切落し線
7 切取線
8 マージナル部分
9 マージナル孔
10a 郵便切手欄
10b 郵便番号欄
10c 受取人の住所氏名
11 隠蔽情報
12 一般情報
21 紙折り機
22 第一サポートローラ
23 上流側搬送駆動手段
24 第二サポートローラ
25 ターンプレート
26 第三サポートローラ
27 下流側搬送駆動手段
28 スリッタ
29 ニップローラ
30 ダイカットローラ
31 ヒートローラ
32 ストッカ
41 ターンプレートの疑似接着シート折り返し部分
45 外側ガイド
46 内側ガイド
51 支持体
52 熱可塑性樹脂
53 感熱接着剤層

Claims (1)

  1. 折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された複数の葉片が縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを連続的に折り畳み及び/又は切り重ねることにより形成される任意の対向葉片間に、剥離可能に接着されると共に両外側に感熱接着剤層が設けられてなる疑似接着シートを複数のガイドローラを介して連続的に繰り出すと共に最終的にターンプレートに沿って反転させつつ長尺シートの搬送方向に転向させるように連続的に挿入し、前記疑似接着シートが挿入された長尺シートを個別の単位シート毎に裁断すると共に加圧又は加熱・加圧処理により疑似接着シートをその両外側の感熱接着剤層を介して前記対向葉片間の各対向面に接着させて一体化するようにした情報通信体の製造方法における疑似接着シートの挿入手段であって、前記複数のガイドローラの内少なくとも1本のガイドローラがその左右の切り口において径及び/又は形状が異なり、その巾方向において勾配を持つ斜辺で形成されていることを特徴とした疑似接着シートの挿入手段。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015020904A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 ケイディケイ株式会社 長尺状シートの折り込みにおける折り返し補助機構
JP2015047867A (ja) * 2013-08-29 2015-03-16 ケイディケイ株式会社 多面往復葉書の製造方法

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