JP2004268579A - 情報通信体の製造方法 - Google Patents

情報通信体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004268579A
JP2004268579A JP2004045743A JP2004045743A JP2004268579A JP 2004268579 A JP2004268579 A JP 2004268579A JP 2004045743 A JP2004045743 A JP 2004045743A JP 2004045743 A JP2004045743 A JP 2004045743A JP 2004268579 A JP2004268579 A JP 2004268579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
downstream
support member
long sheet
long
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004045743A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kimura
義和 木村
Masahito Tsuchiya
雅人 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkray Inc
Original Assignee
Arkray Inc
Kyoto Daiichi Kagaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arkray Inc, Kyoto Daiichi Kagaku KK filed Critical Arkray Inc
Priority to JP2004045743A priority Critical patent/JP2004268579A/ja
Publication of JP2004268579A publication Critical patent/JP2004268579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】 長尺シートを搬送駆動手段からの脱落及び折りずれの発生なしに折り畳み、さらに長尺シートの対向面間に、低温接着性の疑似接着シートを定位置に挟み込み、搬送駆動手段からの脱落なしに搬送し得る情報通信体の製造方法を提供する。
【解決手段】 複数の葉片1、2、3が折り線4、5を介して横方向に連接された単位シートtが縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートSを折り線4、5で折り畳み、水平に対して斜め上方に搬送しつつ長尺シートSの対向面間に疑似接着シートGを挿入し、その後、長尺シートSを個別の単位シートt毎に裁断し、各単位シートtに加熱・加圧処理を施して疑似接着シートGと単位シートtの各対向面を接着することにより情報通信体を製造する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、DMをはじめとして葉書、往復葉書、封書等に利用可能な情報通信体の製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書等であるにもかかわらず、折り畳まれ或いは切り離されて多層に重ね合わされたシートが剥離可能且つ剥離後再接着不能に積層されているために内部に多量の情報が隠蔽されている情報通信体の製造方法に関する。
近年、葉書等の郵便物において、情報が記載された複数の葉片を折り畳み或いは切り離し、重ね合わせて郵送可能にした情報通信体が多用されている。そのような情報通信体の製造方法として、例えば、特開平5−38894号公報には、一時接着された2層の透明フィルムの両外側に感熱接着剤層を設けた4層構成の積層シートからなる疑似接着シートを、折り畳まれた連続フォーム用紙からなる長尺シートの対向面間に挿入し、感熱接着により各紙片を剥離可能に一体化するように構成された密着書簡の連続製造装置が開示されている。
前記密着書簡の連続製造装置では、複数の葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを任意の折り線で折り畳み、重ね合わせる重ね工程と、重ね工程の上方にガイドロールからなるサポート部材が配置されると共にサポート部材から下流に沿って上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段が順次配置され、重ね合わされた長尺シートを、上流側搬送駆動手段及び下流側搬送駆動手段により、上方に引き上げつつサポート部材を介して転向させると共に上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段に沿って搬送する搬送駆動工程と、重ね合わされて搬送される長尺シートの任意の対向面間に、搬送用テーブル上において、両外側に感熱接着剤層が形成された疑似接着シートを挿入する挿入工程と、疑似接着シートが挿入された長尺シートを、下流側搬送駆動手段の下流において、個別の単位シート毎に裁断する裁断工程と、個別に裁断された各単位シートに加熱・加圧処理を施すと共に疑似接着シートと各単位シートとの対向面を感熱接着剤層を介して接着する接着一体化工程とが順次実行される。
しかしながら、前記密着書簡の製造装置では、積載された長尺シートが、例えば断面Z字状に折り畳まれつつ上方に引き上げられ、搬送駆動手段により、水平な連続搬送用テーブル上面に送り出される際に、長尺シートの流れ方向がサポート部材を介して垂直方向から水平方向へと急激に90度変化する。そのため、搬送される長尺シートには、その流れ方向を急激に変えるサポート部材において該長尺シートの進行を妨げる必要以上に強いバックテンションが発生し、それによって長尺シートが後方へ引っ張られ、結果的に連続フォーム用紙が搬送駆動手段から外れて脱落してしまう事態が発生し易い。
また、前記密着書簡の製造装置では、長尺シートの折り畳みに際して、垂直に立ち上がる長尺シートが水平方向に流れを変えるサポート部材上で折り上げられるため、長尺シートの前記折り畳み動作が急激な流れ方向の変化についていけず、所定の位置で正確に折ることが困難になって折りずれが発生し、それによって長尺シートが前記と同様に搬送駆動手段から脱落してしまう事態が発生し易い。
また、前記密着書簡の製造装置では、折り畳まれた長尺シートが搬送用テーブルに沿って水平に搬送されている間に長尺シートの対向面間に疑似接着シートが挿入され、該疑似接着シートは下流の加熱、加圧処理により紙材と接着一体化されるのであるが、前記加熱処理においては、紙材表面に施されたトナー印字等が溶解して紙材表面を汚損しないためにできるだけ低温で処理しなければならない。しかし、低温での加熱処理による紙材への接着のために、疑似接着シートの両外側に設ける感熱接着剤層として低温接着性のものを採用すると、この低温接着性の接着剤層は常温でも粘着性を示してべとつく傾向があり、このような疑似接着シートが長尺シートの対向面間に挿入されるまでに通過する接触部分で摩擦を発生させるため、疑似接着シート及び長尺シート共に走行性が著しく阻害され、この場合も搬送駆動手段からの長尺シートの脱落を招き易くなる。従って、作業をする側としては、現状では疑似接着シートに前記のような低温接着性の接着剤層を採用することが事実上困難であり、結果的に高温接着性の接着剤層を選択せざるを得ないが、その場合は高温での加熱処理により既述のように紙材表面のトナー印字等が溶解して流れ、それによって紙材表面が汚損されるのみならず、加熱処理用のヒータパネルや搬送ローラ等の各接触部分に溶解したトナーが固着、蓄積されてジャミング等の事故が誘発されることになる。
また、前記密着書簡の製造装置では、前記のように長尺シートの対向面間に挿入された疑似接着シートは未接着のフリーな状態で下流へと水平方向に搬送されるが、この搬送中に前記疑似接着シートは搬送による振動等の影響を受けて頻繁に位置ずれを起こし易く、特に常温で粘着性のない高温接着性の接着剤層が両外側に設けられた、摩擦が少ない疑似接着シートの場合は前記振動等の影響を受け易くなる。
また、前記密着書簡の製造装置によると、例えば数枚の密着書簡を製造するに際して、長尺状ではあるが長さが短い状態の長尺シートが使用される場合に、該長尺シートが上流側搬送駆動手段と下流側搬送駆動手段との間隔よりも短いために前記の両搬送駆動手段に渡って届かない事態が生じることがある。そのような場合、長尺シートは、下流側搬送駆動手段のみで搬送駆動されると共に上流側搬送駆動手段からはフリーになっているため、該長尺シートに適度なバックテンションが掛からず、長尺シートが前記下流側搬送駆動手段の速度よりも早く搬送される先走り状態になり、所定の位置での裁断が困難になる。この先走り状態は、下流側搬送駆動手段のさらに下流に設けられているニップローラの引っ張り方により発生する現象であり、上流側搬送駆動手段から外れて適度なバックテンションをなくした長尺シートは、下流側搬送駆動手段の搬送速度よりも早くニップローラに引っ張られて、所定の裁断位置から次第にずれが生じてしまうのである。
特開平5−38894号公報
本発明者等は鋭意研究の末、密着書簡等の情報通信体の製造方法において、搬送用テーブル等を意図的に水平から上方に傾斜させると共にそれによって、折り畳まれて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材を介して流れ方向を緩やかに変化させつつ斜め上方に搬送されるように構成することにより、前記従来技術の問題が解決可能であることを発見した。
即ち、本発明は、連続フォーム用紙等の長尺シートを各搬送駆動手段から脱落させることなく、しかも折りずれを起こすことなく円滑且つ確実に折り畳むことが可能であり、さらに長尺シートの対向面間に、低温接着性の接着剤層が両外側に設けられて摩擦が大きく走行性に劣る一時接着した疑似接着シートを定位置からずれることなく挟み込むと共に各搬送駆動手段から脱落させることなく搬送することが可能であり、また少数の情報通信体を製造するための長さが短い長尺シートも容易に適用することが可能である情報通信体の製造方法を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明に係る情報通信体の製造方法は、複数の葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを任意の折り線で折り畳み及び/又は切り離し、重ね合わせる重ね工程と、重ね工程の上方にサポート部材が配置されると共にサポート部材から下流に沿って上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段が順次配置され、重ね合わされた長尺シートを、上流側搬送駆動手段及び下流側搬送駆動手段により、上方に引き上げつつサポート部材を介して転向させると共に上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段に沿って搬送する搬送駆動工程と、重ね合わされて搬送される長尺シートの任意の対向面間に、搬送用テーブル上において、両外側に感熱接着剤層が形成された疑似接着シートを挿入する挿入工程と、疑似接着シートが挿入された長尺シートを、下流側搬送駆動手段の下流において、個別の単位シート毎に裁断する裁断工程と、裁断工程の前又は後に、長尺シート又は個別に裁断された各単位シートに加熱・加圧処理を施すと共に疑似接着シートと長尺シート又は各単位シートとの対向面を感熱接着剤層を介して接着する接着一体化工程とからなる情報通信体の製造方法であって、
前記搬送駆動工程において、下流側搬送駆動手段が、サポート部材の斜め上方位置に水平又は略水平線に沿って下流側サポート部材を介して配置され、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルが、サポート部材から下流側サポート部材に渡って下流側の傾斜角度を上流側の傾斜角度に対して一致及び/又は減少させるように順次連接された仮想上の複数の上り斜線における2条の上り斜線に沿って各々配置され、且つ中間サポート部材が、少なくとも隣接する両上り斜線の屈曲した連接部に沿って配置され、
重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルを経て下流側サポート部材へと搬送され、下流側サポート部材を介して水平又は略水平に下流側搬送駆動手段を経て搬送されるようにしたことを特徴としている。
本発明において、長尺シートの各葉片は、前記のように、折り線で折り畳まれて重ね合わされても、折り線を切取線として複数片に切り離されて重ね合わされてもよく、さらに折り畳まれる部分と切り離される部分が混在しても差し支えない。また、加熱・加圧処理の工程と裁断工程とを、必要に応じて入れ替えることができ、例えば長尺シートのまま加熱、加圧して疑似接着シートと接着した後に、単位シート毎に裁断しても差し支えない。
また、本発明に係る搬送駆動工程において、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に下流側サポート部材へと搬送される態様に特別の制限はない。
例えば、上流側搬送駆動手段が、複数の上り斜線における最初の上り斜線に沿って配置されてもよく、或いは前記最初の上り斜線より下流側の適当な上り斜線に沿って配置されてもよい。また、搬送用テーブルが、上流側搬送駆動手段が配置された上り斜線の直後の上り斜線に沿って配置されてもよく、或いは前記直後の上り斜線より下流側の適当な上り斜線に沿って配置されてもよい。なお、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルが配置されない上り斜線には、必要に応じて、長尺シートの搬送の安定化を図るために、例えば別の搬送用テーブル、サポートローラその他のシート案内手段やシート支持手段等が配置されてもよい。
また、本発明では、少なくとも隣接する両上り斜線の屈曲した連接部に沿って、長尺シートの進行を円滑に転向させると共に長尺シートに弱いバックテンションを生じさせて下方への適度な押し付け力を発生させるために中間サポート部材が配置されるが、他方、隣接する両上り斜線が同じ傾斜角度で連接されているために屈曲が生じない両上り斜線の連接部には、必ずしも中間サポート部材が配置される必要はない。しかしながら、前記のように屈曲のない連接部にも、必要に応じて、長尺シートの搬送の安定化を図るために、例えば前記中間サポート部材その他のシート案内手段やシート支持手段等が介設されてもよい。
さらに、本発明では、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に下流側サポート部材へと搬送される場合の走行角度にも特別の制限はない。
例えば、各上り斜線が下流側の傾斜角度を上流側の傾斜角度に対して一致させるように順次連接され、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に同じ走行角度で、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルを経て下流側サポート部材へと搬送されるようにしてもよい。この実施態様の場合は、隣接する両上り斜線の連接部に屈曲が生じないので、既述のように、これらの連接部に必ずしも中間サポート部材が介設される必要はないが、必要に応じて、該中間サポート部材その他のシート案内手段やシート支持手段等が配置されてもよい。
また、各上り斜線が下流側の傾斜角度を上流側の傾斜角度に対して減少させるように順次連接され、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に走行角度を漸減させながら、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルを経て下流側サポート部材へと搬送されるようにすることもできる。この場合、隣接する両上り斜線の連接部に屈曲が生じるので、これらの連接部には中間サポート部材が介設される。
なお、本発明では、連接された全ての上り斜線に、連接部に屈曲を生じる上り斜線の対と連接部に屈曲を生じない上り斜線の対とが混在していても差し支えない。
前記長尺シートとして、前記通常の各種連続フォーム用紙が使用できるが、これらに限定されることはなく、例えば合成樹脂からなる合成紙や合成樹脂を混入した用紙、さらにプラスチックフィルムや布等も使用可能なものとして包含される。
剥離可能な疑似接着シートとして、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の比較的腰の強い支持体に、公知の熱可塑性樹脂を溶融押出し法や各種コーター方式により剥離可能に積層し、さらにその両外側に公知の低温接着性の感熱接着剤層を設けたものが好適に利用できる。しかし、疑似接着シートの層構成及び材質等に制限はなく、全体として前記4層構成より多くても少なくてもよく、例えば前記熱可塑性樹脂が感熱接着剤層を兼ねる場合は感熱接着剤層を省略することができる。また、前記各層を形成する樹脂類に各種添加材が添加されていても差し支えない。
本発明に係る情報通信体の製造方法は、長尺シートの任意の対向面間に疑似接着シートを挿入することを前提としている。例えば、2葉片が連接された単位シートが折り線を介して連接されている場合には、該単位シートは二つ折りに折り畳まれ或いは二つに切り離されて重ね合わされるので、それらには1個所の対向面が発生し、また3葉片が連接された単位シートが二つの折り線を介して連接されている場合には、該単位シートがZ折り又は巻き折り等の三つ折りに折り畳まれ或いは三つに切り離されて重ね合わされるときに2個所の対向面が発生する。単位シートが前記のように三つ折りに折り畳まれ、重ね合わされるときに生じる2個所の対向面間に疑似接着シートが挿入される場合には、最終的に3葉片が平面に展開される情報通信体ができ上がる。また、前記において、1個所の対向面間のみに疑似接着シートが挿入され、残る1個所の対向面間には何も挿入されずに対応葉片がフリーな状態のままにされる場合には、見開き2頁の形態で一方の頁が剥離可能となり、往復葉書等に利用可能な情報通信体が得られる。さらに、単位シートが前記のように三つ折りに折り畳まれ或いは三つに切り離されて重ね合わされるときに生じる2個所の対向面の内、1個所の対向面間に疑似接着シートを挿入すると共に残る1個所の対向面間に両面接着シートが挿入される場合には、最終的に二つ折りの形態の情報通信体になる。情報通信体の構成や積層構造等は、前記のように、製造する情報通信体の用途や目的等に応じて設計すればよいのである。
前記のように、単位シートにおける2個所以上の対向面の内、任意の各対向面間に疑似接着シート及び両面接着シートが挿入される場合における情報通信体の製造方法として、既述の挿入工程が、重ね合わされて搬送される長尺シートにおける、疑似接着シートが挿入されない任意の対向面間に、搬送用テーブル上において、両外側に感熱接着剤層が形成された両面接着シートを挿入する作業を包含し、接着一体化工程において、長尺シート又は個別に裁断された各単位シートに加熱・加圧処理を施すと共に疑似接着シート及び両面接着シートと長尺シート又は個別に裁断された各単位シートとの対向面を各感熱接着剤層を介して接着するようにしてもよい。
請求項1〜4に記載の発明によれば、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材を介して斜め上方に、従って従来の90度よりも緩やかな角度で上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルに沿って搬送されるので、折りずれがなくなると共に必要以上に強いバックテンションの発生がなくなり、搬送駆動手段から長尺シートが脱落することがない。
そして、請求項1〜4に記載の発明によれば、重ね合わされた長尺シートは、サポート部材から斜め上方に搬送されつつ上流側搬送駆動手段と下流側搬送駆動手段との間の搬送用テーブルで疑似接着シートが挿入され、続いて下流側サポート部材を介して水平又は略水平な下流側搬送駆動手段へと搬送される。そのため、長尺シートの走行角度が下流側で減少するサポート部材、下流側サポート部材、中間サポート部材等の各サポート部材において、長尺シートをそれらのサポート部材上に押し付ける適度な圧力が発生するため、長尺シートやその対向面間に挿入された疑似接着シートは確実に定位置に固定され、従って位置ずれが発生することはない。
また、請求項1〜4に記載の発明によれば、前記のように、長尺シートの走行角度が下流側で減少するサポート部材、下流側サポート部材、中間サポート部材等の各サポート部材において、長尺シートをそれらのサポート部材上に押し付ける適度な圧力が発生するため、長尺シートは各搬送駆動手段上に押し付けられ、それにより、その対向面間に低温接着性で摩擦が大きく走行性に劣る疑似接着シートが挿入された場合でも、各搬送駆動手段のピン等から脱落することが確実に抑えられる。
そして、前記のように、長尺シートの走行角度が下流側で減少する中間サポート部材や下流側サポート部材等において、長尺シートをそれらのサポート部材上に押し付ける適度な圧力が発生するので、少数の情報通信体を製造するための短い長尺シートを使用した場合でも、長尺シートの先走りが最後まで抑制され、正確な位置での裁断が可能になる。
また、特に請求項2に記載の発明によれば、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に同じ走行角度で、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルを経て下流側サポート部材へと搬送されるので、隣接する両上り斜線の連接部における中間サポート部材の介設を省略することが可能である。
また、特に請求項3に記載の発明によれば、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に走行角度を漸減させながら、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブル並びに各中間サポート部材を経て下流側サポート部材へと搬送され、従ってより水平に近い緩やかな走行角度で斜め上方に下流側サポート部材を介して水平又は略水平な下流側搬送駆動手段へとより円滑に搬送されることが可能である。そして、この発明では、隣接する両上り斜線の屈曲した各連接部に沿って配置された中間サポート部材上おいても、長尺シートをそれらのサポート部材上に押し付ける適度な圧力が発生するので、既述のような作用効果である、搬送される長尺シートやその対向面間に挿入された疑似接着シートの確実な位置決め、各搬送駆動手段からの長尺シートの脱落の抑制及び短い長尺シートを使用した場合の先走りの抑制等が促進されることになる。
さらに、特に請求項4に記載の発明によれば、単位シートにおける2個所以上の対向面の内、任意の各対向面間に疑似接着シート及び両面接着シートが挿入される場合における情報通信体を効果的に製造することができる。
以上のことから、大量の情報通信体から少量の情報通信体に至るまで、情報通信体の製造に経験の浅い人や熟達していない人でも簡単にしかも確実に製造することが可能になる。
以下、本発明を葉書に適用した場合の実施例に基づいて図面と共に説明する。
図1(A)及び(B)は、長尺シートの各々表面図及び裏面図である。図2は、本発明の実施例1に係る情報通信体の製造方法を説明する概略図である。図3は、長尺シートの折り畳みから下流側搬送駆動手段までを説明する斜視図である。図4は、図3におけるX−X線切断断面図である。図5は、疑似接着シートの拡大断面図である。図6は、図3におけるY−Y線切断断面図である。図7は、折り畳まれた長尺シートの任意の対向面間に疑似接着シートを挟み込む手段を説明する斜視図である。図8は、折り畳まれた長尺シートの任意の対向面間に疑似接着シートを挟み込む手段を説明する一部破断図を含む平面図である。図9は、完成した情報通信体の斜視図である。
さらに、図10は、本発明の実施例2に係る情報通信体の製造方法を説明する要部概略図である。図11は、本発明の実施例3に係る情報通信体の製造方法を説明する要部概略図である。
[実施例1]
図1(A)に示すように、長尺シートSは、第一葉片1、第二葉片2及び第三葉片3が折り線4及び5を介して横方向に連接した単位シートtが切取線7を介して縦方向に連接されて構成されている。なお、前記折り線4及び5並び切取線7は、必ずしも明示する必要はなく、折り筋やミシン目等に代えることも可能である。
長尺シートSにおける各単位シートtの第一葉片1及び第三葉片3の各外側には、切落し線6を介してマージナル部分8が連接されると共にマージナル部分8にマージナル孔9が所定間隔で穿設されている。なお、前記切落し線6もまた、必ずしも明示する必要はなく、ミシン目等に代えることも可能である。
各単位シートtの第一葉片1表面には、郵便切手欄10a及び郵便番号欄10bが設けられると共に受取人の住所氏名10cが記載され、同様に第二葉片2及び第三葉片3表面には受取人のプライバシーに関する預金残高や督促内容等の隠蔽情報11が記載されている。なお、前記隠蔽情報11は、必ずしも受取人のプライバシーに関する内容である必要はなく、広告宣伝等や不特定多数を対象とした通知等の内容であってもよく、さらにそれらの各種情報が混在していても差し支えない。
そして、同図(B)に示すように、各単位シートtの第三葉片3裏面及び第二葉片2裏面には、隠蔽情報11が記載され、第一葉片1裏面には、隠蔽する必要のない一般情報12が記載されている。なお、前記隠蔽情報11は、必ずしも受取人のプライバシーに関する内容である必要はない。
前記のような長尺シートSは、例えばミシン目で形成された切取線7で蛇腹状に折り畳まれて、図2に示すように左側の紙折り機21にストックされる。そして、前記長尺シートSは、紙折り機21のアングルにより、図4に示すように折り線4及び5で断面Z字状に折り畳まれ、図2及び図3に示すように、重ね合わされながら上部の第一サポートローラ22へと引き上げられる。
サポートローラ22の下流側には、長尺シートSの立ち上がりに対して90度よりも緩やかな角度でピントラクタ式の上流側搬送駆動手段23が配置され、さらにその下流側には、第二サポートローラ24を介して搬送用テーブルTが配置され、さらにその下流側には、第三サポートローラ26を介してピントラクタ式の下流側搬送駆動手段27が配置されている。
前記下流側搬送駆動手段は、サポートローラ22の下流側の斜め上方位置に水平又は略水平線Mに沿って第三サポートローラ26を介して配置され、上流側搬送駆動手段23及び搬送用テーブルTは、サポートローラ22から第二サポートローラ24を介して第三サポートローラ26に渡って順次連接された仮想上の上り斜線K及びL(何れも延長して図示される)に沿って各々配置され、その場合に下流側の上り斜線Lの傾斜角度は上流側の上り斜線Kの傾斜角度よりも小さく、水平に近づく角度となっている。
図4に示すように断面Z字状に折り畳まれて引き上げられた長尺シートSは、第一サポートローラ22から各上り斜線K及びLに沿って斜め上方に、上流側搬送駆動手段23、第二サポートローラ24及び搬送用テーブルTを経て第三サポートローラ26へと搬送され、該第三サポートローラ26を介して水平又は略水平線Mに沿って水平又は略水平に下流側搬送駆動手段27を経て搬送され、前記搬送用テーブルT上において、長尺シートSの両側2個所の対向面間に疑似接着シートGが各々挿入される。
搬送用テーブルTの両側端下方には、例えば図2及び図3に示すように、ロール状態に巻き取られた疑似接着シートGが配置され、待機する一方、搬送用テーブルTの上面では、図7及び図8に示すように、ターンプレート25が、折り畳まれた長尺シートSの各対向面間に側面から入り込んでいる。
前記疑似接着シートGは、図5に示すように、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の比較的腰の強い支持体41に公知の熱可塑性樹脂42を剥離可能に積層し、さらにその両外側に好ましくは80℃以下で接着性を発揮する低温接着性の感熱接着剤層43を形成して構成されている。
搬送用テーブルTの両側端下方から連続的に繰り出された各疑似接着シートGは、例えば図7及び図8に示すように、両側の各ガイドローラ33を介し、搬送用テーブルT上における各ターンプレート25に沿って長尺シートSの各対向面間に挟み込まれると共に各ターンプレート25先端に形成された約45度の斜辺で90度に転向しつつ反転させられて、長尺シートSの搬送方向と同じ方向へ流れを変え、図6に示すように長尺シートSの各対向面間に各々挿入されると共に長尺シートSと一体になって搬送用テーブルTに沿って下流に搬送される。
前記のように搬送用テーブルTの下方に配置された疑似接着シートGのロールから疑似接着シートGを上方に繰り出して搬送用テーブルT上に案内するように構成し、前記ロールをフリーな状態でブレーキを掛けない状態に保持した場合は、疑似接着シートGを長尺シートSの対向面間に挿入する際に該疑似接着シートGに掛かるバックテンションが、前記ロールから引き上げられた疑似接着シートG自体の重さに相当する適度の大きさのものとなるので、長尺シートSの走行に必要以上に大きなバックテンションが掛からず、極めて良好な走行性が得られ、しかも長尺シートSの対向面に対する疑似接着シートGの位置ずれも生じない。即ち、前記の場合、疑似接着シートGの自重が該疑似接着シートGに僅かなテンションを掛けるので、長尺シートSの対向面に対する疑似接着シートGの位置ずれを起こし難くなる。これに対して、搬送用テーブルTの上方に配置された疑似接着シートGのロールから疑似接着シートGを下方に繰り出して搬送用テーブルT上に案内するように構成した場合は、繰り出された疑似接着シートGが前記ロールから垂れ下がる状態になるため、疑似接着シートGを長尺シートSの対向面間に挿入する際に疑似接着シートGにテンションが掛からず、フリーな状態になり、長尺シートSの対向面に対する疑似接着シートGの位置ずれを起こし易くなるのである。
前記のように疑似接着シートGが各対向面間に挿入されると共に該疑似接着シートGと一体になって、搬送用テーブルTを経て斜め上方に搬送されたる長尺シートSは、第三サポートローラ26を介して水平又は略水平に下流側搬送駆動手段27へ搬送される。前記搬送に際しては、長尺シートSが第三サポートローラ26に押し付けられて発生する適度な圧力が、長尺シートSとその対向面間に未接着状態で挿入されている疑似接着シートGを確実に定位置に保持するため、搬送中の振動等による位置ずれが生じない。
下流側搬送駆動手段27からさらに下流に搬送された長尺シートSは、スリッタ28により各切落し線6から両側のマージナル部分8が切り落とされ、続いてニップローラ29を経てダイカットローラ30により各切取線7から個別の単位シートt毎に切断される。そして、裁断後の各単位シートtは、ヒートローラ31等による最下流の加熱・加圧工程を経て、図9に示すように葉書形態の情報通信体として完成され、ベルトコンベア等による集積手段でストッカ32に搬送され、ストックされる。なお、前記ヒートローラ31の代わりに、例えばヒータパネルと加圧ローラの組み合わせたものを使用することもできる。
[実施例2]
本発明の実施例2に係る情報通信体の製造方法では、図10に示すように、前記実施例1が一部変更され、下流側の上り斜線Lが上流側の上り斜線Kと同じ傾斜角度に連接されると共に、上流側搬送駆動手段23と搬送用テーブルTとの間に第二サポートローラ24が介設されている。なお、前記第二サポートローラ24は省略されてもよい。
前記実施例の場合、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートSは、第一サポートローラ22から斜め上方に同じ傾斜角度の上り斜線K及びLに沿って、上流側搬送駆動手段23及び搬送用テーブルTを経て同じ走行角度で上下一対のローラからなる第三サポートローラ26へと搬送される。
なお、前記以外の構成は実施例1と同様であるので、詳細な図示と説明を省略する。
[実施例3]
本発明の実施例3に係る情報通信体の製造方法では、図11に示すように、前記実施例2が一部変更され、第一サポートローラ22から上り斜線Kにおける上流側搬送駆動手段23の上流側位置に、下流側の上り斜線Kよりも大きい傾斜角度で上り斜線J(延長して図示される)が仮想的に連接されると共に、上り斜線N及びKの屈曲した連接部に沿って上下一対のローラからなる第四サポートローラ35が配置されている。
前記実施例の場合、例えばオートフィーダ(自動紙折り機)やインタースタッカ(自動スリット機)等により折り畳まれ或いは切り離され、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートSは、第一サポートローラ22から斜め上方に上り斜線Jに沿って第四サポートローラ35へと搬送され、さらに第四サポートローラ35から斜め上方に互いに同じ傾斜角度の上り斜線K及びLに沿って、上流側搬送駆動手段23及び搬送用テーブルTを経て同じ走行角度で搬送される。必要に応じて、前記上り斜線Jに沿って、長尺シートの搬送の安定化を図るために、別の搬送用テーブル、サポートローラその他のシート案内手段やシート支持手段が配置されてもよい。
なお、前記以外の構成は実施例1又は実施例2と同様であるので、詳細な図示と説明を省略する。
本発明は、前記実施例に限定されるものではない。
例えば、前記実施例のように長尺シートSとして3葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されたものが使用される代わりに、例えば2葉片や4葉片以上の複数葉片が横方向に連接されたものが種々の態様で使用されてもよい。
また、前記実施例のように長尺シートSの全ての対向面間に疑似接着シートGが挿入される代わりに、一方の対向面間には前記実施例のように疑似接着シートGが挿入されると共に、他方の対向面間には両面接着シートが前記疑似接着シートGの場合と同様の機構及び操作で挿入されてもよい。
また、前記実施例のように長尺シートSが紙折り機21により折り線4及び5で断面Z字状に折り畳まれて重ね合わせられながら上部の第一サポートローラ22へと引き上げられる代わりに、長尺シートSが切断機によりにより折り線4及び5で3片に切り離されて重ね合わせられながら第一サポートローラ22へと引き上げられてもよく、或いは一方の折り線4又は5で折り畳まれると共に他方の折り線5又は4で切り離されて重ね合わせられながら第一サポートローラ22へと引き上げられてもよい。さらに、前記実施例の代わりに、一方の折り線4又は5で切り離された葉片1又は3が、隣接する2葉片の内の何れかの葉片2若しくは3又は葉片1若しくは1と重ね合わされたまま一体化され、その後、前記一連の製造工程中に又はその最終工程後に別に設けた折り畳み工程において他方の折り線5又は4から折り畳まれてもよい。
さらに、前記実施例のように長尺シートSを円滑に案内し、支持する各所のサポート部材として第一サポートローラ22、第二サポートローラ24及び第三サポートローラ26等のローラが使用される代わりに、例えばアールの付いた曲面を備えた部材が使用されてもよい。また、前記の第一サポートローラ22、第二サポートローラ24及び第三サポートローラ26等の各サポート部材が、必要に応じて、図10、図11に示す第三サポートローラ26や図11に示す第四サポートローラ22aのように、長尺シートSを上下、左右或いはその他の態様で挟む一対のローラやアール付き曲面部材等の上下サポート部材から構成され、それらのサポート部材間を長尺シートSが通過するようにしてもよい。
さらにまた、前記実施例のように長尺シートSの任意の対向面間にその搬送方向と直角の方向から疑似接着シートや両面接着シートが挿入され、従って挿入用の治具として先端に約45度の斜辺が形成されたターンプレート25が使用される代わりに、長尺シートSの搬送方向に対して直角からある程度の角度を付した方向から疑似接着シート等を挿入してもよく、その場合には、前記方向から長尺シートSの対向面間に挿入された疑似接着シート等を長尺シートSの搬送方向に転向させつつ反転させ得るように選択された角度の斜辺が先端に形成されたターンプレートを使用すればよい。
(A)及び(B)は、長尺シートの各々表面図及び裏面図である。 本発明に係る情報通信体の製造方法を説明する概略図である。 長尺シートの折り畳みから下流側搬送駆動手段までを説明する斜視図である。 図3におけるX−X線切断断面図である。 疑似接着シートの拡大断面図である。 図3におけるY−Y線切断断面図である。 折り畳まれた長尺シートの任意の対向面間に疑似接着シートを挟み込む手段を説明する斜視図である。 折り畳まれた長尺シートの任意の対向面間に疑似接着シートを挟み込む手段を説明する一部破断図を含む平面図である。 完成した情報通信体の斜視図である。 本発明の実施例2に係る情報通信体の製造方法を説明する要部概略図である。 本発明の実施例3に係る情報通信体の製造方法を説明する要部概略図である。
符号の説明
J 上り斜線
K 上り斜線
L 上り斜線
M 水平又は略水平線
S 長尺シート
G 疑似接着シート
T 搬送用テーブル
t 単位シート
1 第一葉片
2 第二葉片
3 第三葉片
4、5 折り線
6 切落し線
7 切取線
8 マージナル部分
9 マージナル孔
10a 郵便切手欄
10b 郵便番号欄
10c 受取人の住所氏名
11 隠蔽情報
12 一般情報
21 紙折り機
22 第一サポートローラ
23 上流側搬送駆動手段
24 第二サポートローラ
25 ターンプレート
26 第三サポートローラ
27 下流側搬送駆動手段
28 スリッタ
29 ニップローラ
30 ダイカットローラ
31 ヒートローラ
32 ストッカ
33 ガイドローラ
35 第四サポートローラ
41 支持体
42 熱可塑性樹脂
43 感熱接着剤層

Claims (4)

  1. 複数の葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを任意の折り線で折り畳み及び/又は切り離し、重ね合わせる重ね工程と、重ね工程の上方にサポート部材が配置されると共にサポート部材から下流に沿って上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段が順次配置され、重ね合わされた長尺シートを、上流側搬送駆動手段及び下流側搬送駆動手段により、上方に引き上げつつサポート部材を介して転向させると共に上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段に沿って搬送する搬送駆動工程と、重ね合わされて搬送される長尺シートの任意の対向面間に、搬送用テーブル上において、両外側に感熱接着剤層が形成された疑似接着シートを挿入する挿入工程と、疑似接着シートが挿入された長尺シートを、下流側搬送駆動手段の下流において、個別の単位シート毎に裁断する裁断工程と、裁断工程の前又は後に、長尺シート又は個別に裁断された各単位シートに加熱・加圧処理を施すと共に疑似接着シートと長尺シート又は各単位シートとの対向面を感熱接着剤層を介して接着する接着一体化工程とからなる情報通信体の製造方法であって、
    前記搬送駆動工程において、下流側搬送駆動手段が、サポート部材の斜め上方位置に水平又は略水平線に沿って下流側サポート部材を介して配置され、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルが、サポート部材から下流側サポート部材に渡って下流側の傾斜角度を上流側の傾斜角度に対して一致及び/又は減少させるように順次連接された仮想上の複数の上り斜線における2条の上り斜線に沿って各々配置され、且つ中間サポート部材が、少なくとも隣接する両上り斜線の屈曲した連接部に沿って配置され、
    重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルを経て下流側サポート部材へと搬送され、下流側サポート部材を介して水平又は略水平に下流側搬送駆動手段を経て搬送されるようにしたことを特徴とする情報通信体の製造方法。
  2. 各上り斜線が下流側の傾斜角度を上流側の傾斜角度に対して一致させるように順次連接され、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に同じ走行角度で、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルを経て下流側サポート部材へと搬送されるようにした請求項1に記載の情報通信体の製造方法。
  3. 各上り斜線が下流側の傾斜角度を上流側の傾斜角度に対して減少させるように順次連接され、重ね合わされて上方に引き上げられた長尺シートが、サポート部材から各上り斜線に沿って斜め上方に走行角度を漸減させながら、上流側搬送駆動手段及び搬送用テーブルを経て下流側サポート部材へと搬送されるようにした請求項1に記載の情報通信体の製造方法。
  4. 挿入工程が、重ね合わされて搬送される長尺シートにおける、疑似接着シートが挿入されない任意の対向面間に、搬送用テーブル上において、両外側に感熱接着剤層が形成された両面接着シートを挿入する作業を包含し、接着一体化工程において、長尺シート又は個別に裁断された各単位シートに加熱・加圧処理を施すと共に疑似接着シート及び両面接着シートと長尺シート又は個別に裁断された各単位シートとの対向面を各感熱接着剤層を介して接着するようにした請求項1に記載の情報通信体の製造方法。
JP2004045743A 2003-02-21 2004-02-23 情報通信体の製造方法 Pending JP2004268579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045743A JP2004268579A (ja) 2003-02-21 2004-02-23 情報通信体の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003092720 2003-02-21
JP2004045743A JP2004268579A (ja) 2003-02-21 2004-02-23 情報通信体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004268579A true JP2004268579A (ja) 2004-09-30

Family

ID=33134302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004045743A Pending JP2004268579A (ja) 2003-02-21 2004-02-23 情報通信体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004268579A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130913A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 K D K Kk 疑似接着シートの挿入手段
JP2012066934A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 K D K Kk 情報通信体のカット位置調整手段
JP2012213999A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 K D K Kk 往復葉書及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130913A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 K D K Kk 疑似接着シートの挿入手段
JP2012066934A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 K D K Kk 情報通信体のカット位置調整手段
JP2012213999A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 K D K Kk 往復葉書及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6015918B2 (ja) 多層折情報通信体の製造方法
JP5342926B2 (ja) 情報通信体の製造方法
JP5209543B2 (ja) 裂断可能な郵便用情報通信体及びその製造方法
JP5260184B2 (ja) 情報通信体の製造方法
JP2012148546A (ja) 通常葉書及びその製造方法
JP5360717B2 (ja) 往復葉書の製造方法
JP2000168273A (ja) 情報通信体の製造方法及び製造装置
JP2004268579A (ja) 情報通信体の製造方法
JP5304535B2 (ja) 往復葉書の製造方法
JP2012183814A (ja) 水濡れに強い情報通信体及びその製造方法
JP2017170872A (ja) 情報通信体及びその製造方法
JP2007152919A (ja) 疑似接着シートの挿入手段
JP6454921B2 (ja) 製本型往復葉書及びその製造方法
JP2017196885A (ja) 折り畳み情報通信体の製造方法
JP2010137535A (ja) 破断可能な情報通信体用疑似接着シート及びそれを用いた破断可能な情報通信体
JP5157706B2 (ja) 情報通信体の製造方法
JP6044925B2 (ja) 情報通信体の製造方法
JP2003089288A (ja) 往復葉書とその製造方法
JP2006130913A (ja) 疑似接着シートの挿入手段
JP2013052665A (ja) 往復葉書の製造方法
JP2019038688A (ja) 折り畳み装置のシート通過機構及びそれを用いた情報通信体の製造方法
JP6979581B2 (ja) 往復葉書及びその製造方法
JP2006305998A (ja) 発送漏れのない情報通信体の製造方法
JP6311181B2 (ja) 多面往復葉書の製造方法
JP2007253601A (ja) 長尺シートの搬送手段

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070213

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090514

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090521

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090924

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02