JP2010137444A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電アクチュエーター - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電アクチュエーター Download PDF

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Abstract

【課題】圧電特性や劣化特性に優れた液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電アクチュエーターを提供する。
【解決手段】ノズル開口21に連通する圧力発生室12と、第1電極60と該第1電極60上に形成された一般式がABOで示されるペロブスカイト構造を有する圧電体層70と該圧電体層70の前記第1電極60とは反対側に形成された第2電極80とを備えた圧電素子300と、を具備し、前記圧電体層70のBサイトには鉛が存在しており、ラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が、710cm−1〜712cm−1の圧電体層70を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、第1電極、圧電体層及び第2電極を有する圧電素子を具備する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電アクチュエーターに関する。
液体噴射装置等に用いられる液体噴射ヘッドは、液体に圧力変化を生じさせる手段として、圧電アクチュエーターを備えたものが知られている。圧電アクチュエーターは、電気機械変換機能を呈する圧電材料からなる圧電体層を複数の電極で挟んだ素子を有し、圧電体層としては、鉛、ジルコニウム及びチタンを含む、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等を用いたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−127366号公報
しかしながら、このような液体噴射装置においては、さらなる高画質化や高速化が求められており、これらの要求に応えるため、低い駆動電圧において大きな圧電変位が得られる液体噴射ヘッドが必要となる。
また、液体噴射ヘッドは、リーク電流等に起因して生じる圧電体層の劣化が問題となっており、さらなる長寿命化が求められている。
なお、このような問題は液体噴射ヘッドに用いられる圧電アクチュエーターに限定されず、液体噴射ヘッド以外のデバイスに用いられる圧電アクチュエーターにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、上記課題の少なくとも一部を解決する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電アクチュエーターを提供することを目的とする
上記課題を解決する本発明の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室と、第1電極と該第1電極上に形成された一般式がABOで示されるペロブスカイト構造を有する圧電体層と該圧電体層の前記第1電極とは反対側に形成された第2電極とを備えた圧電素子と、を具備し、前記圧電体層のBサイトには鉛が存在しており、前記圧電体層のラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が、710cm−1〜712cm−1であることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、圧電変位量などの圧電特性や、破壊電圧及び膜剥がれなどの劣化特性に優れた液体噴射ヘッドを実現できる。
ここで、前記圧電体層は、ジルコニウム及びチタンを含むことが好ましい。これによれば、圧電体層の結晶性を容易に制御して所望の圧電特性及び劣化特性を有する圧電体層とすることができる。
また、前記圧電体層のチタンとジルコニウムとの合計に対するチタンの比率が、0.464〜0.6であることが好ましい。これによれば、チタンの比率(チタン濃度)によって、圧電体層のラマン散乱により得られるラマンシフトのA(3LO)のピーク位置が変化するものの、所定の範囲のチタン濃度であれば、ラマンシフトのピーク位置に与える影響を低減させて、所望の圧電特性及び劣化特性の圧電体層とすることができる。
また、前記第1電極は白金を含むことが好ましい。これによれば、圧電体層を焼成した際にも第1電極の導電性を低下させることなく、第1電極の導電性を確保することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。かかる態様では、液体吐出特性や耐久性に優れた液体噴射装置を実現できる。
また、本発明の他の態様は、第1電極と、該第1電極上に形成された一般式がABOで示されるペロブスカイト構造を有する圧電体層と、該圧電体層の前記第1電極とは反対側に形成された第2電極と、を具備し、前記圧電体層のBサイトには鉛が存在しており、前記圧電体層のラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が、710cm−1〜712cm−1であることを特徴とする圧電アクチュエーターにある。
かかる態様では、圧電特性や、破壊電圧及び膜剥がれなどの劣化特性に優れた圧電体層とすることができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの概略構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1の平面図及びそのA−A′断面図である。
図示するように、流路形成基板10は、本実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その一方の面には予め熱酸化によって二酸化シリコンからなる厚さ0.5〜2μmの弾性膜50が形成されている。
流路形成基板10には、他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁11によって区画された圧力発生室12がその幅方向(短手方向)に並設されている。また、流路形成基板10の圧力発生室12の長手方向一端部側には、インク供給路14と連通路15とが隔壁11によって区画されている。また、連通路15の一端には、各圧力発生室12の共通のインク室(液体室)となるリザーバー100の一部を構成する連通部13が形成されている。すなわち、流路形成基板10には、圧力発生室12、連通部13、インク供給路14及び連通路15からなる液体流路が設けられている。
インク供給路14は、圧力発生室12の長手方向一端部側に連通し且つ圧力発生室12より小さい断面積を有する。例えば、本実施形態では、インク供給路14は、リザーバー100と各圧力発生室12との間の圧力発生室12側の流路を幅方向に絞ることで、圧力発生室12の幅より小さい幅で形成されている。なお、このように、本実施形態では、流路の幅を片側から絞ることでインク供給路14を形成したが、流路の幅を両側から絞ることでインク供給路を形成してもよい。また、流路の幅を絞るのではなく、厚さ方向から絞ることでインク供給路を形成してもよい。さらに、各連通路15は、インク供給路14の圧力発生室12とは反対側に連通し、インク供給路14の幅方向(短手方向)より大きい断面積を有する。本実施形態では、連通路15を圧力発生室12と同じ断面積で形成した。
すなわち、流路形成基板10には、圧力発生室12と、圧力発生室12の短手方向の断面積より小さい断面積を有するインク供給路14と、このインク供給路14に連通すると共にインク供給路14の短手方向の断面積よりも大きい断面積を有する連通路15とが複数の隔壁11により区画されて設けられている。
また、流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が、接着剤や熱溶着フィルム等によって固着されている。なお、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.01〜1mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、シリコン単結晶基板又はステンレス鋼などからなる。
一方、このような流路形成基板10の開口面とは反対側には、上述したように、厚さが例えば約1.0μmの弾性膜50が形成され、この弾性膜50上には、厚さが例えば、約0.4μmの絶縁体膜55が形成されている。さらに、この絶縁体膜55上には、厚さが例えば、約0.2μmの第1電極60と、厚さが例えば、約1.1μmの圧電体層70と、厚さが例えば、約0.05μmの第2電極80とが、後述するプロセスで積層形成されて、圧電素子300を構成している。ここで、圧電素子300は、第1電極60、圧電体層70及び第2電極80を含む部分をいう。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室12毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部320という。本実施形態では、第1電極60を圧電素子300の共通電極とし、第2電極80を圧電素子300の個別電極としているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。また、ここでは、圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる振動板とを合わせて圧電アクチュエーターと称する。なお、上述した例では、弾性膜50、絶縁体膜55及び第1電極60が振動板として作用するが、勿論これに限定されるものではなく、例えば、弾性膜50及び絶縁体膜55を設けずに、第1電極60のみが振動板として作用するようにしてもよい。また、圧電素子300自体が実質的に振動板を兼ねるようにしてもよい。
第1電極60は、白金(Pt)を含むことが好ましい。なお、白金(Pt)は、圧電体層70を焼成して形成した際に、第1電極60が同時に加熱されたとしても、高温の熱処理においても導電性を喪失しない材料として選定される。また、第1電極60には、イリジウムや酸化イリジウムなどを含むようにしてもよい。イリジウムは、圧電体層70を形成する際の高温の熱処理により圧電体層70を構成する成分が第1電極60中に拡散することを防止するための材料として選定される。
圧電体層70は、第1電極60上に形成される分極構造を有する一般式ABOで示される酸化物の圧電材料からなるペロブスカイト構造の結晶膜である。ここで、一般式ABOにおいてAの位置をAサイトと呼び、Bの位置をBサイトと呼ぶ。圧電体層70としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘電体材料や、これに酸化ニオブ、酸化ニッケル又は酸化マグネシウム等の金属酸化物を添加したもの等が好適である。具体的には、チタン酸鉛(PbTiO)、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O)、ジルコニウム酸鉛(PbZrO)、チタン酸鉛ランタン((Pb,La),TiO)ジルコン酸チタン酸鉛ランタン((Pb,La)(Zr,Ti)O)又は、マグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛(Pb(Zr,Ti)(Mg,Nb)O)等を用いることができる。圧電体層70の厚さについては、製造工程でクラックが発生しない程度に厚さを抑え、且つ十分な変位特性を呈する程度に厚く形成する。例えば、本実施形態では、PZTからなる圧電体層70を1〜2μm前後の厚さで形成した。
また、圧電体層70は、He−Cdレーザーを励起レーザーとして測定したラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が710cm−1〜712cm−1となっている。なお、ラマンシフトとは、入射光とラマン散乱光との波数差のことを言う。本実施形態では、ラマン散乱の測定は、室温無偏光により測定した結果のものである。また、測定には、三次元顕微レーザーラマン分光装置(Nanofinder@30、東京インスツルメンツ製)を用いた。
また、圧電体層70は、チタンとジルコニウムとの合計に対するチタンの比率(チタン濃度)が、0.464〜0.6(46.4%〜60%)であるのが好ましい。すなわち、圧電体層70は、Pb(ZrTi1−x)OでX=0.464〜0.6であることが好ましい。これは、詳しくは後述するが、圧電体層70は、チタン濃度の違いによってもラマン散乱におけるラマンシフトにおけるA(3LO)のピーク位置が変化するものの、上述した所定のチタン濃度であれば、ラマンシフトの変化を測定誤差の範囲で抑えることができ、圧電特性および劣化特性に優れた圧電体層70を得ることができる。
このような圧電体層70は、例えば、有機金属化合物を溶媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥してゲル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化物からなる圧電体層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用いて形成することができる。なお、圧電体層70の製造方法は、ゾル−ゲル法に限定されず、例えば、MOD(Metal-Organic Decomposition)法やスパッターリング法等を用いてもよい。そして、上述したラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が、710cm−1〜712cm−1となる圧電体層70は、例えば、ゾル−ゲル法やMOD法の場合であれば、圧電体層70となるゾルなどの溶液中の鉛量を調整すると共に、焼成する際の温度及び時間を適宜調整することにより得ることができる。
ここで、本実施形態では、チタン濃度が52%(0.52)のPZTをゾル−ゲル法により形成した。このとき、圧電体層70となる溶液の過剰鉛の量を12〜22%の範囲で2%ずつ変化させたものを合計6個用意し、各溶液で圧電体層70を形成した。なお、圧電体層70を焼成する際の温度及び時間は一定とした。そして、各圧電体層70のラマン散乱を測定した。この結果を図3に示す。なお、図3(a)は、ラマン散乱の測定結果であり、図3(b)は、(a)のラマンシフトのA(2TO)のピーク位置を拡大したグラフであり、図4(a)は、図3(a)のラマンシフトのA(3LO)のピーク位置を拡大したグラフであり、図4(b)は、過剰鉛の量とラマンシフトのA(3LO)のピーク位置との関係を示すグラフである。
(試験例)
このようにして得られた圧電体層のうち、ラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が710.17cm−1となるものを実施例1とし、711.99cm−1となるものを実施例2とした。また、同様にラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が708.35cm−1となるものを比較例1とし、712.44cm−1となるものを比較例2とした。
そして、実施例1及び2と比較例1及び2との各圧電体層において、圧電変位量、破壊電圧及び密着力を測定した。この結果を下記表1及び図5〜7に示す。
なお、各圧電体層の圧電変位量は、金属マスクをサンプル表面に設置し、Irスパッターにより作成した第2電極と、圧電体層の下に形成した第1電極との間に電圧を印加して歪みを発生させ、レーザー干渉計(aixDBLI、aixACCT製)により測定した。また、各圧電体層の破壊電圧は、LCRメーター(12096W、東洋テクニカ製)により測定した。さらに、各圧電体層の密着力は、薄膜密着強度測定装置(RomulusIV、QUAD GROUP製)を用い、セバスチャン法による試験により測定した。
Figure 2010137444
図5に示すように、圧電変位量は、実施例1及び2と比較例1の圧電体層が、比較例2と比べて優れていることが分かる。また、図6及び図7に示すように、破壊電圧及び密着力は、実施例1、実施例2及び比較例2が、比較例1よりも大きく優れていることが分かる。
したがって、圧電体層のラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置を710cm−1〜712cm−1とすることで、変位量などの圧電特性が優れていると共に破壊電圧及び密着力などの劣化特性が優れた圧電体層とすることができる。
ここで、このようにラマン散乱により得られるラマンシフトにおけるA(3LO)のピーク位置を710cm−1〜712cm−1とすることで、変位量などの圧電特性及び劣化特性に優れた圧電体層とすることができるのは、ペロブスカイト構造を有する圧電体層のBサイトに含まれる鉛の量が大きく影響しているものと考えられる。
圧電体層となる溶液の過剰鉛の量を12〜22%の範囲で2%ずつ変化させた場合であっても、図3(b)に示すように、圧電体層(PZT)の格子全体が振動するA(2TO)ピークのシフトは確認されなかったが、図4(a)及び(b)に示すように、圧電体層のBサイトが激しく振動するA(3LO)ピークのシフトが確認された。すなわち、溶液中の過剰鉛の一部は、PZTのBサイトに混入していることが分かる。ただし、溶液中の過剰鉛の全てが、Bサイトに混入している訳ではなく、PZTの格子間やグレイン間などに混入している。これは、Bサイトには、鉛(Pb)よりもジルコニウム(Zr)やチタン(Ti)が存在する方がエネルギー的には圧倒的に安定するため、過剰鉛の大多数がBサイトに存在すると考えるのは現実的に困難であるためである。
そして、このA(3LO)ピークのシフト量により、Bサイトに存在する鉛の量を算出する。まず、Bサイトの鉛量の算出は、PZTを構成する各成分の質量数からBサイトの鉛が存在するときの平均質量を算出すると下記表2になる。なお、PZTを構成するTi、Zr、Pb、Oの各質量数は、47.867、91.224、207.2、16.0である。また、本実施形態では、上述のようにTi濃度は52%で計算している。
Figure 2010137444
この表2より、Bサイトは酸素と結合していることから、酸素とBサイト原子との平均質量における換算質量を算出し、振動数を算出した。振動数は、ばね定数k、換算質量μとすると、下記式(1)に比例する。
Figure 2010137444
ここで、圧電体層を形成する溶液の過剰鉛量が12%よりも低くなると、圧電特性が極端に低下することから、溶液の過剰鉛の量が12%のときにBサイトの鉛の量がゼロとなると考えることができる。このとき、Bサイトの過剰鉛の量とピーク位置(振動数)との関係は、下記表3及び図8に示す結果となる。
Figure 2010137444
したがって、例えば、過剰鉛の量が22%の溶液で形成した圧電体層70のA(3LO)のピーク位置は、図4(a)から708.3cm−1となるため、Bサイトの鉛量は、上記表3から3〜3.5%であることが分かる。
なお、本実施形態では、Bサイトの鉛の量に関わらず、一定のばね定数kで計算しているが、Bサイトに鉛が存在すると、ばね定数kが小さくなることが考えられる。第一原理計算によると、Pbの5d軌道と、酸素の2s軌道との軌道エネルギーが一致しており、十分な結合状態と言える。仮に、Bサイトにおける鉛と酸素との結合力(ばね定数k)がTi又はZrと酸素との結合力に比べて、1/2程度だと想定すると、図8に示す結果となる。なお、図8には、ばね定数kが一定の場合のBサイトの鉛量とA(3LO)ピーク位置との関係を線400で示し、ばね定数kを1/2と想定した場合を線401で示している。そして、図8には、詳しくは後述するが、圧電特性や劣化特性に優れた圧電体層70のピーク位置を領域Aとして示している。
図8に示すように、圧電特性や劣化特性に優れた圧電体層70は、ばね定数kが変化しないと想定した場合の線400で見ると、Bサイトの過剰鉛の量が0.25%以上で2.7%未満が好ましい。そして、たとえ、ばね定数が1/2になったとしても、線401に示されるようにBサイトの過剰鉛の量が0.25%以上で2.7%未満の場合には、必ず圧電特性や劣化特性に優れたピーク位置の領域Aとなる。したがって、ばね定数kを考慮しなくても、圧電体層70のBサイトの過剰鉛の量を0.25%以上、2.7%未満とすることで、圧電特性及び劣化特性に優れた圧電体層70とすることができる。
なお、圧電体層70のラマン散乱におけるラマンシフトのA(3LO)のピーク位置は、チタン濃度によっても変化する。ここで、過剰鉛が18%の溶液で圧電体層70を形成した。このときのチタンとジルコニウムとの合計に対するチタンの割合、すなわちチタン濃度を各種変化させて複数の圧電体層を形成し、各圧電体層のラマン散乱におけるラマンシフトのA(3LO)のピーク位置を測定した。この結果を下記表4及び図9に示す。
Figure 2010137444
表4及び図9に示すように、圧電体層70を形成した後のBサイトの鉛量は、チタン濃度が46.6〜60%では、ほとんど同じになることが分かる。これは、チタン濃度によってラマン散乱におけるラマンシフトのA(3LO)のピーク位置は変わるものの、46.6〜60%であれば測定誤差の範囲と言っていい程度の差でしかないため、チタン濃度が46.6〜60%の圧電体層70であれば、上述したチタン濃度が52%の圧電体層70と同じ結果、すなわち、ラマン散乱におけるラマンシフトのA(3LO)のピーク位置が、710cm−1〜712cm−1であれば、圧電特性及び劣化特性に優れた圧電体層70とすることができる。
ここで、溶液の過剰鉛の量を調整することだけでは、Bサイトの鉛の量を調整することはできない。これは、圧電体層70を焼成する際の温度が比較的高いと、鉛の揮発が促進され、焼成温度が比較的低いと鉛の揮発量を抑えられるからである。したがって、Bサイトの鉛の量を所望の範囲とするためには、溶液の過剰鉛の量や焼成温度及び焼成時間などを適宜調整する必要がある。また、圧電体層70のラマン散乱におけるラマンシフトのA(3LO)のピーク位置を710cm−1〜712cm−1に調整することで、圧電体層70のBサイトの鉛量を所望の範囲(本実施形態では、0.25%〜2.7%)に容易に規定することができる。
なお、圧電素子300の個別電極である各第2電極80には、インク供給路14側の端部近傍から引き出され、絶縁体膜55上にまで延設される、例えば、金(Au)等からなるリード電極90が接続されている。
このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上、すなわち、第1電極60、弾性膜50及びリード電極90上には、リザーバー100の少なくとも一部を構成するリザーバー部31を有する保護基板30が接着剤35を介して接合されている。このリザーバー部31は、本実施形態では、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバー100を構成している。
また、保護基板30の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部32が設けられている。圧電素子保持部32は、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有していればよく、当該空間は密封されていても、密封されていなくてもよい。
このような保護基板30としては、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料、例えば、ガラス、セラミック材料等を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
また、保護基板30には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられている。そして、各圧電素子300から引き出されたリード電極90の端部近傍は、貫通孔33内に露出するように設けられている。
また、保護基板30上には、並設された圧電素子300を駆動するための駆動回路120が固定されている。この駆動回路120としては、例えば、回路基板や半導体集積回路(IC)等を用いることができる。そして、駆動回路120とリード電極90とは、ボンディングワイヤ等の導電性ワイヤからなる接続配線121を介して電気的に接続されている。
また、このような保護基板30上には、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmのポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム)からなり、この封止膜41によってリザーバー部31の一方面が封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SUS)等)で形成される。この固定板42のリザーバー100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっているため、リザーバー100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドでは、図示しない外部インク供給手段と接続したインク導入口からインクを取り込み、リザーバー100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動回路120からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの第1電極60と第2電極80との間に電圧を印加し、弾性膜50、絶縁体膜55、第1電極60及び圧電体層70をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1では、第1電極60が、白金、酸化チタン及び酸化イリジウムが合金化又は混合化されたものを例示したが、各材料が主成分となる層が積層された構成であってもよい。このような第1電極60としては、例えば、絶縁体膜55側から、酸化チタンを主成分とする密着層と、白金を主成分とする白金層と、酸化イリジウムを主成分とする拡散防止層と、酸化チタンを主成分とする結晶種層とが積層された構成のものなどが挙げられる。このような構成の場合、例えば、上述した酸化チタンの比誘電率については、圧電体層70側に設けられた結晶種層が大きく影響するものである。
また、上述した実施形態1では、流路形成基板10として、結晶面方位が(110)面のシリコン単結晶基板を例示したが、特にこれに限定されず、例えば、結晶面方位が(100)面のシリコン単結晶基板を用いるようにしてもよく、また、SOI基板、ガラス等の材料を用いるようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態1では、基板(流路形成基板10)上に第1電極60、圧電体層70及び第2電極80を順次積層した圧電素子300を例示したが、特にこれに限定されず、例えば、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電素子にも本発明を適用することができる。
また、これら実施形態のインクジェット式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図10は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
図10に示すインクジェット式記録装置IIにおいて、インクジェット式記録ヘッドIを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
また、上述したインクジェット式記録装置IIでは、インクジェット式記録ヘッドI(ヘッドユニット1A、1B)がキャリッジ3に搭載されて主走査方向に移動するものを例示したが、特にこれに限定されず、例えば、インクジェット式記録ヘッドIが固定されて、紙等の記録シートSを副走査方向に移動させるだけで印刷を行う、所謂ライン式記録装置にも本発明を適用することができる。
なお、上述した実施形態1では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
また、本発明は、インクジェット式記録ヘッドに代表される液体噴射ヘッドに搭載される圧電アクチュエーターに限られず、他の装置に搭載される圧電アクチュエーターにも適用することができる。
実施形態1に係る記録ヘッドの概略構成を示す分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの平面図及び断面図である。 実施形態1に係る圧電体層のラマン散乱の測定結果を示すグラフである。 実施形態1に係る圧電体層のラマン散乱の測定結果を示すグラフである。 実施形態1に係る試験例の結果を示すグラフである。 実施形態1に係る試験例の結果を示すグラフである。 実施形態1に係る試験例の結果を示すグラフである。 実施形態1に係る圧電体層のラマン散乱の測定結果を示すグラフである。 実施形態1に係る算出結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る記録装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
I インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 II インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 13 連通部、 14 インク供給路、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 保護基板、 31 リザーバー部、 32 圧電素子保持部、 40 コンプライアンス基板、 60 第1電極、 70 圧電体層、 80 第2電極、 90 リード電極、 100 リザーバー、 120 駆動回路、 121 接続配線、 300 圧電素子

Claims (6)

  1. ノズル開口に連通する圧力発生室と、
    第1電極と、該第1電極上に形成された一般式がABOで示されるペロブスカイト構造を有する圧電体層と、該圧電体層の前記第1電極とは反対側に形成された第2電極と、を備えた圧電素子と、を具備し、
    前記圧電体層のBサイトには鉛が存在しており、
    前記圧電体層のラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が、710cm−1〜712cm−1であることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記圧電体層は、ジルコニウム及びチタンを含むことを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記圧電体層のチタンとジルコニウムとの合計に対するチタンの比率が、0.464〜0.6であることを特徴とする請求項2記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記第1電極は白金を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
  6. 第1電極と、該第1電極上に形成された一般式がABOで示されるペロブスカイト構造を有する圧電体層と、該圧電体層の前記第1電極とは反対側に形成された第2電極と、を備えた圧電素子を具備し、
    前記圧電体層のBサイトには鉛が存在しており、
    前記圧電体層のラマン散乱により得られるラマンシフトにおいて、A(3LO)のピーク位置が、710cm−1〜712cm−1であることを特徴とする圧電アクチュエーター。
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