JP2010131987A - 気流通路形成構造、ホッパユニット、および気流形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂成形装置1は、ホッパ3と、成形機2と、ホッパ3および成形機2を接続する接続部材4と、接続部材4内を吸引する吸引装置5とを備えている。樹脂成形の材料としての粉粒体は、ホッパ3の排出口13から、接続部材4に形成された材料通路35を通過方向Tに通って、成形機2のシリンダ6の受入口9に供給される。シリンダ6内では、粉粒体が加熱溶融されることでガスが生じ、このガスの流れGが受入口9からホッパ3の排出口13に向かおうとする。一方、吸引装置5が、接続部材4の気流通路29内および材料通路35内を吸引しているので、材料通路35には、水平方向Hの気流Fが生じている。この気流Fにより、ガスの流れGがホッパ3の排出口13に向かうことが阻止される。
【選択図】図2
Description
しかるに、樹脂ペレットは、シリンダ内において、加熱により酸化劣化する場合がある。その場合には、得られる成形品には黄色に変色しているなどの成形不良が発生する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、成形機に供給される粉粒体に成形機内のガスが付着することを防止できる、気流通路形成構造、ホッパユニット、および気流形成方法を提供することにある。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記気流通路形成構造が接続される前記成形機は、前記受入口から受入れた前記粉粒体を、所定の材料搬送方向に沿って搬送しながら前記粉粒体を溶融するものであり、前記材料通路における前記粉粒体の通過方向に投影したとき、前記仮想線分は、前記材料搬送方向と略直交していることを特徴としている。
このような構成によると、吸引装置が第1気流通路内を吸引することにより、第2気流通路から材料通路を通って第1気流通路に進む気流と、成形機内から材料通路を通って第1気流通路に進む気流と、を生じることができる。したがって、材料通路内のより広い範囲に亘って気流を生じることができる。結果として、成形機内で発生したガスをこの気流で確実に気流通路に排出できる。
なお、第1気流通路内を吸引し、かつ、第2気流通路内に不活性ガスまたは乾燥ガスを供給することが、より好ましい。この場合、第1気流通路内の吸引と、第2気流通路内への不活性ガスまたは乾燥ガスの供給との相乗効果により、成形機内からのガスを第1気流通路に排出できる効果を顕著に向上できる。
このような構成によると、吸引装置によって気流通路内を吸引するという簡易な構成により、交差方向の気流を、材料通路に発生させることができる。結果として、粉粒体の加熱溶融によるガスを排出することができるので、ホッパ内にこのガスが侵入することを防ぐ効果が高い。また、ガス供給装置によって気流通路内に不活性ガスまたは乾燥処理が施されたガスを供給するという簡易な構成により、交差方向の気流を、材料通路に発生させることができる。
このような構成によると、ホッパ内で気流が生じ難くされているので、成形機内からのガスがホッパ内に侵入することをより確実に抑制できる。
このような構成によると、接続部材を通過する材料を予め加熱しておくことができるので、成形機内で粉粒体を加熱溶融する時間を短くできる。したがって、成形機による樹脂成形作業を、より迅速に行うことができる。
このような構成によると、多孔板を設けていることにより、気流通路と材料通路との間で気流が生じるようにしつつ、粉粒体が材料通路から気流通路に入ってしまうことを防止できる。
このような構成によると、多孔板の周方向の全域にわたって、材料通路に気流を生じさせることができる。その結果、成形機からのガスを、材料通路内で気流によって、より確実に捕集することができる。
請求項12に記載の発明は、気流形成方法であって、樹脂成形の材料としての粉粒体が、ホッパの排出口から前記粉粒体を溶融成形する成形機の受入口に供給されるときに通過する材料通路を形成する材料通路形成部の内面に、気流通路の一端を開口させておき、前記気流通路に気流を生じさせることにより、前記材料通路に、前記材料通路における前記粉粒体の通過方向と交差する交差方向の気流を生じさせることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、材料通路において、交差方向の気流をより確実に生じることができる。
請求項3に記載の発明によれば、成形機内からのガスを、より確実に気流に衝突させることができるので、ガスがホッパ内に侵入することをより確実に抑制できる。
また、ガス供給装置から第2気流通路内に不活性ガスまたは乾燥ガスを供給することにより生じた気流で、成形機内のガスを確実に気流通路に排出できる。
請求項6に記載の発明によれば、吸引装置の吸引によって、粉粒体の加熱溶融によるガスを確実に材料通路から排出することができる。また、ガス供給装置によるガスの供給によって、粉粒体の加熱溶融によるガスが材料通路を上昇することを、より確実に防止できる。
請求項8に記載の発明によれば、成形機による樹脂成形作業をより迅速に行うことができる。
請求項9に記載の発明によれば、気流通路と材料通路との間で気流が生じるようにしつつ、粉粒体が材料通路から気流通路に入ってしまうことを防止できる。
請求項11に記載の発明によれば、成形機内で生じたガスがホッパ内の粉粒体に付着することを防止できる。
請求項12記載の発明によれば、成形機内で生じたガスがホッパ内の粉粒体に付着することを防止できる。
図1は、本発明の気流通路形成構造およびホッパユニットを備える樹脂成形装置の一実施形態を示す概略構成図である。この樹脂成形装置1は、溶融成形機としての成形機2と、その成形機2に樹脂成形の材料としての粉粒体を供給するためのホッパ3と、成形機2とホッパ3とを接続する接続部材4と、接続部材4に接続された吸引装置5とを備えている。ホッパ3と接続部材4とにより、ホッパユニット75が形成されている。本実施形態では、ホッパ3と接続部材4とは別体に形成されている。なお、ホッパ3と接続部材4とは一体に形成されていてもよい。
この成形機2は、シリンダ6と、そのシリンダ6内において回転自在に設けられるスクリュー7と、そのスクリュー7を駆動するためのモータ8とを備えている。シリンダ6は、筒状をなし、成形機2における粉粒体の材料搬送方向Aに延びている。材料搬送方向Aは、スクリュー7の軸線方向に沿ってまっすぐに延びている。シリンダ6の一端部の上側に、粉粒体を受け入れる筒状の受入口9が形成されている。
また、このシリンダ6における受入口9よりも他端側には、シリンダ6内の粉粒体を溶融するための第1ヒータ59が、軸方向に沿って設けられている。モータ8は、スクリュー7の軸方向一端部に連結されている。このモータ8の駆動により、スクリュー7をシリンダ6内で回転させる。成形機2では、受入口9から受け入れた粉粒体を材料搬送方向Aに沿って搬送し、粉粒体を吐出部10に向けて第1ヒータ59で加熱し、次第に溶融しながら移動させる。
図2は、接続部材4の周辺の構成を一部断面で示す模式図である。図2を参照して、ホッパ3の排出部12の下端には、環状のフランジ14が設けられている。このフランジ14に接するように接続部材4が配置されている。
本体15は、たとえば、所定の厚みを有する円板状の金属片を用いて形成されている。本体15は、上端面17と、下端面18と外周面19とを備えている。上端面17は、ホッパ3の環状フランジ14の下端面20に突き合わされている。環状フランジ14と本体15とは、図示しないねじ部材などを用いて固定されている。
本体15における貫通孔21の内周面22のうち、鉛直方向Vの中間部には、環状溝部23が形成されている。環状溝部23は、パンチングメタル16を保持するためのものであり、本体15において、貫通孔21の周方向の全域に形成されている。
鉛直方向Vにおいて、環状気流通路形成部24の長さは、環状溝部23の長さよりも短い。環状溝部23は、環状気流通路形成部24に対して上方および下方にそれぞれ突出している。環状気流通路形成部24によって、環状気流通路25が形成されている。
第1気流通路27は、貫通孔21の周方向において、たとえば1箇所に形成されている。第1気流通路27の一端27aは、環状気流通路25に重なっており、パンチングメタル16の内周面33(材料通路形成部34の内面)に開口している。第1気流通路27の他端27bは、本体15の外周面19に開放されている。第1気流通路27の一端27aは、後述する材料通路35に臨んでいる。
第1気流通路形成部26によって、気流通路形成部28が形成されている。また、第1気流通路27によって、気流通路29が形成されている。
パンチングメタル16は、環状の金属板であり、パンチングメタル16の周方向の全域に亘って多数の貫通孔45が形成された部材である。パンチングメタル16の材料としては、熱伝導性に優れたアルミニウム合金を例示できる。このパンチングメタル16は、環状溝部23に嵌め込まれることで本体15に保持されており、環状気流通路25の内側に配置されている。パンチングメタル16の内周面33は、本体15における貫通孔21の上側内周面31および下側内周面32の双方と面一に並んでいる。
材料通路35の上端は、ホッパ3の排出口13と連通しており、下端は、成形機2の受入口9と連通している。また、材料通路35と環状気流通路25との連通部分にパンチングメタル16が配置されている。材料通路35は、パンチングメタル16の貫通孔45を介して環状気流通路25と連通している。パンチングメタル16の外周面46は、環状気流通路25に臨んでいる。
吸引装置5は、環状気流通路25、気流通路29および材料通路35に負圧を生じさせることにより、これら環状気流通路25、気流通路29内および材料通路35内に気流を生じさせるものである。吸引装置5は、吸引管37と、吸引管37に設けられた吸引ブロワ39と、吸引ブロワ39に接続された排気管71と、液槽72とを備えている。
吸引管37の一端は、本体15の貫通孔21の径方向における第1気流通路形成部26の外側端部に接続されている。吸引管37の他端には、吸引ブロワ39の吸気口が接続されている。吸引ブロワ39の排気口には、排気管71の一端が接続されている。排気管71の他端は、液槽72内に開放されている。液槽72は、ガス回収用の媒体(たとえば、水)が溜められており、この媒体内に排気管71の他端が配置されている。
第2ヒータ79は、本体15の外周面19に略全周に亘って巻かれている。第2ヒータ79は、吸引管37を避けて配置されている。第2ヒータ79によって、本体15およびパンチングメタル16が加熱される。その結果、パンチングメタル16の内側の材料通路35内の粉粒体が加熱される。
樹脂成形を行っているときには、吸引ブロワ39が運転されている。吸引ブロワ39の運転により、吸引管37、第1気流通路27、環状気流通路25および材料通路35が吸引されている。したがって、環状気流通路25および材料通路35には、水平方向Hの気流Fが生じる。この水平方向Hは、材料通路35における粉粒体の通過方向Tと略直交する方向である。
シリンダ6の受入口9からシリンダ6の内側へ入った粉粒体は、スクリュー7の回転により、シリンダ6の一端から他端に送られつつ、第1ヒータ59によって加熱されて溶融される。シリンダ6内で粉粒体が加熱溶融されることにより、それまで粉粒体に含まれていた水分や揮発成分などが揮発する。すると、水蒸気や有機成分あるいは無機成分のガスが生じ、このガスがシリンダ6内に溜まる。そして、このガスは、矢印Gで示すように、シリンダ6の受入口9から材料通路35を通って上昇していく。
また、吸引装置5の吸引によって、空気などの気体が、シリンダ6の許容部60を通って成形機2のシリンダ6内に吸引され、さらに、受入口9、材料通路35および気流通路29を通る。したがって、成形機2内、材料通路35内および気流通路29内での気体の流れを良くできる。結果として、粉粒体からのガスを確実に材料通路35から排出することができる。
また、第2ヒータ79が設けられていることにより、接続部材4の材料通路35を通過する材料を、第1ヒータ59で加熱する前に予熱しておくことができる。したがって、成形機2内で粉粒体を加熱溶融する時間を短くできる。結果、成形機2による樹脂成形作業をより迅速に行うことができる。
また、パンチングメタル16には、パンチングメタル16の周方向の全域にわたって多数の貫通孔45が形成されている。したがって、パンチングメタル16の周方向の全域にわたって、材料通路35に気流Fを生じさせることができる。結果、成形機2からのガスを、材料通路35で気流Fによって、より確実に捕集することができる。
たとえば、吸引装置5に代えて、図3に示すように、不活性ガス供給装置としての窒素ガス供給装置41を設けてもよい。窒素ガス供給装置41によって、環状気流通路25内、気流通路29内および材料通路35内に窒素ガスを加圧供給することができる。結果、材料通路35の少なくとも一部で水平方向Hを向く気流F’を生じさせることができる。
吐出管44の一端は、第1気流通路形成部26に接続されている。吐出管44の中間部に、フィルタ38および窒素発生器43が設けられている。吐出管44の他端に加圧ポンプ42が設けられている。
本実施形態によれば、窒素ガス供給装置41によって気流通路29に窒素ガスを供給するという簡易な構成により、材料通路35に気流F’を発生することができる。しかも、材料通路35内に窒素ガスを供給することにより、ホッパ3内などの、材料通路35周辺の領域を、不活性ガス雰囲気にすることができ、ホッパ3内などの粉粒体が酸化により劣化することを防止できる。
なお、以下では、図2に示す実施の形態と異なる点について主に説明する。図2に示す構成または図3に示す構成と同様の構成には、図に同様の符号を付してその説明を省略する。
第2気流通路81は、材料通路35における粉粒体の通過方向Tとは交差する交差方向としての水平方向H’に真直ぐ延びている。
このとき、粉粒体は、右側領域N1では下向きの力L1を受けて下側に押し込まれるような動きをする。一方、粉粒体は、左側領域N2では上向きの力L2を受けて上側に押し上げられるような動きをする。その結果、粉粒体の加熱により生じたガスは、右側領域N1から受入口9に上昇する量よりも、左側領域N2から受入口9に上昇する量のほうが多い。このガスの流れは、たとえば、矢印J3で示すものとなる。
本実施形態によれば、第2気流通路81から環状気流通路25を通り、さらに材料通路35および第1気流通路27を通る気流J2,J1を生じることができる。したがって、材料通路35において、水平方向H’の気流をより広い範囲で確実に生じることができる。結果として、成形機2からのガスがホッパ3の排出口13に流れることをより確実に防止できる。
しかも、第1気流通路27内の吸引と、第2気流通路81内への窒素ガスの供給との相乗効果により、成形機2内からのガスを第1気流通路27に排出できる効果を、顕著に向上できる。
なお、図4および図5に示す実施形態において、通過方向Tに投影したとき、仮想線分Kと、材料搬送方向Aとは、直交していてもよいし、所定の角度をなして相対的に傾いていてもよい。
また、吸引装置5は省略し、窒素ガス供給装置41またはガス供給装置82を残してもよい。この場合も、第1気流通路27の一端27aから他端27bに向かう気流が生じる。
なお、各上記実施形態において、不活性ガスとして窒素ガスを用いる構成を説明したが、これに限らず、他の一般の不活性ガスを用いてもよい。
また、気流通路29内に供給されるガスをヒータなどで加熱し、高温状態で気流通路29に供給してもよい。結果、材料通路35内を通過する粉粒体を予熱できる。
また、各上記実施形態では、ホッパ3からシリンダ6内に粉粒体が連続的に投入される構成を説明したが、ホッパ3の排出口13と接続部材4の材料通路35との間に別途スライドゲートを設けて、ホッパ3内の粉粒体をバッチ供給してもよい。
3 ホッパ
5 吸引装置
9 受入口
13 排出口
16 パンチングメタル(多孔板)
25 環状気流通路
26 第1気流通路形成部
27 第1気流通路
27a (第1気流通路の)一端
27c (第1気流通路の一端の)中心
28 気流通路形成部
29 気流通路
33 内周面
34 材料通路形成部
35 材料通路
41 窒素ガス供給装置(ガス供給装置)
45 (多孔板の)貫通孔
60 許容部
75 ホッパユニット
79 第2ヒータ
80 第2気流通路形成部
81 第2気流通路
81a (第2気流通路の)一端
81c (第2気流通路の一端の)中心
82 ガス供給装置
A 材料搬送方向
F,F’ 気流
H,H’ 水平方向(交差方向)
K 仮想線分
T 通過方向
Claims (12)
- 樹脂成形の材料としての粉粒体が、ホッパの排出口から、前記粉粒体を溶融成形する成形機の受入口に供給されるときに、前記粉粒体が通過する材料通路を形成する材料通路形成部と、
前記材料通路における前記粉粒体の通過方向と交差する交差方向の気流を前記材料通路に与えるために、前記材料通路に連通する気流通路を形成する気流通路形成部とを備え、
前記気流通路の一端は、前記材料通路形成部の内面に開口していることを特徴とする、気流通路形成構造。 - 前記気流通路形成部は、第1気流通路を形成する第1気流通路形成部と、第2気流通路を形成する第2気流通路形成部とを含み、
前記第1気流通路の一端が前記材料通路に臨んでおり、
前記第2気流通路の一端が前記材料通路に臨んでおり、
前記材料通路における前記粉粒体の通過方向に投影したとき、前記第1気流通路の前記一端の中心と前記第2気流通路の前記一端の中心とを結ぶ仮想線分は、前記材料通路を通過していることを特徴とする、請求項1に記載の気流通路形成構造。 - 前記気流通路形成構造が接続される前記成形機は、前記受入口から受入れた前記粉粒体を、所定の材料搬送方向に沿って搬送しながら前記粉粒体を溶融するものであり、
前記材料通路における前記粉粒体の通過方向に投影したとき、前記仮想線分は、前記材料搬送方向と略直交していることを特徴とする、請求項2に記載の気流通路形成構造。 - 前記気流通路形成部は、前記第1気流通路内を吸引する吸引装置、および前記第2気流通路内に不活性ガスまたは乾燥処理が施されたガスを供給するガス供給装置の少なくとも一方と接続されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の気流通路形成構造。
- 前記気流通路形成部は、前記気流通路内を吸引する吸引装置、または前記気流通路内に不活性ガスもしくは乾燥処理が施されたガスを供給するガス供給装置と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の気流通路形成構造。
- 前記気流通路形成構造が接続される前記成形機は、前記成形機内での前記材料の搬送方向において前記受入口よりも上流側で前記成形機の内外間の気体の通過を許容する許容部を備えるものであり、
前記吸引装置が、前記気流通路内を吸引するときは、気体が、前記許容部を通って前記成形機内に吸引され、さらに、前記受入口、前記材料通路および前記気流通路を通り、
前記ガス供給装置が、前記気流通路内に前記ガスを供給するときは、前記ガスが、前記気流通路、前記材料通路および前記受入口を通って前記成形機内に送られ、さらに、前記許容部から排出されることを特徴とする、請求項5に記載の気流通路形成構造。 - 前記接続部材が接続される前記ホッパ内の空間は、前記排出口を除いて密閉されていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の気流通路形成構造。
- 前記粉粒体を加熱するためのヒータをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の気流通路形成構造。
- 前記材料通路を取り囲む環状気流通路をさらに備え、
前記環状気流通路と前記気流通路の一端とが重なり、
前記環状気流通路の内側に、前記材料通路形成部の内面を形成する多孔板が配置されていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の気流通路形成構造。 - 前記多孔板は環状に形成され、
前記多孔板には、前記多孔板の周方向の全域にわたって多数の貫通孔が形成されていることを特徴とする、請求項9に記載の気流通路形成構造。 - 樹脂成形の材料としての粉粒体を溜めることが可能であり、かつ、前記粉粒体を排出するための排出口が形成されたホッパと、
前記ホッパとは別体または一体に形成された、請求項1ないし10のいずれかに記載の気流通路形成構造とを備え、
前記排出口から排出された前記粉粒体が前記材料通路を通過可能であることを特徴とする、ホッパユニット。 - 樹脂成形の材料としての粉粒体が、ホッパの排出口から前記粉粒体を溶融成形する成形機の受入口に供給されるときに通過する材料通路を形成する材料通路形成部の内面に、気流通路の一端を開口させておき、
前記気流通路に気流を生じさせることにより、前記材料通路に、前記材料通路における前記粉粒体の通過方向と交差する交差方向の気流を生じさせることを特徴とする、気流形成方法。
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