JP2010131312A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は,炊飯時の蒸気が本体外部に漏れることがなく、かつ、蒸気が回収される水タンクの操作時に火傷の虞のない、安全で使い勝手のよい炊飯器を提供することを目的とする。
【解決手段】 水タンク60内の冷却水の温度を検知する温度検知手段65の情報に基づき、水タンク60内の冷却水が所定の温度を超えると、その温度情報を使用者に報知し注意喚起する。また、内釜30を加熱する加熱手段21の出力を抑制し、若しくは水タンク60を冷却する冷却ファン292を駆動することにより、水タンク60及び水タンク60内の冷却水が高温になることを抑制する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主に炊飯時に内釜内で発生する水蒸気を凝縮させて回収する蒸気回収装置を備えた炊飯器に関するものである。
従来、炊飯中に発生する蒸気を炊飯器の周囲に放出させないようにするために、蒸気を冷却水により凝縮(結露または復水に同じ)させる炊飯器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平03−231613号公報(第2頁、図1)
従来の炊飯器では、蒸気を水タンク内の冷却水の中に放出させて回収すると、蒸気が凝縮して冷却水の温度上昇とともに水タンクの温度も上昇し高温となる場合がある。炊飯中や、炊飯後、この冷却水を交換するために、使用者が不用意に水タンクや水タンク中の冷却水に触ると火傷などを負う虞があるといった欠点があった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、使用者が不用意に水タンクや冷却水に触れて火傷をする虞のない、安全で使い勝ってのよい炊飯器を提供することを目的とする。
本発明に係る炊飯器は、上部が開口する本体と、本体内に着脱自在に収納され被加熱物を収容する内釜と、本体に回動自在に軸支され内釜の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、内釜を加熱する加熱手段と、本体に着脱自在に配設されるととに略気密に形成され、加熱手段による加熱に伴い内釜内で発生する蒸気を復水する冷却水を収容する水タンクと、水タンク内の冷却水の温度を検知する温度検知手段と、内釜内で発生する蒸気が導かれ水タンク内の冷却水に少なくとも下端開口部が水没するように配設される浸漬管と、温度検知手段が検知する水タンク内の冷却水の温度が所定の温度以上か否かを判別する判別手段と、判別手段が判別する情報に基づき水タンク内の冷却水の温度情報を報知する報知手段とを備えたものである。
また、本発明に係る炊飯器は、上部が開口する本体と、本体内に着脱自在に収納されるとともに被加熱物を収容する内釜と、本体に回動自在に軸支されるとともに内釜の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、内釜を加熱する加熱手段と、本体に着脱自在に配設されるととに略気密に形成され、加熱手段による加熱に伴い内釜内で発生する蒸気を復水する冷却水を収容する水タンクと、水タンク内の冷却水の温度を検知する温度検知手段と、内釜内で発生する蒸気が導かれ水タンク内の冷却水に少なくとも下端開口部が水没するように配設される浸漬管と、温度検知手段が検知する水タンク内の冷却水の温度が所定の温度以上か否かを判別する判別手段と、判別手段が判別する情報に基づき加熱手段の出力を抑制するように制御する制御手段とを備えたものである。
また、本発明に係る炊飯器は、上部が開口する本体と、本体内に着脱自在に収納されるとともに被加熱物を収容する内釜と、本体に回動自在に軸支されるとともに内釜の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、内釜を加熱する加熱手段と、本体に着脱自在に配設されるととに略気密に形成され、加熱手段による加熱に伴い内釜内で発生する蒸気を復水する冷却水を収容する水タンクと、水タンクを冷却する冷却ファンと、水タンク内の冷却水の温度を検知する温度検知手段と、内釜内で発生する蒸気が導かれ水タンク内の冷却水に少なくとも下端開口部が水没するように配設される浸漬管と、温度検知手段が検知する水タンク内の冷却水の温度が所定の温度以上か否かを判別する判別手段と、判別手段が判別する情報に基づき冷却ファンを駆動するように制御する制御手段とを備えたものである。
本発明によれば、温度検知手段が検知した水タンク内の冷却水の温度が所定の温度を超えると、報知手段がその温度情報を報知するので、使用者が不用意に高温の水タンクや冷却水に触れることを予防できる。
また、温度検知手段が検知した水温タンク内の冷却水の温度が所定の温度を超えると、制御手段が内釜の加熱出力を抑制するので、内釜から発生する蒸気の抑制により水タンクやその内部に収容される冷却水の温度上昇が抑えられ、安全で使い勝手のよい炊飯器が得られる。
また、温度検知手段が検知した水温タンク内の冷却水の温度が所定の温度を超えると、制御手段が水タンクを冷却する冷却ファンを駆動するように制御するので、水タンクやその内部に収容される冷却水の温度上昇が抑えられ、安全で使い勝手のよい炊飯器が得られる。
実施の形態1.
以下、本発明に係る炊飯器の好適な実施の形態について添付図面を参照して説明する。なお、各図面における構成要素の符号において同一のものは同一の構成要素を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る炊飯器の構造を示す図であり、(a)が模式的に示す側面視の断面図、(b)が模式的に示す平面視の断面図である。また、図2はこの炊飯器の正面図である。図3はこの炊飯器のブロック図である。図4はこの炊飯器が備える蒸気回収装置の構成を模式的に示す図である。図5はこの炊飯器が備える蒸気回収装置の別の構成を模式的に示す図である。図6は図5(a)に示す蒸気回収装置の実施例を模式的に示す側面図である。図7は図5(a)に示す蒸気回収装置の作用効果を調査した結果を示す相関図である。図8は図5(a)に示す蒸気回収装置の作用効果を説明するための断面図である。
(炊飯器)
図1及び図2において、炊飯器100は、上部が開口した本体20と、本体20に着脱自在に収納されるとともに、被炊飯物Rを収納する内釜30と、本体20に回動自在に軸支され、内釜30の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体10と、内釜30を加熱する加熱手段21と、加熱手段21を制御する制御手段23(図3参照)とを有している。蓋体10は内蓋(図示せず)を有し、蓋体10を閉めると内蓋のパッキン(図示しない)が内釜30のフランジ部に圧接されて密閉シールされる。また、加熱手段21は、電磁誘導加熱用の加熱コイルで構成され、内釜30の底面部近傍にスパイラル状に旋回されて配置される。加熱手段21には制御手段23によって高周波電流が供給される。なお、加熱手段21は電磁誘導加熱コイルに限らず、例えば、電熱ヒータなど、他の熱源であってもよい。
図3において、サーミスタ等で構成される内釜温度検知手段24は、圧縮バネ等により内釜30の底面に下方から圧接され、内釜底面の温度を検知しその検知信号を出力する。また、操作手段25は、蓋体10の上面に配置され、操作信号を出力する各種スイッチが設けられる。制御手段23には、内釜温度検知手段24が出力する温度検知信号、及び操作手段25が出力する操作信号が入力されるともに、操作手段25と略同位置に配置された表示手段26に表示信号が出力される。なお、内釜温度検知手段24は、炊飯時には、加熱手段21への通電量を制御するために内釜底面の温度を検知するとともに、保温時には、制御部27に予め記憶された内釜底面の温度と米飯の温度との相関テーブルを用いて、検知した内釜底面の温度から米飯の温度を推定して検知する。なお、蓋体10の下面に内釜30に対向するように設けた赤外線センサ等を用いて、内釜30内の米飯の上面の温度を直接検知するようにしてもよい。
操作手段25には、炊飯メニュー等(白米、無洗米、ふつう、かため)を選択する「メニュー」スイッチ、炊飯を開始する「炊飯」スイッチや、炊飯動作若しくは保温動作のOFF、または保温動作を開始する「切/保温」スイッチ等を有している。表示手段26には、炊飯開始からの計時情報や、炊飯メニュー等の表示を有している。
制御手段23は、電源部28及び制御部27により構成される。電源部28は、加熱手段21に数十キロヘルツの高周波電流を供給するインバータ回路等で構成されている。制御部27はマイコンで構成されており、内釜30の底面の温度と米飯の温度との相関テーブル、各メニューに対応して内釜温度と調理時間との組み合わせである炊飯シーケンス及び保温モードに対応した保温温度シーケンスが予め記憶されるとともに、内釜温度検知手段24の検知信号や計時手段(図示せず)の計時信号に基づき、炊飯シーケンス及び保温温度シーケンスにしたがって電源部28を制御することにより加熱手段21を通電制御する。
炊飯器100は、さらに、内釜30が加熱され、その結果被炊飯物Rが加熱された際(正確には被炊飯物Rと共に水Xも加熱された際)、内釜30から排出される空気Aを誘導すると共に被炊飯物Rおよび水Xから生じる蒸気Vを誘導するガス管40と、ガス管40によって誘導された空気Aおよび蒸気Vが注入される蒸気回収装置1(図1及び図4参照)とを有している。
(ガス管)
ガス管40は、蓋体10に着脱自在に設けられており、蓋体10を閉じることによって蒸気回収装置1の浸漬管70と連通する構成となっている。ガス管40と浸漬管70との接続部にはシール手段41(例えば、Oリング、図1参照)が設けられ、蒸気Vの漏洩を防止している。なお、ガス管40の形状等は、図示するものに限定するものではなく、「お粘取り手段」やガス放出弁等は、適宜設置されてもよい。
(蒸気回収装置)
図1及び図4に示すように、蒸気回収装置1は、水Wを蓄える水タンク60と、水タンク60内の水Wの温度を検知する温度検知手段65と、水タンク60に蓄えられた水Wの中に挿入され、下端に浸漬管下端開口部71を具備する浸漬管70と、浸漬管70の内部で下端開口部71から所定の距離だけ上の位置に設置され、複数の通気孔72が形成された逆流防止板73と、浸漬管70の天面74に設置され、内釜30で発生した蒸気を含む気体(図中の矢印)を浸漬管70へ誘導するガス管40(図4ではガス管80)とを有する。
(水タンク)
図1において、水タンク60は、上方が開口した函状の水タンク本体61と、水タンク本体61の開口部を略気密的に覆う水タンク蓋(水タンク天板に相当する)62と、水タンク本体61の水タンク前面63に形成された水タンク手掛かり部64とを有し、本体20の開口部22に着脱自在に設定される。そして、水タンク60が本体20の開口部22に設置された温度検知手段65(図4参照)の上に配置された際、本体前面221と水タンク前面63とは略同一面を形成するから意匠性が担保されている。なお、水タンク手掛かり部64の形状は、図示するものに限定するものではない。
また、水タンク60は、透過性を有する材料(たとえば、ABS,PPなどの樹脂系材料)によって形成され、水タンク60内に貯まった水量を一目で把握できる構成になっている。また、浸漬管70は、良熱伝導性材料(たとえば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属)によって形成され、浸漬管70と水タンク60内の水Wとの熱交換速度を速め、蒸気Vの凝縮を促進する。これにより、蒸気Vと浸漬管70内の水面の接触面積を小さくしても十分な凝縮速度を得ることが出来るので浸漬管70をコンパクトにすることができる。したがって貯めることができる水Wの水量を維持しながら水タンク60をコンパクトにすることができる。
(浸漬管)
浸漬管70は逆流防止板73よりも上部を形成する浸漬管上筒状部70cと、浸漬管上筒状部70cの下端に連続して下方になるほど水平断面の面積が大きくなるスカート状拡がり部70bと、スカート状拡がり部70bの下端に連続して筒状(上下方向で平断面の面積が一定)のスカート筒状部70aと、を有している。すなわち、スカート筒状部70aの下端が浸漬管下端開口部71に相当している。
また、浸漬管70は、水タンク60の水平断面における略中央部から水Wの中へ挿入されていることが、水タンク60内の冷却水の水温の均一化や、水温検知精度を向上させるためにも望ましい。これは、水タンク60内の冷却水の温度が上昇するメカニズムのためである。すなわち、内釜30で発生した高温の蒸気がガス管40(80)を経由して浸漬管70に導かれ、冷却水により冷却されて凝縮し、高温の水として復水される。この高温の水は、浸漬管下端開口部71から下方に拡散され、浸漬管70の周りから周囲の冷却水を誘引しながら上昇する。上昇した高温の水は水タンク60内の水面に達し、ここから水平方向に拡散する。水タンク60は上部の水タンク蓋62により略気密に形成されるため、水タンク60内の冷却水の上方の空気は水面付近の高温の冷却水により均一に温められる。そのため、水面上において相対的に冷やされる部分がなく、対流が進まない。その結果、高温の水が水面に達した部分から水平方向及び下方に向かって冷却水の温度が上昇してゆく。したがって、水タンク60の水平断面における略中央部から水Wの中へ挿入する方が冷却水の水温上昇が均一に進むとともに、後述するように、温度検知精度が向上する。また、水タンク60内に収容される冷却水の温度ムラが改善されるので、冷却水の冷却能力が向上する。
これに対して、構造的な制約により浸漬管70が水タンク60の水平断面内の中央から水平方向にオフセットされて水中に挿入された時は、高温の水が水面に達する部分も水平方向にオフセットされるため、例えば、高温の水が水面に達する部分から距離が離れている水タンク60内の下方の隅では、温度上昇が遅れ、浸漬管70の挿入位置をオフセットしない場合と比べ冷却水の水温の均一化が遅れる。このような位置のタンク外部に温度検知手段65を配置すると、水面付近の温度変化に追随した温度検知ができず、水温検知精度が低下する。
しかし、図4(b)のように、浸漬管70が水タンク60の左右どちらかにオフセットされて水中に挿入された時は、スカート状拡がり部70bの一部を水タンク60の水平断面内における中央方向に延長する。この延長により、凝結して高温となった水を水タンク60の水平断面内中央部へ導き、この部分のスカート筒状部70aの側面下端(浸漬管下端開口部周縁)に設けた切欠き75(図4(c)参照)から流出させるようにしてもよい。この場合は、浸漬管下端開口部71の水平断面内の長手寸法は、水タンク60の長手寸法の略半分の長さ以上とすることが望ましい。このような寸法にすることにより、浸漬管70が水タンク60の水平断面内のどの位置に挿入されても、水平断面内の中央部に対応する位置に切欠き75を設けることができる。また、高温の蒸気との熱交換に必要な冷却水の面積の確保も容易になる。
なお、図5(a)に示すように、浸漬管70は、図4に示す蒸気回収装置1におけるスカート筒状部70aを撤去して、スカート状拡がり部70bの浸漬管下端開口部71を形成するようにしてもよい。また、図5(b)に示すように、浸漬管70は、図4に示す蒸気回収装置1におけるスカート筒状部70a、スカート状拡がり部70bおよび浸漬管上筒状部70cの全部を滑らかに拡径する、ラッパ状部(朝顔状に同じ)70dに形成してもよい。また、浸漬管70の断面形状は円形に限らず、楕円形であってもよい。
図6は、図5(a)に示す蒸気回収装置2の実施例を模式的に示す側面図である。図36において、スカート状拡がり部70bは円錐形であって、その下端である浸漬管下端開口部71の直径は40〜50mm(断面積は1260〜1960mm2)、スカート状拡がり部70bの高さは20〜30mm、スカート状拡がり部70bと浸漬管上筒状部70cとの境界に配置された逆流防止板73は直径18〜20mmで、直径2〜3mmの通気孔72が6〜9個形成されている。そして、浸漬管上筒状部70cの内径は18〜20mmである。また、後述するように、浸漬管下端開口部71の面積が1800mm2以上であれば、後述するポコポコ音が発生せず、騒音の少ない浸漬管が得られる。
浸漬管70内の水面W1が位置するスカート筒状部70aの開口面積が小さい(水面面積が小さい)場合、スカート状拡がり部70bに噴き出された蒸気と水面W1との接触面積が不足することになる。そうすると、蒸気の発生速度に対して蒸気の凝縮速度が間に合わず、かかる蒸気および空気の一部は、気泡(凝縮しないまま)として水Wに侵入し、気泡が水Wに進入してから凝縮する際にポコポコという音(ポコポコ音)が発生する原因になる。
一方、通気孔72の内径が大きい場合には、浸漬管上筒状部70cにおける圧力上昇が期待されない。そうすると、浸漬管上筒状部70cにおいて蒸気の凝縮が発生した場合、水Wが通気孔72を通過して浸漬管上筒状部70cに浸入し、浸漬管70の内壁等に衝突し比較的周波数の高い音(いわゆる「水撃音」)が発生する原因になる。
図7は図5(a)に示す蒸気回収装置2の作用効果を調査した結果であって、図7(a)は、浸漬管下端開口部71の面積と騒音との関係を示す相関図、図7(b)は、浸漬管下端開口部71と逆流防止板73との距離と騒音との関係を示す相関図である。騒音を許容範囲Lc[dB]以下にするには、スカート部水面面積が1800mm2以上で、スカート高さを20mm以上にすればよいことが示されている。なお、同図は通気孔72の内径が2mmの場合であるが、通気孔72の内径が3mmの場合も略同様である。。
図8は、図5(a)に示す蒸気回収装置2の浸漬管70の作用効果を説明するために模式的に示した側面視の断面図である。図8(a)において、通気孔72の数量が少な過ぎる、あるいは通気孔72の内径が小さ過ぎると、通気孔72を通過して噴出する蒸気の勢いが強くなり、蒸気噴流(矢印)が水面W1に突入することになり「突入音」が発生する。また、蒸気噴流の勢いが強いと、浸漬管下端開口部71の近傍に配置された、水タンク60内の水Wの温度を検知する水温検知手段65が噴出する蒸気そのものの温度を検知してしまい、水タンク60内の水Wの温度上昇を正確に検知することができない。
図8(b)において、スカート筒状部70aの高さが低過ぎると、通気孔72を通過して噴出する蒸気(矢印)が水面W1に突入することになり「突入音」が発生する。また、浸漬管下端開口部71の下端と水タンク60の底からの距離が離れてしまうと、水温の上昇に対して水温検知手段65が適正に追従できないため、炊飯を制御してタンク水温の上昇を抑制する制御が精度よくできない。
図8(c)において、通気孔72の数量および内径、スカート筒状部70aの高さ、浸漬管下端開口部71の下端と水タンク60の底からの距離、およびスカート筒状部70a内の水面W1の水面面積が、適切に設定されると、噴出蒸気(矢印)と水面W1との接触時の音(突入音)が全く出なくなり、また、水温検知手段65が水タンク60内の水Wの温度を適正に検出することができ、炊飯を制御してタンク水温の上昇を抑制することができる。
(温度検知手段)
温度検知手段65は、浸漬管下端開口部71の下方の水タンク60の外側の底面に配置される。温度検知の精度を向上させるためには、浸漬管下端開口部71と水タンク60の底面との距離70fは、5〜20mm程度になることが望ましい。また、温度検知手段65の感熱部は、少なくともその一部が浸漬管下端開口部71の外縁を上から投影した形状の内側の範囲内に配置することが望ましい。この理由は、上記のタンク水温の上昇のメカニズムを説明したように、浸漬管下端開口部71から下方に拡散される高温の水の温度を温度検知手段65が検知するためである。なお、温度検知手段65は水タンク60の内面または外面に設けててもよい。外面に設けると保守の扱いが容易となり、また、判別手段29との接続も容易となる。一方、内面に設けると、水タンク60に収容される冷却水の温度を直接検知できるので、検知精度が向上する。
また、浸漬管下端開口部71と水タンク60の底面との距離70fが5〜20mm程度が望ましい理由は、この距離が大きすぎると拡散された高温の水が水タンク60の底面まで届かないので温度検知手段65が高温の復水の温度を検知できず、水温検知精度が低下する。一方、距離70fが小さすぎると、後述するように、復水される前の高温の蒸気が気泡の状態のまま水タンク60の底面に届き、蒸気の温度を検知してしまうので、この場合も温度検知手段65の水度検知精度が低下する。
なお、温度検知手段65は水タンク60の外側の平坦な底面に設けたが、底面を浸漬管下端開口部71方向に凹部を設け、この凹部に嵌入するように温度検知手段65を本体20の開口部22に設けてもよい。こうすることにより、温度検知手段65の感熱部が浸漬管下端開口部71に近づくので、温度検知精度が向上する。
また、温度検知手段65は水タンク60の外側の側面に凹部を設け、この凹部に温度検知手段65を設けてもよい。こうすることにより、温度検知手段65を配置する位置の設計の自由度が大きくなる。
(判別手段)
図3において、温度検知手段65は水タンク60内の冷却水の温度を検知して、検知温度を判別手段29へ出力する。判別手段29は、メモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)と温度検知手段65の検知温度とを比較し、比較結果の情報を制御部27へ出力する。なお、メモリ291を制御部27に内蔵して設けてもよい。
検知温度が所定の温度よりも高い場合は、制御部27は報知手段292に検知温度情報を報知するように指令信号を出力する。指令信号を受けた報知手段292は、表示手段26に、「水タンクが高温である」旨の情報を視覚的に表示する。また、「水タンクが高温である」旨をブザー音や音声情報として聴覚的に報知してもよい。
次に、動作について説明する。
始めに炊飯する米とその米量に応じた水を内釜30内に入れる。その後、内釜30を本体20に載置して蓋体10を閉めると、内蓋のパッキン(図示しない)が内釜30のフランジ部に圧接されて密閉シールされる。次に操作手段25に配置された「メニュー」スイッチにより、炊飯メニュー等(白米、無洗米、ふつう、かため)を選択する。そして、「炊飯」スイッチを押圧すると炊飯が開始される。
炊飯の工程は、予熱工程、炊き上げ工程、蒸らし工程と炊飯終了後の保温工程に大別される。ここでは、内釜30から蒸気の発生の多い炊き上げ工程における動作を説明する。「炊飯」スイッチを押圧すると、操作手段25は炊飯開始の操作信号を出力する。制御部27は操作手段25から入力された炊飯開始信号により電源部28を駆動し、加熱手段21に高周波電流を供給する。高周波電流が供給された加熱手段21は高周波磁界を発生し、内釜30に渦電流を生じさせて、内釜30を加熱する。制御部27は、複数の炊飯シーケンスが予め記憶され、内釜温度検知手段24の検知信号や計時手段の計時信号に基づき、操作手段25により選択され炊飯シーケンスにしたがって電源部28を通電制御することにより加熱手段21の加熱出力を制御する。
炊飯の工程が進み、炊き上げ工程になると内釜30内の水Xは沸騰し、内釜30上部の空気Aとともに高温の蒸気Vが内釜30からガス管40を通って浸漬管71に導かれる。ここで浸漬管71は図4に記載のものとする。浸漬管71の浸漬管上筒状部70cに供給された蒸気を含むガス(全量が蒸気であるものを含む)は大気圧より高圧になっているので浸漬管70内の水面W1を浸漬管下端開口部71側に押し下げると共に、逆流防止板73に形成された通気孔72を経由して、スカート状拡がり部70bおよびスカート筒状部70aに吹き出す。
逆流防止板73には複数の通気孔72が形成されることで、浸漬管上筒状部70cの圧力がスカート状広がり部70bの圧力よりも高くなり、水Wが通過孔72を通過して浸漬管上筒状部70c内に噴き上げることがない。したがって、水撃音の発生が抑えられる。
また、逆流防止板73は浸漬管下端開口部71から所定の距離だけ上の位置に設置されているから、スカート状拡がり部70bおよびスカート筒状部70aに大きな空間(所定の体積空間)が確保されるため、この空間によって蒸気が凝縮する。従って、内釜30から発生した蒸気は水タンク60内で復水され、水タンク60の外部に漏れることがなく、炊飯器の外部にも漏れることもない。
スカート筒状部70aの側面下端(浸漬管下端開口部周縁)には、水タンク60の水平断面内の略中央部の位置に、切欠き75が一箇所設けられており、これにより、凝縮して高温となった水を水平断面内の略中央部へ導くことができる。高温となった水がこの切欠き75から水面方向に上昇していくため、タンク内の水が水面中央部から水平方向及び垂直方向に均等に暖められるので、水タンク60内の温度ムラが小さくなり、水の冷却能力を効率的に使うことができる。
温度検知手段65は浸漬管下端開口部71の下方の水タンク60の外側の底面に配置され、浸漬管下端開口部71から下方に拡散される高温の水の温度を検知する。この検知温度を判別手段29へ出力する。判別手段29は、メモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)と温度検知手段65の検知温度とを比較し、比較結果の情報を制御部27へ出力する。
検知温度がメモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)よりも低い場合、判別手段29は制御部27に対し温度の比較結果を出力し、この比較結果を入力された制御部27は、報知手段292に対し検知温度情報を報知する指令を行わない。一方、検知温度がメモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)以上の場合、判別手段29は制御部27に対し温度の比較結果を出力し、この比較結果を入力された制御部27は、報知手段292に対し検知温度情報を報知する指令信号を出力する。
検知温度情報を報知する指令信号を受けた報知手段292は、表示手段26に、「水タンクが高温である」旨の情報を視覚的に表示する。また、「水タンクが高温である」旨をブザー音や音声情報として聴覚的に報知してもよい。
以上のように、実施の形態1の炊飯器によれば、内釜で発生した蒸気が炊飯器の外部に漏れることがない。また、高温の蒸気が復水されて水タンク及びその内部に収容される冷却水が高温になっても、その情報が炊飯器の使用者に報知され、注意喚起されるので、使用者が不用意に高温の水タンクや冷却水に触れることを予防できる。
また、少なくとも温度検知手段の感熱部の一部が浸漬管下端開口を下方に射影した範囲内に設けることにより、温度検知手段の検知精度が向上する。
また、浸漬管を、その下端開口部と水タンクの底面との距離が5〜20mmとなるように配設することにより、温度検知手段の検知精度が向上する。
また、浸漬管を、その下端開口部の周縁の一部が平面視で水タンクの水平断面の略中央部に配設するとともにこの下端開口部の周縁の一部に切り欠きを設けることにより、水タンクに収容される冷却水の温度上昇が均一化され、その結果、温度検知手段の検知精度が向上する。また、冷却水の温度ムラが改善されるので、冷却水の冷却能力の効率が改善する。
また、浸漬管の下端開口部の長手寸法を水タンクの長手寸法の略半分以上としたので、浸漬管が水タンクの水平断面内のどの位置に挿入されても、水平断面内の中央部に対応する位置に切欠きを設けることができる。その結果、上記と同様に、水タンクに収容される冷却水の温度上昇が均一化され、温度検知手段の検知精度が向上するとともに冷却水の冷却能力の効率が改善する。また、高温の蒸気との熱交換に必要な冷却水の面積の確保も容易になるので、ポコポコ音の発生が抑制される。
さらに、浸漬管の内部に内釜から発生する蒸気を含む気体の通過量を絞る逆流防止板を備えたので、冷却水が浸漬管内で逆流するのを抑制されるとともに、衝撃音の発生も抑制される。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1の構成に対し、次の点が異なる。第1に、図3において報知手段292がない。さらに、判別手段29は、メモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)と温度検知手段65の検知温度とを比較し、比較結果の情報を制御部27へ出力するが、この比較結果が入力された制御部27は、比較結果の情報に基づき加熱手段21の加熱出力を制御する。これらの他は実施の形態の構成と同一であり、動作の重複する部分の説明を省略する。
温度検知手段65が検知する検知温度がメモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)よりも低い場合、判別手段29は制御部27に対し温度の比較結果を出力し、この比較結果を入力された制御部27は、加熱手段21の加熱出力の制御を変更しない。すなわち、内釜温度検知手段24の検知信号や計時手段の計時信号に基づき、操作手段25により選択され炊飯シーケンスにしたがって電源部28を通電制御することにより加熱手段21の加熱出力を制御する状態(通常制御)を維持する。一方、検知温度がメモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)以上の場合、判別手段29は制御部27に対し温度の比較結果を出力し、この比較結果を入力された制御部27は、加熱手段21の加熱出力を抑制するように制御する。加熱出力の抑制に伴って内釜30からの蒸気の発生も抑制され、水タンク60やその内部に収容される冷却水の温度上昇が抑えられる。
以上のように、実施の形態2の炊飯器によれば、内釜で発生した蒸気が炊飯器の外部に漏れることがない。また、高温の蒸気が復水されて水タンク及びその内部に収容される冷却水が高温になっても、加熱手段への加熱出力が抑制されるので内釜からの蒸気の発生も抑制され、水タンク60やその内部に収容される冷却水の温度上昇を抑えることができる。
なお、実施の形態2においては、内釜を加熱する加熱手段の出力を抑制することにより浸漬管に導かれる蒸気の量を減少させ、水タンクや水タンクに収容される冷却水の温度上昇を抑制する構成を示した。しかし、これに限らず、例えば、水タンクを冷却するファンを炊飯器本体内に配設し、この冷却ファンが制御部により制御される構成としてもよい。そして、温度検知手段が検知する冷却水の温度が基準温度(所定の温度)以上の場合、判別手段は制御部に対し温度の比較結果を出力する。この判別手段の出力を受けた制御部がファンを駆動することにより、水タンク及びその内部に収容される冷却水を冷却するようにしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1の構成に対し、次の点が異なる。第1に、図9において報知手段292に代わり、水タンク60を冷却する冷却ファン293を備える。さらに、判別手段29は、メモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)と温度検知手段65の検知温度とを比較し、比較結果の情報を制御部27へ出力するが、この比較結果が入力された制御部27は、比較結果の情報に基づき冷却ファン293を駆動するように制御する。これらの他は実施の形態1の構成と同一であり、動作の重複する部分の説明を省略する。
検知温度がメモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)よりも低い場合、判別手段29は制御部27に対し温度の比較結果を出力し、この比較結果を入力された制御部27は、冷却ファン293に対し駆動する指令を行わない。一方、温度検知手段65の検知温度がメモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)以上の場合、判別手段29は制御部27に対し温度の比較結果を出力し、この比較結果を入力された制御部27は、冷却ファン293に対し駆動するよう制御する指令信号を出力する。冷却ファン203の駆動に伴って、水タンク60やその内部に収容される冷却水の温度上昇が抑えられる。
なお、実施の形態3では水タンク60を冷却する専用の冷却ファン293を備える構成を示した。しかし、これに限らず、例えば、制御手段25が搭載される基板を冷却する基板冷却ファンを備え、この基板冷却ファンが水タンク60を冷却する冷却ファンを兼用するように構成してもよい。すなわち、基板冷却ファンは制御部27によりその駆動が制御されるものとする。温度検知手段65の検知温度がメモリ291に予め記憶された基準温度(所定の温度)以上の場合、判別手段29は制御部27に対し温度の比較結果を出力し、この比較結果を入力された制御部27は、基板冷却ファンに対し回転数を上昇して駆動するよう制御する指令信号を出力する。基板冷却ファンの回転数の上昇駆動に伴って、水タンク60やその内部に収容される冷却水の温度上昇が抑えられる。
以上のように、実施の形態1乃至実施の形態3において、報知手段による高温報知、加熱手段の加熱出力低減、及び冷却ファンによる加熱タンクの冷却を別々に実施する構成を示したが、これらを組み合わせて実施するように構成してもよい。
ところで、上記説明では、この発明を炊飯器で発生する蒸気を冷却水で回収する場合について述べたが、その他機器における蒸気回収に利用できることは言うまでもない。
本発明の実施形態1及び2に係る炊飯器を説明する模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態1及び2に係る炊飯器を説明する模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1及び2に係る炊飯器のブロックである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の蒸気回収装置の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の蒸気回収装置の別の構成を模式的に示す断面図である。 図5(a)に示す蒸気回収装置の実施例を模式的に示す側面図である。 図5(a)に示す蒸気回収装置の作用効果を調査した結果を示す相関図である。 図5(a)に示す蒸気回収装置の作用効果を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器のブロックである。
符号の説明
1:蒸気回収装置、2:蒸気回収装置、3:蒸気回収装置、10:蓋体、20:本体、21:加熱手段、22:開口部、221:本体前面、23:制御手段、24:内釜温度検知手段、25:操作手段、26:表示手段、27:制御部、28:電源部、29:判別手段、291:メモリ、292:報知手段、293:冷却ファン、30:内釜、40:ガス管、41:シール手段、60:水タンク、61:水タンク本体、62:水タンク蓋、63:水タンク前面、64:水タンク手掛がかり部、65:温度検知手段、70:浸漬管、70a:スカート筒状部、70b:スカート状拡がり部、70c:浸漬管上筒状部、71:浸漬管下端開口部、72:通気孔、73:逆流防止板、74:天面、75:切欠き、100:炊飯器。

Claims (8)

  1. 上部が開口する本体と、
    本体内に着脱自在に収納され被加熱物を収容する内釜と,
    前記本体に回動自在に軸支され前記内釜の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と,
    前記本体に着脱自在に配設されるとともに略気密に形成され、前記加熱手段による加熱に伴い前記内釜内で発生する蒸気を復水する冷却水を収容する水タンクと、
    前記水タンク内の冷却水の温度を検知する温度検知手段と、
    前記内釜内で発生する蒸気が導かれ前記水タンク内の冷却水に少なくとも下端開口部が水没するように配設される浸漬管と、
    前記温度検知手段が検知する前記水タンク内の冷却水の温度が所定の温度以上か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段が判別する情報に基づき水タンク内の冷却水の温度情報を報知する報知手段と、
    を備えた炊飯器。
  2. 上部が開口する本体と、
    本体内に着脱自在に収納され被加熱物を収容する内釜と,
    前記本体に回動自在に軸支され前記内釜の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と,
    前記本体に着脱自在に配設されるとともに略気密に形成され、前記加熱手段による加熱に伴い前記内釜内で発生する蒸気を復水する冷却水を収容する水タンクと、
    前記水タンク内の冷却水の温度を検知する温度検知手段と、
    前記内釜内で発生する蒸気が導かれ前記水タンク内の冷却水に少なくとも下端開口部が水没するように配設される浸漬管と、
    前記温度検知手段が検知する前記水タンク内の冷却水の温度が所定の温度以上か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段が判別する情報に基づき前記加熱手段の出力を抑制するように制御する制御手段と、
    を備えた炊飯器。
  3. 上部が開口する本体と、
    本体内に着脱自在に収納され被加熱物を収容する内釜と,
    前記本体に回動自在に軸支され前記内釜の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と,
    前記本体に着脱自在に配設されるとともに略気密に形成され、前記加熱手段による加熱に伴い前記内釜内で発生する蒸気を復水する冷却水を収容する水タンクと、
    前記水タンクを冷却する冷却ファンと、
    前記水タンク内の冷却水の温度を検知する温度検知手段と、
    前記内釜内で発生する蒸気が導かれ前記水タンク内の冷却水に少なくとも下端開口部が水没するように配設される浸漬管と、
    前記温度検知手段が検知する前記水タンク内の冷却水の温度が所定の温度以上か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段が判別する情報に基づき前記冷却ファンを駆動するように制御する制御手段と、
    を備えた炊飯器。
  4. 温度検知手段は、少なくともその感熱部の一部が浸漬管下端開口を下方に投影した範囲内に配設されることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の炊飯器。
  5. 浸漬管は、その下端開口部と水タンクの底面との距離が5〜20mmとなるように配設されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の炊飯器。
  6. 浸漬管は、その下端開口部の周縁の一部が平面視で水タンクの水平断面の略中央部に配設されるとともに該下端開口部の周縁の一部に切り欠きを設けたことを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の炊飯器。
  7. 浸漬管の下端開口部の長手寸法が水タンクの長手寸法の略半分以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の炊飯器。
  8. 浸漬管の内部に内釜から発生する蒸気を含む気体の通過量を絞る逆流防止板を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の炊飯器。
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