JP2010129603A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスリスクの発生をレシピの作成段階で検知することを可能とする技術を提供する。
【解決手段】オペレータが新たなレシピを作成し、当該レシピを保存する旨の指示を入力すると、妥当性判断処理部91が当該保存すべきレシピが妥当であるか否かを判断する。具体的には、レシピに記述された一連の処理工程の中に、当該処理工程の並行数を減じることにより、処理部内で基板が待機させられる待ち時間を短縮できる工程が含まれる場合に、当該レシピを妥当性に欠けるレシピと判断する。レシピが妥当でないと判断された場合、報知処理部92がその旨をオペレータに報知する。また、オペレータからの指示に応じて、最適化処理部93がレシピを最適化する。
【選択図】図8

Description

この発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用ガラス基板等(以下、単に「基板」という)に対して処理を行う技術に関する。
周知のように、半導体や液晶ディスプレイなどの製品は、上記基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理、ダイシングなどの一連の諸処理を施すことにより製造されている。これらの諸処理のうち、基板にレジスト塗布処理を行ってその基板を露光ユニットに渡すとともに、該露光ユニットから露光後の基板を受け取って現像処理を行う装置がいわゆるコータ&デベロッパとして広く使用されている。
特許文献1には、このような装置の構成例が開示されている。ここに開示されている基板処理装置においては、複数の処理部(レジスト膜等の各種塗布膜の形成を行う処理部、現像処理を行う処理部、熱処理を行う熱処理部等)と、処理部間で基板を搬送する複数の搬送機構とがそれぞれ所定位置に配置される。制御部は、基板に対する処理の手順および処理の条件が記述された処理レシピ(以下、単に「レシピ」という)にしたがって、装置の各部を制御する。すなわち、各搬送機構にレシピに記述された順序で所定の処理部に基板を搬送させるとともに、各処理部にレシピに記述された処理条件で基板に対する処理を実行させる。これによって、レシピに記述された一連の処理プロセスが基板に施される。
ところで、オペレータが作成したレシピは、それに基づいて実際に基板処理が実行される前に、その妥当性がチェックされるのが一般的である。具体的には、レシピに記述された処理を実行可能な物理条件が揃っているか否か(例えば、指定された薬液が処理部にて使用可能か否か)がチェックされ、そこに記述された処理を物理的に実行できないようなレシピは、妥当性に欠くものとして検出される。
特開2004−87570号公報
ところが、たとえ、そこに記述された処理を物理的に実行可能な場合であっても、そのレシピが妥当とはいえない場合がある。例えば、当該レシピに基づく基板処理を実際に実行した際に、処理部内で基板が待機させられる時間(待ち時間)が長くなってしまうようなレシピは、プロセスリスクを発生させる可能性が高いレシピであり、妥当なレシピとはいえない。
従来においては、このようなプロセスリスクの観点からのレシピの妥当性チェックは、オペレータのノウハウに頼って行われていた。レシピの作成に熟練したオペレータであれば、レシピの作成段階で当該レシピにプロセスリスク発生の蓋然性があることに気付いてこれを修正することが可能であるが、レシピの作成に不慣れなオペレータにとってこれは容易なことではない。したがって、プロセスリスクの発生がレシピの作成段階で検知できずに見逃されてしまうことも多かった。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プロセスリスクの発生をレシピの作成段階で確実に検知することを可能とする技術を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、処理レシピに記述された一連の処理工程を基板に施す基板処理装置であって、前記一連の処理工程のうちの1以上の処理工程のそれぞれについて、当該処理工程における同一条件の処理を並行して実行可能な複数の並行処理部と、前記処理レシピの妥当性を判断する妥当性判断手段と、を備え、前記処理レシピに、前記一連の処理工程のうちの前記並行処理部によって実行される並行処理のそれぞれについて、その処理工程の実行に用いるべき前記並行処理部の個数である並行数が規定されており、前記妥当性判断手段が、前記並行処理部内で基板が待機させられる待ち時間を算出する待ち時間算出手段と、前記一連の処理工程の中に、その処理工程について前記処理レシピに規定されている並行数より少ない並行数を採用した場合の前記待ち時間が、短くなり、かつ0以上の所定値以上の値を与える処理工程がある場合に、当該処理工程を非妥当処理工程として抽出する非妥当処理工程抽出手段と、前記一連の処理工程の中に前記非妥当工程が含まれる場合に、前記処理レシピを妥当性に欠けるレシピと判定する妥当性判定手段と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記処理レシピが妥当性に欠けると判断された場合に、前記非妥当処理工程の並行数を減じる修正を行って前記処理レシピを最適化する最適化手段、を備える。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の基板処理装置であって、前記妥当性判断手段が、オペレータから新たな処理レシピを保存する旨の指示を受け付けた際に、前記新たな処理レシピの妥当性を判断する。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記処理レシピが妥当性に欠けると判断された場合に、オペレータにその旨を報知する報知手段、を備える。
請求項1〜4の発明によると、処理レシピに記述された一連の処理工程の中に、処理レシピに規定されている並行数より少ない並行数を採用した場合でも待ち時間が所定値以上残る処理工程が含まれる場合、すなわち、平行数を減じて待ち時間を短縮可能な処理工程が含まれる場合に、当該レシピを妥当性に欠けるレシピと判断することができるので、プロセスリスクの発生をレシピの作成段階で確実に検知することができる。
特に、請求項2の発明によると、妥当性に欠けると判断された処理レシピを最適化して妥当な処理レシピを得ることができるので、プロセスリスクの発生を未然に回避することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〈1.全体構成〉
まず、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る基板処理装置1の平面図である。また、図2は基板処理装置1の液処理部の正面図であり、図3は熱処理部の正面図であり、図4は搬送ロボットおよび基板載置部の配置構成を示す図である。なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするためZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を適宜付している。
本実施形態の基板処理装置1は、半導体ウェハ等の基板Wにフォトレジスト膜を塗布形成するとともに、パターン露光後の基板Wに現像処理を行う装置(いわゆるコータ&デベロッパ)である。なお、本発明に係る基板処理装置1の処理対象となる基板Wは半導体ウェハに限定されるものではなく、液晶表示装置用ガラス基板やフォトマスク用ガラス基板等であってもよい。
本実施形態の基板処理装置1は、インデクサブロック10、バークブロック20、レジスト塗布ブロック30、現像処理ブロック40およびインターフェイスブロック50の5つの処理ブロックを一方向(X方向)に連設して構成されている。インターフェイスブロック50には基板処理装置1とは別体の外部装置である露光ユニット(ステッパ)EXPが接続配置されている。露光ユニットEXPは、ホストコンピュータ100とLAN回線(図示省略)を経由して基板処理装置1と接続されている。
インデクサブロック10は、装置外から受け取った未処理基板を装置内に搬入するとともに、現像処理の終了した処理済み基板を装置外に搬出するための処理ブロックである。インデクサブロック10は、複数のキャリアC(本実施形態では4個)を並べて載置する載置台11と、各キャリアCから未処理の基板Wを取り出すとともに、各キャリアCに処理済みの基板Wを収納するインデクサロボットIRと、を備えている。
インデクサロボットIRは、載置台11に沿って(Y軸方向に沿って)水平移動可能であるとともに昇降(Z軸方向)移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である可動台12を備えている。可動台12には、基板Wを水平姿勢で保持する2つの保持アーム13a,13bが搭載されている。保持アーム13a,13bは相互に独立して前後にスライド移動可能とされている。よって、保持アーム13a,13bのそれぞれは、Y軸方向に沿った水平移動、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、インデクサロボットIRは、保持アーム13a,13bを個別に各キャリアCにアクセスさせて未処理の基板Wの取り出しおよび処理済みの基板Wの収納を行うことができる。なお、キャリアCの形態としては、基板Wを密閉空間に収納するFOUP(front opening unified pod)の他に、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)であってもよい。
インデクサブロック10に隣接してバークブロック20が設けられている。インデクサブロック10とバークブロック20との間には、雰囲気遮断用の隔壁15が設けられている。この隔壁15にインデクサブロック10とバークブロック20との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS1,PASS2が上下に積層して設けられている。
上側の基板載置部PASS1は、インデクサブロック10からバークブロック20へ基板Wを搬送するために使用される。基板載置部PASS1は3本の支持ピンを備えており、インデクサブロック10のインデクサロボットIRはキャリアCから取り出した未処理の基板Wを基板載置部PASS1の3本の支持ピン上に載置する。そして、基板載置部PASS1に載置された基板Wを後述するバークブロック20の搬送ロボットTR1が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS2は、バークブロック20からインデクサブロック10へ基板Wを搬送するために使用される。基板載置部PASS2も3本の支持ピンを備えており、バークブロック20の搬送ロボットTR1は処理済みの基板Wを基板載置部PASS2の3本の支持ピン上に載置する。そして、基板載置部PASS2に載置された基板WをインデクサロボットIRが受け取ってキャリアCに収納する。なお、後述する基板載置部PASS3〜PASS10の構成も基板載置部PASS1,PASS2と同じである。
基板載置部PASS1,PASS2は、隔壁15の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS1,PASS2には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて、インデクサロボットIRや搬送ロボットTR1が基板載置部PASS1,PASS2に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かが判断される。
次に、バークブロック20について説明する。バークブロック20は、露光時に発生する定在波やハレーションを減少させるために、フォトレジスト膜の下地に反射防止膜を塗布形成するための処理ブロックである。バークブロック20は、基板Wの表面に反射防止膜を塗布形成するための下地塗布処理部21と、反射防止膜の塗布形成に付随する熱処理を行う2つの熱処理タワー22,23と、下地塗布処理部21および熱処理タワー22,23に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR1とを備える。
バークブロック20においては、搬送ロボットTR1を挟んで下地塗布処理部21と熱処理タワー22,23とが対向して配置されている。具体的には、下地塗布処理部21が装置正面側((−Y)側)に、2つの熱処理タワー22,23が装置背面側((+Y)側)に、それぞれ位置している。また、熱処理タワー22,23の正面側には図示しない熱隔壁を設けている。下地塗布処理部21と熱処理タワー22,23とを隔てて配置するとともに熱隔壁を設けることにより、熱処理タワー22,23から下地塗布処理部21に熱的影響を与えることを回避しているのである。
図2に示すように、下地塗布処理部21は同様の構成を備えた4つの塗布処理ユニットBRC1〜BRC4を上下に積層配置して構成されている。塗布処理ユニットBRC1〜BRC4のそれぞれは、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック26、このスピンチャック26上に保持された基板W上に反射防止膜用の塗布液を吐出する塗布ノズル27、スピンチャック26を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック26上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、熱処理タワー22には、基板Wを所定の温度にまで加熱する2個の加熱ユニットHP221,HP222、加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持する2個の冷却ユニットCP221,CP222およびレジスト膜と基板Wとの密着性を向上させるためにHMDS(ヘキサメチルジシラザン)の蒸気雰囲気中で基板Wを熱処理する3個の密着強化処理ユニットAHL221〜AHL223が上下に積層配置されている。一方、熱処理タワー23にも2個の加熱ユニットHP231,HP232および2個の冷却ユニットCP231,CP232が上下に積層配置されている。なお、図3において「×」印で示した箇所には配管配線部や、予備の空きスペースが割り当てられている(後述する他の熱処理タワーについても同じ)。
図4に示すように、搬送ロボットTR1は、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム24a,24bを上下2段に近接させて備えている。搬送アーム24a,24bのそれぞれは、先端部が平面視で「C」字形状になっており、この「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピンで基板Wの周縁を下方から支持するようになっている。搬送アーム24a,24bは搬送ヘッド28に搭載されている。搬送ヘッド28は、図示省略の駆動機構によって鉛直方向(Z軸方向)に沿った昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である。また、搬送ヘッド28は、図示省略のスライド機構によって搬送アーム24a,24bを互いに独立して水平方向に進退移動させることができる。よって、搬送アーム24a,24bのそれぞれは、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、搬送ロボットTR1は、2個の搬送アーム24a,24bをそれぞれ個別に基板載置部PASS1,PASS2、熱処理タワー22,23に設けられた熱処理ユニット(加熱ユニットHP221,HP222,HP231,HP232、冷却ユニットCP221,CP222,CP231,CP232および密着強化処理ユニットAHL221〜AHL223)、下地塗布処理部21に設けられた4つの塗布処理ユニットBRC1〜BRC4および後述する基板載置部PASS3,PASS4に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、レジスト塗布ブロック30について説明する。バークブロック20と現像処理ブロック40との間に挟み込まれるようにしてレジスト塗布ブロック30が設けられている。このレジスト塗布ブロック30とバークブロック20との間にも、雰囲気遮断用の隔壁25が設けられている。この隔壁25にバークブロック20とレジスト塗布ブロック30との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS3,PASS4が上下に積層して設けられている。基板載置部PASS3,PASS4は、上述した基板載置部PASS1,PASS2と同様の構成を備えている。
上側の基板載置部PASS3は、バークブロック20からレジスト塗布ブロック30へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、バークブロック20の搬送ロボットTR1が基板載置部PASS3に載置した基板Wをレジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS4は、レジスト塗布ブロック30からバークブロック20へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が基板載置部PASS4に載置した基板Wをバークブロック20の搬送ロボットTR1が受け取る。
基板載置部PASS3,PASS4は、隔壁25の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS3,PASS4には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて、搬送ロボットTR1,TR2が基板載置部PASS3,PASS4に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かが判断される。基板載置部PASS3,PASS4の下側には、基板Wを大まかに冷却するための水冷式の2つのクールプレートWCPが隔壁25を貫通して上下に設けられていてもよい。
レジスト塗布ブロック30は、反射防止膜が塗布形成された基板W上にレジストを塗布してレジスト膜を形成するための処理ブロックである。なお、本実施形態では、フォトレジストとして化学増幅型レジストを用いている。レジスト塗布ブロック30は、下地塗布された反射防止膜の上にレジストを塗布するレジスト塗布処理部31と、レジスト塗布処理に付随する熱処理を行う2つの熱処理タワー32,33と、レジスト塗布処理部31および熱処理タワー32,33に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR2とを備える。
レジスト塗布ブロック30においては、搬送ロボットTR2を挟んでレジスト塗布処理部31と熱処理タワー32,33とが対向して配置されている。具体的には、レジスト塗布処理部31が装置正面側に、2つの熱処理タワー32,33が装置背面側に、それぞれ位置している。また、熱処理タワー32,33の正面側には図示しない熱隔壁を設けている。レジスト塗布処理部31と熱処理タワー32,33とを隔てて配置するとともに熱隔壁を設けることにより、熱処理タワー32,33からレジスト塗布処理部31に熱的影響を与えることを回避しているのである。
図2に示すように、レジスト塗布処理部31は同様の構成を備えた4つの塗布処理ユニットSC1〜SC4を上下に積層配置して構成されている。塗布処理ユニットSC1〜SC4のそれぞれは、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック36、このスピンチャック36上に保持された基板W上にフォトレジストの塗布液を吐出する塗布ノズル37、スピンチャック36を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック36上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、熱処理タワー32には、基板Wを所定の温度にまで加熱する3個の加熱ユニットHP321,HP322,HP323および加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持する2個の冷却ユニットCP321,CP322が上下に積層配置されている。一方、熱処理タワー33にも3個の加熱ユニットHP331,HP332,HP333および2個の冷却ユニットCP331,CP332が上下に積層配置されている。
図4に示すように、搬送ロボットTR2は、搬送ロボットTR1と同様の構成を備えており、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム34a,34bを上下2段に近接させて備えている。搬送アーム34a,34bは、「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピンで基板Wの周縁を下方から支持する。搬送アーム34a,34bは搬送ヘッド38に搭載されている。搬送ヘッド38は、図示省略の駆動機構によって鉛直方向(Z軸方向)に沿った昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である。また、搬送ヘッド38は、図示省略のスライド機構によって搬送アーム34a,34bを互いに独立して水平方向に進退移動させることができる。よって、搬送アーム34a,34bのそれぞれは、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、搬送ロボットTR2は、2個の搬送アーム34a,34bをそれぞれ個別に基板載置部PASS3,PASS4、熱処理タワー32,33に設けられた熱処理ユニット、レジスト塗布処理部31に設けられた4つの塗布処理ユニットSC1〜SC4および後述する基板載置部PASS5,PASS6に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、現像処理ブロック40について説明する。レジスト塗布ブロック30とインターフェイスブロック50との間に挟み込まれるようにして現像処理ブロック40が設けられている。この現像処理ブロック40とレジスト塗布ブロック30との間にも、雰囲気遮断用の隔壁35が設けられている。この隔壁35にレジスト塗布ブロック30と現像処理ブロック40との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS5,PASS6が上下に積層して設けられている。基板載置部PASS5,PASS6は、上述した基板載置部PASS1,PASS2と同様の構成を備えている。
上側の基板載置部PASS5は、レジスト塗布ブロック30から現像処理ブロック40へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が基板載置部PASS5に載置した基板Wを現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS6は、現像処理ブロック40からレジスト塗布ブロック30へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が基板載置部PASS6に載置した基板Wをレジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が受け取る。
基板載置部PASS5,PASS6は、隔壁35の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS5,PASS6には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて、搬送ロボットTR2,TR3が基板載置部PASS5,PASS6に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かが判断される。基板載置部PASS5,PASS6の下側には、基板Wを大まかに冷却するための水冷式の2つのクールプレートWCPが隔壁35を貫通して上下に設けられてもよい。
現像処理ブロック40は、露光処理後の基板Wに対して現像処理を行うための処理ブロックである。現像処理ブロック40は、パターンが露光された基板Wに対して現像液を供給して現像処理を行う現像処理部41と、現像処理後の熱処理を行う熱処理タワー42と、露光直後の基板Wに熱処理を行う熱処理タワー43と、現像処理部41および熱処理タワー42に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR3とを備える。
図2に示すように、現像処理部41は、同様の構成を備えた5つの現像処理ユニットSD1〜SD5を上下に積層配置して構成されている。現像処理ユニットSD1〜SD5のそれぞれは、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック46、このスピンチャック46上に保持された基板W上に現像液を供給するノズル47、スピンチャック46を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック46上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、熱処理タワー42には、基板Wを所定の温度にまで加熱する2個の加熱ユニットHP421,HP422および加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持する2個の冷却ユニットCP421,CP422が上下に積層配置されている。一方、熱処理タワー43には6個の加熱ユニットHP431〜HP436および2個の冷却ユニットCP431,CP432が上下に積層配置されている。熱処理タワー43の加熱ユニットHP431〜HP436は露光直後の基板Wに対して露光後加熱処理(Post Exposure Bake)を行う。熱処理タワー43の加熱ユニットHP431〜HP436および冷却ユニットCP431,CP432に対してはインターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4が基板Wの搬出入を行う。
また、熱処理タワー43には、現像処理ブロック40とインターフェイスブロック50との間で基板Wの受け渡しを行うための2つの基板載置部PASS7,PASS8が上下に近接して組み込まれている。上側の基板載置部PASS7は、現像処理ブロック40からインターフェイスブロック50へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が基板載置部PASS7に載置した基板Wをインターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS8は、インターフェイスブロック50から現像処理ブロック40へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、インターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4が基板載置部PASS8に載置した基板Wを現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が受け取る。なお、基板載置部PASS7,PASS8は、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3およびインターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4の両側に対して開口している。
搬送ロボットTR3は、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム44a,44bを上下に近接させて備えている。搬送アーム44a,44bは、「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピンで基板Wの周縁を下方から支持する。搬送アーム44a,44bは搬送ヘッド48に搭載されている。搬送ヘッド48は、図示省略の駆動機構によって鉛直方向(Z軸方向)に沿った昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である。また、搬送ヘッド48は、図示省略のスライド機構によって搬送アーム44a,44bを互いに独立して水平方向に進退移動させることができる。よって、搬送アーム44a,44bのそれぞれは、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、搬送ロボットTR3は、2個の搬送アーム44a,44bをそれぞれ個別に基板載置部PASS5,PASS6、熱処理タワー42に設けられた熱処理ユニット、現像処理部41に設けられた5つの現像処理ユニットSD1〜SD5および熱処理タワー43の基板載置部PASS7,PASS8に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、インターフェイスブロック50について説明する。インターフェイスブロック50は、現像処理ブロック40に隣接して配置され、レジスト膜が塗布形成された未露光の基板Wを基板処理装置1とは別体の外部装置である露光ユニットEXPに渡すとともに、露光済みの基板Wを露光ユニットEXPから受け取って現像処理ブロック40に渡す処理ブロックである。インターフェイスブロック50は、露光ユニットEXPとの間で基板Wの受け渡しを行うための搬送機構IFRの他に、レジスト膜が形成された基板Wの周縁部を露光する2つのエッジ露光ユニットEEWと、現像処理ブロック40の熱処理タワー43およびエッジ露光ユニットEEWに対して基板Wを受け渡しする搬送ロボットTR4とを備える。
エッジ露光ユニットEEWは、図2に示すように、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック56およびスピンチャック56に保持された基板Wの周縁に光を照射して露光する光照射器57などを備えている。2つのエッジ露光ユニットEEWは、インターフェイスブロック50の中央部に上下に積層配置されている。また、エッジ露光ユニットEEWの下側には、2つの基板載置部PASS9,PASS10、基板戻し用のリターンバッファRBFおよび基板送り用のセンドバッファSBFが上下に積層配置されている。上側の基板載置部PASS9は搬送ロボットTR4から搬送機構IFRに基板Wを渡すために使用するものであり、下側の基板載置部PASS10は搬送機構IFRから搬送ロボットTR4に基板Wを渡すために使用するものである。
リターンバッファRBFは、何らかの障害によって現像処理ブロック40が露光済みの基板Wの現像処理を行うことができない場合に、現像処理ブロック40の熱処理タワー43で露光後加熱処理を行った後に、その基板Wを一時的に収納保管しておくものである。一方、センドバッファSBFは、露光ユニットEXPが未露光の基板Wの受け入れをできないときに、露光処理前の基板Wを一時的に収納保管するものである。リターンバッファRBFおよびセンドバッファSBFはいずれも複数枚の基板Wを多段に収納できる収納棚によって構成されている。なお、リターンバッファRBFに対しては搬送ロボットTR4がアクセスを行い、センドバッファSBFに対しては搬送機構IFRがアクセスを行う。
現像処理ブロック40の露光後ベーク処理部43に隣接して配置されている搬送ロボットTR4は、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム54a,54bを上下に近接させて備えており、その構成および動作機構は搬送ロボットTR1〜TR3と全く同じである。また、搬送機構IFRは、Y軸方向の水平移動、昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能な可動台52を備え、その可動台52に基板Wを水平姿勢で保持する2つの保持アーム53a,53bを搭載している。保持アーム53a,53bは相互に独立して前後にスライド移動可能とされている。よって、保持アーム53a,53bのそれぞれは、Y軸方向に沿った水平移動、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。
露光ユニットEXPは、基板処理装置1にてレジスト塗布された露光前の基板Wを搬送機構IFRから受け取って露光処理を行う。露光ユニットEXPにて露光処理の行われた基板Wは搬送機構IFRによって受け取られる。なお、露光ユニットEXPは、投影光学系と基板Wとの間に屈折率の大きな液体(例えば、屈折率n=1.44の純水)を満たした状態で露光処理を行う、いわゆる「液浸露光処理」に対応したものであってもよい。
以上のインデクサブロック10、バークブロック20、レジスト塗布ブロック30、現像処理ブロック40およびインターフェイスブロック50には常に清浄空気がダウンフローとして供給されており、各ブロック内でパーティクルの巻き上がりや気流によるプロセスへの悪影響を回避している。また、各ブロック内は装置の外部環境に対して若干陽圧に保たれ、外部環境からのパーティクルや汚染物質の進入などを防いでいる。
また、上述したインデクサブロック10、バークブロック20、レジスト塗布ブロック30、現像処理ブロック40およびインターフェイスブロック50は、基板処理装置1を機構的に分割した単位である。各ブロックは、各々個別のブロック用フレーム(枠体)に組み付けられ、各ブロック用フレームを連結して基板処理装置1が構成されている。
〈2.制御機構〉
基板処理装置1の制御機構について説明する。はじめに、「セル」について説明する。この実施の形態では、基板搬送に係る搬送制御単位(被制御区画)を、機械的に分割した「ブロック」とは別に構成しており、本明細書では、このような基板搬送に係る搬送制御単位を「セル」と称する。1つのセルは、基板搬送を担当する搬送ロボットと、その搬送ロボットによって基板が搬送されうる搬送対象部とを含んで構成されている。そして、上述した各基板載置部が、セル内に基板Wを受け入れるための入口基板載置部またはセルから基板Wを払い出すための出口基板載置部として機能する。すなわち、セル間の基板Wの受け渡しも基板載置部を介して行われる。なお、セルを構成する搬送ロボットとしては、インデクサブロック10のインデクサロボットIRやインターフェイスブロック50の搬送機構IFRも含まれる。
基板処理装置1には、インデクサセルC1、バークセルC2、レジスト塗布セルC3、現像処理セルC4、露光後ベークセルC5およびインターフェイスセルC6の6つのセルが含まれている。インデクサセルC1は、載置台11とインデクサロボットIRとを含み、機械的に分割した単位であるインデクサブロック10と結果的に同じ構成となっている。また、バークセルC2は、下地塗布処理部21と2つの熱処理タワー22,23と搬送ロボットTR1とを含む。このバークセルC2も、機械的に分割した単位であるバークブロック20と結果として同じ構成になっている。さらに、レジスト塗布セルC3は、レジスト塗布処理部31と2つの熱処理タワー32,33と搬送ロボットTR2とを含む。このレジスト塗布セルC3も、機械的に分割した単位であるレジスト塗布ブロック30と結果として同じ構成になっている。
一方、現像処理セルC4は、現像処理部41と熱処理タワー42と搬送ロボットTR3とを含む。上述したように、搬送ロボットTR3は熱処理タワー43の加熱ユニットHP431〜HP436および冷却ユニットCP431,CP432に対してアクセスすることができず、現像処理セルC4に熱処理タワー43は含まれない。この点において、現像処理セルC4は機械的に分割した単位である現像処理ブロック40と異なる。
また、露光後ベークセルC5は、現像処理ブロック40に位置する熱処理タワー43と、インターフェイスブロック50に位置するエッジ露光ユニットEEWと搬送ロボットTR4とを含む。すなわち、露光後ベークセルC5は、機械的に分割した単位である現像処理ブロック40とインターフェイスブロック50とにまたがるものである。このように露光後加熱処理を行う加熱ユニットHP431〜HP436と搬送ロボットTR4とを含んで1つのセルを構成しているので、露光後の基板Wを速やかに加熱ユニットHP431〜HP436のいずれかに搬入して熱処理を行うことができる。このような構成は、パターンの露光を行った後なるべく速やかに加熱処理を行う必要のある化学増幅型レジストを使用した場合に好適である。
なお、熱処理タワー43に含まれる基板載置部PASS7,PASS8は現像処理セルC4の搬送ロボットTR3と露光後ベークセルC5の搬送ロボットTR4との間の基板Wの受け渡しのために介在する。
インターフェイスセルC6は、外部装置である露光ユニットEXPに対して基板Wの受け渡しを行う搬送機構IFRを含んで構成されている。このインターフェイスセルC6は、搬送ロボットTR4やエッジ露光ユニットEEWを含まない点で、機械的に分割した単位であるインターフェイスブロック50とは異なる構成となっている。なお、エッジ露光ユニットEEWの下方に設けられた基板載置部PASS9,PASS10は露光後ベークセルの搬送ロボットTR4とインターフェイスセルC6の搬送機構IFRとの間の基板Wの受け渡しのために介在する。
次に、基板処理装置1の制御機構について図5を参照しながら具体的に説明する。図5は、制御機構の概略を示すブロック図である。同図に示すように、この実施の形態の基板処理装置1は、メインコントローラMC、セルコントローラCC、ユニットコントローラの3階層からなる制御階層を備えている。メインコントローラMC、セルコントローラCC、ユニットコントローラのハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、各コントローラは、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用アプリケーションやデータなどを記憶しておく磁気ディスク等を備えている。
第1階層のメインコントローラMCは、基板処理装置全体に1つ設けられており、装置全体の管理、メインパネルMPの管理およびセルコントローラCCの管理を主に担当する。メインパネルMPは、メインコントローラMCのディスプレイとして機能するものである。また、メインコントローラMCに対してはキーボードKBから種々のコマンドを入力することができる。なお、メインパネルMPをタッチパネルにて構成し、メインパネルMPからメインコントローラMCに入力作業を行うようにしてもよい。
第2階層のセルコントローラCCは、6つのセル(インデクサセルC1、バークセルC2、レジスト塗布セルC3、現像処理セルC3、露光後ベークセルC5およびインターフェイスセルC6)のそれぞれに対して個別に設けられている。各セルコントローラCCは、対応するセル内の基板搬送管理およびユニット管理を主に担当する。具体的には、各セルのセルコントローラCCは、所定の基板載置部に基板Wを置いたという情報を、隣のセルのセルコントローラCCに送り、その基板Wを受け取ったセルのセルコントローラCCは、当該基板載置部から基板Wを受け取ったという情報を元のセルのセルコントローラCCに返すという情報の送受信を行う。このような情報の送受信はメインコントローラMCを介して行われる。そして、各セルコントローラCCはセル内に基板Wが搬入された旨の情報を搬送ロボットコントローラTCに与え、該搬送ロボットコントローラTCが搬送ロボットを制御してセル内で基板Wを所定の手順にしたがって循環搬送させる。なお、搬送ロボットコントローラTCは、セルコントローラCC上で所定のアプリケーションが動作することによって実現される制御部である。
また、第3階層のユニットコントローラとしては、例えばスピンコントローラやベークコントローラが設けられている。スピンコントローラは、セルコントローラCCの指示にしたがってセル内に配置されたスピンユニット(塗布処理ユニットBRC1〜BRC4,SC1〜SC4および現像処理ユニットSD1〜SD5)を直接制御するものである。具体的には、スピンコントローラは、例えばスピンユニットのスピンモータを制御して基板Wの回転数を調整する。また、ベークコントローラは、セルコントローラCCの指示にしたがってセル内に配置された熱処理ユニット(ホットプレート、クールプレート、加熱部等)を直接制御するものである。上述した現像処理ブロック40の加熱ユニットHP431〜HP436は露光後ベークセルC5のベークコントローラによって制御されている。
また、基板処理装置に設けられた3階層からなる制御階層のさらに上位の制御機構として、基板処理装置とLAN回線を介して接続されたホストコンピュータ100が位置している(図1参照)。ホストコンピュータ100は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用アプリケーションやデータなどを記憶しておく磁気ディスク等を備えており、一般的なコンピュータと同様の構成を有している。また、表示部101および操作部102を備えており(図8参照)、オペレータは操作部102から種々のコマンドを入力することができる。ホストコンピュータ100には、この実施の形態に係る基板処理装置1が通常複数台接続されている。ホストコンピュータ100は、接続されたそれぞれの基板処理装置1に処理手順および処理条件を記述したレシピを渡す。ホストコンピュータ100から渡されたレシピは各基板処理装置1のメインコントローラMCの記憶部(例えばメモリ)に記憶される。
なお、露光ユニットEXPには、上記の基板処理装置の制御機構から独立した別個の制御部が設けられている。すなわち、露光ユニットEXPは、基板処理装置のメインコントローラMCの制御下で動作しているものではなく、単体で独自の動作制御を行っているものである。もっとも、このような露光ユニットEXPもホストコンピュータ100から受け取ったレシピにしたがって動作制御を行っており、露光ユニットEXPにおける露光処理と同期した処理を基板処理装置が行うこととなる。
〈3.処理動作〉
上述した通り、基板処理装置1において実行される処理動作は、ホストコンピュータ100から受け取ったレシピの記述内容にしたがって図5に示す制御機構が各部を制御することにより実行される。
図6には、レシピの構成例が示されている。図6に示されるレシピを以下において「標準レシピR−STD」という。ここに例示されるように、レシピには、フローレシピとライブラリレシピとが含まれる。フローレシピとは、プロセスシーケンスを示す情報である。標準レシピR−STDにおいては、フローレシピとして、処理工程step1〜処理工程step13が記述されている。ライブラリレシピとは、各処理工程における制御パラメータ(温度、圧力、薬液の種類・流量、ガスの種類・流量、処理時間等の制御目標値)を示す情報である。標準レシピR−STDにおいては、例えば、反射防止膜の塗布形成処理後の熱処理(処理工程step4)のライブラリレシピとして「215C60s」と記述されている。これは、当該処理工程で、目標温度が215度であり、処理時間が60秒の加熱処理を実行すべきことを表している。
また、レシピには、各処理工程の「並行数」が記述されている。ただし、「並行数」とは、並行処理(同一処理工程における同一条件の処理を複数の処理部で並行して実行する処理)を行う処理部(並行処理ユニット)の台数である。上述した通り、この実施の形態に係る基板処理装置1には、各種の処理工程について並行処理を実行可能とすべく複数台の並行処理部が設けられており、例えばレジスト膜の塗布形成処理を行う処理部は4台(塗布処理ユニットSC1,SC2,SC3,SC4)設けられている。一方、標準レシピR−STDには、例えばレジスト膜の塗布形成処理(処理工程step6)を、3台の処理ユニットで並行して実行するように規定されている。すなわち、処理工程step6の並行数は「3」と記述されている。並行数が多くなると処理効率が向上するので、一連のプロセスの中でも特にスループットを律速する処理工程(処理に時間がかかる工程)の並行数は、多く設定することが望ましい。
次に、上記の基板処理装置1における基板処理の手順について簡単に説明する。以下においては、図6に例示される標準レシピR−STDが与えられた場合に実行される処理の流れを説明する。
まず、装置外部から未処理の基板WがキャリアCに収納された状態でAGV等によってインデクサブロック10に搬入される。続いて、インデクサブロック10から未処理の基板Wの払い出しが行われる(処理工程step1)。具体的には、インデクサロボットIRが所定のキャリアCから未処理の基板Wを取り出し、上側の基板載置部PASS1に載置する。基板載置部PASS1に未処理の基板Wが載置されると、バークブロック20の搬送ロボットTR1がその基板Wを受け取って熱処理タワー22,23の冷却ユニットCP221,CP231のいずれかに搬送する。冷却ユニットCP221,CP231のそれぞれでは、基板Wに対する冷却処理(目標温度22度、処理時間40秒)が行われる(処理工程step2)。この処理工程step2は、2台の冷却ユニットCP221,CP231で並行処理される。すなわち、処理工程step2の並行数は「2」である。
冷却された基板Wは搬送ロボットTR1によって冷却ユニットから下地塗布処理部21の塗布処理ユニットBRC1〜BRC3のいずれかに搬送される。塗布処理ユニットBRC1〜BRC3のそれぞれでは、基板Wの表面に反射防止膜の塗布液が供給されて回転塗布される(処理工程step3)。この処理工程step3は、3台の塗布処理ユニットBRC1,BRC2,BRC3で並行処理される。すなわち、処理工程step3の並行数は「3」である。
塗布処理が終了した後、基板Wは搬送ロボットTR1によって熱処理タワー22,23の加熱ユニットHP221,HP222,HP231のいずれかに搬送される。加熱ユニットHP221,HP222,HP231のそれぞれでは、基板Wに対する加熱処理(目標温度215度、処理時間60秒)が行われる(処理工程step4)。この加熱処理によって、塗布液が乾燥されて基板W上に下地の反射防止膜が焼成される。この処理工程step4は、3台の加熱ユニットHP221,HP222,HP231で並行処理される。すなわち、処理工程step4の並行数は「3」である。
その後、搬送ロボットTR1によって加熱ユニットから取り出された基板Wは熱処理タワー22,23の冷却ユニットCP222,CP232のいずれかに搬送される。冷却ユニットCP222,CP232では、基板Wに対する冷却処理(目標温度22度、処理時間40秒)が行われる(処理工程step5)。この処理工程step5は、2台の冷却ユニットCP222,CP232で並行処理される。すなわち、処理工程step5の並行数は「2」である。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR1によって基板載置部PASS3に載置される。
次に、反射防止膜が形成された基板Wが基板載置部PASS3に載置されると、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2がその基板Wを受け取ってレジスト塗布処理部31の塗布処理ユニットSC1〜SC3のいずれかに搬送する。塗布処理ユニットSC1〜SC3のそれぞれでは、基板Wにレジスト膜の塗布液が回転塗布される(処理工程step6)。本実施形態においては、レジストとして化学増幅型レジストが使用される。この処理工程step6は、3台の塗布処理ユニットSC1,SC2,SC3で並行処理される。すなわち、処理工程step6の並行数は「3」である。
レジスト塗布処理が終了した後、塗布処理ユニットから搬出された基板Wは搬送ロボットTR2によって熱処理タワー32,33の加熱ユニットHP321〜HP323,HP331〜HP333のいずれかに搬送される。加熱ユニットHP321〜HP323,HP331〜HP333のそれぞれでは、基板Wに対する加熱処理(目標温度140度、処理時間90秒)が行われる(処理工程step7)。この加熱処理(Post Applied Bake)によって、塗布液が乾燥されて基板W上にレジスト膜が形成される。この処理工程step7は、6台の加熱ユニットHP321〜HP323,HP331〜HP333で並行処理される。すなわち、処理工程step7の並行数は「6」である。
その後、搬送ロボットTR2によって加熱ユニットから取り出された基板Wは熱処理タワー32,33の冷却ユニットCP321,CP331のいずれかに搬送される。冷却ユニットCP321,CP331のそれぞれでは、基板Wに対する冷却処理(目標温度22度、処理時間が40秒)が行われる(処理工程step8)。この処理工程step8は、2台の冷却ユニットCP321,CP331で並行処理される。すなわち、処理工程step8の並行数は「2」である。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR2によって基板載置部PASS5に載置される。
レジスト膜が形成された基板Wが基板載置部PASS5に載置されると、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3がその基板Wを受け取ってそのまま基板載置部PASS7に載置する。そして、基板載置部PASS7に載置された基板Wはインターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4によって受け取られ、上下いずれかのエッジ露光ユニットEEWに搬入される(処理工程step9)。エッジ露光ユニットEEWにおいては、基板Wの端縁部の露光処理(エッジ露光処理)が行われる。エッジ露光処理が終了した基板Wは搬送ロボットTR4によって基板載置部PASS9に載置される。そして、基板載置部PASS9に載置された基板Wは搬送機構IFRによって受け取られ、露光ユニットEXPに搬入され、パターン露光処理に供される。本実施形態では化学増幅型レジストを使用しているため、基板W上に形成されたレジスト膜のうち露光された部分では光化学反応によって酸が生成する。
パターン露光処理が終了した露光済みの基板Wは露光ユニットEXPから再びインターフェイスブロック50に戻され、搬送機構IFRによって基板載置部PASS10に載置される。露光後の基板Wが基板載置部PASS10に載置されると、搬送ロボットTR4がその基板Wを受け取って現像処理ブロック40の熱処理タワー43の加熱ユニットHP431〜HP436のいずれかに搬送する。加熱ユニットHP431〜HP436のそれぞれでは、基板Wに対する加熱処理(目標温度105度、処理時間が90秒)が行われる(処理工程step10)。この加熱処理によって、露光時の光化学反応によって生じた生成物を酸触媒としてレジストの樹脂の架橋・重合等の反応を進行させ、現像液に対する溶解度を露光部分のみ局所的に変化させるための露光後加熱処理(Post Exposure Bake)が行われる。この処理工程step10は、6台の加熱ユニットHP431〜HP436で並行処理される。すなわち、処理工程step10の並行数は「6」である。
露光後加熱処理が終了した基板Wは、加熱ユニット内部の機構によって冷却されることにより上記化学反応が停止する。続いて基板Wは、搬送ロボットTR4によって熱処理タワー43の加熱ユニットから取り出され、基板載置部PASS8に載置される。
基板載置部PASS8に基板Wが載置されると、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3がその基板Wを受け取って熱処理タワー42の冷却ユニットCP421,CP422のいずれかに搬送する。冷却ユニットCP421,CP422のそれぞれでは、基板Wに対する冷却処理(目標温度22度、処理時間40秒)が行われる(処理工程step11)。この冷却処理によって、露光後加熱処理が終了した基板Wがさらに冷却され、所定温度に正確に温調される。この処理工程step11は、2台の冷却ユニットCP421,CP422で並行処理される。すなわち、処理工程step11の並行数は「2」である。
その後、搬送ロボットTR3は、冷却ユニットから基板Wを取り出して現像処理部41の現像処理ユニットSD1〜SD5のいずれかに搬送する。現像処理ユニットSD1〜SD5のそれぞれでは、基板Wに現像液を供給して現像処理を進行させる(処理工程step12)。この処理工程step12は、5台の現像処理ユニットSD1,SD2,SD3,SD4,SD5で並行処理される。すなわち、処理工程step12の並行数は「5」である。
やがて現像処理が終了した後、基板Wは搬送ロボットTR3によって基板載置部PASS6に載置される。基板載置部PASS6に載置された基板Wは、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2によってそのまま基板載置部PASS4に載置される。さらに、基板載置部PASS4に載置された基板Wは、バークブロック20の搬送ロボットTR1によってそのまま基板載置部PASS2に載置されることにより、インデクサブロック10に格納される。基板載置部PASS2に載置された処理済みの基板WはインデクサロボットIRによって所定のキャリアCに収納される(処理工程step13)。その後、所定枚数の処理済み基板Wが収納されたキャリアCが装置外部に搬出されて一連のフォトリソグラフィー処理が完了する。
〈4.レシピ変更〉
〈4−1.新たなレシピの作成〉
上述した通り、基板処理装置1において基板Wに対してどのような処理が施されるかは、レシピにより規定される。レシピは、予めオペレータにより作成され、ホストコンピュータ100の記憶装置に格納されている。ところで、例えば、既存のレシピで示されるフローレシピにおいて新規のプロセスを行う場合(例えば、塗布処理に用いる薬液を変更する場合)、オペレータは、当該新規のプロセスに対応した新たなレシピを作成しなければならない。
一般にオペレータは、このような場合は、既存のレシピに基づいて新たなレシピを作成する。具体的には、ホストコンピュータ100から元となる既存のレシピを読み出し、これをコピーする。そして、コピーにより得られたレシピに修正を加えることによって新たなプロセスに対応したレシピを作成する。そして、作成した新たなレシピをホストコンピュータ100に保存する。
例えば、標準レシピR−STD(図6)にて示されるフローレシピにおいて、レジスト膜の塗布形成処理(処理工程step6)で使用される薬液を新規の薬液に変更する場合、オペレータは、次の方法で、この新規のプロセスに対応した新たなレシピ(テストレシピR−TEST)を作成する。
まず、オペレータは、ホストコンピュータ100から標準レシピR−STDを読み出して、これをコピーする。続いて、3つの塗布処理ユニットSC1〜SC3のうち、新規のプロセスにおけるレジスト膜の塗布形成処理(処理工程step6)で使用される新規の薬液がインストールされているものを特定する。新規の薬液がインストールされていない塗布処理ユニットがある場合、それは新規のプロセスには使用できないので、標準レシピR−STDのコピーにより得られたレシピから削除する。例えば、「塗布処理ユニットSC1」「塗布処理ユニットSC2」「塗布処理ユニットSC3」とナンバリングされた3台の塗布処理ユニットのうち、「塗布処理ユニットSC1」にしか新規の薬液がインストールされていない場合、オペレータは、コピーにより得られたレシピから「塗布処理ユニットSC2」「塗布処理ユニットSC3」を削除する。こうして得られたレシピを、オペレータは、テストレシピR−TESTとしてホストコンピュータ100に保存する。
図7には、上記の方法で作成されたテストレシピR−TESTが示されている。テストレシピR−TESTにおいては、処理工程step6は、1台の塗布処理ユニットSC1で処理するように記述されている。すなわち、標準レシピR−STDにおいて「3」であった処理工程step6の並行数は、テストレシピR−TESTにおいては「1」に変更されている。
〈4−2.レシピの妥当性〉
ところで、このようにして得られた新たなレシピは、一見、既存のレシピの実績を引き継いだレシピに見えるが、使用できるユニット数(並行数)が変更されているために各処理ユニット内での基板Wの待ち時間が大幅に増加している場合がある。
例えば、標準レシピR−STD(図6)と、これに基づいて作成された新たなレシピ(テストレシピR−TEST(図7))とを比較してみる。レジスト膜の塗布形成処理(処理工程step6)の並行数は、標準レシピR−STDでは「3」であるのに対し、テストレシピR−TESTでは「1」である。つまり、標準レシピR−STDでは、処理工程step6を3並行処理で実行するので、当該処理に要する時間が例えば「90秒」であるとすると、30秒で1枚の基板Wを処理できることになる。一方、テストレシピR−TESTでは、90秒で1枚の基板Wを処理することしかできない。したがって、テストレシピR−TESTの処理工程step6に係るサイクルタイム(搬送ロボットTR2の1回の搬送サイクルに要する時間)は、標準レシピR−STDの処理工程step6に係るサイクルタイムの3倍になってしまう。
ところで、この実施の形態に係る基板処理装置1においては、一連の処理プロセスに含まれる各処理工程が、同じサイクルタイム(レシピサイクルタイム)に揃えられることにより、タクト搬送が実現されているものとする。具体的には、レシピに含まれる各処理工程に係るサイクルタイムの中で最も長いサイクルタイムが、レシピサイクルタイムとして採用される。したがって、例えば、上述したレジスト膜の塗布形成処理(処理工程step6)が処理速度を律速している場合、他の処理工程のサイクルタイムも処理工程step6のサイクルタイムに揃えられる。
すなわち、標準レシピR−STDにおいては、サイクルタイムは30秒に揃えられる。すると、例えば反射防止膜の塗布形成処理(処理工程step3)は3台のユニット(塗布処理ユニットBRC1,BRC2,BRC3)で並行処理されるので、例えば塗布処理ユニットBRC1に搬入された基板Wは、当該ユニットに搬入されてから90秒後に搬出されることになる。したがって、反射防止膜の塗布形成処理に例えば90秒要する場合、塗布処理ユニットBRC1内での基板Wの待ち時間(すなわち、基板Wに対する反射防止膜の塗布形成処理が完了してから当該基板Wを塗布処理ユニットBRC1から搬出するまでの時間)は、ほぼゼロとなる。
一方、上記の例のテストレシピR−TESTにおいては、サイクルタイムは90秒に揃えられる。すると、例えば、ここでも反射防止膜の塗布形成処理(処理工程step3)は3台のユニットで並行処理されるので、塗布処理ユニットBRC1に搬入された基板Wは、当該ユニットに搬入されてから270秒後に搬出されることになる。したがって、反射防止膜の塗布形成処理に例えば90秒要する場合、塗布処理ユニットBRC1内での基板Wの待ち時間は、180秒という極端な長時間にわたってしまう。待ち時間がこのように長くなると、プロセスリスクの発生の危険がある。
このような長時間に及ぶ待ち時間を解消するためには、処理工程に係る並行数を少なくすればよい。
例えば、サイクルタイムが90秒の場合、反射防止膜の塗布形成処理(処理工程step3)の並行数が「3」であればテストレシピR−TESTにおける基板Wの待ち時間は180秒もの長時間に及ぶ。しかしながら、当該処理に用いるユニットを「塗布処理ユニットBRC1」、「塗布処理ユニットBRC2」および「塗布処理ユニットBRC3」の3台から「塗布処理ユニットBRC1」および「塗布処理ユニットBRC2」の2台にして、並行数を「2」とすると、塗布処理ユニットBRC1に搬入された基板Wは、当該ユニットに搬入されてから180秒後に搬出されることになるので、サイクルタイムが同じでも、基板Wの待ち時間は90秒まで短縮される。
このように、新たに作成されたレシピにおいては、使用できるユニット数が変更された結果、そこに記述された一連の処理プロセスに含まれる処理工程の中に、当該処理工程の並行数が不適当であるために、基板Wの待ち時間が不当に長期化しているもの(すなわち、その処理工程の並行数を減じることにより、処理ユニット内での基板Wの待ち時間を短縮できる処理工程)が含まれている可能性がある。以下において、このような処理工程を「非妥当処理工程」という。また、非妥当処理工程を含むレシピを「非妥当レシピ」という。
この実施の形態に係る基板処理装置1は、新たに作成されたレシピが非妥当レシピであるか否かを判断する機能部(妥当性判断処理部91)を有している。また、新たに作成されたレシピが非妥当レシピである場合に、それをオペレータに報知する機能部(報知処理部92)を有している。さらに、非妥当レシピを最適化して妥当なレシピに修正する機能部(最適化処理部93)を有している。以下において、これら各部について図8を参照しながら具体的に説明する。図8は、レシピの妥当性チェックに関する機能部を示すブロック図である。なお、これら各部は、ホストコンピュータ100において、記憶媒体等に記憶されている所定のプログラムが実行されることにより実現されてもよいし、専用のハードウェアによって実現されてもよい。
〈妥当性判断処理部91〉
妥当性判断処理部91は、レシピが妥当であるか否かを判断する。妥当性判断処理部91は、待ち時間算出部911と、非妥当処理工程抽出部912と、妥当性判定部913とを備える。
待ち時間算出部911は、判定対象となるレシピに含まれる各処理工程について、基板Wの待ち時間を算出する。例えば、テストレシピR−TEST(図7)の反射防止膜の塗布形成処理(処理工程step3)において基板Wが塗布処理ユニットBRC1内で待機させられる待ち時間は、「(基板Wが塗布処理ユニットBRC1に搬入されてから搬出されるまでの時間)−(処理に要する時間)」で算出できる。ただし、「(基板Wが塗布処理ユニットBRC1に搬入されてから搬出されるまでの時間)」は、「(レシピサイクルタイム)*(並行数)」で算出される。例えばレシピサイクルタイムが「90秒」であり、処理に要する時間が「90秒」であるとする。この場合、テストレシピR−TESTに記述された反射防止膜の塗布形成処理(処理工程step3)の並行数は「3」であるので、この工程の待ち時間は「180秒」と算出される。
非妥当処理工程抽出部912は、判定対象となるレシピに記述された一連の処理プロセスに含まれる処理工程のそれぞれが、非妥当処理工程であるか否かを判断し、非妥当処理工程であると判断した場合にこれを抽出する。処理工程が非妥当処理工程であるか否かの判断は、具体的には、当該処理工程の並行数(判定対象となるレシピに記述された並行数)を1つ減らした場合の待ち時間が、所定値(ただし、所定値は「0」以上の値であり、例えば「0」)以上であるか否かを判断することによって行う。すなわち、並行数を1つ減らしても待ち時間が所定値以上(例えば、「0」以上)ある場合(これは、並行数を1つ減らすことによって待ち時間を短縮可能であることを意味している)、非妥当処理工程抽出部912は、当該処理工程は非妥当工程であると判断する。逆に、並行数を減らした場合の待ち時間が所定値より少なくなる場合(例えばマイナスの値になる場合)(これは、並行数を1つ減らすことが不可能であることを意味している)、非妥当処理工程抽出部912は、当該処理工程は妥当工程であると判断する。
例えば、テストレシピR−TEST(図7)の反射防止膜の塗布形成処理(処理工程step3)は、並行数が「3」と規定されている。この場合、非妥当処理工程抽出部912は、並行数を1つ減らして「2」とした場合の待ち時間を待ち時間算出部911に算出させる。レシピサイクルタイムが「90秒」、処理に要する時間が「90秒」であるとすると、待ち時間算出部911は、並行数が「2」の場合の待ち時間を「90秒」と算出する。したがってこの場合、非妥当処理工程であるか否かの判断に係る閾値が「0」であるとすると、非妥当処理工程抽出部912は、処理工程step3を非妥当処理工程と判断する。
妥当性判定部913は、判定対象となるレシピが非妥当レシピであるか否かを判定する。具体的には、判定対象となるレシピに非妥当処理工程が含まれている場合に、当該レシピを非妥当レシピと判定する。
〈報知処理部92〉
報知処理部92は、判定対象となるレシピが非妥当レシピと判断された場合に、その旨をオペレータに報知する。報知の方法はどのようなものであってもよいが、例えば、所定の警告メッセージ(例えば、「保存しようとしているレシピには長い待ち時間の処理工程が含まれます」とのメッセージ)を表示部101に表示する。報知処理部92は、さらに、非妥当レシピと判断されたレシピを最適化して妥当なレシピに修正する処理(最適化処理)を実行するか否かを、オペレータに選択させるメッセージ(例えば、「レシピを最適化しますか?」とのメッセージ)を併せて表示する。
〈最適化処理部93〉
最適化処理部93は、非妥当レシピに対して最適化処理を実行する。最適化処理は、レシピに含まれる非妥当処理工程の並行数を適切な数(適正並行数)に修正することによって行われる。ただし、適正並行数とは、所定値(ただし、所定値は「0」以上の値であり、例えば「0」)以上であって、最小の待ち時間を与える並行数である。
例えば、上記の例においては、テストレシピR−TEST(図7)の反射防止膜の塗布形成処理(処理工程step3)が非妥当処理工程と判断されている。この場合、処理工程step3の適正並行数が「2」とされる場合は、最適化処理部93は、処理工程step3の並行数を「3」から「2」に減らす。具体的には、テストレシピR−TESTの「step3」の処理工程に用いられるユニットが「塗布処理ユニットBRC1」、「塗布処理ユニットBRC2」および「塗布処理ユニットBRC3」とされているところを、「塗布処理ユニットBRC3」を削除して「塗布処理ユニットBRC1」と「塗布処理ユニットBRC2」とのみを「step3」の処理工程に用いるユニットとして残す。これによって、処理工程step3の並行数が適正化され、基板Wの待ち時間が短縮される。つまり、処理工程step3が妥当な処理工程に修正される。
なお、処理工程step3の適正並行数が「1」とされる場合は、最適化処理部93は、テストレシピR−TESTの「step3」の処理工程に用いられるユニットから「塗布処理ユニットBRC2」および「塗布処理ユニットBRC3」を削除して、処理工程step3の並行数を「3」から「1」に減らすことになる。
〈4−3.処理の流れ〉
次に、上記の各機能部により実行される処理の流れについて、図9を参照しながら説明する。図9は、レシピの妥当性チェックに関する処理の流れを示す図である。
オペレータが、新たなレシピを作成し、当該レシピを保存する旨の指示を操作部102を介して入力すると(ステップS1でYES)、妥当性判断処理部91が、当該保存すべきレシピを判定対象レシピとし、これが妥当であるか否かを判断する(ステップS2)。
ステップS2の判断処理の流れについて、図10を参照しながら説明する。図10は、レシピの妥当性を判断する処理の流れを示す図である。まず、非妥当処理工程抽出部912が、判定対象レシピに記述された一連の処理プロセスに含まれる処理工程の中から1個の処理工程を抽出し(ステップS21)、これが非妥当処理工程であるか否かを判断する(ステップS22)。
ステップS21で抽出された処理工程が非妥当処理工程であると判断された場合(ステップS22でYES)、妥当性判定部913は、判定対象レシピは妥当でない(非妥当レシピである)と判定する(ステップS23)。
ステップS21で抽出された処理工程が非妥当処理工程ではないと判断され(ステップS22でNO)、判定対象レシピに記述された一連の処理プロセスに含まれる処理工程の中に、非妥当処理工程であるか否かの判断をまだされていない処理工程が残っている場合は、再びステップS21の処理に戻り、その処理工程を抽出する。そして、抽出された処理工程が非妥当処理工程であるか否かを判断する(ステップS22)。
判定対象レシピに記述された一連の処理プロセスに含まれる処理工程の全てが、非妥当処理工程でないと判断された場合(ステップS24でYES)、妥当性判定部913は、判定対象レシピは妥当であると判断する(ステップS25)。
再び図9を参照する。ステップS2で妥当性判断処理部91が判定対象レシピが妥当でない(非妥当レシピである)と判断した場合(ステップS3でNO)、報知処理部92が、オペレータに、その旨を報知するとともに、最適化処理を実行するか否かの選択を促す(ステップS4)。例えば、「保存しようとしているレシピには長い待ち時間の処理工程が含まれます、最適化しますか?」とのメッセージを表示部101に表示する。
ステップS4で表示されたメッセージに応じて、オペレータが最適化処理の実行を指示入力した場合(ステップS5でYES)、最適化処理部93が判定対象レシピに対して最適化処理を実行する(ステップS6)。具体的には、判定対象レシピに記述された一連の処理プロセスに含まれる処理工程のうちで、非妥当処理工程であると判断された処理工程の全てについて、それぞれの並行数を、それぞれの処理工程について個別に規定される適正並行数まで減じる。最適化処理が終了すると、ホストコンピュータ100は、最適化されたレシピを記憶装置に格納する(ステップS7)。これにより、一連の処理が終了する。
一方、ステップS4で表示されたメッセージに応じて、オペレータが最適化処理の実行を指示しなかった場合(ステップS5でNO)、ホストコンピュータ100は、ステップS6の処理をスキップして、最適化していない判定対象レシピをそのまま記憶装置に格納する(ステップS7)。これにより、一連の処理が終了する。
また、ステップS2で妥当性判断処理部91が判定対象レシピが妥当であると判断した場合(ステップS3でYES)、ホストコンピュータ100は、判定対象レシピをそのまま記憶装置に格納する(ステップS7)。これにより、一連の処理が終了する。
〈5.効果〉
上記の実施の形態に係る基板処理装置1によると、妥当性判断処理部91が、レシピに記述された一連の処理工程の中に非妥当処理工程が含まれる場合に当該レシピを非妥当レシピとして検出する。長い待ち時間はプロセスリスクの発生につながるところ、不当に長い待ち時間を発生させるレシピが非妥当レシピとして検出されるので、オペレータは、プロセスリスクの発生をレシピの作成段階(より具体的には、作成したレシピを保存する段階)で確実に検知することができる。したがって、非妥当レシピで基板Wに対する一連の処理が実行されてプロセスリスクが発生するといった事態を未然に回避することができる。
また、レシピが非妥当レシピである場合に、最適化処理部93が最適化処理を実行してレシピを妥当なものに修正するので、妥当なレシピを得ることができる。したがって、プロセスリスクが発生しにくい適切なレシピで基板Wに対する一連の処理を実行することができる。
また、妥当性判断処理部91は、オペレータがレシピを保存する旨の指示を入力した場合に、当該保存すべきレシピの妥当性を判断する。したがって、無駄な判断処理が実行されることがない。
〈6.変形例〉
上記の実施の形態においては、オペレータからの指示に応じて最適化処理を実行する構成としていたが、非妥当レシピに対してはオペレータからの指示の有無に関係なく最適化処理を実行してから保存する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態に係るステップS2(図9)以降の処理に先だって、判定対象レシピの物理的なチェック(レシピに記述された処理を実行可能な物理条件が揃っているか否かのチェック)を行い、物理的に妥当と判断されたレシピに対してのみ、ステップS2以降の処理を行う構成としてもよい。
また、この発明に係る基板処理装置の構成は図1から図4に示したような形態に限定されるものではなく、種々の配置構成を採用することが可能である。
また、この発明に係る基板処理装置の処理対象となる基板Wは半導体ウエハに限定されるものではなく、液晶ガラス基板であってもよい。
本発明に係る熱処理装置を組み込んだ基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置の液処理部の正面図である。 図1の基板処理装置の熱処理部の正面図である。 図1の基板処理装置の搬送ロボットおよび基板載置部の配置構成を示す図である。 基板処理装置の制御機構を示すブロック図である。 レシピの構成例を示す図である。 レシピの構成例を示す図である。 レシピの妥当性チェックに関する機能部を示すブロック図である。 レシピの妥当性チェックに関する処理の流れを示す図である。 レシピの妥当性を判断する処理の流れを示す図である。
符号の説明
1 基板処理装置
10 インデクサブロック
20 バークブロック
30 レジスト塗布ブロック
40 現像処理ブロック
50 インターフェイスブロック
BRC1〜BRC4,SC1〜SC4 塗布処理ユニット
IFR 搬送機構
IR インデクサロボット
PASS1〜PASS10 基板載置部
SD1〜SD5 現像処理ユニット
TR1,TR2,TR3,TR4 搬送ロボット
91 妥当性判断処理部
92 報知処理部
93 最適化処理部
W 基板

Claims (4)

  1. 処理レシピに記述された一連の処理工程を基板に施す基板処理装置であって、
    前記一連の処理工程のうちの1以上の処理工程のそれぞれについて、当該処理工程における同一条件の処理を並行して実行可能な複数の並行処理部と、
    前記処理レシピの妥当性を判断する妥当性判断手段と、
    を備え、
    前記処理レシピに、
    前記一連の処理工程のうちの前記並行処理部によって実行される並行処理のそれぞれについて、その処理工程の実行に用いるべき前記並行処理部の個数である並行数が規定されており、
    前記妥当性判断手段が、
    前記並行処理部内で基板が待機させられる待ち時間を算出する待ち時間算出手段と、
    前記一連の処理工程の中に、その処理工程について前記処理レシピに規定されている並行数より少ない並行数を採用した場合の前記待ち時間が、短くなり、かつ0以上の所定値以上の値を与える処理工程がある場合に、当該処理工程を非妥当処理工程として抽出する非妥当処理工程抽出手段と、
    前記一連の処理工程の中に前記非妥当工程が含まれる場合に、前記処理レシピを妥当性に欠けるレシピと判定する妥当性判定手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記処理レシピが妥当性に欠けると判断された場合に、前記非妥当処理工程の並行数を減じる修正を行って前記処理レシピを最適化する最適化手段、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置であって、
    前記妥当性判断手段が、
    オペレータから新たな処理レシピを保存する旨の指示を受け付けた際に、前記新たな処理レシピの妥当性を判断することを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記処理レシピが妥当性に欠けると判断された場合に、オペレータにその旨を報知する報知手段、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
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