JP2010123575A - 液体潤滑式軸受及び液体冷却式陽極ターゲット組立体を持つx線管 - Google Patents

液体潤滑式軸受及び液体冷却式陽極ターゲット組立体を持つx線管 Download PDF

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Abstract

【課題】X線管を提供する。
【解決手段】X線管は液体潤滑式軸受組立体(70,150,286)及び液体冷却式陽極ターゲット(52)を持つ。前記陽極ターゲット(52)及び軸受組立体(70,150,286)は、より大きい出力、より高い温度及びより大きい負荷の用途に耐えるように潤滑及び冷却を増大させている。本発明の他の一面によれば、真空室内に回転自在の軸受組立体ハウジングを封止するために軸受組立体ハウジングの第2の端部の外面に結合された強磁性流体シール(ferrofluidic seal) と、不動のシャフトの中を通って延在する開口と、不動のシャフトの外面と軸受組立体ハウジングの内面との間に形成された隙間と、前記開口、前記隙間及び前記軸受組立体を通るように液体冷却剤及び潤滑剤を循環させるための流路とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般的に云えば、X線発生システムに関し、より具体的には、液体潤滑式軸受及び液体冷却式陽極ターゲット組立体を持つX線管に関するものである。
X線管は、一般に、実質的に排気された真空容器内に配置された陰極組立体及び陽極組立体を含む。真空容器は、外側ケーシングによって画成された室の中に位置する。外側ケーシングは鉛で内張りして、関係のないX線がX線管から漂遊するのを遮蔽し防止することができる。室には、熱吸収冷却流体、例えば、絶縁油を充填することができる。X線管の動作中、冷却流体はポンプによって循環させることができる。循環する冷却流体はX線管の真空容器及び他の構成部品から熱を吸収する。真空容器は非常に高い温度に耐えるように構成される。
陰極組立体は陽極組立体から距離を置いて位置決めされ、陰極組立体から陽極組立体へ向かって電子を引き出して加速するために両者の間に電位差が維持される。この電位差は電界勾配を生成し、この電界勾配の強さは、陽極組立体と陰極組立体との間の電位差を両者間の距離で割ることによって定義される。
陽極組立体は、典型的には、回転自在の陽極ターゲットを支持する片持ち梁式シャフトの中に組み込んだ円筒形回転子を含む。モータに結合される固定子が回転子を囲んでいて、該回転子を介して陽極ターゲットを回転させる。シール組立体が真空容器内に陽極ターゲットを封止して、真空容器を実質的に気密封止状態に保つ。陽極ターゲットは典型的には軸受組立体上に取り付けられており、軸受組立体はモータによる陽極ターゲットの回転を可能にする。軸受組立体は、典型的には、軌道内に配置された玉軸受を含む。軸受の寿命を長くするために玉軸受上には乾式金属潤滑材又は液体金属潤滑材を用いることができる。陽極ターゲットはターゲット・トラックを含み、該ターゲット・トラックは、一般に、モリブデン、ニオブ、タンタル、レニウム、又はそれらの合金のような、原子番号の高い耐火金属で製造される。陰極組立体は、典型的には、真空容器内で陽極ターゲットと対向して位置する陰極エミッタを含み、該陰極エミッタは電子ビームの形で電子を放出し、それらの電子は陽極ターゲットへ向けて加速されて陽極ターゲットのターゲット・トラックに高速で衝突する。電子がターゲットに衝突したとき、電子の運動エネルギが高エネルギの電磁放射、すなわちX線に変換される。X線は、X線管ハウジングのX線透過性窓を通ってX線管の外へ送り出される。X線は次いで、イメージング対象物を透過して検出器によって捕捉され、検出器は対象物の内部の解剖学的組織、中身又は構造の画像を形成する。
電子が陽極ターゲットのターゲット・トラックに衝突すると、その結果として大量の熱エネルギが生成され、該熱エネルギは典型的にはX線管の真空容器内の温度を非常に高い温度にする。このような高い温度のため、陽極ターゲットは典型的には高い回転速度で回転させる。その上、陽極ターゲット及び軸受組立体は充分な熱散逸能力を持つようにしなければならない。
直接冷却式でない現在の陽極ターゲットでは、より大きい出力の用途では充分な熱を散逸するのに限界がある。将来のイメージング・システムでは、より大きい出力能力を持つX線管が必要とされよう。このようなより大きい出力の用途では、X線管の真空容器内の温度が更により高い温度になる可能性がある。より大きい出力の用途に現在の陽極ターゲットを用いることは困難であると考えられる。と云うのは、より高い温度の下では陽極ターゲットのターゲット・トラックに亀裂又は融解が生じる虞があるからである。
将来のイメージング・システムではまた、より大きい負荷能力を持つX線管が必要とされよう。負荷能力をより大きくすると、軸受組立体にかかる応力が増大する。現在の軸受組立体は、典型的には、乾式金属潤滑材又は液体金属潤滑材によって潤滑される。これらの潤滑材は、軸受組立体及び陽極ターゲットに不充分な潤滑及び不充分な冷却を与えることがあり、この結果、より大きい出力及びより大きい負荷の用途の下では陽極ターゲット及び軸受組立体の寿命を制限する虞がある。
米国特許第4165472号 米国特許第4405876号 米国特許第4424974号 米国特許第4455504号 米国特許第4501566号 米国特許第4577340号 米国特許第4584699号 米国特許第4605233号 米国特許第4622687号 米国特許第4625324号 米国特許第4878235号 米国特許第5077781号 米国特許第5340122号 米国特許第5541975号 米国特許第5579364号 米国特許第5826885号 米国特許第5975536号 米国特許第6192107号 米国特許第6199867号 米国特許第6305694号 米国特許第6543782号 米国特許第6736402号 米国特許第6762522号 米国特許第6857635号 米国特許第6899338号 米国特許第7197115号 米国特許第7197117号 米国特許第7327828号 米国特許第7377695号 米国特許出願公開第20020189939号 米国特許出願公開第20060013364号 米国特許出願公開第20060034425号 米国特許出願公開第20060043682号 米国特許出願公開第20070138747号 米国特許出願公開第20080080672号 米国特許出願公開第20080107236号 欧州特許EP0929764号
従って、より大きい出力、より高い温度及びより大きい負荷の用途に耐えるように潤滑及び冷却を増大させたX線管陽極ターゲット及び軸受組立体を提供するシステム及び方法が必要である。
本発明の一面によれば、液体冷却式陽極ターゲット及び液体潤滑式軸受組立体を有するX線管が提供される。
本発明の一面によれば、X線管は、実質的に排気された真空室を形成する少なくとも1つの真空容器と、前記真空室内に少なくとも部分的に配置された陽極組立体と、前記真空室内に少なくとも部分的に配置されていて、前記陽極組立体から隔たっている陰極組立体とを含む。前記陽極組立体は、イ)回転自在の軸受組立体ハウジングに取り付けられている回転自在の陽極ターゲット、ロ)前記回転自在の軸受組立体ハウジングの第1の端部の周りに結合された端部キャップであって、前記回転自在の軸受組立体ハウジングの第1の端部に閉止端を形成する端部キャップ、ハ)不動のシャフト、及びニ)前記不動のシャフトの外面と前記回転自在の軸受組立体ハウジングの内面との間に結合された少なくとも1つの軸受組立体を有する。当該X線管は更に、前記真空室内に前記回転自在の軸受組立体ハウジングを封止するために前記回転自在の軸受組立体ハウジングの第2の端部の外面に結合された少なくとも1つの強磁性流体シール(ferrofluidic seal) と、前記不動のシャフトの中を通って延在する少なくとも1つの開口と、前記不動のシャフトの外面と前記回転自在の軸受組立体ハウジングの内面との間に形成された隙間と、前記少なくとも1つの開口、前記隙間及び前記少なくとも1つの軸受組立体を通るように液体冷却剤及び潤滑剤を循環させるための流路とを含む。
本発明の一面によれば、X線管陽極組立体は、不動のシャフトと、前記不動のシャフトの周りに結合された少なくとも1つの軸受組立体と、前記少なくとも1つの軸受組立体の周りに結合された回転自在の軸受組立体ハウジングと、前記回転自在の軸受組立体ハウジングに取り付けられた回転自在の陽極ターゲットと、前記軸受組立体ハウジングの第1の端部の周りに結合されていて、その閉止端を形成する端部キャップと、前記回転自在の軸受組立体ハウジング及び前記回転自在の陽極ターゲットを回転させるために駆動組立体に結合された前記回転自在の軸受組立体ハウジングの第2の端部と、前記回転自在の軸受組立体ハウジングの第2の端部に結合された少なくとも1つの強磁性流体シールと、前記不動のシャフトを貫通する少なくとも1つの開口と、前記不動のシャフトと前記端部キャップと前記回転自在の軸受組立体ハウジングとの間に形成された隙間と、前記少なくとも1つの開口、前記隙間及び前記少なくとも1つの軸受組立体を通るように液体冷却剤及び潤滑剤を循環させるための流路とを有する。
本発明の一面によれば、X線管陽極組立体は、不動のシャフトと、前記不動のシャフトの周りに結合された少なくとも1つの軸受組立体と、前記少なくとも1つの軸受組立体の周りに結合された回転自在の軸受組立体ハウジングと、前記回転自在の軸受組立体ハウジングに取り付けられた回転自在の陽極ターゲットと、前記軸受組立体ハウジングの第1の端部の周りに結合された開放端部材と、前記回転自在の軸受組立体ハウジング、前記回転自在の陽極ターゲット及び前記開放端部材を回転させるために駆動組立体に結合された前記回転自在の軸受組立体ハウジングの第2の端部と、前記回転自在の軸受組立体ハウジングの第2の端部に結合された第1の強磁性流体シールと、前記開放端部材に結合された第2の強磁性流体シールと、前記不動のシャフトと前記回転自在の軸受組立体ハウジングと前記開放端部材との間に形成された隙間と、前記隙間及び前記少なくとも1つの軸受組立体を通るように液体冷却剤及び潤滑剤を循環させるための流路とを有する。
様々な他の特徴、側面及び利点は、当業者には、添付の図面及びそれについての以下の詳しい説明から明らかになろう。
図1は、X線イメージング・システムの模範的な一実施形態のブロック図である。 図2は、X線管の一部分の模範的な一実施形態の簡略断面図である。 図3は、X線管の一部分の模範的な一実施形態の簡略断面図である。 図4は、X線管の一部分の模範的な一実施形態の簡略断面図である。 図5は、X線管の一部分の模範的な一実施形態の簡略断面図である。 図6は、X線管の一部分の模範的な一実施形態の簡略断面図である。 図7は、X線管の一部分の模範的な一実施形態の簡略断面図である。
次に図面を参照して説明すると、図1は、オリジナルの画像データを取得すると共に、該画像データを表示及び/又は分析のために処理するように設計されたX線イメージング・システム10の模範的な一実施形態のブロック図を示している。当業者に理解されるように、本発明は、X線撮影、乳房撮影及び血管イメージング・システムのような、X線管を利用する異なる種類のX線イメージング・システムに適用可能である。コンピュータ断層撮影(CT)システム及びディジタルX線撮影(RAD)システムのような他のイメージング・システムもまた本発明の恩恵を受けることができる。X線イメージング・システム10についての以下の説明はこのような利用法の一例に過ぎず、モダリティに関して制限しようとするものではない。
図1に示されているように、X線イメージング・システム10は、対象物16を通って検出器18へ向かうX線ビーム14を投射するように構成されたX線源12を含む。対象物16には、人間、動物、手荷物、又は走査したいその他の対象物が含まれる。X線源12は、広いエネルギ・スペクトルを有するX線フォトンを生成する通常のX線管を含むことができる。X線源12によって発生されたX線ビーム14は対象物16を通過し、対象物16によって減弱した後に、検出器18に入射する。検出器18は、その表面に受けたX線フォトンをより低いエネルギのフォトンへ変換し、次いで、入射したX線ビームの強度、従って、対象物16を通過した後の減弱したX線ビームを表す電気信号へ変換する。これらの電気信号はコンピュータ20へ伝送される。
少なくとも1つの処理装置22及び関連したメモリ24を含んでいるコンピュータ20は、検出器18から電気信号を受け取って、イメージングする対象物16の内部の解剖学的組織、中身又は構造に対応する画像を生成する。少なくとも1つの処理装置22は、関連したメモリ24に記憶されているルーチンに従って様々な機能を実施することができる。関連したメモリ24はまた、構成設定パラメータ、演算記録、生の及び/又は処理後の画像データ等々を記憶するように作用することができる。
コンピュータ20は通信インターフェースを介して一連の外部装置に結合することができる。コンピュータ20はオペレータ・ワークステーション26と通信することにより、オペレータ(図示せず)がオペレータ・ワークステーション26を使用してイメージング・パラメータを制御し且つ取得された画像を見ることができるようにする。オペレータ・ワークステーション26は、或る形態のオペレータ・インターフェース、例えば、キーボード、マウス、ジョイスティック、接触作動装置、音声作動制御器、或いはオペレータがX線イメージング・システム10を制御し且つコンピュータ20からの再構成画像又は他のデータを表示装置28で見ることができるようにする任意の他の適当な入力装置(図示せず)を含む。その上、オペレータ・ワークステーション26は、オペレータが取得された画像を少なくとも1つの記憶装置30に記憶させることを可能にする。記憶装置30には、ハードディスク駆動装置、テープ駆動装置、フレキシブル・ディスク、コンパクト・ディスク(CD)、ディジタル多用途ディスク(DVD)、フラッシュ・メモリ記憶装置、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)記憶装置、ファイヤーワイヤー(FireWire:商標)記憶装置、ネットワーク記憶装置などを含むことができる。オペレータはまた、ワークステーション26を使用することにより、X線源12へ電力及びタイミング信号を供給するX線源制御装置32を制御するためにコンピュータ20へ指令及び命令を与えることができる。コンピュータ20はX線源制御装置32に結合されており、そのX線源制御装置32はX線源12の動作を制御するためにX線源12に結合されている。
X線イメージング・システム10のX線源12内にあるX線管は、高X線遮蔽、高後方散乱電子吸収、高温動作及び高耐久力をもたらす多層組立体を含む。
典型的な真空環境内では、陽極ターゲットは通常、熱散逸能力が非常に低く、また軸受組立体は信頼性が非常に低い。本明細書では新規な陽極組立体設計について図2〜図7に示されるような様々な実施形態を提供する。新規な陽極組立体設計では、陽極ターゲットを冷却する液体と同じ液体で軸受組立体の軸受を潤滑して、陽極ターゲット及び軸受組立体の信頼性を改善する。模範的な一実施形態では、液体は液体冷却剤及び潤滑剤として機能する。液体潤滑式軸受及び液体冷却式陽極ターゲットにより、軸受組立体は長い寿命及び高い負荷能力を持ち且つ陽極ターゲットはより多量の熱を散逸できる。これは、出力をより大きくし且つ負荷をより大きくするためのX線管の能力を増大させ、且つX線管の寿命を長くする。
図2は、典型的にはX線管挿着部40と呼ばれるX線管の一部分の模範的な一実施形態の簡略断面図を示す。X線管挿着部40は、フレーム44を持っていて、その中に実質的に排気された真空室46を形成する少なくとも1つの真空容器42を含む。少なくとも1つの真空容器42は非常に高い温度に耐えるように構成されていて、その中には少なくとも部分的に陽極組立体48及び陰極組立体50が配置されている。陽極組立体48は、回転自在の軸受組立体ハウジング56の第1の端部54に取り付けられた回転自在の陽極ターゲット52を含む。陽極組立体48はまた、軸受組立体ハウジング56の第1の端部54の周りに結合されていて、その閉止端60を形成する端部キャップ58も含む。模範的な一実施形態では、端部キャップ58は、軸受組立体ハウジング56の第1の端部54に、ボルト止めし、ろう付けし、ネジ止めし、半田付けし、溶接し、又は別の方法で機械的に取り付けることができる。模範的な一実施形態では、第1の封止要素62が軸受組立体ハウジング56の第1の端部54に対して端部キャップ58を気密封止する。回転自在の軸受組立体ハウジング56の、第1の端部54とは反対側の第2の端部64が、回転自在の軸受組立体ハウジング56を回転させるため、従って回転自在の陽極ターゲット52を非常に高い角速度で回転させるために、駆動組立体66に結合される。回転自在の軸受組立体ハウジング56及びそれに取り付けられた陽極ターゲット52は、不動のシャフト68を取り囲む少なくとも1つの軸受組立体70を用いることにより不動のシャフト68の周りを回転する。模範的な一実施形態では、第2の封止要素72が、駆動組立体66に対して回転自在の軸受組立体ハウジング56の第2の端部64を気密封止する。
模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体70は第1の軸受組立体74及び第2の軸受組立体94を含む。模範的な一実施形態では、第1の軸受組立体74は不動のシャフト68の外面114と軸受組立体ハウジング56の内面116との間に位置決めされる。模範的な一実施形態では、第2の軸受組立体94はまた、第1の軸受組立体74から隔たった位置で、不動のシャフト68の外面114と軸受組立体ハウジング56の内面116との間に位置決めされる。
模範的な一実施形態では、第1の溝118を第1の端部54に近いシャフト68の外面114に形成することができ、また少なくとも1つの軸受組立体70を保持するために、対応する第2の溝120を軸受組立体ハウジング56の内面116に形成することができる。模範的な一実施形態では、第1の軸受組立体74と第2の軸受組立体94との間でシャフト68の周りにスペーサ要素122を配置することができる。締付け具124をシャフト68の端部に配置して、第1の軸受組立体74に押し付けるように位置決めすることにより、少なくとも1つの軸受組立体70を所定位置に保持することができる。模範的な一実施形態では、座金126を少なくとも1つの軸受組立体70と締付け具124との間に配置することができる。模範的な一実施形態では、締付け具124は、シャフト68の端部に、ボルト止めし、ろう付けし、ネジ止めし、半田付けし、溶接し、又は別の方法で機械的に取り付けることができる。
模範的な一実施形態では、第1の軸受組立体74は二重(duplex)軸受組立体である。第1の軸受組立体74は不動の内レース76及び回転自在の外レース78を含み、不動の内レース76と回転自在の外レース78との間には少なくとも1つの軸受要素80が配置されている。不動の内レース76及び回転自在の外レース78は図2では多レース要素として示されているが、不動の内レース76及び回転自在の外レース78は単一レース要素として形成することができる。
不動の内レース76は、不動のシャフト68の外面114に隣接して配置される。内レース76は第1の内レース要素82及び第2の内レース要素84で構成される。これらの2つの内レース要素82,84は、好ましくは、両者の間に軸方向の隙間86が形成されるように互いに接触しない。回転自在の外レース78は軸受組立体ハウジング56の内面116に隣接して配置される。外レース78は第1の外レース要素88及び第2の外レース要素90で構成される。これらの2つの外レース要素88,90は、好ましくは、両者の間に軸方向の隙間92が形成されるように互いに接触しない。第1の内レース要素82と第1の外レース要素88との間には第1の少なくとも1つの軸受要素83が配置される。第2の内レース要素84と第2の外レース要素90との間には第2の少なくとも1つの軸受要素85が配置される。
模範的な一実施形態では、第2の軸受組立体94は二重軸受組立体である。第2の軸受組立体94は不動の内レース96及び回転自在の外レース98を含み、不動の内レース96と回転自在の外レース98との間には少なくとも1つの軸受要素100が配置される。不動の内レース96及び回転自在の外レース98は図2では多レース要素として示されているが、不動の内レース96及び回転自在の外レース98は単一レース要素として形成することができる。
不動の内レース96は不動のシャフト68の外面114に隣接して配置される。内レース96は第1の内レース要素102及び第2の内レース要素104で構成される。これらの2つの内レース要素102,104は、好ましくは、両者の間に軸方向の隙間106が形成されるように互いに接触しない。回転自在の外レース98は軸受組立体ハウジング56の内面116に隣接して配置される。外レース98は第1の外レース要素108及び第2の外レース要素110で構成される。これらの2つの外レース要素108,110は、好ましくは、両者の間に軸方向の隙間112が形成されるように互いに接触しない。第1の内レース要素102と第1の外レース要素108との間には第1の少なくとも1つの軸受要素103が配置される。第2の内レース要素104と第2の外レース要素110との間には第2の少なくとも1つの軸受要素105が配置される。
X線管の動作中、真空容器フレーム44及びシャフト68は不動であり、他方、軸受組立体ハウジング56、端部キャップ58及び陽極ターゲット52は不動のシャフト68の周りを回転する。
陽極ターゲット52は強磁性流体シール130によって真空容器フレーム44の真空室46内に封止される。強磁性流体シールは、一般に、磁石と2つの磁極片を含む。典型的には、磁石は環状又は中空円筒形の永久磁石型の磁石であり、軸方向に分極されている。慣例により、磁石は、ハウジングに物理的に接触することなくハウジングを取り囲むようにハウジングの周りに位置決めされる。そして、2つの磁極片は、典型的には同様に環状であって、一般に透磁性材料で構成される。このような場合、2つの磁極片は磁石の2つの磁極端で磁石を間に挟んで(すなわち、突合せ接触して)いて、その結果、環状の磁極片の内面がそれぞれハウジングの外面に面して且つそれを取り囲み、それによってハウジングの周りに近接近した環状の形の隙間を形成(すなわち、画成)する。このような構成では、磁石は、ハウジングの中及び周りを通る所望の磁束経路を設定して、ハウジングの周りの環状の隙間の中に密封態様で強磁性流体を集中させて保持することができる。強磁性流体シール130は真空容器フレーム44と軸受組立体ハウジング56との間で真空室46の外側に位置決めされて、真空室46内に陽極組立体48を封止する。強磁性流体シール130は軸受組立体ハウジング56を取り囲んで、真空室46内を真空に維持するように軸受組立体ハウジング56の周りに気密シールを形成する。強磁性流体シール130は軸受組立体ハウジング56の第2の端部64においてその外面132に沿ったガスの通路に対する障壁として作用する一方、同時に軸受組立体ハウジング56の要望通りの回転を可能にする。
不動のシャフト68は、その中を通って延在して中空のシャフトを生成する少なくとも1つの開口134を含む。その上、隙間136が不動のシャフト68と端部キャップ58と軸受組立体ハウジング56との間に形成されて、少なくとも1つの軸受組立体70の中を通って延在する。少なくとも1つの開口134及び隙間136は、矢印140で示されるように、液体冷却剤及び潤滑剤が流れるための通路138を提供する。液体冷却剤及び潤滑剤は、シャフト68の中を延在する開口134の入口142を通って陽極組立体48に流入し、次いで少なくとも1つの軸受組立体70を通って軸受組立体ハウジング56の内側でシャフト68の外側の周りを流れ、そしてシャフト68と軸受組立体ハウジング56との間の隙間136にある出口144を通って流出し、それにより陽極ターゲット52を冷却し且つ少なくとも1つの軸受組立体70を潤滑及び冷却する。模範的な一実施形態では、液体冷却剤及び潤滑剤は、ポンプ(図示せず)によって、少なくとも1つの開口134を通り、次いで少なくとも1つの軸受組立体70を通ってシャフト68と軸受組立体ハウジング56との間の隙間136を通るように循環させることができる。模範的な一実施形態では、入口142及び出口144は液体冷却剤及び潤滑剤の貯蔵槽に結合することができ、また液体冷却剤及び潤滑剤を流路138に循環させるためのポンプに結合することができる。
液体冷却剤及び潤滑剤は、陽極ターゲットを冷却するための冷却剤として、また少なくとも1つの軸受組立体70を潤滑し且つ冷却するための潤滑剤及び冷却剤として機能する。模範的な一実施形態では、液体冷却剤及び潤滑剤は、絶縁油とすることができる。模範的な一実施形態では、液体冷却剤及び潤滑剤は、鉱物油又は合成潤滑油のような軸受潤滑油とすることができる。
模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体70は、二重軸受、アンギュラ・コンタクト(angular contact) 軸受、タップ付きころ(tapped roller) 軸受、又はニードル(needle)軸受を含むことができる。
模範的な一実施形態では、図2に矢印140で示されているような液体冷却剤及び潤滑剤の流路138の方向は逆にすることができる。
模範的な一実施形態では、陽極ターゲット52は中空にして、液体冷却剤及び潤滑剤を陽極ターゲット52の中に流れさせるようにすることができる。
このX線管挿着部の設計により、陽極ターゲットは、陽極ターゲット材料の変更を必要とせずに、より一層高い熱及び出力を扱うことが可能になる。従って、この設計は、新しい陽極ターゲット材料を使用せずに、より高い出力の陽極ターゲットを提供する。
図3は、模範的な一実施形態のX線管挿着部146の概略断面図を示す。X線管挿着部146は、フレーム44を持っていて、その中に実質的に排気された真空室46を形成する少なくとも1つの真空容器42を含む。少なくとも1つの真空容器42は非常に高い温度に耐えるように構成されていて、その中には少なくとも部分的に陽極組立体148及び陰極組立体50が配置されている。図3に示されたX線管挿着部146が図2に示されたX線管挿着部40から異なっている唯一の点は、陽極組立体148内の少なくとも1つの軸受組立体150の構成である。図2に示されている陽極組立体48が2対の二重軸受を含んでいるのに対して、図3に示されている陽極組立体148は一対のアンギュラ・コンタクト軸受を含んでいる。
少なくとも1つの軸受組立体150は第1の軸受組立体152及び第2の軸受組立体162を含む。第1の軸受組立体152は不動の内レース154及び回転自在の外レース156を含み、不動の内レース154と回転自在の外レース156との間には少なくとも1つの軸受要素158が配置されている。第2の軸受組立体162は不動の内レース164及び回転自在の外レース166を含み、不動の内レース164と回転自在の外レース166との間には少なくとも1つの軸受要素168が配置されている。
模範的な一実施形態では、第1及び第2の軸受組立体152,162はタップ付きころ軸受又はニードル軸受とすることができる。
模範的な一実施形態では、図3に矢印140で示されているような液体冷却剤及び潤滑剤の流路138の方向は逆にすることができる。
模範的な一実施形態では、陽極ターゲット52は中空にして、液体冷却剤及び潤滑剤を陽極ターゲット52の中に流れさせるようにすることができる。
このX線管挿着部の設計により、陽極ターゲットは、陽極ターゲット材料の変更を必要とせずに、より一層高い熱及び出力を扱うことが可能になる。従って、この設計は、新しい陽極ターゲット材料を使用せずに、より高い出力の陽極ターゲットを提供する。
図4は、模範的な一実施形態のX線管挿着部170の概略断面図を示す。X線管挿着部170は、フレーム44を持っていて、その中に実質的に排気された真空室46を形成する少なくとも1つの真空容器42を含む。少なくとも1つの真空容器42は非常に高い温度に耐えるように構成されていて、その中には少なくとも部分的に陽極組立体172及び陰極組立体50が配置されている。図4に示されたX線管挿着部170が図2に示されたX線管挿着部40から異なっている唯一の点は、陽極組立体172の構成である。図4に示された陽極組立体172は不動のシャフト174を含み、この不動のシャフト174は、第1の端部178から(該第1の端部178の反対側にある)第2の端部180までシャフト174の長さにわたって貫通して延在する第1の開口176を持つと共に、シャフト174の側壁184からシャフトの第1の端部178の中を通って延在する第2の開口182を持つ。シャフト174の中の第1及び第2の開口176,182、並びに不動のシャフト174と端部キャップ58と軸受組立体ハウジング56との間に形成されて少なくとも1つの軸受組立体70を通って延在する隙間136は、矢印188で示されるように、液体冷却剤及び潤滑剤を流すための通路186を提供する。Oリングのような封止要素190を使用することにより、回転自在の軸受組立体ハウジング56の第2の端部64で軸受組立体ハウジング56と不動のシャフト174との間の隙間136を気密封止する。
液体冷却剤及び潤滑剤は、シャフト174の中を通って延在する第1の開口176の入口192から陽極組立体172に流入し、次いで少なくとも1つの軸受組立体70を通って軸受組立体ハウジング56の内側でシャフト174の外側の周りを流れて、シャフト174の側壁184にある第2の開口182に入り、そしてシャフト174の第1の端部178にある出口194を通って流出し、それにより陽極ターゲット52を冷却し且つ少なくとも1つの軸受組立体70を潤滑及び冷却する。模範的な一実施形態では、入口192及び出口194の両方はシャフト174の第1の端部178に設けられる。
模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体70は、二重軸受、アンギュラ・コンタクト軸受、タップ付きころ軸受、又はニードル軸受を含むことができる。
模範的な一実施形態では、図4に矢印188で示されているような液体冷却剤及び潤滑剤の流路186の方向は逆にすることができる。
模範的な一実施形態では、陽極ターゲット52は中空にして、液体冷却剤及び潤滑剤を陽極ターゲット52の中に流れさせるようにすることができる。
このX線管挿着部の設計により、陽極ターゲットは、陽極ターゲット材料の変更を必要とせずに、より一層高い熱及び出力を扱うことが可能になる。従って、この設計は、新しい陽極ターゲット材料を使用せずに、より高い出力の陽極ターゲットを提供する。
図5は、模範的な一実施形態のX線管挿着部196の概略断面図を示す。X線管挿着部196は、フレーム44を持っていて、その中に実質的に排気された真空室46を形成する少なくとも1つの真空容器42を含む。少なくとも1つの真空容器42は非常に高い温度に耐えるように構成されていて、その中には少なくとも部分的に陽極組立体198及び陰極組立体50が配置されている。図5に示されたX線管挿着部196が図4に示されたX線管挿着部170から異なっている唯一の点は、陽極組立体198の構成である。図5に示された陽極組立体198は不動のシャフト200を含み、この不動のシャフト200は、第1の端部204から(該第1の端部204の反対側にある)第2の端部206までシャフト200の長さにわたって貫通して延在する第1の開口202と、シャフト200の側壁210からシャフトの第1の端部204の中を通って延在する第2の開口208と、シャフト200の側壁210から(シャフトの第1及び第2の端部204,206の中を通って延在する)第1の開口202まで延在する第3の開口212とを持つ。陽極組立体198は更に、陽極ターゲット52を冷却するために、第2の開口208に結合されていて、第1の軸受組立体74と第2の軸受組立体94との間のスペーサ要素122を通って延在するノズル222を含む。模範的な一実施形態では、ノズル222はジェット噴射ノズルとすることができる。
シャフト200に設けられた第1、第2及び第3の開口202,208,212、並びに不動のシャフト200と端部キャップ58と軸受組立体ハウジング56との間に形成されて少なくとも1つの軸受組立体70を通って延在する隙間136は、矢印216で示されるように、液体冷却剤及び潤滑剤を流すための通路214を提供する。Oリングのような封止要素190を使用することにより、回転自在の軸受組立体ハウジング56の第2の端部64で軸受組立体ハウジング56と不動のシャフト174との間の隙間136を気密封止する。
液体冷却剤及び潤滑剤は、シャフト200の第1の端部204の入口218から陽極組立体198に流入して第2の開口208を通り、次いでノズル222を通って流れ、次いで少なくとも1つの軸受組立体70を通って軸受組立体ハウジング56の内側でシャフト200の外側の周りを流れて、第1及び第3の開口202,212を通り、そしてシャフト200の第1の端部204にある第1の開口202の出口220を通って流出し、それにより陽極ターゲット52を冷却し且つ少なくとも1つの軸受組立体70を潤滑及び冷却する。模範的な一実施形態では、入口218及び出口220の両方はシャフト200の第1の端部204に設けられる。
模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体70は、二重軸受、アンギュラ・コンタクト軸受、タップ付きころ軸受、又はニードル軸受を含むことができる。
模範的な一実施形態では、図5に矢印216で示されているような液体冷却剤及び潤滑剤の流路214の方向は逆にすることができる。
模範的な一実施形態では、陽極ターゲット52は中空にして、液体冷却剤及び潤滑剤を陽極ターゲット52の中に流れさせるようにすることができる。
このX線管挿着部の設計により、陽極ターゲットは、陽極ターゲット材料の変更を必要とせずに、より一層高い熱及び出力を扱うことが可能になる。従って、この設計は、新しい陽極ターゲット材料を使用せずに、より高い出力の陽極ターゲットを提供する。
図6は、模範的な一実施形態のX線管挿着部224の概略断面図を示す。X線管挿着部224は、フレーム228を持っていて、その中に実質的に排気された真空室230を形成する少なくとも1つの真空容器226を含む。少なくとも1つの真空容器226は非常に高い温度に耐えるように構成されていて、その中には少なくとも部分的に陽極組立体232及び陰極組立体50が配置されている。陽極組立体232は、回転自在の軸受組立体ハウジング56の第1の端部54に取り付けられた回転自在の陽極ターゲット52を含む。陽極組立体232はまた、軸受組立体ハウジング56の第1の端部54の周りに結合された開放端部材234も含む。模範的な一実施形態では、開放端部材234は、軸受組立体ハウジング56の第1の端部54に、ボルト止めし、ろう付けし、ネジ止めし、半田付けし、溶接し、又は別の方法で機械的に取り付けることができる。模範的な一実施形態では、第1の封止要素62が軸受組立体ハウジング56の第1の端部54に対して開放端部材234を気密封止する。回転自在の軸受組立体ハウジング56の(第1の端部54とは反対側の)第2の端部64が、回転自在の軸受組立体ハウジング56を回転させるため、従って回転自在の陽極ターゲット52を非常に高い角速度で回転させるために、駆動組立体66に結合される。回転自在の軸受組立体ハウジング56及びそれに取り付けられた陽極ターゲット52は、不動のシャフト236を取り囲む少なくとも1つの軸受組立体150を用いることにより、不動のシャフト236の周りを回転する。模範的な一実施形態では、不動のシャフト236は中実なシャフトである。模範的な一実施形態では、第2の封止要素72が、駆動組立体66に対して回転自在の軸受組立体ハウジング56の第2の端部64を気密封止する。
少なくとも1つの軸受組立体150は第1の軸受組立体152及び第2の軸受組立体162を含む。第1の軸受組立体152は不動の内レース154及び回転自在の外レース156を含み、不動の内レース154と回転自在の外レース156との間には少なくとも1つの軸受要素158が配置されている。第2の軸受組立体162は不動の内レース164及び回転自在の外レース166を含み、不動の内レース164と回転自在の外レース166との間には少なくとも1つの軸受要素168が配置されている。
陽極ターゲット52は、軸受組立体ハウジング56の第2の端部64に結合された第1の強磁性流体シール238と、開放端部材234に結合された第2の強磁性流体シール240とによって、真空容器フレーム228の真空室230内に封止される。
X線管の動作中、真空容器フレーム228及びシャフト236は不動であり、他方、軸受組立体ハウジング56、開放端部材234及び陽極ターゲット52は不動のシャフト236の周りを回転する。
陽極組立体232は更に、不動のシャフト236と軸受組立体ハウジング56及び開放端部材234との間に形成されて、少なくとも1つの軸受組立体150を通って延在する隙間242を含む。隙間242は、矢印246で示されるように、液体冷却剤及び潤滑剤が流れるための通路244を提供する。液体冷却剤及び潤滑剤は、シャフト236と開放端部材234との間の隙間242にある入口248から陽極組立体232に入り、次いで少なくとも1つの軸受組立体150を通って流れ、そしてシャフト236と軸受組立体ハウジング56の第2の端部64との間の隙間242にある出口250を通って流出し、それにより陽極ターゲット52を冷却し且つ少なくとも1つの軸受組立体150を潤滑及び冷却する。模範的な一実施形態では、入口248及び出口250はX線管挿着部224の両端部に設けられる。
模範的な一実施形態では、液体冷却剤及び潤滑剤は、ポンプ(図示せず)によって隙間242を通るように循環させることができる。模範的な一実施形態では、入口248及び出口250は液体冷却剤及び潤滑剤の貯蔵槽に結合し、また液体冷却剤及び潤滑剤を流路244に循環させるためのポンプに結合することができる。
模範的な一実施形態では、第1及び第2の軸受組立体152,162はタップ付きころ軸受又はニードル軸受とすることができる。
模範的な一実施形態では、図6に矢印246で示されているような液体冷却剤及び潤滑剤の流路244の方向は逆にすることができる。
模範的な一実施形態では、陽極ターゲット52は中空にして、液体冷却剤及び潤滑剤を陽極ターゲット52の中に流れさせるようにすることができる。
このX線管挿着部の設計により、陽極ターゲットは、陽極ターゲット材料の変更を必要とせずに、より一層高い熱及び出力を扱うことが可能になる。従って、この設計は、新しい陽極ターゲット材料を使用せずに、より高い出力の陽極ターゲットを提供する。
図7は、模範的な一実施形態のX線管挿着部252の簡略断面図を示す。X線管挿着部252は、フレーム256を持っていて、その中に実質的に排気された真空室258を形成する少なくとも1つの真空容器254を含む。少なくとも1つの真空容器254は非常に高い温度に耐えるように構成されていて、その中には少なくとも部分的に陽極組立体260及び陰極組立体50が配置されている。陽極組立体260は、回転自在の軸受組立体ハウジング312の第1の端部322に取り付けられた回転自在の陽極ターゲット52を含む。陽極組立体260はまた、軸受組立体ハウジング312の第1の端部322の周りに結合されていて、その閉止端324を形成する端部キャップ262も含む。模範的な一実施形態では、端部キャップ262は、軸受組立体ハウジング312の第1の端部322に、ボルト止めし、ろう付けし、ネジ止めし、半田付けし、溶接し、又は別の方法で機械的に取り付けることができる。模範的な一実施形態では、第1の封止要素62が軸受組立体ハウジング312の第1の端部322に対して端部キャップ262を気密封止する。回転自在の軸受組立体ハウジング312の(第1の端部322とは反対側の)第2の端部326が、回転自在の軸受組立体ハウジング312を回転させるため、従って回転自在の陽極ターゲット52を非常に高い角速度で回転させるために、駆動組立体66に結合される。回転自在の軸受組立体ハウジング312及びそれに取り付けられた陽極ターゲット52は、不動のシャフト306を取り囲む少なくとも1つの軸受組立体286を用いることにより不動のシャフト306の周りを回転する。模範的な一実施形態では、第2の封止要素72が、駆動組立体66に対して回転自在の軸受組立体ハウジング312の第2の端部326を気密封止する。
端部キャップ262は、その閉止端324から真空容器フレーム256へ向かって外方へ延在する片持ち梁式シャフト264を含む。少なくとも1つの軸受組立体268が片持ち梁式シャフト264と真空容器フレーム256との間に結合されて、片持ち梁式シャフト264を支持すると共にシャフトの撓みを防止する。少なくとも1つの軸受組立体268は不動の内レース270及び回転自在の外レース272を含み、不動の内レース270と回転自在の外レース272との間には少なくとも1つの軸受要素274が配置される。模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体268は固体潤滑式軸受組立体とすることができる。模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体268はタップ付きころ軸受又はニードル軸受とすることができる。
模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体268を保持するために片持ち梁式シャフト264の外面278に溝276を形成することができる。
締付け具280を片持ち梁式シャフト264の端部に配置して、少なくとも1つの軸受組立体268に押し付けるように位置決めすることにより、少なくとも1つの軸受組立体268を所定位置に保持することができる。模範的な一実施形態では、座金282を少なくとも1つの軸受組立体268と締付け具280との間に配置することができる。模範的な一実施形態では、締付け具280は、片持ち梁式シャフト264の端部に、ボルト止めし、ろう付けし、ネジ止めし、半田付けし、溶接し、又は別の方法で機械的に取り付けることができる。
模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体286が不動のシャフト306の外面328と軸受組立体ハウジング312の内面330との間に位置決めされる。模範的な一実施形態では、第1の溝332を第1の端部322に近いシャフト306の外面328に形成することができ、また少なくとも1つの軸受組立体286を保持するために、対応する第2の溝334を軸受組立体ハウジング312の内面330に形成することができる。締付け具124をシャフト306の端部に配置して、少なくとも1つの軸受組立体286に押し付けるように位置決めすることにより、少なくとも1つの軸受組立体286を所定位置に保持することができる。模範的な一実施形態では、座金126を少なくとも1つの軸受組立体286と締付け具124との間に配置することができる。模範的な一実施形態では、締付け具124は、シャフト306の端部に、ボルト止めし、ろう付けし、ネジ止めし、半田付けし、溶接し、又は別の方法で機械的に取り付けることができる。
模範的な一実施形態では、少なくとも1つの軸受組立体286は二重軸受組立体である。少なくとも1つの軸受組立体286は不動の内レース288及び回転自在の外レース290を含み、不動の内レース288と回転自在の外レース290との間には少なくとも1つの軸受要素292が配置される。不動の内レース288及び回転自在の外レース290は図7では多レース要素として示されているが、不動の内レース288及び回転自在の外レース290は単一レース要素として形成することができる。
不動の内レース288は不動のシャフト306の外面328に隣接して位置決めされる。内レース288は第1の内レース要素294及び第2の内レース要素296で構成される。これらの2つの内レース要素294,296は、好ましくは、両者の間に軸方向の隙間298が形成されるように互いに接触しない。回転自在の外レース290は軸受組立体ハウジング312の内面330に隣接して配置される。外レース290は第1の外レース要素300及び第2の外レース要素302で構成される。これらの2つの外レース要素300,302は、好ましくは、両者の間に軸方向の隙間304が形成されるように互いに接触しない。第1の少なくとも1つの軸受要素295が第1の内レース要素294と第1の外レース要素300との間に配置される。第2の少なくとも1つの軸受要素297が第2の内レース要素296と第2の外レース要素302との間に配置される。
X線管の動作中、真空容器フレーム256及びシャフト306は不動であり、他方、軸受組立体ハウジング312、端部キャップ262及び陽極ターゲット52は不動のシャフト306の周りを回転する。
陽極ターゲット52は強磁性流体シール130によって真空容器フレーム256の真空室258内に封止される。強磁性流体シール130は真空容器フレーム256と軸受組立体ハウジング312との間で真空室258の外側に位置決めされて、陽極組立体260を真空室258内に封止する。強磁性流体シール130は軸受組立体ハウジング312を取り囲んで、真空室258内を真空に維持するために軸受組立体ハウジング312の周りに気密シールを形成する。強磁性流体シール130は、軸受組立体ハウジング312の第2の端部326で軸受組立体ハウジング312の外面328に沿ったガスの通過に対する障壁として作用し、また同時に軸受組立体ハウジング312の所望通りの回転を可能にする。
不動のシャフト306は、その中を通って延在して中空のシャフトを生成する少なくとも1つの開口308を含む。その上、隙間310が不動のシャフト306と端部キャップ262及び軸受組立体ハウジング312との間に形成されて、少なくとも1つの軸受組立体286の中を通って延在する。少なくとも1つの開口308及び隙間310は、矢印316で示されるように、液体冷却剤及び潤滑剤が流れるための通路314を提供する。液体冷却剤及び潤滑剤は、シャフト306の中を延在する開口308の入口318を通って陽極組立体260に流入し、次いで少なくとも1つの軸受組立体286を通って軸受組立体ハウジング312の内側でシャフト306の外側の周りを流れ、そしてシャフト306と軸受組立体ハウジング312との間の隙間310の出口320を通って流出し、それにより陽極ターゲット52を冷却し且つ少なくとも1つの軸受組立体286を潤滑及び冷却する。模範的な一実施形態では、液体冷却剤及び潤滑剤は、ポンプ(図示せず)によって、少なくとも1つの開口308を通り、且つ少なくとも1つの軸受組立体286を通ってシャフト306と軸受組立体ハウジング312との間の隙間310を通るように循環させることができる。模範的な一実施形態では、入口318及び出口320は液体冷却剤及び潤滑剤の貯蔵槽に結合することができ、また液体冷却剤及び潤滑剤を流路314に循環させるためのポンプに結合することができる。
液体冷却剤及び潤滑剤は、陽極ターゲット52を冷却するための冷却剤として、また少なくとも1つの軸受組立体286を潤滑し且つ冷却するための潤滑剤及び冷却剤として機能する。模範的な一実施形態では、液体冷却剤及び潤滑剤は、絶縁油とすることができる。模範的な一実施形態では、液体冷却剤及び潤滑剤は、鉱物油又は合成潤滑油のような軸受潤滑油とすることができる。
模範的な一実施形態では、図7に矢印316で示されているような液体冷却剤及び潤滑剤の流路314の方向は逆にすることができる。
模範的な一実施形態では、陽極ターゲット52は中空にして、液体冷却剤及び潤滑剤を陽極ターゲット52の中に流れさせるようにすることができる。
このX線管挿着部の設計により、陽極ターゲットは、陽極ターゲット材料の変更を必要とせずに、より一層高い熱及び出力を扱うことが可能になる。従って、この設計は、新しい陽極ターゲット材料を使用せずに、より高い出力の陽極ターゲットを提供する。
以上、図面を参照して幾つかの実施形態を説明した。図面は、本発明による装置、組立体、システム及び方法を具現化する模範的な実施形態の特定の詳細を示している。しかしながら、図面は、図面に示した様々な特徴に関連して何らかの制限を課すものとして解釈すべきではない。
様々な実施形態では、X線管のための陽極組立体を説明した。しかしながら、これらの実施形態は限定されるものではなく、異なる用途に関連して利用することができる。本発明の用途は、工業及び医学における他の領域に拡張することができ、例えば、医用イメージング、診断及び治療用の放射線利用、半導体製造及び組立、材料分析及び試験、工業検査、安全警備用走査、粒子加速器、等々に用いることができる。
本発明を様々な実施形態に関して説明したが、当業者には、本発明の精神から逸脱することなくこれらの実施形態に特定の置換、変更及び省略を行えることが理解されよう。従って、以上の説明は模範的なものに過ぎないことを意味しており、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲を制限するものではない。
10 X線イメージング・システム
14 X線ビーム
40 X線管挿着部
42 真空容器
44 真空容器フレーム
46 真空室
48 陽極組立体
50 陰極組立体
52 陽極ターゲット
54 第1の端部
56 軸受組立体ハウジング
58 端部キャップ
60 閉止端
62 第1の封止要素
64 第2の端部
66 駆動組立体
68 シャフト
70 軸受組立体
72 第2の封止要素
74 第1の軸受組立体
76 内レース
78 外レース
80 軸受要素
82 第1の内レース要素
83 第1の軸受要素
84 第2の内レース要素
85 第2の軸受要素
86 軸方向の隙間
88 第1の外レース要素
90 第2の外レース要素
92 軸方向の隙間
94 第2の軸受組立体
96 内レース
98 外レース
100 軸受要素
102 第1の内レース要素
103 第1の軸受要素
104 第2の内レース要素
105 第2の軸受要素
106 軸方向の隙間
108 第1の外レース要素
110 第2の外レース要素
112 軸方向の隙間
114 外面
116 内面
118 第1の溝
120 第2の溝
122 スペーサ要素
124 締付け具
126 座金
130 強磁性流体シール
132 外面
134 開口
136 隙間
138 通路
142 入口
144 出口
146 X線管挿着部
148 陽極組立体
150 軸受組立体
152 第1の軸受組立体
154 不動の内レース
156 回転自在の外レース
158 軸受要素
162 第2の軸受組立体
164 不動の内レース
166 回転自在の外レース
168 軸受要素
170 X線管挿着部
172 陽極組立体
174 シャフト
176 第1の開口
178 第1の端部
180 第2の端部
182 第2の開口
184 側壁
186 通路
190 封止要素
192 入口
194 出口
196 X線管挿着部
198 陽極組立体
200 シャフト
202 第1の開口
204 第1の端部
206 第2の端部
208 第2の開口
210 側壁
212 第3の開口
214 通路
218 入口
220 出口
222 ノズル
224 X線管挿着部
226 真空容器
228 真空容器フレーム
230 真空室
232 陽極組立体
234 開放端部材
236 シャフト
238 第1の強磁性流体シール
240 第2の強磁性流体シール
242 隙間
244 通路
248 入口
250 出口
252 X線管挿着部
254 真空容器
256 真空容器フレーム
258 真空室
260 陽極組立体
262 端部キャップ
264 片持ち梁式シャフト
268 軸受組立体
270 内レース
272 外レース
274 軸受要素
276 溝
278 外面
280 締付け具
282 座金
286 軸受組立体
288 内レース
290 外レース
292 軸受要素
294 第1の内レース要素
295 第1の軸受要素
296 第2の内レース要素
297 第2の軸受要素
298 軸方向の隙間
300 第1の外レース要素
302 第2の外レース要素
304 軸方向の隙間
306 シャフト
308 開口
310 隙間
312 軸受組立体ハウジング
314 通路
318 入口
320 出口
322 第1の端部
324 閉止端
326 第2の端部
328 外面
330 内面
332 第1の溝
334 第2の溝

Claims (6)

  1. 液体冷却式陽極ターゲット(52)と、
    液体潤滑式軸受組立体(70,150,286)と、
    を有するX線管。
  2. 更に、前記軸受組立体(70,150,286)に結合されたシャフト(68,174,200,306)の中を通って延在する開口(134,176,182,202,208,212,308)を通って循環する液体冷却剤及び潤滑剤と、
    前記シャフト(68,174,200,306)と陽極ターゲット(52)に結合された軸受組立体ハウジング(56,312)との間に形成されて、前記陽極ターゲット(52)を冷却し且つ前記軸受組立体(70,150,286)を潤滑するために前記軸受組立体(70,150,286)を通る隙間(136,242,310)と、
    を有する請求項1記載のX線管。
  3. 前記シャフト(68,174,200,306)は不動であり、また前記軸受組立体ハウジング(56,312)及び陽極ターゲット(52)は前記シャフト(68,174,200,306)の周りを回転自在である、請求項2記載のX線管。
  4. 実質的に排気された真空室(46,230,258)を形成する少なくとも1つの真空容器(42,226,254)と、
    前記真空室(46,230,258)内に少なくとも部分的に配置された陽極組立体(48,148,172,198,232,260)であって、
    イ)回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)に取り付けられている回転自在の陽極ターゲット(52)、
    ロ)前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の第1の端部(54,322)の周りに結合された端部キャップ(58,262)であって、前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の第1の端部(54,322)に閉止端(60,324)を形成する端部キャップ(58,262)、
    ハ)不動のシャフト(68,174,200,306)、及び
    ニ)前記不動のシャフト(68,174,200,306)の外面(114,328)と前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の内面(116,330)との間に結合された少なくとも1つの軸受組立体(70,150,286)
    を含んでいる当該陽極組立体(48,148,172,198,232,260)と、
    前記真空室(46,230,258)内に少なくとも部分的に配置されていて、前記陽極組立体(48,148,172,198,232,260)から隔たっている陰極組立体(50)と、
    前記真空室(46,230,258)内に前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)を封止するために前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の第2の端部(64,326)の外面(132,328)に結合された少なくとも1つの強磁性流体シール(130,238)と、
    前記不動のシャフト(68,174,200,306)の中を通って延在する少なくとも1つの開口(134,176,182,202,208,212,308)と、
    前記不動のシャフト(68,174,200,306)の外面(114,328)と前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の内面(116,330)との間に形成された隙間(136,242,310)と、
    前記少なくとも1つの開口(134,176,182,202,208,212,308)、前記隙間(136,242,310)及び前記少なくとも1つの軸受組立体(70,150,286)に液体冷却剤及び潤滑剤を循環させるための流路(138,186,214,244)と、
    を有するX線管。
  5. 前記液体冷却剤及び潤滑剤は、前記回転自在の陽極ターゲット(52)を冷却し且つ前記少なくとも1つの軸受組立体(70,150,286)を潤滑するために、前記不動のシャフト(68,174,200,306)の中を通って延在する前記少なくとも1つの開口(134,176,182,202,208,212,308)を通って前記陽極組立体(48,148,172,198,232,260)に流入し、次いで前記少なくとも1つの軸受組立体(70,150,286)を通って前記不動のシャフト(68,174,200,306)の外面(114,328)及び前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の前記内面(116,330)の周りを流れ、そして前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の前記第2の端部(64,326)で前記隙間(136,242,310)を通って前記陽極組立体(48,148,172,198,232,260)から流出する、請求項4記載のX線管。
  6. 不動のシャフト(68,174,200,306)と、
    前記不動のシャフト(68,174,200,306)の周りに結合された少なくとも1つの軸受組立体(70,150,286)と、
    前記少なくとも1つの軸受組立体(70,150,286)の周りに結合された回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)と、
    前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)に取り付けられた回転自在の陽極ターゲット(52)と、
    前記軸受組立体ハウジング(56,312)の第1の端部(54,322)の周りに結合されていて、その閉止端(60,324)を形成する端部キャップ(58,262)と、
    前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)及び前記回転自在の陽極ターゲット(52)を回転させるために駆動組立体(66)に結合された前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の第2の端部(64,326)と、
    前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)の第2の端部(64,326)に結合された少なくとも1つの強磁性流体シール(130,238)と、
    前記不動のシャフト(68,174,200,306)の中を通って延在する少なくとも1つの開口(134,176,182,202,208,212,308)と、
    前記不動のシャフト(68,174,200,306)と前記端部キャップ(58,262)及び前記回転自在の軸受組立体ハウジング(56,312)との間に形成された隙間(136,242,310)と、
    前記少なくとも1つの開口(134,176,182,202,208,212,308)、前記隙間(136,242,310)及び前記少なくとも1つの軸受組立体(70,150,286)を通るように液体冷却剤及び潤滑剤を循環させるための流路(138,186,214,244)と、
    を有するX線管陽極組立体。
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