JP5265906B2 - 対流冷却式x線管ターゲット及びその製造方法 - Google Patents

対流冷却式x線管ターゲット及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に云えば、X線管に関するものであり、より具体的には、対流冷却式X線ターゲットに関するものである。
X線システムは、典型的には、X線管と、検出器と、X線管及び検出器を支持する軸受組立体を含む。動作について説明すると、その上に対象物が位置決めされた撮像用テーブルを、X線管と検出器との間に配置する。X線管が、典型的には、対象物へ向けてX線のような放射線を放出する。放射線は、典型的には、撮像用テーブル上の対象物を通過して検出器に入射する。放射線が対象物を通過するとき、対象物の内部構造により、検出器で受けた放射線に空間的変化が生じる。そこで、検出器は受け取ったデータを送出し、システムは放射線の変化を画像に変換する。この画像は対象物の内部構造を評価するために使用することができる。当業者に認められるように、対象物としては、それに限定されないが、医学的撮像手順における患者、及び例えば、コンピュータ断層撮影(CT)荷物スキャナ又は検査用CT装置における荷物内の無生物の物体を挙げることができる。
X線管は、典型的には、集束した電子ビームを供給する陰極を含み、電子ビームは陽極−陰極間の真空ギャップを横切って加速されて、円板形陽極ターゲットとの衝突時にX線を発生する。電子ビームがターゲットに衝突したときに高い温度が生じるので、ターゲットは高い回転速度で回転させることが必要である。ターゲットは、典型的には、ターゲットを支持する片持ち張り式の軸に組み込まれた円筒形回転子に結合された銅製巻線を持つ鉄製固定子構造によって回転させる。
従来では、回転陽極は、回転ターゲットに熱的に結合された蓄熱ユニットを持ち、該蓄熱ユニットは、X線管の動作中に累積された熱エネルギを蓄積し、且つ蓄積された熱エネルギを放射熱伝達により散逸させる。ターゲットが主に放射熱伝達により冷却されるので、冷却過程は遅く、従って、焦点に加えることのできるピーク・パワーが制限される。その上、回転するターゲットの内部温度は加えられた平均パワーの結果であるので、ターゲットに加えられた平均パワーが増大した場合、加えることのできるピーク・パワーが更に制限される。
より新しい世代のX線管の動作条件により、X線管ターゲットについての要求が増大している。例えば、CTシステムの画像品質は、陰極からターゲットに加えることのできるピーク・パワーに由来する。画像品質はまた焦点の寸法に関係しており、近年では、イメージング業界により焦点の寸法を小さくして、焦点負荷及び焦点軌道負荷を増大することが要望されていた。その上、ガントリ回転速度を高くし且つプロトコルをより高機能なものにすることにより、患者スループットを増大させて、これによりX線管ターゲットに加えられる平均パワーが増大し且つ回転陽極についての応力が増大していた。
米国特許出願公開第20040213379号
このことから、ターゲット軌道に加えることのできるピーク・パワー及び平均パワーを増大できるようにターゲット軌道の冷却を効率よくする装置を設けることが望ましい。
本発明は、上述の欠点を克服する装置を提供する。
本発明の一面によれば、陽極組立体を提供し、この陽極組立体は、回転軸を持ち且つ貫通する冷却通路が形成されている回転可能なハブと、該回転可能なハブに取り付けられた磁性流体シールであって、ターゲットを収容する第1の容積(volume)を第2の容積から流体分離する磁性流体シールとを含む。回転可能なハブにターゲットが取り付けられ、ターゲットは回転可能なハブの回転軸と一致した回転軸を持ち、またターゲットの中には、冷却通路に流体結合された室が形成されており、またターゲットは該ターゲットの外面に取り付けられた焦点軌道材料を持つ。
本発明の別の面によれば、X線管を製造する方法を提供し、本方法は、貫通する冷却流路を持つ回転可能なハブを形成する段階と、その中に延在する空洞を持つターゲットであって、当該ターゲットの表面に取り付けられた焦点軌道材料を持つターゲットを組み立てる段階とを含む。本方法は更に、回転可能なハブに磁性流体シールを取り付ける段階と、回転可能なハブにターゲットを取り付ける段階と、空洞に冷却流路を流体結合する段階とを含む。
本発明の更に別の面によれば、CTシステムを提供し、このCTシステムは、回転可能なガントリと、熱交換器と、回転可能なガントリに取り付けられたX線管とを含む。X線管は、貫通する通路が形成されていて、熱交換器と流体接触する円筒形シャフトと、円筒形シャフトに取り付けられていて、その上に真空シールを形成する磁性流体シールと、対流冷却システムが中に形成されたターゲットとを含む。
本発明の様々な他の特徴及び利点は、以下の詳しい説明及び図面から明らかになろう。図面は、本発明を実施するために現在考えられる好ましい一実施形態を示す。
本発明の動作環境をコンピュータ断層撮影(CT)システムに使用されるようなX線管の使用に関して説明する。しかしながら、当業者には、本発明がX線管の使用を必要とする他のシステムにおいて使用するために等しく適用可能であることが理解されよう。このような使用用途としては、限定するものではないが、(医学的及び非医学的な用途の)X線イメージング・システム、マンモグラフィ・イメージング・システム、X線回折システム、及び(X線エネルギが、限定するものではないが、例えば、25KeV〜500KeVである)X線撮影(RAD)システムが挙げられる。
更に、本発明を通常の回転陽極型X線管に使用することに関連して説明する。しかしながら、当業者には、本発明が、加えることのできる全体のピーク又は平均パワーを制限する材料上で高強度焦点の動作を必要とする他のシステムにも等しく適用可能であることが理解されよう。
また本発明を第3世代の医用CTイメージング・スキャナに関連して説明するが、本発明は荷物スキャナ又は他の非破壊式の工業用途に使用するためのスキャナのような他のCTシステムにも等しく適用可能である。更にまた、本発明は、複数のX線管、複数のX線検出器、及びそれらの組合せを使用するシステム及び装置にも等しく適用可能である。
図1及び図2について説明すると、コンピュータ断層撮影(CT)イメージング・システム10を、「第3世代」のCTスキャナを表すガントリ12を含むものとして示している。ガントリ12はX線管14を含み、X線管14はガントリ12の反対側にある検出器アレイ18へ向けてX線ビーム16を投射する。X線管14は、ガントリ12に装着された熱交換器(図示せず)によって冷却される。検出器アレイ18は、複数の検出器20によって形成されており、これらの検出器20は、患者22を通過した投射X線を検知する。各検出器20は、入射する放射線ビームの強度、したがって患者22を通過したときの減弱したビームの強度を表す電気信号を発生する。X線投影データを取得するための走査中、ガントリ12及びそれに装着された部品は回転中心24の周りを回転する。
ガントリ12の回転及びX線源14の動作はCTシステム10の制御機構26によって統制される。制御機構26は、X線源14に電力及びタイミング信号を供給するX線制御装置28と、ガントリ12の回転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御装置30を含んでいる。制御機構26内のデータ取得システム(DAS)32が検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングして、そのデータをその後の処理のためにディジタル信号へ変換する。画像再構成装置34がDAS32からのサンプリングされディジタル化されたX線データを受け取って、高速画像再構成を遂行する。再構成された画像はコンピュータ36に入力として供給され、コンピュータ36は画像を大容量記憶装置38に記憶させる。
コンピュータ36はまた、キーボードを持つコンソール40を介してオペレータから指令及び走査パラメータを受け取る。付設された陰極線管表示装置42により、オペレータはコンピュータ36からの再構成された画像及び他のデータを観察することができる。コンピュータ36はオペレータにより供給された指令及びパラメータを使用して、DAS32、X線制御装置28及びガントリ・モータ制御装置30へ制御信号及び情報を供給する。更に、コンピュータ36はテーブル・モータ制御装置44を作動し、テーブル・モータ制御装置44は患者22及びガントリ12を位置決めするように電動テーブル46を制御する。特に、テーブル46はガントリ開口48の中へ患者22の部分を移動させる。
図3は、本発明の一実施形態による図1のX線管14の断面図を示す。X線管14はフレーム50及び陽極背板52を含む。フレーム50及び陽極背板52は、内部を真空にしたX線管容積56を密閉し、該X線管容積56の中には陽極又はターゲット58及び陰極62が収容されている。陰極62からターゲット58へ両者間の電位差、例えば、CT用途では6万ボルト以上の電位差により差し向けられた高速の電子が急激に減速されたときに、X線が発生される。X線16は放射線放出通路54を通って図2の検出器アレイ18のような検出器アレイへ向けて放出される。電子によるターゲット58の過熱を防止するために、回転子64及び中心シャフト66が、中心線68を中心にして、例えば、90〜250Kzの高速度でターゲット58を回転させる。ターゲット58は中心シャフト66の第1の端部74に取り付けられ、また回転子64は中心シャフト66の第2の端部76に取り付けられる。
軸受組立体60が前部軸受70及び後部軸受72を含み、これらの軸受は一緒に中心シャフト66を支持し、この中心シャフト66にはターゲット58が取り付けられる。好ましい実施形態では、前部及び後部軸受70,72はグリース又はオイルを使用して潤滑される。前部及び後部軸受70,72は中心シャフト66に取り付けられ且つステム78内に装着されており、ステム78は陽極背板52によって支持される。固定子80が、中心シャフト66に取り付けられたターゲット58を回転駆動するために、中心シャフト66に取り付けられた回転子64を回転駆動する。
X線管14は、中心シャフト66の周りに配置された磁性流体シール組立体88を含み、これは、取付け板82、固定子ハウジング84、固定子取付け構造86及びステム78と共に、副室90を画成する。副室90の中には軸受組立体60及び回転子64が配置され、また中心シャフト66の第2の端部76が副室90の中まで延在する。中心シャフト66は、X線管容積56から磁性流体シール組立体88を通って副室90の中まで延在する。一実施形態では、中心シャフト66は取付け板82を通って周囲環境83の中まで延在する。磁性流体シール組立体88は、その中で中心シャフト66を回転可能にしながら、X線管容積56を副室90から気密封止する。従って、磁性流体シール組立体88は、内部を高真空にしたX線管容積56の外で、冷却入口118及び冷却出口132への直接的なアクセスを可能にする。
ステム78に熱的に接続された磁性流体シール組立体88を冷却するために、冷却通路92が陽極背板52を通ってステム78の中に冷却剤93を運ぶ。冷却剤93は冷却通路92を通ってながれて、磁性流体シール組立体88を冷却する。冷却剤93はまた、軸受組立体60と熱的接触して流れることによって軸受組立体60を冷却する。冷却入口118及び出口132は、「Deublin(登録商標)」などのような単一の又は複数の回転液体シール139を介して、熱交換器13に接続される。「Deublin(登録商標)」シールは、米国、イリノイ州、60085−6747、ウォーキガン、ノーマン・ドライブ・ウェスト、2050所在のドュブリン・カンパニイ(Deublin Company) から入手可能である。
図4は、本発明の一実施形態に従ったターゲット58及び中心シャフト66用の対流冷却システム57の断面図を示す。ターゲット58の第1のターゲット・キャップ半部124とターゲット58の第2のターゲット・キャップ半部126とが一緒に結合されたときに、ターゲット58内に室106(これは、空洞又は中空領域とも呼ぶ)が形成される。以下に説明するように、室106はターゲット58についての流体の対流による冷却を可能にする。半部124,126を一緒に接合する前に、ステム111を持ち且つ該ステム111を貫通して形成された供給流路114を持つ分流器110が該半部の間に配置されて、半部124,126を一緒に接合したときに半部124,126と分流器110との間に隙間113が形成されるようにする。冷却システムの部材111及び136の質量を支えるためにスリーブ又は流体軸受(図示せず)を追加することができる。通路108(これは、冷却剤流路又は通路とも呼ばれる)が中心シャフト66を貫通して形成される。中心シャフト66は、分流器110のステム111が通路108を通り抜けるようにターゲット58に接合される。通路108の壁109とステム111との間に隙間すなわち戻り流路112が形成される。従って、隙間113が隙間112と供給流路114とに流体接続される。分流器110はX線管14に関して静止したものとすることができ、或いはステム111又はターゲット室106内の接触点を介してターゲット58に堅固に結合することができる。ターゲット58の外面は、ターゲット58の放射熱伝達及び冷却を向上させるために放射性被膜で被覆することができる。
冷却剤116は、熱交換器13から入口118を介して供給流路114の中へ矢印の方向119に供給され又は圧送される。ターゲット58の隙間113を通過した後、冷却剤116は矢印の方向121に戻り流路112を通って戻る。冷却剤116には、限定するものではないが、誘電体絶縁油、冷却油、水、エチレン・グリコール、プロピレン・グリコール、及びそれらの混合物などの内の1つ又は複数を含むことができる。冷却剤116は供給流路114を通って室106へ流入する。冷却剤116は半径方向外側領域120に流入する。半径方向外側領域120は、一実施形態では、焦点軌道122が半径方向外側領域120とオーバーラップするように、焦点軌道122に隣接している。別の実施形態によれば、半径方向外側領域120は焦点軌道122とオーバーラップしていず、その代わりに、例えば、破線で示す半径方向中間領域に達し、その領域において壁135がターゲット58に形成されており、これにより分流器110と壁135との間に隙間136が形成される。この実施形態では、ターゲットの蓄熱を増大させるために、黒鉛又は炭素−炭素複合材のような炭素を含む蓄熱材料140をターゲットに取り付ることができる。ターゲット58が全て金属で設計されている場合、陽極の回転速度をより高速にすることができる。当業者に認められるように、半径方向外側領域120は半径方向に更に延在、例えば、ターゲット58の中心から半径の3/4まで延在することができる。
冷却剤は更に、戻り流路112及び出口132へ向けて流れてそれらを通り、熱交換器13に戻る。本書で述べるいずれの実施形態でも、室106の壁は、代替案として、過大な瞬時温度から保護するために熱絶縁材料又は高度に一方向性の伝導材料133で被覆又はメッキすることができる。当業者には、上記の流れの方向を逆向きにすることができることが認められよう。すなわち、冷却剤116は132を入口として冷却システム57に入力され、そして118を出口として冷却のために熱交換器13に戻るようにすることができる。
ターゲット58に取り付けられた複数の撹拌素子又はフィン130が、室106内でターゲット58から冷却剤116への対流熱伝達を向上させるために表面積を増大させる。撹拌素子又はフィン130はまた、冷却剤116の流れを崩壊させて、室106内に乱流を生じさせることにより、冷却剤116への対流熱伝達を更に向上させる。撹拌素子又はフィン130はまた、ターゲット58が回転しているとき、ポンプ機構として作用して、冷却システム57全体を通る冷却剤116の圧送を向上させる。
更に図4を参照して、動作について説明すると、陰極62(図3に示す)から放出された電子がターゲット58の焦点軌道122に衝突させられる。冷却剤116が供給流路114に流入させられて、ターゲット58全体を通るように圧送される。前に述べたように、この圧送作用は撹拌素子又はフィン130の動作によって更に高められる。焦点軌道122内で生じた熱はターゲット58内を伝導して、冷却剤116へ対流により伝達され、その結果、冷却剤116の温度を上昇させる。冷却剤116は戻り流路112を通って、液体シール139を介して出口132からターゲット組立体(58,66)を出て、熱交換器13によって冷却される。このように、焦点軌道122で発生された熱は冷却剤116によって直接的に冷却されて、熱交換器13へ効率よく運ばれ、もってターゲット58に加えることのできるピーク・パワー及び平均パワーを増大させることができる。冷却剤116は、焦点軌道122で発生された熱を単一又は多相熱伝達機構を介して伝達することができる。
図5は、本発明の代替実施形態によるターゲット58及び中心シャフト66用の対流冷却システム57の断面図を示す。グリッドコップ(glidcop) のような熱伝導材料107がターゲット58の第1及び第2の半部124,126の間の室106内に配置される。好ましくは、熱伝導材料107は、中心に貫通して形成された中孔125を持つ環状のリングである。分流器110のステム111は、ステム111と第2の半部126との間に隙間129が形成されるように且つステム111と熱伝導材料107との間に隙間131が形成されるように、中孔125の中まで延在する。従って、領域131にある冷却剤116は熱伝導材料107と接触して、その中の熱を吸収する。冷却剤116は熱交換器13から入口118へ流されて、液体シール139を通り、供給流路114に入る。次いで、冷却剤116は隙間129,131を通って流れて、戻り流路112を介して液体シール139へ戻る。冷却剤116は出口132で液体シール139を出て、熱交換器13へ流れる。このように、焦点軌道122で発生された熱は材料107によって伝導により冷却され、材料107は冷却剤116によって直接的に且つ伝導により冷却され、もってターゲット58に加えることのできるピーク・パワー及び平均パワーを増大させることができる。当業者には、領域131を室106の中へ半径方向に延在させることができること、また室107を拡大し及び/又は対応的に分流器110を延在させることによって冷却剤116をそれに差し向けることができることが認められよう。当業者には、焦点軌道122と半径方向にオーバーラップするように図示されているが、熱伝導材料107を半径方向に焦点軌道122の手前で止めて、焦点軌道122付近には半径方向に通常のターゲット・キャップ材料を配置することができることが認められよう。また当業者には、ターゲット58の熱的性能を増強するために、蓄熱材料140を第1の半部124に取り付けることができることが認められよう。
図6は、図3の磁性流体シール組立体88の断面図を示す。磁性流体シールは、典型的には、回転部品と非回転部品との間に一連の環状領域を含む。これらの環状領域は磁性流体によって占められており、磁性流体は、典型的には、炭化水素ベースの油、シリコーン・ベースの油、又は過フッ化炭化水素ベースの油の中に磁性粒子を懸濁させたものである。粒子は、磁場の存在下で粒子の凝集を防止する安定剤又は界面活性剤で被覆されている。磁場の存在下で、磁性流体により環状領域の各々の間にシールを形成するようにする。各環状領域すなわち各段のシールは、別々に、典型的には1〜3psiの圧力に耐えることができ、従って、各段が直列に配置されたとき、組立体全体は一方の側での大気圧から他方の側での高真空まで変化する圧力に耐えることができる。
一対の環状の磁極片96,98がステム78の内面99に突合せ接触し且つ中心シャフト66を取り囲む。環状の永久磁石100が磁極片96と磁極片98との間に配置される。好ましい実施形態では、中心シャフト66はそこから磁極片96,98へ向かって延在する環状のリング94を含む。しかしながら、この代わりに、磁極片96,98が、中心シャフト66の環状のリング94の代わりに又はそれに加えて、中心シャフト66へ向かって延在する環状のリングを含むことができる。磁性流体102は各々の環状のリング94とその対応する磁極片96,98との間に配置されて、空洞104を形成する。永久磁石100からの磁化により、各々の環状のリング94とその対応する磁極片96,98との間に配置された磁性流体102が所定位置に保持される。このようにして、図3の副室90内のガスの圧力を、X線管容積56中に形成された高真空から気密封止する磁性流体102の複数の段が形成される。図示のように、図6は8段の磁性流体102を示す。各段の磁性流体102は1〜3psiのガス圧力を耐える。このことから、当業者には、副室90とX線管容積56との間の圧力の差に依存して、磁性流体102の段数及び間隔を増減できることが認められよう。
図7は、本発明の一実施形態に従って第1の半部124又は第2の半部126(図示せず)に取り付けられた複数の撹拌素子/フィン142を例示する斜視図である。撹拌素子/フィン142は大体矩形の断面を持ち、その矩形の長軸が分流器110の円周方向141に大体沿っている。撹拌素子/フィン142はそれらの間に空隙144を持ち、これにより図4の冷却剤116をそれらの撹拌素子/フィンの周囲に流れさせることができる。
図8は、本発明の一実施形態に従って第1の半部124又は第2の半部126(図示せず)に取り付けられた複数の撹拌素子/フィン146を例示する斜視図である。撹拌素子/フィン146は大体矩形の断面を持ち、その矩形の長軸が分流器110の半径方向147に大体沿っている。撹拌素子/フィン146はそれらの間に空隙148を持ち、これにより図4の冷却剤116をそれらの撹拌素子/フィンの周囲に流れさせることができる。
図9は、本発明の一実施形態に従って第1の半部124又は第2の半部126(図示せず)に取り付けられた複数の撹拌素子/フィン150を例示する斜視図である。撹拌素子/フィン150は大体円形の断面を持つ。撹拌素子/フィン150はそれらの間に空隙152を持ち、これにより図4の冷却剤116をそれらの撹拌素子/フィンの周囲に流れさせることができる。
図10は、本発明の一実施形態に従って第1の半部124又は第2の半部126(図示せず)に取り付けられた複数の撹拌素子/フィン154を例示する斜視図である。撹拌素子/フィン154は大体三角形の輪郭を持ち且つその上に形成された先端部を持つ。撹拌素子/フィン154はそれらの間に空隙156を持ち、これにより図4の冷却剤116をそれらの撹拌素子/フィンの周囲に流れさせることができる。
図11は、非侵襲性荷物検査システムに使用するためのCTシステムの絵画的斜視図である。荷物/手荷物検査システム510は、荷物又は手荷物を通すことのできる開口514を持つ回転可能なガントリ512を含む。回転可能なガントリ512は、本発明の一実施形態に従った高周波電磁エネルギ源516と、複数のシンチレータ素子より成るシンチレータ・アレイを持つ検出器組立体518とを収容している。また、コンベヤー・システム520が設けられ、コンベヤー・システム520は、走査すべき荷物又は手荷物526を開口514に自動的に且つ連続的に通すために構体524によって支持されたコンベヤー・ベルト522を含む。対象物526がコンベヤー・ベルト522によって開口514に通すように供給されて、画像データが取得され、次いでコンベヤー・ベルト522が荷物526を開口514から制御された連続的な態様で取り去る。結果として、郵便検査官、手荷物取扱者、及びその他の警備担当者が、爆発物、ナイフ、銃、禁制品などについて、荷物526の中味を非侵襲式に検査することができる。更に、このようにシステムは、部品や組立体を非破壊式に評価するための工業用途に使用することができる。
従って、本発明の一実施形態に従って、陽極組立体は、回転軸を持ち且つ貫通する冷却通路が形成されている回転可能なハブと、該回転可能なハブに取り付けられた磁性流体シールであって、ターゲットを収容する第1の容積を第2の容積から流体分離する磁性流体シールとを含む。ターゲットが回転可能なハブに取り付けられ、ターゲットは回転可能なハブの回転軸と一致した回転軸を持ち、またターゲットの中には、冷却通路に流体結合された室が形成されており、またターゲットは該ターゲットの外面に取り付けられた焦点軌道材料を持つ。
本発明の別の実施形態に従って、X線管を製造する方法は、貫通する冷却流路を持つ回転可能なハブを形成する段階と、その中に延在する空洞を持つターゲットであって、当該ターゲットの表面に取り付けられた焦点軌道材料を持つターゲットを組み立てる段階とを含む。本方法は更に、回転可能なハブに磁性流体シールを取り付ける段階と、回転可能なハブにターゲットを取り付ける段階と、空洞に冷却流路を流体結合する段階とを含む。
本発明の更に別の実施形態に従って、CTシステムは、回転可能なガントリと、熱交換器と、回転可能なガントリに取り付けられたX線管とを含む。X線管は、貫通する通路が形成されていて、熱交換器と流体接触する円筒形シャフトと、円筒形シャフトに取り付けられていて、その上に真空シールを形成する磁性流体シールと、対流冷却システムが中に形成されたターゲットとを含む。
本発明を好ましい実施形態に関して説明したが、以上に説明したもの以外に、特許請求の範囲内で等価物の利用、代替物の利用、及び修正が可能であることが認められよう。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
本発明の一実施形態を取り入れるCTイメージング・システムの絵画的略図である。 図1に示されたシステムの概略ブロック図である。 本発明の一実施形態を取り入れたX線管の断面図である。 本発明の一実施形態によるX線管ターゲットの断面図である。 本発明の一実施形態によるX線管ターゲットの断面図である。 図3に示された磁性流体シール組立体の断面図である。 本発明の一実施形態による図4のターゲット・キャップを示す概略図である。 本発明の一実施形態による図4のターゲット・キャップを示す概略図である。 本発明の一実施形態による図4のターゲット・キャップを示す概略図である。 本発明の一実施形態による図4のターゲット・キャップを示す概略図である。 本発明の一実施形態を取り入れて非侵襲性荷物検査システムと共に使用するためのCTシステムの絵画的略図である。
符号の説明
10 コンピュータ断層撮影(CT)イメージング・システム
12 ガントリ
13 熱交換器
14 X線源
16 X線ビーム
18 検出器アレイ
20 検出器
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
42 表示装置
48 開口
50 フレーム
52 陽極背板
54 放射線放出通路
56 X線管容積
57 対流冷却システム
58 陽極又はターゲット
60 軸受組立体
62 陰極
64 回転子
66 中心シャフト
68 中心線
70 前部軸受
72 後部軸受
74 中心シャフトの第1の端部
76 中心シャフトの第2の端部
78 ステム
80 固定子
82 取付け板
83 周囲環境
84 固定子ハウジング
86 固定子取付け構造
88 磁性流体シール組立体
90 副室
92 冷却通路
93 冷却剤
94 環状のリング
96 磁極片
98 磁極片
99 内面
100 永久磁石
102 磁性流体
104 空洞
106 室
107 熱伝導材料
108 通路
109 壁
110 分流器
111 ステム
112 戻り流路
113 隙間
114 供給流路
116 冷却剤
118 冷却入口
119 方向
120 半径方向外側領域
121 方向
122 焦点軌道
124 第1のターゲット・キャップ半部
125 中孔
126 第2のターゲット・キャップ半部
129 隙間
130 撹拌素子又はフィン
131 隙間
132 冷却出口
133 熱絶縁材料
135 壁
136 隙間
139 液体シール
140 蓄熱材料
141 円周方向
142 複数の撹拌素子/フィン
144 空隙
146 複数の撹拌素子/フィン
147 半径方向
148 空隙
150 複数の撹拌素子/フィン
152 空隙
154 複数の撹拌素子/フィン
156 空隙
510 荷物/手荷物検査システム
512 回転可能なガントリ
514 開口
516 高周波電磁エネルギ源
518 検出器組立体
520 コンベヤー・システム
522 コンベヤー・ベルト
524 構体
526 荷物又は手荷物

Claims (9)

  1. X線管用の陽極組立体であって、
    中空のステム(78)と、
    前記ステム(78)内に配置され、回転軸(68)を持ち且つ貫通する冷却通路(114)が形成されている、前記ステム(78)に対して回転可能なハブ(66)と、
    前記ステム(78)と前記回転可能なハブ(66)との間に取り付けられた磁性流体シール(88)であって、ターゲット(58)を収容する第1の容積(56)を該第1の容積(56)よりも高い気圧を持つ第2の容積(90)から流体分離する磁性流体シール(88)と、
    第1及び第2の外面を有し、前記回転可能なハブ(66)に取り付けられたターゲット(58)であって、前記回転可能なハブ(66)の回転軸(68)と一致した回転軸(68)を持ち、また内部に形成されていて、前記冷却通路(114)に流体結合された室(106)を持ち、また当該ターゲット(58)の前記第1の外面に取り付けられ、前記室(106)にオーバーラップしていない焦点軌道材料(122)を持つターゲット(58)と、
    前記ターゲット(58)の前記第2の外面に取り付けられ且つ前記焦点軌道材料(122)にオーバーラップして前記焦点軌道材料(122)に熱的に接続された蓄熱材料(140)と、
    を有する陽極組立体。
  2. 更に、入口供給流路(114)を持つ分流器(110)であって、当該分流器(110)と前記室(106)の壁(109)との間に隙間(108)が形成されるように前記室(106)内に配置され、且つ当該分流器(110)と前記冷却通路(114)の壁との間に隙間(113)が形成されるように前記冷却通路(114)の中へ延在している分流器(110)を含んでいる請求項1記載の陽極組立体。
  3. 前記焦点軌道(122)に向けて電子を放出する陰極(62)と、
    前記ターゲット(58)の前記外面に配置された放射性被膜を含んでいる請求項1または2に記載の陽極組立体。
  4. 更に、
    前記回転可能なハブ(66)を回転可能に支持する軸受組立体(60)と、
    前記ステム(78)と前記回転可能なハブ(66)との間に配置された第2の冷却通路(92)とを有し、
    前記磁性流体シール(88)は、前記ターゲット(58)と前記軸受組立体(60)との間に配置され、
    前記第2の冷却通路(92)を流れる冷却剤(93)は前記磁性流体シール(88)と前記軸受組立体(60)を冷却する、請求項1乃至3のいずれかに記載の陽極組立体。
  5. 更に、
    前記第2の容積(90)を形成し、前記回転可能なハブ(66)を回転駆動する固定子(80)及び回転子(64)と、
    前記第1の容積(56)を密閉するフレーム(50)及び陽極背板(52)と、
    を有し、
    前記ステム(78)は前記陽極背板(52)によって支持され、
    前記第2の冷却通路(92)が前記陽極背板(52)を通って前記ステム(78)の中に前記冷却剤(93)を運ぶ、請求項4に記載の陽極組立体。
  6. 前記磁性流体シール(88)は、
    磁性流体(102)と、
    前記ステム(78)の内面99に突合せ接触し且つ前記回転可能なハブ(66)を取り囲
    む一対の環状の磁極片(96,98)と、
    前記一対の環状の磁極片(96,98)の間に配置される環状の永久磁石(100)と、
    を備え、
    前記回転可能なハブ(66)はそこから前記一対の環状の磁極片(96,98)へ向かって延在する複数の環状のリング(94)を含み、
    前記磁性流体(102)は各々の前記複数の環状のリング(94)とその対応する前記一対の環状の磁極片(96,98)との間に配置されて、複数の空洞(104)を形成する、請求項1乃至5のいずれかに記載の陽極組立体。
  7. 前記蓄熱材料は黒鉛及び炭素−炭素複合材の内の一方である、請求項1乃至6のいずれかに記載の陽極組立体。
  8. 更に、前記室(106)内に配置された冷却剤(116)を含んでおり、
    前記冷却剤(116)は、誘電体絶縁油、冷却油、水、エチレン・グリコール及びプロピレン・グリコールの内の少なくとも1つを含んでいる請求項1乃至7のいずれかに記載の陽極組立体。
  9. 更に、前記室(106)内に配置されて前記ターゲット(58)に取り付けられ、且つ前記冷却通路(114)に流体結合されている熱伝導材料(107)を含んでいる請求項1乃至のいずれかに記載の陽極組立体。
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