JP2010122991A - Icタグ - Google Patents

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Shinichi Okada
晋一 岡田
Noboru Araki
荒木  登
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Abstract

【課題】小型化した場合にも十分な接着強度を得られるICタグを提供する。
【解決手段】ICタグ10は、ICチップと多層構造のアンテナとを備える小型のインレットを内包する本体部11と、本体部11の一方の端部の周囲に形成される鍔部12とを備え、本体部11と鍔部12とが形成する同一平面であって、貼付対象物100と接合層200を介して接合する面を接合面13とし、接合面13を含むICタグ10の表面全面を、シボ加工等による粗面Sとした。また、接合面13の略中央には、接合面13側に凹となる凹部14が形成されている形態とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部機器と非接触で通信可能であるICタグに関するものである。
ICタグやICカードは、RFID(Radio Frequency Identification)とも称され、個体の識別が可能な情報を保持するICチップを備え、専用の読み取り機を用いて、無線通信により非接触での情報の読み取りが可能となっている。
ICタグやICカードは、小型であり、単体毎の認識が可能であることから、近年では、製品等の工場での工程管理や、流通情報の管理、電子支払いシステム等、多岐にわたる分野において利用されている。利用分野の広がりに伴い、ICタグやICカードは、様々な環境下で使用されるため、対象物への取付構造や、耐久性等が様々に工夫されている。
例えば、特許文献1には、ICタグを対象物に着脱可能に取り付けるICタグの取付構造が記載されている。
特開2007−241781号公報
利用分野の広がりに伴い、ICタグが取り付けられる対象物は、様々であり、対象物によってはネジ等を用いた取り付けが不可能なものもある。そのような場合には、ICタグは、接着剤等により対象物に接合されて取り付けられる。
近年、ICタグの小型化が進んでおり、対象物に接着剤等を用いてICタグを取り付ける場合には、小型化による対象物との接合面の面積縮小により、接着強度の低下が問題となってきている。特に、コンテナやパレット等の物流資材、建造物等の屋外での使用が想定される対象物にICタグを貼付する場合には、高温や低温、雨天等の過酷な環境下にさらされるため、接着強度に関しては、さらなる向上が要求されている。
本発明の課題は、小型化した場合にも十分な接着強度を得られるICタグを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、外部機器と非接触で通信可能であり、貼付対象物(100)に接着剤(200)を介して接合可能なICタグであって、インレットを内包する本体部(11)と、前記貼付対象物に接合される接合面(13)と、を有し、前記接合面は、少なくとも一部に粗面(S)が形成され、かつ、前記接着剤によって充塞可能な凹部(14,25a)を有すること、を特徴とするICタグ(10,20)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のICタグにおいて、前記凹部の形状は、前記貼付対象物の該ICタグとの接合部分の形状に対応した形状であること、を特徴とするICタグである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、前記凹部は、アンダーカット形状であること、を特徴とするICタグである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記本体部(11)の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部(12)を有し、該ICタグの厚み方向における前記鍔状部の前記接合面側の面は、前記接合面となること、を特徴とするICタグ(10,20)である。
請求項5の発明は、外部機器と非接触で通信可能であり、貼付対象物(100)に接着剤(200)を介して接合可能なICタグであって、インレットを内包する本体部(11)と、前記貼付対象物に接合される接合面(13)と、を有し、前記接合面は、少なくとも一部に粗面(S)が形成され、前記本体部の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部(12)を有し、該ICタグの厚み方向における前記鍔状部の前記接合面側の面は、前記接合面となること、を特徴とするICタグ(10,20)である。
請求項6の発明は、請求項5に記載のICタグにおいて、前記接合面(13)には、前記接着剤によって充塞可能な凹部(14,25a)が形成されていること、を特徴とするICタグ(10,20)である。
請求項7の発明は、請求項6に記載のICタグにおいて、前記凹部は、アンダーカット形状であること、を特徴とするICタグである。
請求項8の発明は、請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記鍔状部(12)は、前記貼付対象物(100)の該ICタグとの接合部分の形状に対応した形状であること、を特徴とするICタグ(10,20)である。
請求項9の発明は、請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記鍔状部(12)の前記接合面(13)側の面は、前記接合面と同一平面を形成すること、を特徴とするICタグ(10,20)である。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、前記接合面の一部に、平滑面を有すること、を特徴とするICタグである。
請求項11の発明は、外部機器と非接触で通信可能であり、貼付対象物(100)に接着剤(200)を介して接合可能なICタグであって、インレットを内包する本体部(11)と、前記貼付対象物に接合される接合面(13)と、前記本体部の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部(12)と、を有し、前記接合面は、少なくとも一部に粗面(S)が形成され、かつ、前記接着剤によって充塞可能な凹部(14,25a)を有し、該ICタグの厚み方向における前記鍔状部の前記接合面側の面は、前記接合面となること、を特徴とするICタグ(10,20)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明によるICタグの接合面は、少なくとも一部に粗面が形成され、かつ、接着剤によって充塞可能な凹部を有するので、ICタグの接合面の表面積が増大し、かつ、凹部により接合面の一部に接着剤の厚みの厚い部分が形成される。従って、ICタグの貼付対象物への接着強度を増大させることができる。また、凹部を設けることにより、円柱表面やパイプ内部等の曲面への形状追従性が得られるので、ICタグの取り付けの容易性や接着性を向上させることができる。さらに、凹部の一部に対応した凸形状を貼付対象物側に設けることにより、ICタグを取り付ける際の位置決めや向き合わせが容易になる。
(2)凹部の形状は、貼付対象物の該ICタグとの接合部分の形状に対応した形状であるので、ICタグの位置決めや向き合わせが容易であり、貼付対象物への取り付けが容易に行える。
(3)凹部は、アンダーカット形状であるので、接着強度向上効果をさらに高めることができる。
(4)本体部の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部を有し、ICタグの厚み方向における鍔状部の接合面側の面は、貼付対象物に対する接合面となるので、接合面の面積を増大させることでき、ICタグの貼付対象物への接着強度をさらに高めることができる。
(5)本発明によるICタグの接合面は、少なくとも一部に粗面が形成され、本体部の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部を有し、ICタグの厚み方向における鍔状部の接合面側の面は、接合面となるので、接合面の表面積を増大させることでき、ICタグの貼付対象物への接着強度をさらに高めることができる。
(6)接合面には、接着剤によって充塞可能な凹部が形成されているので、凹部が形成されている領域は、接着剤の厚みが厚くなる。従って、ICタグの貼付対象物への接着強度を増大させることができる。また、凹部を設けることにより、円柱表面やパイプ内部等の曲面への形状追従性が得られるので、ICタグの取り付けの容易性や接着性を向上させることができる。さらに、凹部の一部に対応した凸形状を貼付対象物側に設けることにより、ICタグを取り付ける際の位置決めや向き合わせが容易になる。
(7)凹部は、アンダーカット形状であるので、接着強度向上効果をさらに高めることができる。
(8)鍔状部は、貼付対象物のICタグとの接合部分の形状に対応した形状であるので、貼付対象物への接着強度を高めることができ、ICタグの貼付作業も容易である。
(9)鍔状部の接合面側の面は、接合面と同一平面を形成するので、接合面の面積を広げることができる。また、鍔状部の接合面側の面は、接合面と同一平面を形成するので、鍔状部の接合面側の面が接合面と同一平面しないもの、すなわち、形成ICタグの本体部の厚み方向における中間部分(すなわち、端部以外の部分)に鍔状部が形成されているものに比べて、形が単純であり、射出成形等によりICタグを成形する場合には、成形を容易に行える。
(10)接合面の一部に、平滑面を有するので、例えば、平滑面となる領域を外周部の一部に形成すれば、その部分は他の外周部に比べて接着強度が小さいので、ICタグの交換時や回収時等に、ICタグを貼付対象物から取り外す際のきっかけとすることもできる。
(11)本発明によるICタグの接合面は、少なくとも一部に粗面が形成され、かつ、接着剤によって充塞可能な凹部を有し、ICタグの厚み方向における鍔状部の接合面側の面は、接合面となるので、ICタグの接合面の表面積が増大し、かつ、凹部により接合面の一部に接着剤の厚みの厚い部分が形成される。従って、ICタグの貼付対象物への接着強度を増大させることができる。また、凹部を設けることにより、曲面への形状追従性が得られるので、ICタグの取り付けの容易性や接着性を向上させることができる。さらに、凹部の一部に対応した凸形状を貼付対象物側に設けることにより、ICタグを取り付ける際の位置決めや向き合わせが容易になる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のICタグ10を説明する図である。
図1(a)は、第1実施形態のICタグ10を、貼付対象物100に接合する接合面13とは反対側(本体部11側)から見た斜視図であり、図1(b)は、ICタグ10を、接合面13側から見た斜視図である。
第1実施形態のICタグ10は、略直方体形状の本体部11と、本体部11よりも厚さが薄く、本体部11の厚み方向の一方の端部側に本体部11の外周に沿って形成された鍔部12とを備えている。
このICタグ10は、不図示の外部機器と非接触で通信可能なRFIDである。
また、ICタグ10は、本体部11に不図示のインレットを内包し、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)等を射出成形する等により、鍔部12と本体部11とが一体成形されている。
本体部11は、ICチップと、絶縁基板に形成されたアンテナを複数積層した多層基板とからなる不図示のインレットを内部に備えている。このインレットは、その平面形状が略矩形であって、その寸法が5mm×5mm〜15mm×15mm程度であり、従来のカードタイプやスティックタイプのインレット等に比べて非常に小型である。また、ICタグ10は、その平面形状が略矩形であって、その寸法が10mm×10mm〜20mm×20mm程度であり、ICタグとしても、従来のものに比べて非常に小型である。
本実施形態のインレットは、その平面形状が略矩形であってその寸法が約5.5mm×5.5mmであり、厚さが0.8mmのものを用いており、ICタグ10は、本体部の平面形状が約7mm×7mm、鍔状部を含めた平面形状が約10mm×10mm、全体の厚みが約3.8mmとなっている。なお、本実施形態のインレットは、平面形状が略矩形のものを用いたが、これに限らず、例えば略円形等の形状のもの等を適宜選択して使用してよい。
鍔部12は、本体部11より厚みが薄く、本体部11の外周にそって形成された鍔状部である。図1(a)に示すように、鍔部12の一方の面と本体部11との一方の端面は、同一平面を形成しており、その面は、後述の貼付対象物100に接合するための接合面13となっている。
また、ICタグ10の接合面13の略中央には、接合面13に対して(貼付対象物100に接着する際に、貼付対象物100に対して)凹となる凹部14が形成されている。
凹部14は、接合面13の法線方向から見た平面形状が、略矩形であり、接合面13の法線方向から見た本体部11の平面形状よりも、その面積が小さくなるように形成されている。
なお、この凹部14の深さ及び接合面13の法線方向から見た平面形状や面積、粗面Sの粗さ等は、貼付対象物の形状や接着剤の特性に合わせて適宜自由に選択してよい。例えば、本実施形態では、接合面13の法線方向から見た凹部14の平面形状は、接合面13の法線方向から見た本体部11の平面形状よりも、その面積が小さくなるように形成されているが、これに限らず、例えば、本体部11の平面形状よりも、その面積が大きくなるように設けてもよい。
接合面13を含むICタグの表面は、その全面がシボ加工により粗面Sとなっている。
一般的なシボ加工による深さは、約0.002〜0.1mmの範囲であり、本実施形態では、粗面Sの微細凹凸は、凹凸の山から谷までの深さを、約0.04mmとしている。
図2は、第1実施形態のICタグ10が、貼付対象物100に接合されている様子を示す断面図である。なお、理解を容易にするため、図2では、ICタグ10内のインレット等は省略して示し、ICタグ10表面の粗面Sとなっている部分には斜線を施して示している。
ICタグ10は、接着剤等からなる接合層200を介して、略平面状である貼付対象物100の所定の領域に接合される。
この接合層200は、接合面13又は貼付対象物100に接着剤等の樹脂を塗布することにより形成される。
ICタグ10は、例えば、接合面13に接着剤等を塗布した後に、貼付対象物100の所定の位置に押し付ける等して接合される。このとき、凹部14を含む接合面13は、粗面Sとなっているので、その微細な凹凸に接着剤等が入り込む。従って、ICタグ10側の接着剤に接する表面積が増大するので、ICタグ10と貼付対象物100との接着強度の向上が期待できる。
また、接合面13の粗面Sの微細凹凸により、接着剤に対するアンカー効果も期待できる。従って、接合面の表面積の増加とアンカー効果とを組み合わせることにより、より接着強度の向上を図ることができる。
さらに、鍔部12を設けることにより、接合面13自体の面積が大きくなるので、接着剤を介して接合される面積がさらに広がり、接着強度を向上させることができる。
その上、接合面13には、凹部14が形成されている。従って、図2に示すように、貼付対象物100に貼付した際に、凹部14に接着剤等が入り込んで充塞される。そのため、凹部14が形成されている部分は、他の部分よりも、接合層200の厚みが厚くなる。これにより、接着強度をより高めることができる。
よって、本実施形態によれば、ICタグ10の貼付対象物100への接着強度を向上させることができ、ICタグの小型化と、貼付対象物への接着強度の向上とを両立することができる。
また、粗面Sは、シボ加工等で付与することができ、放電加工等の他の加工方向に比べて形成が容易である。
さらに、ICタグ10の表面は、その全面にシボ加工による微細凹凸が形成されており、接合面13以外の露出している部分にも粗面Sが形成されているので、本体部11等の露出部分の傷つき防止、外観の意匠性の向上を図ることができる。また、ICタグ10の表面は、その全面にシボ加工による微細凹凸が形成されているので、表面が滑りにくく、小型のICタグ10であっても、扱いが容易である。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態のICタグ20を説明する図である。図3(a)は、ICタグ20を接合面13側から見た斜視図であり、図3(b)は、ICタグ20が、貼付対象物に接合されている様子を示す断面図である。理解を容易にするために、図3(b)では、図2と同様に、ICタグ20内部のインレット等は省略して示し、ICタグ20の粗面Sとなっている部分には斜線を施して示している。
第2実施形態のICタグ20は、接合面13の略中央に凸部25が形成されている点が、第1実施形態に示したICタグ10とは異なる。従って、前述した第1実施形態のICタグ10と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ICタグ20は、本体部11、鍔部12を有し、貼付対象物100に接合する接合面13の略中央に、凸部25が形成されている。従って、この凸部25に対して、接合面13の他の部分は凹み25aとなっている。
凸部25は、接合面13の法線方向から見た平面形状が略矩形であって、接合面13の法線方向から見た本体部11の平面形状よりも、その面積は小さくなるように形成されている。
ICタグ20の表面は、その全面が粗面Sとなっている。
このICタグ20は、第1実施形態のICタグ10と同様に、貼付対象物100の平面状の部分に貼付することも可能であるが、図3(b)に示すように、貼付対象物100の凹面100aに接合する場合に、より効果的である。
まず、図3(b)に示すように、貼付対象物100の凹面100aと、ICタグ20の凸部25及び鍔部12とで形成される空間(凹み25a)に接着剤等が入り込んで充塞されるので、凹み25aに対応する部分の接合層200の厚さは、他の部分のよりも厚くなる。従って、凹み25aに対応する領域の一部は、他の部分に比べて接合層200の厚さが厚くなり、接着強度の向上を図ることができる。
また、凸部25が形成されていない形態のICタグ(例えば、第1実施形態のICタグ10)に比べて、凸部25が存在するために凹面100aの形状に沿いやすく、また、必要以上に接合層を厚くする必要もなく、接合作業が容易に行うことができる。
以上のことから、このICタグ20は、貼付対象物100の凹面100aに接合する場合に、接着強度や作業の容易性等の観点から効果的であるといえる。
よって、本実施形態によれば、接合面に凸部を備えない平面状のICタグでは接合作業が容易ではない、貼付対象物100の凹面100aへの接合も、容易に行える。
なお、ICタグ20の凸部25の高さや接合面13の法線方向から見た平面形状等は、凹面100aの湾曲等に合わせて適宜設計して設けることができる。例えば、本実施形態では、接合面13の法線方向から見た凸部の平面形状は、接合面13の法線方向から見た本体部11の平面形状よりも、その面積が小さくなるように形成されている例を示したが、これに限らず、その面積が大きくなるように設けてもよい。また、凸部25の大きさも同様に適宜設計することができ、本体部11の大きさよりも大きく形成してもよい。
(変形形態)
以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。なお、各実施形態及び以下に示す変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
(1)各実施形態において、粗面Sは、ICタグ10,20の表面全面に形成されている例を示したが、これに限らず、少なくとも接合面13に形成されていればよい。
また、各実施形態において、粗面Sは、接合面13の全面に形成されている例を示したが、これに限らず、例えば、粗面Sは、接合面13の外周部や四隅等、接合面13の一部に設けて他は平滑面としてもよいし、接合面13の略全面に粗面を形成し、一部に平滑面を形成してもよい。
図4,図5,図6は、ICタグの変形形態を示す図である。図4(a)には、接合面13の外周部の一部に平滑面Hが形成され、平滑面H以外の領域は粗面SとなっているICタグ30が示されている。
平滑面Hが形成されている部分は、粗面Sが形成されている部分に比べて、接着強度が若干小さい。従って、このような形態とすれば、ICタグの回収時や交換時等に、貼付対象物からICタグ30を取り外す際のきっかけとして、平滑面Hを利用できる。
(2)各実施形態において、接合面には、1つの凹部又は凸部が形成される例を示したが、これに限らず、凹部、凸部は、複数形成してもよいし、凹部と凸部とを組み合わせて形成してもよい。凹部、凸部を複数形成する場合には、一次元方向に凹部、凸部を複数配列してもよいし、二次元方向に複数配列してもよいし、放射状に形成してもよい。
また、各実施形態において、凹部及び凸部は、その断面形状が略矩形形状である例を示したが、これに限らず、例えば、半円形状や三角形状の断面形状を有していてもよい。
図4(b),(c)には、一例として、接合面13に凹部44,54を一次元方向に複数形成した変形形態のICタグ40,50の断面を示し、図4(d)には、複数の凹部94を放射状にした変形形態のICタグ90を接合面13側から見た図を示している。なお、図4(b),(c)では、粗面Sを示す斜線は省略して示している。
図4(b)に示すICタグ40は、接合面13に、断面形状が略矩形形状である溝状の凹部44が一次元方向に複数配列されて形成されている。
図4(c)に示すICタグ50は、接合面13に、断面形状が略半円形状である溝状の凹部54が一次元方向に複数配列されて形成されている。
図4(d)に示すICタグ90は、接合面13に、複数の溝状の凹部94が、放射状に形成されている。
このように、接合面13に複数の凹部44,54,94を形成することにより、接合面13の表面積を増加させ、接着強度を向上させることができる。また、図4(b)〜(d)に示すように、凹部44,54,94が接合面13の外周部付近にも形成されるので、接着剤を用いて貼付対象物に接合した際に、接合層の厚い部分が接合面13の外周部付近にも形成されることとなり、より接着強度を高めることができる。
加えて、図4(d)に示すように、複数の凹部94を放射状に形成した場合には、接合面上の液状の接着剤の濡れ広がりを均一とすることができる。
従って、ICタグ90の接合面13と貼付対象物の表面との間の接着剤の充填不足や、残存気泡による接着力の低下を抑制することができ、かつ、接着剤がはみだす等によって美観を損ねることもなく、ICタグの取り付け作業を容易に行える。
(3)第1実施形態において、ICタグ10が接着される貼付対象物100の表面は、略平面状である例を示したが、これに限らず、例えば、貼付対象物の表面に、凹部14の形状の一部に対応した凸形状を設けてもよい。
このような凸形状を設けることにより、ICタグを貼付対象物に取り付ける際の位置決めや向き合わせを容易に行うことができる。
(4)第1実施形態において、ICタグ10は、本体部11が貼付対象物100の表面に対して、外側へ凸となるように貼付される例(図2参照)を示したが、これに限らず、貼付対象物100に形成された凹状の埋め込み部100bに、本体部11側が埋め込まれる形態で接合されてもよい。
図5(a)には、貼付対象物100に形成された凹状の埋め込み部100bに、本体部11側が埋め込まれる形態のICタグ60の断面を示す。なお、図5(a)では、ICタグ60内のインレット等は省略し、ICタグ60の表面が粗面Sとなっている部分には斜線を施して示している。
ICタグ60は、埋め込み部100bに、本体部11側が埋め込まれる形態となっており、貼付対象物100に対する接合面63となる本体部11の側面及び頂面と、鍔部12の本体部11側の面には、粗面Sが形成されている。また、本体部11の凸形状の頂面となる面(埋め込み部100bの底面に対向する面)の略中央には、凹部64が形成されている。
このような形態とすることにより、ICタグ60の貼付対象物100への接合面63の面積を増大させ、また、粗面Sにより、接合面63の表面積も増大するので、さらに接着強度を向上させることができる。
また、貼付対象物100の表面からは、本体部11より厚みの薄い鍔部12のみが突出しており、より厚みのある本体部11は突出していないので、外部からの衝撃によりICタグ60が破損、損傷したり、貼付対象物100から外れたりすることを防止できる。
なお、第1実施形態に示したICタグ10を、ICタグ60のように、その本体部11側を貼付対象物100の埋め込み部100bに埋め込んで使用することも可能である。
(5)各実施形態において、本体部11は、略直方体形状である例を示したが、これに限らず、例えば、略立方体形状としてもよいし、四角形以外の多角柱形状でもよいし、円柱形状や円盤形状(ボタン型)としてよく、インレットの形状や貼付対象物の形状、使用目的、意匠性等の観点等から自由にその形状を選択してよい。例えば、本体部の形状を略円柱形状や略円盤形状とする場合には、ICタグを貼付対象物に貼付する際に、本体部の貼付対象物に対する方向を特に限定することなく貼付できるので、貼付作業が容易になり、作業時間を短縮することができる。
(6)各実施形態において、鍔部12は、本体部11の外周に沿って周回するように設けられる例を示したが、これに限らず、例えば、対向する2方向のみ等に形成してもよいし、貼付対象物の貼付領域の形状に合わせた鍔部12を形成してもよいし、鍔部12を備えない形態としてもよく、貼付対象物の形状や使用環境等に合わせてその形状を適宜選択してよい。
図5(b),(c)には、鍔部の形状の変形形態を示している。
図5(b)に示すICタグ70は、その鍔部72が、対向する2方向にのみ形成されている。このような形態とすれば、貼付対象物の貼付領域が狭い場合にも対応でき、また、生産コストの低減も可能である。
図5(c)に示すICタグ80は、その鍔部82(82a,82b,82c)が、互いに直交する3方向に形成されている。このような形態とすれば、箱型の貼付対象物300の内側の角部の隅等にICタグ80を容易に配置することができる。しかも、鍔部により接合面の面積をより大きくできるので、接着強度を増大させることができる。
(7)各実施形態において、粗面Sは、シボ加工により付与される例を示したが、これに限らず、例えば、ブラスト加工、放電加工、化学処理等を用いて粗面を形成してもよいし、サンドペーパー等で研磨することにより粗面を形成してもよい。
(8)各実施形態において、凹部14及び凸部25は、ICタグの成形品を金型から取出すとき、一方向の移動では離型できない凸形状や凹形状、いわゆる、アンダーカット形状であってもよい。
図6には、凹部、凸部がアンダーカット形状であるICタグの変形形態を示す。
図6(a)のICタグ110は、接合面13の略中央に形成された凹部114をアンダーカット形状としている。凹部114は、接合面13の法線方向から見た凹部114の本体部11側(凹部114の底面)114aの平面形状が、貼付対象物側となる部分(凹部114の開口面)114bの平面形状よりも大きい。
図6(b)のICタグ120は、接合面13の略中央に形成された凸部125をアンダーカット形状としている。凸部125は、接合面13の法線方向から見た貼付対象物側となる面125bの平面形状が、凸部125の本体部11側の部分125aの平面形状よりも大きい。
また、図6(c)のICタグ130は、断面形状が略円形状である溝状の凹部134が一次元方向に複数配列されて形成されている。凹部134は、断面形状の円の中心134aが、貼付対象物側の開口面となる部分134bよりも本体部11側に位置するように形成されている。
さらに、図6(d)のICタグ140は、接合面13の略中央に形成された凹部144が、その側面にネジ山形状のような微細な凹凸形状144cを有している。
このようなアンダーカット形状の凹部、凸部を形成することにより、接合面の表面形状の増大に加えて、凹部に入り込んだ接着剤により形成される接合層が、ICタグから剥離しにくくなるので、接着強度の更なる向上を図ることができる。
なお、アンダーカット形状は、上記の例に限らず、適宜選択して用いることができる。また、アンダーカット形状を有する凹部、凸部は、複数設けてもよいし、その配列方法等も、適宜選択して用いることができる。
第1実施形態のICタグ10を説明する図である。 第1実施形態のICタグ10が、貼付対象物100に接合されている様子を示す断面図である。 第2実施形態のICタグ20を説明する図である。 ICタグの変形形態を示す図である。 ICタグの変形形態を示す図である。 ICタグの変形形態を示す図である。
符号の説明
10,20 ICタグ
11 本体部
12 鍔部
13 接合面
14 凹部
S 粗面
100 貼付対象物
100a 凹面
200 接合層

Claims (11)

  1. 外部機器と非接触で通信可能であり、貼付対象物に接着剤を介して接合可能なICタグであって、
    インレットを内包する本体部と、
    前記貼付対象物に接合される接合面と、
    を有し、
    前記接合面は、少なくとも一部に粗面が形成され、かつ、前記接着剤によって充塞可能な凹部を有すること、
    を特徴とするICタグ。
  2. 請求項1に記載のICタグにおいて、
    前記凹部の形状は、前記貼付対象物の該ICタグとの接合部分の形状に対応した形状であること、
    を特徴とするICタグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、
    前記凹部は、アンダーカット形状であること、
    を特徴とするICタグ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記本体部の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部を有し、
    該ICタグの厚み方向における前記鍔状部の前記接合面側の面は、前記接合面となること、
    を特徴とするICタグ。
  5. 外部機器と非接触で通信可能であり、貼付対象物に接着剤を介して接合可能なICタグであって、
    インレットを内包する本体部と、
    前記貼付対象物に接合される接合面と、
    前記本体部の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部と、
    を有し、
    前記接合面は、少なくとも一部に粗面が形成され、
    該ICタグの厚み方向における前記鍔状部の前記接合面側の面は、前記接合面となること、
    を特徴とするICタグ。
  6. 請求項5に記載のICタグにおいて、
    前記接合面には、前記接着剤によって充塞可能な凹部が形成されていること、
    を特徴とするICタグ。
  7. 請求項6に記載のICタグにおいて、
    前記凹部は、アンダーカット形状であること、
    を特徴とするICタグ。
  8. 請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記鍔状部は、前記貼付対象物の該ICタグとの接合部分の形状に対応した形状であること、
    を特徴とするICタグ。
  9. 請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記鍔状部の前記接合面側の面は、前記接合面と同一平面を形成すること、
    を特徴とするICタグ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    前記接合面の一部に、平滑面を有すること、
    を特徴とするICタグ。
  11. 外部機器と非接触で通信可能であり、貼付対象物に接着剤を介して接合可能なICタグであって、
    インレットを内包する本体部と、
    前記貼付対象物に接合される接合面と、
    前記本体部の外周の少なくとも一部に形成された鍔状部と、
    を有し、
    前記接合面は、少なくとも一部に粗面が形成され、かつ、前記接着剤によって充塞可能な凹部を有し、
    該ICタグの厚み方向における前記鍔状部の前記接合面側の面は、前記接合面となること、
    を特徴とするICタグ。
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