JP2010122799A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子辞書などで行う文字列選択と機能選択の操作を容易にし、利用者にわかりやすい操作で所望の機能が実行できるようにすることを課題とする。
【解決手段】表示部と、実行可能な機能と、その機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた文字種機能対応情報を記憶した記憶部と、表示部に表示されたコンテンツ情報のうち、所望の文字列を選択させる文字選択部と、選択文字列の先頭の文字の文字種を取得する文字種取得部と、文字列を選択させた後、取得された文字種と対応付けられた実行可能な機能を、文字種機能対応情報から取得する機能取得部と、取得された実行可能な機能ごとに、前記選択文字列の中から、その機能を実行する有効文字列を決定する有効文字列決定部と、取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択させる機能選択部とを備えた情報処理装置。
【選択図】図3

Description

この発明は、情報処理装置に関し、特に、画面に表示された文字列を選択した後に、複数の機能のうち選択文字列に対して適用可能な機能のみを選択することが可能な文字列選択機能を有する情報処理装置に関する。
従来から電子辞書やPDAなどの情報検索機能を備えた電子機器では、入力装置として、キーボードの他、タッチパネルや、マウス,ペンなどのポインティングデバイスが用いられている。
また、情報検索などのために画面表示された文字列に対して実行することができる多数の機能が予め実装されている。たとえば、画面表示された文章の中で特定の文字列の意味を調べたい場合、電子辞書に搭載されている辞書データの中から、その特定文字列に対応する意味内容を検索して表示させるような「ジャンプ」機能を備えたものがある。
従来、この「ジャンプ」機能を実行させるためには、まず、「ジャンプ」機能を実行させるための特定キーを押下げることにより実行する機能を確定した後、利用者が所望の文字列の先頭および終了位置を、ペン等で指定する操作をし、最後に機能の実行を意味する決定(実行)キーを押下げる操作をしていた。
また、特許文献1では、利用者が編集操作をしたい所望の文字列を指定する操作をした後、その文字列を反転表示して、固定された編集機能メニューとは別に、反転表示された文字列の近傍にポップアップメニューを表示させ、このポップアップメニューに表示された多数の機能の中から、所望の機能を選択する操作を、利用者に意図的にしてもらうことにより、その機能を実行させる情報処理装置が提案されていた。
ところで、電子辞書などでは、上記した「ジャンプ」機能の他に、音声再生機能や、特定文字列を着色表示するマーカー機能など、利用者が利用できる多数の機能が予め用意されている。
ただし、一般的には、その機能ごとに、実行可能な文字列の種類が予め決められており、利用者によって指定された文字列に対して実行可能な機能が制限されている。たとえば、「ジャンプ」機能を実行することのできる文字列は、アルファベットなどの英文字か、ひらがなやカタカナなどの日本語文字に限定され、句読点などの記号を指定した場合には、ジャンプ機能は実行されない。
また、英単語に対する音声再生機能では、実行可能な文字列は、アルファベットからなる1つの英単語に限定され、それ以外の文字列(たとえば、ひらがなを含む文字列)が指定された場合は、音声再生機能は実行されなかった。
特開平5−189149号公報
しかし、上記したように、先に機能を選択し、その後にその機能を実行させる文字列を指定する場合は、文字列の先頭位置の指定,文字列の範囲選択,および機能実行キーの押下などの多数の操作を指定された順序で行う必要があり、操作が複雑となる場合があった。利用者の操作性向上の観点からは、機能選択の前に、文字列の指定を行う方が望ましいと考えられる。
しかし、特許文献1に記載のものでは、文字列の指定を機能選択の前に行うが、ポップアップメニューに表示された機能は予め設定されたすべての機能を表示しているので、指定された文字列に対して実行可能な機能が選択されるとは限らない。
すなわち、ポップアップメニューには、指定された文字列に対して実行することができない機能も表示されており、利用者がそのような実行不可能な機能を誤って選択してしまう場合もあり、利用者にとって操作性が悪い場合もある。
また、利用者が、アルファベット,ひらがなあるいは記号などの多数の文字種を含む文字列を指定した状態で、その後に所望の機能を選択する操作をしても、対象外の文字種を含むためにその機能を実行できない場合があり、不慣れな利用者にとってはなぜ実行できないのかわからず、また文字列の選択をやり直す必要があった。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、所望の文字列を先に選択した後に、その選択文字列に対して実行可能な機能を自動的に選択するようにして、利用者の望む機能を実行させるときの操作性を向上させることのできる文字列選択機能を有する情報処理装置を提供することを課題とする。
この発明は、文字列を含むコンテンツ情報を表示する文字列表示部と、実行可能な機能と、その機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた文字種機能対応情報を記憶した記憶部と、前記文字列表示部に表示されたコンテンツ情報の中で、所望の文字列を選択させる文字選択部と、前記選択された文字列の先頭の文字の文字種を取得する文字種取得部と、前記文字選択部によって文字列を選択させた後、前記取得された文字種と対応付けられた実行可能な機能を、前記文字種機能対応情報から取得する機能取得部と、前記取得された実行可能な機能ごとに、前記文字選択部によって選択された選択文字列の中から、その機能を実行する有効文字列を決定する有効文字列決定部と、前記取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択させる機能選択部とを備えた情報処理装置を提供するものである。
これによれば、選択文字列を選択した後に、実行可能な機能を取得し、さらに、その機能を実行する有効文字列を決定しているので、利用者の操作が容易かつわかりやすく、誤操作を少なくでき、利用者の操作性を向上させることができる。
また、前記機能取得部によって取得された実行可能な機能の項目を表示した機能選択画面表示部をさらに備え、前記文字列表示部と前記機能選択画面表示部とを、1つの表示装置内の異なる画面、または異なる表示装置のそれぞれの画面に表示するようにしてもよい。これによれば、利用者は、実行可能な機能を容易に確認できる。
ここで、前記機能選択部は、前記機能選択画面表示部に表示された項目の中から、所望の実行すべき機能を選択させるようにする。
さらに、前記文字選択部によって選択された文字列は、選択されなかった文字列とは異なる表示形態で、前記文字列表示部に表示されるようにしてもよい。
また、前記文字種取得部は、取得された文字種が空白であった場合、前記文字選択部によって選択された文字列の中で、最初に出現する空白でない文字の文字種を取得するようにしてもよい。これにより、誤操作により、先頭に空白文字を含む文字列を選択してしまった場合でも、利用者の意図した機能が実行できる。
さらに、前記機能選択部によって選択された実行すべき機能を、前記有効文字列決定部によって決定されたその実行すべき機能の有効文字列に対して実行させる機能実行部をさらに備えたことを特徴とする。
また、前記記憶部に記憶される実行可能な機能には、たとえば、音声再生機能,Sジャンプ機能,読み上げ機能,およびマーカー機能が含まれる。
ここで、前記記憶部に記憶される文字種には、アルファベット,日本語文字が含まれ、前記実行可能な機能ごとに、1または複数個の実行対象となる文字の文字種が予め設定されている。
また、前記有効文字列決定部が決定する有効文字列は、前記選択文字列の中に含まれる1つまたは複数個の文字列である。
ここで、前記決定された有効文字列が1つの場合、その有効文字列は先頭文字を含む文字列としてもよい。
さらに、前記決定された有効文字列が複数個である場合、その複数個の有効文字列の項目を選択可能に表示させた有効文字列選択画面表示部をさらに備え、1つの表示装置内の他の表示画面とは異なる画面に有効文字列選択画面表示部を表示するようにしてもよい。
また、この発明は、文字列を含むコンテンツ情報を表示する文字列表示手段と、実行可能な機能と、その機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた文字種機能対応情報を記憶した記憶手段と、前記文字列表示手段に表示されたコンテンツ情報の中で、所望の文字列を選択させる文字選択手段と、前記選択された文字列の先頭の文字の文字種を取得する文字種取得手段と、前記文字選択手段によって文字列を選択させた後、前記取得された文字種と対応付けられた実行可能な機能を、前記文字種機能対応情報から取得する機能取得手段と、前記取得された実行可能な機能ごとに、前記文字選択手段によって選択された選択文字列の中から、その機能を実行する有効文字列を決定する有効文字列決定手段と、前記取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択させる機能選択手段として、コンピュータを機能させるための情報処理装置のプログラムを提供するものである。
この発明は、文字列を含むコンテンツ情報を表示する文字列表示部と、機能およびその機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた文字種機能対応情報を記憶した記憶部と、文字選択部と、文字取得部と、機能取得部と、有効文字列決定部と、機能実行部とを備えた情報処理装置の文字列および機能の選択方法であって、前記文字選択部が、前記文字列表示部に表示されたコンテンツ情報の中で、所望の文字列を選択し、前記文字種取得部が、前記選択された文字列の先頭の文字の文字種を取得し、前記文字選択部が文字列を選択した後、前記取得された文字種と対応付けられた実行可能な機能を、前記機能取得部が、前記文字種機能対応情報から取得し、前記有効文字列決定部が、前記取得された実行可能な機能ごとに、前記選択された選択文字列の中から、その機能を実行する有効文字列を決定し、前記機能選択部が、前記取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択することを特徴とする情報処理装置の文字列および機能の選択方法を提供するものである。
この発明によれば、所望の文字列を選択した後に、その選択文字列に対して実行可能な機能を選択するようにしているので、利用者にとって操作が容易かつわかりやすく、誤操作を少なくすることができ、利用者の操作性を向上させることができる。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<この発明の情報処理装置の構成>
図1に、この発明の情報処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
図1において、この発明の情報処理装置は、主として、入力部10,表示部20,記憶部30,文字種取得部40,有効文字列決定部50,機能取得部60,機能実行部70とから構成される。
ここで、情報処理装置は、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ,タイマーなどからなるマイクロコンピュータによって実現され、各機能ブロックの機能は、CPUが、ROM等に記憶された制御プログラムに基づいて、種々のハードウェアを動作させることにより実行される。CPUは、図1の各機能ブロックを動作させる制御部に相当し、図4などに示したフローチャートの処理を実行させる。
また、この情報処理装置は、たとえば、電子辞書,PDA,携帯電話,ノート型パソコンなどの電子機器に組込まれて用いられる。
入力部10は、文字,図形,記号などの入力や、機能選択などを行う部分であり、キーボード,もしくは、マウス,ペンなどのポインティングデバイスが用いられる。
また、入力機能的な観点から見ると、この発明の入力部10は、表示されたコンテンツ情報の中から、所望の文字列を選択させる文字選択部11と、機能取得部60によって取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択させる機能選択部12とを備える。
文字選択部11と機能選択部12のどちらの機能も、キーボードやペン等を用いて実行される。たとえば、文字選択部11は、図3(a)の表示画面101に表示された文字列のうち、ペンを用いて、「abc」の部分を選択する機能ブロックである。選択された文字列「abc」は、選択文字列33として、記憶部30に記憶される。
また、機能選択部12は、図3(b)に示した「機能選択画面102」に表示された機能項目の中から、たとえばペンを用いて、所望の実行すべき機能の項目(Sジャンプ機能など)を選択させる部分である。
表示部20は、文字列,図形,記号などを表示する部分であり、1つの表示画面あるいは複数の表示画面を備えてもよい。
また、表示部20は、表示画面に重ねてタッチパネルを配置し、ペン等で表示画面上の接触した位置に表示された情報が入力されるようにする。
また、表示機能の観点から見ると、この発明の表示部20は、文字列を含むコンテンツ情報を表示する文字列表示部21と、実行可能な機能の項目を表示する機能選択画面表示部22とを備える。
たとえば、図3(a)の符号101が文字列表示部21であり、図3(b)の符号102が機能選択画面表示部22に相当する。機能選択画面102は、常に画面上に表示されるのではなく、ユーザの操作性向上の観点からは、文字列表示部に表示されたコンテンツ情報の中で、所望の文字列を選択した後に、自動的に表示するようにすることが好ましい。
また、機能選択画面102に表示される機能の項目は、常に多数の項目を表示するのではなく、選択された文字列の種類(文字種)に対応させて、実行可能な機能項目が選択可能なように表示することが好ましい。
また、機能選択画面表示部22に表示される項目は、機能取得部60によって取得された「実行可能な機能」の項目であり、表示される内容は、予め定められたその機能の名称を用いればよい。
文字列表示部21に表示されるコンテンツ情報には、文字列の他に、記号,図形,写真など種々の情報が含まれるが、この発明では、主として文字列からなる情報が表示されるものとする。
また、2つの表示部(21,22)は、LCDやCRTなどの1つの表示装置内の同じ画面内に表示してもよいが、2つの表示部を明確に区別して利用者にわかりやすくするために、その表示装置内の異なる画面(ウィンドウ)に表示してもよい。あるいは、この発明の情報処理装置に、2つの異なる表示装置を備えている場合は、文字列表示部21と機能選択画面表示部22とを、その表示装置のそれぞれの画面に別々に表示してもよい。
さらに、文字選択部によって選択された選択文字列は、利用者が視覚的に見やすくするために、選択されなかった文字列とは異なる表示形態で、表示させることが好ましい。たとえば、反転表示させればよい。
また、後述するように、有効文字列決定部によって決定された有効文字列が複数個の場合、その複数個の有効文字列の項目を選択可能に表示させた有効文字列選択画面表示部を設ける。
この表示部は、たとえば図12(d)に示す符号103の画面であり、1つの表示装置内の他の表示画面(101,102)とは異なる画面(ウィンドウ)に表示する。
文字種取得部40は、文字選択部12によって選択された文字列の文字の種類(文字種)を取得する部分である。ここで、文字種とは、文字の種類であり、たとえば、アルファベット(英字),日本語文字(漢字,ひらがな,カタカナ),記号,他言語文字などを意味する。
たとえば、図3(a)の表示画面状態で、「abc」が選択されたとすると、その文字の文字コードの値を識別することにより、選択された文字列の文字種は、アルファベットであると判断される。取得された文字種の情報は、実行可能な機能を取得するときに用いられる。
また、選択された文字列の中に、複数の文字種が含まれる場合があるが、この発明では、原則として、その選択された文字列の先頭の文字の文字種を取得するようにする。
たとえば、図3(a)において「def あいうえお」が選択されたとすると、先頭の文字「d」の文字種である「アルファベット」が、先頭文字種35として取得される。
また、「あいうえお gh」が選択されたとすると、先頭の文字「あ」の文字種である「ひらがな」が取得される。
有効文字列決定部50は、文字選択部11によって選択された選択文字列を解析する部分であり、機能取得部によって選択候補として取得される実行可能な機能を実行させる対象の有効文字列を決定する部分である。ここで、取得された実行可能な機能ごとに、その機能を実行する有効文字列が決定される。
たとえば、選択された文字列が「abc」であった場合は、その文字種はアルファベットのみであると特定され、ある特定の機能を実行させる有効文字列は「abc」と決定される。
また、選択された文字列が、「def あいう」の場合は、この選択文字列には、アルファベットとひらがなの2つの文字種が含まれるので、有効な文字列としてどちらを取得すべきかを決定する必要がある。この場合、「def」のみを有効文字列とするか、「あいう」のみを有効文字列とするか、「def」と「あいう」の2つを有効文字列とするか、あるいは「def あいう」全体を有効文字列とすべきかを決定する必要がある。決定された有効文字列によって、実行可能な機能が異なってくるからである。
有効文字列決定部によって決定される有効文字列は、選択文字列の中に含まれる1つまたは複数個の文字列である。
また、決定された有効文字列が1つの場合は、先頭文字を含む文字列を有効文字列としてもよい。
たとえば、選択された文字列がアルファベットから始まる文字列「def あいうえお」の場合は、音声再生機能,Sジャンプ機能,読み上げ機能,マーカー機能の4つの機能が実行可能である。ここで、「音声再生機能」がアルファベットのみについて実行される機能であるとすれば、実行可能な有効文字列としては、「def」であると決定される。この場合、選択文字列の中の「あいうえお」は有効文字列からは除外される。
また、「マーカー機能」が実行可能な有効文字列としては、「def あいうえお」全体であると決定される。
電子辞書などにおいて実行可能な機能は、上記4つの機能に限られるものではなく、多数の機能がある。ただし、この発明の以下の実施例では、説明のために、上記4つの機能に注目するものとする。
機能取得部60は、文字種取得部40によって取得された文字種に基づいて、その文字種と対応づけられた実行可能な機能を取得する部分である。
たとえば、文字種として「アルファベット」が取得されたとすると、「音声再生」,「Sジャンプ」,「読み上げ」,「マーカー」の4つの機能が実行可能な機能として取得される。
また、「ひらがな」が文字種として取得された場合は、「Sジャンプ」と「マーカー」の2つの機能が実行可能な機能として取得され、「音声再生」と「読み上げ」の機能は取得されず、実行されない機能となる。
この機能の取得は、たとえば、図2に示すような文字種機能対応情報32を参照することにより行われる。また、機能の取得処理は、文字選択部によって文字列を選択させた後に行う。
図2は、4つの機能について有効な文字種を示した文字種機能対応情報32の一実施例の説明図である。文字種機能対応情報とは、実行可能な機能と、その機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた情報である。
図2において、たとえば、有効な文字列として選択された部分の文字種が「英字(アルファベット)」である場合、取得可能な機能としては、音声再生機能,Sジャンプ機能,読み上げ機能,およびマーカー機能であることがわかる。
また、有効文字列の文字種が「カタカナ」である場合、取得可能な機能としては、Sジャンプ機能とマーカー機能の2つの機能である。
この発明において、「音声再生機能」とは、選択されたアルファベット(英字)のみからなる文字列であって1つの英単語の読みを音声で出力する機能である。
「Sジャンプ機能」とは、選択された英字のみからなる1つの単語、あるいは選択された日本語文字列(たとえば、漢字,ひらがな,カタカナを含む文字列)を見出し語として、搭載された国語辞典などからその見出し語に対応する情報を検索する機能である。
なお、選択される文字列は日本語の文字に限らず、表示している文字列であれば他の言語でも選択可能であり、その場合は、その言語に応じたコンテンツの情報を検索可能である。
「読み上げ機能」とは、選択された複数の英単語からなる文章を、合成音声で出力する機能である。
「マーカー機能」とは、選択されたすべての文字や記号の部分の背景を、その文字表示色とは異なる色で着色表示する機能である。
なお、電子辞書などで英語以外の言語(中国語など)の辞書を搭載している場合は、英単語や英文のみならず、他言語の単語や文章についても、実行可能な機能が予め決定されており、選択された文字列に対応して特定の機能を実行するものとする。
以下の実施例では、英字と日本語文字に注目して説明する。
機能選択部60で取得される機能は、1つの場合もあれば、複数の場合もある。たとえば、1つの機能の場合は、選択された文字列に対して実行可能な機能がその1つに決定されるので、その後に決定キーなどが押された場合は、すぐにその機能を実行してもよい。
一方、複数の機能が実行可能な場合は、利用者によって文字列が選択された直後に、自動的に、この複数の機能の項目名を含む機能選択画面102を表示部20に表示させる(図3(b)参照)。
この機能選択画面102を見た利用者は、自ら選択した文字列に対して、実行可能な機能がどれであるかがわかる。
その後、利用者が、表示された複数の機能のうち実行させたい機能の表示部分をペン等でタッチ入力すれば、そのタッチした機能を実行するようにする。
選択文字列に対して、実行できない機能がある場合は、その機能の項目を機能表示画面102に表示させないか、あるいは、図3(c)に示すように、選択できないことがわかるような表示(ぬりつぶし、あるいは薄字表示など)をすればよい。
機能実行部70は、利用者によって選択された機能を実行する部分である。
具体的には、機能選択部によって選択された実行すべき機能を、有効文字列決定部によって決定されたその実行すべき機能の有効文字列に対して実行させる部分である。
たとえば、図3(b)に示された選択画面102の中で、「Sジャンプ」が利用者によって選択入力されたとすると、選択文字列のうち、Sジャンプ機能を実行できる有効文字列に対して、Sジャンプ機能を実行する。有効文字列が「abc」であったとすると、「abc」を見出し語として辞書検索が行われ、「abc」に対応して記憶されていた情報が表示される。
記憶部30は、各種情報を記憶する部分であり、RAM,ROM,フラッシュメモリなどの半導体メモリ,ハードディスクなどの記憶装置,CD−Rなどの記憶媒体を用いることができる。
記憶部30には、たとえば、文字種機能対応情報32,選択文字列33,有効文字列34,先頭文字種35,機能選択解析情報36,およびコンテンツ情報37などが記憶される。
ここで、機能選択解析情報36とは、たとえば、図10に示したような情報であり、選択された文字列に対して実行可能な機能を取得し、有効文字列を決定するときに利用される情報である。コンテンツ情報37とは、国語辞典や英和辞書などに含まれている情報である。
また、記憶部30には、この情報処理装置の各機能ブロックを実現するように、コンピュータを機能させる制御プログラムが記憶される。この制御プログラムは、各種記憶装置や記憶媒体に記憶されて提供されるか、あるいはネットワークを介してダウンロードすることにより提供される。
<文字列および機能選択処理の概略説明>
図3に、この発明の文字列選択と機能選択の一実施例の概略説明図を示す。
図3(a)は、表示部20の表示画面101に、あるコンテンツ情報37の文字列「abc def あいうえお gh」が表示されている状態を示している。
この状態で利用者は、ペン等を用いて表示画面101上をなぞる操作(文字列選択操作)をすることにより、文字を選択する。選択された文字は、たとえば反転表示をすることにより、他の選択されなかった文字と区別して表示される。
図3(b),図3(c)は、このような文字列選択操作をすることにより、選択文字列を区別表示した例を示している。
図3(b)は、「abc def あいうえお」が選択された場合を示しており、図3(c)は、「あいうえお gh」が選択された場合を示している。
図3(b)において、たとえば利用者が、表示画面をなぞって、「a」から「お」までの文字列を選択した後、ペンを画面上から離すと、文字列解析処理が行われる。このとき、選択された文字列の先頭の文字の文字種を識別して、有効文字列が決定され、実行可能な機能が取得され、機能選択画面102が表示される。
図3(b)の場合、選択文字列の先頭文字「a」がアルファベット(英字)であるので、図2に示した文字種機能対応情報32から実行可能な機能が4つあると判断され、この4つの機能の項目名(機能項目)を、機能選択画面102に表示させる。機能選択画面102は、たとえば表示画面101の中の選択文字列がかくれてしまわないように、別のウインドウとして他の表示領域に表示すればよい。
利用者が、この機能選択画面102を見て、4つの機能項目のうち実行したい機能の表示部分をペン等でタッチすると、そのタッチした機能が、有効文字列に対して実行される。
図3(b)の場合において、実行可能な機能が取得されたときに、その各機能についての有効文字列も決定されている。たとえば、「音声再生機能」が実行可能な機能として取得されたとき、この機能を実行する対象の有効文字列としては、選択文字列「abc def あいうえお」のうち、「abc」のみが有効であると決定されている。「Sジャンプ機能」も同様に、「abc」のみが有効文字列となる。
また、「読み上げ機能」が取得されたとき、この機能を実行する対象として、「abc def」が有効文字列となる。さらに、「マーカー機能」の場合は、選択された文字列全体「abc def あいうえお」が有効文字列となる。すなわち、実行可能な機能によって、実行対象となる決定有効文字列は異なる。
その後、ユーザによって実行すべき機能がタッチ入力で指示されたとき、その指示された機能に対応づけられた決定有効文字列に対して、その機能が実行される。
図3(c)の場合は、選択文字列「あいうえお gh」に対して、先頭文字「あ」の文字種が「ひらがな」なので、文字種機能対応情報32を参照することにより、「Sジャンプ機能」と「マーカー機能」の2つの機能のみが実行可能な機能として取得される。
その後、機能選択画面102には、「Sジャンプ」と「マーカー」の2つの機能のみが選択できるように表示される。
また、実行可能な機能として取得された「Sジャンプ機能」では、実行対象となる有効文字列としては、選択文字列「あいうえお gh」のうち、「あいうえお」の部分が、有効文字列と決定される。
また、「マーカー機能」の場合は、選択文字列の全体「あいうえお gh」が、有効文字列と決定される。この場合、先頭位置にない「gh」のみが有効文字列として選択されることはなく、音声再生機能と読み上げ機能は選択できないようにされる。
このように、この発明では、利用者が自らの意思で文字列を選択した後、その選択文字列に対して実行可能な機能が取得され、取得された機能項目が自動的に表示されるので、利用者の機能選択の操作が容易でわかりやすく、誤操作も低減できる。
また、選択した文字列の先頭文字の文字種により、実行可能な機能を取得し、その機能を実行すべき有効文字列を決定しているので、意図しない文字が含まれてしまった場合など利用者の文字列選択操作が不適切な場合でも、先頭文字が意図した文字種である限り、利用者の意図した適切な機能を選択することが可能となり、利用者の操作性を向上できる。
<文字列選択および機能選択の実施例1>
図4に、この発明の情報処理装置の一実施例の全体フローチャートを示す。
図4において、利用者がすでに、利用したいコンテンツ情報37を選択し、そのコンテンツ情報37の所望の情報(たとえば文字列)が、表示画面101に表示されているものとする。
ステップS1において、文字列選択処理を実行する。
ここでは、たとえば図3(a)のような表示状態で、利用者がペン等の文字選択部11を用いて、表示された文字列のうち所望の文字列を選択すると、その文字列33が記憶部30に記憶され、文字列表示部21に区別表示(たとえば反転表示)される。
文字列選択後、利用者がペンを画面上から離したことが検出されると、ステップS2において、文字列解析処理を実行する。ここで、選択した文字列に対して文字種取得部40によって文字種が取得された後、その文字種に対応した機能が機能取得部60によって取得され、有効文字列決定部50によって有効文字列が決定される。
次に、ステップS3において、機能選択画面表示処理を実行する。
ここでは、取得された機能の項目名(機能項目)をリスト化した機能選択画面102を表示させる。
この後、利用者が、機能選択画面に表示された機能項目の中から、実行させたい機能の表示領域の部分をペンでタッチ入力すると、ステップS4において、機能選択および実行処理を実行する。ここでは、タッチした部分の機能が選択され、機能実行部70により、選択文字列の中の有効文字列に対して、選択された機能が実行される。
以上が、この発明に関する処理の全体概略フローである。
図5に、ステップS1の文字列選択処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS10において、表示画面101上で、利用者が選択したい文字の上にペンを置いたとする。このとき、入力部10の文字選択部11は、そのペンの入力座標を検出し、その入力座標を選択文字列の開始位置として、記憶部30に記憶する。
ステップS20において、利用者が、選択したい最後の文字までペンをなぞったとする。このとき、開始位置から最後の文字の終了位置の座標までの位置情報が記憶部30に記憶される。
ステップS30において、記憶された位置情報から、その位置に表示されている文字を判断し、選択された文字列33を取得し、記憶部30に記憶する。
ステップS40において、利用者によって入力されたペンの開始位置,終了位置の文字に関する情報を、マーカー機能の情報として記憶する。この情報は、マーカー機能を実行するときに利用される。
その後、ペンが画面上から離されると、ステップS2の文字列解析処理へ進む。
図6に、図5のステップS10のペンで指示された文字の開始位置の取得処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS11において、ペンの置かれた座標を検出する。この検出はたとえば、抵抗膜による座標検出や、タッチしている画面上の位置の絶対座標を算出する方法により行うことができる。
ステップS12において、検出された座標が、表示画面上に表示された文字の上か否か、チェックする。ここで、ペンの置かれた位置が文字の上でなければ、処理を終了する。
一方、文字の上にペンが置かれていた場合は、ステップS13へ進み、この位置に表示されている文字を、選択文字列33の先頭文字と決定し、記憶する。このとき、文字種取得部40によってその先頭文字の文字種(先頭文字種35)を、記憶してもよい。
また、文字が選択されたということを利用者に知らせるために、その文字を他の文字と区別する表示(たとえば、反転表示)をしてもよい。
この後、ステップS20へ進む。
図7に、図5のステップS20の文字をなぞった場合の処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS21において、ペンが表示画面上から離れていないか否かチェックする。離れていた場合は、選択入力が終了したと判断し、ステップS26へ進む。
一方、まだ離れていない場合は、ステップS22へ進む。
ステップS22において、ペンの位置が移動したか否か、チェックする。移動していない場合は、ステップS21へ戻る。移動している場合は、ステップS23へ進み、その移動後のペンの位置座標を検出する。
ステップS24において、検出されたペンの位置座標が、表示された文字の表示位置の上か否か、チェックする。文字の上でなければ、ステップS21へ戻る。文字の上であれば、ステップS25へ進み、先頭位置座標から、現在のペンの位置座標までに存在する文字の領域を、反転表示させ、ステップS21へ戻る。
一方、ペンが画面から離れた場合、ステップS26において、選択文字列33があるか否か、すなわち反転表示された文字列があるか否か、チェックする。
文字列がなければ処理を終了する。選択文字列33がある場合は、ステップS30の文字列取得および記憶処理へ進む。
ステップS1が終了し、ステップS26において、選択文字列33がある場合は、その文字列が記憶部30に記憶され、さらに、先頭文字の文字種35も記憶部30に記憶される。
図8と図9に、この発明のステップS2に示した文字列解析処理の一実施例のフローチャートを示す。
この文字列解析処理では、主として、機能取得部60による実行可能な機能の取得と、有効文字列決定部50による取得された機能についての有効文字列の決定処理が行われる。この処理において、各機能ごとに設定された「有効フラグ」と「コピーフラグ」とが利用される。
ここで、有効フラグとは、その対応する機能が実行可能か否かを示すフラグであり、「オン(ON)」のときその機能が実行可能であるとし、「オフ(OFF)」のとき実行できないものとする。
コピーフラグとは、その対応する機能が実行されるときに、実行する対象である有効文字列を記憶することが可能かどうかを示すフラグである。「オン(ON)」のときは、有効文字列を記憶することが可能な状態であることを意味し、「オフ(OFF)」のときは、有効文字列を記憶することができない状態であることを意味する。
図10に、これらのフラグを含む機能選択解析情報36の一実施例を示す。
ここでは、4つの機能に対して記憶される情報を示しており、1つの機能ごとに、有効フラグ,コピーフラグ,および有効文字列を記憶するデータ記憶領域とが含まれる。ここでは、有効文字列として、1つ記憶できるものとしている。ただし、有効文字列の個数は1つに限られるものではない。
また、図10において、すべての有効フラグの初期値を「ON」とし、すべてのコピーフラグの初期値は「ON」としている。
また、マーカー機能については、選択された文字列全体がその機能を実行する対象となるので、コピーフラグは設定されないが、選択文字列の先頭位置と終了位置の情報(たとえば、ある行の先頭位置からの文字の順序番号)が記憶される。
図8において、文字列解析処理が開始されると、まず、ステップS51において、各機能の有効フラグを、すべてオン(ON)に初期設定する。
ステップS52において、現在利用しているコンテンツについて予め設定されている無効な機能の有効フラグを、オフ(OFF)にする。
たとえば、マーカー機能を無効にしているようなコンテンツの場合、マーカー機能は実行できないので、その機能の有効フラグを、オフ(OFF)に設定する。
ステップS53において、各機能のコピーフラグを、すべて「ON」に初期設定する。
ステップS54において、選択文字列33の中から、先頭文字を読み出す。このとき文字種取得部40により、先頭文字の文字種を取得する。
ただし、先頭に空白文字がある場合は、取得される文字種は空白であるので、その空白文字をスキップする。そして、その後方に最初に出現する空白文字以外の文字を読み出し、その空白でない文字の文字種を取得するようにする。これは、先頭に空白文字がある場合は、機能を実行する上で、その空白は有効な文字とはならず、利用者が選択ミスをした可能性があるからである。
ステップS55において、取得された先頭文字が、音声再生機能が実行可能な有効文字であるか否かを、チェックする。有効文字であるか否かは、図2に示した文字種機能対応情報32を用い、先頭文字の文字種が音声再生機能に対応する有効な文字種であるか否かをチェックする。
音声再生機能が実行できる有効文字でない場合は、ステップS56へ進み、音声再生機能の有効フラグをオフ(OFF)とし、そのコピーフラグをオフ(OFF)にする。
ステップS56の後、あるいは音声再生機能が実行できる有効文字である場合は、ステップS57へ進む。
ステップS57において、先頭文字が、Sジャンプ機能が実行できる有効文字であるか否かチェックする。ここでも、ステップS55と同様にして、文字種機能対応情報32を用いて、チェックする。有効な文字でない場合は、ステップS58へ進み、Sジャンプ機能の有効フラグとコピーフラグを、どちらもオフ(OFF)にする。
次に、ステップS59において、先頭文字が読み上げ機能が実行できる有効文字か否かチェックする。有効な文字でない場合は、ステップS60へ進み、読み上げ機能の有効フラグとコピーフラグを、どちらもオフ(OFF)にする。
図3(a)において、たとえば選択文字列が「abc def あいうえ」であった場合、先頭文字「a」がアルファベットであるので、以上の処理が終了した時点では、機能選択解析情報36は、図10(a)に示すような状態となる。
また、選択文字列が「あいうえお gh」であった場合、先頭文字「あ」が「ひらがな」なので、機能選択解析情報36は、図10(b)に示すような状態となる。
図10(a)の場合は、すべての有効フラグがオン(ON)であり、4つの機能すべてが実行可能な機能として取得される。しかし図10(b)の場合は、有効フラグがオン(ON)となっている「Sジャンプ」と「マーカー」の2つの機能のみが実行可能な機能として取得される。
図8のステップS59またはS60の後、図9のステップS61へ進む。
ステップS61において、音声再生機能のコピーフラグが「オン」か否か、チェックする。ここで、コピーフラグがオンの場合、ステップS62へ進み、現在読み出されている文字が、音声再生機能が有効な文字か否かチェックする。
音声再生機能が有効な文字でない場合は、ステップS64へ進み、音声再生機能に対応するコピーフラグをオフにする。
音声再生機能が有効な文字の場合は、ステップS63へ進み、現在読み出されている文字を、機能選択解析情報36の中の音声再生機能のデータ領域に記憶させる。たとえば、読み出された文字が「a」の場合、アルファベットであり音声再生機能が実行可能な文字であるので、「a」を音声再生機能のデータ記憶領域の中に記憶する。
次に、ステップS61,S63およびS64のいずれの処理をした場合も、ステップS65へ進む。
ステップS65において、Sジャンプ機能のコピーフラグが「オン」か否か、チェックする。コピーフラグがオンのときは、ステップS66へ進み、オンでないときはステップS69へ進む。
ステップS66において、現在読み出した文字が、Sジャンプ機能が有効な文字か否かチェックする。有効な文字の場合は、ステップS67へ進み、その文字をSジャンプ機能のデータ記憶領域に記憶させる。
一方、有効な文字でない場合は、Sジャンプ機能のコピーフラグをオフにする。
その後、ステップS69において、読み上げ機能のコピーフラグがオンか否か、チェックする。コピーフラグがオンの場合はステップS70へ進み、オンでない場合はステップS73へ進む。
ステップS70において、現在の読み出された文字が、読み上げ機能が実行できる文字である場合は、ステップS71へ進み、実行できない文字の場合は、ステップS72へ進む。
ステップS71においては、現在読み出された文字を読み上げ機能のデータ記憶領域に記憶させる。ステップS72においては、読み上げ機能のコピーフラグをオフに設定する。
ステップS69,S71,あるいはS72を実行した後、ステップS73において、読み出された文字が、選択文字列の中の最後の文字か否か、チェックする。
最後の文字であった場合は、処理を終了する。最後の文字でない場合は、ステップS74へ進み、選択文字列の中の次の文字を読み出し、ステップS61へ戻る。
このようにして、選択文字列の中のすべての文字について文字解析が行われると、実行可能な機能に対して実行対象となる有効文字列が、それぞれのデータ記憶領域に記憶される。たとえば、選択文字列が「abc def あいうえ」の場合は、図10(c)のように、情報36が決定される。
ここで、Sジャンプ機能に注目すると、その機能の実行対象となる有効文字列として、「abc」が記憶される。音声再生機能に注目すると、「abc」が有効文字列とされる。
また、読み上げ機能の場合は、「abc def」という文字列が有効文字列として記憶される。
また、選択文字列が「あいうえお gh」の場合は、図10(d)に示すように、情報36が設定される。
また、図10(e)に示したマーカデータは、ステップS4を実行するときに設定される。図10(e)は、選択文字列が「abc def あいうえ」の場合を示している。
ここで、「WordNo」の「10」は、見出し語ごとに1対1に割り当てられた番号を意味し、この選択文字列の先頭文字の位置が「1」番目の文字であり、末尾文字の位置が「12」番目の文字であり、マーカーとして着色される背景色が「赤色」に設定されていることを示している。
以上のような文字列解析処理(ステップS2)の後、ステップS3およびS4の処理が実行され、利用者が文字選択後に指示した機能が実行される。
図11に、機能選択画面表示処理(ステップS3)の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS81において、音声再生機能が有効か否か、チェックする。ここで、情報36の音声再生機能の有効フラグがオン(ON)となっているか否か、チェックする。オンであれば、ステップS83へ進み、機能選択画面102の中の音声再生の機能項目を濃く表示させる。
一方、オンでない場合は、ステップS82へ進み、音声再生の機能項目を薄く表示させる。薄く表示させることにより、この機能は選択できないことを、利用者に知らせる。あるいは音声再生の機能項目そのものを表示しないようにしてもよく、あるいは選択できないことを示す他の区別表示をしてもよい。
次に、ステップS84において、Sジャンプ機能が有効か否か、チェックする。有効であれば、ステップS86へ進み、Sジャンプの機能項目を濃く表示させる。有効でなければ、ステップS85へ進み、Sジャンプの機能項目を薄く表示させる。
同様に、ステップS87およびS90において、それぞれ読み上げ機能およびマーカー機能が有効か否か、チェックする。そして、有効な場合は、それぞれステップS89およびステップS92へ進み、読み上げまたはマーカーの機能項目を濃く表示させる。
また、有効でない場合は、それぞれステップS88およびステップS91へ進み、それぞれの機能項目を薄く表示させる。これにより、図3(b)や(c)に示したような機能選択画面が表示される。その後、ステップS4へ進む。
この発明では、利用者は文字列選択操作と、その後の機能選択操作が必要であるが、文字列選択操作をした後、図3(b)や図3(c)に示したように、自動的に機能選択画面102が表示され、かつその画面には、選択文字列の先頭文字の文字種に対応して実行可能な機能のみが、選択可能なように表示される。したがって所望の機能を実行させるまでの利用者の操作は容易であり、機能を先に選択する場合よりもわかりやすい。また、選択文字列について実行できない機能は選択できなくなるので、意図しない機能が実行されるのを防止し、利用者の誤操作を低減させることができる。
<文字列選択と機能選択の実施例2>
図12と図13に、この発明の実施例2の概略説明図を示す。
ここでは、文字列選択処理は実施例1と同じであるが、選択文字列に対する文字列解析処理が異なる。具体的には、実施例1では、実行可能な機能に対して実行対象となる有効文字列は1つに限定していたが、実施例2では選択文字列の中に、空白文字で区切られた文字列が複数個ある場合は、先頭文字列だけでなく、その複数個の文字列も、有効文字列の対象とする。
図12(a)のように、表示画面101に表示された文字列(abc def あいうえお gh)に対して、図12(b)のように、「abc def あいうえ」が選択されたとする。
このとき、先頭文字「a」はアルファベットであるので、実行可能な機能として4つの機能すべてが取得され、機能選択画面102に4つの機能項目が表示される。
また、選択文字列の中において、「abc」と、「def」と、「あいうえ」とは、空白文字で区切られた独立した文字列と考えられるので、これらの文字列それぞれを、有効文字列の候補とすることもできる。
そこで、実施例2では、図12(c)に示したように、機能ごとに、複数個の有効文字列をデータ記憶領域に記憶できるようにする。
たとえば、図12(c)の音声再生機能については、アルファベットで始まる文字列「abc」と「def」を、有効文字列に設定する。
また、Sジャンプ機能については、ひらがなで始まる文字列「あいうえ」も含めた3つの文字列を、有効文字列に設定する。読み上げ機能については、1つの文字列「abc def」を、有効文字列とする。
さらに、マーカー機能は、1つの文字列「abc def あいうえ」を、有効文字列とする。
図12(b)の状態で、利用者が、「音声再生機能」をペンで選択入力したとする。
この場合、図12(c)に示すように、「音声再生機能」を実行する対象である有効文字列としては、「abc」と「def」の2つの文字列が存在する。そこで、図12(d)に示すように、どちらの有効文字列に対して、「音声再生機能」を実行すべきかを利用者に選択してもらうために、音声再生機能の有効文字列選択画面103を、さらに表示させる。
この有効文字列選択画面103を表示した後、利用者が、「abc」と「def」の表示領域のどちらかを、ペンで選択すると、音声再生機能を実行させる有効文字列が決定される。そして、決定された有効文字列について、音声再生機能を実行する。
これによれば、選択画面103を表示して利用者に選択してもらう操作が増えるが、すでに選択された文字列の中から有効文字列を選ぶので、再度選択文字列を選択し直すよりも、一連の操作は利用者にとってわかりやすく容易であると考えられる。
図13は、選択文字列として、「あいうえお gh」を選択した場合を示している。この場合、図13(b)に示すように、図3(c)と同様に、機能選択画面102に、4つの機能が選択できるように表示される。
しかし、この実施例2では、図13(c)に示すように、各機能ごとに、有効文字列が決定される。たとえば、Sジャンプ機能については、「あいうえお」と「gh」の2つの文字列が、有効文字列となる。
したがって、表示画面102で、Sジャンプ機能が選択されると、さらに「あいうえお」と「gh」のどちらかの有効文字列を選択するための画面が表示される。
図14と図15に、この発明の実施例2の文字列解析処理(S2)のフローチャートを示す。
ステップS101とS102は、それぞれ図8のステップS51とS52と同じ処理である。
ステップS103において、各機能のコピーフラグを、「1」に初期設定する。この実施例2では、コピーフラグを単にオンとオフに設定するのではなく、有効文字列をコピー可能なデータ記憶領域の位置を示すフラグとして利用する。
図16に、この発明の実施例2の機能選択解析情報36の一実施例を示す。
図16(a)は、ステップS103の後の状態を示している。
ここで、有効文字列を記憶するデータ記憶領域数を5とし、機能ごとに有効文字列を5つまで記憶できるものとする。ただし、データ記憶領域数は5つに限るものではなく、2つでもよく、あるいは6つ以上でもよく、記憶容量によって変更してもよい。
したがって、たとえば、コピーフラグが「1」の場合、次に記憶すべき有効文字列は1番目のデータ記憶領域に記憶されることを意味する。
ステップS104は、ステップS54と同様に、先頭文字を読み出し、その文字種を取得する。
また、先頭が空白文字の場合は読み飛ばし、その後選択文字列の中で、最初に出現する空白でない文字を読み出し、その文字種を取得する。
ステップS105において、音声再生機能のコピーフラグがオフか否かチェックする。コピーフラグがオフでなければ、ステップS106へ進み、オフの場合は、ステップS111へ進む。
ステップS106において、現在読み出された文字が、音声再生機能が有効な文字か否か、チェックする。ここでも、文字種機能対応情報32を用いて、読み出された文字の文字種をチェックする。
有効な文字の場合、ステップS107へ進み、現在読み出されている文字を、有効文字として、情報36の中の音声再生機能のデータ記憶領域に記憶する。ここで、記憶するデータ領域の位置は、コピーフラグに設定されている数値の位置である。
有効でない文字の場合、ステップS108へ進み、現在の音声再生機能のコピーフラグの値がデータ記憶領域数以下かどうか、チェックする。
以下の場合は、ステップS109へ進み、コピーフラグに、1を加算する。以下でない場合は、ステップS110へ進み、音声再生機能のコピーフラグをオフとし、音声再生機能については、データ記憶領域へのコピーを行わないようにする。
ステップS107,S109およびS110のいずれかを実行した後、あるいはステップS105で、コピーフラグがオフであった場合、ステップS111へ進む。
ステップS111において、Sジャンプ機能のコピーフラグがオフでないか、チェックする。このコピーフラグがオフでない場合、ステップS112へ進み、オフの場合、ステップS117へ進む。
ステップS112からS116までの処理は、音声再生機能におけるステップS106からS110までの処理と同様であり、音声再生機能を、Sジャンプ機能に読みかえればよい。
ここで、読み出された文字が有効文字であれば、その文字は、Sジャンプ機能のデータ記憶領域に記憶される。
ステップS113,S115およびS116のいずれかを実行した後、ステップS117へ進む。
ステップS117において、読み上げ機能のコピーフラグがオフでないかチェックする。
このコピーフラグがオフでない場合、ステップS118へ進み、そうでない場合ステップS123へ進む。
ステップS118からS122までの処理は、上記したステップS106からS110までの処理と同様であり、音声再生機能を読み上げ機能に読みかえればよい。
ここで、読み出された文字が有効文字であれば、その文字は、読み上げ機能のデータ記憶領域に記憶される。
ステップS119,S121,およびS122のいずれかを実行した後、ステップS123へ進む。
ステップS123において、現在読み出された文字が最後の文字か否か、チェックする。最後の文字でない場合は、ステップS130へ進み、選択文字列の中の次の文字を読み出し、ステップS105へ戻る。最後の文字であった場合は、図15のステップS124へ進む。
ステップS107,S113,S119において、有効文字を記憶するとき、すでに文字が記憶されているときは、上書きしてしまうのではなく、すでに記憶されている文字に連続して追加するように記憶する。
選択文字列の最後の文字まで、ステップS105からS123までの処理を行ったとき、有効文字列があれば、対応する機能ごとのデータ記憶領域に、その有効文字列が記憶されている。
ステップS124において、情報36の中に、音声再生機能の有効文字列が記憶されていないかどうか、チェックする。音声再生機能のデータ記憶領域に有効文字列が記憶されていない場合は、ステップS125へ進み、音声再生機能の有効フラグをオフに設定する。
ステップS124において有効文字列が記憶されている場合、あるいはステップS125の処理後において、ステップS126へ進む。
ステップS126において、Sジャンプ機能の有効文字列が記憶されていないかどうか、チェックする。記憶されていない場合はステップS127へ進み、記憶されている場合はステップS128へ進む。
ステップS127において、Sジャンプ機能の有効フラグをオフに設定する。
ステップS128において、読み上げ機能の有効文字列が記憶されていないかどうか、チェックする。記憶されていない場合は、ステップS129へ進み、読み上げ機能の有効フラグをオフに設定する。記憶されている場合、あるいはステップS129の処理をした後、文字列解析処理を終了する。
図16(a)は、選択文字列が「abc def あいうえ」の場合、図16(b)は選択文字列が「あいうえお gh」の場合の機能選択解析情報36を示している。これらは、ステップS103を実行した後の状態を示している。
図16(c)は、選択文字「abc def あいうえ」に対して、図14および図15の処理をすべて実行した後の情報36の状態を示している。
図16(c)において、たとえば音声再生機能は実行可能な機能であり、実行対象となる有効文字列として、2つの文字列「abc」と「def」とが記憶されている。
また、Sジャンプ機能では3つの文字列、読み上げ機能では1つの文字列「abc def」が、有効文字列として記憶されている。
図16(d)は、選択文字列「あいうえお gh」の場合の情報36を示している。ここで、たとえば、Sジャンプ機能では、2つの文字列「あいうえお」と「gh」とが、有効文字列として記憶されている。
図16(e)のマーカーデータは、図10(e)と同一である。
図17に、この発明の実施例2の機能選択画面表示のフローチャートを示す。
まず、図11に示したステップS81からS92までの処理と同一の機能選択画面表示処理を行う。これにより、図12(b)に示したような機能選択画面102が表示される。
ステップS93において、機能選択処理を実行する。
ここでは、利用者に、機能選択画面に表示された機能項目のうち、いずれかの機能項目をタッチ入力してもらい、タッチ入力された機能項目の機能が、実行すべき機能として選択される。
次に、ステップS94において選択された機能について、記憶された有効文字列が複数個あるか否か、チェックする。有効文字列が複数でない場合、すなわち1つの場合は、処理を終了する。
有効文字列が複数個ある場合は、ステップS95へ進み、有効文字列を選択させるための画面(たとえば図12(d)の有効文字列選択画面103)を表示させる処理をする。この画面103を見て、利用者は、実行させる対象の文字列が複数個あることを知ることができるので、どの文字列を実行対象とするかを、ペンでタッチ入力する。
ステップS96において、利用者によって実行すべき有効文字列のタッチ入力が行われた場合、そのタッチ入力された有効文字列を選択する処理が行われる。
この後、ステップS4の機能選択実行処理が実行される。ステップS4では、ステップS96で選択された有効文字列について、ステップS93で選択された機能が実行される。
以上のように実施例2では、利用者は機能選択画面を用いた機能選択操作と、有効文字列の選択画面を用いた有効文字列選択操作をする必要がある。しかし、利用者は最初に選択する選択文字列がどのような機能が実行可能であるかを意識して、文字列選択操作をする必要はなく、誤って先頭に空白文字を含めた文字選択をしても所望の機能を実行させることができ、利用者の操作は容易かつわかりやすい。また、選択文字列の中に、複数の有効文字列が含まれている場合、先頭の文字列のみならず、後方の他の文字列も有効文字列の候補として選択可能となるので、文字列を改めて選択し直す場合に比べて、利用者の操作は容易で、わかりやすいものとなる。
この発明の情報処理装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の文字種機能対応情報の一実施例の説明図である。 この発明の文字列選択および機能選択の実施例1の概略説明図である。 この発明の文字列選択処理等の全体のフローチャートである。 この発明の文字列選択処理のフローチャートである。 この発明のペン座標検出処理のフローチャートである。 この発明のペン移動による文字列選択処理のフローチャートである。 この発明の実施例1の文字列解析処理のフローチャートである。 この発明の実施例1の文字列解析処理のフローチャートである。 この発明の実施例1の機能選択解析情報の説明図である。 この発明の実施例1の機能選択画面表示処理のフローチャートである。 この発明の文字列選択および機能選択の実施例2の概略説明図である。 この発明の文字列選択および機能選択の実施例2の概略説明図である。 この発明の実施例2の文字列解析処理のフローチャートである。 この発明の実施例2の文字列解析処理のフローチャートである。 この発明の実施例2の機能選択解析情報の説明図である。 この発明の実施例2の機能選択画面表示処理のフローチャートである。
符号の説明
10 入力部
11 文字選択部
12 機能選択部
20 表示部
21 文字列表示部
22 機能選択画面表示部
30 記憶部
32 文字種機能対応情報
33 選択文字列
34 有効文字列
35 先頭文字種
36 機能選択解析情報
37 コンテンツ情報
40 文字種取得部
50 有効文字列決定部
60 機能取得部
70 機能実行部

Claims (12)

  1. 文字列を含むコンテンツ情報を表示する文字列表示部と、
    実行可能な機能と、その機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた文字種機能対応情報を記憶した記憶部と、
    前記文字列表示部に表示されたコンテンツ情報の中で、所望の文字列を選択させる文字選択部と、
    前記選択された文字列の先頭の文字の文字種を取得する文字種取得部と、
    前記文字選択部によって文字列を選択させた後、前記取得された文字種と対応付けられた実行可能な機能を、前記文字種機能対応情報から取得する機能取得部と、
    前記取得された実行可能な機能ごとに、前記文字選択部によって選択された選択文字列の中から、その機能を実行する有効文字列を決定する有効文字列決定部と、
    前記取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択させる機能選択部とを備えた情報処理装置。
  2. 前記機能取得部によって取得された実行可能な機能の項目を表示した機能選択画面表示部をさらに備え、前記文字列表示部と前記機能選択画面表示部とを、1つの表示装置内の異なる画面、または異なる表示装置のそれぞれの画面に表示することを特徴とする請求項1の情報処理装置。
  3. 前記機能選択部は、前記機能選択画面表示部に表示された項目の中から、所望の実行すべき機能を選択させることを特徴とする請求項2の情報処理装置。
  4. 前記文字選択部によって選択された文字列は、選択されなかった文字列とは異なる表示形態で、前記文字列表示部に表示されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記文字種取得部は、取得された文字種が空白であった場合、前記文字選択部によって選択された文字列の中で、最初に出現する空白でない文字の文字種を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記機能選択部によって選択された実行すべき機能を、前記有効文字列決定部によって決定されたその実行すべき機能の有効文字列に対して実行させる機能実行部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記記憶部に記憶される文字種には、アルファベット,日本語文字が含まれ、前記実行可能な機能ごとに、1または複数個の実行対象となる文字の文字種が予め設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記記憶部に記憶される実行可能な機能には、音声再生機能,Sジャンプ機能,読み上げ機能,およびマーカー機能が含まれることを特徴とする請求項7の情報処理装置。
  9. 前記有効文字列決定部が決定する有効文字列は、前記選択文字列の中に含まれる1つまたは複数個の文字列であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 前記決定された有効文字列が複数個である場合、その複数個の有効文字列の項目を選択可能に表示させた有効文字列選択画面表示部をさらに備え、1つの表示装置内の他の表示画面とは異なる画面に有効文字列選択画面表示部を表示することを特徴とする請求項9の情報処理装置。
  11. 文字列を含むコンテンツ情報を表示する文字列表示手段と、
    実行可能な機能と、その機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた文字種機能対応情報を記憶した記憶手段と、
    前記文字列表示手段に表示されたコンテンツ情報の中で、所望の文字列を選択させる文字選択手段と、
    前記選択された文字列の先頭の文字の文字種を取得する文字種取得手段と、
    前記文字選択手段によって文字列を選択させた後、前記取得された文字種と対応付けられた実行可能な機能を、前記文字種機能対応情報から取得する機能取得手段と、
    前記取得された実行可能な機能ごとに、前記文字選択手段によって選択された選択文字列の中から、その機能を実行する有効文字列を決定する有効文字列決定手段と、
    前記取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択させる機能選択手段として、コンピュータを機能させるための情報処理装置のプログラム。
  12. 文字列を含むコンテンツ情報を表示する文字列表示部と、機能およびその機能ごとに実行対象となる文字の文字種とを対応付けた文字種機能対応情報を記憶した記憶部と、文字選択部と、文字取得部と、機能取得部と、有効文字列決定部と、機能実行部とを備えた情報処理装置の文字列および機能の選択方法であって、
    前記文字選択部が、前記文字列表示部に表示されたコンテンツ情報の中で、所望の文字列を選択し、
    前記文字種取得部が、前記選択された文字列の先頭の文字の文字種を取得し、
    前記文字選択部が文字列を選択した後、前記取得された文字種と対応付けられた実行可能な機能を、前記機能取得部が、前記文字種機能対応情報から取得し、
    前記有効文字列決定部が、前記取得された実行可能な機能ごとに、前記選択された選択文字列の中から、その機能を実行する有効文字列を決定し、
    前記機能選択部が、前記取得された実行可能な機能のうち、実行すべき機能を選択することを特徴とする情報処理装置の文字列および機能の選択方法。
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