JP2010116928A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアクリーナボックスやスロットルボディ等を幅方向に拡げることなく、サブ絞り弁を備えた上流側の吸気通路からメイン絞り弁を備えた下流側の吸気通路に向かう空気流の効率を高める、タンデム弁型スロットルボディ等を提供することを目的とする。
【解決手段】 吸気通路2の上流側の吸気通路2bに第1絞り弁3(6)を配設し、下流側の吸気通路2aに第2絞り弁6(4)を配設したタンデム弁型スロットルボディにおいて、吸気通路2の少なくとも一部に、吸気の流れ方向に直交する方向の断面形状が縦長である非真円部を設け、非真円部に前記第1絞り弁及び/又は第2絞り弁を配設するとともに、前記第1絞り弁及び/又は第2絞り弁の形状を前記非真円部の断面形状に対応させた形状として、前記吸気通路2を開閉自在にした。
【選択図】 図2

Description

本発明はエンジン(機関)のインテークポートへ向かう空気量を制御するスロットルボディ、特にスロットルボディに設けられた吸気通路内にアクセルによって開閉制御されるメイン絞り弁と、該メイン絞り弁の上流側の吸気通路に配置され電磁アクチュエータ等によって開閉操作されるサブ絞り弁とを備えるタンデム弁型のスロットルボディと、該スロットルボディを具備した自動二輪車のエンジンに関する。
従来のタンデム弁型スロットルボディに関する発明として、本件出願人の一人である株式会社ケーヒンの出願にかかる特開2003−83171号公報に記載の発明がある(特許文献1)。
かかるタンデム弁型スロットルボディについて、簡略化して示した図3, 図4に基づいて説明する。
これらの図において、Tは内部を吸気通路10が側方に貫通するように穿設されているスロットルボディであり、このスロットルボディTの下流側の吸気通路10bには該スロットルボディTに回転自在に支承されたメイン絞り弁軸11に取着されたメイン絞り弁12が配置されている。
かかるメイン絞り弁軸12は運転者(ライダー)によって機械的又は電気的に回転方向へ回転操作されるもので、メイン絞り弁12は前記メイン絞り弁軸11の回転に対応して吸気通路10を開閉する。
これらの図において、13は前記メイン絞り弁12より上流側の吸気通路10a内に配置されるサブ絞り弁であり、このサブ絞り弁13はスロットルボディTに回転自在に支承されるサブ絞り弁軸14に取着されている。又、このサブ絞り弁軸14はモータ等の電磁アクチュエータによって開閉操作されるもので、例えばトラクション制御時等に、当該サブ絞り弁13は強制的に閉弁される。
そして、前記メイン絞り弁12が配置される下流側の吸気通路10bの断面形状は直径dからなる真円形状に形成され、サブ絞り弁13が配置される上流側の吸気通路10aの断面形状は直径Dからなる真円形状に形成されている。
そして前記直径dと直径Dとの関係は、D> dに形成されている。
このような構成は、下流側の吸気通路10bを流れる空気の吸気抵抗を減ずる為の構成である。
そして、前記スロットルボディが多気筒エンジン(機関)に用いられる場合、単一のスロットルボディTが該エンジン側方に複数個配置されるもので、例えば3気筒エンジンの場合には、図4に示される如く、エンジン側方に3個のスロットルボディTが配置される。(図4において左側より、第1スロットルボディT1、第2スロットルボディT2 、第3スロットルボディT3と呼ぶ) 。
このように多気筒エンジンの側方にスロットルボディTが複数個配置される場合、各サブ絞り弁軸14は共通の一本の軸によって構成され、このサブ絞り弁軸14はそれぞれのスロットルボディT1,T2,T3の吸気通路10aを横切って(直径方向に)貫通するように配置され、該サブ絞り弁軸14は各吸気通路の両側の軸受孔15a, 15bによって回転自在に支承される。
また、図4に示すように、第3スロットルボディT3より該図4において右方へ突出するサブ絞り弁軸14の右端は、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)によって制御・駆動されるモータMと、歯車機構(歯車列)を介して接続される。
尚、図4において、各吸気通路の左方の軸受孔15aを第1軸受孔と呼び、右方の軸受孔15bを第2軸受孔と呼ぶ。
そして、前記各スロットルボディT1,T2,T3の下流側の吸気通路10bにはそれぞれ個々に吸気管が接続され、この吸気管がエンジンの各シリンダーと接続されている。(この図4においては、吸気管、エンジンは図示されていない。)
また、各スロットルボディT1,T2,T3の上流側の吸気通路10aは、共通のエアクリーナボックス16(図3参照)に接続されており、エアクリーナボックス16内には図示しないスポンジ等の櫨過部材(エアフィルター)が収納・配置され、この濾過部材によって外気から吸入された空気に混入する異物が除去され、清浄な空気が各スロットルボディT1,T2,T3の各上流側の吸気通路10aに供給される。
特開2003一83171号公報。 特願2004−87118号公報。
前記従来のサブ絞り弁軸を備えるタンデム弁型スロットルボディにおいて、下流側の吸気通路10bからエンジンの各シリンダへ向かう空気流れの効率を高める為に、サブ絞り弁より上流側の吸気通路10aの断面積を増加させることが考えられ、かかる場合、断面形状が真円形状に形成される上流側の吸気通路10aの直径をDからD1(D1> D)へと増加させ、上流側の吸気通路10aの断面積を増加させることが考えられる。このように直径をD1に増加された上流側の吸気通路10aは図4において一点鎖線で示されている。
以上説明した構成によると、上流側の吸気通路10aから下流側の吸気通路10bに向けて流れようとする空気量を増加させることができ、下流側の吸気通路10bからエンジンのシリンダへ向かう空気流れの効率を高めることができる。しかし、かかる構成の場合、以下の問題点が発生する。
つまり、第1の問題点としては、前記スロットルボディT1,T2,T3の外側方の寸法GがG1からG2(G2> G1)へと増加する。
このように外側方寸法Gが増加すると、従来のエアクリーナボックス16を使用することができず、それに対応した寸法あるいは形態の新たなエアクリーナボックスを用意する必要がある。
かかる場合には、エアクリーナボックスが大型化されることにより、特に二輪車の如く収納空間が限定されたものにおいては、搭載性が悪化する。
また、このようにエアクリーナボックスおよびスロットルボディが自動二輪車の幅方向に拡がると、自動二輪車自体が大柄なものになり、ライダーの乗車姿勢が窮屈になる場合がある。
第2には、スロットルボディの軸受孔を変化(変更)させなければならず、サブ絞り弁軸の軸受部分の長さが減少する。
すなわち、第1軸受孔15aにあっては軸受部分の長さがL1からL2(L1> L2)へと減少し、第2軸受孔15bにあっては軸受部分の長さがL3からL4(L3> L4)へと減少する。
このように軸受部分の長さが減少すると、軸受部分の耐久テストを再度やり直す必要があり、サブ絞り弁軸14の材質、処理(熱処理あるいは表面処理等の処理)の確認テスト等に多大な開発工数を必要とする。
尚、前記第1の問題を解決する為に、隣接するスロットルボディのピッチP1,P2を小さくして外側方の寸法Gを減少することも考えられ、又、第2の問題を解決する為にピッチP1,P2を大きくして軸受孔による軸受長さLを長くすることも考られるが、これらのピッチP1,P2は、エンジンの吸気通路(インテークポート)の配置に基づいて決定されることから安易に変更できるものでない。この吸気通路の配置の変更はエンジンの大幅な変更を余儀なくするものであり、変更することは極めて困難である。
本発明は、前記不都合に鑑みて成されたものであって、エアクリーナボックスやスロットルボディ等をエンジン(車体)の幅方向に拡げることなく、つまり隣接するスロットルボディの取付けピッチを何等変更することなく、サブ絞り弁を備えた上流側の吸気通路からメイン絞り弁を備えた下流側の吸気通路に向かう空気流れの効率を高める(吸気量を増加させる)ことができる、タンデム弁型スロットルボディを提供し、且つ該スロットルボディを具備した自動二輪車のエンジンを提供することを目的とする。
なお、本出願人の一人である川崎重工業株式会社は、吸気管路として、同じく長軸と短軸を有
する円からなる通路と、そこに配置される絞り弁(開閉自在バルブ)に関する発明を既に出願している(特許文献2)。
本発明になるタンデム弁型スロットルボディは、前記課題を解決するためにおこなわれたものであって、以下のような構成を有する。つまり、
本第1の発明にかかるタンデム弁型スロットルボディは、吸気通路に、第1絞り弁とその下流側に第2絞り弁を各配設したタンデム弁型スロットルボディにおいて、
前記吸気通路の少なくとも一部に、吸気の流れ方向に直交する方向の断面形状が縦長である非真円部を設け、
前記非真円部に前記第1絞り弁及び/又は第2絞り弁を配設するとともに、前記第1絞り弁及び/又は第2絞り弁の形状を前記非真円部の断面形状に対応させた形状として、前記吸気通路を開閉自在にしたことを特徴とする。ここで、第1絞り弁がメイン絞り弁で、第2絞り弁がサブ絞り弁であっても、あるいは、第1絞り弁がサブ絞り弁で、第2絞り弁がメイン絞り弁であってもよい。
前記本第1の発明にかかるタンデム弁型スロットルボディによると、上流側の吸気通路の少なくとも一部に、吸気の流れ方向に直交する方向の断面形状が縦長である非真円部を設けたことにより、スロットルボディの幅方向の寸法を増加させることなく、吸気通路の断面積を増加させることができる。このため、従来のスロットルボディの幅方向の寸法を従来のものと同一にできるとともに、上流側の吸気通路から下流側の吸気通路に向かう空気流れの効率(吸気量)を向上させることができる。
また、サブ絞り弁軸の軸受孔に対する軸受長さも従来と同じ寸法にでき、サブ絞り弁軸の軸受部分の耐久テストが不要となる。
更には、従来のエアクリーナボックスを使用することが可能であり、スロットルボディのエンジンに対する搭載性も良好に維持できる。
本第2の発明にかかるタンデム弁型スロットルボディは、スロットルボディを貫通する吸気通路に、メイン絞り弁軸に取着されたメイン絞り弁が配置され、前記メイン絞り弁より上流側の吸気通路に、サブ絞り弁軸に取着されモータによって駆動されるサブ絞り弁が配置された、タンデム弁型スロットルボディにおいて、
前記上流側の吸気通路2bの断面形状を、楕円形状又は長円形状とするとともに、該楕円形又は長円形の短径部2baをサブ絞り弁軸5の長手軸心線X−Xに沿って形成し、長径部2bbを前記長手軸心線X−Xに対して直交して形成したことを特徴とする。
前記本第2の発明にかかるタンデム弁型スロットルボディによると、上流側の吸気通路の断面形状を、楕円形状又は長円形状としたこと、及び前記楕円形又は長円形の短径部をサブ絞り弁軸の長手軸心線に沿って形成し、長径部を前記長手軸心線に対して直交して形成したことにより、スロットルボディのピッチを変更することなく、サブ絞り弁軸の長手軸心線に沿う方向におけるスロットルボディの外形寸法を従来のスロットルボディの外形寸法と同一にでき、上流側の吸気通路から下流側の吸気通路に向かう空気流れの効率(吸気量)を向上できる。
また、サブ絞り弁軸の軸受孔に対する軸受部分の長さも従来と同じ寸法にでき、サブ絞り弁軸の軸受部分の耐久テストが不要となる。
更には、従来のエアクリーナボックスを使用することが可能であり、スロットルボディのエンジンに対する搭載性も良好に維持できる。
また、本発明にかかる自動二輪車のエンジンは、シリンダヘッド内の吸気通路(インテークポート)の上流側にスロットルボディを具備した自動二輪車のエンジンにおいて、
前記スロットルボディが請求項1乃至3のいずれかに記載されたタンデム弁型スロットルボディであることを特徴とする。
前記本発明にかかる自動二輪車のエンジンによると、横置き式の4気筒エンジン等の多気筒エンジンの場合の如く、既に限界に達しているスロットルボディの全幅を拡げることなく、吸気通路の断面積を大きくすることができる。
このため、自動二輪車の全幅が大きくなって大柄になることなく、エンジン出力をさらに向上させることが可能となる。
また、前記第1の発明にかかるタンデム弁型スロットルボディにおいて、前記非真円部の断面形状が、楕円形状又は長円形状であると好ましい実施形態となり、特に長円形状である場合には、第1絞り弁体及び/又は第2絞り弁と吸気通路との隙間を可及的に正確に製作できる点で好ましい。
本タンデム弁型スロットルボディにかかる発明によれば、エアクリーナボックスやスロットルボディ等を幅方向に拡げることなく、つまり隣接するスロットルボディの取付けピッチを何等変更することなく、サブ絞り弁を備えた上流側の吸気通路からメイン絞り弁を備えた下流側の吸気通路に向かう空気流れの効率を高める(吸気量を増加させる)ことができる、タンデム弁型スロットルボディを得ることができる。
また、本自動二輪車のエンジンに関する発明によれば、全幅が大きくなって大柄になることなく、エンジン出力をさらに向上させた自動二輪車を得ることができる。
本発明の実施例(実施例1)にかかるタンデム弁型スロットルボディの縦断面図である。 図1に示す単一のタンデム弁型スロットルボディが複数(この実施例では3個)並設された状態を示す該スロットルボディの吸気通路の正面側から見た図である。 従来のタンデム弁型スロットルボディの縦断面図である。 図3に示すタンデム弁型スロットルボディが側方に複数並設された状態を示す該スロットルボディの吸気通路の正面側から見た図である。 本発明の実施例(実施例2)にかかる自動二輪車のエンジンのシリンダヘッド部分の吸気通路とこれに接続されるスロットルボディ等を、一部断面して示す側面図である。 図5に示すスロットルボディの拡大側面図である。 図5,図6に示すスロットルボディの通路の断面形状を概念的に示す図5の VII−VII 矢視図である。 スロットルボディ内の通路の長手方向に沿って断面した断面図である。 一部カウリングとフレームを破断した、図5に示すエンジンを搭載した自動二輪車の全体側面図である。 図9に示す自動二輪車の全体平面図である。 図8とは別の実施例にかかる通路断面の形状を概念的に示す図である。 本発明の実施例に係るスロットルボディを備えたエンジンの搭載した自動二輪車の部分側面図である。 図12に示すエンジンの吸気装置の要部を示す部分縦断面図である。 別の実施例にかかるエンジンの吸気装置の要部を示す部分縦断面図である。 さらに別の実施例にかかるエンジンの吸気装置の要部を示す部分縦断面図である。
(実施例1)
以下、本タンデム弁型スロットルボディにかかる実施例について説明する。
図1はタンデム弁型スロットルボディの吸気の流れ方向(縦方向)に沿って断面した縦断面図、図2は図1に示す単一のタンデム弁型スロットルボディが複数(この実施例では3個)並設された状態を示す該スロットルボディの吸気通路の正面側から見た図である。
このスロットルボディTにはその内部を吸気通路2が貫通するように設けられており、該吸気通路2の下流側の吸気通路2aにはメイン絞り弁軸4に取着されたメイン絞り弁(メインスロットルバルブ:「第2絞り弁」)3が揺動(回転)自在に配置される。
(尚、前記下流側の吸気通路2aの直径dは図3に示す直径dと同一の寸法であることを表している。また、前記下流側の吸気通路2aは、この実施例では、「真円」あるいは「ほぼ真円」の断面形状に形成されている。)
前記メイン絞り弁3より上流側の吸気通路(非真円部)2bにはサブ絞り弁軸5が該吸気通路2bを横断するような形態で配置されており、このサブ絞り弁軸5はスロットルボディTに揺動(回転)自在に支承される。
図において、6は、前記サブ絞り弁軸5に取着され、上流側の吸気通路2bの通路の流路の面積を制御するサブ絞り弁(サブスロットルバルブ:「第1絞り弁」)である。
ここで、前記上流側の吸気通路2bの断面形状は、以下の如く形成されている。つまり、
第1には、図2に図示するように、前記上流側の吸気通路2bの断面形状は長径部(長径:長軸)2bbと短径部(短径:短軸)2baとを有する楕円形状又は長円形状に形成されている。
第2には、図2に図示するように、前記楕円形状又は長円形状の短径部2baをサブ絞り弁軸5の長手軸心線X−Xに沿うように形成するとともに、該楕円形状又は長円形状の長径部2bbを前記長手軸心線X−Xに直交するように形成する。
そして、以上の如く形成された吸気通路2を有するスロットルボディTが、エンジン(図示せず、実際には図2の紙面奥方に位置する)の側方に複数並設されるもので、本実施例にあっては左方から右方に向けて、第1スロットルボディT1、第2スロットルボディT2、第3スロットルボディT3の、3個のスロットルボディTが配置されている。
この並設された状態は、図2に示される如きもので、隣接する各スロットルボディT1,T2,T3の配置ピッチP1,P2は、図4に示す従来のものと同一のピッチで配置することができる。
また、図2に図示するように、前記サブ絞り弁軸5は一本の軸によって形成されており、各スロットルボディT1,T2,T3の上流側の吸気通路2bを横断するような状態で配設されるとともに、各スロットルボディによって揺動(回転)自在に支承されている。
そして、前述した楕円形状又は長円形状に形成されている前記上流側の吸気通路2bは具体的に以下のように形成される。
まず、長円形状の短径部2baは、従来の真円形状よりなる上流側の吸気通路10aの直径Dと同一の寸法に形成されている。
そして、長円形状の長径部2bbは、従来の増加された真円形状よりなる上流側の吸気通路10aの面積(直径D1によって形成される面積) と同一の面積が得られるような径Dx(Dx>D1)に形成されている。
従って、長円形状の面積は、前記短径部Dと長径部Dxの寸法によって決定され、この長円形状の面積は、従来の増加された真円形状よりなる上流側の吸気通路10aの面積に相当するもの(同一のもの)となっている。
以上のように構成されていると、各スロットルボディT1,T2 ,T3の隣接するピッチP1,P2を、従来のピッチP1,P2と同一にすることができる。
加えて、吸気通路2の上流側の吸気通路2bが長円形状に形成され、その短径部2baが従来の上流側の吸気通路10aの直径D(上流側の吸気通路10aの面積を増加する前の吸気通路径) と同一に形成される。
これらにより、スロットルボディT1,T2,T3の外側方の寸法を、従来の寸法G1と同一の外側方の寸法G1に、一致させることができる。
また、サブ絞り弁軸5を軸受案内(回転自在に支承)する軸受孔7a, 7bを、従来の軸受孔15a, 15bの軸受長さL1, L3と同一にできる。
以上のように構成される本タンデム弁型スロットルボディによると、メイン絞り弁3より下流側の吸気通路2aに対するその上流側の吸気通路2bの面積の増加分は、短径部2baと長径部2bbとからなる楕円形状又は長円形状の吸気通路2bによって達成される。
そして、前記において、楕円形状又は長円形状を形成する吸気通路2bの短径部2baがサブ絞り弁軸5の長手軸心線X−Xに沿って配置されることにより、第1には、各スロットルボディT1,T2,T3の外側方の寸法G1を、従来の外側方の寸法と同一の寸法に形成でき、これによって従来のエアクリーナボックス16をそのまま採用できる。従って、二輪車への搭載性を何等阻害することがない。
第2には、各スロットルボディにおける軸受孔7a,7bにおけるサブ絞り弁軸5の軸受部分の長さL1,L3を従来の軸受部分の長さと同一にできるので、サブ絞り弁軸5の軸受部分における耐久テストを実施する必要がない。要するに従来のサブ絞り弁軸5をそのまま使用できる。
尚、本実施例はスロットルボディが3個並設されたものについて説明しているが、本第1の発明は、スロットルボディが単一であっても、また前記実施例と異なる数だけ並設されたものであっても、前記発明の効果を得ることができる。
(実施例2)
以下、本第2の発明にかかるスロットルボディを具備した自動二輪車のエンジンの実施例を図面を参照しながら具体的に説明する。
図5は発明の一実施例にかかる自動二輪車のエンジンのシリンダヘッド内の吸気通路(インテークポート)とこれに接続されるスロットルボディおよびエアクリーナボックス等を、一部断面して示す側面図、図6は図5に示すスロットルボディの拡大側面図、図7は図5,図6に示すスロットルボディの通路の断面形状を示す図5の VII−VII 矢視図、図8はスロットルボディ内の通路の流れ方向(長手方向)に沿って断面した断面図、図9は図5に示すエンジンを搭載した自動二輪車の全体側面図、図10は図9に示し自動二輪車の全体平面図である。
図5において、Eはやや前傾(図5において、上端側で左側に傾斜)して車体に配置されているエンジン(機関)で、このエンジンEのシリンダヘッド101内の吸気通路101aの上流端101Uには、接続管路109を介して、スロットルボディ102の吸気を供給する吸気通路102a(図6、図8参照)の下流端102Dが通気可能に接続されている。そして、このスロットルボディ102の吸気通路102aの上流端102U側は、エアクリーナボックス209内へ突出している吸気導入ダクト222の下流端に接続されており、この吸気導入ダクト222の上流端は、エアクリーナボックス209内で開口して、該エアクリーナボックス209内に配置されているエアフィルター233で浄化された外気から取り入れられた空気Aを効率良く吸入することができるよう構成されている。前記吸気導入ダクト222およびエアクリーナボックス209等については、後述する。なお、図5において、符号111は、自動二輪車110(図9、図10参照)のメインフレームを、また、101bはシリンダヘッド1内の排気通路を、101cはエンジンの燃焼室を、101dは吸気バルブを、101eは排気バルブを、221は吸気中に燃料を噴射する燃料インジエクタ221を、それぞれ示す。
そして、この実施例にかかるエンジンEの場合、前述したように、シリンダヘッド101の上端が前方に、約30°程度傾斜して、自動二輪車110(図9、図10参照)に搭載される。
そして、前記スロットルボディ102の吸気通路102aは、図6に破線で示すように、また、図8に吸気通路102aのみを拡大断面として図示するように、上流端102U側が下流端102D側に比べて通路断面が大きくなるよう、中間部分102mが部分テーパ状に形成されている。また、上流端102Uの部分と下流端102Dの部分は、ストレート状になっている。
そして、図8に図示するように、このスロットルボディ102の上流端102Uの部分のストレート状になっている部分には、メイン絞り弁(メインスロットルバルブ)ユニット102Mが、メイン絞り弁軸(揺動軸)107Mを中心に、所定角度(例えば、10°〜85°程度)回動自在に配設されているとともに、下流端102Dの部分のストレート状の部分には、サブ絞り弁(サブ(補助)スロットルバルブ)ユニット102Sがサブ絞り弁軸(揺動軸)107Sを中心に、所定角度(例えば、10°〜85°程度)回動自在に配設されている。つまり、この実施例にかかるスロットルボディ102の場合、所謂エンジンEのレスポンスを向上させるため、通路内には、二つの絞り弁ユニット(102M,102S)が配設されている。
また、本実施例にかかる前記スロットルボディ102の吸気通路(非真円部)102aは、通路断面が、図7に図示するように、長軸(長径あるいは長径部)D1M, D1Sと短軸(短径あるいは短径部)D2M, D2Sとを有する円に、つまりこの実施例では通路の長手方向の全長にわたって該通路断面が「楕円」で、構成されている。具体的には、前後方向に前記長軸D1M, D1Sが位置するように、且つ、横方向(自動二輪車の幅方向)に前記短軸D2M, D2Sが位置するように、つまり、前後方向に大きな寸法と横方向に狭い寸法を具備した、吸気通路102aとなっている。なお、図7において、二点鎖線120は、比較するために、同じ幅方向の寸法に配置される従来の吸気通路を表した仮想の真円を示す。
また、前記メイン絞り弁ユニット102Mのメイン絞り弁102(メインスロットルバルブ:第1絞り弁)M1および前記サブ絞り弁ユニット102Sのサブ絞り弁(補助スロットルバルブ、あるいはサブスロットルバルブともいう:第2絞り弁)102S1も、図7に図示するように、正面視において(吸気通路102a内の空気の流れ方向に直交する方向から見て)、それらが配設されている前記通路断面に対応した寸法の長軸と短軸とを有する円(楕円)によって構成されている。より正確には、円滑に前記メイン絞り弁102M1およびサブ絞り弁102S1が開閉動作(揺動動作) 可能なように、該吸気通路102aの断面の寸法より、該吸気通路102aに相似した且つ僅かに小さい寸法の楕円に構成されている。なお、図7では判り易くするために、各絞り弁102M1,102S1 と吸気通路102aの周壁との間の「隙間d」を強調して図示している。また、図8に図示するように、前記メイン絞り弁102M1 は中心に配置されたメイン絞り弁軸(揺動軸)107Mを中心に、また、前記サブ絞り弁102S1 は、中心に配置されたサブ絞り弁軸(揺動軸)107Sを中心に、それぞれが回動(揺動)可能になっている。そして、前記メイン絞り弁102M1 は前記メイン絞り弁軸(揺動軸)107Mに対してボルト108で一体に揺動可能に固着され、また、前記サブ絞り弁102S1 はサブ絞り弁軸(揺動軸)107Sに対してボルト108で一体に揺動可能に固着されている。なお、この実施例2では、各絞り弁が絞り弁軸(揺動軸)にボルト108で一体に取着されることによって、前記メイン絞り弁ユニット102Mおよび前記サブ絞り弁ユニット102Sが構成されている。
そして、前記スロットルボディ102をシリンダヘッド101の上方に具備したエンジンEは、図9に図示するように、自動二輪車110の左右に離間したメインフレーム111の間に、前記スロットルボディ102が位置するような状態で配設されている。なお、図9では、スロットルボディ102を表すために、カウリング114およびフレーム111の一部を切り欠いている。
また、高さ的には、前記スロットルボディ102は、この自動二輪車110にライダーが乗車した状態において、足の膝が当接する位置に配置されている。
さらに、別の角度から表現すると、前記スロットルボディ102は、エンジンEのシリンダヘッド101と燃料タンク109との間に設けられている。
また、自動二輪車110の上方から見ると、前記スロットルボディ102は、図10の破線で示す位置に配置されている。
しかして、このように構成された本実施例にかかる自動二輪車のエンジンによると、スロットルボディ102の吸気通路102aが前述のように、幅方向に寸法的に小さく、前後方向に寸法的に大きくなった断面を具備しているため、スロットルボディ102の全幅を大きくすることなく、吸気通路102a断面積を大きくすることができる。
このように、吸気通路102aの断面積を大きくしても、自動二輪車110の前記メインフレーム111の幅方向の寸法を大きく膨らませる必要がないため、ライダーが乗車状態において無理に両膝部分を拡げたような姿勢を強いられることもない。
そして、このように構成された自動二輪車のエンジンでは、前述のように、スロットルボディ102の吸気通路102aの断面積を大きくすることができるため、エンジン出力を向上させることができ、また、所定の状態において、多くのフレッシュエアを供給することによって排気ガスの浄化を図ることも可能となる。
(実施例3)
ところで、前記実施例2では、スロットルボディ102の吸気通路102aを、「楕円」形状で構成しているが、これに代えて、図11に図示するように、長孔状の長軸(長径あるいは長径部)D1M, D1Sと短軸(短径あるいは短径部)D2M, D2Sとを有する円で構成することもできる。即ち、この実施例3の場合には、同じ径の半円同士を直線で接続したような長孔状(小判形)の円で構成している。
そして、メイン絞り弁ユニット102Mのメイン絞り弁102M1 および前記サブ絞り弁ユニット102Sのサブ絞り弁102S1 は、それらが配設されている部位の前記吸気通路102aの長孔状(小判形)の円に対応した形状で、つまり寸法的には少し小さい且つ相似形の円(長孔状の円)で構成する。
このように構成すると、「楕円」のように外周の全ての部分が曲線で構成されていないため、つまり、半円(真円の半分)と直線部分とで構成されているため、加工が容易であるとともに、吸気通路102aと(メイン絞り弁102M1 、サブ絞り弁102S1 )との間の隙間dも、寸法的に、厳格な意味においてさらに正確に形成することが可能となる。なお、図11において、107Mはメイン絞り弁102M1 を揺動自在に取着するためのメイン絞り弁軸 (揺動軸) 、107Sはサブ絞り弁102S1 を揺動自在に取着するためのサブ絞り弁軸 (揺動軸) 、また、二点鎖線120は従来の吸気通路を表した仮想の真円を示す。
ところで、前記二つの実施例では、スロットルボディ102の吸気通路102aの長手方向の全域に渡って、前述のように、長軸(長径あるいは長径部)と短軸(短径あるいは短径部)とを有する円(楕円あるいは長孔状の円)で構成しているが、吸気通路102aの長手方向の一部でのみ、例えば吸気通路102aの最小通路断面の箇所のみ、長軸と短軸とを有する円で構成してもよい。
(実施例4)
ところで、前記実施例1〜3において、スロットルボディに形成されている吸気通路の上流方を、以下のように構成すると、吸気効率を高める上でさらに好ましい構成となる。
以下、その構成とその周辺の構成について図面に基づいて説明する。
図12は、自動二輪車の前端の空気取入口からエアクリーナボックスを介してエンジンに付設されたスロットルボディへ車外の空気を取り入れる構成を示した一部断面した部分側面図である。
図12に図示するように、エアクリーナボックス209は、車体フレームFのメインフレーム202を形成する左右一対のメインフレーム片202a, 202aの間に配置されている。
そして、車外の空気は、矢印Aで示すように、前記エアクリーナボックス209へ吸気通路212を介して導入することができるように、この吸気通路212の上流側部分212aは、図示しないフロントカウリングの前面に形成された空気取入口から、メインフレーム202の前端部を通り、エアクリーナボックス209の前面の開口209aにかけての部位に形成されている。
そして、前記エアクリーナボックス209の下方で、車体フレームFの中央下部には、エンジンEが取り付けられている。前記吸気通路212の、エアクリーナボックス209よりも下流側部分212 bの一部を形成する、吸気通路の中心たる軸心Cに直交する方向の横断面が楕円形の吸気導入ダクト222の上流端部が、エアクリーナボックス209内に突出して設けられている。この吸気導入ダクト222の下流端は、スロットルボディ225に形成されている前述した吸気通路(前記実施例1〜3で述べた吸気通路2,102(図1,図2,図5,図6参照))を介してエンジンEの吸気通路(インテークポート)に接続されている。
図13は、図12に示すエアクリーナボックスおよびスロットルボディ225等の詳細を示す要部を断面して表した部分拡大図である。前述した自動二輪車のエンジンEがいわゆるダブルインジェクタ方式の形態のエンジンである場合には、図13に図示するように、通常、絞り弁(例えば、前述した実施例1〜3のメイン絞り弁)の下流に噴射口が設けられる第1の燃料インジエクタ220に加え、エアクリーナボックス209内の前記吸気導入ダクト222の入口に対向する部分に噴射口が設けられた第2の燃料インジェクタ221を有する。
前記第1の燃料インジエクタ220および第2の燃料インジェクタ221は、エンジンEの負荷によって噴射が制御される。つまり、エンジンEの負荷によって燃料噴射量が調整される。例えば、エンジンの低負荷時は第1の燃料インジェクタ220からのみ燃料が噴射され、エンジンの高負荷時には前記第1および第2の両方の燃料インジエクタ220, 221から燃料が噴射されるよう構成されている。
前記吸気導入ダクト222の後ろの壁222bの上端222baは、第2の燃料インジェクタ221の噴射口221aよりも高く設定されている。このように構成することにより、この噴射口221aから噴射された燃料が空気Aによって運ばれて吸気導入ダクト222の後方へ漏れようとするのが防止できる。
図12,図13に示すように、第2の燃料インジェクタ221の噴射口が、エアクリーナボックス209内で、吸気導入ダクト222の入口に対向して設けられていると、吸気導入ダクト222の上方の吸気空間Sを狭くすることができる。これに対応するため、吸気導入ダクト222の後ろの壁222bを前の壁222aよりも高く設定して、後ろの壁222bを前の壁222aの高さと同一とした場合に比べて、吸気導入ダクト222の開口面積(吸気面積) を実質的に広げている。つまり、後ろの壁222bを前の壁222aの高さと同一とした二点鎖線で示す従来の吸気導入ダクト252の場合には、吸気導入ダクト252の上方を通過していた空気A1が、後ろの壁222aを高くすることで取り込むことができ、さらに、吸気導入ダクト252の開口の下方を通過していた空気A2も取り込むことができる。このため、吸気効率を高めることができる。
また、吸気導入ダクト222の前の壁222aおよび後ろの壁222bをつなぐ横の壁222cの上端222caのラインは、側面視において滑らかな曲線状に凹んだ形状に形成されている。このように、横の壁222cの上端222caのラインを凹ませることにより、エアクリーナボックス209内の空気の流れに対し、横からの空気A3も取り込むことでき、より多くの空気を吸入し、吸気効率をさらに向上させることができる。
また、前記吸気導入ダクトは、図12,図13に図示するように構成する他に、図14に図示するように構成してもよい。図14は、図13に対応する別の実施例にかかるスロットルボディを備えた吸気装置の要部を示す部分縦断面図である。図14に示す吸気導入ダクトでは、該吸気導入ダクト222の横の壁222cの上端222caのラインが、前記図12,図13に示す吸気導入ダクトのように、凹み形状にはなっていない。この実施例では、該吸気導入ダクト222の横の壁222cの上端222caのラインは、前の壁222aの上端222aaと後ろの壁222bの上端222baとの間を側面視において直線的につなぐように形成されている。この実施例においても、吸気導入ダクト222の後ろの壁222bが前の壁222aよりも高くなるように設定されているから、後ろの壁222bを前の壁222aの高さと同一とした場合に比べて、吸気導入ダクト222の開口面積(吸気面積) が広がり、より多くの空気を吸気導入ダクト222に取り込むことができ、吸気効率を向上させることができる。
また、前記吸気導入ダクトは、図12,図13や図14に図示するように構成する他に、図15に図示するように構成してもよい。図15は、図13、図14に対応する別の実施例にかかるスロットルボディを備えた吸気装置の要部を示す部分縦断面図である。図15に示す吸気導入ダクトでは、図14に図示する実施例の場合と同じく、前の壁222aの上端222aaと後ろの壁222bの上端222baとの間を直線的につなぐように形成されている。この実施例において、前記吸気ダクト222の吸気通路の中心たる軸心Cが前方に向かって曲線状に滑らかに傾いており、やはり、この吸気導入ダクト222の後ろの壁222bが前の壁222aよりも高くなるよう構成されている。これにより、前記図12〜図14に図示する実施例と同様に、吸気量を増加させることができ、その結果、吸気効率を向上させることができる。
なお、前記図12〜図14に図示する各実施例において、エンジンEが複数気筒の場合、各気筒の吸気導入ダクト222の通路長さを互いに異ならせるよう構成すると、吸気効率の一層の向上を図ることができる。
また、前述した図12〜図14に図示する実施例では、吸気導入ダクト222の前記軸心Cに直交する方向の横断面を楕円形としたが、吸気導入ダクト222の断面形状は、楕円形に限定されず、例えば円形、長円形、矩形または菱形等、他の形状としてもよい。
さらに、前述した図12〜図14に図示する実施例では、吸気導入ダクト222の後ろの壁222bの上端222baを第2の燃料インジエクタ221の噴射口221aよりも高く設定したが、上端222baの高さは、噴射口221aよりも上方に位置する形態に限定されるものでなく、例えば噴射口221aから噴射された燃料が、吸気導入ダクト222の外に漏れない程度に噴射口221aよりも低い高さまたは噴射口221aと略同じ高さに設定してもよい。
本願発明は、自動二輪車等のエンジン等に利用することができる。
2 吸気通路
2b 上流側の吸気通路(被真円部)
2ba 短径部
2bb 長径部
3 メイン絞り弁(第2絞り弁)
4 メイン絞り弁軸
5 サブ絞り弁軸
6 サブ絞り弁(第1絞り弁)
E エンジン
101A シリンダヘッドの吸気通路
102 スロットルボディ
D1 長軸
D2 短軸
102M1 メイン絞り弁(第1絞り弁)
1022S1 サブ絞り弁(第2絞り弁)
209 エアクリーナボックス
209a 開口
212 吸気通路
220 第1の燃料インジエクタ
221 第2の燃料インジェクタ
222 吸気導入ダクト
222a 吸気導入ダクトの前の壁
222b 吸気導入ダクトの後ろの壁
222c 吸気導入ダクトの横の壁

Claims (4)

  1. 吸気通路に、第1絞り弁とその下流側に第2絞り弁を各配設したタンデム弁型スロットルボディにおいて、
    前記吸気通路の少なくとも一部に、吸気の流れ方向に直交する方向の断面形状が縦長である非真円部を設け、
    前記非真円部に前記第1絞り弁及び/又は第2絞り弁を配設するとともに、前記第1絞り弁及び/又は第2絞り弁の形状を前記非真円部の断面形状に対応させた形状として、前記吸気通路を開閉自在にしたことを特徴とするタンデム弁型スロットルボディ。
  2. 前記非真円部の断面形状が、楕円形状又は長円形状であることを特徴とする請求項1記載のタンデム弁型スロットルボディ。
  3. スロットルボディを貫通する吸気通路に、メイン絞り弁軸に取着されたメイン絞り弁が配置され、前記メイン絞り弁より上流側の吸気通路に、サブ絞り弁軸に取着されモータによって駆動されるサブ絞り弁が配置された、タンデム弁型スロットルボディにおいて、
    前記上流側の吸気通路2bの断面形状を、楕円形状又は長円形状とするとともに、該楕円形又は長円形の短径部2baをサブ絞り弁軸5の長手軸心線X−Xに沿って形成し、長径部2bbを前記長手軸心線X−Xに対して直交して形成したことを特徴とするタンデム弁型スロットルボディ。
  4. シリンダヘッド内の吸気通路の上流側にスロットルボディを具備した自動二輪車のエンジンにおいて、
    前記スロットルボディが請求項1乃至3のいずれかに記載されたタンデム弁型スロットルボディであることを特徴とする自動二輪車のエンジン。
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