JP2001516413A

JP2001516413A - スロットル位置センサの調整方法

Info

Publication number: JP2001516413A
Application number: JP52235797A
Authority: JP
Inventors: リチャードワース，デイビッド; アンドリューホーケン，ウェイン; シュネプル，トーマス
Original assignee: 0RBITAL ENGINE COMPANY(AUSTRALIA)PTY.LIMITED
Current assignee: 0RBITAL ENGINE COMPANY(AUSTRALIA)PTY.LIMITED
Priority date: 1995-12-15
Filing date: 1996-12-13
Publication date: 2001-09-25
Also published as: WO1997022852A1; TW373055B; AUPN716895A0

Abstract

(57)【要約】エンジンスロットルが公知の位置にあり、この公知の位置に対応するセンサの信号の範囲にある信号が、センサによって発生され記録される、エンジンにスロットル位置センサを設定する方法が示される。センサの信号範囲内の他の信号は、第２の公知のスロットル位置と対応するように適合規則を使用することによって測定され記録される。

Description

【発明の詳細な説明】スロットル位置センサの調整方法本発明は、スロットル位置センサのような位置センサ、特に、エンジンに使用するスロットル位置センサの設定方法に関する。スロットル位置センサは、エンジンに使用するとき、可能な出力の範囲が有効なエンジンスロットル設定に正しく対応するように設定または調整する必要がある。通常、スロットル位置センサ、通常電位差計すなわち“pot”の低電圧出力値は、スロットル位置設定の１つの極限値に対応し、センサの高電圧出力値は、他の位置設定の他の極限値に対応する。通常、必ずしもそうでなくともよいが、低電圧出力値は、アイドル動作のスロットル設定値に対応し、高電圧出力値は、広く開放したスロットル（ＷＯＴ）動作設定値に対応する。このようなセンサは、それらの用途及び／または動作環境に依存してエンジンに一旦設置されるか、またはこのような設置前に設定される。あるエンジンの用途において、現在、このようなスロットル位置センサの設定は、電位差計をエンジンに取り付け、アイドルの近傍で設定しＷＯＴ位置を手で設定する時間のかかる方法である。次に、適当な測定装置を使用して、ほぼアイドル及びＷＯＴスロットル位置に対応する電圧が読み取られる。もし、アイドル及びＷＯＴの値が承諾できるものであれば、スロットルセンサまたは電位差計はエンジンの所定の位置に固定される。しかしながら、電位差形またはセンサをうまく設置する前にいくつかの反復が必要であることは一般的なことである。この観点において、電位差計の設定時間は、４ないし５分であり、２つのスロットル電位差計を有する設定についてはさらに長くなり、これは大量のエンジンの組立においては望ましくない。さらに、電位差計を設定する現在の方法は、電位差計の設定が設定時の作業員の動きのような影響によって変化するという点で、人間による影響を受ける。また電位差計の設定は、振動及び他の環境的な要因を受ける。また、電位差計をエンジンから除去する場合には、電位差計をリセットする必要があるという点でエンジンの保守または修理において困難が生じる。あるエンジンの用途において、電位差計の設定の精度はもっとも重要である。例えば、出願人の直接燃料噴射式２ストローク技術を使用するあるエンジンの用途において、スロットル位置電位差計は、荷重制御用の一次センサであり、他の従来の装置において、それは二次センサである。例えば、従来のいくつかの４ストロークエンジンは、エンジンの空気流の水準及び燃料速度を決定するためにラムダまたは酸素センサに依存する。このようなエンジンのスロットルセンサは、エンジンの全体動作を読み取る（書き取る）際に、二次入力、または少ない重要性の低い入力として作用する。いくつかのこのような装置によって、エンジンは、スロットル位置センサが故障した場合、満足のゆくように作動することができる。燃料ベースの制御装置を有する出願人の直接燃料噴射式エンジンに関しては、エンジンの燃料の水準がスロットル位置によって示されるようなオペレータの要求に直接依存する。よって、このような用途において、スロットル位置電位差計は、第１のセンサであり、エンジンの満足のゆく動作に対して重要である。したがって、本発明の目的は、従来の方法より時間がかからず、誤動作の少ないセンサ、通常、電位差計を調整する方法を提供することである。これに鑑みて、本発明は、エンジンスロットルが公知の位置にあり、公知の位置に対応するセンサの信号の範囲内にある信号は、センサによって発生され記録されるエンジンにスロットル位置センサを設定する方法を提供する。前記センサの前記信号の範囲内の信号は、第２の公知のスロットル位置と対応して調整され記録される。さらに詳細には、本発明は、エンジンにスロットル位置センサを設定し、前記エンジンスロットルは、スロットル位置設定の１つの極限値で第１の公知の位置にあり、前記スロットルの第１の公知の位置に対応するスロットル位置センサの信号範囲の一方の極限値の信号を発生し、前記信号を記録し、第２の公知のスロットル位置に対応するように前記センサの信号範囲内の信号を測定して前記信号を記録する。好ましくは、他の信号は、前記センサの信号の範囲のように他の極限値に対応し、スロットル位置の設定の他の最大値で第２の公知のスロットル位置と対応するように測定され記録される。エンジンスロットルは、公知の第１の位置で駆動され作動され、その後、センサの信号の範囲の極限値の信号はセンサによって記録され、この第１の公知のスロットル位置に対応するように記録される。好ましくは、２つの極限値位置の間の信号の範囲は、範囲内にある信号がスロットル位置設定に対応するように調整され、第１及び第２の公知のスロットル位置の値の間で生じる種々の重要なエンジン動作状態に対応する通常のスロットル位置設定である。好ましくは、第１の公知のスロットル位置は、エンジンのアイドル動作に対応する。有利には、第２の公知のスロットル位置は、エンジンのワイドオープンスロットル（ＷＯＴ）動作に関連する。これに関連して、本方法は、通常、エンジンが、歯車ボックス／軸レバーがエンジンのアイドル動作、したがってスロットルのアイドル位置に対応する中間位置まで戻るまでエンジンが作動することができない舶用エンジンにも容易に適用可能である。すなわち、これらは、アイドル状態以外のいずれかにおいてエンジンがスタートすることを防止するスロットルインターロックが存在し、このスロットルの第１の公知の位置は、本発明の方法に容易に適用可能である。好ましくは、スロットル位置センサを設定する方法は、エンジン速度がゼロではないとき、エンジンの始動中に実行される。しかしながら、オペレータの要求は、この期間中にゼロであり、スロットル位置センサは、従来使用される最も短い始動時間内に容易に設定できることが分かった。エンジンが最初に始動する間、スロットル位置は、ドライバの要求がゼロであるものとして知られ、スロットル位置センサを調整することができる。スロットル位置センサ出力とアイドルとの間の関係が一端確立されると、結果としての信号は、センサに関する公知の信号の範囲の各側で目盛られ第２の信号がＷＯＴ動作と等しくなる。スロットル位置センサの他の信号点は、アイドルとＷＯＴ位置を決定する知識において決定される。よって、スロットル位置センサまたは電位差計の最初の設定とは無関係に装置は必要に応じて適合される。さらに、エンジンの起動ごとの電位差計のリセットによって、電位差計の時間変数特徴のような変化状態を自動的に補償する。この方法は、少なくとも２つのスロットル位置センサが１９９５年１２月１５日に出願された出願人のオーストラリア特許出願ＰＮ７１６３号に記載された装置によって使用される場合においても適用可能である。スロットル位置センサはその信号全体内の明確な作動範囲を有する。エンジンのアイドル点に対応する出力信号が知られると、スロットル位置センサの作動範囲の各々を決定するために適応規則を使用することができる。このような適応規則は、電位差計の信号の範囲の公知の制限値とともに増大したスロットル位置センサ出力信号値と実際のエンジンスロットル位置自身との間に存在する公知の関係に基づいている（すなわち、この関係はアイドルとＷＯＴ設定値との間の直線的な関係であり、センサ出力信号は、エンジンスロットルの増大した開放の程度に対応して傾斜状に対応する）。したがって、センサ信号範囲の１つの点に対応する公知の位置が知られると、センサトランスファー機能は、センサ信号範囲の他の点を決定するために適用される。信号の全体の異なる動作範囲は、例えばアイドル動作範囲、オフアイドルマニュアル動作範囲及びＷＯＴ動作範囲を含む。しかしながら、スロットル位置センサ出力信号値と実際のエンジンスロットル位置自身との間の関係は、トランスファー機能によって再生されることに注意することが重要である。これは、性質上直線的ではあるが、必ずしも上方に傾斜してはいない。それにもかかわらず、本発明の方法は、（トランスファー機能によって定義されるような）信号範囲内の信号をセンサが関連するある手段、例えばスロットルの第１の公知の位置に対応するように発生することができるとすれば、センサを本来の位置に設定することができる異なる転移機能を有するセンサに等しく適用可能である。従来、アイドルスロットル位置信号は、低い最小限のセンサ信号出力値、通常、電圧また電流値、スロットル位置センサ範囲の極限値に対応するが、ＷＯＴ位置信号は、スロットル位置センサの高いまたは最大限の電圧出力値に対応する。しかしながら、前述したような出願人のオーストリア特許出願において説明したような２つのスロットル位置センサを使用する複数のスロットル位置において、この逆のことがスロットル位置センサの一方における場合でも真実であることを留意すべきである。よって、制御装置は、信号出力範囲、通常電圧範囲、アイドル状態の極限値を検出するために必要になる。通常、この性質の情報は、特定のエンジン設定の変数であり、制御装置によって使用するためにあらかじめ記録される。通常、スロットル位置センサは、０から５ボルトの範囲で電圧信号を送ることができる電位差計である。しかしながら、アイドルが０Ｖに設定され、ＷＯＴが５Ｖに設定されることはいうまでもない。通常、アイドルは０ボルトよりわずかに上に設定され、ＷＯＴは、５ボルトよりわずかに下に設定される。さらに値は、アイドルとＷＯＴとの範囲に制限され、これを越えると前述した出願人のオーストリア特許出願ＰＮ７１６３に説明するように異常なスロットル位置センサの状態がエイジン制御手段によってフラグがつけられる。スロットル位置センサは、その完全なスイープを使用するためにエンジン上で組み立てることもできる。例えば、９０°の電位差計は、アイドルから７０°の角度全体の偏向を有するエンジン上で使用される。この７０°は、９０°の角度範囲の中間にあるように配置され、フラグのついた異常な状態において７０°の各端部での範囲を可能にする。これは、異なる角度のスイープを有する電位差形に等しく適用可能である。スロットル位置センサによって発生された信号は、ノイズを除去するように濾波される。さらに、もし信号が過剰なノイズを受けるように決定される場合には、この出力信号は、エンジンが公知の位置にある間、すなわちアイドル中に、平均的なまたは安定した状態の最終的な信号値になる前に多数回サンプルをとることが有利であり、この信号値が所定の境界の間にあると仮定すれば、アイドルに対応するものとして選択される。これは、ＷＯＴと対応する最終的な信号値に関する場合と同様である。スロットル位置センサの通常の直線的な特徴から確立された他の信号点は、最小限許諾可能なアイドルしきい値と最大限許諾可能なＷＯＴしきい値である。これらの境界値を越えると、異常なスロットル位置センサ状態は、フラグがつけられ、必要に応じて作動する。この方法は、それがさらに従来の機械的オペレータ制御スロットル装置であるとき、スロットル装置がドライブバイワイヤ（ＤＢＷ）制御装置によって制御されるスロットル装置に等しく適用可能である。本発明は、添付図面を参照して行われる好ましい実施例の次の説明からさらに完全に理解できるであろう。図１は、スロットル位置センサが本発明の方法によって調整されるエンジンのブロック図である。図２は、本発明の方法によって調整されるスロットル位置センサの電圧信号ワイパ角度の特徴である。図１を参照すると、空気インテークマニフォルド７と排気マニフォルド１０とを含む３気筒エンジン８が示されている。インテークマニフォルド７は、空気インテーク通路１１に連通している。空気インテーク通路１１にはオペレータ制御スロットル弁１２が取り付けられている。エンジン８は、スロットル弁１２がオペレータ制御スロットルレバー１４によって手動で作動される。舶用エンジン８は、多数の従来の舶用エンジンがそうであるように、通常ギヤの選択を制御するスロットルレバー１４がエンジン８のアイドル作動に対応する中間位置に戻るまでエンジンを作動することができないことは理解できるであろう。さらに本発明は、舶用エンジンに適用する際に制限されないことは理解できよう。動作において、オペレータが、アイドル位置からスロットル水準１４を作動させるとき、スロットル位置センサまたは電位差計１５がその負荷要求を指示するエンジン８の制御装置、通常電気制御ユニット（ＥＣＵ）に信号を提供する。電位差計１５は、公知のタイプであり、ワイパ接触部材が電気抵抗器上を掃引し、スロットル弁１２の特定の位置に対応する電圧信号を提供する従来の種類である。適当なルックアップマップを備えたＥＣＵは、エンジン８によって必要な燃料の流れを決定し、その燃焼室内に所望の空燃比を達成するためにエンジンに流れる必要な空気流を決定する。よって、スロットル位置の設定は、エンジン８の動作の制御の正しい空燃比及び／または最適な制御を確立するために非常に重要であることが理解できよう。したがって、スロットル電位差計１５の調整は、エンジン８の作動範囲を通していくつかの条件においてスロットル位置の適当な設定にとって重要である。さらに上述した構成は、スロットルセンサ１５が第１のセンサであり、精度が非常に重要である装置であることが理解できよう。スロットル位置センサまたは電位差計１５は、スロットル装置１２に直接接続された軸に取り付けられ、軸１３は、手動で作動されるスロットルレバー１４から直接駆動される。よって動作において、スロットルレバー１４は、オペレータによって所望の位置まで移動され、スロットル手段１２を開閉するように作動するように軸１３を移動する。もちろん、スロットル位置センサ１５は、他の適当な場所に配置されることが理解できよう。例えば、センサ１５は、レバー１４の異なる位置が、異なるエンジン燃料速度に対応するようにスロットルレバー１４に対して隣接するか、作動的な関係に配置することができる。別の例として、センサ１５は、スロットルレバー１４によって作動されるとともにスロットル手段１２を作動する独立したカム手段上に配置することができる。好ましい実施例に関して、スロットル１２の動きは、ドライバの要求の尺度としてＥＣＵ１７によって使用されるスロットル電位差計１５によって電圧信号が発生される。信号は、ルックアップマップに入力され、このマップは、与えられたドライバの要求においてサイクル毎の特定の燃料（ＦＰＣ）設定を提供する。スロットル位置の指示が、ＦＰＣルックアップマップへの単独の入力として使用されるが、これは、１つの他の例としての装置である。有利には、ドライバの要求及びエンジンの速度は、エンジン８についての所望のＦＰＣを提供するためにルックアップマップへ入力される。このような空燃比制御方法の説明は、出願人のオーストラリヤ特許出願第３４８６２／９３に見いだされ、その内容は、参照してここに組み込まれている。また、上述した内容は、主に、燃料ベース制御装置に関するが、しかしながら、原理として、なぜサイクル毎のエア（ＡＰＣ）をまず設定することができないかの理由はない。出力ＦＰＣによれば、適当なＡＰＣは、エンジン８の必要な空燃比を確立するために設定される。もし、空気ベース制御装置が制御される場合には、次に適当なＦＰＣを設定することができる。前述したように、エンジン８が始動したとき、エンジンの始動は、通常エンジン速度がゼロでないニュートラル位置で生じるが、ドライバの要求はゼロに等しい。またこのニュートラル位置は、エンジン８のアイドル動作に対応し、アイドルのスロットル位置は公知であり、アイドルに対応する電位差計の電圧は容易に記録される。通常、記録された電圧は、スロットル位置センサ範囲の低い最小限の電圧出力に対応するが、これは必ずしも後述するようでなくともよい。ワイドオープンスロットル（ＷＯＴ）に対応する所望の電圧は所望ならば、ＷＯＴ状態のエンジンの動作によって計測され、記録される。また、それは、例えば、与えられた電位差計のタイプにおいて±１％の精度を提供するために適合規則を参照することによって計算されるが、他の承諾可能な規則もし使用することができる。通常、電位差計１５は、０ないし５Ｖの範囲で信号を生成するが、これは好ましいものと理解される。さらにアイドル及びＷＯＴ条件に対応する信号は、必ずしもそうでなくてなならないものではないが、０Ｖまたは５Ｖに設定されることが好ましい。もし、“境界外の”の信号の範囲がエンジン８の動作中に検出される場合には、通常、フラグが立てられた電位差計１５の故障が電圧範囲の双方のいずれかまたは双方で“境界外”の範囲がある。ところで、電圧は従来の有利な通常の出力であるが、他の種類の信号、例えば、電流または電圧の派生物を除外することを意図するものではない。エンジン８は、アイドルとＷＯＴ条件との間で１つの作動範囲を有することはない。通常、エンジン８及びスロットル位置電位差計１５は、信号の全体の範囲内に多数の明確な作動範囲を有する。したがって、作動点を通して所望の作動点の各々に対応した電圧信号は適合規則によって計測される。範囲の制限に対応する電圧信号は、このような適合規則を使用して容易に調整される。適合規則は、エンジンのメーカによって所望なものとして構成される。しかしながら、調整中、センサの電圧出力とワイパまたは電位差計角度φの間の直線的な特徴が有利である。さもなければ、所望ならば、多項式または他の特徴を使用することができる。例えば、９０°の電位差計の場合、トラベルまたはワイパ接触範囲のセンサの制限は、７０°台の回転であり、この範囲は図２に示すように必要に応じて種々の動作範囲に分割される。適合規則は、通常φ及び電位差計１５の種々の作動範囲の制限の通常の電圧出力を計算し、所望ならば繰り返して、所望の電圧及びφを計算する。また適合規則はポ電位差計の特徴を計算する。スロットル位置電位差計１５を調整するとき１つの電圧値を使用することができるが、これは本質的なことではない。多数の電圧値が、例えば、１ないし１０ｍｓの間隔でサンプルとしてとられ、平均で安定した状態の値が使用されるが、始動時に絶対値を使用することもできる。安定した状態の値の場合、電圧は、ある値、すなわち０，０１ボルト以下の値の間の変化である。もし、読み取り値の変化が平均または傾向の値から所定の制限値以上に変化する場合には、ノイズの効果を低減するか、またはなくすようにするために構成されたフィルタルーチンで処理される。図２を参照すると、アイドル点は、濾波された信号を使用して平均数のサンプルから決定される。種々の作動範囲を画定する追加のブレーキ点は、アイドル点に従来のシステムの知識を加えることによって決定することができる。例えば、 “wot min”は、アイドル点プラスセンサのふれ全体の範囲に等しく、“wot max ”は、アイドル点プラスセンサのふれ全体の範囲に等しい。しかしながら、作動範囲ブレーキ点を決定する他の方法を使用することもできることは理解できよう。従来の知識は、センサ１５自身のスタック誤差（直線性）及びスロットル装置のハードウエア（リンケージ等）との相互作用から決定される。この値は、最初にアイドル状態を出、スロットルブレードが完全に開放したこと（ＷＯＴ）を指示した後、すべてのエンジンが再びアイドルに入ることが補償されるように選択される。さらに、最初のアイドル点を受け入れる規則が存在する。エンジン８に対するセンサの設置のスタック誤差は予期される可能なサンプルアイドル点の範囲を発生する。もし測定されたアイドル点が、予期された領域内にない場合には、ＥＣＵは、疑わしい悪いセンサの情報を流し、必要な予備的な警告手段をとる。例えば、後述するような２つのセンサの設置において、ＥＣＵは残りのセンサに依存する。この領域は、警告または種々のエラーについてフラグをつける小さい領域に分割される。故障の誤差を向上するために、２つのスロットル位置電位差計１５が、１９９５年１２月１５日に出願されたオーストラリア特許出願に説明されているような舶用エンジン８に使用されることが有利である。これらは所望ならば、一緒に調整される。これらの電位差計１５が反対に回転することが適当であり、この場合、電位差計１５の一方のアイドル電圧信号は、上述した調整に対して高い最大限の値であることが望ましい。関連する適合規則は、直線的であるが負の傾斜のままである。本発明の変形例は、この内容を読んだときに当業者に明らかである。このような変形例は、本発明の範囲内にあると考慮される。特に、本発明の方法は、舶用エンジンの電位差計の調整には制限されず、本発明は、自動車、オートバイまたは他の乗り物に使用することができる。本発明の方法は、多くの種類の電位差計、特に動作の一方が知られている場合、特に、動作の始めに動作の一方の公知の極限の値が知られている場合の多くの電位差計に適用可能である。例えば、排気またはＥＧＲ弁が完全に開放した位置で作動を開始し、それから上述した方法と同様な方法で弁の作動範囲が決定される。この場合において、検出されたエレメントが公知のように設定され、公知の位置に対応するセンサの信号範囲内の信号がセンサによって発生され記録される、エンジンにエンジンエレメントを本来の位置に設定するためセンサを調整する方法が提供される。センサの信号の範囲内の他の信号が、エンジンエレメントの第２の公知の設定に対応するように測定される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成９年７月２１日（１９９７．７．２１）【補正内容】あるエンジンの用途において、電位差計の設定の精度はもっとも重要である。例えば、出願人の直接燃料噴射式２ストローク技術を使用するあるエンジンの用途において、スロットル位置電位差計は、荷重制御用の一次センサであり、他の従来の装置において、それは二次センサである。例えば、従来のいくつかの４ストロークエンジンは、エンジンの空気流の水準及び燃料速度を決定するためにラムダまたは酸素センサに依存する。このようなエンジンのスロットルセンサは、エンジンの全体動作を読み取る（書き取る）際に、二次入力、または少ない重要性の低い入力として作用する。いくつかのこのような装置によって、エンジンは、スロットル位置センサが故障した場合、満足のゆくように作動することができる。燃料ベースの制御装置を有する出願人の直接燃料噴射式エンジンに関しては、エンジンの燃料の水準がスロットル位置によって示されるようなオペレータの要求に直接依存する。よって、このような用途において、スロットル位置電位差計は、第１のセンサであり、エンジンの満足のゆく動作に対して重要である。したがって、本発明の目的は、従来の方法より時間がかからず、誤動作の少ないセンサ、通常、電位差計を調整する方法を提供することである。これに鑑みて、本発明は、エンジンスロットルの公知の第１の位置に対応するスロットル位置センサ出力を検出し、エンジンスロットルの公知の第１の位置に対応するスロットル位置センサ出力を検出し、前記スロットル位置センサ出力を基礎として前記スロットル位置センサの信号範囲を決定する、前記エンジンスロットルが公知の第１の位置にあるエンジンにスロットル位置センサを所定の位置に設定する方法を提供する。前記センサの前記信号の範囲内の信号は、第２の公知のスロットル位置と対応して調整され記録される。さらに詳細には、本発明は、エンジンにスロットル位置センサを設定し、前記エンジンスロットルは、スロットル位置設定の１つの極限値で第１の公知の位置にあり、前記スロットルの第１の公知の位置に対応するスロットル位置センサの信号範囲の一方の極限値の信号を発生し、前記信号を記録し、第２の公知のスロットル位置に対応するように前記センサの信号範囲内の信号を測定して前記信号を記録する。【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成１０年３月１７日（１９９８．３．１７）【補正内容】請求の範囲８．前記スロットル位置設定は、特定のエンジン動作条件に対応する請求項７に記載の方法。９．前記エンジンスロットルの第１の公知の位置は、前記エンジンのアイドル動作に対応する位置である請求項１ないし８のいずれか１項に記載の方法。１０．前記エンジンスロットルの第２の公知の位置は、ワイドオープンスロットル（ＷＯＴ）に対応する位置である請求項３ないし９のいずれか１項に記載の方法。１１．前記位置センサの設定は、ドライバの要求がゼロに等しいエンジンの始動中に実行される請求項１ないし１０のいずれか１項に記載の方法。１２．前記位置センサの設定は、前記エンジンの各始動で生じる請求項１ないし１１のいずれか１項に記載の方法。１３．２つのスロットル位置センサは、前記エンジンで始動され、少なくとも一方は、請求項１ないし１２のいずれか１項に記載の方法で設定される請求項１ないし１２のいずれか１項に記載の方法。１４．前記位置センサ信号範囲は、多数の明確な作動範囲に分割される請求項１ないし１３のいずれか１項に記載の方法。１５．各明確な作動範囲は、適合規則によって決定される請求項１４に記載の方法。１６．前記適合規則は、前記スロットル位置センサ出力と実際のエンジンスロットル位置との間の公知の関係に基づいている請求項１５に記載の方法。１７．前記公知の関係は線状である請求項１６に記載の方法。１８．前記明確な動作範囲は、アイドル動作範囲、オフアイドル手動動作範囲およびワイドオープンスロットル（ＷＯＴ）動作範囲を含む請求項１４ないし１７のいずれか１項に記載の方法。１９．前記アイドルスロットル位置は、前記センサ信号範囲の低いセンサ出力信号値の極限位置に対応する請求項９に記載の方法。２０．前記ＷＯＴ位置は、前記センサ信号範囲の高いセンサ出力信号値の極限位置に対応する請求項１０に記載の方法。２１．前記アイドルスロットル位置は、前記センサ信号範囲の高いセンサ出力信号値の極限値に対応し、前記ＷＯＴ位置は、複合スロットル位置センサ装置の低いセンサ出力信号値に対応する請求項９に記載の方法。２２．信号の範囲の境界の値は、前記境界値の外側のセンサ出力値が制御ユニットに異常なスロットル位置にフラグをつけるように設定される請求項１４ないし２１のいずれか１項に記載の方法。２３．前記信号は、ノイズを除去するために濾波される請求項１ないし２２のいずれか１項に記載の方法。２４．燃料ベース制御法によって作動されるエンジンにおいて実行される請求項１ないし２３のいずれか１項に記載の方法。２５．前記空気ベース制御法によって作動されるエンジンにおいて実行される請求項１ないし２３のいずれか１項に記載の方法。２６．アイドル状態以外の状態においてエンジンが始動するのを防止するスロットルインターロックを有するエンジンにおいて実行される請求項１ないし２５のいずれか１項に記載の方法。２７．エンジンスロットルが公知の第１の位置にあるエンジンのセンサを調整する方法を含む、エンジンエレメントが第１の公知の位置にあるエンジンにエンジンエレメントの設定を検出するセンサを調整する方法であって、前記エンジンエレメントの公知の第１の位置に対応する前記センサ出力を検出し、前記センサ出力を基礎として前記センサの信号範囲を決定するセンサを調整する調整方法。２８．前記センサの信号の範囲内の信号は、前記エンジンエレメントの記録された公知の設定に対応するように調整される請求項２７に記載の方法。２９．舶用エンジン内で実行される請求項１ないし２８のいずれか１項に記載の方法。３０．前記センサは電位差計である請求項１ないし２９のいずれか１項にに記載の方法。【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成１０年３月１９日（１９９８．３．１９）【補正内容】請求の範囲１．エンジンスロットルの公知の第１の位置に対応するスロットル位置センサ出力を検出し、前記スロットル位置センサ出力を基礎として前記スロットル位置センサの信号範囲を決定する、前記エンジンスロットルが公知の第１の位置にあるエンジンにスロットル位置センサを所定の位置に設定する方法。２．前記第１の公知のスロットル位置は、スロットル位置設定の１つの極限であり、前記スロットルの第１の公知の位置に対応するセンサの信号の範囲の一方の極限の信号は、前記センサによって発生される記録される請求項１に記載の方法。３．前記センサの信号の範囲は、第２の公知のスロットル位置に対応するように調整され記録される請求項１または２に記載の方法。４．前記他の信号は、前記センサの信号の範囲の他の極限値に対応し、スロットル位置の設定の他の極限値で第２の公知のスロットル位置と対応するように調整され記録される請求項３に記載の方法。５．前記第１の公知のスロットル位置にエンジンスロットルを設定する請求項１ないし４のいずれか１項に記載の方法。６．前記エンジンスロットルは前記スロットルの前記第１及び／または第２の公知の位置に駆動されるか起動される請求項３または４のいずれか１項に記載の方法。７．２つの極限値の間の前記信号範囲は、前記範囲内にある信号がスロットル位置の設定に対応するように測定される請求項４，５または６に記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者ホーケン，ウェインアンドリューオーストラリア連邦ウェスターンオーストラリア州、ラングフォード、ウッドモア、ロード、39、ユニット、15 (72)発明者シュネプル，トーマスオーストラリア連邦ウェスターンオーストラリア州、ウェンブリィ、ジャージー、ストリート、169ビー

Claims

【特許請求の範囲】１．エンジンスロットルが公知の位置にあり、前記公知の位置に対応するセンサの信号の範囲内にある信号が、センサによって発生され記録されるエンジンにスロットル位置センサを設定する方法。２．前記第１の公知の位置は、スロットル位置設定の１つの極限値であり、前記スロットルの第１の公知の位置に対応するセンサの信号の範囲の一方の極限の信号は、センサによって発生され記録される請求項１に記載の方法。３．前記センサの信号の範囲内の他の信号は、第２の公知のスロットル位置に対応するように調整され記録される請求項１または２に記載の方法。４．前記センサの信号の範囲の他の信号は、前記センサの信号の範囲の他の端部に対応し、スロットル位置の設定の他の極限値で第２の公知のスロットル位置と対応するように調整される請求項３に記載の方法。５．前記第１の公知の位置にエンジンスロットルを設定する請求項１ないし４のいずれか１項に記載の方法。６．前記エンジンスロットルは前記スロットルの前記第１及び／または第２の記録された公知の位置に駆動されるか起動される請求項１ないし４のいずれか１項に記載の方法。７．２つの極限の間の前記信号範囲は、前記範囲内にある信号がスロットル位置の設定に対応するように測定される請求項４，５または６に記載の方法。８．前記スロットル位置設定は、特定のエンジン動作条件に対応する請求項７に記載の方法。９．前記エンジンスロットルの第１の公知の位置は、前記エンジンのアイドル動作に対応する位置である請求項１ないし８のいずれか１項に記載の方法。１０．前記エンジンスロットルの第２の公知の位置は、ワイドオープンスロットル（ＷＯＴ）に対応する位置である請求項３ないし９のいずれか１項に記載の方法。１１．前記位置センサの設定は、ドライバの要求がゼロに等しいエンジンの始動中に実行される請求項１ないし１０のいずれか１項に記載の方法。１２．前記位置センサの設定は、前記エンジンの各始動で生じる請求項１ないし１１のいずれか１項に記載の方法。１３．２つのスロットル位置センサは、前記エンジンで始動され、少なくとも一方は、請求項１ないし１２のいずれか１項に記載されるように設定されている方法。１４．前記位置センサ信号範囲は、多数の明確な作動範囲に分割される請求項１ないし１３のいずれか１項に記載の方法。１５．各明確な作動範囲は、適合規則によって決定される請求項１４に記載の方法。１６．前記適合規則は、スロットル位置センサ出力と実際のエンジンスロットル位置との間の公知の関係に基づいている請求項１５に記載の方法。１７．前記公知の関係は線状である請求項１６に記載の方法。１８．前記明確な動作範囲は、アイドル動作範囲と、オフアイドル手動動作範囲およびワイドオープンスロットル（ＷＯＴ）動作範囲である請求項１４ないし１７のいずれか１項に記載の方法。１９．前記アイドルスロットル位置は、前記センサ信号範囲の低いセンサ出力信号値の端部に対応する請求項９に記載の方法。２０．前記ＷＯＴ位置は、前記センサ信号範囲の高いセンサ出力信号値の極限値に対応する請求項１０に記載の方法。２１．前記アイドルスロットル位置は、前記センサ信号範囲の高いセンサ出力信号値の極限値に対応し、前記ＷＯＴ位置は、複合スロットル位置センサ装置の低いセンサ出力信号値に対応する請求項９に記載の方法。２２．信号の範囲の境界の値は、前記境界値の外側のセンサ出力値が制御ユニットに異常なスロットル位置にフラグをつけるように設定される請求項１４ないし２１のいずれか１項に記載の方法。２３．前記信号は、ノイズを除去するために濾波される請求項１ないし２２のいずれか１項に記載の方法。２４．燃料制御法によって作動されるエンジンにおいて実行される請求項１ないし２３のいずれか１項に記載の方法。２５．前記空気ベース制御法によって作動されるエンジンにおいて実行される請求項１ないし２３のいずれか１項に記載の方法。２６．アイドル状態以外の状態においてエンジンが始動するのを防止するスロットルインターロックを有するエンジンにおいて実行される請求項１ないし２５のいずれか１項に記載の方法。２７．前記エンジンエレメントが第１の公知の位置にあり、前記公知の位置に対応するエンジンセンサの信号範囲内の信号がセンサによって発生され、記録される、エンジンの所定の位置にエンジンエレメントの設定を検出するセンサの調整方法。２８．前記センサの信号の範囲内の信号は、前記エンジンエレメントの記録された公知の設定に対応するように調整される請求項２７に記載の方法。２９．舶用エンジン内で実行される請求項１ないし２８のいずれか１項に記載の方法。３０．前記センサは電位差計である請求項１ないし２９のいずれか１項にに記載の方法。