JP2010114502A - バイアス回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な周波数特性を得ることができるバイアス回路を提供する。
【解決手段】信号が入力される信号線路入力端子12から能動素子10の入力端子に至る入力線路11と、能動素子の出力端子から信号を出力する信号線路出力端子22に至る出力線路21とを備えた回路に設けられ、能動素子に直流電力を供給する基板上に形成されたバイアス回路において、直流電力が供給される給電線路27aと、出力線路と給電線路とを接続する曲げ加工された架橋形の金属構造体20と、給電線路と金属構造体との接続点と接地との間に設けられた容量素子26を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、増幅回路を構成する能動素子に直流電力を給電するためのバイアス回路に関する。
トランジスタを用いた増幅回路では、信号経路に直流電力を供給してトランジスタに給電する必要があり、この給電のために、バイアス回路が設けられている。バイアス回路を構成する場合、信号経路に直流電力を供給するための電源回路を直接に接続すると、本来はトランジスタに入力されるべき信号がバイアス回路に回り込み、伝送特性の劣化や発振現象を引き起こす。
また、無線回路のように、信号経路が一定の特性インピーダンス(通常の無線回路では50[Ω])で整合されている場合は、信号経路を形成する信号線路とバイアス回路の装荷部とのインピーダンスの不連続により、信号線路入力端子から入力されて、信号線路とバイアス回路との接続点まで到達した信号は、信号線路入力端子に反射し、この反射した信号に起因して伝送特性が劣化する。
したがって、バイアス回路が信号線路を伝達される信号に影響を与えないためには、以下の2点が重要となる。
(A)信号がバイアス回路に回り込まないこと
(B)信号がバイアス回路と信号線路との接続点で反射されないこと
上記(A)および(B)を満たすためには、信号の周波数においてバイアス回路が開放状態、つまり非常に高いインピーダンスになることが必要である。特に(B)では、入力される信号と反射される信号の関数である電圧定在波比VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)が1.2以下、または反射損失が20.83[dB]以上になることが要求される。
ここで、図5に示すような、入力線路1と出力線路2の間にバイアス回路3が接続された回路において、具体的にどの程度のインピーダンスの値までであればVSWR≦1.2を満足するかについて考える。図5に示す回路における入力VSWRは、入力線路1の特性インピーダンスZin、出力線路2の特性インピーダンスZoutおよび入力線路1と出力線路2との間に接続されるバイアス回路3のインピーダンスZbの関数であり、下記(1)式によって表される。
Figure 2010114502
通常の高周波回路においては、入力線路1および出力線路2のインピーダンスは、50[Ω]である。(1)式のZinおよびZoutに50[Ω]を代入してVSWR≦1.2の条件を求めると、Zb=250[Ω]が得られる。したがって、信号が通過する入出力線路(入力線路1および出力線路2)から見てバイアス回路3のインピーダンスは、250[Ω]以上が必要である。
多くのバイアス回路は、交流である信号に対しては開放状態と等価になり、直流に対しては短絡状態と等価になるコイルを用いて給電を行っている。図6は、このようなコイルを用いたバイアス回路を備えた増幅回路の一例を示す回路図である。また、図7は、図6に示す増幅回路の構造を示す上面図であり、この増幅回路は、裏面全体が接地導体であるマイクロストリップ線路を用いた基板上に形成されている。なお、図7においては、接地導体および直流電力供給装置は省略されている。
図6および図7に示される増幅回路では、増幅素子として電界効果トランジスタ(以下、「FET」という)10が用いられており、ソースが接地され、ゲートから入力された信号がドレインから出力されるソース接地回路となっている。FET10は、ディプレション型で定義されており、ゲートに負の電圧が印加され、ドレインに正の電圧が印加される。
FET10のゲートは、途中に直流カットコンデンサ13が挿入された信号線路11によって、信号線路11の開放端部に形成された信号線路入力端子12に接続されている。直流カットコンデンサ13は、後述するゲートバイアス回路14からFET10のゲートに供給される直流電力が信号線路入力端子12側に漏れないように、信号に対しては短絡状態となるが、直流に対しては開放状態となるように機能する。
FET10のドレインは、途中に直流カットコンデンサ23が挿入された信号線路21によって、信号線路21の開放端部に形成された信号線路出力端子22に接続されている。直流カットコンデンサ23は、ドレインバイアス回路24からFET10のドレインに供給される直流電力が信号線路出力端子22側に漏れないように、信号に対しては短絡状態となるが、直流に対しては開放状態となるように機能する。
ゲートバイアス回路14は、FET10のゲートと直流カットコンデンサ13とを結ぶ信号線路11に接続されている。このゲートバイアス回路14は、コイル15、交流接地用コンデンサ16および直流電力供給装置17から構成されている。コイル15は、信号線路11と直流電力供給装置17との間に配置されている。直流電力供給装置17は、直流電力を発生し、負の電圧を、コイル15および信号線路11を介してFET10のゲートに供給する。交流接地用コンデンサ16は、その一端がコイル15と直流電力供給装置17との接続点に接続され、他端はスルーホール18を介して裏面の接地導体に接続されている。交流接地用コンデンサ16は、直流電力供給装置17で発生されたノイズおよび信号線路11からコイル15を介して漏れてくる微弱な信号成分を吸収するために設けられている。
ドレインバイアス回路24は、FET10のドレインと直流カットコンデンサ23とを結ぶ信号線路21に接続されている。ドレインバイアス回路24は、コイル25、交流接地用コンデンサ26および直流電力供給装置27から構成されている。コイル25は、信号線路21と直流電力供給装置27との間に配置されている。直流電力供給装置27は、直流電力を発生し、正の電圧を、コイル25および信号線路21を介してFET10のドレインに供給する。交流接地用コンデンサ26は、その一端がコイル25と直流電力供給装置27との接続点に接続され、他端はスルーホール28を介して裏面の接地導体に接続されている。交流接地用コンデンサ26は、直流電力供給装置27で発生されたノイズおよび信号線路21からコイル15を介して漏れてくる微弱な信号成分を吸収するために設けられている。
以上のように構成される増幅回路において、FET10のゲートおよびドレインに印加される直流電力から見ると、交流接地用コンデンサ16および交流接地用コンデンサ26は開放状態と等価になり、また、コイル15およびコイル25は短絡状態と等価になる。したがって、ゲートバイアス回路14の直流電力供給装置17から出力される直流電力は、直流供給経路(ゲートバイアス)32に示すように、交流接地用コンデンサ16を無視してコイル15を通過し、さらに、直流カットコンデンサ13を無視してFET10のゲートに印加される。同様に、ドレインバイアス回路24の直流電力供給装置27から出力される直流電力は、直流供給経路(ドレインバイアス)33に示すように、交流接地用コンデンサ26を無視してコイル25を通過し、さらに、直流カットコンデンサ23を無視してFET10のドレインに印加される。
また、信号線路入力端子12から入力される信号および信号線路出力端子22から出力される信号は交流であるため、直流カットコンデンサ13および直流カットコンデンサ23は短絡状態と等価になる。したがって、図6および図7に示す増幅回路は、交流信号から見た場合、図8に示す等価回路で表すことができる。この等価回路において、信号線路11からコイル15を見たインピーダンスZLおよび信号線路21からコイル25を見たインピーダンスZLは、コイル15またはコイル25(以下、これらを総称して単に「コイル」と呼ぶ場合もある)のインダクタンスLと信号の周波数f0との関数であり、下記(2)式によって示される。
Figure 2010114502
(2)式より、インダクタンスLまたは信号の周波数f0が大きくなればインピーダンスZLは大きくなる。信号の周波数f0が十分大きく、コイル15およびコイル25を開放状態とみなすことができる場合は、信号はゲートバイアス回路14およびドレインバイアス回路24(以下、これらを総称して単に「バイアス回路」と呼ぶ場合もある)にそれぞれ流れ込まないため、上述した(A)および(B)の条件を満たすことができ、信号線路入力端子12から入力された信号は、信号経路31を通って信号線路出力端子22から出力される。
しかしながら、実際のコイルはインダクタンスと並列に接続される寄生容量によるキャパシタンスを有しており、図6および図7に示す増幅回路は、交流信号から見た場合、図9に示すような等価回路で表される。この等価回路において、信号線路11からコイル15を見たインピーダンスZLCおよび信号線路21からコイル25を見たインピーダンスZLCは、コイル15またはコイル25のインダクタンスL、寄生容量のキャパシタンスCおよび信号の周波数f0の関数であり、(3)式によって示される。
Figure 2010114502
図10は、コイル15またはコイル25のインダクタンスL=50[nH]、寄生容量のキャパシタンスC=0.5[pF]とした場合のインピーダンスZLCの周波数特性を示す。また、図11は、インピーダンスZLC、インダクタンスLのみで寄生容量が存在しない場合のインピーダンスZLおよび寄生容量のみでインダクタンスLが存在しない場合のインピーダンスZCの周波数特性を比較して示す。なお、図11においては特性を把握しやすいように、横軸は対数表示になっている。
(3)式の最右辺より、信号の周波数f0の2乗が、コイル15またはコイル25のインダクタンスLと寄生容量のキャパシタンスCとの積の逆数1/LCよりも十分小さい場合、4π0 を無視することができ、ZLCはZLに等しくなる。これは、図11の符号αで示される周波数帯において、ZLCの曲線とZLの曲線とがほぼ一致していることからも確認できる。したがって、周波数が低い領域では実際のコイルも理想的なコイルとみなすことができるため寄生容量を無視することができ、図9に示した等価回路において、信号線路入力端子12に入力された信号は、信号経路31を通って信号線路出力端子22から出力される。
しかしながら、信号の周波数f0の2乗が、コイル15またはコイル25のインダクタンスLと寄生容量のキャパシタンスCとの積の逆数1/LCよりも十分大きい場合、(3)式の分母内の1/LCは0に置き換えることができるので、(3)式は下記(4)式のように置き換えることができる。
Figure 2010114502
(4)式より、信号の周波数f0の2乗が、コイル15またはコイル25のインダクタンスLと寄生容量のキャパシタンスCとの積の逆数1/LCよりも十分大きい場合、図9に示した等価回路では、コイル15またはコイル25のインダクタ部分は無視され、これらに並列に接続された寄生容量が支配的になる。したがって、図6および図7に示す増幅回路は、交流信号から見た場合、図12に示す等価回路に置き換えられる。これは、図11の符号γで示される周波数帯において、ZLCの曲線とZCの曲線とがほぼ一致していることからも確認できる。したがって、信号の周波数f0が高い場合は、(4)式より、周波数に反比例してバイアス回路のインピーダンスが下がるためVSWRが増加し、上述した(A)および(B)の条件を満足できないためバイアス回路は寄生容量が支配的になる周波数帯では十分に機能しないことを確認できる。
また、(3)式より
Figure 2010114502
となるとき、(3)式中の分母は0となりインピーダンスは無限大になる。これは、図10および図11において、1[GHz]近傍でインピーダンスが急峻に増加していることで確認できる。図10および図11中の1[GHz]のように、実際のコイルのインダクタンスと寄生容量のキャパシタンスによりインピーダンスが急峻に増加し、無限大となる周波数を自己共振周波数という。この自己共振周波数ではインピーダンスが著しく大きくなるため、信号の周波数と自己共振周波数が一致するようにコイルを選択する方法も存在するが、自己共振周波数は、通常、製造者によって特性が保障されておらずばらつきがあるため、自己共振周波数のばらつきによりバイアス回路の特性が大きく影響を受ける。したがって、バイアス回路には、自己共振周波数が信号の周波数帯域よりも高域側に実現されているコイルを用いる必要がある。
しかしながら、大電流を供給可能なバイアス回路を実現する場合、信号の周波数が高くなると、その周波数以上の自己共振周波数を有するコイルの実現は困難になる。この理由は、大電流をコイルに流す場合に、コイルの有する電気抵抗による発熱を下げるとともに、発熱した熱の放熱性を高めるために、コイルの導体断面積を大きくする必要があり、断面積を大きくするに伴って隣り合ったコイルの巻き線同士に生じる寄生容量も増大し、(5)式の分母が増大し自己共振周波数が低くなるためである。現時点では自己共振周波数が3GHz以上で2A以上の電流許容量を有するコイルは実現されていない。
コイルの自己共振周波数と電流容量の関係から、コイルを用いたバイアス回路では、大電流容量を有する回路を実現することは困難であるため、従来は、高周波特性に優れ、大電流容量を有するバイアス回路が必要な増幅回路には、1/4波長線路(以下、「λ/4線路」という)を用いたバイアス回路が用いられている。
図13は、このようなλ/4線路を用いたバイアス回路を備えた増幅回路の一例を示す回路図である。また、図14は、図13に示す増幅回路の構造を示す上面図であり、この増幅回路は、裏面全体が接地導体であるマイクロストリップ線路を用いた基板上に形成されている。なお、図14においては、接地導体および直流電力供給装置は省略されている。
この増幅回路は、図6および図7に示した増幅回路のゲートバイアス回路14がゲートバイアス回路14aに変更されるとともに、ドレインバイアス回路24がドレインバイアス回路24aに変更されて構成されている。以下においては、図6および図7に示した増幅回路と異なる点を中心に説明する。
ゲートバイアス回路14aでは、上述したゲートバイアス回路14のコイル15の代わりに、特性インピーダンスを有する配線パターンが用いられている。この配線パターンは、信号線路11の付け根から直流電力供給装置17に向かって、信号の中心周波数における波長λの1/4の電気長lとなる位置までに形成されており、以下、この配線パターンをλ/4線路19と呼ぶ。
ドレインバイアス回路24aでは、上述したドレインバイアス回路24のコイル25の代わりに、特性インピーダンスを有する配線パターンが用いられている。この配線パターンは、信号線路21の付け根から直流電力供給装置27に向かって、信号の中心周波数における波長λの1/4の電気長lとなる位置までに形成されており、以下、この配線パターンをλ/4線路29と呼ぶ。
以上のように構成される増幅回路において、FET10のゲートおよびドレインに印加される直流電力から見ると、交流接地用コンデンサ16および交流接地用コンデンサ26は開放状態と等価になり、また、λ/4線路19およびλ/4線路29は短絡状態と等価になる。したがって、ゲートバイアス回路14aの直流電力供給装置17から出力される直流電力は、直流供給経路(ゲートバイアス)32に示すように、交流接地用コンデンサ16を無視してλ/4線路19を通過し、さらに、直流カットコンデンサ13を無視してFET10のゲートに印加される。同様に、ドレインバイアス回路24aの直流電力供給装置27から出力される直流電力は、直流供給経路(ドレインバイアス)33に示すように、交流接地用コンデンサ26を無視してλ/4線路29を通過し、さらに、直流カットコンデンサ23を無視してFET10のドレインに印加される。
また、信号線路入力端子12から入力される信号および信号線路出力端子22から出力される信号は交流であるため、直流カットコンデンサ13および23は短絡状態と等価になる。したがって、図13および図14に示す増幅回路は、交流信号から見た場合、図15に示す等価回路で表すことができる。この等価回路において、ゲート側の信号線路11からλ/4線路19を見たインピーダンスをZlg、ドレイン側の信号線路21からλ/4線路29を見たインピーダンスをZldとすると、ZlgおよびZldは、配線長l、信号の周波数f0、基板の比誘電率εr、λ/4線路19の特性インピーダンスZ0gおよびλ/4線路29の特性インピーダンスZ0dとの関数であり、(6)式および(7)式によって示される。ここで、cは真空中の光速である。
Figure 2010114502
また、
Figure 2010114502
であり、λは周波数f0における信号の波長を表し、√εr・lは、比誘電率εrである基板上に長さlで形成された配線パターンの電気長を表している。図16は、一例として、Z0g=200[Ω]、Z0d=30[Ω]、l=25[mm]、εr=9、c=2.99792458×10m/sとし、ZlgおよびZldを計算した結果を示す。
特性インピーダンスは、配線パターンや同軸線路などといった信号の伝送路が有しているリアクタンスとサセプタンスの関数であり、マイクロストリップ線路の特性インピーダンスは、一般に、基板の比誘電率εr、基板厚hおよび配線パターン幅wを用いて(9)式に示す近似式で求められる。
Figure 2010114502
(9)式より、比誘電率εrおよび基板厚hが一定である場合、配線パターン幅wが大きいほど特性インピーダンスは低下する。(6)式、(7)式および(8)式より、√εr・lが下記(10)式を満たすときZlgおよびZldはそれぞれ無限大となる。
Figure 2010114502
これは、図16において、1[GHz]近傍においてインピーダンスが急峻に増大していることからも確認できる。この結果は、√εr・lがλ/4の長さとなるとき、λ/4線路19およびλ/4線路29は開放状態と等価になり、上述した(A)および(B)の条件を満たすため、図13および図14に示す増幅回路において、信号線路入力端子12に入力された信号は、信号経路31を通って信号線路出力端子22から出力されることを表しており、信号の周波数に対して配線パターン長をλ/4にすることによりバイアス回路を実現できることを示している。
また、(6)式および(7)式より、ZlgおよびZldは、Z0gおよびZ0dに比例することも確認でき、Z0gおよびZ0dが大きい場合、言い換えるとλ/4線路19またはλ/4線路29の幅が細い場合において、ZlgおよびZldは、広い周波数帯で高いインピーダンスを実現できることが示されている。これは、図16において、1[GHz]から周波数が離れるに従って低下するインピーダンスの勾配が、Zlgと比較してZldの方が緩やかとなっており、Zldが50[Ω]系でVSWR≦1.2を実現する250Ω以上のインピーダンスとなる周波数範囲は約0.9〜1.1[GHz]であるのに対して、Zlgでは約0.75〜1.25[GHz]と広帯域であることからも確認できる。
従来の電子管を用いた高周波および高出力の増幅器において、近年は、電子管に代えてトランジスタが用いられるようになりつつある。高出力のトランジスタを動作させるためには、供給する直流電力も増加させる必要があり、バイアス回路も高電力供給を可能にするため電流容量の大きなものを用いる必要がある。
λ/4線路のバイアス回路を用いた場合、電流容量を増加させるためには、線路の幅を広げるか、線路を構成する導体の厚さを増加させる必要がある。これは、配線パターンの電流容量は、配線パターンの厚さ、配線パターンの幅、配線パターンの材質が有する導電率と比例関係にあるためであり、配線パターンの電流許容量は、通常、MIL規格MIL−STD−275Dに準拠している。
しかしながら、周波数が高くなるに連れて、配線パターンの精度に特性が影響されやすくなるため、配線パターンの精度の低下につながる導体厚の増加は避けなければならない。したがって、一般に、配線パターンの幅を増加させて電流容量を増加させることが行われるが、λ/4線路の幅が広がれば、信号の中心周波数より離れた周波数におけるインピーダンスの勾配が低下するため、VSWR≦1.2となる周波数範囲が狭くなる。その結果、広い周波数帯域を利用する増幅器では、従来の回路で電流容量を増加させることが困難となっている。
なお、関連する技術として、例えば特許文献1は、超高周波帯で使用されるマイクロストリップ線路を用いた半導体素子の整合回路における半導体素子への直流バイアス回路を開示している。この直流バイアス回路は、100Ω以上の高特性インピーダンス(乃至は高リアクタンス)線路を実現するための細導体線路に対し、この細導体線路の高特性インピーダンスを保ったまま、熱伝導特性を改善するために、マイクロストリップ線路が形成されている絶縁体基板上に少なくとも1個の中継パターンを設け、細導体線路をこの中継パターンを介して中継し、中継パターンの寸法は細導体線路の太さの数倍程度にしたものである。
特公平2−49041号公報
高周波および高出力の増幅器を用いる通信として、SNG(Satellite News Gathering)と呼ばれる衛星中継などに使用される通信が知られている。SNGでは、13.75〜14.5[GHz]の高い周波数帯が用いられ、100W以上の高い出力が求められており、増幅器は、トランジスタを合成して構成される。SNGに使用される増幅器には、50[W]級のトランジスタを用いることができるが、50[W]級のトランジスタで最高出力を得るためには5[A]以上の直流電流を供給する必要がある。
SNGで使用される増幅器で扱われる信号は周波数が高いため、増幅回路を構成する基板による信号の損失が大きくなる。基板による信号の損失を抑えるためには、基板の厚さを薄くし、誘電率および誘電正接が低い基材を用いる必要がある。また、配線パターンの精度も50[μm]程度要求されるため、配線パターンを形成する銅厚は50[μm]以下が望ましい。したがって、比誘電率および誘電正接が低いテフロン(登録商標)基板であって、基板厚が0.508[mm]、導体厚が35[μm]のものを用いることが一般的であると考える。
また、基板の誘電率、基板厚および配線パターンの寸法は製造上のばらつきがあり、温度や環境条件などでも変動する。基板の誘電率、基板厚、配線パターンの寸法の変動は回路の周波数特性に影響を与えるため、回路に要求される周波数範囲は通信に用いる周波数範囲よりも広く余裕を持たせる必要がある。
以上の条件において、MIL−STD−275Dに準拠した、許容電流が5[A]以上となる配線パターンの幅を求めると、幅3[mm]が得られる。図17は、図13および図14に示したバイアス回路のドレインバイアス回路24で3mmの配線パターンを用いてλ/4線路29を実現した際の反射特性を示す。なお、λ/4線路29を接地するための素子として、交流接地用コンデンサ26の代わりに、オープンスタブが用いられる場合もある。
図17に示すように、VSWRが1.2以下、すなわち反射損失≧20.83[dB]となる周波数範囲は、13.748〜14.511[GHz]である。したがって、SNGに使用される高周波かつ高出力の増幅器に用いられるバイアス回路を実現した場合、基板の誘電率、基板厚、配線パターンの寸法の変動による回路の周波数特性のばらつきを吸収することは困難である。
本発明の課題は、良好な周波数特性を得ることができるバイアス回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、信号が入力される信号線路入力端子から能動素子の入力端子に至る入力線路と、能動素子の出力端子から信号を出力する信号線路出力端子に至る出力線路とを備えた回路に設けられ、能動素子に直流電力を供給する基板上に形成されたバイアス回路において、直流電力が供給される給電線路と、出力線路と給電線路とを接続する曲げ加工された架橋形の金属構造体と、給電線路と金属構造体との接続点と接地との間に設けられた容量素子を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、出力線路と給電線路とを接続するために曲げ加工された架橋形の金属構造体を用いたので、従来のバイアス回路よりも、電流容量が大きくかつ広帯域において反射特性に優れたバイアス回路を実現でき、良好な周波数特性を得ることができるバイアス回路を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るバイアス回路を備えた増幅回路の一例を示す回路図である。また、図2は、図1に示す増幅回路の構造を示す上面図であり、この増幅回路は、裏面全体が接地導体であるマイクロストリップ線路を用いた基板上に形成されている。なお、図2においては、接地導体および直流電力供給装置は省略されている。さらに、図3は、図2に示す増幅回路をX−X’で切断して示す断面図である。
この増幅回路は、図13よび図14に示した増幅回路のドレインバイアス回路24aがドレインバイアス回路24bに変更されて構成されている。以下においては、図13および図14に示した増幅回路と同一または相当する構成部分には、図13および図14で使用した符号と同一符号を付して説明する。
この増幅回路では、増幅素子としてFET10が用いられており、ソースが接地され、ゲートから入力された信号がドレインから出力されるソース接地回路となっている。FET10は、ディプレション型で定義されており、ゲートに負の電圧が印加され、ドレインに正の電圧が印加される。このFET10は、本発明の「能動素子」に対応し、ゲートは「能動素子の入力端子」、ドレインは「能動素子の出力端子」にそれぞれ対応する。
FET10のゲートは、途中に直流カットコンデンサ13が挿入された信号線路11によって、信号線路11の開放端部に形成された信号線路入力端子12に接続されている。信号線路11は、本発明の「入力線路」に対応する。直流カットコンデンサ13は、ゲートバイアス回路14aからFET10のゲートに供給される直流電力が信号線路入力端子12側に漏れないように、信号に対しては短絡状態となるが、直流に対しては開放状態となるように機能する。
FET10のドレインは、途中に直流カットコンデンサ23が挿入された信号線路21によって、該信号線路21の開放端部に形成された信号線路出力端子22に接続されている。信号線路21は、本発明の「出力線路」に対応する。直流カットコンデンサ23は、ドレインバイアス回路24bからFET10のドレインに供給される直流電力が信号線路出力端子22側に漏れないように、信号に対しては短絡状態となるが、直流に対しては開放状態となるように機能する。
ゲートバイアス回路14aは、FET10のゲートと直流カットコンデンサ13とを結ぶ信号線路11に接続されている。このゲートバイアス回路14は、特性インピーダンスを有するλ/4線路19、交流接地用コンデンサ16および直流電力供給装置17から構成されている。
λ/4線路19は、信号線路11の付け根から直流電力供給装置17に向かって、信号の中心周波数における波長λの1/4の電気長lとなる位置まで延伸された配線パターンにより構成されている。直流電力供給装置17は、直流電力を発生し、負の電圧を、λ/4線路19および信号線路11を介してFET10のゲートに供給する。交流接地用コンデンサ16は、その一端がλ/4線路19と直流電力供給装置17との接続点に接続され、他端はスルーホール18を介して裏面の接地導体に接続されている。この交流接地用コンデンサ16は、直流電力供給装置17で発生されたノイズおよび信号線路11からλ/4線路19を介して漏れてくる微弱な信号成分を吸収するために設けられている。
ドレインバイアス回路24bは、FET10のドレインと直流カットコンデンサ23とを結ぶ信号線路21に接続されている。このドレインバイアス回路24bは、表面実装ジャンパー線20、交流接地用コンデンサ26および直流電力供給装置27から構成されている。
表面実装ジャンパー線20は、信号線路21と直流電力供給装置27から延伸された配線パターンから成る給電線路27aの先端部との間であって、信号線路21の付け根と給電線路27aの先端部との間が、信号の中心周波数における波長λの1/4の電気長となるように配置されている。この表面実装ジャンパー線20は、図3に示すように、曲げ加工された架橋形の金属構造体から構成されている。表面実装ジャンパー線20の一端に形成されたパッドは、信号線路21のほぼ中央に導電性の接合材、例えば半田41によって接合され、他端に形成されたパッドは、配線パターン42の先端部に半田41によって接合されることにより、パッド間を基板と接触しないように基板から離れて取り付けられている。なお、表面実装ジャンパー線20の信号線路21に接続される面(パッド)は、信号線路21の線路幅よりも小さい構造とすることが好ましい。
直流電力供給装置27は、直流電力を発生し、正の電圧を、表面実装ジャンパー線20および信号線路21を介してFET10のドレインに供給する。交流接地用コンデンサ26は、本発明の容量素子に対応し、その一端が表面実装ジャンパー線20と直流電力供給装置27との接続点に接続され、他端はスルーホール28を介して裏面の接地導体に接続されている。交流接地用コンデンサ26は、直流電力供給装置27で発生されたノイズおよび信号線路21から表面実装ジャンパー線20を介して漏れてくる微弱な信号成分を吸収するために設けられている。
図16に示すような表面実装ジャンパー線20を用いてλ/4線路を実現した場合、表面実装ジャンパー線20は、基板と線路の間に空気が挟まれたマイクロストリップ線路と等価であり、空気は比誘電率が最小であること、および、基板から離れて取り付けられることにより接地面から遠くなることから、比誘電率εrは減少するとともに基板厚hが増加し、(9)式から理解できるように、特性インピーダンスZ0が増加する。
したがって、基板上の配線パターンにより実現されたλ/4線路と表面実装ジャンパー線20により実現されたλ/4線路を比較すると、配線幅が等しい場合、表面実装ジャンパー線20によるλ/4線路の特性インピーダンスの方が大きいことがわかる。また、周波数が高い信号の電流は、信号線路の中央を流れず、殆どが信号線路端を流れるため、図13および図14に示したような信号線路の端に配線パターンを接続してλ/4線路を構成する場合よりも、信号線路の中央部に接続した本実施例1に係るバイアス回路の方が信号電流に与える影響を小さくすることができ、信号線路とバイアス回路との接続部における反射を抑圧できる。
また、表面実装ジャンパー線20は、板金などで容易に製造できる金属構造体であり、厚みも基板上に実現される配線パターンの100倍近い厚さを有しているため、配線の幅と厚さに比例する電流容量を著しく大きくすることが可能である。
以上説明したように、本発明の実施例1に係るバイアス回路を用いた増幅回路によれば、以下の効果が得られる。図4は、SNG用増幅器に用いるバイアス回路を、市販されている汎用表面実装ジャンパー線(MAC8社製MJ−0.2)を用いてλ/4線路を構成した場合の反射特性と基板上の配線パターンを用いてλ/4線路を構成した場合の反射特性とを比較して示す図である。なお、λ/4線路を接地するための容量素子として、交流接地用コンデンサ26の代わりに、オープンスタブが用いることができ、図4に示す反射特性は、オープンスタブを用いた場合を示している
図4に示すように、本実施例1に係るバイアス回路の方が、基板上の配線パターンを用いてλ/4線路を構成したバイアス回路よりも広い帯域においてVSWR≦1.2以下である反射特性≦−20.83[dB]となっている。具体的には、本実施例1に係るバイアス回路では、反射特性≦−20.83[dB]となる周波数範囲が13.015〜15.561[GHz]となっており、SNGで使用する周波数範囲13.75〜14.5[GHz]よりも十分に広い帯域において有効なバイアス回路であることを確認できる。したがって、本実施例1に係るバイアス回路によれば、従来は実現が困難であった基板の誘電率、基板厚および配線パターンの寸法の変動による周波数特性のばらつきを吸収することが可能となる。
また、電流容量についても、MAC8社製MJ−0.2は配線幅w=0.8[mm]、導体厚t=0.5[mm]であり、電流容量5[A]である基板上にパターン幅3[mm]、導体厚35[μm]で実現されるλ/4線路よりも大きな断面積を有しており、製造者により7[A]の電流容量が保証されている。
以上のように本発明によれば、従来のバイアス回路よりも、電流容量が大きくかつ広帯域において反射特性に優れたバイアス回路を実現でき、本発明に係るバイアス回路を用いることによりSNG等の高周波および高出力が必要とされる増幅器が実現可能となる。
本発明は、高周波および高出力が必要とされる増幅器に利用可能である。
本発明の実施例1に係るバイアス回路を備えた増幅回路の一例を示す回路図である。 図1に示す増幅回路の構造を示す上面図である。 図2に示す増幅回路をX−X’で切断して示す断面図である。 本発明の実施例1に係るバイアス回路の反射特性と従来のバイアス回路の反射特性とを比較して示す図である。 入力線路と出力線路との間に接続されたバイアス回路を有する回路の一般的な構成を示す図である。 従来のコイルを用いたバイアス回路を備えた増幅回路の一例を示す回路図である。 図6に示す増幅回路の構造を示す上面図である。 図6および図7に示す増幅回路の交流信号から見た等価回路を示す図である。 図6および図7に示す増幅回路でコイルのキャパシタンスを考慮した場合の交流信号から見た実際の等価回路を示す図である。 図6および図7に示す増幅回路でコイルのインダクタンスおよび寄生容量のキャパシタンスが存在する場合のインピーダンスの周波数特性を示す図である。 図6および図7に示す増幅回路でコイルのインダクタンス、寄生容量のキャパシタンスおよび両方が存在する場合のインピーダンスの周波数特性を比較して示す図である。 図6および図7に示す増幅回路で周波数が高い場合の交流信号から見た実際の等価回路を示す図である。 従来のλ/4線路を用いたバイアス回路を備えた増幅回路の一例を示す回路図である。 図13に示す増幅回路の構造を示す上面図である。 図13および図14に示す増幅回路の交流信号から見た等価回路を示す図である。 図13および図14に示す増幅回路のインピーダンスの周波数特性の一例を示す図である。 図13および図14に示す増幅回路の反射特性の一例を示す図である。
符号の説明
10‥FET、11‥入力線路、12‥信号線路入力端子、13、23‥直流カットコンデンサ、14a‥ゲートバイアス回路、16、26‥交流接地用コンデンサ、17、27‥直流電力供給装置、18、28‥スルーホール、19‥λ/4線路、20‥表面実装ジャンパー線、21‥信号線路、22‥信号線路出力端子、24b‥ドレインバイアス回路
、27a‥給電線路。

Claims (5)

  1. 信号が入力される信号線路入力端子から能動素子の入力端子に至る入力線路と、
    前記能動素子の出力端子から信号を出力する信号線路出力端子に至る出力線路とを備えた回路に設けられ、前記能動素子に直流電力を供給する基板上に形成されたバイアス回路において、
    直流電力が供給される給電線路と、
    前記出力線路と前記給電線路とを接続する曲げ加工された架橋形の金属構造体と、
    前記給電線路と前記金属構造体との接続点と接地との間に設けられた容量素子と、
    を備えたことを特徴とするバイアス回路。
  2. 前記金属構造体の前記出力線路に接続される面が、前記出力線路の線路幅よりも小さい構造を有することを特徴とする請求項1記載のバイアス回路。
  3. 前記金属構造体は、表面実装ジャンパー線であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のバイアス回路。
  4. 前記容量素子は、コンデンサであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のバイアス回路。
  5. 前記容量素子は、オープンスタブであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のバイアス回路。
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