JP2010111483A - 給紙ローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】昇降自在な給紙台60に載置された用紙55に外周面が圧接して径方向に変形した状態で用紙55を送り出す給紙ローラ63であって、給紙ローラ63は外周面の一部が除去された切円部を有し、切円部以外の外周面は用紙55に圧接する外周搬送面をなし、切円部は用紙55に非接触であり、給紙ローラ63には、回転軸心方向における両側面に貫通する複数の孔81a〜81dが形成されている。
【選択図】図4
Description
給紙台12に複数枚の用紙14を載置し、モータ20を駆動させることにより、駆動歯車19が回転し、給紙台12が上昇する。そして、最上位の用紙14が給紙ローラ16に当接して給紙ローラ16を持ち上げると、スイング板27が揺動し、給紙センサ30によってスイング板27の揺動が検出され、この検出に基づいてモータ20が停止して給紙台12が停止する。
給紙ローラ16は例えばゴム等の一種類の材質で製作されている。また、図20に示すように、給紙台12は、最上位の用紙14が給紙ローラ16の外周下端よりも一定距離だけ上位となる給紙高さHまで、上昇する。これにより、給紙ローラ16が最上位の用紙14に圧接して径方向に圧縮され、給紙ローラ16と用紙14との当接部分において、給紙ローラ16の外周面が変形し、この状態で、給紙ローラ16が所定のグリップ圧で用紙14を送り出す。
通常、グリップ圧は規定範囲B内に設定されており、グリップ圧が規定範囲Bよりも弱いと、用紙14を確実に送り出すことができない空送り現象が発生し、グリップ圧が規定範囲Bよりも強いと、用紙14を二枚重ねたままで送ったり(重送)、用紙14に皺がよる現象が発生する。
回転軸に設けられたローラ本体に、回転軸心方向における側面に開口する孔が形成されているものである。
ローラ本体の硬度と充填材の硬度とが異なっているものである。
これによると、給紙ローラが最上位の紙を送り出すとき、給紙ローラが最上位の紙に圧接して径方向に圧縮され、給紙ローラの外周面が変形し、この際に給紙ローラの内部に生じる応力は孔に充填された充填材によって分散される。
これによると、回転軸を回転駆動することにより、給紙ローラが回転して最上位の紙を送り出す。回転軸と給紙ローラの外周面とは、周方向において隣り合った孔と孔との間を通じて繋がっているため、回転軸が回転した際、給紙ローラの外周面が回転軸に対して周方向にねじれるのを防止することができる。したがって、給紙ローラの外周面の回転が回転軸の回転に対して遅延するのを防止することができる。
高摩擦部材はローラ本体よりも高い摩擦係数を有するものである。
これによると、回転する給紙ローラの高摩擦部材が最上位の紙に圧接するため、給紙ローラが最上位の紙に対して滑って(スリップして)しまうのを防止することができる。
切円部以外の外周面は紙に圧接する外周搬送面をなし、
切円部は紙に非接触であるものである。
外周搬送面の回転方向とは反対側の端部は、最上位の紙の送り出しを終了する給紙終了部位をなし、
外周搬送面は、給紙開始部位を含む初期搬送領域と、給紙終了部位を含む後続搬送領域とに分けられ、
初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高いものである。
これによると、給紙ローラの初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高く保たれるため、給紙ローラの給紙開始部位におけるグリップ圧の低下を防止することができ、確実に最上位の紙の送り出しを開始することができる。
初期搬送領域内の孔の開口断面積が後続搬送領域内の孔の開口断面積よりも小さいものである。
初期搬送領域内の孔に、ローラ本体の硬度と異なる硬度を有する充填材が充填され、
後続搬送領域内の孔には、充填材が充填されていないものである。
図1に示すように、41は孔版式の印刷装置であり、その装置本体42の内部には、版胴43の周囲に製版・給版機構部44と排版機構部45と給紙機構部46と排紙機構部47とが配置されている。
また、排紙機構部47は、版胴43および原紙49の回転によって印刷された用紙55を紙ハガシ爪57によって原紙49から剥がして、プリントトレイ58の上に排出するように構成されている。
図2〜図4に示すように、給紙機構部46は、装置本体42に昇降自在に設けられた給紙台60と、給紙台60を昇降させる昇降駆動装置61と、給紙台60に載置された複数枚の用紙55を最上位のものから順次印刷位置59に向けて送り出す複数の給紙ローラ63と、これら給紙ローラ63を回転駆動させる回転駆動装置64と、給紙ローラ63が最上位の用紙55を送り出す給紙量を検出する給紙量検出センサ73と、給紙ローラ63で送られる用紙55の二枚送り(重送)を防止するサバキ部材65と、給紙ローラ63で送られる用紙55を挟んで印刷位置59に送り出す上下一対のガイドローラ66およびタイミングローラ67とを有している。
給紙ローラ63は、外周面が用紙55の表面に圧接して径方向に圧縮変形した状態で用紙55を送り出すものであり、図5に示すように、回転軸69に設けられたローラ本体77と、ローラ本体77の外周に着脱自在に設けられた高摩擦部材78とで構成されており、さらに、外周面の一部が除去された切円部79を有している。尚、給紙ローラ63は、D形状に形成されていることから、Dカット形状の給紙ローラと呼ばれることもある。
図4に示すように、給紙台60に複数枚の用紙55を載置し、昇降駆動装置61を駆動して給紙台60を上昇させる。最上位の用紙55が所定の給紙高さHに達すると検出器82によって検出され、この検出に基づいて昇降駆動装置61が停止して給紙台60が停止し、最上位の用紙55が所定の給紙高さHに位置する。
上記第1の実施の形態では、図5に示すように、各孔81a〜81dを円形状にしたが、円形状に限定されるものではなく、例えば、第2の実施の形態として、図10に示すように、各孔81a〜81cを給紙ローラ63の周方向に長い長円形状にしてもよい。
外周搬送面80の回転方向E側の端部は、最上位の用紙55の送り出しを開始する給紙開始部位85をなしている。また、外周搬送面80の回転方向Eとは反対側の端部は、最上位の用紙55の送り出しを終了する給紙終了部位86をなしている。
給紙ローラ63が所定の回転方向Eに回転すると、先ず、外周搬送面80の給紙開始部位85が最上位の用紙55に圧接してこの用紙55を送り出しし始め、その後、給紙終了部位86が最上位の用紙55に圧接してこの用紙55を送り出すことにより、最上位の用紙55が所定量送り出され、その直後、切円部79において給紙ローラ63が最上位の用紙55から離間する。
上記第4の実施の形態では、図12に示すように、各孔81a〜81dを円形状にしたが、円形状に限定されるものではなく、例えば、第5の実施の形態として、図14に示すように、初期搬送領域87内に、三角形状の第1の孔81aを形成し、後続搬送領域88内に四角形状の第2および第3の孔81b,81cを形成してもよい。尚、この場合も、第1の孔81aの開口断面積を第2および第3の孔81b,81cの各開口断面積よりも小さくしており、これによって、上記第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
初期搬送領域87内には第1の孔81aが形成され、後続搬送領域88内には第2および第3の孔81b,81cが形成されている。これら各孔81a〜81cは、給紙ローラ63の周方向に長い長円形状であり、全て同じ大きさである。第1の孔81aには、ローラ本体77の硬度よりも低硬度の充填材84(例えばスポンジ等)が充填されており、第2および第3の孔81b,81cには、充填材84が充填されていない。
初期搬送領域87内の第1の孔81aに充填材84が充填され、後続搬送領域88内の第2および第3の孔81b,81cには、充填材84が充填されていないため、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも高く保たれ、これにより、給紙ローラ63の給紙開始部位85におけるグリップ圧の低下を防止することができ、確実に最上位の用紙55の送り出しを開始することができる。
初期搬送領域87内に孔は形成されておらず、後続搬送領域88内にのみ複数の孔81c,81dが形成されている。
上記各実施の形態では、充填材84の硬度を、ローラ本体77の硬度よりも低くしたが、ローラ本体77の硬度よりも高くしてもよい。
上記各実施の形態では、孔版式の印刷装置41に設けられた給紙ローラ63を挙げたが、インクジェット式の印刷装置に設けられた給紙ローラであってもよい。
60 給紙台
63 給紙ローラ
69 回転軸
76 回転軸心方向
77 ローラ本体
78 高摩擦部材
79 切円部
80 外周搬送面
81a〜81f 孔
84 充填材
85 給紙開始部位
86 給紙終了部位
87 初期搬送領域
88 後続搬送領域
E 回転方向
Claims (9)
- 昇降自在な給紙台に載置された紙に外周面が圧接して径方向に変形した状態で紙を送り出す給紙ローラであって、
回転軸に設けられたローラ本体に、回転軸心方向における側面に開口する孔が形成されていることを特徴とする給紙ローラ。 - 孔に充填材が充填され、
ローラ本体の硬度と充填材の硬度とが異なっていることを特徴とする請求項1記載の給紙ローラ。 - 孔はローラ本体の周方向における複数個所に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給紙ローラ。
- ローラ本体の外周に高摩擦部材が設けられ、
高摩擦部材はローラ本体よりも高い摩擦係数を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給紙ローラ。 - 外周面の一部が除去された切円部を有し、
切円部以外の外周面は紙に圧接する外周搬送面をなし、
切円部は紙に非接触であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の給紙ローラ。 - 外周搬送面の回転方向側の端部は、最上位の紙の送り出しを開始する給紙開始部位をなし、
外周搬送面の回転方向とは反対側の端部は、最上位の紙の送り出しを終了する給紙終了部位をなし、
外周搬送面は、給紙開始部位を含む初期搬送領域と、給紙終了部位を含む後続搬送領域とに分けられ、
初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高いことを特徴とする請求項5記載の給紙ローラ。 - 孔は、初期搬送領域に形成されておらず、後続搬送領域に形成されていることを特徴とする請求項6記載の給紙ローラ。
- 孔はローラ本体の周方向における複数個所に形成され、
初期搬送領域内の孔の開口断面積が後続搬送領域内の孔の開口断面積よりも小さいことを特徴とする請求項6記載の給紙ローラ。 - 孔はローラ本体の周方向における複数個所に形成され、
初期搬送領域内の孔に、ローラ本体の硬度と異なる硬度を有する充填材が充填され、
後続搬送領域内の孔には、充填材が充填されていないことを特徴とする請求項6記載の給紙ローラ。
Priority Applications (1)
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JP2008286004A JP2010111483A (ja) | 2008-11-07 | 2008-11-07 | 給紙ローラ |
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JP2010111483A true JP2010111483A (ja) | 2010-05-20 |
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Family Applications (1)
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JP2008286004A Pending JP2010111483A (ja) | 2008-11-07 | 2008-11-07 | 給紙ローラ |
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2008
- 2008-11-07 JP JP2008286004A patent/JP2010111483A/ja active Pending
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