JP2010120715A - 給紙ローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】最上位の紙を確実にグリップして送り出すことができるとともに、紙の重送や紙に皺がよる現象を発生し難くすることが可能な給紙ローラを提供する。
【解決手段】ローラ本体77に、外周面の一部を除去した切円部79が形成され、切円部79以外の外周面は用紙に圧接する外周搬送面80であり、外周搬送面80の回転方向E側の端部は最上位の用紙の送り出しを開始する給紙開始部位85であり、外周搬送面80の回転方向Eとは反対側の端部は最上位の用紙の送り出しを終了する給紙終了部位86であり、外周搬送面80は、給紙開始部位85を含む初期搬送領域87と、給紙終了部位86を含む後続搬送領域88とを有し、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも高い。
【選択図】図5

Description

本発明は、外周面の一部を除去した切円部が形成された給紙ローラに関する。
従来、図12に示すように、孔版式の印刷装置には、用紙12に印刷をする印刷部13と、印刷部13に用紙12を供給する給紙装置14と、印刷された用紙12を排出する排紙部15とが設けられている。印刷部13は版胴16とプレスローラ17とを有し、製版された原紙18が版胴16に給版される。
給紙装置14は、昇降自在な給紙台19と、給紙台19を昇降させる昇降駆動装置(図示省略)と、給紙台19に載置された複数枚の用紙12を最上位のものから順次送り出す回転自在な給紙ローラ21と、給紙ローラ21が用紙12を送り出す給紙量を検出する給紙量センサ27と、給紙ローラ21で送られる用紙12の二枚送り(重送)を防止するサバキ部材22と、上下一対のガイドローラ23およびタイミングローラ24とを有している。
給紙ローラ21は、円形状のローラであり、回転軸25に設けられている。回転軸25はモータ等からなる回転駆動装置(図示省略)によって強制的に回転駆動される。また、給紙ローラ21はサバキ部材22に摺接自在であり、最上位の用紙12はサバキ部材22と回転駆動する給紙ローラ21とに挟まれて送り出される。
ガイドローラ23とタイミングローラ24とは、上流側の給紙ローラ21と下流側の印刷部13との間に配設されており、給紙ローラ21とサバキ部材22との間から送られた用紙12を挟持して原紙18とプレスローラ17とに挟まれる印刷位置26へ送り出すものである。尚、タイミングローラ24はモータ等からなる駆動装置(図示省略)によって強制的に回転駆動されるのに対して、ガイドローラ23は遊転自在なフリーローラである。
これによると、図12(a)に示すように、給紙ローラ21が回転駆動することにより、最上位の用紙12が給紙ローラ21の外周面とサバキ部材22との間に挟まれて所定量送り出される。そして、図12(b)に示すように、最上位の用紙12の前端部がガイドローラ23とタイミングローラ24との接点に当接すると、タイミングローラ24が回転駆動するとともに、給紙ローラ21の回転が停止する。
これにより、図12(c)に示すように、最上位の用紙12は、ガイドローラ23とタイミングローラ24との間に挟持され、タイミングローラ24の回転力によって下流側の印刷位置26へ強制的に送り出されて印刷されるとともに、図12(d)に示すように、停止している給紙ローラ21とサバキ部材22との間から引き出される。このようにして印刷された用紙12は原紙18とプレスローラ17との間を通って排紙部15へ排紙される。
また、静電気等によって最上位の用紙12の裏側にもう一枚の別の用紙12が付着した場合、上記別の用紙12がサバキ部材22に圧接されるため、上記別の用紙12とサバキ部材22との摩擦抵抗によって、上記別の用紙12が最上位の用紙12に付着して送り出される(重送される)といった不具合の発生率が減少し、最上位の用紙12のみが送り出される。
しかしながら、上記のように最上位の用紙12を送り出す時、図12(c)に示すように、用紙12の前端部がガイドローラ23とタイミングローラ24との間に挟まれ、且つ、用紙12の後部が給紙ローラ21とサバキ部材22との間に挟まれた状態になる。このため、停止している給紙ローラ21とサバキ部材22との間から用紙12を引き出す際に生じる負荷がガイドローラ23とタイミングローラ24とにかかるため、ガイドローラ23とタイミングローラ24との負荷が増大し、ガイドローラ23とタイミングローラ24とに大きな搬送力が必要となるという問題がある。
このような問題の対策として、図13に示すように、給紙ローラ30の外周面の一部を除去して切円部28を形成することが考えられる。尚、このように切円部28を有する給紙ローラ30は、D形状に形成されていることから、Dカット形状の給紙ローラと呼ばれることもある。
これによると、図13(a)に示すように、給紙ローラ30が回転駆動することにより、先ず、給紙ローラ30の外周面の回転方向Eにおける一端部30aが最上位の用紙12に圧接し、図13(b)に示すように、最上位の用紙12が静止状態から送り方向へ移動され始める。引き続いて給紙ローラ30が回転駆動することにより、図13(c)に示すように、給紙ローラ30の外周面の回転方向Eとは反対の他端部30bが最上位の用紙12に圧接し、最上位の用紙12が給紙ローラ30の外周面とサバキ部材22との間に挟まれて所定量送り出される。
この際、タイミングローラ24が回転駆動し、最上位の用紙12の前端部が回転駆動するタイミングローラ24と遊転するガイドローラ23との間に挟持される。そして、図13(d)に示すように、給紙ローラ30の切円部28が最上位の用紙12の後部に対向することで、給紙ローラ30と最上位の用紙12の後部との間に間隙29が形成され、給紙ローラ30が最上位の用紙12から離間する。
この状態で、最上位の用紙12が給紙ローラ30とサバキ部材22との間から送り出されるまで、給紙ローラ30の回転が一時停止する。これにより、ガイドローラ23とタイミングローラ24とにかかる負荷が低減され、ガイドローラ23とタイミングローラ24とに要求される搬送力を低減することができる。
このようにして最上位の用紙12が送り出された後、再び、図13(a)に示すように、給紙ローラ30が回転駆動して、次の最上位の用紙12が給紙ローラ30とサバキ部材22との間に挟まれて所定量送り出される。
尚、上記のような切円部28を有するDカット形状の給紙ローラ30については、例えば下記特許文献1に記載されている。
また、上記のように用紙12を送り出すとき、図14に示すように、給紙ローラ30は最上位の用紙12に圧接して径方向に圧縮され、給紙ローラ30と用紙12との当接部分において、給紙ローラ30の外周面が所定の変形量Aだけ変形し、この状態で、給紙ローラ30が所定のグリップ圧で用紙12を送り出す。
尚、上記グリップ圧とは、給紙ローラ30が最上位の用紙12を押える圧力(押圧力)のことである。また、給紙ローラ30の外周面が所定の変形量Aだけ変形している場合、給紙ローラ30の剛性が高いほどグリップ圧が増大し、給紙ローラ30の剛性が低いほどグリップ圧が減少する。
上記グリップ圧が弱過ぎると、最上位の用紙12を確実に送り出すことができない空送り現象が発生し易い。また、グリップ圧が強過ぎると、サバキ部材22で用紙12の重送を確実に防止することが困難となり、用紙12を二枚重ねたままで送ったり(重送)或いは用紙12に皺がよる現象が発生し易い。
したがって、用紙12の空送り現象を防止するためにグリップ圧を強くし過ぎると、用紙12の重送や皺がよる現象が頻繁に発生し、また、用紙12の重送や皺がよる現象を防止するためにグリップ圧を弱くし過ぎると、用紙12の空送り現象が頻繁に発生する虞があるため、グリップ圧を最適な規定範囲に設定している。
上記のような切円部28を有するDカット形状の給紙ローラ30では、図13(d)に示すように、切円部28の箇所で給紙ローラ30が最上位の用紙12から一旦離間するため、その後に、図13(a)に示すように、給紙ローラ30の一端部30aが次の最上位の用紙12に当接したとき、最上位の用紙12を確実にグリップして送り出す必要がある。特に、最上位の用紙12を静止状態から送り移動させる移動開始時に、給紙ローラ30の外周面が静止状態の用紙12に対してスリップし易く(滑り易く)なって空送り現象が発生し易いため、給紙ローラ30の材質等を選択して給紙ローラ30の剛性を高くし、給紙ローラ30のグリップ圧を増大させている。
特開平2−132025
しかしながら上記の従来形式では、給紙ローラ30全体の剛性が高くなるため、給紙ローラ30の一端部30aのグリップ圧が強くなって、給紙ローラ30の一端部30aが用紙12を確実にグリップして送り出すことはできるが、その反面、給紙ローラ30の一端部30a以降の領域のグリップ圧が強くなり過ぎて、給紙ローラ30の一端部30a以降の領域において、用紙12を二枚重ねたままで送ったり(重送)、用紙12に皺がよる現象が発生し易いといった問題がある。
本発明は、最上位の紙を確実にグリップして送り出すことができるとともに、紙の重送や紙に皺がよる現象を発生し難くすることが可能な給紙ローラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、昇降自在な給紙台に載置された紙に外周面が圧接して径方向に変形した状態で紙を送り出す給紙ローラであって、
回転軸に設けられたローラ本体に、外周面の一部を除去した切円部が形成され、
切円部以外の外周面は紙に圧接する外周搬送面であり、
切円部は紙に非接触であり、
外周搬送面の回転方向側の端部は最上位の紙の送り出しを開始する給紙開始部位であり、
外周搬送面の回転方向とは反対側の端部は最上位の紙の送り出しを終了する給紙終了部位であり、
外周搬送面は、周方向において、給紙開始部位を含む初期搬送領域と、給紙終了部位を含む後続搬送領域とを有し、
初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高いものである。
これによると、給紙台に載置された最上位の紙を送り出す際、給紙ローラが回転駆動され、先ず、給紙ローラの外周搬送面の初期搬送領域が静止している最上位の紙に圧接され、給紙ローラが径方向に圧縮されて所定量だけ変形する。
初期搬送領域の剛性は後続搬送領域の剛性よりも高いため、最上位の紙に対する給紙ローラの初期搬送領域のグリップ圧が後続搬送領域のグリップ圧よりも増大し、これにより、最上位の紙を、先ず、給紙ローラの初期搬送領域で確実にグリップして、静止状態から確実に送り出すことができ、空送り現象を防止することができる。
さらに給紙ローラが回転駆動されて、給紙ローラの外周搬送面の後続搬送領域が送り移動中の最上位の紙に圧接され、引き続き、最上位の紙が送り出される。
後続搬送領域の剛性は初期搬送領域の剛性よりも低いため、最上位の紙に対する給紙ローラの後続搬送領域のグリップ圧が初期搬送領域のグリップ圧よりも減少し、これにより、紙の重送や紙に皺がよる現象を発生し難くすることができる。尚、最上位の紙が静止状態から一旦移動し始めると、その後、グリップ圧が多少減少しても、最上位の紙の送り出しに支障を来たすことはないため、後続搬送領域においても引き続いて最上位の紙を確実に送り出すことができる。
本第2発明は、ローラ本体は初期搬送領域内に孔を有し、
孔に充填材が充填され、
充填材の硬度がローラ本体の硬度よりも高いものである。
これによると、ローラ本体の硬度よりも高い硬度の充填材を初期搬送領域内の孔に充填することによって、初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高くなる。
本第3発明は、ローラ本体は、後続搬送領域内に孔を有するとともに、初期搬送領域内に孔を有さないものである。
これによると、後続搬送領域内に孔を形成することにより、後続搬送領域の剛性が低下し、したがって、初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも相対的に高くなる。
本第4発明は、ローラ本体は初期搬送領域内と後続搬送領域内とにそれぞれ孔を有し、
初期搬送領域内の孔の開口断面積が後続搬送領域内の孔の開口断面積よりも小さいものである。
これによると、初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高くなる。
本第5発明は、ローラ本体は初期搬送領域内と後続搬送領域内とにそれぞれ孔を有し、
初期搬送領域内の孔に、ローラ本体の硬度と異なる硬度を有する充填材が充填され、
後続搬送領域内の孔には、充填材が充填されていないものである。
これによると、初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高くなる。
以上のように本発明によると、最上位の紙を確実にグリップして送り出すことができるとともに、紙の重送や紙に皺がよる現象を発生し難くすることができる。
以下、本発明における第1の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、41は孔版式の印刷装置であり、その装置本体42の内部には、版胴43の周囲に製版・給版機構部44と排版機構部45と給紙機構部46と排紙機構部47とが配置されている。
製版・給版機構部44は、マスターロール48から未製版の原紙49を繰り出し、装置本体42の上部に配置したスキャナー機構部50において読み取った原稿の画像データに基づいてサーマルヘッド51で原紙49に穿孔して製版し、製版した原紙49を版胴43に給版するように構成されている。また、排版機構部45は、上下一対の引き込みローラ52、53の間に原紙49を引き込んで、巻芯54で原紙49を巻き取るように構成されている。
また、給紙機構部46は、用紙55を、版胴43に給版された原紙49とプレスローラ56とに挟まれる印刷位置59へ送り出すように構成されている。
また、排紙機構部47は、版胴43および原紙49の回転によって印刷された用紙55を紙ハガシ爪57によって原紙49から剥がして、プリントトレイ58の上に排出するように構成されている。
以下に、給紙機構部46の具体的な構成を説明する。
図2〜図4に示すように、給紙機構部46は、装置本体42に昇降自在に設けられた給紙台60と、給紙台60を昇降させる昇降駆動装置61と、給紙台60に載置された複数枚の用紙55を最上位のものから順次印刷位置59に向けて送り出す給紙ローラ63および補助ローラ72と、給紙ローラ63および補助ローラ72を強制的に回転駆動させる回転駆動装置64と、給紙ローラ63が最上位の用紙55を送り出す給紙量を検出する給紙量検出センサ73と、給紙ローラ63で送られる用紙55の二枚送り(重送)を防止するサバキ部材65と、給紙ローラ63で送られる用紙55を挟んで印刷位置59に送り出す上下一対のガイドローラ66およびタイミングローラ67とを有している。
昇降駆動装置61は、モータ62と、モータ62によって回動するチェン(図示省略)等で構成されており、チェンに給紙台60が連動連結されている。
給紙ローラ63と補助ローラ72とは、共通の一本の回転軸69に、所定間隔をあけて横一列に設けられており、回転軸69と一体に、回転軸心69a廻りに強制的に回転駆動する。尚、補助ローラ72は複数設けられており、給紙ローラ63は一方の補助ローラ72と他方の補助ローラ72との間に配置されている。
回転駆動装置64は、モータ70と、回転軸69とモータ70とを連動連結するタイミングベルト(図示省略)と、モータ70から回転軸69への回転伝達経路を断続する給紙クラッチ(図示省略)とで構成されている。
また、タイミングローラ67はモータ(図示省略)等からなる駆動装置によって強制的に回転駆動されるのに対して、ガイドローラ66は遊転自在なフリーローラである。
給紙ローラ63は、外周面が用紙55の表面に圧接して径方向に圧縮変形した状態で用紙55を送り出すものであり、図5に示すように、回転軸69に設けられたローラ本体77と、ローラ本体77の外周に着脱自在に設けられた高摩擦部材78とで構成されており、さらに、外周面の一部が除去された切円部79を有している。尚、給紙ローラ63は、D形状に形成されていることから、Dカット形状の給紙ローラと呼ばれることもある。
高摩擦部材78はローラ本体77よりも高い摩擦係数を有しており、例えば、ローラ本体77の材質にはゴム等の弾性材が使用され、高摩擦部材78の材質にはシリコン等が使用されている。給紙ローラ63の切円部79以外の外周面は用紙55に圧接する外周搬送面80をなしている。また、給紙ローラ63の切円部79は用紙55に非接触である。
給紙ローラ63の回転方向をEとすると、外周搬送面80の回転方向E側の端部は、最上位の用紙55の送り出しを開始する給紙開始部位85である。また、外周搬送面80の回転方向Eとは反対側の端部は、最上位の用紙55の送り出しを終了する給紙終了部位86である。
外周搬送面80は、周方向において、給紙開始部位85を含み且つ給紙終了部位86を含まない初期搬送領域87と、給紙終了部位86を含み且つ給紙開始部位85を含まない後続搬送領域88とを有している。尚、給紙ローラ63の回転軸心69aを中心とした初期搬送領域87の角度は約30°〜50°の範囲内に設定され、後続搬送領域88の角度は約140°〜160°の範囲内に設定されている。
ローラ本体77は初期搬送領域87内に孔81を有している。この孔81は回転軸心69aの方向におけるローラ本体77の両面に貫通している。孔81内には充填材84が充填されている。充填材84は、ローラ本体77の硬度よりも高い硬度を有しており、材質には、例えばEPDM等が用いられる。これにより、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも高くなる。
また、補助ローラ72は上記給紙ローラ63と同じ構成を有している。
図4に示すように、サバキ部材65は、給紙ローラ63の径方向に揺動自在であり、且つ、スプリング74によって給紙ローラ63に向けて付勢されており、給紙ローラ63の外周搬送面80(外周面)に摺接自在である。
また、装置本体42には、給紙台60に載置された最上位の用紙55が所定の給紙高さHに達したかを検出する検出器82(光電センサ等)が設けられている。尚、図6に示すように、所定の給紙高さHは、給紙ローラ63の外周搬送面80の下端よりも一定距離だけ上位となる高さである。
以下、上記構成における作用を説明する。
図4に示すように、給紙台60に複数枚の用紙55を載置し、昇降駆動装置61を駆動して給紙台60を上昇させる。最上位の用紙55が所定の給紙高さHに達すると検出器82によって検出され、この検出に基づいて昇降駆動装置61が停止して給紙台60が停止し、最上位の用紙55が所定の給紙高さHに位置する。
そして、モータ70が駆動して、回転軸69と共に給紙ローラ63と補助ローラ72とが所定の回転方向Eへ回転する。この際、図7(a)(b)に示すように、先ず、給紙ローラ63の初期搬送領域87と補助ローラ72の初期搬送領域87とが静止している最上位の用紙55に圧接され、給紙ローラ63と補助ローラ72とがそれぞれ径方向に圧縮されて所定量だけ変形する。
ローラ本体77の孔81に充填された充填材84により、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも高くなるため、最上位の用紙55に対する初期搬送領域87のグリップ圧が後続搬送領域88のグリップ圧よりも増大し、これにより、最上位の用紙55を、給紙ローラ63の初期搬送領域87と補助ローラ72の初期搬送領域87とで確実にグリップして、静止状態から確実に送り出すことができ、空送り現象を防止することができる。尚、グリップ圧とは、各ローラ63,72が最上位の用紙55を押える圧力(押圧力)のことである。
さらに給紙ローラ63と補助ローラ72とが回転駆動されて、図7(c)に示すように、給紙ローラ63の後続搬送領域88と補助ローラ72の後続搬送領域88とが送り移動中の最上位の用紙55に圧接され、引き続き、最上位の用紙55が給紙ローラ63の外周搬送面80(外周面)とサバキ部材65との間に挟まれて所定量送り出される。
後続搬送領域88の剛性は初期搬送領域87の剛性よりも低いため、後続搬送領域88は初期搬送領域87に比べて柔軟性があり変形し易い。したがって、最上位の用紙55に対する後続搬送領域88のグリップ圧が初期搬送領域87のグリップ圧よりも減少し、これにより、用紙55の重送や用紙55に皺がよる現象を発生し難くすることができる。尚、最上位の用紙55が静止状態から一旦送り出し方向へ移動し始めると、その後、グリップ圧が多少減少しても、最上位の用紙55の送り出しに支障を来たすことはないため、後続搬送領域88においても引き続いて最上位の用紙55を確実に送り出すことができる。
上記のようにして最上位の用紙55が給紙および補助ローラ63,72の第1および後続搬送領域87,88によって所定量送り出されると、タイミングローラ67が回転駆動し、最上位の用紙55の前端部が回転駆動するタイミングローラ67と遊転するガイドローラ66との間に挟持される。この際、図7(d)に示すように、給紙ローラ63の切円部79と補助ローラ72の切円部79とがそれぞれ最上位の用紙55の後部に対向することで、給紙ローラ63と最上位の用紙55の後部との間および補助ローラ72と最上位の用紙55の後部との間にそれぞれ間隙89が形成され、給紙ローラ63と補助ローラ72とがそれぞれ最上位の用紙55から離間する。
この状態で、回転駆動装置64のモータ70から回転軸69への回転伝達経路が給紙クラッチにより遮断され、給紙ローラ63と補助ローラ72との回転が一時停止する。これにより、最上位の用紙55が、給紙ローラ63とサバキ部材65との間で挟持されずにフリーな状態になり、タイミングローラ67の回転力によって、給紙ローラ63とサバキ部材65との間から引き出される。したがって、ガイドローラ66とタイミングローラ67とにかかる負荷が低減され、ガイドローラ66とタイミングローラ67とに要求される搬送力を低減することができる。
このようにして最上位の用紙55が送り出された後、回転駆動装置64のモータ70から回転軸69への回転伝達経路が給紙クラッチにより接続され、再び、図7(a)に示すように、給紙ローラ63と補助ローラ72とが所定の回転方向Eへ回転駆動して、次の(後続の)最上位の用紙55が給紙ローラ63とサバキ部材65との間に挟まれて送り出される。このようにして順次送り出された用紙55は、印刷位置59において版胴43および原紙49の回転により印刷された後、プリントトレイ58に排出される。
また、図7に示すように、給紙および補助ローラ63,72のそれぞれの第1および後続搬送領域87,88における高摩擦部材78が最上位の用紙55に圧接するため、給紙および補助ローラ63,72が最上位の用紙55に対して滑って(スリップして)しまうのを防止することができる。
次に、本発明における第2の実施の形態を説明する。
図8に示すように、給紙ローラ63のローラ本体77は、後続搬送領域88内に複数の円形の孔81を有するとともに、初期搬送領域87内に孔を有していない。これら各孔81は回転軸心69aの方向におけるローラ本体77の両面に貫通している。このように、後続搬送領域88内に孔81を形成することにより、後続搬送領域88の剛性が初期搬送領域87の剛性よりも低下し、このことを換言すれば、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも相対的に高くなると言える。尚、補助ローラ72は上記給紙ローラ63と同じ構成を有している。
上記のような構成によると、上記第1の実施の形態と同様に、最上位の用紙55を、給紙ローラ63の初期搬送領域87と補助ローラ72の初期搬送領域87とで確実にグリップして、静止状態から確実に送り出すことができ、空送り現象を防止することができる。
また、最上位の用紙55に対する後続搬送領域88のグリップ圧が初期搬送領域87のグリップ圧よりも減少し、これにより、用紙55の重送や用紙55に皺がよる現象を発生し難くすることができる。
上記第2の実施の形態では、後続搬送領域88内に孔81を3個形成したが、3個以外の複数個又は単数個形成してもよい。
次に、本発明における第3の実施の形態を説明する。
図9に示すように、給紙ローラ63のローラ本体77は、初期搬送領域87内と後続搬送領域88内とに孔81a〜81dを有している。これら各孔81a〜81dは回転軸心69aの方向におけるローラ本体77の両面に貫通している。また、初期搬送領域87内の孔81aの直径は後続搬送領域88内の各孔81b〜81dの直径よりも小さく、これにより、初期搬送領域87内の孔81aの開口断面積が後続搬送領域88内の各孔81b〜81dの開口断面積よりも小さくなり、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも高くなる。尚、補助ローラ72は上記給紙ローラ63と同じ構成を有している。
上記のような構成によると、上記第1の実施の形態と同様に、最上位の用紙55を、給紙ローラ63の初期搬送領域87と補助ローラ72の初期搬送領域87とで確実にグリップして、静止状態から確実に送り出すことができ、空送り現象を防止することができる。
また、最上位の用紙55に対する後続搬送領域88のグリップ圧が初期搬送領域87のグリップ圧よりも減少し、これにより、用紙55の重送や用紙55に皺がよる現象を発生し難くすることができる。
また、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも高いため、初期搬送領域87のグリップ圧が後続搬送領域88のグリップ圧よりも高くなる。ここで、初期搬送領域87のグリップ圧と後続搬送領域88のグリップ圧との平均値を給紙ローラ63の平均グリップ圧と定義すると、図10に示すように複数の孔81a〜81dを形成した給紙ローラ63においては、給紙ローラ63が最上位の用紙55に圧接して径方向に圧縮されて変形した際に給紙ローラ63の内部に生じる応力は孔81a〜81dによって分散される。このため、孔81a〜81dを形成していない給紙ローラの平均グリップ圧に比べて、孔81a〜81dを形成した給紙ローラ63の平均グリップ圧が低下する。
図10の実線のグラフG1は、図9で示した複数の孔81a〜81dを形成した給紙ローラ63の変形量A(変形量Aについては図6を参照)と平均グリップ圧との関係を示している。また、二点鎖線のグラフG2は、従来例として、孔を形成していない給紙ローラ30の変形量A(変形量Aについては図14を参照)と平均グリップ圧との関係を示している。
これによると、グラフG2の平均グリップ圧に比べてグラフG1の平均グリップ圧が低下し、これにより、グラフG2に比べて、グラフG1の方が、給紙ローラ63の変形量Aの変化に対する平均グリップ圧の変化の度合い(割合)が途中から小さくなる。
したがって、最適な規定範囲Bの平均グリップ圧に対応する孔有りの給紙ローラ63の許容変形範囲C1が、従来の孔無しの給紙ローラ30(図13参照)の許容変形範囲C2に比べて、拡大する。これにより、検出器82の検出誤差や昇降駆動装置61の機械的な誤差或いは紙質の違い等によって、給紙台60の高さに誤差が生じ、これに伴って、最上位の用紙55の給紙高さHに多少の誤差が発生しても、給紙ローラ63の変形量Aを容易に許容変形範囲C1内に収めることができる。このため、給紙ローラ63が最上位の用紙55を送り出す際の平均グリップ圧は最適な規定範囲B内に収まり、最上位の用紙55を給紙ローラ63によって正しく送り出すことができる。
上記第3の実施の形態では、図9に示すように、初期搬送領域87内に孔81aを単数個形成したが、複数形成してもよい。また、後続搬送領域88内に孔81b〜81dを3個形成したが、3個以外の複数個又は単数個形成してもよい。
次に、本発明における第4の実施の形態を説明する。
図11に示すように、給紙ローラ63のローラ本体77は、初期搬送領域87内と後続搬送領域88内とに円形の孔81a〜81dを有している。これら各孔81a〜81dは同一の直径であり、初期搬送領域87内の孔81aには充填材84が充填されている。充填材84はローラ本体77の硬度よりも高い硬度を有している。また、後続搬送領域88内の各孔81b〜81dには充填材84が充填されていない。これにより、初期搬送領域87の剛性が後続搬送領域88の剛性よりも高くなる。尚、補助ローラ72は上記給紙ローラ63と同じ構成を有している。
上記のような構成によると、上記第1の実施の形態と同様に、最上位の用紙55を、給紙ローラ63の初期搬送領域87と補助ローラ72の初期搬送領域87とで確実にグリップして、静止状態から確実に送り出すことができ、空送り現象を防止することができる。
また、最上位の用紙55に対する後続搬送領域88のグリップ圧が初期搬送領域87のグリップ圧よりも減少し、これにより、用紙55の重送や用紙55に皺がよる現象を発生し難くすることができる。
また、上記第3の実施の形態と同様に、給紙ローラ63が最上位の用紙55を送り出す際の平均グリップ圧は最適な規定範囲B内に収まり、最上位の用紙55を給紙ローラ63によって正しく送り出すことができる。
上記第4の実施の形態では、初期搬送領域87内に孔81aを単数形成したが、複数形成してもよい。また、後続搬送領域88内に各孔81b〜81dを3個形成したが、3個以外の複数個又は単数個形成してもよい。
上記第4の実施の形態では、各孔81a〜81dの直径は同一であるが、上記第3の実施の形態のように孔81a〜81dの直径や開口断面積が異なっていてもよい。
上記第4の実施の形態では、充填材84の硬度は、ローラ本体77の硬度よりも高いが、低くてもよい。
上記各々の実施の形態では、孔81,81a〜81dを円形状にしたが、円形状以外の形状でもよく、例えば、長円形状又は多角形状であってもよい。
本発明の第1の実施の形態における給紙ローラを備えた印刷装置の内部構造を示す概略側面図である。 同、給紙ローラを備えた印刷装置の給紙機構部の斜視図である。 図2の一部を拡大した斜視図である。 同、給紙ローラを備えた給紙機構部の一部拡大側面図である。 同、給紙ローラを回転軸心方向から見た側面図である。 同、給紙ローラが最上位の用紙に圧接して圧縮変形した状態を示す側面図である。 同、給紙ローラによる用紙の送り出し動作を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態における給紙ローラの側面図である。 本発明の第3の実施の形態における給紙ローラの側面図である。 本発明の第3の実施の形態で示した孔有りの給紙ローラと従来例で示した孔無しの給紙ローラとにおける給紙ローラの変形量と平均グリップ圧との関係を示すグラフである。 本発明の第4の実施の形態における給紙ローラの側面図である。 従来の円形状の給紙ローラによる用紙の送り出し動作を示す側面図である。 従来の切円部を有するDカット形状の給紙ローラによる用紙の送り出し動作を示す側面図である。 同、給紙ローラが最上位の用紙に圧接して圧縮変形した状態を示す側面図である。
符号の説明
55 用紙
60 給紙台
63 給紙ローラ
69 回転軸
77 ローラ本体
79 切円部
80 外周搬送面
81,81a〜81d 孔
84 充填材
85 給紙開始部位
86 給紙終了部位
87 初期搬送領域
88 後続搬送領域
E 回転方向

Claims (5)

  1. 昇降自在な給紙台に載置された紙に外周面が圧接して径方向に変形した状態で紙を送り出す給紙ローラであって、
    回転軸に設けられたローラ本体に、外周面の一部を除去した切円部が形成され、
    切円部以外の外周面は紙に圧接する外周搬送面であり、
    切円部は紙に非接触であり、
    外周搬送面の回転方向側の端部は最上位の紙の送り出しを開始する給紙開始部位であり、
    外周搬送面の回転方向とは反対側の端部は最上位の紙の送り出しを終了する給紙終了部位であり、
    外周搬送面は、周方向において、給紙開始部位を含む初期搬送領域と、給紙終了部位を含む後続搬送領域とを有し、
    初期搬送領域の剛性が後続搬送領域の剛性よりも高いことを特徴とする給紙ローラ。
  2. ローラ本体は初期搬送領域内に孔を有し、
    孔に充填材が充填され、
    充填材の硬度がローラ本体の硬度よりも高いことを特徴とする請求項1記載の給紙ローラ。
  3. ローラ本体は、後続搬送領域内に孔を有するとともに、初期搬送領域内に孔を有さないことを特徴とする請求項1記載の給紙ローラ。
  4. ローラ本体は初期搬送領域内と後続搬送領域内とにそれぞれ孔を有し、
    初期搬送領域内の孔の開口断面積が後続搬送領域内の孔の開口断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の給紙ローラ。
  5. ローラ本体は初期搬送領域内と後続搬送領域内とにそれぞれ孔を有し、
    初期搬送領域内の孔に、ローラ本体の硬度と異なる硬度を有する充填材が充填され、
    後続搬送領域内の孔には、充填材が充填されていないことを特徴とする請求項1記載の給紙ローラ。
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