JP5294800B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば印刷装置等に備えられた給紙装置に関する。
従来、孔版印刷装置に備えられる給紙装置の一例を図9〜図11に示す。図9,図10において、印刷装置の本体ケーシング(図示省略)に昇降自在に配置された給紙台12がエレベータモータ等から構成される昇降駆動装置(図示省略)によって昇降する。給紙台12の奥端上方には、給紙台12に載置された用紙14を送り出す複数の給紙ローラ15が配置されている。これら給紙ローラ15は回転軸16に装着されており、回転軸16の一端部は給紙ステッピングモータやタイミングベルト等で構成された回転駆動装置(図示省略)に連動連結されている。
また、本体ケーシングには、ガイド板18と、特定の給紙ローラ15に摺接する摺接面19を有するサバキ部材20とが設けられている。さらに、ガイド板18には、サバキ部材20と同じ側(下側)から用紙14に摺接する補助摺接面21を有する補助サバキ部材22が設けられている。
補助サバキ部材22は給紙ローラ15間に配置されており、補助サバキ部材22の補助摺接面21はサバキ部材20の摺接面19よりも給紙ローラ15の径方向における内側(上側)に位置している。
これによると、給紙時には制御装置(図示省略)が昇降駆動装置を駆動して給紙台12を上昇させ、最上位の用紙14を給紙ローラ15に当接させる。そして、最上位の用紙14は、給紙ローラ15の回転により、給紙ローラ15とサバキ部材20との間から送り出される。このとき、用紙14が重なっていると、サバキ部材20に当接する下側の用紙14がサバキ部材20の摩擦力で留まり、給紙ローラ15に当接する最上位の用紙14のみが給紙ローラ15の摩擦力で送り出されて印刷される。これにより、用紙14の重送を防止することができる。
また、図10に示すように、補助サバキ部材22の補助摺接面21がサバキ部材20の摺接面19より給紙ローラ15の径方向で内側に位置するため、用紙14が各給紙ローラ15を通過する際、給紙ローラ15の間において用紙14に湾曲した部位A(以下、湾曲部位Aと記載する)を形成して「腰」を付け、これにより、給紙ローラ15に摺接する最上位の用紙14と摺接面19および補助摺接面21に摺接する下側の用紙14との離間が促進されて、重送がより確実に防止される。これは、薄い用紙に印字率の高い二度刷り又は両面刷りを行うときに特に有効である。
尚、上記のような構成を有する給紙装置は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開2005−145595
しかしながら上記の従来形式では、図11に示すように、給紙ローラ15の外周面の両端のエッジ部分23が最上位の用紙14に当接し、上記エッジ部分23によって、用紙14の湾曲部位Aに傷や折れ等の不具合が発生する懸念がある。
本発明は、給紙ローラで送り出される紙の湾曲部位に傷や折れ等の不具合が発生するのを防止することが可能な給紙装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、回転軸心廻りに回転駆動して紙を送り出す給紙ローラと、給紙ローラに摺接する摺接面を有するサバキ部材と、サバキ部材と同じ側から紙に摺接する補助摺接面を有する補助サバキ部材とが備えられ、
補助サバキ部材が回転軸心方向における給紙ローラの外側方に配設され、
補助摺接面が摺接面よりも給紙ローラの径方向における内側に位置し、
給紙ローラの回転によって紙を給紙ローラとサバキ部材との間から送り出す給紙装置であって、
給紙ローラの外周部に、給紙ローラの外周面から回転軸心方向における外側方へはみ出たはみ出し片が設けられ、
給紙ローラの外周面とはみ出し片の外周面とが連続し、
はみ出し片は送り出される紙の表面に重なることが可能となる可撓性を有するものである。
これによると、給紙ローラの回転によって、紙が給紙ローラとサバキ部材との間から送り出される。このとき、紙が重なっていると、サバキ部材と補助サバキ部材とに当接する下側の紙が摺接面の摩擦力と補助摺接面の摩擦力とで留まり、給紙ローラに当接する最上位の紙のみが給紙ローラの摩擦力で送り出される。これにより、紙の重送を防止することができる。また、補助摺接面が摺接面よりも給紙ローラの径方向で内側に位置するため、給紙ローラの外側方において、紙に湾曲部位を形成して「腰」を付け、これにより、給紙ローラに摺接する最上位の紙と摺接面および補助摺接面に摺接する下側の紙との離間が促進されて、重送がより確実に防止される。
さらに、給紙ローラが回転して紙を送り出す際、給紙ローラのはみ出し片は送り出される紙の湾曲部位の表面に重なり、この状態で紙が送り出されるため、給紙ローラの外周面のエッジ部分によって紙の湾曲部位に傷や折れ等の不具合が発生するのを防止することができる。また、上記のようにはみ出し片が紙の湾曲部位に重なることで、給紙ローラと紙との接触面積が増大するため、給紙ローラの紙に対するグリップ力が増大し、紙を確実に送り出すことができる。
本第2発明は、給紙ローラは外周面の一部が除去された切円部を有し、
切円部以外の外周面は紙に圧接する外周搬送面をなし、
切円部は紙に非接触であり、
はみ出し片は給紙ローラの外周搬送面から回転軸心方向における外側方へはみ出しているものである。
これによると、給紙ローラが回転すると、給紙ローラの外周搬送面(切円部以外の外周面)が最上位の紙に圧接して最上位の紙を送り出す。最上位の紙が所定量送り出されると、切円部において給紙ローラが最上位の紙から離間する。
本第3発明は、給紙ローラは、回転軸に設けられたローラ本体と、ローラ本体の外周に設けられた紙送り部材とを有し、
紙送り部材は、はみ出し片を備えているとともに、ローラ本体よりも高い硬度を有するものである。
これによると、回転する給紙ローラの紙送り部材が紙に圧接するため、給紙ローラが紙に対して滑って(スリップして)しまうのを防止することができる。
本第4発明は、給紙ローラと同じ回転軸心廻りに回転自在で且つ給紙ローラと同方向に紙を押圧する補助ローラが設けられ、
補助サバキ部材は給紙ローラと補助ローラとの間に配置され、
補助ローラの外周部に、補助ローラの外周面から回転軸心方向における外側方へはみ出たはみ出し片が設けられ、
補助ローラの外周面とはみ出し片の外周面とが連続し、
はみ出し片は送り出される紙の表面に重なることが可能となる可撓性を有するものである。
これによると、給紙ローラと補助ローラとの回転によって、紙が給紙ローラとサバキ部材との間から送り出される。給紙ローラと補助ローラとが回転して紙を送り出す際、補助ローラのはみ出し片は送り出される紙の湾曲部位の表面に重なり、この状態で紙が送り出されるため、補助ローラの外周面のエッジ部分によって紙の湾曲部位に傷や折れ等の不具合が発生するのを防止することができる。
また、上記のようにはみ出し片が紙の湾曲部位に重なることで、補助ローラと紙との接触面積が増大するため、補助ローラの紙に対するグリップ力が増大し、紙を確実に送り出すことができる。
本第5発明は、補助サバキ部材は、給紙ローラと補助ローラとの間に配設されるとともに、回転軸心方向における補助ローラの外側方に配設されるものである。
以上のように、本発明によると、給紙ローラのはみ出し片が紙の湾曲部位の表面に重なった状態で紙が送り出されるため、給紙ローラの外周面のエッジ部分によって紙の湾曲部位に傷や折れ等の不具合が発生するのを防止することができる。また、給紙ローラと紙との接触面積が増大するため、給紙ローラの紙に対するグリップ力が増大し、紙を確実に送り出すことができる。
以下、本発明における第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、41は孔版式の印刷装置であり、その装置本体42の内部には、版胴43の周囲に製版・給版機構部44と排版機構部45と給紙装置46と排紙機構部47とが配置されている。
製版・給版機構部44は、マスターロール48から未製版の原紙49を繰り出し、装置本体42の上部に配置したスキャナー機構部50において読み取った原稿の画像データに基づいてサーマルヘッド51で原紙49に穿孔して製版し、製版した原紙49を版胴43に給版するように構成されている。また、排版機構部45は、上下一対の引き込みローラ52、53の間に原紙49を引き込んで、巻芯54で原紙49を巻き取るように構成されている。
また、給紙装置46は、用紙55を、版胴43に給版された原紙49とプレスローラ56とに挟まれる印刷部59へ送り出すように構成されている。
また、排紙機構部47は、版胴43および原紙49の回転によって印刷された用紙55を紙ハガシ爪57によって原紙49から剥がして、プリントトレイ58の上に排出するように構成されている。
以下に、給紙装置46の具体的な構成を説明する。
図2,図3に示すように、給紙装置46は、装置本体42に昇降自在に設けられた給紙台60と、給紙台60を昇降させる昇降駆動装置61と、給紙台60に載置された複数枚の用紙55を最上位のものから順次印刷部59に向けて送り出す給紙ローラ63および補助ローラ72と、給紙ローラ63および補助ローラ72を強制的に回転駆動させる回転駆動装置64と、給紙ローラ63および補助ローラ72が用紙55を送り出す給紙量を検出する給紙量検出センサ73と、給紙ローラ63および補助ローラ72で送られる用紙55の二枚送り(重送)を防止するサバキ装置65および補助サバキ部材68と、給紙ローラ63および補助ローラ72で送られる用紙55を挟持して印刷部59に送り出す上下一対のガイドローラ66およびタイミングローラ67とを有している。
図4,図5に示すように、給紙ローラ63と補助ローラ72とは、共通の一本の回転軸69に、所定間隔をあけて横一列に設けられている。給紙ローラ63と補助ローラ72とは、回転軸69と一体に、回転軸心69a廻りに強制的に回転駆動する。尚、補助ローラ72は複数設けられており、給紙ローラ63は一方の補助ローラ72と他方の補助ローラ72との間に配置されている。
図3に示すように、回転駆動装置64は、モータ70と、回転軸69とモータ70とを連動連結するタイミングベルト(図示省略)と、モータ70から回転軸69への回転伝達経路を断続する給紙クラッチ(図示省略)とで構成されている。
サバキ装置65は、装置本体42に固定されたスタッド74と、スタッド74に設けられ且つ給紙ローラ63の径方向に出退自在な板状の可動バー75と、可動バー75の先端に設けられたサバキ部材76と、スタッド74に設けられたサバキ圧調整バー77とを有している。
サバキ部材76は給紙ローラ63に摺接する摺接面76aを有している。また、サバキ圧調整バー77は、先端側が可動バー75に形成された係合孔78に挿入され、基端側がスタッド74に移動自在に装着されている。可動バー75とサバキ圧調整バー77との間には、可動バー75を給紙ローラ63に向けて付勢する第1スプリング79が設けられている。また、スタッド74とサバキ圧調整バー77との間には、サバキ圧調整バー77を下方向に付勢する第2スプリング80が設けられている。
サバキ圧調整バー77は、スタッド74に組み込まれた操作カム機構81(図4参照)によって出退し、第2スプリング80の付勢力に抗して上方向へ移動し、第2スプリング80の付勢力を受けて下方向へ移動し、第1スプリング79を支持する支点が移動して第1スプリング79の付勢力を、「弱」、「標準」、「強」等のように、多段階的に調整する。
図2,図4,図5に示すように、補助サバキ部材68は、装置本体42に固定されたガイド板82に複数設けられ、給紙ローラ63と補助ローラ72との間(すなわち、回転軸心69aの方向における給紙ローラ63の両外側方)および補助ローラ72の外側方に配置されている。各補助サバキ部材68は、サバキ部材76と同じ側(下側)から用紙55に摺接する補助摺接面68aを有している。各補助サバキ部材68の補助摺接面68aはサバキ部材76の摺接面76aよりも給紙ローラ63の径方向における内側(上側)に位置している。
また、図3に示すように、タイミングローラ67はモータやギア(図示省略)等からなる駆動装置によって強制的に回転駆動されるのに対して、ガイドローラ66は遊転自在なフリーローラである。
以下に、給紙ローラ63と補助ローラ72との具体的な構成を説明する。
図7に示すように、給紙ローラ63は、回転軸69に設けられたローラ本体84と、ローラ本体84の外周に着脱自在に設けられた薄い帯状の紙送り部材85とで構成されており、さらに、外周面の一部が除去された切円部86を有している。尚、給紙ローラ63は、D形状に形成されていることから、Dカット形状の給紙ローラと呼ばれることもある。
紙送り部材85は、切円部86を除いたローラ本体84の全周にわたり設けられており、ローラ本体84よりも高い摩擦係数を有している。例えば、ローラ本体84の材質にはゴム(例えばEPDM:硬度60°)などが使用されている。また、紙送り部材85の材質には、ゴム(例えばEPDM:硬度70°)又はウレタン(例えば硬度70°)などが使用されている。また、給紙ローラ63の切円部86以外の外周面は用紙55に圧接する外周搬送面87をなす。また、給紙ローラ63の切円部86は用紙55に非接触である。
図5,図7に示すように、紙送り部材85は、給紙ローラ63の外周搬送面87(外周面)から回転軸心69a方向におけるローラ本体84の両外側方へはみ出たはみ出し片85aを一体に備えている。給紙ローラ63の外周搬送面87とはみ出し片85aの外周面とは、段差無く、連続している。はみ出し片85aは、給紙ローラ63とサバキ部材76との間から送り出される用紙55の表面に重なり合うことが可能となる可撓性(柔軟性)を有している。尚、回転軸心69a方向において、はみ出し片85aの側縁端と補助サバキ部材68との間には所定の隙間88が形成されている。
図2,図4,図5,図7に示すように、補助ローラ72は、上記給紙ローラ63と同様に、ローラ本体84と紙送り部材85とで構成されたDカット形状のものである。補助ローラ72の紙送り部材85も、給紙ローラ63の紙送り部材85と同様に、はみ出し片85aを一体に備えている。尚、補助ローラ72の外周搬送面87とガイド板82との間には例えば約1mm程度の隙間が形成されており、これに対して用紙55の標準的な厚さは、上記隙間よりも薄く、例えば約0.1mm程度である。補助ローラ72は、両側方の補助サバキ部材68間において、用紙55を押圧して用紙55に撓みを形成する。
また、図3に示すように、装置本体42には、給紙台60に載置された最上位の用紙55が所定の給紙高さに達したかを検出する検出器92(光電センサ等)が設けられている。
以下、上記構成における作用を説明する。
図8(a)(b)に示すように、モータ70が駆動して、回転軸69と共に給紙ローラ63と補助ローラ72とが強制的に回転すると、給紙ローラ63の外周搬送面87と補助ローラ72の外周搬送面87とが最上位の用紙55に圧接して最上位の用紙55を送り出す。そして、図8(c)に示すように、最上位の用紙55は、給紙ローラ63とサバキ部材76との間から所定量送り出されると、ガイドローラ66とタイミングローラ67とで挟持される。
その直後、給紙ローラ63の外周搬送面87と補助ローラ72の外周搬送面87とが最上位の用紙55上を通過し、図8(d)に示すように、切円部86において給紙ローラ63と補助ローラ72とが最上位の用紙55から離間し、この状態で給紙ローラ63と補助ローラ72とが所定時間(短時間)だけ一時停止するため、一時的に、最上位の用紙55の後部は給紙ローラ63とサバキ部材76との間で挟持されずにフリーな状態になる。この間に、最上位の用紙55がガイドローラ66とタイミングローラ67とによって印刷部59へ送り出されるため、ガイドローラ66とタイミングローラ67とにかかる負荷が軽減され、ガイドローラ66とタイミングローラ67とに要求される搬送力を低減することができる。
印刷部59に供給された用紙55は、版胴43および原紙49の回転により印刷され、その後、プリントトレイ58に排出される。このように最上位の用紙55が送り出された後、再び、給紙ローラ63と補助ローラ72とが回転駆動し、次の(後続の)最上位の用紙55が給紙ローラ63とサバキ部材76との間から所定量送り出される。
上記のように、給紙ローラ63と補助ローラ72との回転によって用紙55が送り出されるとき、用紙55が重なっていると、サバキ部材76と補助サバキ部材68とに当接する下側の用紙55が摺接面76aの摩擦力と補助摺接面68aの摩擦力とで留まり、給紙ローラ63の外周搬送面87と補助ローラ72の外周搬送面87とに当接する上側の用紙55のみがこれら各ローラ63,72の摩擦力で送り出される。これにより、用紙55の重送を防止することができる。また、図5に示すように、補助摺接面68aが摺接面76aよりも給紙ローラ63の径方向で内側(上側)に位置するため、給紙ローラ63の外側方と補助ローラ72の外側方とにおいて、用紙55に湾曲部位Aを形成して「腰」を付け、これにより、給紙ローラ63および補助ローラ72に摺接する上側の用紙55と摺接面76aおよび補助摺接面68aに摺接する下側の用紙55との離間が促進されて、重送がより確実に防止される。
さらに、図5,図6に示すように、給紙ローラ63と補助ローラ72とが回転して用紙55を送り出す際、給紙ローラ63のはみ出し片85aと補助ローラ72のはみ出し片85aとは、用紙55の湾曲部位Aの表面に重なり合い、この状態で用紙55が送り出されるため、給紙ローラ63の外周面のエッジ部分によって用紙55の湾曲部位Aに傷や折れ等の不具合が発生するのを防止することができるとともに、補助ローラ72の外周面のエッジ部分によって用紙55の湾曲部位Aに傷や折れ等の不具合が発生するのを防止することができる。
また、上記のように各はみ出し片85aが用紙55の湾曲部位Aに重なり合うことで、給紙ローラ63と用紙55との接触面積が増大するとともに補助ローラ72と用紙55との接触面積が増大するため、給紙ローラ63の用紙55に対するグリップ力と補助ローラ72の用紙55に対するグリップ力とが増大し、用紙55を確実に送り出すことができる。
また、給紙ローラ63と補助ローラ72との各紙送り部材85は各ローラ本体84よりも高い摩擦係数を有しているため、給紙ローラ63と補助ローラ72とがそれぞれ用紙55に圧接して回転する際、給紙ローラ63と補助ローラ72とが用紙55に対して滑って(スリップして)しまうのを防止することができる。
上記実施の形態では、図2,図7に示すように、給紙ローラ63と補助ローラ72とに、切円部86を有する断面Dカット形状のローラを用いたが、断面円形のローラを用いてもよい。この場合、各紙送り部材85は各ローラ本体84の外周全周にわたり設けられる。
上記各実施の形態では、図2に示すように、回転軸69に給紙ローラ63を1個と補助ローラ72を2個設けたが、給紙ローラ63を複数個設けてもよく、或いは、補助ローラ72を1個又は3個以上の複数個設けてもよい。また、補助ローラ72を設けなくてもよい。また、サバキ部材76を給紙ローラ63の個数に対応させて1個設けたが、給紙ローラ63を複数個設ける場合には、給紙ローラ63の個数に対応させてサバキ部材76を複数個設けてもよい。
上記各実施の形態では、図1に示すように、孔版式の印刷装置41に設けられた給紙装置46を挙げたが、インクジェット式の印刷装置に設けられた給紙装置であってもよい。
本発明の実施の形態における給紙装置を備えた印刷装置の内部構造を示す概略側面図である。 同、給紙装置の斜視図である。 同、給紙装置の一部拡大側面図である。 同、給紙装置の給紙ローラと補助ローラとを給紙台側から見た図である。 同、給紙装置の給紙ローラと補助ローラとの断面図である。 同、給紙装置の給紙ローラのはみ出し片の部分の拡大断面図である。 同、給紙装置の給紙ローラと補助ローラとの図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるX−X矢視図、(c)は(a)におけるY−Y矢視図である。 同、給紙装置の給紙ローラによる用紙の送り出し動作を示す側面図である。 従来の給紙装置の要部の概略側面図である。 同、給紙装置の給紙ローラとサバキ部材と補助サバキ部材との図である。 同、給紙装置の給紙ローラのエッジ部分の拡大図である。
符号の説明
46 給紙装置
55 用紙
63 給紙ローラ
68 補助サバキ部材
68a 補助摺接面
69a 回転軸心
72 補助ローラ
76 サバキ部材
76a 摺接面
84 ローラ本体
85 紙送り部材
85a はみ出し片
86 切円部
87 外周搬送面

Claims (5)

  1. 回転軸心廻りに回転駆動して紙を送り出す給紙ローラと、給紙ローラに摺接する摺接面を有するサバキ部材と、サバキ部材と同じ側から紙に摺接する補助摺接面を有する補助サバキ部材とが備えられ、
    補助サバキ部材が回転軸心方向における給紙ローラの外側方に配設され、
    補助摺接面が摺接面よりも給紙ローラの径方向における内側に位置し、
    給紙ローラの回転によって紙を給紙ローラとサバキ部材との間から送り出す給紙装置であって、
    給紙ローラの外周部に、給紙ローラの外周面から回転軸心方向における外側方へはみ出たはみ出し片が設けられ、
    給紙ローラの外周面とはみ出し片の外周面とが連続し、
    はみ出し片は送り出される紙の表面に重なることが可能となる可撓性を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 給紙ローラは外周面の一部が除去された切円部を有し、
    切円部以外の外周面は紙に圧接する外周搬送面をなし、
    切円部は紙に非接触であり、
    はみ出し片は給紙ローラの外周搬送面から回転軸心方向における外側方へはみ出していることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 給紙ローラは、回転軸に設けられたローラ本体と、ローラ本体の外周に設けられた紙送り部材とを有し、
    紙送り部材は、はみ出し片を備えているとともに、ローラ本体よりも高い硬度を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給紙装置。
  4. 給紙ローラと同じ回転軸心廻りに回転自在で且つ給紙ローラと同方向に紙を押圧する補助ローラが設けられ、
    補助サバキ部材は給紙ローラと補助ローラとの間に配置され、
    補助ローラの外周部に、補助ローラの外周面から回転軸心方向における外側方へはみ出たはみ出し片が設けられ、
    補助ローラの外周面とはみ出し片の外周面とが連続し、
    はみ出し片は送り出される紙の表面に重なることが可能となる可撓性を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 補助サバキ部材は、給紙ローラと補助ローラとの間に配設されるとともに、回転軸心方向における補助ローラの外側方に配設されることを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
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