JP2010104519A - ナースコールシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 見舞者が来たことを患者に通知する通知ボタンを廊下灯2の患者氏名が表示されたLCD10上にタッチパネル(操作部)12として設け、ナースコール子機は通知ボタン操作を受けてスピーカから通知音を報音させる。廊下灯2には病室内の患者の検査日時、外出予定日、面会謝絶等の見舞不可日時情報を記憶した患者関連情報記憶部13が設けられ、通知ボタンが操作されたら、廊下灯CPU20の制御により記憶している見舞不可日時情報を参照し、見舞不可に該当する状態での通知操作であったら、LCD10に面会できない旨の表示を行う。
【選択図】 図2
Description
また、廊下灯は、病室に入院している患者の氏名を表示する表示部を備えているが、この表示を液晶表示部で構成して容易に表示変更を可能とし、必要に応じて患者の氏名に加えて診療科目等の詳細情報を表示するよう構成されたものがある(例えば、特許文献2参照)。このように構成することで、患者のプライバシーを保護しつつ、医師や看護師に対して患者に関する必要な情報を提供することを可能としていた。
一方で、見舞者側からしても、声をかけるタイミングに気を使い、なかなか病室に入れない事態も生じていた。
この構成によれば、見舞者が病室に入る前に廊下灯の通知ボタンを操作することで、見舞い先の患者に対してこれから入室することが通知される。そのため、患者は見舞者が入室する前に見舞者が来たことを認識でき、プライバシーの向上を図ることができる。また、患者からの呼び出しを通知するための廊下灯及びナースコール子機を使用して、通知を実施するので、安価に構成できる。
この構成によれば、見舞者は病室に入る前に廊下灯の通知ボタンを操作することで、患者が面会できない状況にある場合には廊下灯にその旨の表示が成される。そのため、患者が居ても面会が難し状態の時は面会謝絶等の見舞不可設定にすることで見舞者の入室を留まらせることができ、プライバシーの向上を図ることができる。また、見舞先の患者が外出等で居ない場合は、見舞者がそれを容易に認識できる。更に、患者は見舞者に応対する負担を軽減できる。
この構成によれば、別途操作ボタンを設けることなく通知ボタンを設定できる。また、患者氏名をタッチすることで通知されるので、複数の患者が居る病室であっても、通知先の患者を間違えることがない。
この発明によれば、面会時間外に通知ボタンが操作されたら患者に通知が行かず、ナースコール親機に通知が成され報知される。そのため、看護師がナースステーションに居ながら時間外であることを伝えることが可能となり便利である。また、患者に対して報知されないので、患者の負担を軽減できる。
この構成によれば、待受時や見舞者が通知ボタンを操作した状態では、患者氏名等の患者情報のみが廊下灯に表示される一方、患者から看護師の呼び出しが成されたら、患者情報に加えて看護情報も合わせて廊下灯に表示されるので、患者のプライバシー保護と、看護師に情報を提供してスムーズな看護業務の遂行を手助けする作用との両立を図ることができる。
この構成によれば、見舞者が入室する前に、廊下灯とナースコール子機との間、即ち患者と見舞者の間で通話することができる。そのため、患者は見舞者に対して自身の意志で入室許可を与えることができ、プライバシーの保護を図ることができる。
この構成によれば、病室の扉を施錠できる構造としてセキュリティの向上を図った場合、見舞者に対して扉まで赴くこと無く解錠できるので、患者の負担を軽減できる。また、見舞者と通話した結果、会いたくないと判断した見舞者に対しては、患者の判断で解錠操作しなければ会わずに済むため、安心して入院を続けることができる。
ナースコール子機1及び電気錠5は病室毎に伝送線L1,L2で廊下灯2に接続され、廊下灯2は廊下灯幹線L3を介して制御機4に接続されている。また、ナースコール親機3は伝送線L4により制御機4に接続されている。
具体的に、患者に関する外泊/在室/面会謝絶/外出情報/面会時間等の状態及び時間を読み取る。そして、在室の場合でも、面会謝絶や面会時間帯以外であるか判断し、見舞不可とする何れの条件にも当てはまらなければ、タッチした氏名に関連するナースコール子機1に通知信号を送信する。尚、このタッチ操作により、LCD10の表示は継続され、患者氏名のみが引き続き表示される。
また、通知ボタンはLCD上のタッチパネルであるため、別途操作ボタンを設けることなく通知ボタンを設定できるし、患者氏名をタッチすることで通知されるので、複数の患者が居る病室であっても、通知先の患者を間違えることがない。
更に、病室の電気錠5が施錠されている場合は、患者が解錠ボタン25を押下することで、子機CPU30より解錠要求信号が廊下灯2に送信され、受信した廊下灯CPU20から電気錠5を解錠するための解錠信号が送出され、電気錠5が解錠される。解錠後は、30秒等所定の時間が経過したら施錠するよう廊下灯CPU20が制御する。尚、解錠ボタン25は、通知信号を受けることで能動となるよう子機CPU30が制御している。
また、面会時間外に通知ボタンが操作されたら患者に通知が行かず、ナースコール親機に通知が成され報知されるので、看護師がナースステーションに居ながら時間外であることを伝えることが可能となり便利である。また、患者に対して報知されないので、患者の負担を軽減できる。
更に、待受時や見舞者が通知ボタンを操作した状態では、患者氏名等の患者情報のみが廊下灯に表示される一方、患者から看護師の呼び出しが成されたら、患者情報に加えて看護情報も合わせて廊下灯に表示されるので、患者のプライバシー保護と、看護師に情報を提供してスムーズな看護業務の遂行を手助けする作用との両立を図ることができる。
また、見舞者が入室する前に、患者と見舞者の間で通話することができる。そのため、患者は見舞者に対して自身の意志で入室許可を与えることができ、プライバシーの保護を図ることができる。
また、上記実施形態は、廊下灯2にマイク17やスピーカ18を組み込んでいるが、廊下灯2とは独立して設けても良い。一方で、廊下灯2にマイク17およびスピーカ18を設け、さらに病室の扉に電気錠5を備えた構成となっているが、廊下灯2に通知ボタンだけ設けてマイク及びスピーカを無くし、更に電気錠も無い構成としても良く、このように簡易な構成としても、患者に見舞者が来たことを通知できるので、プライバシーの保護には有効である。
更に、見舞不可情報記憶部、患者・看護情報記憶部を廊下灯2の患者関連情報記憶部13に記憶させているが、何れもナースコール親機3、或いは制御機4に記憶させても良い。廊下灯2以外に記憶させた場合は、通知ボタン(タッチパネル)が操作されたら、タッチされた患者に関する見舞不可情報、及び患者・看護情報を廊下灯2がナースコール親機3或いは制御機4に読みに行けば良い。
Claims (7)
- 看護師を呼び出すためのナースコール子機と、呼び出し発生を表示する廊下灯と、呼び出しに応答するためのナースコール親機と、前記廊下灯と前記ナースコール親機の間の通信を制御する制御機とを備えたナースコールシステムであって、
前記廊下灯に、見舞者が来たことを患者に通知する通知ボタンを設ける一方、前記ナースコール子機に、前記通知ボタン操作を受けて報知動作する報知部を備えたことを特徴とするナースコールシステム。 - 前記廊下灯、前記ナースコール親機、前記制御機の何れかに、廊下灯に関連する病室内の患者の検査日時、外出予定日、面会謝絶等の見舞不可情報を記憶した見舞不可情報記憶部を設けると共に、前記廊下灯に患者氏名等の患者情報を表示するための液晶表示部を設け、
前記廊下灯は、前記通知ボタンが操作されたら前記見舞不可情報記憶部を参照し、前記見舞不可に該当する日時の操作であったら、前記液晶表示部に面会できない旨の表示を行う廊下灯制御部を有することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。 - 前記液晶表示部はタッチパネルが組み付けられて操作部を形成し、呼び出しの報知等を行わない待受状態では、患者氏名表示領域が通知ボタンであることを特徴とする請求項2記載のナースコールシステム。
- 前記見舞不可情報記憶部は面会時間を記憶し、前記廊下灯制御部は、前記通知ボタンが操作されたら前記見舞不可情報記憶部を参照して、通知ボタン操作が面会時間内か確認し、面会時間外であったら前記ナースコール親機に見舞通知信号を送信してナースコール親機を報知動作させ、前記ナースコール子機には送信しないことを特徴とする請求項2又は3記載のナースコールシステム。
- 前記廊下灯、前記ナースコール親機、前記制御機の何れかに、患者氏名等の患者情報に加えて、診療科目や救護区分等の看護情報を記憶する患者・看護情報記憶部を設け、
前記廊下灯制御部は、待受時に続き前記通知ボタンが操作された状態では、前記患者・看護情報記憶部を参照して患者氏名等の患者情報を前記液晶表示部に表示させ、前記ナースコール子機が呼出操作された場合は、前記患者・看護情報記憶部から関連する患者の患者・看護情報のすべてを表示させることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のナースコールシステム。 - 前記ナースコール子機に加えて前記廊下灯に、通話を可能とするマイク及びスピーカを設けると共に、前記ナースコール子機に前記廊下灯との間で通話路を形成するための応答ボタンを設け、
前記通知ボタンの操作を受けて前記応答ボタンが操作されたら、前記廊下灯と前記ナースコール子機との間で通話路を形成制御する通話制御部を前記廊下灯或いは前記ナースコール子機の何れかに設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のナースコールシステム。 - 前記廊下灯に、病室の扉に設けられた電気錠を解錠/施錠制御する解錠/施錠制御部を設ける一方、前記ナースコール子機に前記電気錠を解錠操作する解錠ボタンを設けたことを特徴とする請求項6記載のナースコールシステム。
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