JP5048545B2 - ナースコールシステム - Google Patents
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Description
一方で、ナースコールシステムにおいて、入院患者や外来患者を診察室や検査室に誘導する機能を備えたもの(例えば、特許文献1参照)や、入院患者からの呼び出しに対して、その方向を看護師に通知する方向表示灯を備えたもの(例えば、特許文献2参照)を本出願人は提案している。
特許文献1では、患者にバーコードタグを持たせると共に、バーコードタグを認識して案内表示する院内案内装置を廊下等の適宜位置に設置し、患者が自身の携行するバーコードタグを院内案内装置に近づけると、行き先が表示されるよう構成されている。また、特許文献2では、個々のナースコール子機が設置された病室の位置情報を基に、呼び出しが発生したらその病室の方向を方向表示灯が例えば上下左右の矢印で表示するよう構成されている。
この構成によれば、到着した救急隊は救急呼出機で看護師を呼び出すことで、方向表示灯に進むべき方向が表示される。よって、案内する看護師等がいなくても、救急患者をスムーズに救急処置室に運び込むことができるし、看護師は本来の業務を止めずに済む。そして、呼出操作した救急隊はナースコール親機に画像表示されるのでナースステーションから看護師等により確認でき、不審者の侵入を防止できる。
この構成によれば、救急処置室が複数あっても、特定の救急処置室に的確に案内できる。
この構成によれば、救急呼出機が操作されなくても、救急入口に近づいてきた人物がある場合にその撮像映像がナースコール親機に表示されるので、救急隊ではない第三者の侵入を防止することができる。
この構成によれば、誘導操作に合わせて電気錠が解錠されるので、救急入口の扉は通常施錠状態にしておくことができ、第三者の侵入を防止することができる。
この構成によれば、ナースステーションに看護師がいなくても、救急隊の到着に対して迅速に対応できる。
この構成によれば、誘導表示は廊下灯が行うので専用の表示手段を別途設ける必要がなく、低コストで本システムを構築することができるし、文字情報により誘導することも可能となり、的確な案内が可能となる。
図1において、1は患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置されたナースコール子機、2はナースコール子機1による呼び出しを表示する廊下灯、3はナースコール子機1からの呼び出しに看護師が応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機、4は救急隊が到着を連絡するために救急隊入口近傍に設置された救急呼出機、5は同様に救急隊入口近傍に設置されて救急隊等の人物の接近を感知するセンサ5aを備えて、人物を検知したら撮像を開始するセンサカメラ、6は機器間の通信を制御する制御機、7は救急入口に設けられた電気錠7aを備えた扉、8は救急隊を救急処置室まで正しく導くための方向表示灯、9は看護師が携行する携帯型親機、10は携帯型親機9との通信を制御する交換機、11は携帯型親機9と通信するための基地局である。
救急呼出機4から呼び出しが成されたら、所定の表示操作でこのような誘導操作画面がディスプレイ16に表示される。この表示から、今回救急患者を受け入れる救急処置室をタッチ操作することで、制御機6に処置室選択情報が送信され(ここでは、処置室Bの選択情報が送信される)、その後誘導ボタン18をタッチすれば方向表示灯8が起動する。
また、廊下灯2は、病室ごとに病室の出入口近傍の廊下に設置され、個別の廊下灯番号(詳述せず)を有し、ナースコール子機1からの呼び出しをランプを点灯して通知する通知部31、患者情報を表示する液晶表示部32を備えている。
病院の救急入口に救急隊が到着すると、最初に救急隊の接近を人感センサ5aが検知してセンサカメラ5が起動して撮像を開始する。この人感センサ5aの検知信号と撮像映像はナースコール親機3に伝送され、親機制御部19が報知部15を報知動作させて警報音を発すると共に、ディスプレイ16にその映像が表示される。
呼出信号を受信した親機制御部19は、報知部15を報知動作させて看護師に通知すると同時に、子機カメラ4aの撮像映像をディスプレイ16に表示させる。このとき、センサカメラ5の撮像映像と子機カメラ4aの撮像映像は、画面が分割されて独立して表示される。
制御機6から案内信号S1を受信した方向表示灯8は、複数記憶している案内表示形態から、案内信号S1によって選択された形態の矢印等を表示する。
また、救急呼出機が操作されなくても、救急入口に近づいてきた人物がある場合にその撮像映像がナースコール親機に表示されると共に警報音を発報するので、救急隊ではない第三者の侵入を防止することができる。
更に、救急処置室が複数あっても、特定の救急処置室に的確に案内できるし、誘導操作に合わせて救急入口の扉に設けられた電気錠が解錠されるので、通常は施錠状態にしておくことができ、不審者等の侵入を確実に防止することができる。
更に、方向表示灯8の制御を制御機6が行っているが、その機能をナースコール親機3に持たせても良いし、カメラを救急呼出機4とセンサカメラ5の2つ設けているが、これらのうち少なくとも1つを備えていれば、本発明の目的は達成することができる。
また、誘導ボタン18の操作で扉7の解錠も実施しているが、解錠ボタンを独立して設けても良い。
Claims (6)
- 患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置されたナースコール子機と、前記ナースコール子機による呼び出しを表示する廊下灯と、前記ナースコール子機からの呼び出しに看護師が応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、前記ナースコール子機と前記ナースコール親機との間の通信を制御する制御機とを備えたナースコールシステムにおいて、
救急入口に、救急隊が前記ナースコール親機を呼び出すための呼出部、及び前記救急隊を撮像するためのカメラを備えた救急呼出機を設置する一方、
前記ナースコール親機に、前記救急呼出機の呼び出しを受けて看護師等が救急隊を救急処置室へ誘導するための誘導操作部と、前記カメラの撮像映像を表示する映像表示部とを備え、
更に、前記救急入口から救急処置室に至る通路の適宜位置に救急隊が進むべき方向を表示する方向表示灯を設け、
前記誘導操作部の操作を受けて前記方向表示灯の表示を制御する方向制御部を前記ナースコール親機、或いは制御機に備えたことを特徴とするナースコールシステム。 - 前記誘導操作部は、複数の救急処置室から1つを選択する処置室選択手段を有し、前記方向制御部は、前記処置室選択手段で選択された救急処置室の方向を示すよう前記方向表示灯を制御することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
- 人物が接近したら撮像を開始するセンサカメラを前記救急入口に設ける一方、前記ナースコール親機は、前記センサカメラの起動を受けて映像表示部に前記センサカメラの撮像映像を出画させると共に、前記センサカメラの作動を報知する救急報知部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のナースコールシステム。
- 前記誘導操作部の操作により、救急入口の扉に設けられた電気錠が解錠されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナースコールシステム。
- 前記ナースコール子機からの呼び出しにナースステーション外で応答するための携帯型親機を備え、前記携帯型親機にも前記誘導操作部を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のナースコールシステム。
- 前記廊下灯が患者情報を表示するための液晶表示部を備えている場合は、前記方向表示灯が救急入口から救急処置室に至る適宜位置に設置された前記廊下灯であり、
前記液晶表示部が救急隊が進むべき方向を表示することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のナースコールシステム。
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