JP2010098923A - 駆動装置及び電子機器 - Google Patents

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    • H02P8/38Protection against faults, e.g. against overheating, step-out; Indicating faults the fault being step-out

Abstract

【課題】フィードバック制御からオープンループ制御に切り替える際に脱調を防止又は低減する駆動装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】ステッピングモータのロータの回転位置を検出する位置センサ30a、30bを設け、高精度な位置決めが可能なオープンループ制御と高速駆動が可能なフィードバック制御とを切り替える駆動装置は、フィードバック制御からオープンループ制御に切り換える前に、フィードバック制御における現在の進角αをオープンループ制御において脱調が発生しない目標の進角αに変更する。
【選択図】図13

Description

本発明は、駆動装置及び電子機器に関する。
ステッピングモータは、位置センサなしで容易に高分解能が得られるため、オープンループ制御による位置制御が一般的に行われているが、高速駆動では脱調を起こすおそれがある。このため、特許文献1は、ロータの回転位置を検出するセンサを設け、高精度な位置決めが可能なオープンループ制御と高速駆動が可能なフィードバック制御を切り替えるモータ制御装置を提案している。
また、通電の切り換えはコイルへの励磁によって行われるが、コイルのインダクタンスの影響により励磁電流は遅れて立ち上がるためにロータが高速化するにつれて励磁電流が一定値に達する前に相が切り替わり、トルクが低下するという問題が発生する。そこで、特許文献1は、ロータの回転速度が高速化するにつれて、ロータの回転速度に応じて進角を変更し、コイルへの励磁を切り替える角度を進めて早めにコイルへの通電を行なうことを提案している。なお、特許文献2はステッピングモータの一例を開示している。
特開平10−150798号公報 特開平09−331666号公報
しかし、特許文献1のモータ制御装置では、フィードバック制御からオープンループ制御に切り替える際に脱調が起きる可能性がある。これは、フィードバック制御におけるロータ位置と通電切替の位相差(即ち、進角)と、オープンループ制御におけるそれとが一致しないためである。
そこで、本発明は、フィードバック制御からオープンループ制御に切り替える際に脱調を防止又は低減する駆動装置及び電子機器を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての駆動装置は、磁石を有するロータと、磁石に回転力を与えるコイルを有するステータと、を有するモータと、前記モータのロータの位置を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に対して進角を有する進角信号を生成する進角回路と、決められた時間間隔に従って前記モータの前記コイルへの通電を切り替えるオープンループ制御によって前記モータを駆動する第1ドライバと、前記進角回路の出力に応じて前記コイルの通電を切り替えるフィードバック制御によって前記モータを駆動する第2ドライバと、前記第1ドライバと前記第2ドライバを切り替え、前記進角回路の進角を設定することが可能な制御部と、を有し、前記制御部は、前記第2ドライバから前記第1ドライバに切り換える際に、前記フィードバック制御における現在の進角を、前記進角回路の進角をオープンループ制御において脱調が発生しない目標の進角に変更した後で前記第2ドライバから前記第1ドライバに切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、フィードバック制御からオープンループ制御に切り替える際に脱調を防止又は低減する駆動装置及び電子機器を提供することができる。
図1は、電子機器100のブロック図である。電子機器100は、デジタルカメラやビデオカメラなどの光学機器、光ディスク装置、プリンタなどを含む。電子機器100は、制御対象(被駆動部材)10と、制御対象10を駆動及び位置決めする駆動装置と、を有する。例えば、電子機器100がデジタルカメラであれば、制御対象10は光学系のフォーカスレンズであり、位置決め装置は焦点調節装置として機能する。駆動装置は、制御対象10を駆動するモータ20と、位置センサ(検出部)30a及び30bと、モータ駆動部と、を有する。
図2は、モータ20と位置センサ30a及び30bの斜視図であり、説明のため一部を破断している。モータ20は、ステッピングモータであり、これにエンコーダを取り付け、ロータの位置に合わせて通電を切り替え、ブラシレスDCモータとして機能させている。ステッピングモータは、高速回転時や過負荷時に、制御パルスとモータの回転の同期が失われる脱調が発生する。ブラシレスDCモータは、ロータの位置をセンサによって検出するため、指令信号とロータの位置の同期を維持して脱調を防止することができる。
モータ20(図1では「M」と記す。)は、磁石21を有するロータ22と、磁石21に回転力を与えるコイルを有するステータと、を有する。モータ20には特許文献2の構造を適用することができる。
磁石21は、外周が多極着磁された円筒形状の永久磁石である。角度位置に対し、径方向の磁力の強さが正弦波状に変化する着磁パターンを有する。ロータ22は、ステータに対して回転可能に支持され、磁石21と一体に固定されている。
ステータは、一対のコイル23a及び23b、一対のヨーク24a及びヨーク24b、一対の位置センサ30a及び30b(図1では「H1」、「H2」と記す。)を有する。ヨーク24aは、コイル23aに励磁される磁極歯を複数有している。励磁される極を切り替えることで、ロータ22に与えるトルクを変化させることができる。ヨーク24bは、コイル23bに励磁される磁極歯を複数有している。励磁される極を切り替えることで、ロータ22に与えるトルクを変化させることができる。位置センサ30a及び30bは磁石21の磁束を検出し、電気角で90度ずつ位相のずれた信号を出力するホール素子である。ここで磁石21の極数をnとすると、電気角360°は実際のロータ角度の720/n°に相当する。
なお、ロータ22の回転位置を検出する方法は限定されず、ロータ22の回転に伴って変位する検出用磁石を配置して検出してもよいし、遮光板やパターン面を光学センサによって読み取ってもよい。また、位置センサ30a及び30bはモータ20と一体に固定されていてもよいし、モータ20とは別部材に固定されていてもよい。
モータ駆動部は、進角回路40、第1ドライバ50、第2ドライバ60、制御部70を有する。進角回路(進角生成部)40(図1では「PS」と記す。)は、位置センサ30a及び30bの検出結果を演算して、制御部70(図1では「CPU」と記す。)から供給される進角設定信号に応じた進角を有する進角信号を生成及び出力する。第1ドライバ50は、制御部70から出力される駆動信号に従ってオープン通電切替駆動(OP駆動)によってモータ20を駆動する。第2ドライバ60は、制御部70から出力される駆動信号と進角回路40から出力される進角信号に従って、フィードバック通電切替駆動(FB駆動)によってモータ20を駆動する。制御部70は、第1ドライバ50又は第2ドライバ60に駆動信号を供給してOP駆動とFB駆動を切り替えて、与えられた目標位置又は目標速度に従ってモータ20の回転を制御する。また、制御部70は、進角回路40に進角設定信号を供給して進角回路40の位相を設定することができる。
モータ20は、第1ドライバ50によって駆動されてOP駆動を行うことができる。ここでいう「OP駆動」とは、通常のステッピングモータのオープンループ制御と同じであり、決められた時間間隔に従ってモータ20のコイル23a及び23bの通電を切り替える駆動方法である。即ち、第1ドライバ50は、入力された駆動パルス間隔(駆動周波数)と回転方向に従ってコイル23a及び23bの通電を順次切り替えることでロータ22を設定速度で回転させることが可能である(速度制御)。また、入力された駆動パルス数に従ってロータ22を設定角度だけ回転させることが可能である(位置制御)。
モータ20は、第2ドライバ60によって駆動されてFB駆動を行うことができる。ここでいう「FB駆動」とは、フィードバック制御と同じであり、進角回路40の出力に応じてコイル23a、23bの通電を切り替える駆動方法である。即ち、第2ドライバ60は、入力された駆動パルス数と回転方向、進角回路40の出力する進角信号に従ってコイル23a及び23bの通電を順次切り替えることでロータ22を設定角度だけ回転させることが可能である(位置制御)。また、コイル23a及び23bに流す電流を制御することで、ロータ22を設定トルクで回転させることが可能である(電流制御)。また、進角回路40から出力される進角信号の有する進角を制御することで、トルク−回転数特性を変化させることが可能である(進角制御)。
図3は、ヨーク24a、24bと位置センサ30a、30bとロータ22の位相関係を示す軸方向の断面図である。図中で時計回りを正の方向とする。24a〜24aはヨーク24aの磁極歯、24b〜24bはヨーク24bの磁極歯である。本実施例では、磁石の極数は8極、着磁角Pは45°である。また、ヨーク24aを基準とするとヨーク24bの位相P/2は−22.5°、位置センサ30aの位相β1は+22.5°、位置センサ30bの位相β2は−45°である。
次に、電気角を用いてFB駆動の動作を説明する。電気角とは、磁石磁力の1周期を360°として表したものであり、ロータ22の極数をM、実際の角度をθとすると電気角θは次式で表すことができる。
(数1)
θ=θ×M/2
ヨーク24a及び24bの位相差、位置センサ30a及び30bの位相差、ヨーク24aと位置センサ30aの位相差は全て電気角で90°である。なお、図3において、ヨーク24aの磁極歯24a〜24aの中心と磁石のN極中心が対向している。この状態をロータ22の初期状態とし、電気角0°とする。
図4(1)は、ロータ22の回転角度とモータトルクの関係を示すグラフであり、横軸は電気角を、縦軸はモータトルクを示す。モータトルクは、ロータ22を時計回りに回転させるトルクを正とする。コイル23aに正方向の電流を流すと、ヨーク24aがN極に磁化し、磁石21の磁極との間に電磁気力が発生する。また、コイル23bに正方向の電流を流すと、ヨーク24bがN極に磁化し、磁石21の磁極との間に電磁気力が発生する。2つの電磁気力を合成すると、ロータ22の回転に伴って概略正弦波状のトルクが得られる(トルク曲線A+B+)。他の通電状態においても、同様に、概略正弦波状のトルクが得られる(トルク曲線A+B−、A−B−、A−B+)。また、ヨーク24aはヨーク24bに対して電気角で90°の位相をもって配置されるため、4つのトルクは互いに電気角で90°の位相差を持っている。
図4(2)はロータ22の回転角度と位置センサ30a、30bからの信号の出力との関係を示すグラフであり、横軸は電気角を、縦軸は位置センサ30a、30bからの信号の出力を示す。磁石21は、径方向において電気角に対しておおよそ正弦波状になるように着磁している。そのため、位置センサ30aからは概略正弦波状の信号が得られる(センサ信号A)。なお、本実施例では、位置センサ30aは、磁石21のN極と対向するときに正の値を出力する。また、位置センサ30bは位置センサ30aに対して電気角で90°の位相をもって配置されるため、位置センサ30bからは余弦波状の信号が得られる(センサ信号B)。本実施例では、位置センサ30bは、位置センサ30aに対して極性を反転してあるため、磁石21のS極と対向するときに正の値を出力する。
進角回路40は、位置センサ30aの出力と位置センサ30bの出力を演算して制御部70が設定した任意の進角を有する第1の進角信号と第2の進角信号を生成及び出力する。以下、進角信号の演算方法について述べる。
電気角θ、位置センサ30aの出力をHE1、位置センサ30bの出力をHE2とすると、各信号は次式で表すことができる。
(数2)
HE1=sinθ
(数3)
HE2=cosθ
また、進角αだけ進めた第1の進角信号をPS1、進角αだけ進めた第2の進角信号をPS2とすると、これらはHE1、HE2、αを用いて次式で表すことができる。
(数4)
PS1=sin(θ+α)=HE1×cosα+HE2×sinα
(数5)
PS2=cos(θ+α)=HE2×cosα−HE1×sinα
本実施例ではこの演算式に基づいて進角回路40を構成する。
図5は、進角回路40の回路図である。進角回路40を図5に示すようなアナログ回路で構成することで上記の演算が実現可能である。まず、位置センサ30a、30bの出力を増幅率Aだけ増幅した信号と、さらにそれらを反転させた信号を生成する(Asinθ、Acosθ、−Asinθ、−Acosθ)。それらに抵抗値R1、R2をかけて加算することにより、進角信号を生成する。第1の進角信号PS1、第2の進角信号PS2は次のように表される。
(数6)
PS1=A×(R/R1)×sinθ+A×(R/R2)cosθ
(数7)
PS2=A×(R/R1)×cosθ−A×(R/R2)sinθ
回路中の可変抵抗R、R1、R2を次のように選択することで任意の進角αだけ進めた進角信号を生成することができる。
(数8)
R/R1=cosα
(数9)
R/R2=sinα
更に、第1の進角信号PS1、第2の進角信号PS2に対してコンパレータを用いて2値化した2値化信号を出力する。
以上の進角信号の生成方法は一例であり、これに限定されない。上記の演算を行うデジタル回路によって進角信号を生成してもよいし、高分解能のエンコーダを用いて通電を切り替えるパルス間隔を調整することで進角信号を生成してもよい。これら周知の方法を用いても進角信号の生成方法と同様の効果が得られる。
次に、進角回路40から出力される進角信号が有する進角がゼロの場合のFB駆動について説明する。図4(2)において、進角信号A、進角信号Bは、センサ信号Aとセンサ信号Bに前述の演算を行い、進角を与えた信号である。ここでは、進角がゼロの場合を示しており、センサ信号Aと進角信号A、センサ信号Bと進角信号Bはそれぞれ一致している。2値化信号A、2値化信号Bは、進角信号A、進角信号Bに対してコンパレータなどを用いて2値化を行った信号である。
FB駆動では、2値化信号Aに基づいてコイル23aの通電を切り替え、2値化信号Bに基づいてコイル23bの通電を切り替える。即ち、2値化信号Aが正の値を示すときコイル23aに正方向の電流を流し、負の値を示すときコイル23aに逆方向の電流を流す。また、2値化信号Bが正の値を示すときコイル23bに正方向の通電を流し、負の値を示すときコイル23bに逆方向の通電を流す。
図6は、FB駆動における、図2に示すヨークと位置センサとロータの軸方向の断面図である。
図6(a)はロータ22が電気角で135°回転した状態を示している。各進角信号は図4(2)の(a)で示した値を示しており、2値化信号Aは正、2値化信号Bは負の値を示している。従って、コイル23aには正方向の電流が流れてヨーク24aはN極に磁化し、コイル23bには逆方向の電流が流れてヨーク24bはS極に磁化する。このとき、図4(1)のトルク曲線A+B−に対応する時計回りのトルクが働き、ロータ22はθ方向の回転力を受けて回転する。
図6(b)はロータ22が電気角で180°回転した状態を示している。位置センサ30aは磁石のN極とS極の境界に位置する。そのため、電気角180°を境に2値化信号Aは正の値から負の値に切り換わり、コイル23aの通電方向が正方向から逆方向へ切り換わる。この電気角は、トルク曲線A+B−とトルク曲線A−B−との交点の電気角と一致する。
図6(b’)はロータが電気角で180°回転し、コイル23aの通電方向が切り換わった状態を示している。コイル23aには逆方向の電流が流れてヨーク24aはS極に磁化し、コイル23bには逆方向の電流が流れてヨーク24bはS極に磁化する。このとき、図4(1)のトルク曲線A−B−に対応する時計回りのトルクが働き、ロータ22はθ方向の回転力を受けて回転する。
図6(c)はロータ22が電気角で225°回転した状態を示している。各進角信号は図4(2)の(c)で示した値を示しており、2値化信号Aは負、2値化信号Bは負の値を示している。従って、コイル23aには負方向の電流が流れてヨーク24aはS極に磁化し、コイル23bには逆方向の電流が流れてヨーク24bはS極に磁化する。このとき、図4(1)のトルク曲線A−B−に対応する時計回りのトルクがはたらき、ロータ22はθ方向の回転力を受けて回転する。
図6(d)はロータ22が電気角で270°回転した状態を示している。位置センサ30bは磁石のN極とS極の境界に位置する。そのため、電気角270°を境に2値化信号Bは負の値から正の値に切り換わり、コイル23bの通電方向が逆方向から正方向へ切り換わる。この電気角は、トルク曲線A−B−とトルク曲線A−B+との交点の電気角と一致する。
図6(b’)はロータ22が電気角で270°回転し、コイル23bの通電方向が切り換わった状態を示している。コイル23bには正方向の電流が流れてヨーク24bはS極に磁化し、コイル23aには逆方向の電流が流れてヨーク24aはS極に磁化する。このとき、図4(1)のトルク曲線A−B+に対応する時計回りのトルクが働き、ロータ22はθ方向の回転力を受けて回転する。
以上の動作を繰り返すことで、ロータ22を連続的に回転させることが可能となる。また、2値化信号A又は2値化信号Bの正負を反転させれば、逆回転も可能である。
次に、進角回路40から出力される進角信号が進角αを有する場合のFB駆動について説明する。図7(1)は、進角回路40から出力される進角信号が進角αを有する場合のロータ22の回転角度(電気角)とモータトルクの関係を示すグラフである。図7(2)は、ロータ22の回転角度と各信号の出力との関係を示すグラフであり、横軸は電気角を、縦軸は各信号の出力を示す。図7(2)において、センサ信号Aに対して進角信号Aが、センサ信号Bに対して進角信号Bがそれぞれ進角αだけ進んでいる。また、進角信号に基づいて生成された2値化信号A、2値化信号Bもそれぞれセンサ信号A、センサ信号Bに対して進角αだけ進んでいる。FB駆動では、2値化信号Aに基づいてコイル23aの通電を切り替え、2値化信号Bに基づいてコイル23bの通電を切り替えるため、コイル23a及び23bの通電切替タイミングは進角がゼロの時に比べて進角αだけ早くなる。
図8は、コイル23a、23bへの通電(励磁電圧)と励磁電流の関係を示すグラフであり、横軸は時間を、縦軸は電圧値又は電流値を示す。励磁電流は、コイル23a、23bのインダクタンスの影響を受けるため、励磁電圧に対して遅れをもって立ち上がる。モータ20の回転数が充分に低いときはこの影響は少なく、理想的なトルク特性を得ることができる。しかし、ロータ22の回転が高速化するにつれて、この影響が大きくなり、励磁電流が一定値に達する前に相が切り替わり、トルクが低下してしまう。そこで、ロータ22の回転速度が高速化するにつれて、ロータ22の回転速度に応じて進角を変更し、コイル23a、23bへの励磁を切り替える角度を進めて早めにコイル23a、23bへの通電を行なうことが提案されている。図9は、進角を変えたときのトルクと回転数の関係を示すグラフである。横軸はモータ20のトルクを、縦軸はモータ20の回転数を示す。グラフから、進角αによってトルクと回転数の関係が変化することがわかる。これを利用してFB駆動では駆動条件によって進角αを変更している。
本実施例では、OP駆動とFB駆動(又は第1ドライバ50と第2ドライバ60)を制御部70が切り替え可能に構成している。図10は、OP駆動とFB駆動の切り替えシーケンスを示すグラフである。横軸は時間(t)を、縦軸は駆動速度(V)を示している。時間t0において駆動開始の指令が出力されると、制御部70は第1ドライバ50に駆動信号を出力し、OP駆動によって起動し、所定の加速度に従って加速制御を行う。時間t1において駆動速度Vに達した後、制御部70は第1ドライバ50から第2ドライバ60に切り替えて駆動信号を出力し、FB駆動によって加速制御を行う。時間t2において駆動速度Vに達した後、制御部70は定速駆動制御を行う。時間t3において停止動作開始の指令が出力されると、制御部70は減速制御を開始する。時間t4において駆動速度Vに達した後、制御部70はドライバ60からドライバ50に切り替えて駆動信号を出力し、OP駆動によって減速制御を行う。時間t5において速度ゼロに達し、モータ20のロータ22は停止する。
本実施例においては、切り替え時にOP駆動の駆動速度とFB駆動の駆動速度Vを一致させて切り替え時のトルク変動を最小限に抑えることが好ましい。また、駆動速度VはOP駆動における脱調速度未満であれば任意の速度を取ることができ、様々の駆動条件によって駆動速度Vを変更することができる。また、FB駆動からOP駆動への切り替えの際と、OP駆動からFB駆動への切り替えの際に駆動速度を異ならせてもよい。
なお、図10は切り替えシーケンスの一例を示したものであり、他のシーケンスを使用してもよい。例えば、FB駆動で起動した後にOP駆動に切り替えて停止してもよいし、FB駆動、OP駆動、FB駆動、・・・と繰り返し切り替えを行うシーケンスでもよい。
また、駆動方式の切り替え条件は制限されない。例えば、モータ20の回転量や加速度など駆動速度以外の駆動条件によって切り替えてもよいし、ユーザによる指令信号や他の装置からの信号によって切り替えてもよい。
次に、図11を参照して、負荷変動による脱調の発生についてOP駆動とFB駆動を比較して説明する。図11は、通電切替位相とロータ22の回転位相の差Δθを示した説明図である。横軸は通電切替位相とロータ22の回転位相の差Δθを電気角によって表している。点0は、Δθ=0の時、即ち、通電切替位相とロータ22の回転位相の差が無い状態であり、進角ゼロの場合の通電切替位相と一致する。また、ΔθmaxとΔθminは脱調発生の境界を示しており、脱調が発生する領域(脱調域)は次のように表すことができる。
(数10)
Δθ<Δθmin=180°
(図11)
Δθmax=180°<Δθ
即ち、通電切替位相とロータ22の回転位相の差が2ステップ以上となった場合、目標となる安定位置でロータ22が停止せず、脱調が発生することになる。
図11(1)は、FB駆動における通電切替位相とロータ22の回転位相の位相差を示す説明図である。図中のαはFB駆動における進角を示している。FB駆動において通電切替位相とロータ22の回転位相の差Δθは以下のように示すことができる。
(数12)
Δθ=α
FB駆動においては、通電切替はロータ22の位置検出信号に基づいて行われる。そのため、ロータ22の速度が変動しても、通電切替位相とロータ22の回転位相の差は変わらず、Δθは進角αと一致し、一定に保たれる。
進角αが以下の条件を保つように制御されていれば脱調は発生しない。
(数13)
Δθmin<α<Δθmax
これに対して、OP駆動では、FB駆動との切り替え時に、FB駆動における進角が適切に設定されていなければ、脱調が発生する可能性がある。以下、OP駆動における通電切替とロータ22の回転位置について説明する。
図12は、OP駆動における通電切替とロータ22の回転位置を示したタイミングチャートである。横軸は時間を、縦軸はロータ22の回転位置を示している。PLSはコイル23a、23bの通電切替タイミング、Tは決められた時間間隔(パルス間隔)、Δtはコイル23a、23bの通電切替の後にロータ22が所定の回転位置に変位するまでの応答遅れ時間を示している。Δtは、ロータ22の慣性やモータ20のトルクと負荷の関係によって決まる値である。仮に駆動電圧と負荷が一定であると仮定すれば、モータ20のトルクと負荷の関係は変わらず、Δtは一定の値となる。即ち、ロータ22は通電切替に対して一定の遅れΔtをもって回転する。しかし、実際には負荷変動によってモータ20のトルクと負荷の関係は変化してΔtは常に変動する。OP駆動において通電切替位相とロータの回転位相の差Δθは以下のように示すことができる。
(数14)
Δθ=360°×Δt/T
OP駆動においては、通電切替は決められた時間間隔(パルス間隔T)で行われ、Δtは前述の通り負荷変動によって変動する。そのため、通電切替位相とロータの回転位相の差Δθも変動する。
図11(2)は、OP駆動により連続して駆動されている場合の通電切替位相とロータ22の回転位相の差Δθを示す説明図である。図中βは、通電切替位相とロータ22の回転位相の位相差を電気角で示したものである。数式14に示すように、負荷変動によって通電切替位相とロータ回転位相の差は変わるため、βは変動する。図では、βがβmaxからβminまで変動している。βmin,βmaxの値は、モータ20、伝達機構、制御対象10の構成によって決まる。図11(2)に示すように、OP駆動により連続して駆動している場合は変動によってβが脱調域に達しないので脱調が発生する可能性は低い。
ここで、FB駆動における進角がβと一致する条件でFB駆動を行った後でOP駆動に切り替えるとする。このとき、切り替え直前のFB駆動時も、切り替え直後のOP駆動時も、通電切替位相とロータ22の回転位相の差はβに保たれる。位相差がβに保たれていれば、OP駆動への切り替え後、位相差が脱調域に達しないので切り替えによる脱調が発生する可能性は低い。
図11(3)は、FB駆動からOP駆動に切り替えた直後の通電切替位相とロータ22の回転位相の差を示す説明図である。図中γは、通電切替位相とロータ22の回転位置位相の差を電気角で示したものである。
ここでは、図11(1)で示した進角αがγと一致する条件でFB駆動を行った後に、OP駆動に切り替えた直後の状況を示している。ここで、図11(2)で示したβと、図11(3)におけるγは以下の関係を持っている。
(図15)
γ>β
数式14で示すように、負荷変動によって通電切替位相とロータ22の回転位相の差は変わるため、γは変動する。図では、γがγmaxからγminまで変動している。γmin、γmaxの値は、モータ20、伝達機構、制御対象10の構成によって決まる。この条件では、負荷変動によってはγがθmaxを超えて脱調域に達するおそれがあり、脱調が発生する可能性が高くなる。即ち、FB駆動におけるロータ22の位置と通電切替の位相差、即ち、進角が、OP駆動により連続して駆動されている場合のロータ22の位置と通電切替の位相差より大きい場合、切り替え時に脱調が発生する可能性がある。
前述したように、制御部70は進角設定信号を出力することによって進角回路40における進角を任意に設定することができる。図13は、FB駆動からOP駆動に切り替える際の各信号のタイミングチャートであり、図10で示す時間t4で示された時刻近傍の各信号の状態と対応している。図13中でFLGはFB駆動からOP駆動への切替指令信号、HEは位置センサ30a、30bの出力、PLSは通電切替タイミング、Aはコイル23aへの印加電圧、Bはコイル23bへの印加電圧である。
切換指令信号FLGにおける時間tsw以前においては、制御部70は進角設定信号によって進角回路40を制御し、進角回路40は進角αを持った進角信号を出力している。第2ドライバ60は制御部70から出力される駆動信号と進角回路40から出力される進角信号に基づいて通電切替を行う。即ち、区間J1(FB駆動)では、位置センサ30a、30bの出力に対して進角α0だけ進んだ進角信号(不図示)に基づいて通電切替を行い、モータ20をFB駆動している。
時間tswにおいてFB駆動からOP駆動への切替指令信号が出力されると、制御部70はFB駆動からOP駆動への切り替え準備動作を行う。より詳しくは、進角設定信号によって進角回路40を制御し、進角を図中のα→α→α→α→αのように減少させている。即ち、区間J2(FB駆動(進角制御))では、進角を段階的に変化させながらモータ20をFB駆動している。
時間t4において進角がαとなったとき、制御部70は駆動信号の出力を第2ドライバ60から第1ドライバ50に切り替える。第1ドライバ50は制御部70から出力される駆動信号に基づいて通電切替を行う。即ち、区間J3(OP駆動)では、駆動信号によって定められたパルス間隔Tに基づいて通電切替を行い、モータ20をOP駆動している。
前述したように、FB駆動とOP駆動の切り替えの際に、FB駆動の進角αをOP駆動におけるロータ22の応答遅れ(図12におけるΔt)に基づいて適切に設定しなければ脱調が発生する可能性が高くなる。本実施例では、FB駆動における現在の進角αを減少して目標の進角αに設定した後でFB駆動からOP駆動の切り替えを行うため、OP駆動に切り替わった後に負荷変動によって脱調する危険性を低減している。
なお、現在の進角αが目標の進角αよりも小さい場合には現在の進角αを目標の進角αまで増加させてもよい。FB駆動時にブレ−キングを行う際、進角をマイナスに設定していることも考えられるが、この場合に進角は増加させることになる。また、本発明は、進角を段階的に減少・増加させる際の段数を制限せず、また、目標の進角αをゼロに設定してもよい。この場合、図11(2)においてβ=0としたことになり、負荷変動による位相変動の余裕を最大限に確保できるので位相変動による脱調の可能性を最小限にすることができる。また、目標の進角αをOP駆動におけるロータ22の応答遅れに基づいて定めてもよい。図11(2)で示すように、FB駆動における進角を、OP駆動により連続して駆動されている場合のロータ22の位置と通電切替の位相差と一致させることができるので、切り替え時に脱調が発生する可能性を大きく低減することができる。このとき、目標の進角αは切り替え後のOP駆動におけるロータ22の応答遅れを電気角で表したものをβ1とすると次式のように表すことができる。
(数16)
α4=β1
β1は切り替え速度(図10における駆動速度V)における応答遅れを予め測定しておいてもよいし、計算値を用いてもよい。また、目標の進角αを切り替え時の駆動速度に基づいて定めてもよい。OP駆動への切り替え後の通電切替位相とロータ22の回転位置位相の差は、数式14に示すように、駆動速度(パルス間隔)で異なる。目標の進角αを切り替え時の駆動速度に基づいて定めることにより、切り替え時の駆動速度によらずに、FB駆動における進角をOP駆動により連続して駆動されている場合のロータ22の位置と通電切替の位相差と一致させることができる。従って、切り替え時に脱調が発生する可能性を大きく低減することができる。
このとき、目標の進角αは切り替え後のOP駆動におけるパルス間隔Tを用いて以下のように表すことができる。
(数17)
α4=360°×Δt/T
図14は、本実施例における、FB駆動からOP駆動への切り替え時の制御回路107の動作を示すフローチャートである。
FB駆動で駆動中に、OP駆動への切替待機状態がスタートすると(S101)、FB駆動からOP駆動への切替信号が出力されたか判断する(S102)。切替信号が出力されていなければ、OP駆動への切り替えは行われず、制御回路は第2ドライバ60に駆動信号を出力し、モータはFB駆動によって駆動され(S103)、切替待機状態が終了する。
S103において切替信号が出力されていれば、FB駆動における進角αと所定の進角αswの比較が行われる(S104)。αがαsw以下であれば、OP駆動への切り替えが行われ、制御回路は第1のドライバに駆動信号を出力し、モータはOP駆動によって駆動され(S105)、切替待機状態が終了する。
S104において、αがαswより大きければ、制御回路は予め記憶された進角減少テーブルに従って進角設定信号を出力し、進角回路の進角αを1段階減少させる(S106)。その後、制御回路は第2ドライバ60に駆動信号を出力し、第2ドライバ60は減少させた進角αを有する進角信号に従って通電切り替えを行い、モータはFB駆動によって駆動される(S107)。その後、再び進角αと所定の進角αswの比較が行われる(S104)。
本実施例の制御回路は上記のフローチャートに従ってFB駆動からOP駆動への切り替えを行うことで、進角を段階的に所定の進角まで減少させた後にOP駆動への切り替えを行うことを可能としている。
このように、本実施例のモータ駆動部は、FB駆動からOP駆動に切り替える前に、FB駆動における進角を所定の値に近づけた後で駆動の切り替えを行い、駆動切替時の脱調の発生を低減し、駆動の安定性を向上させる。所定の値がゼロであれば、駆動切替時の負荷変動による脱調の可能性を最小限にすることができる。所定の値がOP駆動におけるロータ22の応答遅れであれば、駆動切替時の負荷変動により発生するおそれがある脱調を大きく低減することができる。所定の値が切替時の駆動速度に応じた値であれば、駆動切替時の負荷変動により発生するおそれがある脱調を大きく低減することができる。
本実施例の電子機器のブロック図である。 図1に示すモータと位置センサの斜視図である。 図2に示すヨークと位置センサとロータの位相関係を示す軸方向の断面図である。 図2に示すロータの回転角度とモータトルク及び位置センサからの信号の出力との関係を示すグラフである。 図1に示す進角回路の回路図である。 フィードバック通電切替駆動における、図2に示すヨークと位置センサとロータの軸方向の断面図である。 進角αを有する場合のフィードバック通電切替駆動における、図2に示すロータの回転角度とモータトルク及び位置センサからの信号の出力との関係を示すグラフである。 図2に示すコイルへの通電(励磁電圧)と励磁電流の関係を示すグラフである。 進角を変えたときのトルクと回転数の関係を示すグラフである。 図1に示す制御部が実行するOP駆動とFB駆動の切り替えシーケンスを示すグラフである。 通電切替位相とロータの回転位相の位相差を示した説明図である。 OP駆動における通電切替とロータの回転位置を示したタイミングチャートである。 FB駆動からOP駆動に切り替える際の各信号のタイミングチャートである。 FB駆動からOP駆動への切り替え時の制御回路の動作を示すフローチャート
符号の説明
10 制御対象
20 モータ
22 ロータ
23a、23b コイル
30a、30b 位置センサ
40 進角回路
50 第1ドライバ
60 第2ドライバ
70 制御部
100 電子機器

Claims (8)

  1. 磁石を有するロータと、磁石に回転力を与えるコイルを有するステータと、を有するモータと、
    前記モータのロータの回転位置を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に対して進角を有する進角信号を生成する進角回路と、
    決められた時間間隔に従って前記モータの前記コイルへの通電を切り替えるオープンループ制御によって前記モータを駆動する第1ドライバと、
    前記進角回路の出力に応じて前記コイルの通電を切り替えるフィードバック制御によって前記モータを駆動する第2ドライバと、
    前記第1ドライバと前記第2ドライバを切り替え、前記進角回路の進角を設定することが可能な制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第2ドライバから前記第1ドライバに切り換える際に、前記フィードバック制御における現在の進角を、前記進角回路の進角をオープンループ制御において脱調が発生しない目標の進角に変更した後で前記第2ドライバから前記第1ドライバに切り換えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記目標の進角は、ゼロであることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記目標の進角は、前記オープンループ制御における前記ロータの応答遅れであることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  4. 前記目標の進角は、前記決められた時間間隔をT、前記オープンループ制御において前記コイルの通電切替の後における前記ロータの応答遅れ時間をΔtとすると、360°×Δt/Tで表されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  5. 前記制御部は、前記フィードバック制御における現在の進角を前記目標の進角に段階的に変更することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  6. 前記制御部は、前記フィードバック制御における現在の進角を減少することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  7. 前記制御部は、前記第2ドライバから前記第1ドライバに切り換える際に、前記フィードバック制御における前記モータの駆動速度と前記オープンループ制御における前記モータの駆動速度を一致させることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  8. 制御対象と、
    当該制御対象を位置決め及び駆動する請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の駆動装置と、
    を有する電子機器。
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